パラダイムシフト

駐禁

世の中、大企業と公務員を除き中小零細企業は平成16年来少し宛不景気に覆い尽くされて来たが、赤字になれば税金も不要で税理士の必要もなくなるからうちもお得意先が随分減ってきた。税理士の数も50年前の1万人から現在10万人は一寸多すぎる、試験の合格率は厳しくて3万人の受験者に対し僅か3%だが税務署退職組が無試験で参入するのと公認会計士が不景気のせいで税理士に鞍替えするのが大きな原因だ。税理士会は遂に今年から公認会計士の税理士登録に税法の試験合格を条件付ける規則に変更したが、打つ手が遅きに失して顧客の奪い合いと顧問料の値下げ競争が激化し苦しい業界になって来た。うちも古いお得意先は後継者なく廃業する方が多く閑古鳥となり、忙しかった昔が全く信じられない思いだ。
リケジョの蛮行に続いて頑是ない子どもが理由もなく近所の若者に殺され、鉈(なた)を持った錯乱男がビルの14階から植木鉢を投げ捨てるなど、平和である筈の日本が世紀末の様相を呈しているが、近寄ってくる不景気の不穏さに誰もが鬱屈した怯えを抱えて生きているせいなんだろうか?

駐禁1

パラダイムシフト(思考の逆転)と謂う言葉が最近よく使われるが、みやざき中央新聞に掲載された放置自転車の対策法はとても興味深かった。最近各地駅前などで自転車の問題が提起され街の美観を損なうだけでなく視覚障碍者や老人達の歩行にも危険が及ぶため「駐輪禁止」の立て札や標識が多くなり、立て札自身が歩行者の妨害となる矛盾を孕(はら)んでいる、私は仕事に行くとき駅前にあるジャスコの道路を隔てた北側駐輪場にチャリを停めて電車に乗るが、ジャスコの入口の道路に「駐輪禁止」のチェーン付きの障害物が置かれチャリの駐輪を妨げているので私自身も道路を渉ってジャスコに進入できない、ジャスコの中を通り抜ける方が駅には近道なのだが、帰りも同様遠回りになりジャスコは駐輪場からの買い物見込み客を少なからず失っていることだし、駐輪場も迷惑な話だから駐輪場の小父さんにジャスコに諫言するよう言っておいたら、その通り言って呉れたらしく暫くは人が道路を横断するスペースが少し作られていたが撤廃され間もなく写真のような駐禁標識が置かれるようになった。これだと自転車は突っ込み難いよね、恐らく歩行者用のスペースを作れば其処に自転車が停められる結果が生じ、鼬(いたち)ごっこになるための苦肉の策だと考えた。
みやざき中央新聞の提言は「停めるな!」が停められてしまう動機を作るのなら、逆に「停めて!」と書いて置く発想はどうなんだろうかと謂うユニークなものだった^^。「貧しいアフリカの人達に沢山の自転車を寄附したいので中古自転車を捜しています。不要の自転車でご協力下さい」と駅前の通路にデカデカと書いて張ってあれば停める勇気のある人は居なくなるだろう。そうだよね、その通りだね^^。パラダイムシフトも人間関係に応用するとこんな風に劇的に物事が解決するんだ、愕いたね。私も事務所の前に放置される犬の糞について何か考えて見たいと思う。

最近の数年何故か各地で犬や猫が多数不法投棄される事件が続発して居ると報道された、これは世の中が不景気になったからだろう。無慈悲な業者が在庫商品?に困って売れないペットを棄てたに違いなく、売れなくなった原因は世の不景気と一戸建ちからマンション型へ住宅事情が変貌したことや人々が生活に心の余裕をなくしたためペットを買う客が激減したからだろう、棄てるのは商品である子犬が餌を食ってはドンドン大きくなり益々売れ難くなるからだ。昔はペットショップなどなかったし、自分達家族が食べるのに困った時代でも犬や猫に子が生まれると近所や知り合いを捜せば貰ってくれる家が必ずあったものだ。近隣の人達と目も合わさぬ生活習慣が浸透し、犬や猫を飼って我が子のように可愛がり心を癒されていた人達も死に絶え情緒に欠ける味気ない世の中になった(;;)、考えて見れば猫は鼠を捕らえることでその家に存在価値を認めて貰い、立派な家族の一員だった。飼い主の処へ褒めて欲しくて鼠を咥えて意気揚々と帰ってきたあの頃が懐かしい。犬だって爪を伐るためと食べ物を隠すために土を掘るのが仕事だったが何処もアスファルトでは遣る瀬ないよな。ヤッパ、「昔は良かったなあ」の声がでるね。

保険

確定申告で大童の毎日だが先週明石のお得意先に申告の資料を頂戴に伺ったとき介護保険後期高齢者保険の26年度年間納付額確認書が見当たらなかった。その代わりに25年度の納付額確認書2枚が用意されていた、1枚は介護保険料で1枚は後期高齢者保険料だった。確か昨年は此がなくてご本人から明石市役所に電話して金額を教えて頂いたのを思い出した。どうやら葉書の中身の年度の表現が小さくて何年度なのか見辛く1月後半に来たからその年の分と勘違いされたようだ。調べて頂くとペンで27年度分と書き込んだ26年度がちゃんと別個保管されていた^^。両方の保険を1枚に記載し、ペリペリ剥がす半折りの表紙に26年度と書かれ、剥がした裏に保険料が記載されている写真の神戸市様式とは大違いだ、早速明石市役所に電話し、紛らわしい書式を改めてもう少し高齢者に配慮した分かり易い書式にできぬのかと文句を言ったら電話に出てきた女性がフフフと嗤って「上司に伝えておきます」でガチャンだった。年寄りの僻みからの恨み言と思われたらしい(>_<)。赤字で困窮し全て県に負んぶに抱っこの明石市の担当課が違うだけの理由で郵送費を2倍払って介護保険と後期高齢者保険の処理を別扱いにしているのは無駄遣いも甚だしいが其れを言っても矢張り「上司に伝えておきます」でガチャンだろう。重複した印刷代と郵送料の節約で市長の給与くらい賄えるのと違うのかなあ!

先週の書けないけど読みたい漢字
♬鞐(こはぜ)が光るよちょいとご覧♪ 足袋や脚絆を踵で留める爪形のもの 小鉤とも書く

今週の書けないけど読みたい漢字
背縫いから肩口を経由して袖口までを(裄)と謂う

因みにオケラの唄(♬ゆうべ蚯蚓(みみず)の啼く声聴いた、あれは螻蛄(けら)だよ お螻蛄だよ お螻蛄なぜ泣くあんよがさむい足袋がないから泣くんだよ、お螻蛄にあげよか 福助足袋を鞐が光るよちょいとごらん♪) は昭和26年に民間放送初のコマーシャルソングとして親しまれたから年配の方は今でも歌えるよね^^。

中卒が東大法卒を破った!

バーベナ

1月もあっという間に終わり愈々26年度確定申告の宣戦布告だ。此から3月15日まで私を始めスタッフ全員身体に気をつけて総力で峠を乗り越えて行こうと思う。
処で確定申告時に何時も思うのだが、電子申告ソフトの所得の内訳書入力時に昭和と平成のどちらかを選択する必要がありサボるとエラーとなって電子申告が受け付けられない(;;)昭和が逝って四半世紀になるが時効だし昭和の所得を申告する者が居るとは全く思えないがこのソフト会社は杜撰だな、当然平成と空白欄の2行に訂正されるべきだろう、空白欄は勿論高齢の天皇が逝去されて年号が改元されることを想定すべきだが其れをしないのは改元時に新しいソフトをもう一枚購入させる意図が見え見えだ、世知辛い世の中だね。

昨年年末に紹介した庭のバーベナは年末遂に枯れたがその当時大きな蕾だったのがお正月の寒さを乗り越え一月半ばに蕾を開きこの寒空に耐えて咲き誇って居る^^。全く信じられない(゚ロ゚)、人に話すと「嘘や」と言われるのでスマホの写真を見せている。捏造でない証拠に29日の日経朝刊も一緒に写している、合成写真と疑われても仕方がないが、私にはそんな技術を持ち合わせないから信じられない方は見に来て下さい。傍で威張っているのは鴉豌豆と呼ばれる「ヤハズエンドウ」だ^^。此奴は春に咲く雑草で空豆の仲間であり子どもの頃はよく野原で食べて空腹の足しにしたものだ。食べた後は莢(さや)の両端を切って「ピー」と豆笛にして遊んでいたね^^良く肥えている奴が音色が低くて強い音で、細いのは音が高く蚊細かった。此奴までよもや咲くとは思えないが毎日目を配っておこう。
調べて見るとバーベナは宿根草だってあっても決して寒さに強い訳ではないが霜には全く叶わないそうだ、此処の処毎夜1度程度まで気温が下がっているが霜が降りないから花が枯れないで居るんだろう、今朝も無事だった^^。もう少しガンバレ!

