花・野菜」カテゴリーアーカイブ

若者とコロナ

朝の散策で近くのお家の庭に紅白に咲く朝顔を見掛けました。二色の朝顔って珍しく綺麗ですね^^、
80年前、太平洋戦争中に翻った旭日旗が思いだされます^^。あれは日本海軍の軍艦旗でもありましたね。旭日旗を見ると、食べるものもなく夜はB29に怯えて眠れなかった遠い昔を唯々懐かしく思い出して何故か涙が零れます。馬齢86年を数え感無量の心境です。

 

コロナ自粛に付いて、20代の男女数人に話を聞くと、全員が緊急事態宣言の出ていることは知っていると言い、「又か!としか思わない、今年の初めごろまでは自粛してストレスを溜めていたけれどもう気にならない、緊急事態宣言が出たからといって何か行動を変えることはない」と嘯(うそぶ)いて居ます。新型コロナもこれだけ長く続くと若者たちに自粛疲れが出てオリンピックなどもあり息を詰めた生活に緊張感が失われ自粛前の生活に引き返したため、感染に歯止めが掛からなくなったのでしょうが、その間政府はワクチン接種の促進のみに全ての軸足を置いての傍観であって気付いたときにはコロナ禍は収拾不能の状態に陥って居ました(;;)。国がこの事態を戦時状態に準ずる有事だと国民に示し、早い段階で若者たち日常生活に行動制限を加えるべきでしたが、若者は罹患しても直ぐに回復するから8月末までの老人達へのワクチン接種がコロナ禍から逃れる最高の手段と思い変種のコロナ菌の出現に対し特に危機感を持つことなく患者数を激増させた政府の判断は大きく責められねばなりません。真に必要だったのは厳しい行動制限だったのです。若者が菌を持ち帰って家庭で家族を罹患させ更には死亡させた罪は重く、コロナ禍について緊急事態宣言のみで若者たちにコロナ禍による国民の危険を妨げるべき手段を模索し、彼等の共感を得ることに力を注ぐことを怠り漫然とワクチン頼みにて事態を傍観していたことは将に施政者失格と言わねばならぬのではないでしょうか。

 

米国のバイデン大統領は先週約25分間の演説の冒頭、タリバン勢力に対しアフガニスタンの戦いにおいて米史上最も長い20年間に9兆円(円貨換算)もの資金を投じ、計80万人の兵士を送り込みましたが、その代償として多くの兵士と財貨を失ったため、「最早、国益に叶わない戦争を続けることはしない」と、アフガン撤退について国民に理解を求めました。要するに勝てない戦争だから止めたと言いました(;;)。
アメリカの敗北は、ベトナム戦争以来となりますが余りにも大きな犠牲でありました。然しこの結果タリバンを野放しにしたことは今後アフガニスタンが新疆ウイグル自治区に略(ほぼ)隣接しているため着々と国力を増強している中国がどう動くのかが案じられてなりません。バイデン大統領は、アフガン撤退について「賢明で最良」と自賛しましたが、中国とアフガニスタンに戦争させたいためにタリバンと手を打ったんじゃないの?アフガンからイラン、トルコ、ギリシャを通って更に所謂バルカンルートの陸海路併せて4000kmを徒歩でドイツまで逃れようとしている数百万人の難民達が餓死することを傍観しようとしてるんだよね💢。酷いよね!

 

先週の新聞にて埼玉県立川口工業高校掃除部の話題が登載されました。掃除部って何?文字通り学校の廊下から階段の掃除にゴミ拾いまで校舎を隅々まで綺麗にしてゆくのが目的の部活であり、部員27名が全員長靴を履いて廊下のワックス掛けなどで腕を磨く世にも不思議な部活です。此のクラブが毎年行われるゴミ拾いをスポーツとして競う「スポGOMI甲子園」(そんなもんあるんや!)に唯一「掃除」を掲げて参戦し部活チームの底力を示して20年大会では優勝しました^^。校外清掃では住民に感謝されどんどん楽しくなり歩行中もゴミが気になる人間になってしまった^^、とは部員の話です。学校生活は勉強ばかりでなく部活を通じて人間を成長させるものですが、「スポGOMI甲子園」優勝は彼や彼女達を立派な社会人に成長させるモチベーションとなったことでしょう。

