悪賢いのか底なしのアホなのか呆れ返ったのが又もや今回の社会保険庁でありました。この税金泥棒達は先月末までに38万5千件にも上る不正行為が発覚したのです。役人の総数は1万7千人ですから一人あたりの不正は単純計算で22件にも上る勘定であり、馬鹿馬鹿しくてお話になりませんが、この国民年金不正免除事件に関し、社会保険庁は外部有識者による検証委員会(お役所が国民の目眩ましに良く使う手口であり、座長は厚生労働政務官)に対して最終報告書を提出致しましたが、内容は“社会保険庁に不正への組織的関与は全くなかった”とする空々しいものであり、幹部達に傷が付かないようトカゲのしっぽ切りで済まそうと待ち構えていた検証委員会も流石に開いた口が塞がらず、“関与なしとはあんまりだ!”と報告書を突っ返す羽目となりました。
低所得者層に免除を勧める文書が社保庁事務局会議で決められたことに疑いはなく、この事務局会議が本庁に無断で行われる故もなく、明らかに本庁主導で行われた会議の結論が本庁の与り知らない道理がありません、国民を馬鹿にするのも良い加減にしろ!
国民への公文書は全て本庁が作成し、庁幹部の決済が通ったもののみ事務局を経由して我々の手許に届く仕組みであることは、税務署であれ警察署であれ何処の役所も同じであって知らぬ者とてありませんが、社保庁のみ“そんな書類は知らなかった!”では済みませんよね。
話は飛び火しますが、この庁は民間の村瀬長官が就任するまで組合と密約を交わし、パソコンに45分従事したら15分休憩を取ることになっていたそうです。誰かさんの年金未納を覗き見ては15分のお休みを取っていたなんて人を小馬鹿にしていますよね。税金泥棒と謂われても仕方がない行為ですが、来庁の相談対応者も含めて殆どの職員が端末を操作してデータ検索していますから、パソコンに触っていないのは受付で所在なげな高齢の小母さんくらいです、きっとこの小母さんも不公平や!と文句を言って15分の休みに便乗していたに違いありません。そう謂えば相談が終わる毎に相談担当者が交代することを不思議に思っていましたが、きっと喫茶室にでも行って昨日の野球談義か猥談にでも興じていたことでしょう。税金泥棒達よ、これまで貰っていた給与賞与の25%(15分÷60分)を村瀬長官就任までに貰った全額を返却して国民の未納年金に充当しろ!
もう一つ国民を虚仮(こけ)にしている代表的なものは社会保険料厚生年金の納付通知書です。私事で恐縮ですが、ちっぽけなうちの事務所でも従業員が2-3人居て社会保険に加入しています。うちは個人事業ですから従業員5人以上にならないと社会保険の強制加入義務はないのですが、求人難の40数年前の名残りで人材確保のために社会保険にも厚生年金にもずっと加入していますので、未だに止められずに毎年夏には社会保険事務所まで出向かされて賃金台帳や源泉徴収簿などを調べられ保険料の算定基礎届を提出させられます。そしてその結果とし社会保険料、厚生年金の納入通知書が毎月送付されて来る仕掛けなのですが、何気なく納付通知書の裏を返して見てアッと驚くのです。ナント!麗々しく次にように書かれています。
『あなたがこの納入の告知に不服があるときは、この処分を受けた日の翌日から60日以内に社会保険審査会に審査請求を…云々』
私が一体誰から何の処分を受けたのでしょうか?社会保険庁が私を処分したのなら、その処分した書類は一体何処にあるのでしょうね。納得ずくで提出した算定基礎に従って銀行から月末に保険料などが引き落とされているに過ぎませんが、その引き落とされる保険料の通知が庁に謂わすと“処分した”となるのですから奇怪千万です。単なる通知(正しくは御依頼ではないのか!)ではないのですか。広辞苑によれば“処分”とは処罰することとも書かれていますが、法律用語では“処分”とは『具体的事実や行為についての行政権又は司法権の作用の発動』などと書かれています。
実際退学処分とか行政処分とか褒められそうな言葉ではまるで使われませんから“保険料を引き落としますよ”と謂う書類が役所からの処罰とはどう考えても腑に落ちませんよね。“私達は公僕です”などと普段白々しいことを言って乍ら現実は国民に対しこんな理不尽な言葉を使って平気の平左はチャンチャラおかしいですよね。如何して“処分”ではなくて“ご依頼”にしないのか社会保険庁はその理由を国民に説明したらどうじゃ!
全国230カ所の社会保険事務所を所員との対話に行脚したと仰る村瀬長官も実はこんな末端の事実はまるでご存じないでしょうね。そんなことで長官が務まるのか!
