先月芦屋のNさんを訪問させて頂いた折、庭に白いムラサキシキブが咲いているのに気付き「種が生ったら下さいね」とお願いしていたら先日送られてきた^^。ネットで調べたら此れはムラサキシキブ属でもシロシキブと謂う種類だそうで種が乾かぬうちに蒔くよう書かれていたが此奴は繁殖率がランタナよりも遙かに強いので私は露地蒔きでなく春に種を鉢蒔きするつもりで居たから可成り慌てた。寒いときでもあるし発芽するのは春だろうし思案の末鉢に種まきして庭に鉢ごと植え込むことにしたが果たして春に芽が出るだろうか、それより私自身がこの種を播種したことを春になって記憶しているか全く自信がない(;;)。
空手が2020年東京オリンピックで採用された^^。写真は何れも糸東流清水希容21歳関西大学3回生、空手の形を打つ彼女の面構えはまるで夜叉だが実物は迚も可愛い女性だ、見ていて惚れ惚れするよね^^。最近の若い男女は何れも軟弱な連中ばかりになったと思ったが、こんなに凜々しい若人を見るのは久し振りだ^^。「凜々しい」なんて言葉を使ったのも久し振りだ^^。
彼女は2年前に史上最年少の20歳で全日本選手権を制し、昨年は全日本を連覇、アジア大会は日本勢6大会連続となる優勝、初出場の世界選手権でも金メダルの栄冠に輝いた。しかも全日本、アジア、世界選手権の3大会全13試合を5―0のストレート勝ちで制す圧勝劇だから65連勝は将に向かうところ敵なしで空手道の形の世界女王だ^^。
空手と謂うと先ず男子を思い浮かべるが女子だって居たんだね^^。凄いね、5年後は彼女も26歳だが大丈夫かな、何処かで一回負けて緊張を解(ほぐ)しといてね。
ニュースの後など時折録画ビデオを見る。最近は「下町ロケット」以外に碌なドラマがないので仕方なくBS12の渥美清主演ドラマ「泣いてたまるか」を見ている。50年前の白黒映画だから入居倍率40倍の公団住宅家賃が5600円、タクシー100円、玉子丼が80円など無性に懐かしい^^。何故か主人公である渥美清の台詞がしょっちゅう途切れるので気に掛かるが、どうやら再放送の前にチェックが入り、言葉がカットされて居るようだった。当時とは異なり今では放送禁止用語が厳しくて、当時誰もが喋っていた「見えてるよ、メクラじゃないんだから…」などメクラの箇所が消されて口だけパクパクだ。一話に10回くらい口パクが出てくるから話の筋がよく分からなくて困る(;;)。
放送禁止用語はマスメディアが勝手に付けたもので,昔名曲「竹田の子守歌」が禁止歌にされたのは同和の幹部も知らない勇み足だった。何処かからイチャモンがでるのを怖れて放送業界が適当に怪しいものを間引いて居たらしい。
ネットで調べたら放送禁止用語一覧なるものが搭載されていたが、何処がダメなのかよく分からないものが多い。「足切り、田舎、未亡人、四つ辻、家柄、踏切番、農夫、OL」何れも放送禁止用語だそうだが少し考え過ぎだね、足切りは身障者を暗示するからこじつけで分からぬでもないが、「田舎」や「農夫」はどうなんだろう、童謡の歌詞にも出てくるし素朴でとても良い言葉だと私は思うが、此れを差別語と言うのでは大都会の大金持ちが高層マンションの上から思いっきり下界の貧乏人を見下(くだ)しているようでとても不愉快だ(>_<)。「四つ辻」に至っては四つが特殊部落を意識させると思ったんだと思うが考え過ぎも良いとこだね、「未亡人」は上品な言葉であり「後家」なら良いことになるのではどうにもおかしいね?「嫁かず後家」なんて明らかに蔑称だと思うよ。踏切番には嗤ってしまう、現在日本に電動でないこの手の踏切が未だあるとは先ず思えんから出てくるとすれば昭和の初期から半ばに至る時代を描いた文芸ものにでも登場することになろうが、この言葉が禁止では作家は途惑ってしまうよね。「馬鹿ちょんカメラ」もダメらしい。「ちょん」って朝鮮人の蔑称らしい、知らなかった。
差別語だと差別することのほうが問題であり、差別語を使わない言い回しが逆に差別を意識させてしまうってことはないの?
昨今企業の就活解禁日が6月だ8月だと揺れている、文科省も主体性がなくコロコロと話が変わるからみっともない。企業が学生からの内定が拒否されることを怖れての歯止めなのかとも思うが、良い学生は内定を沢山取り、そうでない学生は内定ゼロなのはメチャ不公平だし、三菱と住友に受かれば学生は銀行でも商社でもメーカーでも東の人は先ず8割は三菱を選ぶに相違ない、そうなると住友は良い人材を殆ど三菱に取られる羽目になり割に合わない、本来住友を目指した学生の足をも引っ張ることになろう。就職試験日を国立大学の入学試験のように大企業は申し合わせて同じ日をテスト日にできないものかと思う。
処で就活と言えば服装から髪型まで何故かリクルート型で個性がない。40年も昔のことだが「いちご白書をもう一度」を御存じですね、1975年にユーミンが作った大ヒット曲で「ばんばん」のばんばひろふみが歌った反戦歌だ。♫就職が決まって髪を切ったとき…♪今なら♪就活が始まって髪を切ったとき…♫と歌わなければ正しくない。あの当時はバブル創生期の前哨戦だったし、何処の会社も人手不足で体育会系を中心に採り捲って居たから、髪など切らなくてもジーパンでも面接できたんだろう。ちっぽけなうちの事務所などあの頃、職安(今のハローワーク)へ行っても給与が安くて全く相手にして貰えなかったことを覚えている。うちで働いているベテラン所員の給与が10万円で職安の張り紙は15万円だったからまるで話にならず、当時は増え続ける得意先を捌くため少人数で毎日9時10時の残業続きだったから現在謂うところのブラック企業の見本だった(;;)。でも今思うとあの頃は日本経済一番の成長期だったんだ、物価も上がったけどお得意先もよく儲かるようになり仕事もどんどん増えてしんどくてもとても働き甲斐があったし、中小零細企業の環境が今とは正反対だったね。今は大企業が中小零細企業を足蹴にしているが、昔は中小零細企業が大企業を助けて押し上げて居たんだ。
TBS火曜ドラマ「結婚式の前日に」が今週終了するが、暗いドラマのせいで視聴率が一桁と全く伸びなかったかがよくぞ中途で打ちきられなかったものだ。醜聞高い香里奈の主演のせいもあるが私は原田美枝子の服装にも大いに問題があったと思った、この人はとても美人で上品な女優なのにこの番組で着用しているマフラーやらショールやらネッカチーフなどゴテゴテしたコスチュームは外国では人気のファッションブランドだそうだが私のような年寄りには何故か下品でまるでホームレスの服装に見える。彼女が室内で此のゴテゴテを脱ぐとあっと驚く上品な婦人に変身するから不思議だ。スタイリストも視聴者層をもう少し意識できなかったものか?美保純も「寅さん」のときの可憐さがいつの間にか老醜にとって代わり見るのがとても辛かったね。
先週の書けないけど読みたい漢字
襖が弊(やぶ)れる
今週の書けないけど読みたい漢字
(履)を(履)いて土を(履)む