 

眞子さま年内ご結婚へ^^。10年育(はぐく)まれたお二人の絆をお大切に…、1億5千万円の冥加金を振り切ってまで日本より他国で幸せに暮らされる勇気を国民の一人としてとても嬉しく思って居ますm(_ _)m。

 

東池袋暴走事件の元高級官僚90歳に東京地裁は判決禁錮5年を言い渡した!司法は松永さんを見捨てなかった^^。これはきっと後ろめたかった検察官賭け麻雀事件のお返しかも…。

 

菅義偉総理大臣(自民党総裁)は、自民党幹事長ら執行部交替を掲げたものの二階幹事長の顔色をうかがった他派閥の同意が得られず、結局総裁選立候補を諦め、総理辞任となりました。菅降ろしの風は外からではなく中からだった!。分かるね!

 

先週の読めそうで読めない字     日日(ひにち)薬

今週の読めそうで読めない字     (十回二十回)

夏のシクラメン

「あのう」と「ええと」

夏のシクラメン

大雨に猛暑と今年の夏は大変です。うちでの異変と言えばお正月に咲いていたシクラメンが再び咲き始めました^^。嘘ではない証拠に庭の朝顔と並べて写真を撮りましょう^^。
シクラメンの夏越しは水を切って行う場合と水遣りを続ける場合と二通りありますが、私のトシでは水切りの管理は鉢の存在を忘れてしまう可能性が十分あるため私は水遣り派です。処が今年はお盆から急に蕾が付いて先週花を咲かせました^^。真夏のシクラメンなんて布施明もビックリ…。

 

今日は言葉の話です。正しい日本語を話すのはアナウンサーの常識ですが、最近では誤った読み言葉が使われる傾向にあり、中でも特に言葉に厳しい筈のNHKアナが変な読みを使うので怪訝な思いに駆られます。先ず「早急(さっきゅう)」を(そうきゅう)と言うアナが少なくありませんね、又「あり得(う)る」を「ありえる」とパソコンでのワード変換もできない言葉を用いるあり得ないアナが登場して驚愕します。きっと「あり得ない」からの連想だろうと思いますが、中学生程度の読みですから、入社テストではこんな簡単な問題は出ないからきっと摺り抜けたんでしょうか。又熟語の読みではありませんがリポーターのアナが矢鱈「あのう」や「ええと」を息継ぎの際に用いられるのがとても聞き苦しいと思います。名前は言いませんが5分間のリポートに20回以上「えーと」「あのう」を繰り返したアナが居たのには閉口しました、きっと原稿には書いてないけど彼にとっては次の一語を発するために必要な作業?ではないかと考えました。NHKラジオ「飛ぶ教室」レギュラー出演の作家の高橋源一郎さんも「あのう」と「ええと」の超愛好者ですが、彼は文筆家だし作品に「あのう」と「ええと」が出てくる訳ではないからよいとしても、言葉のプロのこの癖は恥ずべきです。止めるに止められない謂わば吃音者に近いのではないかと考えます。次の言葉の出だしによって「あのう」か「ええと」がどうしても必要なように思いますが、治したくても治らないのだと思います。リポートを聞いた上司からきついお叱りが飛んできてるでしょうが話すのが商売…困ったものですね(;;)。

 

8人が乱立する先週の横浜市長選挙は立憲民主党などが推薦する山中竹春氏が総理の推す前国家公安委員長小此木八郎氏を大差で破り勝利しました 。菅総理の側近で、閣僚を辞してまで選挙に臨み、圧勝と思われて居た小此木氏でしたが、ナント!午後8時投票締め切りと同時、山中氏に当確が出る衝撃を味わい遣り切れない屈辱の幕切れとなりました。4選を狙う常勝将軍の林文子市長もIR賛成が市民に受けられずBMWセールスマン以来全戦全勝人生が初の挫折となりましたが、此れも一つの時代の流れでしょうか。
此の選挙で菅総理の総裁選での再選が危ぶまれることになりましたが全ては自業自得であり、原稿を理解することもせずに棒読みしては「正確を期すためだ」と言い逃れをして居ます💢、国民の心に届く言葉には聞き手の心を動かす魂の言葉が必要です。一度原稿を手放して己の真心で国民に対する心情を縷縷(るる)と語って見ませんか?そうすれば国民も素直に耳を傾けて呉れるのではないでしょうか。きっと無い物ねだりでしょうね。

