梅雨入り宣言した筈が晴天続きで気象庁の面目丸潰れでありましたが、愈々本格的に梅雨入りしたらしく昨日今朝と雨が続いています。何時も不思議に思うのですが、何処のTVの予報士さんも全員同じことを言って当たらない日まで決まって同じですがこれでは予報士さんの仕事は気象庁のスポークスマンであり免状など不要だと思います。一社くらい早朝空を見てはその日の天気を嗅ぎ当てて来られたその道60年の熟練漁師さんに依頼されたら如何でしょうか。漁師さんが空を見るのは払暁であり聞きに行かれるアナウンサーも大変ですが、漁師さんの勘は経験則に基づいたものであり生活が懸かっているのでまず間違いません。予報士が当たらない原因は気象図の雲の動きを来た方向の儘に進むものと短絡的に考え、教科書で覚えた学問でしかなく、そのときの気温や今後の風向きを予想しない(能力的にできない?)ためですが、自分だけ間違うと具合が悪いのでつい無難な予報でお茶を濁しているのでしょう。航空会社などが気象庁を信頼せず、高い委託料を払って民間気象会社からの情報に頼っているのでもよく分かりますよね。地震予知も出来ない気象庁なんかなくても誰も困らないし、ひょっとして予算ムダ使いの不要官庁ではないでしょうか(;;)
日銀の福井総裁が例の村上世彰に誘われて7年も前に同僚数人と共に1000万円宛村上ファンドに投資していたことが何処かから判明し、政府与党が早く村上問題と訣別しようとしていた矢先ですから野党や証券関係者から強い非難の声が沸き起こりました。当人は我が国金融界のドンとしていち早く地検特捜部の情報を入手したらしく、本年2月慌てて解約申し出でをしていたことが判明しましたが、与謝野経済担当大臣は総裁も困ったことをしてくれたなあと思いながらも身に掛かる火の粉は払わねばならず、投資の時期が日銀総裁就任前(とは謂え1年前まで副総裁であり何れ帰り咲きは予測されていた)であり問題はないと発言していますが、それなら総裁就任時にきっぱりと解約すべきがスジではなかったでしょうか。外資ファンドとて天下の日銀総裁が出資していると聞かされては誰も大船に乗った気で投資家が激増したことでしょうし、広告塔としての彼が齎(もた)らしたプロパガンダは絶大なものだったでしょう。それが証拠に村上ファンドへの投資単位は10億円と大きいのに、福井総裁の僅か千万円の投資を村上ファンドが受け入れたのは謂わば例外であり、ファンドのイメージアップを謀るための見返りであったものと思われます。大手市銀がこっそりと外資ファンドを経由して巨額の資金を村上ファンドに投資していたことは誰も周知の事実ですが、これとて福井総裁の参入を聞かされてのことでしょう。然し彼等市銀達は預金者に雀(蚊か?)の涙程しか利息を払ってなく彼等も疚しくなければ外資に美味しい処をピンハネされずに直接投資した筈ですよね。銀行はバブルを惹き起こした自己責任には頬被りしてそのツケを預金者に廻し、91年から04年の間に家計の利息収入が304兆円(全国4000万世帯として年間ナント!80万円超となります)失われたと発表が嘗てありましたが、本3月決算で各銀行がメチャメチャ利益を計上した裏にはこんな不透明な儲けも入っているようです。
先週15日の参議院予算委員会に参考人招致が行われましたが福井総裁の答弁は陳謝一辺倒で与党政府側の庇護の元にのらりくらりと時間稼ぎに終始し17年度の確定申告に於ける村上ファンド投資収益額については、遂に最期まで明かすことはありませんでしたが、翌16日の参議院金融委員会に引き続いて喚問され、遂に年間運用益が数百万円に達した年があることを白状しました。数百万円と謂うことは最低200万円から最高900万円の間であったことを意味しますが全容は20日までに国会に提出するとか、秘書に聞けば5分で分かることを引き延ばして得になるとは思えませんが、国民誰もが1000万円の定期利息年間僅か2400円に呻吟しているときですからとても言い出し難かったのでしょうね。市場では量的緩和の解除を行い、ゼロ金利を継続しながら一方では“儂は村上さんとこで数十%も儲けました”なんて一寸言えませんよね。然し税務署にも民主党員や共産党贔屓もいることだし到底隠しおおせるものでないと観念し国民のショックを和らげるために、情報を少し宛小出しすることに決めたようです。
然しどんなに小出しをしても正確な運用益が公開され若し500万円もある年があるとなると国民の怒りが爆発して手が付けられなくなり総裁の辞任は必至となりましょう。
野党は道義的責任だと追及する構えですが、総裁の行った行為は純然たるインサイダー取引です。その意味では村上世彰より遙かにタチが悪いと言わねばなりません。日本経済の中枢を担い、明日の金利の決定権を持つ中央銀行の総裁が一投資ファンドのイメージガールならぬイメージ爺さんを務め、おまけに高利の運用益を手に入れてどうしますか!
