1月末に始まった確定申告も漸く峠を越し還付申告は殆ど終わった。後はややこしい事業所得ばかりだ。20人近い従業員を抱えながら経理の従業員はパートすら置かず、合計の合わない給与明細や通帳のコピーなどを丸投げされるお得意先も居る:-)。充分に儲かっているから経費が惜しい訳ではなく単に従業員に所帯の内懐を知られたくないからだ。家族の誰かに経理の分かる方が居て銀行帳簿などエクセルでメール送信して頂くと我々はとても助かるのだが、其れは其れで他の税理士に浮気される懼れもあるから、ま、いいか^^。

男尊女卑の時代はとっくの昔に去って行った:-)。夫婦が五分と五分の対等になって堪え合って暮らしているのか、騙(だま)し合って暮らしているのかよく分からない。最近東京都で20代後半から40代の胃痛の経験がある既婚の男女を対象に調査を実施した結果良い夫婦でいるためには「我慢と忍耐が必要」と考えている人が8割を超えることが分かった(;;)。調査で「周りに比べて自分達はいい夫婦であるか」と聞いた処「そう思う」と答えた者が87%に上った。いい夫婦を装うことが胃痛(ストレス)の原因だなんて涙が出そうだな(;;)。日本中の胃が痛くない夫婦10万人に聞いても同じ答が返ってくると私は思う(;;)。
夫婦間で言いたいことを我慢している割合は女性が67%に対し男性は81%なんだって…:-)、男の方が我慢強いが男が口を出すと治まりが付かなくなって破滅を招き易いから、歯を食いしばった男の辛抱が此の数字なんだろう、従前の男尊女卑が暗転して忍従が男の役目になったんだろうか、悲しいよな(;;)。
これだけは言わないように我慢している一言(ひとこと)は、男性の1位が「ちゃんと掃除してよ」(23%)、女性の1位は「もっと稼いでよ」(35%)だったそうだ:-)。何とも蘞(えぐ)い言葉やな:-)。男の気弱で控え目な言葉に対し、女の方は手厳しくて男のプライドを容赦なく抉(えぐ)って居るよな:-)。
夫婦間でストレスがあると答えた人に理由を尋ねた処、最も多かったのが男女ともに「喧嘩になるのが嫌で何も言えないから」だったが、彼等はきっといい夫婦ではなくいい夫婦を装って居るから胃痛になるに違いない。本当に仲が良ければ適度に喧嘩はするものだ、ストレスを溜めぬには言いたいことを全部言って心の澱(おり)を取り去ることだと思うが、喧嘩をしないと仲直りをする機会すら逸するから余計に夫婦の距離を空け、気付いたら夫婦間が修復不能になって居るのではないか。ま、考えて見れば異なった生活環境にあった者が結婚し、上下の差を付けずに同等の立場で上手く折り合って生活して行くなんて絶対にムリだろう。事業でも共同経営は先ず上手く行かぬことは誰も経験則で充分弁えているから男女どちらが上でも良いからちょっぴりでも差を付け主従を決めると肩肘の張りが取れてきっと上手く行くと思う。
「俺に付いてこい!」と男尊女卑時代に育ち、目交(めま)ぜで妻を扱(こ)き使ってきた私など、こんな胃痛の連中のことを考えると、結婚って何だろう?と思ってしまう:-)。今の時代に生まれて居たら私はプライドだけは人一倍高いからきっと結婚できなかったと思う。私は貧しい荒野の如き時代に生まれ育ったが、あの頃は女性も結構辛抱強かったから今思えば昔の男は仕合わせだったんだ。其れに引き換え現在では女性の高学歴化が進み、フルタイムで働く女性の給与が此の不景気にも拘わらず、23万3千円と過去最高になるなど女性の社会進出が著しくその分男の職場が食い込まれて居り少し宛生活の上で男性に依存する経済的な問題が解消されようとして居る、此の儘では女性には母性本能があるから軈(やが)てシングルマザーがどんどん増えるんだろうな。然し子供に対し、どんなに高学歴であっても女親にはできず男親にしかできない役割があると思うんだがその辺はどうなんだろう。ハーレーの後部座席に乗って高速道路を走りたいと願う子供の願望には男親しか叶えられぬと思うが…、肩車をして砂浜を走ることなんかだって女にはムリだろうよ:-)。

最近では男子が草食化して結婚を望まない者がとても多いが、子供は小さいときから両親を備(つぶさ)に見て育っているから原因は本能的に「結婚したら男は損や」と感じて居るのだろうな:-)。

永年続けてきた常用漢字の表外読み問題だったが、好評だと思って居たのは私の独り合点で、とても難かしいとの苦情が結構多くなり、日本人の国語力の低下を嘆きつつ今月から「誤字訂正」に変更することに決心した(;;)。
常用漢字の表外読みなんてものは本来全ての訓読みを子供達に教えるべき処を文部省がサボって音読みしか教えなかった字が無数にあることが発端であり、教えられないが故にその字の読みが子供達に理解されないことが漢字の理解の貧困を招いた:-)。表外読みは本来音読みの解として先に教えられねばならぬのが漢字の訓読みなのだ、例えば配慮の慮など慮(りょ)だけ教えて訓読みの「慮る(おもんぱかる)」を教えないから子供達には全く意味が解せない面妖だな、先生もどうやって教えるのかしら。

先週行われた安倍総理の施政方針演説の終わりに貝原益軒が登場した^^。此の総理嘗て蒲柳の質であったから養生訓の益軒が登場したものかと思ったが、「怒らずに、議員同士足の引っ張り合いは止めよう」など施政方針演説には相応しいものだとは思えず、引用するなら政治家に勉強をさせるために幕末の儒学者昌平黌佐藤一齋の「三学戒」を引用して欲しかったな。
「佐藤一齋「言志四録」人生訓より」
8年前毎日新聞に投書したものを「nozawa22」なる方がWEBに紹介されて居られるのを「言志四録」を検索中奇しくも今朝気付いたものです。ご笑覧下さい^^。

今週の誤字訂正の問題
二足三文 (にそくさんもん) 第一回先ずは初心者向けの問題です

先週の常用漢字表外読みの答
(応に)その通りだ、(まさに)でした。
永年に亘り常用漢字表外読みにご挑戦頂き誠に有難う御座いましたm(_ _)m

ご教訓カレンダー
「勝つと思うな、思えば負けよ」→ 「勝つと思うな、お前は負けよ」 相手がグーを出すことを知って居る男