クローズアップ現代で意外なことが話題となって居た、此また全く信じられない。最近各地で保育園の建設に近隣住民が反対活動をして居るんだとか…、何でも園庭で幼児達の遊ぶ声が五月蠅いんだそうだ、騒音だと非難された保育園では園庭に柵をしたり園庭での運動時間を制限して室内で遊ばす対策を講じているそうだが何処かおかしいね、幼児達の弾ける声は聴いていてとても心地良いし、少子化の昨今幼児達の声を聴けるだけでも仕合わせだと思うが、どうしてこんなにトゲトゲした世の中になったのかな。音の質も考えずに唯々フォン数だけで騒音条例を適用するなんて全くバカげていると思う(><)。酒を飲んで夜中に前の道を歩き乍ら喚き合う若者達の方が音は低くてもずっと喧しい、家の前を騒ぐ若者には怖くて注意もできぬくせに相手が保育園だと急に居丈高になるなんて卑怯だね!子どもが日中(ひなか)太陽の下で思い切り遊べないなんて歪(いびつ)な社会になった、そのくせ近所で親に虐待されて泣き叫ぶ子どもの声に誰もが後難を恐れ関わりを避けて耳を塞ぎ、警察へ通報もせず放置されるのが常だ、昨年6月茨木市で3歳の幼女が衰弱死した事件でも近所の住民は誰もが知って居たが警察にも児相にも連絡が入らず、僅かに匿名での通報があったが今度は児相が動かなかったそうだ。自己チューの家族ばかりで隣家は他国なんだろうね、そうだよな、自分とこの子だって可愛くないのに他所の子が可愛い訳ないよね、此また世も末だ (><)。

久し振りで囲碁界のビッグニュースを2本お届けします。囲碁をご存じない方でもきっと魂消るに違いない。先週、中学校を卒業しただけの17歳の少女藤沢里奈2段が、東京大学法学部卒で日本興業銀行入行を蹴ってプロ棋士になり現在東京大学客員教授でもある石倉昇9段を棋聖戦の予選で破った^^。同じく棋聖戦予選で20歳の新進気鋭の日本棋院外柳是聞初段が74歳年上の杉内雅夫9段に半目敗れた、半目でも負けは負けだ。感性を培って居る左脳の働きが17歳でも94歳でも年齢に関係ないことを目の当たりに見せつけられて唯々感無量だった。感性は「こころ」だし心は肉体と違って生まれてから死ぬまで進化はしても少しも衰えないんだろう、凄いね。

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大相撲初場所で全勝した白鵬が千秋楽翌日記者会見で、13日目取り直しとなった稀勢の里との一番を録画映像から明らかに勝っていたと審判団の判定に不満をぶち撒けたが、写真を見ると明らかに白鵬は負けている(手前が稀勢の里)。取り直しの方が彼は儲けて居たんだ(>_<)、相撲規則では「足の裏以外の躰の一部が早く砂についた者を負けとする」と謳われて居り、写真では明らかに白鵬の足の甲が砂につき、稀勢の里は死に体ではあるが未だ残っている、白鵬は日本語が読めないから規則など知らなかったんだね、知らなかったでは済まないよ、此まで土俵際での微妙な一瞬を横綱であるばかりにお目零しされ多くの白星を貰って居たことを忘れて居るんだな? 傲慢だ!

ノーベル賞の栄誉に輝く名古屋大学からリケジョ19歳女子学生の信じられない殺人事件だ。この生徒は学業を司る脳は正常でも小さい時から自己と他者との関わりについて前頭葉の一部が異常で精神を病み内に秘めた狂気の持主だったと思う。大学の入学試験に倫理学を科しても合格点で潜り抜けただろうから、こんな人達が我々の周囲に何食わぬ顔をしてワンサと居るのかと思うと怖いね。世の中死にたいと思う人と同じ位人を殺して見たいと考えている奴が居るんだろうな。学校が超難関校だから当分週刊誌はネタに困らず名古屋大学の学生や先生はTVクルー達に追い掛けられて大変だろう、彼女の犯行は恐らく幼い頃に経験した出来事が齎(もた)らした心の病いの後遺症だろうと思う、この女性は此から一生精神病院の牢獄で暮らすことになると思うから、起訴する警察や検察庁も瀬がないよな、人間って怖い、龍之介の「蜘蛛の糸」だね。

先週の書けないけど読みたい漢字
雪洞(ぼんぼり)に灯りを点(つ)ける 
ぼんぼりは紙張りの覆いのある小さくて背の高い行灯です。

今週の書けないけど読みたい漢字
♬(鞐)が光るよ、ちょいとご覧♪

スマホをなくした!

八幡宮

お正月にお参りに行った八幡神社は先週厄神さんだった、住宅街のど真ん中だが屋台などお店が出たりして1年で唯一回結構な賑わいになる。この八幡さんは古くからあるのに宗教法人にせず個人経営であることは愚娘の家を建てるときお祓いをして貰った領収書に収入印紙が貼付されて居たことで知った(゚ロ゚)。宗教法人なら収入印紙は非課税だ。宗教法人でないと固定資産税が大変だろうと思うが何故なんかな?

松

その八幡神社の手前の道路に何故か私の幼少時から松の木が一本あり八幡神社に掌を合わせているように幹を傾けている、道路反対側の生垣の左隣が神社だ、当初は小さな木だったから神社の前でもあるしお情けで伐られずに道路の端に残されていたのだが此の数十年で随分大きくなり電話の線まで覆い尽くし、今では大きなトラックが通れないほどに育って居るが、枝打ちをするのも天罰が下りそうで神戸市もどうしたものかと困って居るんだろうな^^。

電気製品を修理に出すと決まって「もう部品がないので新しいのにされますか?」何時も言われる耳タコのセリフだが、3年半前買い換えた携帯の電池が直ぐに切れるようになったので昨秋本通り商店街のドコモショップに行ったら、電池の製造期間が5月に終わって居るので新しい機種に買い換えて下さいと言われ、余りの身勝手な言い種に毎日充電時間を増やして頑張ったが遂に音を上げ、先日ドコモを訪れる羽目となった(;;)。携帯の利用は外から事務所への連絡と写真だけでメール機能など使ったことがないのに、ブースに案内されてふっくらした営業嬢に上手く捌かれて高価なスマホを買う羽目となった。この営業嬢は吉本の渡辺直美に似ていて言葉の歯切れが良くてずけずけ口でサッパリし、銀行レディーのような慇懃無礼な厭味がまるでなく私のことを「お父さん」「お父さん」と10年知己のように親しげに呼んで心地よく知らぬ間に契約が成立して居たのに愕いた。男性相手の営業は美人の方が圧倒的に有利だと思って居たが、そうじゃなく相性だったんだ^^。このお嬢のように私の単純で含羞な性格を察して御辯腹(おべんちゃら)やお世辞など抜きにして此までNTT時代から26年間ドコモ一筋で不倫しなかったことに愕きの声を発し「実は26年前セドリックの自動車電話やった、昔の番号はこの電話の下7桁やったけど…」などと私に昔話をさせて、スルスルと素早く内懐に入って来られたのは不覚だったが、それはそれで彼女の魅力なんだろう、営業には容姿なんて殆ど関係なく会話の進め方と相手の性格に合わせる臨機応変な対応が大切なんだなと思った。入社時に教えられた「…して貰って宜しいですか」という敬語のようで実は命令口調の営業嬢とまるで違っているのに愕いた、「お父さん」「お父さん」はこのお嬢独自の言葉のようで、恐らく此の子の営業スタイルが生まれ付きのもので私の波長とピッタリ合って居たんだろうな。

此まで携帯は電話と写真しか使わなかったことは上に述べたが、スマホともなれば幾ら何でもメール送信が不可欠となるので、恐る恐るマニュアルを読んだが誰もが携帯時代に取得しているものと信じて文字や言葉の入力方法など何処にも触れられて居ず(;;)已むなく画面を擦りながら仮名変換に挑んでいる(;;)、スマホの画面はパソコンと違って小さくて変換キーを絶えず押すのに閉口するが、加入条件が「掛け放題」だから使わなくても毎月の使用料も変わらんとか、メールができるようにと日夜カナ入力に頑張って居る。一番大変なのはお得意先のメルアドの入力だが、ま、80歳の惚け防止に丁度良いかもな^^。

そのスマホを仕事中に相続税事案の写真撮影に行って鵯越で紛失した(;;)。10km位離れた須磨税務署まで戻って事務所に電話しようとしてズボンから落としているのに気付き自らのドジさに唯々呆れたが手にしてたった一週間だから事務所のスタッフにもっと呆れられた。
もう暗くなって来ていたし補償もあることだし写真はもう一度撮れば済むからと潔く諦めることにしたが、帰所後も次の日も電話を掛けると反応して鳴っているのにGPSでどうしても所在確認ができない、きっと落ちてから溝にでも転がり込んで石の蔭にでもなったのだと思ったが、何とも不運だった(;;)。

後から考えれば早計だったのだが、翌日早速ドコモショップへ出掛けて補償サービスを使って代替機種を頂戴する手続きをし、日曜日はドコモ店が月末の銀行のようにメチャ混み合っていたため諦めて月曜日一番に出掛け目出度く代替品を頂戴した^^。其処までは良かったのだがその夜食事中に突然スマホが鳴った、事務所以外から掛からない筈だから何で?と電話を取るとドコモ補償からで、落としたスマホが発見されたから警察に貰いに行ってくれとのことだ。落としてから三晩を経て人に拾われるなんてGPSでも認識されなかったから何処に落ちていたのか確かめたく、お礼も言わなければと翌日届け出の管轄である長田警察署を遙々訪れたが、拾い主は個人情報なので教えないで呉れと交番に言って帰ったそうで礼をしそびれた。それにしても我が国は平和で日本人は公徳心の高い人種なんだなあと熟々(つくづく)思ったね。

