桜花爛漫だと言うのにに私は先月初旬よりの花粉症発症により,戸外に出ることが躊躇われる毎日でしたが、近くの児童館の公園桜が老木のため伐採される張り紙が昨年張られたのに何故か一本生き残って居ると聞いたので外出時に窺いたら綺麗に咲き乱れて居り、小生本年初のお花見を楽しみました^^。
昭和39年にSF作家小松左京が9年掛かりで書き下ろした力作と同じ題を冠した「日本沈没」という拙文を昨秋お送りしました。今週はその続編となります。
我々日本人にとってメチャ悲しいことですが、我が国で昨年生まれた赤ん坊の数が80万人弱と戦後此れまでで出生数が最も少なくなったと言うことでありました(@_@;)。よくよく考えてみれば此れは私達日本人の種存続の見地から余りにも衝撃的です。この儘推移すれば平均寿命を80歳、全員が生きて80歳を迎えると仮定しても近い将来我が国の人口は6400万人となり我等の国土を護ってゆくには程遠く、人口が現在の半分にも及ばないことになるのは必然ですが愚かな総理は自分が居なくなってからのことだから…と、重大な人口問題に対し小手先の政策でお茶を濁しての一件落着を目指していますから誠に情けない限りであり、私は彼に激しい憤りを憶えて居ます(;;)。
我が国の人口の推移については第二次世界大戦による戦地から多くの帰還兵を奇貨とする昭和22-24年生まれの出生児がそれぞれ270万人と極めて多く、その後下降線を辿りながら諸物価が高騰したオイルショックの昭和48年を真ん中とする前後三年間には終戦後帰還兵によって齎された子供たちが成人し結婚出産適齢期を迎えたため再び209万人を出生しましたが、その後は下降の一途であり徐々にマイナス傾向へと向かいました(;;)。この儘にて推移すれば何れ日本人は居なくなるか、さもなくば混血ばかりとなることは明白です。年次出生数の推移を調べてみると、第二次世界大戦により繰り延べられた結婚・出産による昭和22~24 年の「第1次ベビーブーム」期の出生者は昭和24年まで年270万人出生と、又その時期に生まれた女性が出産適齢期を迎えたことによる 46~49年の「第2次ベビーブーム」期(48年209万人出生)の2つの山が見られた後は上記グラフの如くずっと減少傾向にあり、グラフにない平成28年以降はピーク時の40%である年100万人を下回って推移することとなりましたからメチャメチャ恐ろしいことです(;;)。又合計出生率は「第一次ベビーブーム」期でこそ4(一夫婦で4人生む)を超えて居ましたがその後急激に低下し、昭和30年頃からは2前後で推移して(誰もが忌み嫌う「ひのえうま」の41年を除く)居ました。一時期第二次ベビーブーム期(戦後に大量に生まれた子供たちが適齢期を迎えて出産)の昭和46年~48年には2.09と焦眉を開いたのも束の間、49年に2.05と人口置換水準(注)同年2.11を下回り、平成17年 には1.26と過去最低!を記録してしまいました(@_@;)。然し流石に危機感を憶えた政府の遅蒔きながらの勧奨もあって1
以後出生数は毎年衰退して居ますが世界各国について調べた調査で、日本は146ケ国中116位の体たらくあって、此れではまるで貧困国ではありませんか!(;;)。今年は去年の120位よりは僅かに順位を上げたものの、識者からは政府が政治や経済の分野を優先し将来の日本を揺るがすこととなる人口問題が依然として蔑(ないがし)ろにしていると厳しく指弾されて居ます(;;)。
「児孫を残す」この言葉は我々が生まれ持った本能の筈でありましたが、LGBQT時代とかの到来によりこの言葉も影が薄くて力を失って参りました。男女同権の美名のもとに今では男女の区別すら判然としない者が多くなったことは「男女七歳にして席を同じうせず」と教えられ、男女がお互いに距離を於いて憧憬を抱きあいながら教育を受けた戦前派である私達年寄りには余りにも衝撃が大きく、斯くも後世を憂える事態が到来するとは誠に不覚と言うべきでありました💢。LGBTQを認めるとか認めないとかの議論は人間の本能に抗う異端者の群れの認否であるため、下記に記した人口置換水準である(2.11)を上回らない限り政府は種の保存を厳守すべく断固として此等を排除しなければなりません。国は結婚を義務化し、結婚しない若者や子供を作らない夫婦に重税を、金がなければ懲役を課すなどの決断をすべき危機的な時期がとっくに到来しているのではないかと考えます。種の保存から考察するに夫婦は子供を健康な子供を二人生んでこそ一人前であり、子供を産まないとか独身など論外であって、生きとし生きるものの本能は先ず児孫を残すことではないでしょうか?
注. ここで「人口置換水準」を説明させていただきます。子世代の人口が自分を産んだ親の年齢にまで成長したとき、その親世代の人口と同じ規模になるという人口再生産の状況を達成するのに必要な出生率の水準であり、少子化を解消するために必要な出生率の最低水準です。 ここでいう出生率とは合計特殊出生率のことで、一人の女性が一生に産む子どもの数ですので、今の日本では女性一人当たり一生に2・07人の子ども(生後病死等の減少等を含む)を産む状況が継続されれば、少子化が解消されるということになります。然し2015年の日本の合計特殊出生率は僅か1.45でしかありませんでした(;;)
今週の読めそうで読めない字 彼の健康を(希う)
先週の読めそうで読めない字 権力に抗(あらが)う