 

読賣巨人軍が、暴力沙汰で無期限出場停止になった日本ハム中田翔を無償トレードで獲得し早速連日起用して居ますが、無期限出場停止の懲罰はチームだけのことでなくプロ野球界全体の問題として受け止めるべきものです。巨人は昔、江川卓を手に入れる際に、実に姑息な手段を用いて獲得しています。江川が大学4年の時、阪急が指名しましたが、巨人は彼に米国で浪人生活させ、翌年阪神が指名したときは小林投手をトレードに出すことで彼を獲得しました。世間から喧々囂々の非難を浴びましたが、今回も同じ遣り口だったことでしょう。コミッショナーは巨人のお抱えでダンマリだし他の球団は見て見ぬ振りをしていますが何故でしょうか。これは巨人だからこそできた裏技であり日本ハムは何も言わずに裏で多額のトレード料を貰っていると思います💢。プロ野球界には深い闇が未だ存することをファンに暴露した醜聞でした。久しぶりに阪神優勝の可能性が出てきたのに、とても不愉快な事件でした💢。何処が無期限出場停止や!
先週木曜日中田翔は5番で4試合連続先発出場しましたが、得点1―5で迎えた6回、先頭打者として入った第3打席で広島先発の九里から左手甲に死球を受けて退場しました^^、きっと他チームの選手達からも恨みを買ってるやろね(^^)/。

 

新型コロナウィルス対策が後手後手で上手くゆかずに総理は渋面の毎日ですが、よく考えたら此の処総理の笑っている顔がまるで記憶にありません。コロナ禍時代に運悪く総理になったことをきっと悔いてると思います。誰に愚痴を言うこともできず、奥さんが捌け口だと思うけど奥さんも大変や。

 

先週の読めそうで読めない字     一家は団居(まどい)となって団欒していた

 

今週の読めそうで読めない字    (日日薬)

 

戦争との出会い

お盆になると決まって自宅前のプランターから山百合が開花します^^。普段は山百合のことなどすっかり忘れて居てロクに水も遣らずに放ったらかしで成長した茎を見て慌てて肥料など施しますが、あとの祭りが常態のお粗末です。雑草のプランターから茎二つで花が3つも咲いて、ハグブランサスのプランターからは施肥のせいだと思いますが5つ咲きました(^^)。この花を見ると花言葉である「純潔」の言葉がピッタリで、年甲斐もなく少年の日に帰ることができます^^。

 

戦争中の疎開先の方便(たつき)では、4年生であっても私は生活の一部の担い手であり30坪の野菜畑と鶏小屋管理以外に風呂や食事の燃料調達のため下校後毎日裏山に薪取りに行って居ましたが、思い掛けない処にポツンと咲いている山百合に出会う度に空腹のひもじさから来るトゲトゲした心まで癒やされて居ました。今もこの花を見ると遠い昔が懐かしく思われます。思えばあの頃授業中考えていることは勉強のことではなく食べ物のことであり、年中ひもじかったため食べられるものはタンポポ、イタドリ、ドングリなど何でもよかったのです。昔は農薬などなかった優しい時代だったので、とかげ(かなへび)が何処にでも沢山棲息して居たので今のようにゲームも何もない私には無二の友であり作業中も彼らを掌に載せて遊んでいました、とかげは嫌がっていたけど…。
以前触れましたが戦後間もなく4年生のある日「男女7歳にして席を同じうせず」の格言が破られて前触れもなくクラス変えがあり、別クラスで顔も知らない同学年の女の子がドヤドヤと押しかけて同席させられました。当初猫を被ってしおらしかった女子ですが少し宛素地が現れて厚かましくなり、口では絶対に勝てない位生意気になったので、口では叶わぬため悪戯心で背中からトカゲをシャツに滑りこませたりしては女生徒を驚愕させ、先生からゲンコツを食らうのが常でしたが、それはそれで充実した少年時代でした^^。

 

