6月も半ばを迎え、あのインフルエンザ騒ぎは一体何だったのかと訝しげに紫陽花が咲き誇る中を『漢検』のテストが後一週間に迫りました。試験勉強にラストスパートを掛けて追込み体制に入ろうして居ますが、齢(よわい)70歳台にもなれば昨夜憶えたことも翌日には記憶が定かでなく、宛(さなが)ら賽の河原で小石を積み上げては鬼に崩される亡者にでもなった気分ですがそれでもめげずに懸命に頑張って居ります。(;;)
先週水曜日に漸く『漢検』から受験票が届きましたが、今年は昨年6月の山手短大、10月の村野工業でなく学園都市の神戸外大に会場が変更されていました(;;)神戸の街は横には交通網が巡らされている分、縦には充分とは謂えず垂水からは数少ない山陽バスを利用するしかなく学園都市は広くて会場を捜すにも手間が掛かりそうです。今回の会場の変更には曰わくがあり、あの漢検理事長親子の不祥事のため以前の会場から使用を断られたのではないかしらと思ったりして居ます。試験開始時刻は15時半ですが、電車と違ってバスは到着時刻が判然とせず日曜日とあっては相当早く出ないとバスのルートからして明石大橋1000円組の大渋滞に巻き込まれるのではないかと危惧して居ります(;;)。

