池作りの畑の端に先月植えたトマトの幹がすくすくと順調に育っていましたが10日ほど前から葉っぱが巻いて茶色くなり成長が止まりました、おかしいなあと思っていたら一昨日ニュースで長雨と日照不足で大きくなったトマトの実が色付く前に落果するために兵庫県のトマト生産業者が歎いていると報道され合点が行きました。トマトは古来“照り草”と呼ばれ水を遣らなくても良い見本のように謂われて来ましたからこの長雨はトマトの生育に致命的でありうちのトマトも天候の犠牲になったものと分かりホットしました。葉っぱは見るも無惨な状態ですが、実が子供の拳くらいに成長していますので此からの日照如何で葉っぱが恢復すれば収穫の可能性があり、孫の期待を裏切らないように祈って居ります。(^^)
ハリポタの翻訳者が3年間に35億円の申告納税漏れとは驚きましたね。先週水曜日の新聞記事ですが翻訳者は01年からスイスに住民票を移しあちらで納税していたそうですから強(あなが)ち脱税ではなく二国間の税率の差を考えての節税工作かと考えられますが、翻訳料を支払っているのは自分の経営する出版社であり、支払時には原稿料や講演料などと同じく源泉徴収がなされて居り、通常は10%ですが非居住者であるために20%天引きされています。日本の所得税の最高税率は37%ですから35億円は天引き納税の20%を控除した17%相当額に該当し、逆算すればこの翻訳者の3年間の所得金額は200億円を超えることになりますが、如何にハリポタが売れたとは謂え200億円の翻訳料は凄いですよね。この出版社が取得した翻訳出版権の金額だって少なくないでしょうし紙代や装幀代も馬鹿にならないし、一体我が国でのハリポタの売上は幾らあったのでしょう。東京国税局は住民票は兎も角日本を生活の本拠としているから実質課税の原則に則り、譬えスイスで永住権を獲得(税金を沢山払ったから手に入った?)したからと言って非居住者扱いはできないと主張していますが、スイスだって税金が欲しいのに違いなく両方から税金を取られては翻訳者も堪ったものではありませんから、国同士の争いに委ねることになりそうですが、内弁慶で評判の日本の国税局のことだし20%は貰っていることだから、きっとスイスに粘り負けすることでしょう。(;;)2005年の追徴税額のことは新聞に何も記載がありませんでしたから、どうやら05年は翻訳者に居住者扱いを納得(本年立法化しました)させて10%の源泉所得税にして申告を日本でさせたように思われます。
税金逃れと謂えば郵政民営化総務大臣竹中平蔵が90年代に毎年年末になるとアメリカに住民票を移しお正月が済んでから日本に転入する手口で1月1日現在の住所地に課税すると定めた欠陥地方税法の盲点を突いて毎年住民税を免れていたことが発覚し、国会で追及され窮地に陥ったことがありましたよね。そのことと比較すればハリポタの翻訳者の節税など可愛いものではありませんか。でも本当に国内で税金が取られるとなれば住民税(13%)と個人事業税(5%)で更に36億円追徴されますし、加算税や延滞税も少なくありませんから、スイスから税金を返して貰わないと到底払えない税金でありこの翻訳者の方本当に大変でしょうね。小賢しいことをしないで、一昨年投信の運用で会社から100億円給与を貰い税金NO1になった清原さんのように翻訳料を給与で貰って5億円給与所得控除を享受していた方が賢明だったでしょうね。
先週の裁判で元東芝の社員現東北大学電気通信研究所舛岡富士雄教授がフラッシュメモリーの特許を巡って500万円の報奨金が不服として11億円の支払いを要求し結局8700万円で和解が成立しました。
今から3年位前でしたか青色ダイオード日亜化学VS中村修二氏の地裁600億円判決を思い出しますよね。彼は結局高裁で6億円に値切られ上告を断念しましたが、私は常々思うのですが彼等は企業に働く者として一番大切なことを忘れているのではないかと思っています。何故なら会社に禄を食(は)む者は売上歩合の者を除き全て時給乃至月給の固定給であり、社内の功績などに対しては賞与などで報いられるものであり、会社が調達した材料や機器類を使用して新発明に至っても譬え発明が個人の智恵を発想の原点としたものであったとしても同僚の助力も得たことであろうし、如何ような事情が存しようとも全ては会社に帰属するものと考えます。会社は何のために給与を払っているのですか。若しも何の発明もできなかった者はそれまでに貰った給与賞与の全額を会社に返還して解雇される約定でもあれば別ですが、現在の企業は月給泥棒のような奴にでも取り敢えず定年まで働く権利を与えていますから、逆に言えばどんな功労発明があってもそれは全て給与賞与に含められているものであり、もし訴訟を起こすなら儂の賞与は少なすぎると申し立てるべきですが、それでは幾ら何でも判事が納得しませんから特許権の利益をよこせなどと筋違いな戯(たわ)けたことほざいているのです。年に250日しか働かない者に365日分の高い給与を払ってまで自分を育ててくれた会社に対し叛旗を翻すような奴は人間の風上にも置けませんよね。その点島津製作所の田中さんは自らの分(ぶん)を心得て居られて偉いですよね。舛岡富士雄も中村修二も田中さんの爪の垢でも有難く頂いて煎じて呑めば己の過ちに気付き、居た堪れない悔恨に苛まれることになるのではないでしょうか。所詮人間の教養と品性が違うから無理ヤロ!
話は変わりますが舛岡の姓は誰も無意識に“ますおか”と読みますよね、処がこの舛の字は漢検準一級の配当漢字なのですが何処にも“ます”の読みの記載がなく音読みは“セン”であり訓読みは“そむく”“あやまる”“いりまじる”なのです。一体“ます”は何処から来たのか調べてみたのですが私の貧弱な語彙では正解するに至らず僅かに“桝(ます)”が枡の俗字であると書いてある処からどうやら桝の木偏が忘れられて“ます”と読まれるに至った如くでありますが釈然としません。パソコンのATOKUでは“ます”で出ますが辞書では先ず無理で若しご存じの方は是非お教え頂きたいと思います。<(_ _)>
毎週木曜発売の週刊新潮と週刊文春の広告が何時も各新聞朝刊に並んで掲げられますよね。先週の広告で記事の内容を見ていたら両紙共に欽ちゃん野球チームの不祥事を取り上げていましたが、面白いことに新潮の方は“極楽とんぼの相方が援交少女だった”と書き、文春は“17歳少女怒りの告発”と極楽とんぼ以外にも加害者が居たようにまるで正反対の記事になっている如くでした。雑誌は読んでいないので詳細は不明ですが、どうやら真相は援交に纏わるお金の多寡で揉めたようでどっちもどっちの良い勝負ですが、譬え人気タレントとは謂え未成年者買春は明らかに犯罪であり、タレントの知名度を利用した非行は許せない行為です。又少女の方もタレントの人気と謂うアキレス腱を利用して金にしようとしたものでしょう。この頃の子供は怖いですね。欽ちゃんもこんな程度の低い連中と野球などしないでもう少しマシな奴を集められんのか!
全英オープンを来週に控えフランスエビアンマスターズでの横峯選手は最終日1番2番ダボダボとビギナー並みの出だしでどうなるのかと気遣いましたが、9番のイーグルなどで踏ん張ってライバル宮里藍選手を抑えて通算イーブンパー日本勢トップの28位はまずまずでした。(^^)