そうそう今日は戦争の語り部のお約束でしたね。

昭和19年私が3年生のときのことです。初めて疎開した姫路駅前の呉服町に棲まって居ましたが、或る日父の懇意な知人が父子で訪ねて来られ息子さんが招集されて翌日姫路師団に入られるため一夜の宿を乞われたことを知り、私は戦争に対する恐怖に戦(おのの)いたのでした。老父は60歳位でも子供さんは父と同じ36歳だと聞いたからです。私はびっくりして父に「父ちゃんも招集されるん?」と質したら、「儂は支那事変で傷痍軍人になったからもう招集されん体なんや」と言って呉れました。父は私が生まれる頃に招集され支那事変の戦地で右耳に弾丸の破片が飛び込んできて鼓膜が失われ野戦病院に収容されその後傷痍軍人として除隊して居たのでした。そのとき「良かった^^」と心から安堵したことを今も鮮明に記憶して居ます。
貧乏で借家住まいだったうちでは、お二人に泊まって頂くにも生憎予備の蒲団がなかったので大家さんに頼んで一組貸して頂き、申し訳ないけど親子二人一つの蒲団で睡んで頂きました。後日聽いたことですがあの蒲団が父子今生の別れになったとか…(;;)。悲しかったけど結果的に一組の蒲団で寝てもらえて良かった(;;)。

 

その後少し宛戦争が深くなって二回目の疎開をした先の姫路の増位山では200m南にあった東洋紡績の工場が夜間米空軍B29の爆撃で数発の爆弾と数え切れぬ焼夷弾によって全焼したのを逃げ込んだ山中からしっかりと目に焼き付けたことが私と戦争との忘れられぬ出会いでありました。落ちてくる焼夷弾は大きな花火のようでとても美しかったことが忘れられません。B29が去った翌朝東洋紡績の横の畦道を通って登校する際傍らの一反の田圃が水を抜いた池のように抉(えぐ)れており、爆弾投下によるものだと知り驚愕し、そしてその後間もなく私達は8月15日の玉音放送に接することになったのでした(;;)。

 

またまた昨日よりから4回目の緊急事態宣言となりました(;;)。昨年4月の緊急事態宣言では国民が全員自粛し、効果が絶大だったのにその後は「GOTOトラベル」とか総理が経済にしゃしゃり出たばかりに誰もが一度浮かれた心から醒めることなく変異株の到来となって危機的な状態がずっと続いて居ます。医療崩壊により自宅療養、更には孤独死と地獄への道を驀地(まっしぐら)です。全ては無能な総理が選択した結果です。五輪を辞めれば違約金が法外に高いからと無観客開催で違約金以上の赤字を生じさせたのも総理ですが、究極それらを負担させられるのは総理でなく我々国民です(;;)。先週総理は弁明のためか記者会見を催しましたが各報道機関記者からの核心を突いた鋭い質問には全く答えず無視して違う事を話すなど国民に対し甚だ不実だと思いました。総理が未だ答弁を続けるものと女性秘書官が思い込んで居たら総理は喋る気がないのに気付き慌てて次の質問者を探すなど股肱の秘書官をも惑わす此の総理では我が国はもうダメだと感じたのは私一人ではなかったことでしょう(;;)。

 

先週の読めそうで読めない字     彼は芽出度く緒戦(しょせん)を飾った

今週の読めそうで読めない字    一家は(団居)となって団欒(だんらん)していた

小さな巨人

何処から種が飛んできたのか分からないが、昨年は咲かなかった月見草が一本だけ自宅前の道路アスファルトから延びてきて長さ1mを優に超え、今では毎日数個の花を付けて居ます。一昨日までは雨の降らぬ炎天下であり水を遣ろうと思っても、アスファルトの割れ目から生えてきたので水を与えても流れてしまい決して地面に染み込まないのです(;;)。それでも毎日花を付けていますから、道路の下を通る地下水 からの湧き水を補給源としていると確信しました。私が住んでいる垂水の語源は水が多いから付けられたもので瑞穂通、瑞ケ丘等何れも水に因(ちな)んで居ます。私が子供の頃家の東側は大きな池であって、埋め立てられたあとも幾度かマンション建設に着手しましたが何れも湧き水で頓挫したことをよく覚えて居ります。その横は田圃であって夏には銀ヤンマの番い(つがい)が羽を休めに来る秘密の湿地帯は私の宝物でした、それにしても月見草の種はどうしてアスファルトに入り込んだのかなあ(@@)。

