6月に入り紫陽花の開花を迎え早朝から随分気温も上がってきました。歳を取ると睡眠時間が浅くて短く夜明けと共に目が覚めますから直ぐに起きようとして、否々もう少し身体を休ませないと…などと迷ったりしながら結局起きてしまうことになりますが、就寝が大体11時くらいですから力仕事するわけでなし、この歳では5時間も睡めば充分ではないかと思ったりしています。
今日は我が家の桃色月見草をご紹介しましょう。ご承知のように私は豪華な花を好まずひっそりと咲く可憐な花が好みです。(^^)月見草は通常夕刻から咲く花ですがこの花は朝咲いて3日位咲き続けます。アカバナ科の植物で甲虫など虫の好む花ですから来月になると花も葉もボロボロにされてしまいます。この花も小さい蜂が蜜を吸っていますが、これなんか可愛い方で悪い奴は花びらも葉っぱも全部食べてしまうので始末が悪いのです。甲虫が蔓延(はびこ)ると卵が根切虫になって来春には大事な花の苗をダメにしますから二重に悪い奴です。何方か甲虫類の撃退法をご存じの方は是非教えて下さい。
“驕れる平家は久しからず”と謂いますが、少し遣りすぎた村上ファンドの村上世彰氏が遂に逮捕されました。弟子のホリエモンと違い、たった二日で調書にサインですから彼とっても引き際が潔かったのか諦めが良かったのか。彼曰くこの逮捕で証券業界から身を引くそうですが、彼ほどの実力者ですから必ず何処かの世界で復活することでしょう。敵に廻せば鬼より恐い村上世彰ですし“顧問料月額100万円で是非当社のコンサルタントに…”と願う会社が沢山あると思いますが、当分は2千億円の財産もあることだし幾ら無駄遣いをしても利息だけも使い切れませんから、存分な充電期間に新しいアイデアの創造を試みられるのではないでしょうか。
然し村上ファンドの登場は悪いことばかりでなく、彼はぬるま湯に浸かって株主軽視に胡座(あぐら)を掻いていた我が国上場企業の経営陣に警鐘を乱打しました。これからの上場企業の経営者たるもの利益は勿論配当と株価の双方に気を配らねば成らなくなりましたから本来あるべき株主中心の会社の姿に変貌させるために彼がして来たことはそれなりに意義があったと思います。
最近株が下がれば社長が一番損をする遣り方を決めた米ヤフーがその最たるものであり、テリー・セメル米ヤフーのCEOは向こう3年間の給与は年1ドルである代わりに600万ドルのストックオプションを附与され経営者としての報酬の株価連動が鮮明となりました。彼の場合5月31日の終値31.59ドルが基準とされますから3年経ってもこの株価が抜けなかったら彼の3年間報酬は僅か3ドルになり、この基準価額を割ることになれば彼は身銭を切って損をすることになるでしょう。又株価が2倍になれば彼は1億9000万ドルもの利益を得ることになりますが、株主も同じく儲けたでしょうから充分に納得することでしょう。三洋電機のように2500億円も赤字を垂れ流しても多額の役員報酬を取り、配当もしない会社の多い日本も何れ近い将来こんな風になるものと思われ、経営者は自社のバランスシートの数字より日経平均と自社の株価の比較に一喜一憂する日が近いことでしょう。(^^)
三洋電機と謂えば株を僅かに1.2%しか持たぬ癖にオーナー株主のような大きな面(つら)(敏、敏雅共にでかい馬面だ!)をして井植家の世襲に拘っていますが、今こそ株主総会で彼等の独裁を糾弾し経営の座から敏雅と敏が連れてきた野中ともよCEO共に解任すべきではありませんか。この親子は偉かった井植歳男の直系であり2代目3代目ですが、どちらも乳母日傘のぼんぼんであり、人に使われたことのない苦労知らずであることは、一昨年の新潟中越地震で子会社の新潟三洋電子が従業員の家屋は全壊、半導体製造設備に致命的な被害を受けたと謂うのに、血も涙もないのかこの井植親子は一度も見舞いにすら行かず、挙げ句は現地で大掛かりなリストラをしたことでよく分かります。人面獣心とは言い過ぎかもしれませんが、経営者の風上にもおけぬ不埒な連中です。彼等をのさばらせていた生保銀行など主要大株主の無能さにも呆れ果てますね。こんな会社こそ村上ファンドにしゃぶられたらよいのですが、不幸にして彼は優良企業しかターゲットにしないところが井植親子の幸運を呼びました。然し彼等も数々の無能が暴露されましたから、幾ら何でも来年の総会では首が飛ぶでしょうが、最後のチャンスを与えて井植敏雅と野中ともよにストックオプションを沢山附与して今期の給与を月額10円にしたらどうでしょうか。それでも未だ株が下がって二人とも損をしたりして…(;;)
