4月も終盤に入り、昨日から愈々ゴールデンウイークに突入しました。皆様は何処かへお出掛けのご予定でしょうか。小生は休みの間3月決算に着手する傍ら時間があれば6月10日に行われる漢字検定試験勉強の予定ですが、一月も間が開けば加齢のせいで憶えた殆どが忘却の彼方となるので試験日が一月早かったらと頭が痛く、又今月に入って急速に萌んできた庭の雑草も早や50センチを超えたので何とかせねばならず、勝れない体調と併せ何れも頭が痛いことばかりです。{%gakkari%}
苧環も咲き終わり、樽プランターの牡丹が綻び始めました。{%uttori%} 大柄な花は私の好む処ではありませんが、道行く人達の視線を外し、逞しく繁茂している雑草達の目隠しに都合良く利用しています。{%warai_a%}
皆様もご存じと思いますが、昔と違って最近の牡丹の花は気味が悪いほど大きくなりましたよね。バイオの技術革新は西瓜やトマトだけでなく、花にまで進出し接ぎ木の台木に芍薬が使われ出してから牡丹の花も随分と大きくなりました。{%normal%} 花は大きければ良いと謂うものではなく接ぎ木苗になってから花の命が短くなったように感じます。オマケに木が疲れてくると接ぎ木の根っ子が威張ってきて翌年は牡丹ではなく芍薬が咲くようになった{%gomenne%}とか聞きましたから、皆様とこの牡丹もよく見られたら今年は芍薬になっているかも知れませんよ…。{%tohoho_a%}
先週のブログ“バツイチ女性の反撃”は多くの方々の共感を呼びました。全てはこれまでの因襲に囚われずに自我に目覚めた女性達の下剋上によるものでありましたが、その原因は高度成長時代に於いて経済的に楽な生活してきた世の男性共が世の試練を受けることがなく、随って生きて行くための自己研鑽と錬磨を怠り男として必要な逞しさを失ったことが災いして自己中心の軟弱な人間となってしまったために、それまで男性を畏怖し尊敬してきた女性達の失望を招き、女は男に随うものと謂う過去の不文律が戦後30年にして脆くも崩れ去り、多くの不甲斐ない世の男共が屈辱感を味わうことなく唯々諾々(嬉々として?)と女性の従属物に取り込まれたことによるものでありました。
その結果結婚はしたものの、昔のように夫婦に上下の差がない割に、お互い厄介なことにプライドだけは充分にあり常にガラスの置物の様な一触即発の壊れ易い状態にある夫婦となり、そのためにお互いが本音を隠して距離を置いて生活している人達が多くなったようです。
先週の日経プラス1掲載の『何でもランキング』では夫婦間の問題に触れて“夫に言われた一言”特輯が大変興味を惹きました。
何でもネットの調査会社が試みた20代以上の既婚女性の回答者1030人に対するアンケートであり、“夫に言われて傷ついた一言”でありました。解答は上位15位までが選ばれましたがネットによるアンケートのため応募者に高齢者は先ず居ないと思われ、昔人間の私が選んだベスト5は何一つベスト5に選ばれることなく、トップやろと思う言葉が下位であったり、そんな言葉で傷つくの?が上位を占めるなど時の流れをまざまざと痛感させられたものです。
一度も傷つけられたことはないと言う思慮深いご亭主(つまらぬ心配(くば)りからストレスで早死にしそうですね)を持つ293名の幸せな奥様を除き、多くの“一言”が寄せられその中から不作為に15位までの一言を記載します。皆様の内上位5位までの正答率が80%あれば今の若い女性の感性が察知できると自負されて良いでしょう。情けないことに私は0%でありました。{%saiaku%} (答は末尾にあります)
回答