 

東京オリンピックもコロナ禍を増産するなど色々あったけどなんとか無事終了しホッとしましたね。ソフトボールなど当然の結果でしたが、此れまでメダルの気配すらなかった女子バスケが銀メダルを獲得して世界の注目の的となりました^^。又、此の四半世紀五輪の参加資格すらなかった我が国の女子中距離1500mで田中希望選手が日本記録を連発しての五輪参加資格獲得と更には8位入賞も素晴らしく、男子400mリレーの失敗を埋めて余りあるものでした。

 

五輪各試合を精査した国際バスケットボール連盟(FIBA)は先週東京五輪のベスト5に相当する世界のオールスター・ファイブを発表し、女子日本代表のポイントガード・町田瑠唯選手(富士通)が選出されました^^。町田選手は162センチとバスケットボール選手としては信じられないくらい小柄ながら、決勝戦アメリカチーム203センチの相手に対しても怖じず獅子奮迅に戦ったのは真に爽快極まるものでした^^。 卓越したスピードと的確なパスでチームの司令塔として君臨し、小躯であっても準決勝フランス戦で五輪記録となる18アシストを記録するなど、銀メダルに大きく貢献したことを讃えられての世界のオールスター・ファイブ選出だったと思います。162cmでは高校生の部活加入がやっとだと思うけどなあ?(@@)。偉いなあ^^、持って生まれた反射神経の俊敏さや走力と跳躍力は、他の選手の数倍も練習してのことに違いなく今回の選出はその弛まぬ努力に対する最高のご褒美だと思いました。これからも彼女の身長を下回るオールスター・ファイブは先ず出ないと思って居ます。彼女は将に小さな巨人であリました^^。

 

ルカシェンコ政権による独裁支配が続いているベラルーシの陸上女子ツィマノウスカヤ選手がチームによる強制帰国を拒否し羽田空港で警察官に保護を求めました。その後、在日ポーランド大使館がビザを発給し、同選手は亡命先のポーランドに到着することができて、彼女は会見で「日本政府と警察に感謝している」と述べました。同選手はコロナに感染した選手の代わりに経験のない1600メートルリレーへの出場を勝手に決められたとSNSでコーチを批判し、帰国を指示されていたのです。走ったことのない競技種目に走れなんて無茶苦茶やね。帰ったら監獄が待っているのも恐ろしい国やね💢。

 

政府の合同会議で厚労省担当者は、自宅療養でのコロナ死者数について「網羅的には把握していない」と述べました。難しい言葉を使っているけど結局「よく分からない」ということを遠回しに言っているだけ…、国自治体側による集計システム「HER―SYS(ハーシス)」への入力作業が遅れている上に、急増する感染者への対応に自治体が追われているため、更に遅れるという傾向にある」と他人事(ひとごと)のように言って恥じる気配がありません。コロナの死亡については納骨まで遺族とのお別れが禁じられているため、斎場の記録を用いればコロナ死亡者の数は容易に判明する筈ですが自治体は税金で購入した高価な機器を使い倦(あぐ)ねてのお粗末さは真に情けなく、日曜日18時からの朝日放送マサララジオ」なら「これぞ涙ガンジス川や…」。皆様も一度聽いてみて下さい。きっと番組担当八塚彩美アナの妖しい魅力に取り憑かれ番組ファンになることでしょう^^。

 

菅内閣の支持率は、昨年9月の内閣発足以降の最低を更新し、読売新聞が8月9日に実施した全国世論調査で、支持率は29%と下落しました。これまでの最低は前回6月調査の37%でした。不支持率は54%(前回53%)で内閣発足以降最高となりましたが、全国の新規感染者2万人超え医療崩壊寸前でも総理は記者会見すらやる気なし、大切な1ージを読み飛ばして無知を晒した総理は自己嫌悪で鬱になっているんじゃないかしら?今日は終戦記念日です。時が移り戦争の語り部も随分少なくなりました。来週は「私と戦争」を振り返ってみたいと思います。

