先月早くも夏日が訪れ、6月になるとそろそろ梅雨入りです。うちの庭は真夏の雰囲気満々となりました。玄関先の庭では何処から種が飛来したのか名前を知らない雑草が春に芽を出してぐんぐん成長し1mにも達し、小さい白い花をイッパイ咲かせました。雑草の本を色々と調べたら葉の形からどうやら西洋ノコギリソウではないかと思われました。雑草の見本らしく庭の三ヶ所に日当たりの順で開花が見られ、咲き始めたゼラニュームの花の視界を妨げ辺りを睥睨しています。でもよく見ると此れは此れでちょっと可愛い花ですよ(^^)。
宮城県の小学校で校庭にあった防球ネットの支柱が折れて6年生の子供に当たったそうです。防球ネットの支柱は木製で高さ6メートル、重さ凡そ40キロで校庭の深さ1.4mまで埋め込まれていましたが、基礎工事がされてなく折れた部分の断面からは木の腐食が確認されました。子供の最初の搬送先からドクターヘリで仙台市内の病院に運ばれることになりましたが、子供はもう帰らぬ人でした。
事故を受けて遅まきながら教育委員会は県内の小中学校や高校などに対し緊急の点検を実施した処、校庭などに設置された防球ネット併せて659か所のうち子どもが怪我をする恐れのある異常が確認されたのは全体の7%余り48ケ所もありました(@@)。事故後の市教育委員会の調査では驚くべきことに事故の防球ネットは今から30年以上前の平成元年に設置されたとみられるものの誰が設置したのか不明(調べたくない?)だったのです(::)。又、その48か所の点検状況についてNHKが取材したところ専門の業者による定期的な点検を行っていたのは1か所だけだったことも分かりました(;;)。47校の防球ネットの支柱は長期間大きな衝撃に耐えながらもずっと放置されっ放し…💢。此れは人災というべきではないでしょうか?30年前なら時効だけど辿る努力さえすれば真相は容易に分かる筈です。市が悪いのか学校に責任があるのか?事故に真正面から向き合おうとしないどっちも悪いよな!
今週のタイトルに掲げた「分別の利益」ってご存知の方は皆様の中でも少ないのではないでしょうか。この「分別」は(ぶんべつ)と読み、種類によって分けることを意味し「ゴミのぶんべつ」などに用いられる言葉です。道理をよく弁える「ふんべつ」とは異なった意味を持っています。
先週金曜日、札幌高裁での二審判決で奨学金の返済をめぐり、日本学生支援機構が奨学金を借りた学生の複数の保証人の一人に対し、全額である約200万円を求めたことに対する支援機構が半額の支払い義務しかない保証人に全額を請求したのは違法だとして、北海道内の保証人ら2人が過払い分の返金と損害賠償を求めた訴訟でありましたが、札幌高裁は「機構は過払い分が不当利得と認識しながら支払いを受けた」と指摘し、過払い分200万円の支払いの判決を機構に下し、更に機構を不当な利益を受けることを知りながら返済を受け取った「悪意の受益者」であったと認定し、過払い金の利息(年5%)分まで併せ返済するように命じたことから大変なことになりました(@@)。何故か機構は全く抵抗せずに即刻上告を断念すると発表したため判決は確定し機構は過去同様の回収分を計算すると返済額は10億円にも達することになりましたが、此れは機構が誤っていることを知りながら取り易い処から回収しようとして連帯保証人でない1000人もの保証人から200万円を取り上げて居た確信犯であったことがよく分かりました!相手がお役所だからと誰も疑わずに支払ったものでしょうがえぐい話です。これは謂わば横着が招いた罪であって、我々国民は良かった^^良かった^^と言いたいところですが、機構は所詮文科省の所管ですから被害額は我々の血税で賄われることになり彼等があっさり降参したのも自分たちの腹が少しも痛まないからだったでしょう(;;)。腹立つなあ!文科省(旧文部省)の傘下にある機構は「民法」の講義で教えられる謂わば初歩的な法律知識である「分別の利益」と呼ばれる法則を故意に無視したことに因る法律違反を札幌高裁が指摘したのです(一審の地裁は見落としてたんや!)。お粗末極まりないと言えばそれまでですが、法律に疎い人たちを騙した機構の遣り口は「親方日の丸」の構図であって我が国は無知な裁判官を多く抱え法治国家とは到底思えませんが全ては「国のすることは正しい」とする国家権力への思い込みが裁判官に予断を与え、民法の初歩である「分別の利益」に思い至らなかったのではないでしょうか。因みに「分別の利益」とは保証人が複数居る場合は一人の保証人に請求できる限度額は保証人の数に応じて負担額が減少する利益のことを言います。機構が行った回収方法は奨学金を借用した学生から保証人を二名付けさせておいて連帯保証人が資力に乏しい場合、もう一人の保証人から200万円全額を毟り取って居たものです。高裁は「分別の利益」を指摘したため機構は全面降伏に至りました。
連帯保証人が存在する場合には他に保証人が存在しても連帯保証人は200万円全額を返済する義務がありますが、此れとて連帯保証人が資力がなければもう一人の保証人に請求されます。此の場合の連帯でない保証人の支払義務額は保証人が連帯者を含めて2名であるため、1/2である100万円の支払いで完了することとなります。この「分別の利益」は、国民の味方なので誰かの保証人になる場合など良く憶えて居て下さい。サラ金は絶対にこんな愚かなことはしませんが、文科省日本学生支援機構のような悪徳業者も居たんですね!💢。
歌にまで唄われた憧れの「花の銀座」でしたが、最近までルイ.ヴイトン、シャネル、和光、三越、と世界屈指の高級店が犇めきあった銀座に今や大変なことが起こって居ます。家賃がべら棒に高い地域でもあり、コロナ禍で2021年中に閉店したお店は100店舗に上ったそうです(;;)。令和元年にオープンしたユニクロの影響がスタート地点であったと思われますが、此の2年でコロナ不況から高級ブランド品の閉店が続出し、今年になって100均のダイソーを始めワークマンや300COINS+PLUSそしてカジュアルウエア店までどどっと開店しましたから、最高級品を扱う既存の銀座の店主達は銀座のブランド低下を憂いて真っ青になり戸惑いが隠せません。全女性の憧れであるあのシャネルの直ぐ傍に100均のダイソー開店は高級ブランド族にとって見たくもないものであり将に衝撃的と謂わねばならぬでしょう。コロナ禍が過ぎれば庶民化した銀座は以前に増して爆買いの中国人で溢れるオアシスと成るは必定であり少なくとも嘗ての銀座のイメージはすっかり失われ最早回復することはないのではないでしょうか。所謂「銀座らしさ」は最早過去のものとなりそうです。新橋駅の乗降客の質がどんどん変わって行くのが目に見えるようですね(^^)。
日大理事長に林真理子さん就任!理事長ってハンコ押すだけが仕事だから卒業生なら誰でも良いみたい、日大生をバカにしている!
先週の読めそうで読めない字 現し身(うつしみ)
今週の読めそうで読めない字 (蒲魚)
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