福井総裁は国会で“運用益は国民の皆様に納得頂ける使い道に振り向けたい”などと白々しいことを言っていますが、これはファンド運用が暴露されたから仕方なく吐いた台詞であり、“語るに落ちる”とはこのことです、疚しくなければ“運用益は老後の家計の足しにします、儂が儲けた金を儂が使って何処が悪いのか!”と言えば済むことではなかったのですか。

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これは日本銀行の社是でありますが、中央銀行に限らず全ての金融マンが遵守すべき事項です。“李下に冠を正さず”(スモモの生っている木の下で帽子を触るとスモモを盗んでいるように思われるから止めておけ)とは有名な中国の諺(ことわざ)ですが、中央銀行の総裁ともあろう人がこの格言も知らないのでしょうか!この社是も読んだことがないのでしょうか!阪神ファンからどつかれない間に即刻日銀を辞職して隠遁生活に入りなさい!
その彼が熱狂的な阪神ファンだそうですから世の中皮肉なものですよね。彼は村上ファンドが阪神タイガースを手に入れたら球団社長に天下る夢でも見てたかも…(^^)
今日は先週漢字検定行きのハプニングについてお伝えする予定でしたね。詰まらない話ですが私にとっては重大な出来事であったので我慢して聞いて遣って下さい。
試験は10時からなので8時40分に事務所を出て、元町駅に着いたのが9時15分歩いても良かったのですが坂道だし体力の消耗を防ぐためタクシーに乗ったのが第一の不覚でありました。山手短大の3号館と運転手に言ったらハイハイと返事良く、寛いで居ると車は急に山手線を右折して行くので“真っ直ぐ行くのと違うか?”と言ったら“三号館は山側からしか入れまへんのや”と県庁の東端を越えて鯉川筋の信号を西に曲がって100m走り“はいここです”よく見ると“此処は県庁と違うんか!”へい県庁の3号館ですわ”途中話しかけても返事もなくおかしいなと思っていたのですがこの運転手耳が遠いのでした。“わしは山短の3号館言うたやろうが!”えっ!えらい済んまへんてっきり県庁やと思いこんでしもて…”と再び先ほど私が示した四宮神社の横を上がって行き“はい着きました”見るとキャンパスにはシャッターが降ろされ、入り口には柵まで引かれていて、入る余地もないしそれに受験生が人っ子一人見えないのがおかしく、”おいおい一寸待って!“とタクシーを引き止めて降りてからよく見ると建物の上部に2号館と大きなサインがあるではありませんか、”ここは3号館と違う!2号館やないか“と言ったら運転手は慌てて”それやったらずっと東ですわ“とバックして東へ行こうとするとその道は一方通行で西に出るしかなく大回りしてやっと受験生がぞろぞろ登ってくる3号館に到着したのが9時35分と僅か200米に20分も要してげんなりし、今日のテストの結果を案じてしまいました。(;;)
