泥縄ではありますがこの1週間、毎夜ネット碁も控えて漢字の勉強に打ち込みましたが、運悪く金曜日から風邪を引いて体調の良くない中を本日遙々学園都市まで『漢検』のテストに行って参りました。往路はバスの到着時間が読めず愚娘に無理を言って垂水警察経由の最短コースで送って貰いましたが、復路反対車線の渋滞振りが半端じゃなく、恐れをなして帰りは急がば回れの諺を噛みしめバスを諦め地下鉄経由で板宿まで出て山陽電鉄で帰りました。所要時間は約1時間でしたが、バスならもっと掛かったのではないかと思いました。
テストの結果は知らない言葉が幾つか出たせいもあり、余り良くなく自己採点で前回の点数とちょぼちょぼと思えますが、生来の悪筆が災いして10点位の減点は覚悟せねばなりませんから180点は所詮無理のようです。次回のテストは10月となりますが以前のように旧市内で垂水より東部の会場にして頂きたいと願って居ります。

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今週はブログの愛読者であるEさんから送って頂いた幻の花“笹百合”をご紹介しましょう。此の世のものと思えぬ清楚で美しい百合ですね(^^)上が蕾であり、下が翌日の開花です。名前の通り葉がまるで笹そっくりなのに愕きますね。その幻想的な美しさから数多の愛好者が栽培に挑戦しては挫折を繰り返している自然界の中でしか生きられない貴重な植物であり、レッドデータブック登載の百合科の花ですが、人里離れた林の中でひっそりと咲いている風情は、鄙びた草庵にて隠遁生活を送る妙齢の比丘尼さながらです。六甲山中ではありますが盗掘される恐れがあるために開花の場所をお教えできないことをお赦し下さい。
この花は環境の変化に敏感なため球根での移植は大変難しく、又この花は夜の内に球根を猪に食べられたり、又は心ない人によって盗掘されて減少の一途を辿って居ますが、植え替えて球根が容易に根付かないことで有名であり、まだしも種から生育する方が育て易いそうですが、それでも開花まで育てられる方は園芸のプロに近い方でしょう。世に“ささゆりの会”なんて会があり、広汎性発達障害、学習障害などの子供達を支援されているNPO法人ですが、此の名前からも“笹百合”が如何に気難しく栽培に根気の要る花であるかお分かりだと思います。
下世話な話ですが、若し“タキイ種苗”や“サカタのタネ”から“笹百合”の種が発売されたら、大変な人気となり一粒10万円でも売れることでしょうが、空気の汚れた都会では栽培が難しくおまけに開花まで7年以上掛かるそうであり、花を見ることができる可能性は1%以下と見ました。種苗屋さんは種苗代金以上の弁償はしないのが決まりですが、逆に10万円返金のリスクが種苗屋さんの頸を絞めて発売できないのに相違ありません。弁償は求めないと一筆書いて買って行く人だって居ると思いますがタキイ種苗さんどうですか?
“男は外へ出れば7人の敵が居る”とは昔からよく謂われる言葉です。我が国では古来から女子は“奥様”と云われる如くに家に居付く習慣であってのものでしたが、さすれば女子が外へ出ればどうなんだろうかとの疑問が生じます。先日の日経“プロムナード”にて平成の世になって少し宛男が外に出なくなった興味深い話に逢着しました。それは明治大学の国際日本学部の教授が書かれた子女の海外留学に端を発する評論でありましたが、この先生の感触では一般の常識とは異なって我が国の高校生大学生の大半は海外の情報の蒐集や外国人との接触について積極的なのが女子であって、男性は寧ろ消極的なのだそうです。又海外留学希望者も圧倒的に女子が多く、外交官試験など語学力だけで選ぶなら早晩合格者の殆どが女性によって占められてしまうことになるとか…(;;)
どうして男性が“内ごもり”で女性が“外向き”になるのか、此の先生の体験ではご自分の子女3名に海外留学を薦めた処、上二人の男子は拒否し、末っ子の女子が高校生対象の交換留学生になってチェコに1年間留学しチェコ語がペラペラになって帰国したそうであり、上の二人も社会人になった今留学しなかったことを盛んに後悔して居り、あれだけ薦めたのに何故だ?と問うと“怖かった”との答が返ってきたのに対し、末っ子は“並みの人が体験できない世界を覗いて見たかった”と答えたそうです。