スイスのシンドラー社のエレベーターがしょっちゅう誤作動をしていて遂に高校生が挟まれて圧死すると謂う痛ましい事件が起きたことは皆様ご承知の通りですが、腹が立つのは日本法人が家宅捜索されたのに、スイス本社は社長が慌てふためいて飛んでくるかと思ったら、何のことはない捜索も知らないと突っぱね捜査が終わるまでコメントしないとあらゆる情報開示をもシラッと拒否しています。日本法人のケント社長も本社に言い含められたようで記者団に一言も口を利かず、自社の設置エレベーターの数や所在すら個人情報を楯にとって国土交通大臣に怒られるまでノーコメントを貫いています。高校生の葬儀にも渋々来ただけで謝罪すれば非を認めたことになるためダンマリを決め込んで居り、同社のエレベーターを使用していてトラブル続きの都営住宅での住民説明会にすら出席を拒否していますから、一体この会社は何と謂う酷い会社でしょう、まるで支那みたいですね、日本人の命を何と考えているのでしょうか。スイスと聞くと我々はアメリカなどよりずっと高級感を覚えますが、実はこの会社各国の中小昇降機メーカーを次々と買収しては大きくなって今では全世界110カ国以上に販売網を持っているそうですから、買収された各社が有していたノーハウの内コストダウン(手抜きかな?)出来るところだけを繋ぎ合わせては廉価なエレベーターを製造していたものでしょうか。日本法人も20年ほど前に日本エレベーター工業と謂う中小企業を買収したものであり、現在では全国で23カ所の拠点を有しているそうですから日本は相当な収益を齋らす地域らしく現在のシェア1%を今後も廉価を武器に国内メーカーを脅かす存在になる予定であったのでしょう、然しそうは問屋が卸さず今度の事件でこれまでに起こった無数のトラブルが表面化しましたから、今やこの会社の運命は風前の灯火(ともしび)です。この会社は本部をスイスに置いて居ますが、どうやらその隠された実態はユダヤ資本ではないのでしょうか。
シンドラーとはオーチスなどと違って聞き慣れぬ名前ですが価格が廉いためにこれまで国内で20年間に9000基近くも販売しており、地方自治体や公共機関の利用者が多いそうできっと“廉かろう、悪かろう”のモデル製品のようです。今のところ制禦関係に問題があると報道されていますが、車でも電車でもアクセルよりブレーキの利きが最優先されるべきであり、そのブレーキが欠陥品ではどうしようもありませんよね。会社側は反撃に転じ事故の原因を利用者や保守点検に責任を転嫁しようとしていますが、牽強付会とはこのことであり早急に原因を究明して保守点検会社はシンドラーを誣告罪で告訴して下さい。高校生の何処に非があったと言いたいのですか!自慢じゃないけれど、うちの事務所玄関の安物電動シャッター(30万円)でも過って置き忘れたバケツに触っただけでも即座に止まります、自転車のような堅い物すら感知できないなんて完全な欠陥品ではないのですか!今回この事件に対するこの会社の心ない冷淡な対応を見ていて、私は彼等が早くも日本からの撤退を決断したものと思いました。然もこれだけ多くのトラブルが報告されて国土交通大臣や国家公安委員長まで顔を出してきましたから、これから汚名回復に要する費用と今後の見込営業収益を天秤に掛けて前者が遙かに多いと計算が立ったものでありましょうが、人の命の尊さを踏み躙(にじ)った営利中心の彼等の行動は到底赦すべからざるものだと思います。
これからは幾ら値段が安くても利用者の拒絶反応で何処の公共機関もマンション業者もイメージ悪くこの会社の昇降機は絶対に買わないと思いますから、この会社が日本撤退を決意しなくても“さらば日本列島”を余儀なくされることでしょう。然し“立つ鳥後を濁さず”と謂いますから事件の後始末と刑事罰だけはしっかりと受けて下さいね。あらゆる情報開示を拒否したスイス本社の幹部連中もお縄に出来ないのかなあ(;;)
メジャーであるサントリーレディース4日目は六甲国際GCで行われ、さくら選手は今週も調子が上がらず6位タイに終わりました。他の選手ならトップテンは大喜び(予選にも出られない選手が数百人居ます)ですが、彼女の場合沢山のスポンサーと私のようなファンがゴマンと付いていますから優勝は義務みたいなものです。彼女の技術が落ちたとは思いませんが、最近優勝に絡むことがなくなった原因はハングリー精神の欠如だと思います。さくらちゃんもう一度お父さんとキャラバン生活に戻りませんか?
今日は待ちに待った漢字検定の試験日でした。雨も降らずに幸運でしたが往路からハプニングの連続で、自分の席に座るのと試験開始がジャスト同時であり、どっと汗が噴き出しました。こう云うのを四字熟語で“冷汗三斗”と謂うのでしょう。今日は紙面が切れたのと試験で疲労困憊のため詳細は来週のご報告と致します。尚試験の結果は自己採点は満点の200点でありミミズ金釘流を採点機に撥ねられても190点は堅いと思いました。(^^)