漸く秋らしい日々が訪れて、その爽やかさが我々の生活に潤いを与え、暑かった長い夏も何処かに去って行ったようです^^。

先週は冤罪が確定した袴田事件の詳細と司法の横暴についてお伝えしましたが、今回は海外に向け噴霧乾燥機を輸出していた、横浜の機械メーカ―、大川原化工機の役員三名が11ヶ月間、逮捕起訴拘留され1年4ヶ月後に起訴取消処分となった事件(大川原化工機事件)をお知らせしましょう。
経済産業大臣に輸出許可申請が必要となる噴霧乾燥機を無許可で輸出したと公安警察が逮捕した事件であり、会社の代表者ら三名が逮捕勾留され、検察官による公訴提起が行われ、約11か月もの間身柄拘束された後、逮捕された1名は勾留中に体調を崩し、起訴取消しを知ることなく癌で亡くなったのでありました🤬。
なぜ法治国家である我が国にこのような無法なことが起こったのか、捜査の違法性を徹底検証したいと思います。何故か経済産業大臣に輸出許可申請が必要となる噴霧乾燥機を無許可で輸出したとして逮捕・起訴された事件であって、輸出規制対象に該当するかどうか疑いが生じたとして、関係者を検挙して取り調べていた東京地検は初公判の直前になって「やーめた」と何故か起訴を取り止めました🤬。その間逮捕された3名のうち2名は保釈が認められるまで1年近く拘置所に勾留され、73歳と高齢であった顧問の相嶋静夫さんは勾留中に癌が発覚するも通常の治療を受けさせてもらえず、起訴取消を知ることなく亡くなったのです🤬
私は公安警察の捜査の違法性に疑問を抱きました。逮捕理由は噴霧乾燥機を経産省の許可を得ずにドイツ大手化学メーカーの中国子会社に輸出したことでした。そのことについての争いはなく、その他無数にある海外との取引と同じ、通常の企業活動の一環でした。然しこの輸出が、軍需品に当たると思われ外為法規制に違反する不正輸出であると我が国の公安当局に認定され3人はその儘、起訴され収監されてしまったのです🤬。外為法とは日本と外国との間の資金や物やサービスの移動など外国為替及び外国貿易法対外取引を規制する法律です。特別な国や地域に物資を輸出したり、武器への転用が可能な物資を輸出する際には政府の許可や承認が必要とされています。起訴された原因は大川原化工機株式会社の噴霧乾燥機が、何故か突然、我が国の「公安警察」によって軍事転用可能であると判断され、許可なく中国に向けて輸出してはならないものにされたのでありました🤬。

全く身に覚えのない大川原社長達は逮捕後一貫して、噴霧乾燥機が規制対象に当たる筈がないと専門家の意見も添えて主張し続けましたが、1年近く勾留されたのちに検察官は漸く「本件製品が規制要件を満たすものでないと明らかになった」として、7月30日に起訴取り消しを行い、これを受け、東京地裁は8月2日に公訴棄却を決定し、被疑者とされた3名(一人は過酷な取り調べから病いを発症し癌で死亡🤬)に一言の詫びもなく事件は突然に終了しました🤬。そして担当検事の塚部貴子は何故か東京高検へ栄転して行きました。🤬きっと冤罪事件を受け持たされた贖罪にて得た地位だと思います🤬。詳細はYOUTUBE「大川原化工機」にて今春国会で福島瑞穂議員の国会質問が公開されて居ますので是非御覧を…答える側の警察官僚達が小声でホソボソと原稿を読むのには腹が立つなあ…🤬来週に続く…。

日本で囲碁の女流タイトル獲得の最年少記録を保持する仲邑菫三段(15)が我が国の女子棋界がもの足らず、昨年春に強者の多い韓国棋院に移籍後、同棋院史上最速で公式戦100局を達成しました^^。仲邑三段は13日にソウルの韓国棋院囲碁TVスタジオで行われた「2024NH農協銀行 韓国女子囲碁リーグ」の第12ラウンド第4試合でチョ・スンア七段に白番中押し勝ちし、この対局は仲邑三段にとって今年3月の韓国棋院移籍後、100局目の公式戦でしたが、僅か225日での100局達成で、同棋院史上最速記録を打ち立てました^^。これまでの最速記録はイ・チャンホ九段の601日であり、仲邑三段はこれを376日縮めました。仲邑三段は韓国棋院移籍後、66勝34敗(勝率66%)の優れた成績を残し、男性棋士との対局でも27勝24敗で勝ち越しの成績を収めて居ます。女流棋士との対局では39勝10敗で勝率は7割を超え、圧倒的な強さで韓国囲碁ランキングでの順位も急上昇しました^^。4月に全体217位、女流16位で初登場した仲邑三段は今月のランキングでは全体131位、女流5位にまで上昇しました^^。何れ訪れる両国対決での我が国上野愛咲美姉妹や藤沢里菜七段との対局が待ち遠しいなあ^^。

 

先週の読めそうでよめない漢字 声高(こわだか)に話す

今週の読めそうでよめない漢字  (長百姓)