更け行く秋は少し宛深まろうとして居ります。寒さが日一日と増して参りましたが、寒さが増すとあのメチャメチャ暑かった夏が恋しく思えるのは人間って随分手前勝手な生き物ですね(;;)。暑くても寒くても年中裸で生きている動植物達を我々は大いに見習わねばなりません🤬/。うちの東の庭では10月半ばより紫陽花が狂い咲きをして寒空の下を未だ生き続けています。
先週の兵庫県知事選挙ではパワハラ疑惑等で県議会に追い詰められ、知事の座を石もて追われた斉藤元彦氏は何思ったのか厚かましく再び立候補しましたが、有力対抗馬であった元尼崎市長稲村和美氏が選挙6日前11日に立候補者の一人として名を連ねた「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首からYoutubeにて発せられた斉藤候補の情報に併せ、稲村候補の不利益な情報までネット上で大拡散された結果、僅差ではありますが稲村氏が敗れ斎藤氏の再選となる誰もが予想しなかった結果となって終わりました(;;)。時の流れと謂うものは恐ろしいもので今回の選挙は最早、駅前で名前を連呼する方法など費用に見合う効果が少なくて通用しなくなったようであって、斉藤候補のボランティア達がネット上のSNSにて一人が十人にそしてその十人が又百人にと倍々ゲームで齋藤氏の有力情報を拡散させる方法を採用し実践されました。此の費用対効果は著しく、ウグイス嬢も選挙カーも不要となるスマホを媒体としたX(旧ツイッター)作戦が今回の選挙の当落を二分することになりましたから、東京都知事選で敗れはしたものの1200万票を獲得して世間を瞠目させた石丸伸二氏の手法であって、それを更に改良し一人から10人、10人から100人そして更に千人から1万人、10万人、100万人と驚異的な倍々ゲームでの斉藤候補を礼賛するSNSの拡散作戦を成功させたのではないかと感じました^0^/。一方稲村候補は、何処からか尼崎市長在職中に関する誹謗中傷がSNSにて徹底的に拡散され、更に選挙期間中に稲村氏の陣営がX(ツイッター)に開設したアカウントが繰り返し使用停止となったことが明らかになったのです🤬。稲村陣営は利用規約に反する行為はなかったとして、県警に相談されましたが、関係者によると選挙期間中の11月6日に陣営の公式アカウントが運営管理者によって使用を止められる「凍結」状態となり12日には別のアカウントも凍結されたそうですが、現在の警察の能力では此の手のサイバー攻撃に対する下手人の割り出し方法が不明であり、結果として選挙前から絶対勝勢を伝えられた稲村候補が無念にもサイバーアルゴリズムによる落選第一号となったことは世にも恐ろしい時代の到来を告げるものでありました🤬その結果、斉藤票が倍増しになり稲村票が激減する無惨な結果を受けて両者の得票が十数万票差となりましたが、戦前から勝利を十二分に確信していた稲村陣営が11日の立花氏のSNS投稿によって誹謗中傷を受けたショックと、イーロン・マスク氏の経営するXのアルゴリズムが如何に多くの得票を攫う被害が大きかったか察せられます(;;)。今回の教訓を受けて今後SNSを利用した応援と誹謗中傷の拡散が選挙戦の有力な戦法になって、勝利への最大にして主流の武器となるものと思われますが、SNSやYOUTUBEの利用が汎ゆる選挙に決して欠かせてはならぬものと決まりましたから、今後の選挙に於いては市内を駆け巡る選挙宣伝カーのウグイス嬢の美声も聴かれなくなるのではないでしょうか?。
余談ですが斉藤陣営の選挙事務所にてボランティアで参加して居た学生さん一人が何をしたのか分からないが斉藤候補から大声で怒鳴りつけられて居たとの情報が流れました🤬、謂わば手弁当であるボランティアのアルバイトに対して言葉の暴力は斉藤知事の隠された真の顔が垣間見えたようであって残忍なあるまじき行為だと思いました🤬。
何故か斎藤氏の疑惑を否定する立場にあり乍ら立候補した「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首はニコニコニュースの開票特番にリモート生出演し、稲村氏も斎藤氏の当確判明後、同番組にリモート出演して県職員や県民とのコミュニケーションを訴えましたが、何故かその点があまり争点にされず、又、斎藤知事時代の県政のガバナンス(組織が健全に運営するために必要な管理体制や統治行動)を指す言葉の問題点が知事選の発端として「もともとこの問題がスタートした経緯と、今回選挙戦で(ネットで)拡散したストーリーに大きなズレがある」と振り返りましたが、立花氏は「ネットの特徴で、テレビを見ていると総合的にやるので、自分に良いことも言ってくれるし自分に嫌なことも言ってくれるから成る程と思うけれど、ネットって自分が心地良い情報しか聞かない人が多い」と例をあげ「今の稲村さんの話を聞いていると、何で自分が落選したのか、よく分かって居ない」と指摘しましたが、稲村候補としたら漸く登った梯子を立花氏に故意に外されたような怒りに打ち震えたのではないでしょうか?いろいろあった不可解な今回の選挙には今後の県政を憂う県民の一人として忸怩たる思いで一杯です🤬/。
先週の読めそうで読めない字 恐怖に身体が戦慄(わなな)いた。
今週の読めそうで読めない字 彼女は恐怖に(慄いた)。