スマホの交換機は中古品らしいから、買って1週間しか経たぬ元のスマホを使わせてもらえと事務所のスタッフの入れ知恵でドコモへ行ってその旨申し出たが、一度補償サービスを使ってしまうと出てきても元の新(さら)のやつを返すのが契約で、違反すれば4万円違約金を取られスマホは遠隔操作でロックが掛けられると言われた(;;)。「たった一週間しか使ってないやんか、忙しい間を縫って長田警察までの電車賃とタクシー代は一体から何やったんか」と愚痴るとドコモはしきりに同情してくれたが規則は規則でダメだと言う(;;)、でも交換用のスマホは元々不良品で基盤をチェックして取り替えたものだとナイショ話を教えてくれた。其れを聞くと無性に腹立たしいよな(>_<)、ドコモ補償を電話で数十分詰問したが、規則ですとクレーム担当のオペレーターに躱されて私の血圧を上昇させただけだった、確定申告の前哨戦とも思える予期せぬ2週間だったな(;;)。

スマホを手にして気になったことは日本ではWi-Fiが無料で繋がる場所が少なく殆どが有料なので外国観光客の利用者が尻込みして少ないそうだ、私のスマホも「ネットを見るときは事務所の中だけにしないと電話代が高いよ」と愚娘達に言われたが、円安を追い風に外国観光客を誘致しながら通信事業者の横暴を政府は黙って傍観しているのか!きっと旧郵政族の天下りが未だに続いて居るのが原因なんだろう (><)。
今日のブログはとても侘びしいものばかりだったね、ゴメンm(
_)m。

先週の書けないけど読みたい漢字
雲の随(まにま)に洩れ出ずる月
物事の成り行きに任せる様(さま)を言います。「間に間に」ではありません、
広辞苑に出ていますからご疑念の方はどうぞ…

今週の書けないけど読みたい漢字
(雪洞)に灯りを点ける 

コント55号の欽ちゃん

笑って福

昨日は阪神淡路大震災から節目の20年目だった。今年に入って新聞やTVは震災の思い出などで満開であり世相のニュースなどすっかり省かれて居た、でも人々の中にはあの悪夢を早く忘れたいと思っている人も少なくないのではないか、神戸版だけかも知れぬが大震災に凝縮された紙面はある方々にとって少し惨かったと私は思う。もうお仕舞いにして鎮魂の追悼は10年刻みにすれば良いのではないだろうか。

昨日の大震災20年目である節目の集いには天皇皇后両陛下がお寒い中を遠路献花にお越し下された。05年にも来られたからから10年振りだ、次はまず無理だろうがお二人共に公務とは謂え老躯に鞭うってお痛(いたわ)しい限りだった。早く隠居制度を復活して皇太子に世継ぎされお二方手を取りあって悠々自適の余生に浸れないものかと憂うのは私独りだろうか。

大震災の一月前に誕生した孫が二十歳になり、年末に帰郷したが12日の成人式に行ってその儘東京の学校に帰って行った。前日家族全員で記念撮影に行くとか正装だったため「枯木も山の賑わい」と変な理屈を付けて私と愚妻が事務所前で孫と並んで写真を撮った^^。孫の腕にしっかりと掴まって仕合わせ一杯愚妻の嬉しそうな笑顔が印象的だな。

大震災当時愚娘達一家は昔私が事務所の厚生施設としていた神戸駅前の小さなマンションに住まっていたが、このマンションが幸い小型マンションの叢生期であるオイルショック前の昭和46年に完成したものだったため倒壊もせず親子3人全員無事だったが、若し2年後である48年の建造物なら鉄筋も生コンも諸費高騰で手抜きされあのオリエンタルホテルのように全壊して居たに相違なく、ひょっとしたら大変だったと思うし、そうなれば家族や周囲から私独りが非難の嵐を浴びて居たろうと当時安堵したものだ。そして震災当日生まれたての乳飲み子を抱えた愚娘一家を車で救出に出向いて頂いたご実家のお舅さんには心から感謝したいm(_ _)m。

昨年12月の日経新聞「私の履歴書」は懐かしやコント55号の萩本欽一だった^^。「私の履歴書」の執筆者は政治や経済界から功成り名を遂げた著名人や学者が定番だし芸能人なら勲章受章者クラスだからコメディアンは珍しい。12月は選挙の関係で新聞休刊日がなく31日間だから破格の待遇で大物扱いだ、小物だと2月に回されて27日間になる。彼は私より6歳年下だからもう73歳になるんだ。「きんどん」を毎週愛聴していた若者達世代も既に50歳を超えた。アラフォーの方は20年近く週100%(常時週3本あり何れも視聴率30%台)の驚異的な視聴率を誇って居た謂わば伝説的な「きんどん」とか「きんどこ」を知らないだろうな。彼は父親が事業に失敗したため中学卒業時に生活のためコメディアンを目指したがなかなか上手く行かず、坂上二郎と組んでコント55号として机を前にしたズッコケコントで劇場デビューしたが、TVに登場したのは27歳にもなってからだ、下積み期間が随分長かったから「私の履歴書」は苦労話でぎっしりと埋められて居る。私が彼を偉いなと思ったのは、東洋劇場の舞台の幕間に前座でコントをしていた貧乏のどん底時代に、この劇場に出演する雲の上の人である三つ年上の踊子(ストリッパー)のお姉さんに物心両面で力付けられて、此の人と結婚しようと心に決めるが「若い人と一緒になりなさい」とまるで相手にされずそれでも懲りずに求婚を続けるとコント55号が売れ始めた頃お姉さんはふっつりと消息を絶ち何処かへ居なくなってしまった。捜すのに手間取ったりして結局結婚まで20年を要したことだ(゚ロ゚)。その頃は欽ちゃんも貧乏のどん底から這い上がってすっかり大金持ちになって居た筈だし心変わりせず初心を貫いたのはホントに偉いな。そしてこの奥さんも大金持ちになっている欽ちゃんの求婚をポンと蹴飛ばしたのは欽ちゃんには元ストリッパーでは相応しくないとの覚悟を決めて居たんだろうね。ストリッパーになったのは親が亡くなり貧しくなった実家に送金するためで、家にも自分の職業を言ってなかったそうだ。でも20年経って欽ちゃんの求婚に対する返事がヨヨと泣き崩れて…なんかでなく、「なに?私をお嫁にするって?無礼者!私は長岡の士族だぞ」だったそうだから面白い奥さんだね^^、結婚後は一切人前に出ないで旅行すら一緒に行かず内助の功に徹し3人の男の子を欽ちゃんの名を使わず自分の腕で飯の食える立派な青年に育て上げたから甘やかし過ぎて子どもをダメ人間に育てて居るそこらの芸能人に欽ちゃんの奥さんの爪の垢でも煎じて呑ませたいよね。だから欽ちゃんは奥さんを妻とも家内でもなく必ず「僕の奥さん」と書かれる。奥さんを心から尊敬していることがよく分かるね、いい話だな^^。「私の履歴書」には奥さんと長男と親子3人の団欒写真が出ている。遅蒔きの結婚会見のとき最初で最後だと奥さんを説得して撮った写真だそうだ、奥さんの澄子さんは決して美人ではないが優しそうな人だった。長男は欽ちゃん似でなく奥さん似だったのは良かった^^。

欽ちゃんのコントが多くの人達の共感を呼んだ一つには彼が小さい頃借金取りに追われて実に貧しい生活を送ったためだろうと私は思う。差し押さえが来るから今日から当分毎夜11時まで帰って来るなと母親に言われ、寒空を公園で過ごす件(くだり)は圧巻だ、差し押さえの執達吏は誰か家人が居ないと不法侵入罪になるから家の近くで家族の誰かが帰って来るのを待っているそうだが彼等も仕事だし残業手当も出ないから夜には帰って行ったのだ、お母さんは万一を慮って11時門限にしたのだね、不在だと赤紙が張れないなんて知らなかったね、尚、家への出入りは念のため全員風呂の窓だったそうだ。こんな話は体験者しかできないよね。「経験者は語る」だな。

最後になるが、彼が今も一番好きだと思っているギャグは読者投稿番組「子どもと母親の会話」にあったと書いてある。彼の暖かみを感じさせるその素晴らしいギャグをご紹介しよう。
子ども「母ちゃん、僕の弁当のおかず毎日梅干しだけじゃないか」
母親「だけど梅干しの位置は変えてるよ」
思わず笑ってしまってから泣けてくるよね、「お金がないから…」とか「我慢しなさい」では温かみがない、此のギャグに心が柔らかくなれない人はお金持ちの家に育った人だろう。投稿した人はきっと小学生で貧しい家庭に温かく育てられてた子どもかも知れないね。本当に心暖まる31日間だった、欽ちゃん有難う。
コメディアンでは亡くなったけど横山やすしなど自伝があれば是非読んで見たいな、西川きよしなんか胡散臭くて絶対に読みたくないけどね。

著名な女流作家であった宮尾登美子さんが亡くなったと先日新聞が報じた、逝去されたのは年末の30日だった。彼女は高知の芸妓紹介所に生まれ、薄倖な芸妓の生活を目の当たりにした生活を通して「櫂」「陽暉楼」「寒椿」と色町に売られた女性達の悲しい姿を発表され一躍人気作家となった。映画「鬼龍院花子の生涯」で夏目雅子が放ったセリフ「なめたらいかんぜよ」の高知弁は余りにも有名だ。下ネタで有名な「なめたらいくぜよ」は上記に由来する。

処で宮尾登美子は作家生活50年以上になる一流作家だから財産も半端ではないと思う。亡くなったのが26年中だったから幸運にも相続税の増税直前だ、もう2日生き存えていたら財産を仮に最低10億円としてざっと見で1億円位相続税が増えていたんだろうと思う、でもご主人は3歳年下だが10年前に亡くなって居るから配偶者控除50%の恩典もないし、今後売れても売れなくても多くの作品の著作権にしっかり相続税が課税されるから遺族は納税に大変だろうな、こんなこと考えつくのも私の職業の悲しい性(さが)だ(;;)。