それでは外部への脅えが男子にのみ顕著で女子に稀薄なのは何故か?の素朴な疑問に対して先生は、人類の殆どが古来外婚(女子が部落の外へ出て他の部族に嫁ぐ)と謂う風習(血が濃くならないため)のもとにあったことに由来して居り、女子は本能的に群れから離れるように条件付けられて居て、必要に迫られ他言語の習得能力や他者とのコミュニケーション能力に秀でて居り、外部の文化に対して柔軟に対応できるからだろうと結論されています。然らば如何して此まで女性の進出が少なかったのかの疑問について、我が国では男尊女卑を建前とする社会的な要因によって女子に教育機会を与えず、よって女子の社会への進出が拒まれていたものであり、他言語の習得能力や他者とのコミュニケーション能力に欠けている男性が “内ごもり”が赦されずに江戸時代以前は謂うに及ばず明治大正昭和も仕方なく“外向き”を余儀なくされたのでありましたが、此の背景には女子が一人前の人間として扱われることがなく男子の従属物として存在してきたことに起因していたのではなかったでしょうか。
処が昭和の後期に訪れた高度成長期になって人手不足が原因で、已むなく女子を登用せざるを得なくなり、使って見ると此が意外に重宝であることが判明し、男子を抑えて出世するケースが続出し、建前であった男女同権が本音である男女同権に変革期を迎えたのでありました。此の変革期を捉えて学歴社会に於いても男子が雄の本能である煩悩のせいで勉学に身が入らぬ間に、髪振り乱して学業に没頭する女子が男子を次々と追い抜いて有名校に合格して大企業に就職し、更には一種試験に合格後キャリア官僚の道を選ぶなど女性が男子に後して活躍する時代を迎えたのでした。この度身障者用郵便物事件で逮捕された村木厚子厚生労働省雇用均等.児童家庭局長(長い肩書きやなあ)も高知大学と謂うグレードの低い大学ながらも一種試験に合格後労働省に入省し04年に課長だったのが08年には部長を通り越して局長にまで登りつめましたからゴール直前二の足を使った有能な女性キャリア官僚の草分けとも謂うべき人だったのでしょう。彼女は逮捕後地検の取り調べに対し1週間にもなるのに頑強に容疑を否認し続けてていますから、実(げ)に女は逞しいですね。
平成に入ってからは目に見えて女子の社会進出が目覚ましく社会的な環境も一変して女子が本来の実力を発揮できる土壌が培われ女子が企業の総合職となって日本中を駆け巡り、更には海外へ闊歩するようになりました。然しその反面世相の話題を分析して見ると部族内部に留まることを運命付けられていた男子が、本能に目覚めて本来あるべき姿であった“内ごもり”が常態化してきたように思われます。
話は突然変わりますが先週水曜日に川鉄の西山記念館で行われた21年度改正税法の神戸地区説明会で1000人近い税理士を前にして資産税の改正を担当した国税局の審理官は過去にはなかったうら若い(と謂っても30歳と一寸?)女性であって説明は理路整然として明解であり、その前に所得税の改正を担当した男性審理官が、唯レジメを読むだけに終始したため退屈したせいもあって女性審理官の明晰振りが余計際立ちましたから、男社会の国税局にも二種試験を合格した準キャリア組女性の進出が顕著となったようです。TVドラマでも最近は上司の女性からのセクハラ擬きの場面まであり、マッチョな男子が少なくなってきたことと軟弱化してきたことは疑う余地がありません。ここ10数年来オタク人間と呼ばれる“内ごもり”人種が多くなったことは将にこの辺りを象徴し憂うべきことであって若者の世界が変貌しましが、熟(つらつら)考えてみるに此は愚かにも男子が同じ環境から同じ土俵に上がれば異性が優位であることに気付かず“女子と小人は養い難し”などと女性を小馬鹿にしてきた因果応報と謂うべきであったでしょう(;;)。齢(よわい)を重ね段々と男子の住み難い世になって来たようです。 その内“男三界に家なし”なんて俗諺が変わったりして…(;;)。
ニチレイPGMレディースは茨城県で行われ3日目の今日豪雨のため取り止めとなったラッキーで二日目8アンダーとトップに立った橫峯選手が優勝となり今期3勝目を挙げ、漢検テスト行きのせいでTV観賞できなかった無念が晴れて快哉を叫びました(^0^)/。