街角の彼方此方で咲いていた百日紅(さるすべり)も花を落とし本当の秋が到来したようだ。此の花の名の由来は幹の成長に伴って古い樹皮のコルクが剥がれ落ち、新しいすべすべした樹皮が表面に現れて更新していくことにより付けられたが、実際には人間にも楽に登れるからまして猿にとっては雑作もなく登れる樹木である、誰が付けたか知らないが「さるすべり」の命名は少しオーバーだった。然しネーミングのお陰で多くの人に知られるようになったからこの花はトクをしているな。

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お馴染みのEさんから送って頂いた菊水山から神戸港早朝何時もの光景だ。タグボートを随えて悠然と中突堤に入港して来る「ニッポン丸」(大阪商船三井船舶)の姿は傍らのメリケンパークオリエンタルホテルと一対となって異国情緒を漂わせ、将にロマン溢れる一幅の絵になって居る。こうして山上から撮影した写真を見ると神戸港も狭くポートアイランドから神戸空港への大橋まで臨んでまるで箱庭のようだな^^。
此の船を見ると「ニッポン丸島巡り瀬戸内海クルーズAコース100万円」などを楽しんでいる方が居るんだなあと羨ましく思う。外国へは行けなかった50年前新婚旅行は中突堤から関西汽船の別府航路(大阪始発)が時代の寵児だったことがあるが、見知らぬ国を訪れて草臥れるより新婚旅行など「瀬戸内海クルーズAコース」などお勧めだと思うが、今の若者向きではないのかな?そうか、今の若者は結婚しないんだったな:-)。
先月話題にさせて頂いた防火用水の隣のハイツに住んでいる小学生の少女が水槽で金魚を飼っていると言うので、うちの池で生まれた川エビも仲間に入れてやったら?と言ったら数日考えてその気になったらしく小さい手提げ水槽を抱えてやってきた^^。「この夏に生まれたエビやから小さくて金魚に食べられるかも知れぬが食べられて減ったら何時でも取りにお出で、未だ500匹以上居る筈やから…」と、梅花藻を掻き分け柄杓で水ごと海老を掬い1cm足らずの海老をざっと20匹位手提げ水槽に入れてやったら、彼女が水槽に入ったちっちゃなエビを備(つぶさ)に眺めて「あっ、ヤゴが居る!」と言った!「どこどこ?」と目を透かして見ると成る程蜘蛛のような形をした小さく薄茶色い虫がエビの中に混じって底に鎮座しており、言われてみれば紛いもなく幼い頃良く田圃で捉まえたヤゴ(トンボの幼虫)だった^^。ヤゴを見るのは60年以上も前のことだし此の少女に言われなければ恐らく水蜘蛛とでも間違えたかも知れぬ(;;)、最近そんじょそこらでヤゴが見られる訳もなくきっと昆虫図鑑でも読んで記憶して居たのだろうと此の怜悧な少女の観察力には甚く感心した。勿論ヤゴは池に返して貰ってもう一度掬ったエビを沢山持って帰って貰ったぞ^^。
確か7月15日付のブログでうちの池にトンボがやってきて卵を産んだようだと写真入りでお知らせしたことがあったが、叶わぬと思っていた私の願望がどうやら実現しそうだ^^。どうにか頑張って来夏まで生き延びて、トンボの誕生をこの目で確かめたいと思う^^。
処が何と言うことか!ネットによればヤゴは池の中では暴君であって、自分の10倍もある魚でも食べてしまうと書いてあった(;;)。「やご」とは漢字で水蠆(さそり)なんて書くから恐ろしげだ、さすればヤゴが何匹生まれたか分からぬが、先住民のメダカや川エビにとっては迷惑な話であり、特に今夏生まれたエビやメダカなどヤゴから見て格好の「おやつ」ではなかろうか:-)。川エビやメダカの子供達が、ナマズと同居させられてパニックになったお陰で元気になった鰻の稚魚のようにどうかヤゴの攻撃をかい潜って逞しく成長してくれることを祈るばかりだ。来夏トンボが巣立った後一度ビオトープを浚って見よう。
ゴミだけだったりして…(;;)
久し振りに思いも掛けぬ若い学者がノーベル賞を受賞された^^。授賞式に同席された受賞者の奥さんは中学、高校の同級生であり皮膚科医だそうだ。見たところトクに美人でもなく現在日経新聞夕刊に掲載されている連載小説「ファミレス」に出てくる小母さん達(イラストレーター峰岸達によるカラーの挿絵)の顔とそっくりなのに愕いてしまう(゚ロ゚)。此の年代のキャリアウーマンは同じ川を流されているのか誰も同じ目をしていて個性がないのが特徴だな。現在お二人共に50歳でお嬢さんが二人が居るとか…、夫妻は中学からの相惚れでの結婚であり理想形の結婚スタイルだが、人間はお互い歳を食うに従って目が肥えて目移りしてくるから、狭い社会だった少年少女時代から相思相愛の結婚など到底実現できないものと思って居たが例外ってあるもんだな、それにしても授賞式に奥様が洋装で同席しスピーチされるなど前代未聞であり、此までノーベル賞受賞者の奥様は留袖姿で出られカメラにさえ写らないように三歩下がって存在感を隠し控えめが常だったが、新人類世代となって日本女性も変わったもんだな:-)。
山中さんは学者にはあり得ないフルマラソンの経験者で学生時代はラガーであり更に柔道2段の猛者とかスポーツマンなのに愕いてしまう。IPS細胞研究者になった切っ掛けは初め国立大阪病院で整形外科の医師をしていたが、他の医者なら20分で終わる手術に2時間ほど掛かったり、点滴に失敗するなどして指導医からは、「お前は「やまなか」ではなく、「じゃまなか」や」と怒鳴られ邪魔者扱いされ、「医者に向いていない」と痛感して学者に転向されたそうだから人間仕合わせが何処に隠れて居るか分からない、この人不器用でなかったら今でも整形外科の先生をして無聊を喞(かこ)って居たに違いないから、今回の受賞を機に昔意地悪だった指導医を訪れて邪魔っけにされたことのお礼を申し上げねばなるまいな^^。
娘二人はどちらも医大生だから偉いな、両親の優れたDNAのせいであろう。この姉妹お父さんがノーベル賞では男子草食系の多い昨今、恋人を作ろうにも男に尻込みされて相手を見付けるのも一苦労だろう。少し可哀想やな(;;)。
田中法務大臣が暴力団の息子の結婚式の仲人をしていたと週刊新潮にすっぱ抜かれ進退が問われることになったが、仲人は30年前のこととか…(;;)、暴対法ができたのが20年前だからそれ以前なら政治家誰もが幾つかの古傷を持って居るに違いない。人を殺しても15年経てば時効なのに30年前のことを週刊誌に密告した奴はきっと福島県同選挙区の自民党派に違いない:-)。民主党は嫌いだがそんな姑息な遣り方をする自民党はもっと嫌いだ!
何時も韓国ブスの優勝で飽き飽きしていたら今日の女子プロゴルフは久し振りにフレッシュな可愛い二十歳の日本人が優勝した^^。なのに彼女は明日の朝刊が休刊日なので、夕刊では晴れ姿が小さくてがっかりするだろうな(;;)
先週の常用漢字の表外読みの答え
(熱)が冷めるまで姿を隠す (ほとぼり)でした。
今週の常用漢字の表外読み問題
強大な権力を(伐った)