聴いている人に空々しく響くジングルベルも終わり愈々年の瀬が到来した。こんなに長く不景気が続くのも珍しい、新内閣の組閣も白々しくて何の感慨を湧かない。日銀の白川総裁など御身安泰だけを願って何もしようとしないのは衆生の暮らしのことなど何も関心がないのだろうな:-)。不景気の株高と謂うが我が国の企業が斯くも疲弊していると言うのに年末には世界に溢れたお金を引っ提げて外国から投資ファンドがやって来て買いまくり、円安を理由に株値を1000円以上吊り挙げた。年初には軈て利食いして去って行くのだろうが高値掴みをした日本の投資家だけがババを引くことになるのは情けないな(;;)。

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年末の三連休に近鉄沿線長島温泉「なばなの里」を訪れられたEさんご家族から頂戴した幻想的なのイルミネーション冬華の競演をご覧下さい。LEDの光が美しいですね。良い後、悪いと言いますが、バスツアー帰路の大渋滞に帰宅が夜中になって閉口されたとか…(;;)。
最近丸谷さんのエッセイばかり読んでいるが、この方のエッセイはすっかり考えさせられることが多いので気晴らしに角川文庫から今年発売された鎌田敏夫(30年位前に金妻(きんつま)で大ヒットした脚本家)の文庫本「好きじゃないのに…」を読んだら、ナント!中身はそっくりそのまま3年前角川書店から「ジュテーム」の題名で読んだ単行本だった(;;)。題名だけすっかり変えて文庫化するなんて角川書店もえぐいことする、私のように同じ被害に遭った人も少なくないと思うが誰も怒らないのかな:-)、出版社はモラルが大切だ、単行本を発行して数年後文庫本で再登場するのは最近の傾向だが中身を確認せず題名だけで買う読者は少なくない、文庫本になったら題名を変えるなんてこんな詐欺まがいの角川の本は二度と買わんぞ…、と思った人は私だけでなく沢山居るに違いない(;;)。知人に話したら題名を変えて文庫化するのは角川の常套手段であり、中を読んでから買わないお前が悪いと笑われてしまった(;;)。その上「角川が単行本を文庫本化したときは奥書に題名を変更して文庫本になったことをちゃんと記載しているから其処を見てから買わんからや」と笑われてしまった:-)。
大阪大学研究グループが先週18年間の研究結果を発表したが「毎日250ミリリットルの清涼飲料水を飲んで居る女性の脳梗塞発症率1.8倍に…」の記事には誰もが魂消た(゚ロ゚)。水分を取ることは血流を良くする基本のようなもので、我々は普段医者から「水を飲め、お茶を飲め」と絶えず慫慂されて居るから、脳梗塞の予防になるのだろうと思って居り素人には全く解せぬ話だったが、大阪大学の磯教授の話では「女性は小柄で筋肉量が少なく血糖値や中性脂肪が上がりやすいのが原因の一つだと推測される」など素人には理解し難い分析結果を述べていられる、大柄な体格でムキムキマンなら良いのかその辺は全く不明だ。水分の中でも特に良質で健康に良いとされる清涼飲料水が「脳梗塞の元祖」などと引導を渡されては、サントリーを始め10兆円業界はどうしたら良いのか狼狽えてしまうな(;;)。
30年位前だったか新聞報道から「魚にPCBが入って居る」だとかの風評が広がり魚屋さんに閑古鳥が鳴いたことがあったが、人の噂も75日だったから清涼飲料水の事件もその内忘れられると思うが、大阪大学も此の極秘ニュースを発表する前に「全国清涼飲料工業界」に情報を伝えれば、此の会は全国の清涼飲料水メーカーが加盟しているから直ちに口封じに数億円の研究費助成など頂戴できたのではあるまいか。最近財政悪化で各大学への研究費予算が削られ続け研究室では助手の手当にも事欠く有様だから、阪大は千載一遇のチャンスを逃したのではないのかな:-)。
それとも此の記事は阪大が「全国清涼飲料工業界」に研究費の助成依頼をして断られた腹いせだったのかも知れないな:-)。