1.うちの親の悪口は言うな 1.子供のことなんかどうでもいいじゃないか 1.もっと効率よくやれば? 1.子供のデキの悪さに“お前に似たのじゃないの?” 1.君には関係ない 1.俺の金を自由に使って何処が悪い 1.で、結論は? 1.誰のお陰で生活できてるんだ 1.しっこいな 1.うるさい 1.育児の手伝いなど頼んだら、“仕事で疲れてるんだ” 1.片付けが下手だ 1.家にいるからヒマだろ 1.体調が悪いのに、“飯はないの? ”1.君も太ったね
昔は“穀潰し、役立たず、出て行け!”など妻に対する直裁的な暴言が多かったと思います。言われた奥さんも一々抵抗していては身が持たず馬耳東風ハイハイと受け流して終わっていましたが、現代の言葉は何故か陰湿で凝りが残る侮蔑的な表現が多いですね。反って昔の方が一過性でカラッとして後を曳かずに良かったのかも知れぬと感じました。
アンケートはもう一つ“夫に謂われて嬉しかった一言”と謂うのもありましたが、褒められたことがない(;;)と回答した212人(そこまで酷いのか!)を除いてトップテンの回答はこれまた私の予想を覆すものでありました。参考までに列挙しますから正答率の順序を当ててみてください。
1.今日は一段と可愛いね 1.実家でゆっくりしておいで 1.偉いと思うよ 1.姑達に対して“よくやってくれる” 1.君と結婚して良かった 1.夫側の行事に参加した後“お疲れ様でした” 1.がんばっているね 1.何時も有難う 1.家のご飯が一番美味しい 1.おいしいね、ご馳走様
どれも歯の浮くような気障(キザ)な言葉が多く、我々戦前派人間はジンマシンで身体中が痒くなりそうで到底言える言葉ではありません。然しこれでは奥さんの関心を買おうとしているのがミエミエですから、こんな言葉で嬉しかったなどと満足している奥さんも奥さんですよね。単細胞が丸分かりです。でも何も言われないよりマシなのでしょうか。末尾に嬉しかった回答の数の順番を記載します。矢張り意外な結果であったと思いますよ。{%komaru%}
一方アンケートにはありませんでしたが、男の方も奥様から言われた厭な言葉や嬉しかった言葉についてどうなのか知りたいですよね。厭な言葉の一番が“殺すぞ!”で、二番目が“出て行け!”であり、嬉しかった言葉を掛けられた男性が皆無だったりして…。{%gakkari%}
昨今の夫婦関係は兎角女性が自分のことは棚に上げて夫の欠点ばかりを論(あげつら)うのに忙しく、昔は男の専売特許だった“穀潰し、役立たず、出て行け!”は何時とはなく妻の口から発せられる言葉となりましたが、先日お得意先のさる方が奥さんから“ダボ!”と罵られて蹴りを入れられたとか…。{%gessori_a%}
注 『 “ダボ”とは神戸で一番程度の低い人種しか使わない相手への侮蔑を籠めた言葉であり、自らの教養を貶めていることに気付かぬ愚かな人達が用います。』
夫婦は俗に割れ鍋に綴じ蓋と謂いますが、お互い身の程を知って連れ合いに接する度量が失われているようです。男女共に相手を詰(なじ)る前に“己は一体何様じゃ!”と自分の胸に問うて頂きたいと思ったことでした。
今週の女子プロゴルフは横峯さくら選手お休みのため、久し振りに『故事、格言、諺』を出題しましょう。
『急がば回れ』
この言葉はよく聞く諺ですが“急いでいるときは遠回りせよ”とは何処から出た言葉でしょうか。ご存じの方は雑学博士に推薦したいと思います。{%applause_a%}
アンケートの回答順位
傷ついた一言、嬉しかった一言、何れも末尾が一番で最初の回答が最下位となります。“君も太ったね”がトップとは驚かれたでしょうね。{%ureshii%} 私など女性に対し季節の挨拶代わりに“太ったのと違う?”などとよく口にしますが、これってセクハラだったのですね。(T_T)今度からは“痩せたのと違う?”に変えようと思っています。{%tyoki%}