2月も中旬となり本来なら空っ風が吹き荒び厳寒の筈が温かい日と寒い日が交互にやってきて雨の日なのに暖かかったりと妙な1週間であり体調維持にすっかり気を遣って、いっそ寒い日ばかりだと良いのにと贅沢なことを考えたりしていました。孫達も漸く風邪が良くなったらしく私もホッとしていますが、今度は両親に飛び火したらしく愚娘もマスク姿でゴホンゴホンですから次は我が運命(さだめ)かと覚悟を決めています。(;;)
先週1週間はいろんな事件が飛び交って世間を席捲しましたね。
その一は防衛施設庁談合事件の終焉であり、談合配分額が天下りOBの年収80倍に連動固定利率とは酷い話であり、未開国さながらではありませんか。沢山の天下りを迎えて彼等に沢山の報酬を払えば払うほど多額の仕事が受注できるなんて受ける側も金のためなら肥溜めにも顔を漬けられる習性となったものでしょうが、浅ましいというか双方の公徳心の欠如には呆れるばかりです。
二番目は不採算を知りながら、地元土木業者との永年の癒着が断ち切れずに3千億円を注ぎこんで完成した神戸空港が16日オープンしたことでしょうか。公共事業というものは困窮地域を救うためか、新たな需要を開拓するために行われるものですが、関空、伊丹空港、JRの3者が凌ぎを削って疲弊している中へ割り込んでそれぞれの顧客を掠め取ろうとするものに過ぎませんから利するものは何一つなく、3000億円の債務だけが残された形となりました。我々庶民には神戸空港の副産物として地元で獲れる魚介類の数がガタ減りとなり、このシーズンお年寄りの方は今年も高値となった“いかなご”をぼやきながら煮る羽目となっていられます。(;;)
神戸の住民にとって唯一プラスになったことは新神戸停車の“のぞみ”1日90本と増えたためにこれまで新大阪まで行かないと9時に東京へ着けなかったのが、新神戸からでも可能になったことと、神戸空港でも東京まで9時以内に到着できること位でしょうか。
“狭い日本を、そんなに急いで何処へ行く”と笑われそうですね(^^)
全国小売酒販組合中央会の事務局長が144億円の年金資金を理事会にも諮らずにカナダの投資会社に注ぎ込み焦げ付いて仲介したコンサル会社社長共に警視庁に摘発された事件がありましたね。随分以前のことですが、この事件には後日談があり先週の新聞にこんなことが書かれていました。
カナダの投資会社は1回だけ10億円の利息を送ってきたそうですが、その利息の内7億円を米国の鉱山会社に融資したら暫くしてその鉱山会社も倒産して7億円もパーとなったものですが、その鉱山会社が今度は中央会を相手取って損害賠償を求める訴訟を起こして来たのです。その訴訟の理由は“中央会から追加融資が受けられなかったから倒産したからその損害を賠償せよ!”ですって(^^)笑ってしまいますよね。盗人猛々しいと言うか、屁理屈もここまでになると本当らしく聞こえるから不思議です。7億円も返さないで損害賠償請求とはアメリカと謂う国は本当に恐ろしい国ですね。これまで東芝やブリジストンなど多くの日本企業が無実の罪で訴えられては、その訴訟金額の桁外れの大きさに恐れをなして多額の和解金を払って“こと”を済ませてきたことが彼等に足元を見られる結果となったものですが、日本人もアメリカに媚びるだけが能ではありません。嘗て黒船に乗船して訪米した日本代表の木村摂津守は短躯5尺(150cm)でありながら相手の威嚇的な要求に対し毅然として一歩も譲らず四書五経論語の素読より学んだ語力は常に相手を圧倒し、6尺(180cm)のアメリカ人を畏怖させたことは誰もが知る史実です。我々日本人も彼に見習って毅然とした態度を崩さずに堂々と彼等に手向かうべきですが、戦後この方日本人は国語を勉強しなくなって久しく、アメリカ側の詭弁に対し反論したくても、ボキャブラリーが貧弱で何時も“黒い烏は白い鷺”と言わされて来ました。日本人が英語英語と浮かされて肝心の日本語を忘れたことが、こうまで日本を追い詰めているなんて皆様もご存じなかったことでしょう。(;;)
今回の米国牛肉輸入事件にしても、若し立場が逆で日本が加害者なら、日本政府は彼等に
どんな目に遭わされていたか考えただけでもぞっとしますよね。(;;)
自民党の武部幹事長の次男がホリエモンから3000万円を貰った貰っていないと国会で混迷化していますが、族議員の見本である武部幹事長も手元の原稿を読んで次男の預金口座を調べたが入金の事実は確認できなかったなどと力なく語る様はどう見ても嘘っぽく、真実貰っていなければ彼のことですから“天地神明に懸けて貰ってなど居ない”と顔を真っ赤にして記者団を怒鳴りつけた筈ではありませんか。然し万が一つ貰っていないとなるとリークした永田議員個人だけでなく民主党自身も窮地に追い込まれることになりますから、今後どんな風に事件は展開して行くことか興味津々ですね。
北海道の北見で起こった事件だそうですが、第三セクター“ふるさと銀河線”でワンマン電車を運転中の運転手が1キロほど走って何気なく車外の風景を眺めていたら、バックミラーに必死に列車にしがみついている高校生らしい女性を発見してビックリ仰天、非常ブレーキで停車し無事ドアを開けて女性を車内に入れて何事もなかったそうですが、ワンマンカーはバスだけだと思っていたら電車にもあったことを始めて知りました。(^^)
