11月も終りに近くなると街並みの樹木も枯れ果てて道路は落ち葉の絨毯を敷き詰めたようです。此が全て燃えるゴミとは芸がなく、お役所の資源再活用の建前論が泣きますね。市もこの時季には落ち葉ゴミの袋を用意して腐葉土に加工し、緑化地帯の土に混入する智慧位出して頂きたいと思いました。
今日は何時もお馴染みのEさんから送られて来た晩秋の中突堤をご紹介しましょう。モザイク側から見た幻想的な夜景ですが何となく異国情緒が漂い流石ミナト神戸の貫禄です。手前の潜水艦に似た遊覧船が印象的で全体の画面を引き締めていますね。

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先月のことですが、50年来の友人元囲碁アマ名人の西村修君が“40年前100万円で買った本柾榧の5.5寸盤と碁石のセットを40万円で買って貰えんやろか”と実物持参でひょっこり訪ねてきました。事情を聞けば彼の囲碁の知人が高齢のため身辺整理の際、この碁盤と碁石のセットを想いだして40年前に100万円で買った碁盤屋さんに連絡した処、“40万円なら引き取りましょう”と言われ、その頃トヨタのクラウンが100万円であったことから当時の貨幣価値の10分の1の値踏みに愕いて激怒し、それならばと西村君が10年来続けている各地小学校へ9路盤寄贈の資金に役立てて欲しいと無償の申し入れがあってのものとか…(^^)。
見たところ碁盤は色合いや光沢も抜群に良く石もメキシコ産の蛤でなく日向の本蛤でありどう見ても百万円以下とは思えず、うちには碁盤も沢山ありますが彼の侠気と囲碁普及に対する熱意に共鳴して40万円で買い受けることに致しました(^^)。
その西村君が先日16日神戸の文化の発展に貢献したとして2010年度神戸市文化賞5名の内に選ばれました(^^)。受賞理由は、県内囲碁愛好家の棋力向上と囲碁の普及を目的として各地小学校へ9路盤寄贈を続けていることを評価されたものですが、小生も微力乍らも彼の受賞に些か役立つたことをとても嬉しく思ったものです(^^)。
副賞として金一封10万円が頂けるとか…(^^)“文化勲章のようなもんやから税金掛からんのと違うかな?”と言って遣ったら、彼とっても喜んでいましたよ。
碁盤屋さんも昨今巷にはデフレの嵐が吹き荒れていますから碁盤など奢侈品は求める人が少ないことを危惧されたものと思いますが、せめて40年前の売り値である100万円で買って置いて好事家を捜せば、不景気とは謂え日本棋院や関西棋院の8段免状が100万円で売れる時代です。碁好きの金持ちなら世の中幾らでも居ますからきっと3倍位儲かったでしょう、碁盤屋さんも40万円とは欲を掻きましたね(;;)。
碁盤を買ったことを碁を知らぬ愚娘に話したら、少々ご機嫌が悪く私が死んだらネットオークションに掛けるように遺言でもして置きましょうか(^^)。
先日税理士会の須磨支部から22年度確定申告相談のお知らせが参りました。例年2月の確定申告時期に寒空の中を垂水漁港の水産会館で私と年格好の変わらぬ年金生活者の方々の還付申告指導に長い間精を出して来ましたが、今月で後期高齢者になったことだし75歳以上の者は申告応援を免除する定めがあることを知っていたので、ヤレヤレやっと助かったと思ったら免除申出書の提出が必要だと言われて用紙を見ると、本年4月1日現在で75歳に該当する者と書かれて居るではありませんか:-)アッとビックリ!、この10日75歳になったばかりで4月1日は74歳でしたから免除の対象から外れます(;;)。健康保険など今月から後期高齢者扱いで割高になり、片や労役は74歳扱いとはまるで不公平です。税理士会の会則によれば、“税理士業務の無償独占を背景に、税理士の社会公共的使命として、社会に対し自らの責任の当然の履行を保証する観点から会員は本会が実施する税務支援に従事しなければならない”と空虚な美辞麗句ばかり…(;;)試験に合格したのは私自身であり、税理士会に通して貰った訳ではありません。47年間も篦棒に高い会費を取り続け、自民党に年に10億円も寄付(無駄金だったか!)を払い乍ら、老齢者への労りの欠片もない時代錯誤で非情な規則とのアンバランスに“唯々溜息”でありました(;;)。何が4月1日じゃ!
『我が家の主、男の中の男なれど、おかしきは無類の芋好きにて、夜毎われに芋焼けとぞ命ずるなり…、5人兄姉の末っ子なれば、独占欲強く、三つ子の魂百までも、の言葉のごとき振る舞いに、われ、唯々驚き開いた口の塞がらぬ有様なりぬ…、今宵も老いの身を炬燵に暖めテレビジョンなるものに向きて苦言を呈しつつ、芋の焼き上がるを待つ。外は木枯らし、心は温(ぬく)し…』此の微笑ましい一文は先週M新聞コラム“女の気持ち”に“ひとり言”と題して77歳の主婦の方から投稿されたごく一部を抜粋したものですが、一読してその筆力の高さと諧謔に凡そ驚嘆したものでありました。言文一致が決まりとなって100年を経た現在、新聞の投書欄に一主婦から森鴎外、樋口一葉もかくやと思われる格調高い文語体の名文に見(まみ)えるとは思っても居ませんでした(^^)。恐らくこの女性若いときから文筆を生業(なりわい)にされて居たか、或いは国語(古文)を教職にされていたのではと察しましたが、77歳にしてこの筆力は半端ではなく“お主(ぬし)只者ではないな”と感じたのでした。韻律を踏む文語体の文章は、スルメのように噛めば噛むほど味が出るものです。今の学生達は古文などは大学受験に必須のため、厭々乍ら学んでいるようですが、是非この主婦を見習って頂きたいと思いました。
この女性“吾が君”と仰せしご主人に半世紀以上前の結婚に至る年月を“候(そうろう)文”での恋文など手渡されて居たのではないでしょうか(^^)。今から40年位前、由紀さおりの“恋文”がヒットしましたが、此の歌珍しく“候文”で〆られて居ましたよね。女性の内に秘めたる情感は文語体のフレーズによって昂められ、大和撫子の嫋(たお)やかさを浮き出させるものだと思いました(^^)。
“常用漢字の表外読み”先週の解答
“(斉しく)感嘆の声をあげた。読みは”(ひとしく)でした。
今週の問題
彼は何時も(縦)に行動する性格だ。 ヒント 5文字です(^^)