愈々あと1日で9月ともお別れだ、今月も後半は概ね暑くて雨が降らず「セプテンバーソング」など聴く気にもなれなかったよ:-)。

児童文学の大家灰谷健次郎も漸く約30冊を読み終えた、学校では子どもに読ませているらしいが彼の作品は子どもが読むものではなく子どもを持つ親が読むべきものであることを悟った。此の先生の作品を読み熟すには物凄いエネルギーが必要だ、読む途中に立ち止まってうーんと考え込まねばならぬことが多い。そこで今度は一転して気軽に読める「群ようこ」の作品を選んだ、その次は「内館牧子」と決めている。彼女は日本芸術大学で林真理子の一年後輩だが作風は林真理子と大違いで性格に厭味がなく軽妙洒脱な文体を操る一風変わった小説家でありエッセイイストだ。小説は林真理子同様余り面白くないが、エッセイが断然面白い^^。筆に委(まか)せて著名なタレントを情け容赦なく一刀両断に切って捨てる処などとても快感で、日常のストレス解消を求める女性ファンの多い所以だろう^^、面白さでは内舘牧子と良い勝負だろうか、きっとご存じの方も多いと思う。
彼女が30年位前に処女作として上梓されたエッセイ集にて宮崎美子を叙した言葉は、読者の視線を集め彼女が世間と出版界から作家として注目されるきっかけとなった^^。
宮崎美子と謂えば、古くは「タイムショック」の無敗記録保持者、最近では「クイズQさま」でお馴染みの漢検1級にも合格した才女の熟年タレントだが、今の若い人から見てさほど著名なタレントではない、然し此の人のデビューは余りにも鮮明であり、我が国の高度成長終焉期で今思えばバブルの萌芽期でもあった1980年熊本大学在学中、超一流の写真家篠山紀信に見出されて、週間朝日の表紙に抜擢された幸運児だ^^、その後ミノルタ一眼レフカメラ「X-7」のテレビCMで放映された映像は、木陰でTシャツとGパンを恥ずかしそうに脱いでビキニ姿になるというシーンが何故か巷の大反響を呼び起こした^^。その理由は彼女が楚々として可愛かったことにもあるが、彼女がグラビアモデルとして可成りの「太め」であったことだ。それまではグラビアモデルは紺野美沙子のような痩身でエロ感なし清潔感オンリーが決まりであり、「太め」感乃至「ボリュ-ム」感はタブーだったのだが、彼女が前例である悪しき殻を打ち破ってグラドルとして世に出たあのインパクトは現在50歳以上の男性なら誰もが強烈な印象を持って記憶して居られるのではないだろうか^^。
あの30秒のCMは当時巷の大評判となり、CM中不世出の大傑作とまで謂われるようになったが、その後河合奈保子や榊原郁恵など「太め」で「ボイン」がお色気路線として当たり前のように輩出したのは時代の変遷とは謂え宮崎美子を魁(さきがけ)としたものであったと思う。
群ようこのエッセイ処女作「午前零時の玄米パン」には「宮崎美子がでてきて木の下でTシャツとジーパンを脱いで三段腹をブルブル震わせたときは、これで私の時代がやってきたと思った…」と書かれている、「三段腹をブルブル」とは大胆不敵な表現だな^^。此は群ようこ自身が太めの容姿を何時も気にして居た処、此の映像を見て吹っ切れ、三段腹の女性だって美女の仲間に一般参加できるとの価値判断を下されたのだろう。彼女の小説「都立桃耳高校」では主人公が高校生の頃、150cmで60kg大根足でなく蕪(かぶら)足でミニスカート、気分だけ「アンアン」モデルだったと書かれて居たから多少の誇張が入って居たとしても彼女自身がモデルであったに違いなく宮崎美子より10kg程多いが端数は都合良く切り捨てて自らの体型に置き換えたものだろうな^^。
あの当時、バラエティーでお腹の贅肉を掴み「ミヤザキヨシコー」と叫ぶ芸人まで出てきて評判になったから、30秒CM宮崎美子の出現は、グラビアモデルはスリムでなければならないという既成観念を崩すものであり、一般大衆は彼女によって自分達が虚像しか見て居なかったことに気付き、漸く真の女性像に巡り会ったのだと思う。あのときの宮崎美子のお色気を凌駕するグラドルにはその後お目に掛かっていないが、「お色気」なんてものは多すぎると男の劣情を刺激するばかりで決して良いと謂うものではなく、あの程度に仄(ほの)かに漂うのがベストなのだ^^。

19日JR北海道での鉄道事故が大きな波紋と共に広がり、367個所にも達する欠陥レールが露呈し、レール幅の拡大幅は3.7ミリにも及ぶとか…(;;)、事故原因について事業本部長が釈明に追われて居るが彼は線路に降りたこともないエリートの事務屋やから何も分からない。保線作業員の勘違いになるそうだがレール幅の基準値の過ちが30年近くも前から踏襲されて居たのでは責任者の突き止めようもなく結局有耶無耶になることだろう、でも保線作業員の勘違いとかミスだと言うのは少しおかしいよ、作業員は命令通り「此処掘れワンワン」と仕事をさせられて居るだけだから、寧ろ被害者ではないのかな。悪いのは検査基準を目で見ながら心の目でしっかり確かめようとしなかった保線現場の責任者だろう、それと民営化で運悪く蝦夷に飛ばされ、やる気のない経営陣も同罪だろう。北海道は昔から線路が長くて乗客が少ない赤字垂れ流し会社だ、毎年国から300億円血税を貰って赤字補填して居るからキャリア組は誰も花の東海、東日本、西日本に行った連中を羨んで仕事などする気がまるでないのと違うのかな。会計検査院の指摘したJR四国のレール未補修50本も同じ理由やと思うけどなあ:-)。

先週の誤字訂正の答え
議員から舌砲鋭く詰問され大臣は答弁に苦慮した。(舌鋒)でした

今週の誤字訂正の問題
彼の純真さが誤ちを犯す

ご教訓カレンダー
「これにて一件落着」→「コネにて一件落着」 事件揉み消し