可哀想に埼玉県の幼気な2年生の少女が市営プールの吸水口に吸い込まれて溺死した事件では安全管理や責任の所在に関して次から次へと問題が噴出し大騒ぎとなっています。何時も乍ら行政のすることには、他人任せで心が籠もらず事件が起こっても只オタオタするだけで対応する部署も判然とせず本当に腹立たしいですね。二つの市の合併でプールの点検(只眺めに来ていただけ?)が半減したとか、プールの管理が委託業者から下請けに丸投げされていたとか事故の理由にもならぬ説明に終始していますが、何を言ってみても亡くなった少女の命は戻りません。全国各自治体では慌ててプールの点検を始めましたが此を泥縄と謂いますよね。過去20年来多くの吸水口事故が起こっていますが、“喉元過ぎれば熱さを忘れる”の譬え通りであり3年もすればこの事件も忘れ去られることでしょう。ボルトで留めねばならぬ吸水口の柵を針金で括ったことが問題視されていますが、大切なことは針金であれボルトであれ200キロもの水圧に負けても絶対に外れないものを設置する智恵を培ってこなかったことです。
そしてこの事件の原因は関係者の教育不足に尽くされます。先ずプールの管理マニュアルに吸水口のリスクに関して何ら言及されて居なかったことと、委託業者下請け業者共に吸水口の柵の重要性への認識を欠いていたことでしょう。監視人は殆どがアルバイトの高校生で溺れる子供に注意するように言われただけでしょうし、柵が外れたことを知らされた係員が吸水口へ1分間に10トンもの水が流入していることを知っていれば直ちに流水の循環を止め得た筈ですが、それができなかったのは過去の数知れぬ吸水口の死亡事故の教訓が何時とはなく忘れ去られていたことであり、殆どの監視員が吸水口の危険について全く無知であったことが事故を防げなかった原因であったと思います。誠に無念遣る方ない思いです。
傍に居たお母さんはどんな思いだったでしょうね。己自身を責め帰宅した夫には責められ死んでしまいたい気持ちに駆られたのではないでしょうか。
朝霧大蔵海岸の少女埋没事件では何故か関係者全員が不起訴となりましたが、今度はふじみ野市も言い訳の方法がありません。然し事件と謂ってもまさか市長さんを牢屋に入れる訳にも行かぬでしょうし、一体誰がどんな罪になるのか難しい処でしょうね。過失致死責任を問われるのは市からプール管理を委託されて丸投げの委託業者と下請業者でしょうが、罪の擦り合いをした挙げ句にこいつらは市からの損害賠償請求で倒産してお仕舞いとなるのではないでしょうか。これは大変不幸な事件でしたが、教育委員会と委託業者の癒着や受託管理の違法な丸投げなど違った事件が副産物として出てきそうです。誰か悪い奴が捉まらないと世間が承知しないし、第一亡くなった瑛梨香ちゃんが浮かばれませんよね。
理不尽にも毎日新聞が永年護ってきた将棋名人戦を朝日が金にものを言わせて取り上げようとし、自分達の無駄遣いを殖やすために米長中原等の幹部が朝日の誘惑に負け、羽生三冠森内名人の反対も実を結ばず棋士全員の投票で毎日が否決されました。“へぼ将棋王より飛車を可愛がり”昔から有名な川柳ですが、王より金を可愛がるようでは棋士魂地に落ちたりと言うべきでしょう。いっそ毎日は1億円以上払って主宰しているスポニチの王将戦を止めてやればどうですか。米長中原が慌てて頭を下げてくることでしょうが、囲碁より人気のない王将戦を観るためにスポニチを買っている人は100人に一人もいないと思います。昔のように近畿六府県囲碁対抗戦でも連載されたら、囲碁ファンの方が圧倒的に多いし、お金は殆ど掛からないし、読者は増えるし一石二鳥ですよ。私は週末さくらちゃんの成績などをチェックするためにスポーツ新聞を買いますが新聞は25年前近畿六府県対抗戦出場時に2局も掲載して頂いた義理を忘れずにスポニチに決めています。(^^)
全英オープンは横峯さくら選手が予選ラウンドを突破して健闘していますが、イマイチパットが入らず苦戦しています。今夜遅く結果が分かりますが、入賞は到底無理なのでTV観戦はパスさせて頂きます。(;;)それにしても大山選手はずっこいですね。昨年の獲得賞金2位本年1位の癖してW杯も全英も参加せずにパスし、国内で賞金女王を狙っています。外国行きが嫌いなあの不動選手だって今回は参加して居るではありませんか。こんなずっこい選手は大相撲の露鵬のように賞金のビッグ3試合出場停止くらいのペナルティーを与えたらどうや!