先週の書けないけど読みたい漢字の答え
孑孒 
ぼうふら(蚊の幼虫)と読みます。音読みは「げっきょう」です。孒一字でもぼうふらと訓読みします。此の字は他には殆ど使われないし画数が少ないから憶えやすいので友人に試したら愕かれるよ、あなたも今日から書ける熟語が殖えたね^^。右の字と左の字を間違えないで…

今週の書けないけど読みたい漢字
雲の(随)に洩れ出ずる月

猪瀬直樹の嘘を見抜いた男

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年末調整の最終チェックにお得意先相続税財産評価の計算とお正月ボケなどして居られず、あっと言う間に10日間が過ぎていった。
自宅の畑で採れた1本3kgもある大根2本を痛い腰に我慢して必死で持ち挙げている愚生です。本年数えて81歳になりましたが、頭の毛が限りなく心細くなり透かして見ないと見えなくなっているのに我ながら仰天した(゚ロ゚)。散髪屋に行って整えてきたばかりなのに…(;;)

脚本家の久世光彦には先週触れさせて頂いたが、私は彼と向田邦子の大のファンだ、彼女の生前は勿論亡くなってからも毎年お正月にTBSから向田作品をお茶の間に送り続けてくれたTBSプロデューサー兼脚本家久世光彦との名コンビはとても有名で皆様もよくご存じだよね。古いことになるが昭和45年に始まった「時間ですよ」は下町の銭湯を扱った異色のドラマで当時は女性の裸体が写ることに抗議の電話が絶えなかったそうだが、番組は好評で第二編第三編と続けられ20年もの間再演されたから、恐らくドラマの日本記録ではないかと思う。偏(ひとえ)に久世さんのプロデュースと森光子さんの魅力と健康の賜物であったろう。
このドラマで松山英太郎が演じた長男にお嫁さん(松原智恵子)が初めて家に入った晩にお母さん役の森光子が「息子が嫁を貰うってことは家族が1人増えるんだと思っていたら、減るってことだったんだね」と嘆くシーンがあったが、この言葉に久世さんはほとほと感心されたそうだ。シナリオを書いた橋田壽賀子の名台詞だ、そっか、家族ってこんなに昔から核家族化が始まって居たんだ、同居の核家族化は別居よりもっと悲しいかもな(;;)。

上述の久世さんは東大文学部の出で文筆に長けシナリオだけでなく小説も沢山書いているが、彼の小説はどれを読んでも何故か自虐主義なのか何れも内容が暗くて少しも面白くない、然し彼のエッセイとなると途轍もなく歯切れが良く、レベルは恐らく山本夏彦翁に次ぐランクではなかったかと思う。
彼のエッセイを読むと向田邦子の思い出話などに思わず引き込まれてしまうよ。久世さんは私と同じ昭和10年生まれで9年前に急死されたが未だ未だ活躍して頂きたい惜しい人だった、佳人薄命だね、その彼が今から20年程前59歳のとき日本経済新聞に半年間連載され、更に中央公論社から上梓された「ひと恋しくて」は彼の周囲の文化人の人物像を彼独特の解釈で描かれたもので76人も登場するが、この中で彼の卓越した洞察力を示した一文を今日は皆様にご紹介したい。その文化人の一人は昔作家であってあの東京都知事だった猪瀬直樹だ、この人と久世さんは昭和天皇に関して同志であって対談会などされ知己となられたそうだが、猪瀬直樹の印象について久世さんの眼力の鋭さに驚嘆した、「彼は当初怨みがましく炯(ひか)る目だったのが、この頃幾らかあの当時の怨念が薄れてきて心配だ、日当りの良い表に出てきて気負って居るのが気になってならない、無双窓の蔭で目を炯らせて居るのが彼の真の情熱だと私は思っている」と評されていた。鋭い洞察力だね^^。人は自分の器に過ぎたことはすべきでないのだ。書かれた時期から恐らく猪瀬直樹が小泉内閣の行革断行評議会の道路公団事件の委員長として道路公団の藤井総裁を糾弾して居る頃だ、その彼を見て久世さんは「此の人は変わった、表へ出るなどとんでもない、こんな人じゃなかった」と危惧されたんだ、見る人は見ているんだなと私は膝を打った。批評家は役者にはなれないし、なってはいけないんだね、「評論家に小説書けぬ」とは古くからの言い習わしだ。猪瀬直樹は「ひと恋しくて」をしっかり読んで居た筈(久世さんから本を寄贈さられたと思う)だから、道路公団事件以後無双窓の向こうの作家生活に戻るべきだと久世さんは暗に仄(ほの)めかしたと思うが、猪瀬直樹が愚かにも気付かなかったんだろう (>_<)。処で彼を東京都副知事に据えた石原慎太郎は日本経済新聞を読んで居なかったんだろうか。
(注) 無双窓=格子があって中から外が覗ける窓(昔の櫺子窓)
久世さんの思いを借りると胡散臭い人には二通りあり良い方が向田邦子にあの胡散臭さが堪らなく好きと言わしめた久世さんの大師匠である森繁久弥であり、良くない方が猪瀬直樹ではなかったろうか、人間身の丈に合わせて生きて行かないと猪瀬直樹のようになるんだろうな。猪瀬都知事5000万円事件のとき久世さんはとっくにこの世の人ではなかったが、久世さんは此の事件を知らなくて良かったね。
因みに久世さんは「光る」と書かないで決まって「眼光炯々(けいけい)」に使われる炯(ひか)ると書かれる。恐らく自分の名前が光彦なので「光る」を用いることに烏滸(おこ)がましい思いがされたのではなかろうか。でもとても難しい字だから読む方は大変だね。

彼方此方で異物混入の大合唱だ、社長が参議院議員のため新聞報道はされないが、僅か二月間にワタミの宅配弁当に草の茎から毛髪にネジまで混入していたと内部告発があったと週刊誌が報じプラスのネジ写真入りの分析報告書まで添付されていたからビックリだ。先週大阪でマクドナルドのフライドポテトに「人の歯」が入って居たり、福島県でソフトクリームにプラスチック片が入って居て子どもが口に怪我をしたりと中国の工場で期限切れの鶏肉使用が昨夏発覚して業績が低迷しているマクドに追い打ちの暗雲が立ち籠めている。「廉かろう」は「悪かろう」だもんな。プラスチック片は兎も角「人の歯」は気持ち悪い(><)。一方ベビーフォードの大手和光堂で肉じゃがの袋に「コオロギ」が入って居たと通報があり調べているそうだが、ゴキブリじゃなくコオロギとは可愛いね^^。幼い頃コーロギを炒(い)って食べたことがある、食べたって良いんじゃないの?戦争中は少なかった蛋白源でイナゴより柔らかくて美味しかったね、あの頃は絶えず空腹で食べられそうなものは雑草でも食べたし、白粉花の花を抜いてチュッと蜜を吸うと甘かったな^^。話が飛んでゴメンm( _)m。

昨日の朝刊に朝日の元記者が週刊文春などを相手取って名誉毀損による賠償を求める訴訟を提起したと書かれた、でっち上げの慰安婦報道を否定されたことへの腹いせだが、彼曰く「憲法が保障する言論の自由」だそうだ(>_<)。盗っ人猛々しとはこのことだ。これを牽強付会と言わずして何を言うか!朝日新聞は亡国の徒の集団だな、国民の味方を装って居る分だけオーム真理教なんかより悪質なんではないの?

先週から書けないけど読みたい漢字のコーナーに変わりました。
先週の答え
檸檬(レモン)と薔薇(ばら)でした。
木へんで「ねいもう」と憶えておくと書き易い、薔薇は「しょうび」だ、草冠にけちんぼの嗇と微か(かすか)の「微」のπの上に一本棒を忘れないことだ。旧字体には「微」にも山の下に一本棒が付いて居たことを知る人も少なくなったね。

今週の書けないけど読みたい漢字
孑孒
「こんな字は知らん」なんて言わないで…

箱根駅伝の矛盾

御来光を待つ幼女

皆様、新年明けましてお目出度う御座いますm(_ _)m。
昨年同様今年も拙(つたな)いブログですが、どうかお見捨てなくお付き合い下さい。
雪や雨が降るとの報道でしたが、何時ものように予報が外れ幸い好天に恵まれた元日でしたね^^。御来光を待つ菊水山の山頂はご覧の通りの大観衆です。マイナス4度でも300人も集まれば1度位上がることでしょう。幼い少女まで凍る山途459mを登ってきています。何時もEさんから送られ手来ますが今年は一風変わった御来光待ちの映像でした。

八幡神社

元日は早朝1人で近くの八幡神社に初詣に行った。ちっぽけなお宮だから参詣客もちらほらそれでもアルバイトの巫女さんが2人白装束で破魔矢などを売っていた、鎮守の森を住処とする早起きの雀たちも元旦は参拝客で戸惑ったろうな。

お正月と謂えば私達世代は先ず日の丸の旗を連想するが今は誰もお正月を「旗日」だなんて思わないよね。日の丸は我が国選手のオリンピック入賞で思い出す程度だ。昨年「幸福の黄色いハンカチ」で旗に触れる機会があったが、戦前生まれの私には日の丸の旗への思い入れが強い。戦争が終わるまで何処の家も祝祭日には門柱に国旗を掲げて居たし、出征する兵士達を僕ら子ども達まで日の丸の旗を打ち振って歓呼の声で見送ったものだ。お正月を除けば「旗日」は6回しかなかったが今では変な祭日が続出して15回に急増ししっかりと振替休日まであるから並みの月給取りは本当に働かなくなったね、週40時間制となって盆休みに正月休み更に有給休暇まで入れたら1年の内幾らも働いて居ないのではないかしら、我が国の経済活動に影響がなければそれはそれで結構なことだが、世の中には毎日朝早くから起きてから晩遅くまで休みなしに働かないと食っていけない人達も少なくないから、政府はその辺は目を瞑って見ない振りをしている、国民は全て平等だと謳っている憲法なんて一体から何のためにあるのかな?

