梅雨も漸く終わりを告げ本格的な夏の到来を迎えて居るが、関西電力も電気が足りない、足りないと計画停電のリストを再三送り付けて来る:-)。これだけ酷暑が続くのに未だに停電をしないのはきっと原発を認めさせるため我々庶民への陰湿な虐めなんだろうな。
先週午後神戸へ行った際、行きは阪神電車であり弱冷車でエアコンの苦手な小生には快適だったが、1時間後新開地からの帰路は相互乗り入れの山陽電車であり、ギンギンの強冷で震え上がった(;;)。車内の温度設定は恐らく車掌の裁量だと思うが行きと帰りで斯くも温度差が違うのは、会社間の摺り合わせができて居ないのではないかと思った。我々も節電には極力協力したいと思っているが、最も節電に敏感でなければならぬ公共交通機関が此ではどうしようもないぞ!山陽電車鉄道事業本部の橋本さん聞いていますか?
先週木曜日の日経新聞第5面を読んで居たら、最下欄に週刊誌の広告欄があり、橋下大阪市長の醜聞記事や大津市の自殺事件の真相など盛り沢山の記事の傍らで小さく、「日経新聞喜多恒雄社長は裸の王様だ!本誌の広告掲載を拒否」なんて書いた週刊文春の広告に遭遇した。週刊新潮との併載は何時もの構図だ。拒否?だってちゃんと掲載してるじゃないの?日経と文藝春秋の間でどんなトラブルがあったのか知らないが、此の自分とこの社長を貶める記事を登載した週刊誌の広告をタイトル付きで掲載することに日経の広告担当役員は全く抵抗を感じなかったのかと不思議でならなかった:-)。
此の日経の広告掲載は恰も喧嘩相手から泥靴で足蹴にされ乍ら、その泥靴を舐めさせられている行為ではないのかな?確かに新聞社にとって広告収入は購読料に次ぐドル箱だ。広告スポンサーの言は絶対であり、彼等からのクレームで掲載予定記事が中止になるなど日常茶飯事なのは世人の知る処であるが、此の「広告を拒否すると言う広告」が掲載されて居ることは、日経の社長が社内からもバカにされ真実裸の王様であることを物語って居るのではないかと考えてしまった(;;)。「裸の王様」とはカリスマ的な存在である企業のトップが、実は何の能力も有さない男であることが暴露されることを謂うから、内部造反とも受け取れるこの広告の掲載は意味深長だったな!日経のブランド価値は巷では1500億円と謂われているが、此の広告を掲載したことで日経のブランド価値は大半が失われたのではなかろうか。
喜多恒雄社長は此を見て何も怒らないのか。
介護の世界が大きく揺れている、先日日経ビジネスを読んで愕いた。介護福祉士は仕事がハードで給与は特別廉く若い人でも短期間で辞めてしまう3Kの代名詞のような職業だ。知力より体力の勝負だから希望者が居ないではないが、若く元気な者でないと長続きしない。厚労省もその辺を察して外人の介護士を養成しようと試みて居り、インドネシア辺りから若い女性を多数渡日させているが、担当の役人がアホで能天気なため彼女達が介護士になるために日本人と同じ日本語の壁を乗り越えることが如何に困難であるかについて何の疑問も抱かず、3年間の研修期間の結果国家試験では殆どのインドネシア女性が筆記試験で刎ねられ心ならずも失意のうちに帰国させられて居るそうだ(;;)。彼女達は若いから日常会話位なら3年も居れば喋れるだろうが、漢字を書くテストは日本に来て3年では先ずムリだ!何でも「じょくそう」なんてのが出題されるそうだぞ、床(とこ)擦れの介護用語で、「褥瘡」と書くのだが、江戸時代の杉田玄白辺りからの言葉が化石のように生き残って居るなと思った(;;)。この字が漢字を覚えて3年目、漢字検定で謂えば8級小学校3年生レベルの者に書ける道理がない、こんな字は東大の学生でも医学部以外の連中にはまず書けまいな:-)。まして、来日3年インドネシアの少女に書ける道理がないことを試験問題など外郭団体への外注任せである厚労省はまるで気付いて居ないのだろう(;;)。介護士の仕事は難しい漢字を書くことではなくて、手と足と腰を使っての労働だからペーパーテストより腕立て伏せ100回で介護士或いは看護助手の資格を与えたら良いのと違うのか!厚労省もつまらぬことに拘るのは介護士の資格試験を下請けさせた法人に天下りして甘い汁を吸おうと企んでいるのに違いないぞ!現在我が国の介護保険給付費は7兆円だが、このうち介護士達現場労務者の人件費が幾らなのか?介護施設の役員報酬の方が圧倒的に多いことを厚労省は恥ずかしくて発表できないのではないだろうか:-)。いやいや、彼等はそんなことにはまるで関心も払わず、自分達が天下れる特殊法人を育てるのに一所懸命なんだろうな(;;)。此からの高齢化社会を考えると情けなくて泪がでるぞ(;;)。
ヤンキー上がりで変なタレントの木下優樹菜が先週、歯科助手になるための資格「歯科医療事務管理士」の試験に合格したことが明らかにされたとか…、彼女は高校を出ているのに勉強して居なかったのか字の読めないタレントで有名であり、過去に運転免許証の仮免ペーパーテストに連続26回落ち日本記録を打ち立てた猛者であり結局運転免許を断念しているそうだ。仮免テストも10回に一回は同じ問題に戻るからそれでも受からないのは彼女は漢字が読めないのではないかと思ったが、今回の「歯科助手」試験合格により世の歯科助手達のプライドを完膚無きまでに打ち砕くこととなったようだ(;;)。歯科助手なんて歯科衛生士と違って余り聞かない資格だが、歯医者の台の傍でボーと立って居て診察椅子の上げ下げと嗽(くちすす)ぎのコップに水を入れるボタンを押すだけの仕事だが、何故か歯医者には助手の存在が患者達に医師と手術時にメスを渡す看護婦のような連携関係の錯覚を与えて歯医者のプライドの保持に役立っているに過ぎないと思う、今回仮免連続落ちの記録者木下優樹菜の歯科助手合格が報道されたことにより最早歯科助手のなり手がなくなり、今後歯医者は困るのではないかと思うが、無資格の学生をバイトで立たせておけば良いだろう。なに、歯科助手なんて国家資格でも何でもなく技能認定振興協会とかのテストであり、聞けば試験時のテキスト持ち込み可とか、自宅での受験可とか、テストが年に6回もあるなど、受かりたくない者以外は落ちようのない仕組みの試験なのだ。落ちる者が居ないなんて世の中には怪訝しな資格もあったもんやな:-)。木下優樹菜でも受かる筈や。きっと受験料と国からの補助金を当てにした厚労省の天下り受け皿法人なんやろな。
一体から来日3年目のインドネシアの少女に「褥瘡」と書かせて介護士試験を不合格にしたり、テキストを持ち込んでまで合格させる歯科助手の試験との落差は何処から来たのだろうか?自分の国やけど日本って全く以て怪体な国やなあ:-)。ほとほと愛想が尽きるぞ!
先週の常用漢字表外読みの答え
里芋が(滑る) (ぬめる)でした
今週の常用漢字表外読みの問題
盥(たらい)が(燥ぐ)