年の瀬が迫り人通りの少ない商店街にジングルベルが寂しく聞こえる今日この頃ですが、ホンに神戸の街も不景気になりました。神戸市は少しでも商店街の活性化と消費者の購買欲恢復を願って今年も紆余曲折の末ルミナリエを継続させましたが、“笛吹けど踊らず”であって効果はサッパリです。今朝のM新聞“みんなの広場”に次のような投書が掲載されました。『イルミネーションを美しいと思っている人は、夜空の月や天の川の星達が見られる場所が年々減っていることに気付いて居ないのだろうか、環境省は夜間の屋外照明が野生の動食物に悪影響を与える様々な悪影響を“光害”と定義して”光害対策ガイドライン“を定め無秩序な屋外照明に制限を設け始めた』どうやら神戸市の行ったことは環境省のガイドラインに背き単に地球温暖化への協力をするに留まったのではないでしょうか(;;)。
お馴染みのEさんと北摂から初日の撮影に来られた学友のK君のルミナリエをご覧頂きましょう。Kさんはセミプロのカメラマンで各所のテーマが一画像に収められています(^^)

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誰もが忘れていた今頃になって諫早湾堤防工事の是非に対し福岡高裁による開門判決の断が下されました。この判決は高裁判事が己の世間体ばかりを考えて良い子振ったものであり大所高所に立って、ことの原点を理解することを怠ったために重大な過失を犯しして居ます。
今頃になってアカンと言う位なら30年前に司法が断固として堤防建設を拒否して居れば済んだものを、2500億円もの巨額な税金を使って堤防を造って置き乍ら“矢っ張り不具合だから今度は止めよう”なんて全く巫山戯た話です。此れ程建設業界に“利権優先ありき”で生産者や漁業関係者をバカにした事件は過去に例を見ないものです(;;)。
斯くして堤防建設に反対する多くの人々に逆らって出来上がった結果たるや、1550ヘクタール(4キロ四方)もの干潟を消滅させ干潟とともに共存して居た多くの貴重な生物を死に至らしめ、更にはそれに連鎖して有明海諫早湾の自然環境を潰滅させ、高級二枚貝“タイラギ”や養殖海苔に大きな打撃を与えたことは神をも恐れぬ行為への報復であり、今になって開門されたとて“覆水盆に返らず”であって、元の干潟が戻ってくる訳では全くありません。
当初米作りで計画された浚渫地もその後の米作り減反政策で見直され現在は畑作となり昨年漸く第一回の収穫期を迎えて人参ジャガイモなどの野菜が出荷されるようになったばかりですが、堤防開門の判決を受けて干拓地に入植された農業関係者は今後塩害によって農作物の栽培ができなくなり今度は補償問題が大変です(;;)。恐らく再び裁判によって和解金への道が開かれると思いますが、当初の2500億円を始め前回の漁業補償に続いて今度は農作物の補償と我々の税金が湯水の如く使われ国の財政は愈々1000兆円を超すことになりますが、相手が会社なら役員に対して株主代表訴訟など提起できるものを、国が相手と在っては始末が悪く、上げた拳骨の下ろす場所がなくハンコを付いた当事者達は全員安全圏である天下り法人で寛ぎ涼しい顔をしているのには全く腹立たしいですね。一方漁業関係者は開門の判決によって安堵の吐息をつくことになりましたが、此は浅墓な糠喜びと謂うべきであって、堤防が開門されたとて一度生態系が変化した有明海や諫早湾に魚介類豊富な元の自然が戻ってくることは不可能であり、万一恢復するとしてもそれまでに数百年、数千年の年月と漁民達の膨大な努力を要することでしょう(;;)。国会議員が介在し建設省と建設業界による隠謀だったこの事件も福岡高裁の愚かな判決により最悪の結論が出されました。“此方を立てれば彼方が立たず”と謂いますが、今回の司法の判断は正(まさ)しくそれであり、行政の指導の下に干拓地に入植した営農者達に一体からどうせよと云うのか!:-)。お金の問題ではなく信義の問題ではないのか!
倒産寸前の処を政府の梃子入れで奇跡的に復活しようとする米自動車大手ゼネラルモータースのアカーソンCEOが電気自動車“ボルト”の発売を前にトヨタのプリュースを“オタクの車だ、私だったら絶対に乗らない”とワシントンでの講演で発言したそうです:-)。日米の力関係をまざまざと見せつけられた思いですが、トヨタの社長がこのような発言をしてGMを貶めたらどんな結果が待ち受けているでしょうか。忽ち輸入関税倍増の洗礼に見舞われるに違いありません:-)。プリュースへの劣等感に苛まれて、語るに落ちるとはこのことであり、日本を見下すことで聴衆の共感を得ようとしたアカーソンCEOは自らの器量を下げ、心ある人達に彼がアカン人間であることを暴露しました(^^)。
一方彼はGMから年間7億5千万円の報酬を貰いながら役員報酬に対する制限を緩和するよう政府に求める意向を示したそうです:-)。政府から巨額な公的資金を受けているために自らの報酬が制限されていることを不満に思ってのことですが、7億5千万円の報酬の何処が少ないのか、このCEOあの世までお金が持って行けるとでも思っているのでしょう。報酬を増やしたいのなら公的資金を全額返済してから言え!
先週の解答
“赤児の(幼い)仕草”でした。(いとけない)でした
今週の表外読みの問題
(努々)約束を違えてはならない。