6月も半ばに至りましたが梅雨もいまいちで、摂氏30度に達する灼熱の酷暑に喘ぐ毎日です。こんなに暑くては庭の雑草も元気がありません。今年は毎年咲いてくれる赤と白の夕化粧を御覧ください。白の方は株が大きくならずに一本宛あちこちに点在して咲きます。宿根草のように思うのですが毎年咲く場所が異なるので種が飛んでくるのかしら?と思ったりして悩むことしきりです。

 

1700億円余りの資本金を持ち全国に多くの支店や工場を有する我が国屈指の電機メーカー三菱電機は先月末に一連の品質不正問題を受けて設置した外部弁護士らによる調査報告書を公表しました。それによると全体の8割の調査が完了し、新たに15拠点で101件もの不正が確認されました。これまでに判明した分と併せ品質不正は16拠点148件に拡大し、姫路製作所(兵庫県姫路市)では今月まで不正が行われていた、懲りない会社であることも分かりました。調査委は、三菱電機の国内生産拠点22カ所の調査を進めており、報告書は今回が3回目で調査は今後も継続しますが、7割の拠点で不正が確認されたことになり、品質や手続きを軽視する姿勢が改めて浮き彫りになりました。
この会社は、以前から大会社のくせに体質的に企業風土が何時までも旧態然とした胡散臭い会社であって度々問題を起こしており、三菱の代紋が泣きはしないかと気がかりになるほど悪辣な会社なのに魂消ます。古くからある悪しき体質が根強く蔓延っているものと思われます。
今回は又、国税局の税務調査で1億4千万円もの源泉所得税まで追徴されました。払うお金が無くて税金はごまかすのは中小零細企業だけかと思っていたら天下の三菱電機の脱税には国民は皆呆れ果てました。海外の現地法人に出向していた従業員が新型コロナウイルスの感染拡大で一時帰国しリモートワークして居た際の給与の税金をごまかしていたのがバレました。源泉所得税は従業員の負担ですが所得税法で徴収義務者は会社とされていますから会社の納税義務違反が問われ加算税迄追徴されます。資金は系列の三菱UFJ銀行から幾らでも低利で調達できますから金融機関から融資が受かられない中小企業と環境が全く違うのに此の次元の低い行為はこの会社も幹部たちが結束せず派閥か何かだけで機能し、「木を見て森を見ず」の弊害に陥り、護るべき本業が疎かになっているに違いないと感じました。この会社の最近8年間で自殺者が5人と言う事実にも唖然とします。
三菱は系列会社が多くて「三菱」が勤務先であれば三菱の自動車が1割引きで買えるそうだし、「寄らば大樹の陰」の見本のような会社であり就職先として上位にランクされて居ますが、外と中とは大違いです。三菱電機の一連の品質不正に関する調査報告書が昨秋公開されましたが、調査結果を見ると表彰懲罰に関し歪な報奨制度が存在し従業員のやる気を阻害して居る原因だと分かりました。例えば品質部門が褒められることは絶対になく、不良率が下がれば設計開発・製造部門が褒められ、不良率が上がれば品質部門が責められる」のが慣例だとか…。企業風土とはよく言いますが、古くから因習のように根強く伝わった悪しき風習がずっと伝承されるのだと知りました。慣例って恐ろしいですね。決まり事だと誰も疑っても見ない内に全員があざとい因習に麻痺して知らず識らずに受け入れられてしまうのだと思います。そして大きな組織では目に見えない弊習が何時の間にか当たり前になる恐ろしさを思い知ったのです。

 

名古屋入出国管理局で殺された不法入国とされたスリランカ人の問題で家族から殺人容疑で告訴されていた入管幹部らが不起訴になりました。収容者を人間扱いしない彼らは、逆らえないものに対する暴力を日常化していることは明らかですが、名古屋地検は何も調べず不起訴に決定しました。きっと上からの命令があったと思いますが、不法入国者がウクライナ人であればきっと起訴されたと思います。検察官!被害者を見て不起訴を決めるな!

 

今日は愈々漢字検定試験準一級の受験日です。午後西明石の試験会場に参ります。倅の腎移植手術やらで忙しく、加齢もあって「もういいか」と受験を諦めて行かなくなり早や7年が経過しました(;;)。然しいろいろ考えて今受けないと年齢的にもうノーチャンスだと思い先月出願し受験を決断しました。「TIME & TIDE WAIT FOR NO MAN」(歳月人を待たず)。手術前7年前での秋の最後のテストは173点でしたが、正直の処体調やら何やら昔の記憶はとっくに忘れており今回は100点(200点満点160点合格)がやっとではないかと考えています。当初問題集や過去問を見ても正解は半分そこそこでしたがきっと10年間根よく試験を延べ20回受け続けた記憶が未だ頭の何処かにしぶとく残っているせいだと思います。先週から早速書き取りなどを開始しましたが殆ど忘れて居るのに唖然としています。受験票に写真を貼ったときは「トシとったなあ」と感無量…、夜眠る前も問題集に挑んでいますが加齢とは世にも恐ろしい恐ろしい大敵です。次回秋の試験への希望は捨てては居ませんが、今受けないと体力知力ともにもうノーチャンスだと思い先月出願したものです。人生って何事もチャレンジですものね^^。

この機会に皆様にも過去問をお出ししましょう。暫し、脳味噌の体操をどうぞ…。連携した熟語の読みで左が音読み右が訓読みです。

1捷報、 2捷い

3凋零、 4凋む

5背戻、 6戻る

7醇風、 8醇い

9頃刻、 10頃く

配点は問題一つについて1点で、合計8点以上が合格です。答えは来週発表します。

 

先週の読めそうで読めない字      舞台の幕間(まくあい)

今週の読めそうで読めない字      (香しい香り)