巷では計画停電とか脅かして原発反対に対する関西電力の嫌がらせが続いて居るが、停電はパソコン環境で仕事をしている者にとっては仕事に夢中になってサーバーに保存し忘れ、一日分の仕事が消えることだって考えられるから脅威だ(;;)。うちの家内など冷蔵庫にものを貯め込むのが大好きな性格のため、ない知恵を絞ってホ-ムセンターで発電機を買い停電に備えようと思っているようだが、燃料保管の問題もあるし上手く対処できるだろうか?

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お馴染み芦屋のNさんからお庭で咲いた「ねじ花」を送って頂いたのでご覧下さい。見たことない位大きな花だ(^^)。この花は名前通り捩(ねじ)れて咲くが、カトレアなど蘭の仲間であり世界一小さい蘭だとか…、百人一首の中で源融(みなもとのとおる)が詠んでいる「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」の「もぢずり」は「ねじ花」のことだ、ラン科ネジバナ属の多年草であり、別名を綟摺(モジズリ)と呼ぶのだ。この花は不思議に芝生のような土壌環境を好み、鉢植えなどでは中々上手く咲いてくれないから、芝生の根っこと「ねじ花」の根っこの相性が良いのではないかと思っている。
連日少し宛事件が拡大し、遂に大津市長まで乗り出してきて調査委員会まで設置され今朝の毎日新聞朝刊など社会欄五段抜きの過熱ぶりだった。その内熱(ほとぼ)りが冷めるからと警察を抑え込んで高を括っていた教育委員会であったが、此処に来て袖手傍観(見て見ぬ振り)していた先生共々窮地に追い込まれた:-)。全ては児童を無視して我が身の保身のみを謀ったことが連中の命取りとなったようだ。護るべきは児童ではなく先生自身だったとは人間として全くの教師失格だ:-)。
昨年10月大津市の中学生男子生徒がマンションから飛び降り自殺した問題で、生徒が同級生から暴行を受けていた事実があるとして、父親が昨年末にかけ3回にわたり警察に被害届を提出しようとしたが、大津署から受理を拒否された(;;)。男子生徒への暴行については、中学校では全校生徒に実施したアンケートで、44人が記名の上、「体育大会で集団リンチに遭っていた」「万引をさせられ、殴る蹴るの暴行を受けていた」「自殺の練習をさせられていた」「先生は嗤って見ていた」などと生々しい具体的な証言を行っているし、男子生徒の父親は複数の同級生から独自に聞き取った暴行の証言と学校の調査結果を基に、生徒が自殺した後大津署に出向き暴行容疑の被害届を提出したいと三回も申し出たが署員は「犯罪としての事実認定ができない」として受理を断ったそうだ。あの事件の不受理が公にされて以来私なりに種々不受理の理由を考えて見た。父親の再三の申し出に対し一署員が独断で受理を断ったとも思えず、受理と事件の調査とは直接関係がないから被害届位受け取ってやればよいのにと思ったのだが、どうやら此の事件には県警と教育委員会の意向が深く関わっているように思った。同署は「一切、答えられない」としているが、「教育委員会から受理しないように県警に依頼があった…」などとは口が裂けても答えられないよな:-)。  
官庁と謂うものは縦の繋がりばかりか横もしっかり繋がって居るんだろう、この問題が表沙汰になると教育委員会とて標的になって糾弾されるからそれを防ぐための緊急避難であったろう。教育委員会には退職警察OBを学校の警備員にでも雇用する慣わし(警察への貸しとでも言うべきか)でもあるのに違いないぞ。
役所間の繋がりと謂えば、今は去ること40年も昔のことだが、関与先の医者が税務調査で不正を摘発された折、普段「税金は国民の義務です」なんてシラコイことを言って居た医者が「検察庁に親戚が居るので手を回して抑えます」と平然と言われ、事実税務調査はそれきり尻切れトンボなったことがあったが、不正を発見した調査官は上司から調査ストップの命令を聞き、折角の手柄が画餅に帰した遣り切れなさをどう処理されただろうかと考えたことを思いだした(;;)。税務署長は赴任したら先ず検察庁へご挨拶に行くそうだから、役所間には我々市井人には分からぬ柵(しがらみ)や貸し借りが色々あって、表から見えない処では権謀術数が蠢(うごめ)いて居るんだろうな:-)。
学校の先生と謂えば「痴漢」に「盗撮」が決まりであったが、今回更に「児童の虐めを無視する」まで加わったから、次は何だろうな?
不愉快な話題はこれ位にして口直しに、昨年YOUTUBEに投稿された「交響詩ひめじ」をご紹介しよう。私の両親は姫路の出身であり、私自身戦時中疎開で姫路に3年余り生活したから姫路は懐かしい街だ(^^)。
姫路と謂えば、60年位前の学生時代初めて上京した折、国鉄の乗務員が駅員さんも車掌さんも「姫路」のことを誰もが「ひめじ↓」と前下がりに呼ぶ違和感に甚く戸惑ったものだ(;;)、皆様もご記憶だろう。「のぞみ」が疾駆して日本が狭くなった今でも彼等は懲りずに「ひめじ↓」と前下がりに呼んでいるから一度でも播州の人間に新幹線の車掌をさせてみたいと思ったが、矢張りマニュアル通り前下がりに呼ばされるのだろうな(;;)。「ひめ」は「お姫様」と同じアクセントになる訳だが、播州でも「お姫様」は同じく「お姫↓様」と前下がりに発音するから、播州で使われる「ひめじ」は抑揚のない平坦な言葉であり「お姫様」の発音とは等しくない、国鉄に始まったかの此の妙な発音は一体何処から生まれてきたのか不思議でならなかったな。ひょっとしたら銀行のカウンター嬢(小母さん?)が決まって語尾だけ前下がりに嫌らしく口にする「お客様あ↓」の類いの悪しき営業語なのかも知れんなあ:-)。誰が言い出したんや!
交響詩「ひめじ」
この合唱団は日本民話の父と謂われる柳田国男が生誕した神崎郡福崎町(姫路から播但線で7つ目の駅)にある中学校の女子児童僅か13名の合唱だ。歌の上手下手で謂えばローカル地方の合唱コンクールでもあり、彼女達を上手いと言う者と下手だと言う者の賛否がコメント欄で犇めいて居るが、この辺りの年頃の子供達は先生の判断力と指導能力次第で隠されていた才能がどんどん伸びるもので、先生が子供達の秘めたる力を存分に引き出していると思った。歌を歌う場合、臍下丹田に力を入れるものだとは知って居たのだが、私が印象深かったのは、この少女達が指揮をする先生のさり気なく右手を上げる合図と同時に全員が左足を30cm程さっと左に引いて(前列真ん中の小さい子だけ20cmしか引かなかったけど…)下半身を盤石の姿勢としてから歌い出しを待つ姿勢を保ったことだった。これは基本に忠実な先生の教えであろうと思ったが、歌は口から出るけど実際にはお腹から出すものであることを重々納得したものだ。
標準語を話す女性司会者の言葉を聞いていて、「交響詩ひめじ」の語尾が下がらず我々の話す「ひめじ」であることに安堵したが、若し司会者が「交響詩ひめじ↓」と紹介したら観客は全員ずっ転けたろうから、矢張り「ひめじ↓」は変な発音なんだろうな:-)。
先週の常用漢字表外読みの答え
諸国の(賦)を載せた船が入港した。(みつぎ)でした。
今週の常用漢字表外読みの問題
事ここに到って道は(谷まった)。
此も先月漢検の準一級出題です。