会場へ入って受験票を見せて教室を尋ねたら2階ですが20分前まで入れないので地下の食堂で休んでいて下さいと言われて、地下へ降りたのが第二の不覚であり、地下では沢山の受験生が参考書と格闘中であり、見渡した処漢検2級の資格は推薦入学に加点されるとか、大半が来春の大学受験生それも女子学生が多いように感じました。私も運転手との葛藤などイライラを思い出してこれではイカンと精神統一し気を鎮めてから10分前に2階へ上がったのですが、試験教室だらけで自分の番号の教室が皆目分からず、昨秋の明石では一教室しかありませんでしたからその思いこみが齎したミスであり、先に試験教室の場所を確認しておくべきだったと悔やみましたが後の祭り、近くの部屋から出てきた名札を付けた係員らしい女性に受験票を見せて教室を尋ねるとちょっと待って下さいと居なくなり、2分ほどして出てきて南の方の教室ですと言って呉れましたが南へ行っても鍵の掛かった教室ばかりで試験教室らしいものはなく時間は刻々と経って行くし、一室ずつ自分で捜すことにして小さい字で書いてある受験番号を薄い目で探ってやっとこの部屋らしいのを見付けましたが、部屋に入っても広くて自分の席の見当が付かず試験官の試験に対する注意など聞きながら端から受験生不在の机を捜して歩いたら“あった!”三つ目に“岡本良英”と解答用紙の印字が目に飛び込んできてホッとして、崩れるように椅子に座り込んだ途端、試験官の“只今から試験を開始します”の声にどっと汗が噴き出し安堵の一瞬でしたが汗を気にしている間とてなく、早速七つ道具を揃えて問題との格闘が始まりましたが一時はどうなることかと心臓の止まる思いでした。
然しじっくりと問題を読んで見て今年の問題は例年より易しくて何故か案ずるほどでもなく、難関の四字熟語が満点で通過できたことが大きく、誤字訂正も書かれた字に惑わされる(一度迷うと迷路行きとなります)ことなく無事平穏に全てを書き終えましたが、部首の一問で“骨”の一字が引っ掛かり身体の一部やから“にくづき”かなあと書いていたのですが、嘗てこれまでの問題集で骨とにくづきの接点の記憶がまるでなく、悩んだ挙げ句“ええいままよ”と終了時間間際に答えを出題と同じ“骨”に変えたらこれが正解で“バンザーイ”自己採点は完璧な200点(答案用紙と引換に解答が頂けます)でありました。(^^)
帰るとき500人近い受験者(昨秋前回の明石の10倍です)を見渡したら60歳辺りはちらほら見受けましたが70歳らしき方は見付からず或いは私が神戸での最高齢者であったのかも知れません。(^^)
気も早く帰り道ジュンク堂で準一級の参考書を求めましたが、これまで常用漢字に慣れるべく意識的に旧字体の世界から遠ざかって居ましたから、パラパラとめくって見て準一級の難易度の高さに魂消てしまいました。準二級と二級の差を六甲山とすれば二級と準一級の差は槍ヶ岳位あるのでしょうか、遙か山頂が遠く雲に聳えて見えぬ程であり、到底合格する自信などまるでありませんが、合否は別にして古希にして新たな志を抱き、信念を以って命ある限りチャレンジしたいと思っています。
『一燈を提げて闇夜を行く、暗夜を憂うこと勿(なか)れ、只だ一燈を頼め』
幕末の儒学者佐藤一齋著“言志四録”より、西郷南州翁座右の銘であります。
本当に久し振りでニチレイレディース初日自己ベストの65で首位スタートした横峯さくらちゃんは、二日目は我慢のゴルフでイーブンパーと粘り最終日久し振りの優勝を意識しすぎて堅くなって13番のOBで最早これまでかと観念しましたが、17番執念のバーディーで今期4勝目を狙う李知姫を突き放しての9ケ月振りの優勝は見事でした。さくらちゃんお目出度う。さては先週のブログで“さくらちゃんには優勝しかない!”と檄(げき)を飛ばしたのが利いたのかな?