ドア外側の取っ手があったのが幸いしたもので旧式な汽車タイプの電車だったのでしょう。この運転手は駅ホームに女性が居たことを覚えており、乗客が降りた後も列車後部のドア付近に居たため乗らないと判断して見切り発車をしたものらしく、恐らくこの女性は友人でも待っていて来ないので動き出した電車に飛び乗ろうとしたらドアが閉まってしまったものであり、飛び乗ったもののドアが閉まったので飛び降りる決心を固めたでしょうが、咄嗟に無様に転けたら痛いし格好悪いなど一瞬迷ったことが電車のスピードが増し飛び降りる機会を失って後悔の念に苛まれながら振り落とされないことを神に念じていたものと思われます。運転手が規則違反の脇見をしてくれたことと、1キロの間に電信柱など障害物がなかったことが何より幸運だったですね。
車掌の役までさせられる三セクの運転手さんも大変ですが、会社ではきつく絞られて反省日記など書かされたのではないでしょうか。勿論高校生らしい女性には会社から丁重なお見舞品が届けられたことでしょう。(^^)
車掌と謂えば私が良く利用する昼下がりの山陽電車(殆ど乗客がなく居ても1車両1人か2人)の西舞子駅で上り電車が到着するとドアを開けておいてから電車を降りて脱兎の如く駆け出し5m程離れた地下からプラットフォームへの階段を覗きに行く若い車掌さんを偶に見掛けます。初めは何をしているのだろうか?と不思議に思って居りましたが、やがて頭の回転の鈍い私にもその訳が解けました。彼は地下から狭くて急な階段を上ってくるお年寄りの乗客の有無を確かめに地下を覗いていたのです。勿論乗客が上ってきていればドアを開けて乗客の到着を待つつもりであったでしょうが、私の見ている限りでは不幸にして未だその努力が報われたことなく何時も駆けて戻ってはピーと笛を吹いてドアが閉じられますが、彼はその度に私の心に涼風を運んで呉れて私を清清しい思いに駆り立ててくれたのです。
山陽電車の各駅停車は1時間に僅か4本の回数ですから1電車乗り過ごせば15分待たねばなりませんから、若い車掌さんは自らの判断で覗きに行っているものと思われそれが証拠に年配のベテラン車掌は電車から一歩も出ようとせず後ろも振り返らずにピーとドアが閉じられます。(;;)
この若い車掌さん何れ30年位したら山陽電車の社長になるのではないでしょうか。(^^)
先週の極めつけの事件は週末滋賀県長浜で起こった余りにも痛ましい幼気(いたいけ)な園児2名殺傷事件でした。似た事件が数年前東京で起こりましたが今度の事件は少し内容が異なり殺人を犯した園児の母親が中国人であり、30歳近くしての来日であり、わずか数年では充分な日本語が操れたとは到底思えず、本国の風習とまるで異なる環境に晒されての友達の園児やその父兄から疎外感と劣等感から惹き起こされた犯行と考えました。我々の時代はハーフなどと気の聞いた言葉などなく“あいのこ”などと差別語が当たり前でありましたが、今でもそれに近い表現があるでしょうし、言われた当人より我が子を分身と信じている母親にとっては耐えられない侮蔑であったでしょうが、反論したくても自身日本語の会話が充分でなくてはもどかしい思いばかりが残り、他の園児の母親の微笑みも彼女には侮蔑の冷笑と受け取ってしまったものでしょう。生まれ育った世界の異なる国際結婚の悲しい終焉でありましたが、彼女をそこまで追い詰めた原因が園児の母親達に全くなかったとは言えません。幼稚園で何時も主役を演じている美貌の母親が無意識の勝者となって敗者から復讐を受けることになったことはこの前東京の事件で立証済みです、新聞各紙は様々な意見を記載していますが、今回の事件も結果的には他の園児の母親達が無意識に持つた優越感が引き金となって惹き起こされた事件ではなかったかと考えます。
嫌な事件ばかり先週はロクな1週間ではありませんでしたが、唯一心を癒されたのは一昨日にお得意先から送られてきたお庭の白梅紅梅の写真であり、見れば見るほど汚れた心が洗われる思いが致しました。皆様も験(げん)治しに是非日本庭園の白梅紅梅をご覧になって下さい。

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昨日夕食時にメダルとまるで縁がないトリノ五輪実況を見ていたら、カーリングとか謂うゲームを優勝候補の筆頭カナダと日本の女子選手達が戦っていました。初めはルールがイマイチ呑み込めなかったのですが、どうやらビリヤードのポケットゲーム氷上版のようなものらしく40m先のゾーンに入った相手のストーンをゾーン外に押し出すことでゾーン内に生き残り得点を奪うゲームであることが漸く理解できました。ビリヤードは環境の変化がありませんから純粋に技術力の優った方が有利ですが、カーリングはボーリングのレーンコンディションのように刻々と変化する氷の状態を先読みする必要があり、単に技術力だけでなくメンタルなスポーツでありました。10ゲーム2時間を超す長丁場であり20kgもあるストーン(40万円以上もするとか!)を4人で1ゲーム80回も投げそれもハンドルを操作してフックやスライスと微妙に変化させねばなりませんから見ている方も結構神経の疲れるゲームでした。20分ほど見ていて事務所の仕事に戻りましたが今朝の新聞を見て日本が勝っているではありませんか!アッと驚くタメゴローでありました。カナダは美形揃いでしたが、我が日本は容姿ルックス共にイマイチであり人気の出ない原因の一つであったかも知れません。(;;)
【れっつカーリング】