事務所の庭では今年も一番寒い時季なのに可愛い白梅が咲き零(こぼ)れて居ます、この花は何故か冬の一番寒い時期を待って咲きます。後ろで大きく青い葉を開いて威張っているのは晩夏に狂ったようにピンクで庭を席捲する酢漿草オキザリスボーウィーの葉っぱです。前の日に撒かれた冬寒肥の恩恵を一番に受けるのは此奴だと思いますが、ナメクジの天敵だから赦してやりましょうね^^。

 

金曜日の夜8時に始まるNHKラジオでは女子マラソンランナーの先駆者である増田明美の「キキスギ」が昨秋来絶好評で何時も蒲団に横になって文庫本を読みながら片耳で聞いています。金曜日以外は若者向きのアイドルや歌番組のため8時までの時事番組でラジオはパスし、CDの音楽など聴きながら読書に専念する慣わしです。CDはクラシックや抒情歌が多いのですが、好みは多様で15年前にヒットした中島美華の「雪の華」や浜田真理子の弾き語りから、戦後の象徴であるブルースの女王平野愛子(淡谷のり子ではなくて)の「港の見える丘」などランダムに聴いて居ますからその懐古趣味とレトロ調が皆様に笑われそうです^^。最近ではアップテンポのの歌が多くゆったりと心に染み込むブルースが何故か聴かれなくなって侘びしい世になりました(;;)。話を戻しましょうね、此の番組「キキスギ」にはいろんなアスリートが登場しますが、司会である増田明美の巧みな誘導で出演者の誰もが我々の知らないアスリート達の実像を嬉々と語るので私は目から鱗の思いが少なくありません^^。彼女はアスリートとしては十分な成績を残せなかったせいで、陸連からボイコットされマラソンの先導車同乗の解説などからは外されていますが、語り口の柔らかさからNHKドラマのナレーションまで担当されたり、更にはアスリートとの交流から私的な情報源の多い方でTVでの彼女のファンは少なくありません。「キキスギ」を聞いて私がとても感心させられたのはバドミントン女子ダブルス金メダルのオグシオ「小椋久美子、潮田玲子」が「わざとミスをする」と「三手目を考えて初手を打つ」と語った言葉でした。前者は試合が煮詰まった折に相手にそこへ打たせる罠であり、後者は相手の応手を読んでの決め手スマッシュのタイミングだと思いましたが、卓球やバレーボールの選手も同じことをしているのではないかしらと考えたものです。又、面白かったのは北京オリンピック女子競泳メダリスト中村礼子さんが語った一言であり、ある種目は選手の歩き方で分かると彼女はいみじくも語りました。それは平泳ぎであり、平泳ぎの選手は全員「がに股」だと彼女は曰(のたま)いました。歩く姿で平泳ぎの選手だと直ぐに分かるそうです^^。彼女達全員が生まれつき「がに股」だった訳でもないでしょうが、物凄い練習量が齎(もたら)せた副産物でしょうね。でも14歳でバルセロナ五輪金メダルをとったあの可愛い岩崎恭子ちゃんが「がに股」で歩いている姿なんて到底想像できませんが、彼女も今や不倫離婚で騒がれる40歳ですからもうがに股スタイルも奇異に思われなくなったことでしょう^^。

 

先月24日千葉県野田市で心愛ちゃんが亡くなった事件は一月近く経過した今も未だ類似の事件が多くてマスメディアを賑わせて絶えませんが、此の種の事件が起こる根源は、児童の味方であるべき児相に勤めているのが単なる一般部署から配置転換された無能な役人に過ぎず専門職でも何でもなく、教育委員会に居る連中も単に校長の古手を中心にした天下り機関であり余生を税金泥棒で過ごす目的の人たちばかりで決して児童の心などを理解しようと試みる人達ではありません。事毋(なか)れ主義に徹したそんな連中に虐待児童の心の悩みが読み解ける道理がなく彼らには児童の心を読もうとする意欲すら存在しませんから、偏に人の不適材不適所である行政のあり方が問われるべきですが、誰も何も言わずに第三者委員会など立ち上げて一件落着を目指すのは笑止と言うべきではないでしょうか(-.-;)

 

 

昨日準決勝で行方八段(第一回朝日杯優勝者)についで棋界のナンバー2渡辺明棋王(第6回朝日杯優勝者)に決勝戦で完勝し、藤井聡太7段が将棋朝日杯トーナメントを連覇!NHKの6時と7時トップニュースとなり日本中を駆け巡りました。確定申告の時期ですが昨年度の藤井少年の所得は半端ではなく、関与税理士は一家の税金を減らすべくお母さんをお父さんの配偶者から急遽聡太君の扶養家族に移し替えたことだろうと想像しています。お父さんは嬉し悲しやろね^^。

 

先週の読めそうで読めない字 夫の帰りを嬉々(いそいそ)と出迎えた

今週の読めそうで読めない字 学ばざれば(便ち)老いて衰う