明けましておめでとう御座います。寒くて冷たい御正月でしたが今年こそ吹き荒ぶ不景気の嵐が止んでくれることを切に願って居ります。拙きブログですが本年もご拝読の段宜敷お願い申し上げますm(_ _)m。
今日は新春に相応しい微笑ましい便りをお送りしましょう。昨年の暮も押し迫って頃、兵庫介助犬協会から“ハッピー通信”なるパンフが届けられました(^^)。10月の終りに垂水駅前の広場で介助犬のイベントがあった話題をブログに使わせて頂いたことがあり、そのとき“気は心”と僅かばかりの寄附を送金したのでそのお礼を兼ねての便りと思われます。
因みに介助犬とは車椅子を使う障碍者の日常生活を支える役目をする犬であり、視覚障碍者を助ける盲導犬、聴覚障碍者を助ける聴導犬と共に一般に補助犬と総称されています。
盲導犬は誰にもよく知られて居り全国に1000頭以上も居ますが介助犬と聴導犬はそれぞれ50頭以内とマイナーであり、我が国での普及が遅れ知らない人の方が多いそうです。
“ハッピー通信”には補助犬として活躍する介助犬の活躍振りが色々と記されて居り、或る介助犬使用者が自分の片腕である介助犬“かんちゃん”の驚くべき才能を紹介されて居ましたので皆様にお伝えしましょう。この方は吉田彗さんと仰有る方で趣味の絵が福井県の展覧会で入賞されたとか…(^^)、お目出度いことなので表彰式に出席され、会場で名前をフルネームで呼ばれたら、伏せていた介助犬の“かんちゃん”が、さっとに立ち上がって尻尾を振ったのです(^^)。それを見ていた来場者から“かんちゃん”に沢山の拍手が起こったそうですが、ワンちゃんの名前を呼ばれたなら兎も角、教えた訳でもないのに飼い主の姓名を覚えているワンちゃんも珍しく、会場の皆様は介助犬の頭脳明晰振りに唯々感服されたそうです。展覧会は奇しくも余り知られていない介助犬のPRには絶好の舞台であったかと思いますが、それにしてもどうして飼い主の名前を覚えたのでしょうか? 如何に賢くてもワンちゃんが飼い主のフルネームを憶えて居ることは訝しく、種々考えた挙げ句私の結論は“かんちゃん”は飼い主の名前を覚えていた訳ではなく、名前を呼ばれたことで吉田さんの身体の何処かが反応したことに気付きその異変に“かんちゃん”が立ち上がったものと推察しました。前回の介助犬のブログで述べましたが、私が感心したのは介助犬が携帯を咥えてくることではなく、命令を判断すべく、寝そべった介助犬が常に訓練員の視線を注視して居ることだと書きましたが、介助犬は視線を追うだけでなく飼い主の鼓動迄も聞き分けているのではないかと思いましたよ(^^)本当に凄いですね。然しこの“かんちゃん”も現在8歳であり、どの補助犬も10歳位で引退するそうです(平均寿命は13歳とか…)(;;)。そこで私は補助犬達が引退後の余生をどのようにして過ごすのかネットで調べてみました。
犬ならばどんな犬でも訓練すれば介助犬になれると謂うものではなく、頭と性格の良いレッドリバーなどごく一部の犬に限られ、生後二ヶ月位から1歳位の間に補助犬の候補犬としてパピーウオーカーと称されるボランティアの方々の自宅で訓練されるそうですが、犬の性格によっては多くは篩い落とされ、極めて僅かな犬だけが介助犬や盲導犬になれるそうです。そして10年間の勤務?を経て引退するのですが、引退後、数多くの犬は10年前に候補犬として訓練して頂いたボランティア(パピーウオーカー)の下に帰り労(ねぎら)われて余生を送り、最後を看取られるまで其処で過ごすそうです。10年間(人間に換算して50年位)も共に暮らしてきた飼い主や訓練員と別れ、幼犬の頃過ごした10年前のパピーウオーカーの顔や住環境を果たして憶えているのか訝しく思われますが、次の動画をご覧下さい。11年を経て育ての親の下に帰ってきたオリバーの様子を観て皆様はきっと愕かれ、そして感動の涙に咽ばれることでしょう。幼児体験の記憶力では人間が犬に比し圧倒的に劣ることを私は悟ったのでした。
“オリバーの帰還”

路上ライブから這い上がり“トイレの神様”で大ブレークした関西のフォークシンガー植村花奈が歌手であれば生涯一度の憧れである紅白出場を見事に射止めましたね(^^)。
紅白などここ何十年も見ていませんが、雑草の世界から紅白の頂点に辿り着いたシンデレラ娘を見てみたいと“トイレの神様”をビデオ撮りして昨日元日そこだけ見ましたよ。ユーチューブ600万人のアクセスも納得の絶唱振りでした。彼女の歌が特に上手い訳でもなく陳腐なメロディーでありましたが、ヒットの源は“歌の語り”にあったようで、高度成長以来何時の間にか日本中が核家族化し断絶した家族関係の中を遠い昔の郷愁を思い起こさせるそのストーリーが、幼い頃を回顧した若者達を始め中年の男女の琴線に触れた如くでありました。それにしてもストーリーともなれば途中3番をカットして…などできず9分52秒をしっかり歌いましたから、他の歌手への時間配分が大変であり、白組の歌手が一人減らされましたね(;;)他にも歌う時間を減らされた被害者が居たことでしょう(^^)。
最近は紅白も往年の栄光を失い少し宛裏番組に視聴者を奪われて居ますが、原因はNHKが出場歌手をその年のレコード売上や有線の順位を無視し、化石のような歌手をこれでもか!これでもか!と出場させる処に由来すると思います。
和田あき子や北島三郎のような連中を何とかせえ!
先週の表外読みの答
海辺で魚介を(漁る) “すなどる”でした。
今週の問題
(瞬ぎ)もせず見詰めた。 送り仮名は“き”ではなく“ぎ”ですからご注意!