夕方庭の雑草に水を遣って居たら幼稚園位の子どもを連れた母親が通り掛かり、子どもがうちのプランターにお菓子の包み紙を捨てたのを慧眼見逃さず「コラッ」と叱ったら母親に怖い顔で睨まれた(;;)。この頃は子どもに甘い毎親ばかり蔓延って困ったモンだ、親が子どもを叱らないで他人に叱らせてどうするか!子どもって叱られないと自分の非が分からないんだよね、子どもの躾(しつけ)もできないで日本の国を段々ダメにする次代をぼこぼこ産む無自覚な母親が多くなったのには心底情けない(;;)。世も末だな!
世知辛い世の中だが、私の期待は裏切られることなく今年も庭ではキリギリスが誕生した^^。先週の日曜日池のメダカに餌をやって居ると叢で何かがピョンと飛んだ、目を凝らして良く見たらキリギリスの赤ちゃんだった^^。もう生まれて半月以上にもなるようだが全く気付かなかった、昨年より見付けるのが1週間早かった。蛇苺の葉っぱに止まって居るのがお分かりでしょう。他に沢山生まれているようだ^^、先々週ご紹介したトカゲに食べられないことを願い、出かけた序でにコーナンに立ち寄ってトカゲの食糧にとコーロギの赤ちゃんを沢山買ってきて庭に放した、可哀想だけどキリギリスを絶やす訳には行かぬものね。コーロギは大型熱帯魚の餌として売られているもので私だけが残酷なことをして居る訳ではないから分かってね。
何時もキリギリスを分けて貰う金魚屋の桜谷さんに言ったら、トカゲより燕の方がずっと怖いで…と言われてしまった(;;)。
牡丹が終わったので雨後でもあるし木曜日に株を樽プランターから出して雑草の庭に植え替えた。一抱えの穴を掘っていたら底から大きな蝉の幼虫が出てきた^^。蝉になるには少し早いのでもう一度土に戻そうと掌に包んだら此奴は思い切り私の中指の根元を挟んだ(;;)、離そうとしたがまるで離れず鋏の力は強くなるばかりで必死の様だ、痛くて指が切れたようだ、でも殺すのは可哀想だし窮余の一策、掘った土の中へ掌を潜り込ませてじっとしていると暫くして鋏が外され楽になった^^、此奴は此の強い鋏で地中を開拓して食べ物を捜しているのだと察したが、私の掌を外敵と勘違いしたのかな?昼下がりのとんだハプニングだった^^。
最近数十年振りに松本清張作品を読んでいる。何回目になるか分からない位だがこの歳になると読み応えのある長編はしんどくて根(こん)が続かず専ら短編になるが、彼の作品は短編の方が読む者の心を抃(う)つ。「張り込み」や「二階」そして「黒地の絵」など何れも男女間の心の内の葛藤をモチーフにし愛する男への悲しい女心を描いたものだが、読者の儚い期待を裏切る結末が牴牾(もど)かしく心を揺さぶり、彼女達の終着駅が身を捩るほど哀れで残酷で他の作家には先ず書けない秀作が多く、特に「張り込み」など一瞬燃え上がった淡い女の夢の実現と直後の絶望が描かれて居り絶品だ。
反面清張さん程悪女を書かすとこれ程手練れな作家は居ないとは宮部みゆきさんの書評だが「鬼畜」にしろ「霧の旗」或いは「一年半待て」など男にはできない残虐さは怖い位だ。
清張さんの作品を読んでいると「黜陟(ちゅつちよく)」とか「敗衄(はいじく)」など浅学の私にはまるで理解できぬ難読漢字がそれこそ湯水のように出てきて辞典を引いている時間と本を読んでいる時間とどちらが長いか分からぬ程だ^^。それはそれで別の楽しみがあるのだが、彼は小学校を卒業しただけで給仕や印刷工場の見習いをしながら時間があれば図書館に通って文学全集を読んで居たから漢字は全集を読んでは辞書を繰って独学で習得したのだろう、偉いね、彼の作品には「風丰」(風貌)とか「彳む」(佇む)など画数が少ないのに漢字検定1級の配当漢字にも登場しない字がぞろぞろ出て来るからその都度戸惑ってしまう、漢検辞典(6000字)に見付からない字は大漢和辞典(2万字)を引くことになるが高等小学校卒業なのに…凄いなとつくづく思う。
清張さんが用いる漢字には我々世代の人間が普段用いる字と違って独特の字があり、「楽しむ」を「愉しむ」、「恐い」を「怕い」、」「恐れる」を「懼れる」、「驚く」が「愕く」、「頼む」が「恃む」、「訴える」が「愬える」と好んで忄(りっしんべん)を用いられるが昭和の字と謂うより彼が登場人物の心の動きを重視したからだろうと思う。それ程漢字に精通した清張さんでも時折誤字があり「忌まわしい」を「忌わしい」と書かれる。活用は「忌む」から送られる変化だから「忌まわしい」が正しいから弘法も筆の誤りだろうね。でも「忌々(いまいま)しい」なんて言葉もあるから漢字って難しい。出版社も清張さんの原稿は校正フリーパスだったんだろうな。己の無学を曝すようだが「微恙(びよう)」なんて言葉は清張さんの本から憶えた。辞書を繰ると「恙」は病気のことなんだ、軽い病いのことを「微恙」と言ったんだ、そう言えば小学唱歌「故郷」の2番に「♬恙(つつが)なしやとも垣♪」なんて歌詞があったのを思いだした^^。「恙なし」を何となく「無事で居ること」かな?と思って居たが、病気をして居ないことだったんだね、序でだが「とも垣」なんて素晴らしい言葉が「垣をしっかりと結ぶように人と人との交わりのことだなんて今の連中には分からんだろう」と言われたのは鋭い舌鋒で昭和稀代のエッセイストと謂われた今は亡き山本夏彦さんだったよね^^。
今日の女子プロゴルフサイバーエイジェント最終日はグラビアアイドル宛ら17歳18歳のスリムなフレッシュアマチュア二人が首位発進と謂う前代未聞の展開となり、惜しくも優勝には届かなかったが女子プロ全員真っ青だったね^^。最近はお好み焼き屋の小母さんっぽい体型重量級韓国人の優勝が多く、ファンが離れているから我が国ピチピチギャルの躍進には逃げたファンもきっと帰ってくるだろう^^。女子プロツアーも年齢制限35歳と体重制限55kgにしたらどうだろうね?見に来ている観客って男子プロと違って技量ではなくルックスとファッションとショットの姿態だもんね、整体士みたいな朝鮮スタイルなど誰も見たくないよ。
ブルータスお前もか!小保方さんの調査委員会の連中のボロがいろいろと綻び掛けてきた。足下に火が付いて彼等も他人事ではなくなってきたね、いい気味だ^^。
今週の仮名付けの答え
① 潤う ② 潤む ③ 潤びる
①うるおう ②うるむ ③ほとびる(水や湯で指先がシワシワになること)
(例) 風呂に入りすぎて指先が潤びた
今週の難読漢字の問題
① 白地 ②白湯 ①は難しいですよ。