 

先週の読めそうで読めない字     彼女は約(つづ)まやかな暮らしをしている

今週の読めそうで読めない字     彼女は芽出度く(緒戦)を飾った

銀メダルの稲見萌寧

何時もなら週一回位夕立があり、少しは涼しくなるのに今年は先週月曜日の夜に少しの雨音を聞いただけで梅雨明けから一月近く一雫の雨もなく、夕刻仕事を終えてからプランターや庭の花達への水遣りに追われる毎日です。きっと今月に来る水道の検針でビックリするような金額になりそうで怖いよ(;;)。今日の花は玄関に咲く空色のジャンボ朝顔と対象的に事務所の窓際から朝顔を眺めている可愛いミニセントポーリアです^^

 

福岡県の認可保育園でたった7名(うち1歳児4名)しか乗車しない送迎バス内にて5歳の園児が取り残されて熱中症で死亡した事件は、多くの関係者が幾度もこの園児を確認する機会に恵まれながら悉くそれを逸していた事実が明るみに出て、ご両親は絶望感に駆られたことと思います。一言で言えば関係者全員仕事に対する使命感の欠如です。バスの運転手を務めた園長が降車後忘れ物等必須である車内の確認を怠ったことが第一の原因ですが、その後も園児が死亡するまでの5時間 園長や保母さん達は黒板の出席者札等で幾度も園児の不在を確認するチャンスに遭遇しながらその全てを逸して大罪に至りました(;;)。園児はモノではありません。マニュアルなど幾ら精密に作成されて居てもそれを実践する人達に園児に対する愛情や思い遣りがホンの少しでもあれば早期に園児は救出できたに違いありません。「目で見て心で見ず」の格言が今回の事件の核心でありました。

 

春頃だったかな?女子中長距離界のホープ田中希望選手に触れましたね。あれはゴール直前で転倒しながら這い摺り込んで優勝した800mでした^^。播州小野の生まれで西脇工業の女子駅伝を牽引し、此れまで日本選手が世界ランキングでずっとオリンピック出場圏内(世界45位以内)に入れなかったのを、昨年今年と立て続けに彼女自身が日本新記録の更新をしたことにより世界で31位となって五輪基準(45位まで)に達し、出場することができました^^。而もオリンピック本予選をともに日本新記録で通過し、決勝では惜しくもメダルに届きませんでしたが、小兵ゆえ大きい選手に囲まれて潰されそうになるハンディキャップを跳ね退けての8位入賞はお見事でした!日本女子トラック種目での入賞はナント!25年振りだそうですよ^^。

 

昨日の東京五輪女子ゴルフ四日目、日本代表の稲見萌寧選手は6つスコアを延ばして16アンダー2位タイとなリ、リディア・コ選手24歳(17歳で賞金総額100万ドルを超え、米国メジャーも勝ったことあり)とのプレーオフを制して銀メダルを獲得しました^^男子ゴルフで松山選手がなし得なかったことを弱冠22歳の新鋭が射止めました。世間もゴルフファンの誰もが想像して居ない意外な結果でした(@@)。 昨年までの稲見選手にとって五輪は遥か遠いものでしたが今年に入って国内五勝を挙げて、急遽日本代表に選ばれましたが、所詮畑岡選手のお添え物だと誰もが思って居ましたよね。将に無欲の銀メダルでありました。国際試合による日本の予期せぬ栄誉でしたね。五輪だからお金は貰えないけど、その栄誉と世間への知名度と彼女の世界ランキングは随分と上がることでしょう^^。お添え物は実は畑岡選手だったのです^^。
一方、五輪優勝を目標に5年前から渡米して研鑽に励んだ畑岡選手は本当に不運でしたが、世の中なんてものは全ては儘ならぬように出来上がっているのでした。

 

ソフトボール上野投手の抑えとして抜群の働きをした後藤希友投手が優勝の報告に故郷である名古屋市役所へ儀礼訪問した際、あの下品な河村市長が手にとったメダルを噛んだそうです。恐らく純金なら軟らかいから噛んで本物かどうか確かめたものだと思いますが、メチャ品位に欠ける行為です。彼女が所属するトヨタは怒り、河村市長は謝罪に追い込まれました。オリンピック委員会は金メダルを取り替えて呉れないそうですが、予備は沢山あると思うから「何事にも「金(かね)」中心のIOCだし取り替えて遣って、代償として市長に賠償金500万円位請求したらどうなんでしょうか?純金メダルは加工費を加えてせいぜい300グラム200万円位だと思いますが…?