「旗日」の値打ちが忘れられて、終戦後誰も少し宛ずぼらになり旗を出さなくなった、私と同世代の脚本家久世光彦がエッセイに面白いことを書いて居られたよ、この作家はバブルの頃にマンション住まいから念願のマイホームに移ることができたので昔を思って国旗を掲揚したくなったとか…^^、子どもの頃は旗屋とか紋屋などあり旗も扱っていたのが戦後はそんな店もなくなり、今どき旗なんて何処に売って居るのか分からず彼方此方訊ねたらそれはナント!デパートだったそうだ。松阪屋に電話したら地下のスポーツ用品売り場であり、日本橋の高島屋では7階の呉服売り場、三越では1階のアウトドアコーナー、渋谷の西武は8階ゴルフ用品、新宿の伊勢丹では7回のブライダルサロンだとそれぞれ違う売り場を教えられたそうだ、最後の数寄屋橋阪急では丁重に「お取り扱いしておりません」とのことだったとか、随分面白いね^^、取扱場所を決める決定打はきっと旗ではなく付属品でも欠かせない長いポールだったからだろうな、マンションの窓に掛けられた日の丸の旗なんて見たくもないよね。戦前はきっとどの百貨店も決まった旗売り場が鎧や5人囃子などと一等場所を占めて居たに違いないが終戦後需要が減って陳列場所に困り他の店の真似もできず独自に工夫を凝らして旗の売り場を考え設(しつら)えたものだろう、例え売れなくても百貨店同士お互いの意地と対向意識が窺えるね^^。「滅多に売れない物は置かない」と阪急が面子(めんつ)に拘らなかったのは算盤第一の関西商人らしいよね^^。

昔百貨店なら今はコンビニだ。私は長くコンビニの商品は価格が高いイメージが強くて敬遠し、スーパーばかり利用して居たが最近はコンビニにもよく行くようになった。24時間営業はサービス原価が高いと言う偏見が実は誤りで食料品や菓子類の単品比較でコープなどより幾らか廉いことが分かったからだ、味も品質も決して悪くない。その上早朝散歩族の私にはコンビニは暖房だし冷えて小用を催してもトイレまであるから絶好の休憩所だ。散歩は5時から6時までが多く店員さんは交代前の一番眠い時間帯なんだろう、私の行くセブンイレブンは何故か愛想が悪くて入ってくる私の姿を見て「ませ」と言い、私が帰るときは「した」と言うだけだ。知らぬ顔の店員だって少なくない。初めは何気に聞き流して居たが、そのうち気になりずっと考えていたらその内謎が解けた。彼は「いらっしゃいませ」「有難う御座いました」と言って居るのだが眠いせいか疲れて居るのか全て口の中で発音しているので私には「ませ」と「した」しか聞こえないのだ。どちらも口を開けないと話せない言葉だからだろうね。ローソンやサンクスではちゃんと「いらっしゃいませ」「有難う御座いました」と大声が掛けられるから気持ちが良い、此のセブンイレブンは時給が低くてマシなパートが居ないせいなんだろうかな?客が少ないし…なんて考えて居る、こんなことを書くとセブン&アイホールディングス鈴木会長からお目玉を頂戴しそうだがホントのことだから仕方がない。

今年の箱根駅伝は誰も夢想だにしなかった青山学院大が72年振り断トツで総合優勝したが、その原動力はあの箱根越え柏原選手の記録を塗り替えた神野選手164cm43kgだった。軽量を問われて彼曰く「53kgの選手は10kgのダンベルを下げて走っているようなものだ」とは痛快だったな、体型から連想するのはまるで女性のファッションモデルだ^^。完走後の体重はきっと30kg台になっていたことだろう^^。青学は明治大学と共に最近は地方から希望する学生の人気がメチャ高い、東京に無数にある大学の殆どが神奈川寄りだったり埼玉県のキャンパスが多いから東大は別にして青学と明治の偏差値が高いのは山手線からの近さだろうな。今年も箱根駅伝は年初のTV視聴率を攫い、国道一号線の沿道は大勢の応援で埋め尽くされた。

話の腰を折るようだが「箱根駅伝が大嫌いだ」で始まる年末の新聞評論玉木正之「時評・点描」は痛快だったな、私の気持ちがそっくり代弁されて居た。玉木先生曰く現在男子高校生の内優秀な中距離ランナーの大半が箱根を走るべくスポーツ特待生として関東の大学に吸収され地方の大学との格差を大きなものにして居るが、その格差を批判すべきメディアがジャーナリズムを放棄し箱根駅伝の主宰者となり関東にある大学のみの提灯持ちとなって居ることは笑止と謂うべきで愚かだ。どうして日本中の大学に門戸を広げようとしないのか?過度のメディア露出によるマイナス要因も少なくない、生島淳著「駅伝がマラソンをダメにした」に見られる如く沢山のTVカメラに晒され沿道の大応援に我を忘れ、「襷(たすき)を繋ぐことに懸命の余り「科学的なランニングを放棄し、この駅伝で燃え尽き再起できなかったランナーが少なくない」と言われる。全くその通りだろう。「山の神」と称讃され苛酷な箱根を走破する選手のその後の活躍をついぞ聞いたことがないし、日本選手が世界のマラソンで勝てないのは箱根駅伝によって選手生命が燃え尽き将来を絶たれた有望な若者が多いのが原因ではないかと私は思う。全てはTVカメラと応援旗を打ち振る群衆を意識して舞い上がりマイペースが守れないのは自己の精神力の欠如だろうが二十歳そこそこの若者には無私の境地になれと言うほうがムリだ、関東学連選抜とか予選突破できなかった学校のうち優秀な選手を掻き集めたチームまで走っているが、それなら関西選抜とか西日本選抜を出場させないのは何故か?きっと上位に来られ万一優勝でもされたら困るからだろうね^^、私は箱根駅伝が悪いとは言っていない、スポーツは機会均等が原則だから全国の大学生によって選ばれた学校によって公正に競うものであって欲しい。だから関西に生まれ関西に育ち関西の学校に通った私は関東偏重の箱根駅伝が大嫌いだ。ケニアの選手が学生として走っているのはもっとイヤだ(><)。経済界の拠点を東京から地方へ移転するよう呼び掛けている政府はこの箱根駅伝の抱える矛盾と毒素をどう考えているのか質したい(><)。

40年前私の事務所で7年間も朝7時発の電車で加古川から通って働いてくれた栗本文子さんから来た年賀状にこのブログを見ていると書いてあった^^。播磨町から通って来た藤岡優子さん(今は税理士として活躍している)からも出題の漢字が難しいと書いてあり、フェイスブックも好評らしい^^、少し宛ファンが殖えて居るのにお正月早々とても気をよくしている。今年も気合いを入れて頑張ろう!

先週の仮名付けの答え
向こうに灯(あかり)が見える マッチで火を灯(とも)す 灯影(ほかげ)が揺れている

今週から書けないけど読みたい漢字のコーナーに変わりました。
読みたい熟語は(檸檬) (薔薇) です。
書けたら凄いが、両方書ける人は100人に1人居るかな?

大学院生が新竜王に!

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繁多な年末調整も昨日までに漸く済ませ、今朝はジョン・デンバーの「カントリーロード」なんか聴きながら、何故か僕の故郷って何処だろう?など考えたりしたりし乍ら今年最後のブログを発信します。毎週決まった更新はホームページ時代からだから何年になるんだろう、平成10年にはその頃事務所だった朝霧駅前のことを書いた記憶があり15年以上にはなるのかな、その間入院したこともあり日曜日には外出届けを出して帰宅して原稿を仕上げたりと休みなくしぶとく頑張ったから感無量だ。
写真はお馴染みのEさんが先週奥様共々に一日掛かりでJR大阪駅から大和路経由一筆書き乗車160円に挑戦された帰路琵琶湖湖北の山々(花の百名山の一つ)です。神々しく荘厳な自然の佇まいは人間が如何にちっぽけな存在であるかを諭(さと)されて心が引き締まるね。

今月初旬に阪大の大学院生糸谷哲朗さんが強豪の永世名人森内俊之竜王を破って将棋の新竜王となった。此の人は名人間違いなしと謂われ乍ら29歳で夭逝した村山聖9段と同じ広島将棋センター出身で17歳のとき奨励会三段リーグにて14勝4敗とトップでプロ入りしその翌年現役で大阪大学に入学した異色の人だ、将棋も囲碁もプロになるのは東大医学部に入るより難しいと謂われるが彼は将棋プロテストの際、翌年阪大合格の余力を充分に蓄えて居たのだから将に怪物だな、そうなんだ、彼はプロ入り後のデビュー戦で橋本崇載に勝つた際、橋本が「強すぎる、怪物だ!」と叫んだことから、ニックネームは「怪物くん」になった^^。現在大学院にて西洋哲学を学ぶが、緻密な計算の将棋と感性の哲学の両立は到底人間業と思えない、物凄い人が現れた。羽生四冠や渡辺明二冠もウカウカして居られないね^^。
将棋と謂えば囲碁だが囲碁界には彼のような両刀遣いは居ず、過去のタイトルホルダーは全て小卒又は中卒で、今最多タイトル保持者の井山名人本因坊も中学卒だから糸谷哲朗が如何に天賦の才を有しているか分かるね。「天は二物を与えず」の格言があるが例外だってあるんだね^^。凄いな、世界の糸谷だね。