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写真のカエルは何故かこの3匹(他に未だ数匹居ます)が妙に仲が良く、お昼寝用にと池に沈めた陶器の置物のお人形に乗っかってカメラを近づけても微動だにせぬ処は恰も宛然と座禅を組んで悟りを啓こうとする釈尊の風格です。それとも後ろの奴が大きいから太刀持ちと露払いを従えた蛙横綱の土俵入りのつもりでしょうか?
雌雄の別は定かでありませんが待望のオタマジャクシが生まれることを孫娘と共に期待して居りますが果たして私達の夢が叶えられるやら(^^)
辺りに白く見えるのは水草の花で毎年は数日に一回ちらほら咲く程度だったのが今年は何故か爆発的に咲いています。池の水が富裕化したせいでしょうね、棲息している魚達のためにも良くないので一度水替えをしたいところですが、結構な重労働であり誰も手伝ってくれそうもなく(;;)少々困って居ります。
全盲でありながらバン.クライバー国際ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さん(20歳)は低迷していた我が国音楽界に措ける久し振りの快挙でしたね(^^)
盲目の辻井さんの優勝で思ったのですが、何時も著名なピアニストの演奏時には必ずピアノ奏者の左側に楽譜捲りの小綺麗な女性アシスタントがドレスアップして直立不動で立ち、曲の進展と共に楽譜のページをさっと捲って居られますが、楽譜を見なければピアノが弾けないのはホンの初心者でしょうから、あれってピアノ界の慣習であって一生ピアニストとして舞台に立てる希望の失われた下手なお弟子さんを舞台に立たせるための唯のジェスチャーに過ぎないのではないでしょうか?
辻井さんにもちゃんと楽譜捲りの女性が付いていたりして…(;;)
死神に取り憑かれたなどとよく謂われますが、先日大西洋で228人を乗せたエールフランス機が墜落して乗員乗客全員が死亡したと思われる大変な事故がありましたが、或るイタリア人女性が運悪く(良く?)同機に乗り遅れ、仕方なく翌日の便でドイツに着き、オーストリア国内を自動車で移動中に運悪くトラックと衝突して病院へ搬送されましたが甲斐なく死亡されたそうです。死神って本当に居るんですね(;;)。
先日の新聞紙上でしたが、北米で“素数ゼミ”が発生する謎解きに静岡大学の研究チーム(我が母校兵庫県立大学(旧神戸商大)もチームに参加しています(^^))が挑戦して見事此を解き明かしコンピュータによるシミュレーションで米科学アカデミー定期刊行物である電子版に発表し大変な評判となったそうです。何でも13や17など素数(1及びその数自身以外に約数を有しない数)の年数毎に大量発生する蝉の謎を追って仮説の証明を行ったもので、2004年に米東部で数十億匹の17年蝉が発生した処から研究が始まり『種の個体数が一定の数を割り込むと一気に絶滅に向かう』と謂う法則である所謂“アリー効果”をシミュレーションに導入した処、17、19、13年周期の順で個体数が多くなり、その他は途中で絶滅し、素数ゼミのみが生き残った過程の再現に成功したそうです。元々数学オンチでもある上私の耄碌した頭では仮説の内容について到底理解できるものではありません。然し蝉は7年に一度生まれ1週間でその命を終える位の知識は私でも持ち合わせて居ます。そして7年そのものも素数であり、自分達の種族を存続させるために素数でない合成数の寿命を有する蝉を淘汰させる知恵を持った蝉の存在など自然界と謂う処はナント不可思議な処であるワイ…と唯々感嘆したのでありました。
尚素数の不思議について興味がある方は数年前ベストセラーになり寺尾聡主演で映画化された小川洋子著“博士が愛した数式”をお読みになられたら如何でしょうか、とても面白いですよ(^^)。
此の記事の掲載された翌日には“ヒヨコに計算能力”なる記事まで掲載されました。(^^)ヒヨコは孵化後2-3日で小さい数字を足したり引いたりする能力を身につけていることをイタリアのトレント大学とパトバ大学の研究チームが突き止めその研究結果をロンドン王立協会の会報に発表したそうです。生後間もない動物に計算能力があるなんて想像もつきませんよね。
偶然ではあると思いますが、将亦(はたまた)その次の日には今度は魚が話題となって新聞に登場しました。自然科学研究機構の東島真一教授帥(ひき)いる研究グループが、人間を始めどんな動物でも外敵から突然攻撃を受けたとき脳が混乱して錯綜し、あらぬ命令を出すことで知られているそうですが魚の場合、脳が混乱しても脳に代わって脊髄が指令を発して魚が冷静な回避行動を取ることが突き止められ、今月アメリカの神経科学会誌に掲載されるそうです。
実(げ)に脳が錯乱しそうな話題の連続ですが、蝉にせよヒヨコにせよ魚にせよ、我々人間から見れば地球上に於いて取るに足らぬ存在である此等が或いは人間の及ばぬ神秘的な超能力を有して居るのではないかと思うと恐ろしくて背筋が冷たくなりますね。ひょっとしたら地球上生きとし生きるものの内一番知能の低いのが人間様なのかも知れません。ヒッチコックの映画“鳥”ではありませんが、又昔いなごの大群に襲われて農作物を全て食べ尽くされ全員が餓死した大規模村落のことなどを思い起こすと、自分達だけのものと信じて驕り高ぶり、したい放題の地球が実は虫や鳥達のためにあったことが判明し、取るに足らぬ存在が実は人間自身であることに気付かされ、何れ人類が滅亡する日が遠くないのではないでしょうか(;;)
遠い昔弘法大師や親鸞聖人は“山川草木悉皆成仏”を唱えられましたが、或いは人類はこの中に入れて貰ってないのかも知れず、さすれば世の衆生は”歎異抄“の第四章『善人なおもて、往生をとぐ、況んや、悪人をや…』のお言葉にお縋りせねば生きて居られないかも知れませんね(;;)
女子プロツアーのサントリーオープンは地元六甲国際で4日間のメジャーとして開催されましたが、橫峯さくら選手は予選を15位で通過したのが響き最終日68の追い上げも及ばず4位に終わりました。然し賞金は此の試合で約6000万円となり依然賞金女王トップを走って居ります(^^)。



素数ゼミの謎
文芸春秋
吉村 仁

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生命の神秘北米に13 …
数学って、…快感!こ …
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17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る! (サイエンス・アイ新書 72)
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吉村 仁

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とてもわかりやすい生 …
写真、図解がたくさん …
科学的検証と貴重な写 …

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