年々遅くなる傾向だった梅雨が今年は何故か早く訪れ、初夏の訪れを思わせる高い気温の日が続きじわじわとCO2への恐怖が増すこの頃です。早い梅雨に驚いて咲き出したのが庭のアマリリスです。昨年は何故か咲かなくて、秋に球根を掘り出して植え替えたら一株だけですが花を咲かせました。此の昏(くら)い昏い黄色は全く文字通り人生の黄昏(たそがれ)を思わせますが、それでも此の色は私の大好きな色です。美人薄命で僅か一週間の儚い命でした(;;)。

 

此れから夏に掛けて蝉が姦しくなりますね。我が国では蝉は7年間地中で暮らし地上では1週間で生涯を終えると聞いて居ますが、北アメリカ東部では13年に一度孵化する蝉4種類17年に一度孵化する蝉3種類が棲息するそうです(@@)。原因は良く分かって居ませんが、大量に発生することで大半が鳥の餌となっても、一定の蝉は餌食にならずに産卵が終えられることで種の絶滅を救っている不思議な蝉ですが、13年蝉と17年蝉が同時に発生するのは13も17も素数(1より大きい自然数で、正の約数が 1 と自分自身のみであるもののこと)であるため早くても221年目となることに深い意味があり、自然を慮った神の摂理ではなかろうかと深い感動に浸って居ます。神様もよくよく考えて地球の生物を作られたのでしょう^^。数年周期の生活環境を持つ捕食者や寄生虫が同じ周期で発生する可能性を抑えられるためではないかと考える学者も居るそうです。例えばセミの発生周期が13年ではなく12年であったなら、発生周期が3年や4年の寄生虫とは常に同時発生してしまう。これが13年であれば、発生周期が3年の寄生虫39年4年の虫52年置きにしかセミと同時発生することができないからとの説までありますが、世の中には天敵の発生年数まで考慮して地中から地上に出る年数を決めて居るなんて深い謎と謂うか神秘な謎に包まれており、神の偉大さを考えると人間のちっぽさに気付かされて身が竦む思いです。

 

ラジオを聴いていると最近敬語が廃れてタメ口が多くなった印象を強く受けます。その最たるものが「成る程」であって、上下の差別の酷しい芸能界であっても後輩が平気で先輩に対して「成る程」と合点しているシーンが多いことです。先日もNHKラジオ「東京ゼロ3」コントトリオの持番組でしたが「乃木坂なんとか」の幼い新人がゲスト出演していて、此の新人さんは雲の上の大先輩と謂うべき「東京ゼロ3」の問いかけに悉く「成る程」とだけ同意を表して居ましたが、「はい、その通りだと思います」など敬意を顕して答えるべきを「成る程」の一言は世が世ならなら「無礼者、其処に直れ!」と叱責され、お手打ちにされても仕方がない無礼です。この新人は「成る程」を決してタメ口と思っていない処が社会の上下の秩序崩壊を垣間見た思いで唖然としましたが、外国語にない敬語を有する立派な日本語が廃れようとする現実を肌に感じとても悲しく思いました。皆さん「成る程」は同僚や目下の者に対し使う言葉であることを知ってくださいね。苦労人である「東京ゼロ3」の三人は番組終了後この新人に対し、その世間知らずと礼儀知らずを懇々と諭したでしょうか?それとも…。

金曜日の女子プロゴルフブリジストンレディース二日目に山路晶選手がホールインワンを二回も達成しました。3回目もあわや!と謂うシーンまであったそうで将に神憑りです、処がショットが乱れて不運にも予選落ちしてしまいました(;;)。予選落ちは別にこの選手をギネス登録はできないのしら?

 

先週金曜日は老人枠でコロナワクチン接種に行ってきました。会場の区役所で長く待たされての注射はインフルエンザのときとあまり変わらず前後の色んな手順が何かと煩わしいだけでしたが夜になって肩が痛く翌朝になっても変わりませんでした。同道した妻は帰宅するなり高熱で床につき朝になっても起きられない状態です。

 

井山文裕三冠史上初めての本因坊戦10連勝を賭けた第二戦で25日弱冠21歳挑戦者の芝野虎丸九段が白番僅か96手で圧勝し対戦成績を1勝1敗と五分に戻しました^^。二日間対局で100手未満の終局は私の知る処では初めてですが、恐らく新記録だと思います。無敵井山棋聖を相手に豪快な虎ちゃんの会心譜でした^^。話は変わりますが井山本因坊や藤井聡太の対局時には何時もお昼の献立がニュースの話題になりますが虎ちゃんのお昼は何時もお母さんの手弁当だとか…^^、微笑ましいですね^^。相模原市在住一家五人の自宅には昔からテレビは全く置いてなくて、お姉さんは東大出とか…、お兄さんは東京理科大を出てプロの囲碁棋士であり、末っ子の虎丸九段は中卒ですから子供達の意思を尊重した両親の教育無干渉が窺える今どき珍しく素晴らしい家族だと思いました。

 

先週の読めそうで読めない字  弄(まさぐ)って小銭を取り出す

今週の読めそうで読めない字 (等し並み)に扱う