もう一つの将棋ビッグニュースは戦後の将棋史上最年長のプロ入りを目指していた朝日アマ名人今泉健司さん41歳が今月8日プロ編入試験五番勝負第4局で石井健太郎四段に勝ち、シリーズ通算3勝1敗で念願のプロ入りを決めた^^。この人は14歳でプロ入りを目指しながら年齢制限により26歳で奨励会(唯一の将棋のプロ登竜門)の退会を余儀なくされ、以後アマチュア棋戦で幾度も優勝し、その勝者に与えられるプロ棋戦対局のチャンスを掴んで今回遂に対プロ棋戦10勝以上で且勝率6割五分以上の条件をクリアしてプロ編入試験の受験資格を獲得したものだが26年の歳月は長かったと思う、執念だったね、糸谷さんも凄いが26年間気持ちが折れなかった今泉さんはある意味もっと凄いと思う。それにしても将棋連盟のバリケードは余りにも堅牢だ。彼等の作戦は対プロ10勝以上で勝率6割5分以上なんて絶対に起こり得ないし、万一突破されても5番勝負で若手のバリバリの4段が負け越すなんて絶対に想定できない鉄格子作戦だったに違いない。受験料50万円も余り知られて居ないがちょっと蘞(えぐ)いよな、谷川将棋連盟会長は「アマチュアの気持ちがよく分かっている人だからアマの指導に力を注いでもらいた」と白々しいコメントだが、トーナメントプロにはなれないと見越した差別発言だ、今泉さんは一度も自分がアマチュアだなんて思ったことがないと思うよ。ドンドン勝ってA級入りし谷川会長をアッと言わせたら?

小学校1年生の少年が数検2級に合格したと先日新聞が報じた、過去になかった最年少記録だそうだ、2級は高校三年生のレベル以上だから大検の数学受験が免除されるとか…。この坊やは更に一級を目指すそうだが、近年学生の数学力が低下して40年前小学校で習った計算を今では高校生ですらできない時代だなんて野暮を言うのは止めておこう。
処で数学の上位級を目指すのなら是非文学書をたっぷりと読んで欲しいね^^。「数学の力を伸ばすには国語力が絶対に必要だ」とはベストセラー「国家の品格」の著者お茶の水大学教授藤原正彦の持論だぞ。
パンドラ

先週太宰治の「パンドラの匣(はこ)」を60年振りに読んだ、太宰治には珍しい青春小説だ^^。「パンドラの匣」はギリシャ神話に出てくる誰もが知って居る開けてはならない箱のことだが、普通に読む「パンドラの箱」じゃなかったんだ。調べてみたら「匣」は蓋の付いた小さい手箱で宝石などを入れる箱を言い、我々が普段使っている「箱」は単に物を入れる器であって特定の形を意味せず荷物を入れるものを総称しているのだった、宝石箱と言っても宝石匣なんて聞いたこともないが太宰治は明治生まれで私の親父世代だから漢字に拘ったんだね、他にも丸い竹製の箱を「筥」と書き、四角い竹製の箱が「筺」で、食糧や衣類を入れるそうだ、同じものでも長方形になると「篋」だからややこしいね。函館の「函」は手紙を入れる箱だって…、「ノアの方舟」なんてあるよね、この「方(はこ)」は四角形を表す意味だから正確には箱ではないが漢字を数えると気が遠くなりそうだ、でも明治時代の人達は此等の字を自在に書き分けていたんだ、偉いね、そして日本語って面白い^^、日本人は持ち運びに軽い竹を好んで用いてたんだな、だから「はこ」は殆どが「竹かんむり」なんだ、boxとかcaseが日本語で箱と訳されるが、隙間の方が多いこんなソフトな竹製の「筥」や「筺」は英語ではどう言うんだろうな。
話の序でだが皆さんは「パンドラの匣」に何が入って居るかご存じでしょうね?開けてはならないこの匣を開けてしまうと「病苦」「悲哀」「嫉妬」「貪欲」「猜疑」「陰険」「飢餓」「憎悪」などあらゆる不幸の虫が這い出てきて飛び回り人間達は永遠に不幸に悶えねばならなくなるが、その匣の隅にけし粒ほどの小さい光る石が残っていて、その石に幽かに「希望」と言う字が書かれているそうな…^^、神様が人間に何を言いたいのか皆さんは分かって居ますよね?人間ってどんな悲しいことに遭っても、どんなに苦しく辛いことがあっても何処かで明日への希望に縋って居る、だから人は生きて居れるんだ。

政府は26日来年度の税制改正の大枠を固め発表した。増やす方は伏せておいて子や孫への住宅取得資金贈与の非課税枠を15年から1500万円16年から3000万円にするとドーンと大きく発表した。これぞ金持ち減税の最たるものだ、今後多くの親は子や孫から「家を建てるから金を寄越せ」と迫られるが、子等の期待に応えられる者は僅少だ、多くは子等から「甲斐性なしの親父や爺や」と悪態を吐かれることだろう(;;)。政府も親子の中を裂くような無神経な法律など作るな!

昨夜大学生の孫が東京から帰省し、うちに立寄った。孫を出迎えた妻は相好を崩し、得も言われぬ菩薩のような優しい笑顔で幸せ一杯、私が何時も見ている笑顔とは全く異質なものだった。この歳になっても焼餅なのかな^^。

先週の仮名付けの答え
勉強が疎(おろ)そかになる 彼を疎(うと)ましく思う 人通りが疎(まば)らだ

今週の仮名付けの問題
向こうに(灯)が見える マッチで火を(灯)す (灯影)が揺れている

1年間仮名付け問題に苦労されたことでしょう。来春から「書けなくても読みたい漢字」にリニューアルしてスタートしたいと思っています、乞ご期待^^。
皆様どうか良いお年を…m(_ _)m。

「暖」って名前はどう読むの

バーベナ1

10月初旬に咲いたのでご紹介したバーベナが枯れ果てたと思っていたら、寒さにめげず復活して先週再び一輪咲いた^^、初夏以来今年3回目の開花だ、横に蕾が大きく枝を伸ばして居るが咲いてくれるんだろうか、4日間の雨と寒さで花も随分草臥れたようだ。上と下の写真で花が疲れてきたのがよく分かる、傍には鴉豌豆まで芽を出しているが此は明らかに春と間違えて出てきたようだ。どうする気だろう?

バーベナ2

衆議院議員選挙の喧噪が終わった先週月曜日何時もの散歩で垂水の駅前を通ったら、横断歩道の向こう側に最下位で落選した共産党の候補者が立って通勤する人達一人宛に無言で頭を下げていた。投票して貰ったのに当選に届かなかったお詫びの叩首だと思ったが、或いは比例で近畿地区民主と同数の4人も当選できたお礼かも知れぬ。通勤する人も疎らで薄暗く寒い早朝6時前だと謂うのに党を思う此の候補者は偉いな^^。改選前此の党は僅か8議席だったのに今回一挙に21議席もの躍進は驕れる自民に対するやり場のない国民の怒りだろうか。

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明治安田生命が今年生まれた子どもの名前ランキングベスト100人を発表した。今年個人年金保険の加入者約7000人からだから厳密には正確とは言えないが男子の一位は「蓮」で女子のトップが「凛」と「陽菜」が26人で同数だった、男の子「翔」の付く名が2位に転落したのは意外だったが、そろそろ此の字も殖えすぎて飽きられたのかもね、だが「蓮」だトップになった理由がよく分からない、スポーツ選手や芸能人で「蓮」って名が居たとも思えんが?
処で「凛」は旧字体であり現在一級の配当漢字は「凜」と旁の下が禾になっていて、どちらも人名漢字に登録されているが、「凜」は13人と10位に居るから実質的には同じ字だから女の子では断トツのトップだろう。禾も示も5画だが厳めしい示が多くなったんだろうね、「凛々しい」とか「凛とした」など我々日本人に求められる若者本来の姿だが、昨今女性上位が目覚ましく、昔は多かった「凛太郎」など今では名前負けするから男には「凜」は相応しくない名前となったのかな。
何故か女性の18位は「暖」だった。此の名ってどう読むんだろう?「だん」じゃないよね、いや矢張り「だん」かな?考えたけど分からない。でも名前の読みだけはどう読んでも国は文句を言わない規則だから誰もが考えつかない読みなんだろうね、究極「あたたか」だったりして…^^。(読み方の例、のどか)
「遙馬」なんて名も登場するが此も「凛」の類いで「遥」の旧字体だ、二点之繞(しんにょう)だし旁は缶になり干に「ノ」が付いているし、書き間違われやすい字だが名付けた親は其処まで考えて居ないんだろう。本人は書き慣れているが書かれた字を読まされる方は困るね、名前の字は難しければ値打ちがあると思う背伸びスタイルの風潮が世の中にはあるようだが子どもは迷惑だな。
名前に使って良い字は人名漢字に限られるが、此の字は常用漢字以外に1000字位あり結構読み難くとても書けそうにない字まで含まれている。人名漢字は漢字検定2級で「読み」が出題範囲だが、誰が考えたのか訝しい字も少なくない。例えば「鰯」は国字で音読みがないから「いわし」だけだがこんな名前は誰も付けないだろうが、こんな変な字を人名漢字に入れた奴は一体誰だ(>_<)。

