夏が9月をまるごと取り込んで秋の到来が一月遅れ10月にずれ込み、その10月もあと1週間で去って行こうとしています。11-12と秋が続いて冬の到来はお正月以降になりますが3月はどう考えても春ですから冬の期間が必然的に1月と2月だけになり、何れ冬がなくなって夏が4月(つき)以上を占めることになる時代が予兆されます、この異常気象は巨大颱風の到来数の増加を伴いますから刻々と迫りくる人口減少と併せ、我が国の未来が案じられますね。
先週南の庭と東の庭同時に見知らぬ白い花が咲きました。スマホの「花ノート」で調べると「ゼフィランサス」だそうです(^^)。何処から跳んできたのかまるで分かりませんが鳥か蜂が種を運んできたものだろうと思いました。同じ日に花が咲いたのは種の運び主が同じだったからでしょうが、日当たりが違うので土の環境が同じだったとしてもとても不思議に感じたものです。
我々戦前戦中派には甚だ理解が難しいのですが、最近紙面を賑合わすものに小中学校での苛め問題が多くなりました。力の強い子供から体の小さい子や体力の劣る子供を標的にするいわゆる弱い者苛めが主力ですが、父兄から通報を受けた学校の対応にとても違和感を覚えます。父兄から訴えを受けた先生方は必ず事件をいじめと捉えずに単なる生徒間のトラブルとして扱う不文律が出来上がっており、文科省の方針に基づき毎月行われる筈の「いじめ不登校対策委員会」に於いても何が討議されたのか校長が出席していても議事録すら残されて居らず、教育委員会は故意に意識されて蚊帳の外が常態のようです(::)。そして自殺などあってはならないことが起こっても調査の結果、何時も学校側が故意に事件を隠し隠蔽に余念がなかったことが暴露して一見落着となりますが、
教育評論家の尾木直樹さんは「国は苛められっ子がどう感じているかを重視しているが、現場では問題を大きくしたくないという考え方が残っている」と指摘されています。尾木さんの考えは誤っていると思います。教育現場は事件よりも己の保身が第一順位であって、校長や教頭と謂う自らの地位に恋々とする余りに、子供たちが苛められている事件を故意に隠蔽して口を閉じ、苛めを更に大きくし遂には生徒の自殺という悲しいシナリオが用意されます。事件は毎日沢山起こっていることであり隠蔽されては堪りません。実は教育委員会の存在が先生の口にチャックをしているのです。つまり事件が起こった学校には教育委員会からの報告で後日市や県から懲罰人事が下されることが彼等の口を封じているに違いありません。苛めや暴力行為は昔から何処の学校でも日常起こっています。だから事件を報告したことで懲罰人事が行われていることが事件の本質であろうと思います。子供のイジメなんて未来永劫になくなりません。それを上に報告して自分の覚えが悪くなる今の規則が間違っています。報告はどんどん挙げさせて処理し、決して報告した校長や教諭を咎めないことです。又咎めるべきは生徒に手を上げた教諭であるのにこっちもしっかり隠蔽していますから完全な閉鎖社会やね。
先日の新聞学芸欄にて日本棋院の仲邑菫棋士と日本将棋連盟の里見香菜女流名人が偶然同面にて登載されました。左は仲邑菫棋士(13歳)が最年少三段昇段という嬉しい記事に対し、右は「出雲の稲妻」と謳われた里見香菜女流五冠(30歳)の悲願である女性第一号の棋士入段が潰えた悲しいニュースであって左右明暗を分かちました(::)。里見女流名人は女性として抜群の棋力で男子プロに劣らぬ棋力の持ち主でしたが、夏場不運にも体調不良の折、棋士挑戦に指定された最強の若手4段三人に連敗を喫し、棋士となれる条件である「5戦3勝」が叶わず涙を呑みました(::)。将棋連盟は何も最強の若手プロと対局させなくてもいいじゃないか!8段9段に年寄り棋士が無数に居るから彼等と対局させれば彼女は楽に3勝でき日本将棋連盟も花のある棋士登場に将棋界を大きく盛り上げるチャンスでしたが、大局から将棋界の未来を考えようとしない男尊女卑でケツの穴の小さい将棋連盟の連中や!「私自身本当に今回が最初で最後の挑戦といったところでしたので、多分今後考えることはないのかなと思います」と里見さんのコメントがありましたが彼女の心底から恨み節の一言でした。将棋界隆盛への絶好のチャンスを逸するなんて日本将棋連盟はアホや!戦いの場さえ与えれば彼女は立派に戦い、ひいては悲願である女性将棋ファンを量産し、将棋界の発展に大いに寄与するだろうに…、小姑丸出しの将棋連盟は10歳の中村菫ちゃんを特例措置で入段させた日本棋院との器の違いを露呈したね(::)。菫ちゃんは機会を与えられて羽撃き大きく成長し今や女性棋士三羽烏の一翼を担うばかりになりましたが全ては彼女に戦う場を提供した日本棋院の度量でした。次の挑戦について里見香菜は「私自身最後の挑戦だと思っているので、今後考えることはありません」と冷酷な将棋連盟の仕打ちにキッパリと引導を渡しました(;;)。日本将棋連盟はアホや!
スピードスケート36歳小平奈穂選手が引退試合であの高木選手を破って優勝!偉いなあ^^、長くスポンサーを務めて頂いた相沢病院の院長さんも偉かったね。彼女は此れからも相澤病院で働かれますが、生涯相澤院長を人生の恩師とされることでしょうね。
先週の読めそうで読めない字 忍辱(にんにく)とは辱めを耐えること
今週の読めそうで読めない字 (病葉)