投手として徳島商業を準優勝に導き高校球児からタレントにトントン拍子で人気を高めた板東英二があろうことか、税金対策上法人化した個人事務所である芸能プロダクションが税務調査を受けて過去3年間に下請け先に外注費の支払を装って現金を環流させるなど悪質な8000万円もの脱税が発覚し、巨額な追徴金を払ったと先週夕刊に報道された:-)。長い間毎年確定申告期初日に申告して国税庁のイメージボーイとなり電子申告の慫慂などで先年局長表彰を受けたばかりだが、表彰状にはきっと「国民の模範となられた納税者として…」とあったに違いないから、彼のしたことは国民を裏切り万死に値するぞ:-)。
板東英二個人が優良納税者と指定されて居たのなら5年間税務調査は免れるが、個人会社でも会社は会社だ、彼には国税庁に貸しがあるから脱税してもお目零しがあるとの甘えがあったと思うが、国税局長上がりの税理士が脱税で起訴される時代だから、それを知らなかった彼がアホだったが、3年で済ませて貰った処にまだしも役所の温情が感じられる。イメージボーイの実績がなければ7年間たっぷりと毟(むし)りとられたに違いない。然し此の事件で彼に対する庶民の好感度が一気に失われるから、芸能界追放は赦して貰っても当分はTV局のお呼びはなくなるだろうな(;;)。
此から来年3月15日に掛けて納税者の忠誠心を駆り立てるため、国税庁が今年起こった此の手の事件を少し宛小出しにしてくるから見物(みもの)だな^^。次は誰だろう?
先週松井秀喜は引退宣言にて「何一つ後悔していない」と堅く口を結んだとあるが、痩せ我慢が丸見えだ(;;)。年末近くまで拾ってくれそうな球団にオファーを掛けて全て断られての引退だから、彼の心中が未練の波止場であったことは誰にもよく分かる。日本に帰れば拾ってくれる球団はあるが、彼自身3割を打てる自信がないから老醜を故郷に曝すことに到底プライドが赦さないのだろうな。来年第一子を儲けることとなるが、過去の栄光と膨大な財産を背負って残る半生を彼は此からどう生きて行くのだろうか。無骨で真面目な性格はタレントなど馴染まず解説者も不向きだし、帰日せずにロバート.レッドフォードのように車1日で走りきれない程の農園でも経営しての隠遁生活が相応しいのではないかと思うがどうだろうか…。奥さんが嫌がったりして…:-)。
ロシア外務省は先週26日北極圏に近い同国北部ムルマンスク州で氷点下27度の道路を自転車で走っていた日本人男性が車に刎ねられ死亡したと発表したが、彼は冒険家の渡辺大剛(はるひさ)さんと判明した。彼は2004年、22歳で世界7大陸の最高峰を制覇し、日本人最年少記録を達成したが、今年6月に今回の旅行を中国からスタートし、中央アジアなどを通過してロシアのリゾート地ソチに入り、自転車で北に向かっていたという。自転車にコンロに寝袋など生活用品全てを積んで真っ暗な道路を氷点下27度の想像を絶する寒さの中何処までも漕いで走り続けるなんて、かの冒険家植村直己さんも魂消る荒行だ。軟弱な日本男性の多い中で数少ない豪快な日本男児であった彼の功績の凄い処は04年1月にビンソンマシフ(4,897m)の登頂を成功させ、5月にはエベレスト(8,850m)登頂に成功し、更にその19日後にマッキンリー(6,194m)の登頂を成功させていることだ、将に疲れを知らぬ不死身のスーパーマンだな。こんな素晴らしい男を死なしたなんてプーチンは何もお詫びをしないのか?
先週の常用漢字の表外読みの答
1(粉)は10糎米です。 (デシメートル)でした
今週の常用漢字の表外読みの問題
(薄)は秋の七草の一つだ。
今年も又世相を憂えて溜め息の連続でありましたが、1年間お付き合い頂いたことを厚く御礼申し上げます。ご拝読本当に有難う御座いました。来年も宜しくお願いします。
皆様どうぞ良いお年を…m(_ _)m