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先日長野県の知人からお便りを頂戴した。見ると80円切手は全面しっかりと岡谷局の消印が捺されて居たが、真下に張られた2円切手には消印が届かず「神戸中央/消印」と上下に書かれて真ん中を線引きされたシャチハタより少し大きめの丸い消印が捺されて居た、遠方からだと垂水郵便局の前に神戸中央郵便局を経由して来るようだ、神戸の消印は切手右下4分の3が外にはみ出て居る昔風のものだったから消印は機械でなく人の手だと思った。今どき郵便番号の読み取りは機械だし消印も当然消印だと思ったが岡谷郵便局が機械で押捺するとき2円切手を見落としそれを到着局の神戸中央が発見して捺印を追加したのかな?なんて考えたが何か可笑しいよね、ダブルチェックは良いことだが明らかに省エネ時代に逆行して居る、郵便局が郵便物に触れるのは集配の人だけと違うのかなあ。スタンプを一回にしてコストを下げようと考える役人は居ないのか?
うちも当分は80円2円の併用が続くことになるが、当分は到着局の担当者が封書を寄り分けて2円切手の消印忘れを探すことになるのだろう、2円切手をもう一度使われる損と消印忘れの選担者の給与とどちらが多いか自明の理だ、郵便局株式会社もヤッパ役所なんだな^^。

亡くなったとは聞かないから老人ホームなどで優しくなられて居るんだな、と思っていた佐藤愛子さんが突如新作「晩鐘」を文藝春秋社から上梓され仰天した(゚ロ゚)。私より一廻り上の亥年で91歳だから将に不死鳥だ、愛子さんは44歳の折、夫の会社が倒産し2億円の借金を押しつけられ死にもの狂いで原稿を書いて凌がれた稀代の猛女だから生命力は普通の人の3倍はあるんだろう。昭和の初期に少年小説「嗚呼玉杯に花受けて」を発表し一躍有名になった佐藤紅緑の次女として生まれ、お兄さんは彼の有名な詩人で作家で作詞家のサトーハチローだから文才は血脈天下一品エッセイなど読んでいると心や躰のモヤモヤが消えてさっぱりし便秘など気持ちよく癒える^^。瀬戸内寂聴さんより一歳年下だが寂聴さんは2012年の著書が最終でこの2年お休みのようだ、きっと今回の「晩鐘」上梓を知って負けてなるものかと新作を発表されるだろうね。色好みの性格は正反対だが二人とも昭和の烈女だね。お二方とも私達昭和世代の希望の星だ。

先週の仮名付けの答え
直(ひた)向きに勉強する 直(じか)に交渉する  直(ちょく)葬

今週の仮名付けの問題
勉強が(疎か)になる 彼を(疎ましく)思う 人通りが(疎ら)だ

神鉄の運転手さん

鵯越駅

今日は大切な衆議院選挙の日だ、お天気は良いが朝から寒く何処も投票率が案じられる、今回の選挙で国が負担する費用は約700億円だそうだ、中身を仔細に調べれば胡散臭い費用が結構あると思うが誰も声を上げないのは無関心だからだろう、赤ちゃんまで1人700円の税金を負担させられているのに誰も何も言わない日本人は怪訝しな人種だね。立候補者が負担する選挙事務所家賃に宣伝カー使用料事務職員にウグイス嬢などへの給与なども馬鹿にならないと思うがそれでも国の負担である選挙費用700億円の10%にも及ばない。総務省天下りの印刷会社への広報など印刷代と日曜出勤の公務員達の手当が殆どだと思うがそれにしても多いね。一度どんな風に使われて居るか支払明細などを一般公開して欲しいものだ。

赤穂四十七士の吉良家討ち入りは元禄15年の今夜行われたが、討ち入り前に彼等は全員近くのそば屋で腹拵(こしら)えをしたそうだ、さもありなん、播州赤穂は関西だからと饂飩(うどん)では話が締まらなくて講談師が困るよね^^。60年前片岡知恵蔵が大石内蔵介で薄田研二が吉良上野介を演じた映画を思い出す。どちらも東映映画だが一世を風靡した笛吹童子で中村錦之介の敵役だった吉田義夫と並んで薄田研二は憎々しい顔付きで評判であり、二人とも京都の道を歩くと子ども達に石を投げられて困るので眼鏡にマスクが欠かせなかったとか…^^、

先日三宮へ行く昼下がりはガラガラ電車でJR4人掛けのシートの通路側にポツンと一人座って居たらアラフォーの女性二人が須磨から乗車して私の前と真横と斜めに向かい合って掛けられた、アレ?隣同士に座らないの?真っ正面に座らないの?と怪訝に思ったが直ぐに謎が解けた、このお二人は聾唖者だったんだ。斜に掛けられたのは真正面では手の動作が近すぎて間隔が狭すぎるのだろうね、斜に相手を見詰めながら身振り手振り百面相の会話は手話のできない私にはチンプンカンプンだったが、前の女性の目が常に相手に対する微笑みで充たされて居るのを知り、私は仕合わせ感で胸が一杯になった^^。最近の人達は話すとき相手と目を合わさないように努めている連中がヤケに多い、態(ワザ)と目を外してアサッテを見ながら話す手合いだって居る。昔は相手に話すとき必ず相手の目を見るのが常識だったよな。それにしてもあの微笑みに溢れた慈愛の目はあれからもずっと忘れられない。私の横に座った女性もきっと同じ眼差しだったんだろうなと思った。昔は健常者も誰もあんな風に話して居たのにね。

うちの恥を曝すようだが、先日私が仕事に出かける際玄関入り口の傍に受付も兼ねて座って居る職員に「行って来ます」と言ったら入力中のパソコンから目を外さずに「行ってらっしゃい」と宣ったのが目の端に入った。私が「挨拶は相手の目を見て言わなアカンよ」と言ったら、即座に「先生も見てませんよ」と返され唖然とした、タメ口だろ(゚ロ゚)。この職員は口は堅いし仕事はそこそこできるし、玄関の履き物もちゃんと揃えてくれるが、今の世代だから家庭や学校で「長幼の序」とか仕事上の身分の上下なんて常識を教えられなかったに違いない、当人は少しも悪びれてない処が困ったモンだ、今更言って納得して貰えるトシでもないしね。この娘(こ)は悪びれずにズケズケと本音を吐くから単細胞な私には分かり易いけど、スパルタ教育で上下身分の区別を学校でしっかりと教えられた私にはこのタメ口は堪えた、でも今の若者では「相手の目を見て言わなアカンよ」と言ったら「パワハラ」ですよと詰られないだけ未だマシなんかな?

7月に入れたばかりの入れ歯の引っ掛けが先週壊れて噛むとき不安定なので予約なしに歯医者に行ったら後から来た人が先に呼ばれたりして1時間位待たされた挙げ句入れ歯を嵌めてみて「此の儘でも噛めますよね」で終わりだった(;;)。「下手な技工士で申し訳ない」と壊れた入れ歯を恐縮されると思ったらそうじゃなかったんだ。勿論お詫びなど何もなかった(;;)。「半年経たんと次のを保険で入れられませんよね」だって…(><)。医療費の明細書を見ると初診料から外来診療環境体勢加算からリハビリテーション代まで計360点も毟(むし)られていた(;;)、入れ歯の造りが雑だったせいだと私は思うが、一方的に私に非があると思わせるこの明細書にはコツンときた、何が初診料や!飛び込みが外来診療環境体勢加算とは嗤わせるぜ!リハビリテーション代は壊れた入れ歯を口にセットしたことらしいが、先生に慫慂されて口に歯を嵌めたのは私だ、この歯医者さんはきっと7月に入れ歯を入れた際、約束の10時にクロネコヤマトが入れ歯の配達に間に合わなかったため入れられず、午後再度訪院させられたがその際再診料を一日2度取ったことを私が文句を言ったのでそれを根に持たれて居たのかも知れないな。セコイ話でゴメンm( _)m。でも腹立つよな!

一昨日仕事で神鉄の鵯越に行った。用件はお得意先の相続税の事案で相続財産である土地の地形や道路の幅員調べだった。道路の脇にしゃがんで巻き尺で測っている処を地元の人に怪訝(いぶ)かられて誰何され、身分を名乗るとその方は其処の自治会長さんだった、過疎地域となって空き家が多く昼間不審者を見回って居られるらしく隣の人にも無関心な薄情な昨今の世相に反比例して奇特な方も居られるものだとを感心した。昔のことをよくご存じで40年前のことなど語って親しくなり巻き尺の測定を手伝って貰ったりとご苦労を掛けた。
帰り上り坂を息急(せ)きって駅に辿り着くと目の前の踏切がチンチンチンと鳴って閉まり、神戸行きの電車が来た。慌てて巻頭写真の細い通路を改札に駆け込んだが、この駅は自動改札の無人駅で電車を見るとプラットフォーム側に座って今にも発車しそうな雰囲気の運転手さんと目が合った。「待って、中で切符買うから入れて!」と叫んだら私を見て「ダメです」と断られた、「そんなこと言わんで…」と縋ったが、矢張り「ダメです」と言われ、田舎の一(ひと)電車逃したら20分も待つのかなあ…と諦めムードに入ろうとしたら、「規則です、切符を買って下さい、待ってます」とよもやの一言!「え?切符買うの?」「買って下さい、幾らでもいいから買って出るとき清算して下さい、待ってます」ともう一回真顔ではっきり言われた。運転手さんの顔付きは本気だ、仏様だ^^、さあ大変切符自販機の在処(ありか)を探したら真横にあった、小銭入れを掻き回して100円玉を幾つか取り出し今度は硬貨の入れ口を探ったら此も目の前にあった^^、お釣りもしっかり握り自動改札口をすっ飛んで電車に飛び込んだがこの間2分位だったが開いたままのドアから冷たい風が舞い込み暖房を冷房に変えて居る車内の乗客から向けられた冷たい怨嗟の眼差しが私の細い躰に一杯食い込んだ。見ない振りをして「乗客の皆さんゴメン」と心の中で言って終着駅の新開地まで3駅間を隅で小さくなっていた。デジタル時代について行けないアナログ人間の年寄りがモタモタしているのを運転手さんも乗客達もきっと歯がゆい思いだったろうね、頭だけでなく目も悪いからどうか赦してゴメンm(_ _)m。
でも30年前来たときは無人駅で駅員さんが居なかったが車掌さんから切符を買っていたモンな。
人情味溢れていいよな、ローカル線って…^^、JRだったら30秒遅れたら始末書らしいから私の哀訴など全く無視され発車したに違いない、でも運転席がプラットフォーム側だったことが私にとって幸いだった、否否、ローカル線でも発車時刻は厳正なもので2分の遅れは大変だ、きっとこの運転手さんは顔に似合わずとても心優しい方だったんだろうね^^。早速神鉄の本社に礼状を送っておこう^^。
冬の金曜日、外は寒いけど心暖まる昼下がりの出来事だった。

先週の仮名付けの答え
彼は仕事に熟(な)れている、 よく熟(う)れた果物、 塾々(しみじみ)身に沁みた

今週の仮名付けの問題
(直)向きに勉強する (直)に交渉する (直)葬

幸福の黄色いハンカチ

ランタナ (1)

年の瀬がそろそろと近づいて来た、一雨毎に寒さが募り冬が駆け足でやってくるようだ。大根畑の隣でランタナが満開です、この花は冬の寒いとき以外ずっと咲き続ける、昨秋垂水駅バス乗り場で咲いている奴を10cm程失敬してコップに差し、毎日水を替えて居たら10日で根を出し植え替えたものだ、たった1年でこうだから恐るべき繁殖力に愕いてしまう(゚ロ゚)。

ランタナ2

うちから少し南にある崖の下に溝の割れ目からうちと同じランタナが芽を出し頑張っている。夏に一度咲いたのが崖の上の住民に雑草抜きで駆除され上を刈られたがめげずに再び生えてきたから葉だけだ、もう一度冬に枯れるが此だけ枝が伸びれば春にはきっと花を付けるだろう^^、不屈の雑草魂だね。道路の割れ目からでも花を咲かす子鬼田平子(コオニタビラコ)とどっちが強いかな?ランタナは宿根草だし、綿毛を飛ばして蕃殖する子鬼田平子は1年草だから少し不利かも知れぬが、風で好きな処へ飛んで行けるから良い勝負だろう。

昨日何時もより早く目が覚め散歩に出掛けた。家を出たのは5時で外は真っ暗だった、最近朝が随分寒くなって来たが昨日は特別だった。散歩のコースはその日の気分で違うが、暗いときはできるだけ明るい道を選び商店街を通って垂水の駅前に出て川沿いを歩く40分だ。駅近くの商店街で24時間営業しているのはローソンとサンクスに和食の宮本むなし牛丼の松屋と吉野家だけだが、小雨の舞う早朝とあって客の姿は見当たらず、都心でない鄙びた街での終日営業は大変だ、「宮本むなし」は朝夕変わらずBGMにマントバーニー「魅惑の宵」や「南太平洋」、アルフレッドニューマン「慕情」などが流されている、聴いていると懐かしくて遠い青春時代の甘酸っぱい想い出を擽(くすぐ)られるが、きっとオーナーが私と同年配なんだろうね^^。
牛丼の松屋は客が1人も居ないときでも店員さんは厨房に立って居る、規則にされて居るのだろうが座って居たらいけないのかな?客に不遜な態度に見えるからだろうけど絶えず客の来るコンビニは仕方がないが、食事は時間が偏るから客も居ないのに立ちっ離しは辛いだろうと同情したよ。

トーホー

写真はスーパーのトーホーストア垂水駅前店だ、ジャスコ垂水店のまん前に面して居り、それはそれは小さい店で大きさはまるで象と蟻だが駅の直ぐ近くだし食品だけのトーホーは1階フロアであり、ジャスコの食品が地下のため帰宅を急ぐ客の時間差を利用して結構健闘している^^。開店は9時からだがそれ迄4時間近くあるのにこの時間にもう店が開いている、さっきゴミ収集の清掃車が帰って行き今日の商品の入荷が始まって居るんだ、広い商大筋の裏口から商品を直接搬入するジャスコ垂水店と違って小さいこの店は正面しか入口がないため客だけでなく商品のカートの出し入れも全て此処からされるが、入口に接する道が狭く一方通行のため商品配送の10トン車が入れず、大きい桃太郎便のトラックは50m離れた広い道に商大筋から100mをバックで入ってきて、其処からドライバーがコロの付いた5尺(1.5m)四方のカートを50m押して納品まで熟(こな)して居るが道程(みちのり)に幾らか下り勾配があり、ストッパーだけでブレーキがないので相当な背筋と腕力が要るだろうし、歩道を越えて店に入るための上り斜面がとてもきつそうだ、円安不景気の昨今燃料代の激増による経費削減でトラックの助手も廃止されて運転手さんもワッパ捌きだけの仕事でなくなり大変だろうね。
早番の従業員は5時半から三々五々入って行かれるが、その時間から開店まで納品された品を店頭に揃えるのに要する時間だと思う、誰もが寝ている時間に知らないとこではこんな息づいた仕事が行われて居るんだね、まるで白鳥の水掻きだな、販売のパートさんなんかより、配送陳列など裏方さんの仕事は遙かに重労働なんだと思ったものだ。この店は23時まで開いているが、それからでも片付けや廃棄物の処理などの残務仕事があるから実際にお店が暗くなるのはせいぜい4時間足らずなんだろうが、そうなるとお店の一寸した修理なんかも夜中仕事になりメチャ大変だろうね。「早起きは三文の徳」と謂うが、早起きして見ると普段見えない世の中の影の部分がよく見えて勉強になるよ^^。

先日何かの本を読んで居たら、(ひぐらし)の語源が書いてあって、蜩は「日暮れ惜しみ」から来た言葉だそうだ。又実際に蜩のことを「日暮れ惜しみ」と呼ぶ地方もあるとか…^^、夏の終わりに「カナカナカナ」と夕暮れに啼く蝉だが、暗くなると啼けなくなるので日の暮れを惜しんでいるんだって…、情緒があって味わいのある良い言葉だね^^。この蜩の字は今の人には正しく書けない字だ、旁(つくり)の周の中の縦棒が突き抜けているのにお気付きだろうか、昔使っていた旧字体は全て突き抜けて居たんだ。田舎の舎だって旧字体は「舍」と突き抜けて居たよね。準一級の問題で「鵠(まと)」など良く出されるが「告」のように縦棒を止めると×にされるからしっかり憶えて居る^^。そうそう、漢字と謂えば10月末に明石の明康殿で受けた漢字検定の結果が先週届き、辛うじて合格して居たが前回に3点及ばず前々回より10点も低い点数だった。最低目標である180点が採れないのは情けない(;;)、来春は20回目の検定になるがどうしたものだろう?

愈々選挙戦に突入したが気忙しい歳末に迷惑千万だ、私の住む兵庫三区では今春尖閣諸島に抗議上陸をした和田有一朗が県議を辞めて立候補したが自民党現職を何処まで追い詰めるのか興味津々だ。何せ市議選のとき駅立ちで1万票を獲得した垂水の星だもんな^^。

高倉健、菅原文太と任侠映画の星が相続いて永眠された。TV局も視聴率が見込めるため追悼番組に「網走番外地」や「仁義なき戦い」を放映したい処だろう、私も観たいと思うが昨今暴対法がメチャ厳しくてヤクザ映画は当局のお許しが全くでないそうな、誰かから聞いたが銀行で口座を開設しようとしたらお年寄りの女性でも窓口嬢から「暴力団関係者ではありません」と言う書類にサインをさせられると聞いて魂消た(;;)、暴力団排除は結構だが何か変な方に行き過ぎて堅気の人達には迷惑だよね。昔のヤクザは素人さんには絶対に手を出さなかった。仕方ないから「幸福の黄色いハンカチ」や「トラック野郎一番星」でも見ることにしよう。此等は何回見ても面白いよね、処でずっと気に懸かって居るのだが、50枚近いあの巨大な黄色いハンカチは強い針金のような金属でしっかりと固定されているのと違うかな、何度見ても風に戦(そよ)ぐ様子も垂れ下がる様子も全くないモンね。それにあの旗は到底女性1人でできるワザではないしレッカーを操れるプロの仕業でないのかな…、なんて野暮は言うまい^^。

先週の仮名付けの答え
包丁が鈍(なま)る  田舎の鈍(のろ)い電車  感覚が鈍(にぶ)る

今週の仮名付けの問題
彼は仕事に(熟)れている  よく(熟)れた果物  (熟々)身に沁みた