 

共産党の志位書記長は自身のツイッターにて、首相が「国民と危機感を共有するために何が大切と考えるか」と問われた際、「まず国民の皆さんにそれぞれの立場で危機感を持って頂くことが大事だ」と答えたやりとりを紹介し、「これではだめだ、総理は何を聞かれたかも理解していない」と述べた上で「総理自身が危機感を持って居ないのが最大の危機だ」と締めました。私は共産党の支持者でないけど彼の考えは将にその通りだと感じました。総理の能力では此の地位が重責過ぎてムリなんだと思います。でも総理はあくまで看板ですから、黒子(くろご)として仕えていた総務官僚が内閣官房に入って総理原稿を作っていれば、たどたどしい演説でも政権がなんとか維持できるのですが、今や手練(てだれ)の総務官僚たちが高額接待問題で干されてしまい、有能な人材が不在しているのが総理の無能を露呈する原因となりました。

 

原稿が糊でくっついて剥がれなかったから…、菅総理が先週広島原爆死没者慰霊式原稿を一枚読み飛ばしたことを弁解しましたが、前もって目を通していれば、一枚どこかへ行ったことに気付いたはずです。彼は、文意を理解せずに読んでいるのです。
今回は聽いている人たちが明らかに文脈が可怪しいので発覚したものですが、此れまでも随分あったんじゃないの?

 

先週の読めそうで読めない字     心悲しい(うらがなしい)物語

今週の読めそうで読めない字     彼女は(約やか)な暮らしをしている

質問を無視する総理

 

熱海や東北地方が豪雨災害だと謂うのに神戸は雨が降らなくなってからもう何日になるのか思い出せぬほどです(;;)。庭やプランターへの水遣りに汗をかく毎日が幾日続いたことでしょう。8月を迎えて毎夕庭への水遣りによって花々より猛々しく雑草が深く生い茂り三角バッタも沢山生まれてピョンピョンと飛び交っています。今日は蔓延った雑草の中で負けずに健気に咲いているマリーゴールドヒルガオを御覧頂きましょう^^。

コロナ禍でもあるし然程興味にない東京オリンピックでありましたが、先週火曜日決勝戦での13年振り二度目の五輪種目に復活したソフトボールにて39歳上野由岐子が先発力投し、強敵アメリカを2-0で破っての金メダルは将に圧巻でしたね^^、此の日ばかりは試合開始から終了までの2時間余、唯々胸を躍らせラジオに耳を澄ませて聽いて居ました^^。13年前に実施された北京五輪当時と少しも変わらぬ上野投手の豪腕は人間業と思えぬほど凄くて、メチャラッキーなダブルプレーまで生み出しましたから私には彼女に国民栄誉賞が与えられるべきだと感じましたが、団体競技のためそれも叶わぬことを悔しく思いました。途中勝利を確信してから20歳の若手投手に次回28年開催のロサンゼルス五輪にて「ポスト上野」の候補としてマウンド経験を与えた余裕も素晴らしく、次の世代への深い慮りにも大いに感動したものです。

自身の支持率が極端に低下したことを気に病んだからに違いありませんが、菅総理も国民の目線が気になったらしくて、原爆の黒い雨の降った地域を拡大する訴訟に対し国が上告しない方針を表明しました(^^)。此の問題は通常の被害損害金を求めたアスベストなどの事件と異なり単に原爆手帳の交付を求めたものであり、「生活保護家庭」と同様手帳を交付されることによって医療機関での治療が全額国費で賄われ自己負担分が免ぜられあらゆる疾病の治療が受けることができますから、重篤な病に罹る者ほど恩恵が大きく、健康な人には何も恩恵がない不思議な救済方法ですから国も長い間も渋って居ないでもっと早くに決断すべきでしたが、医療費の削減を目指す厚労省が理不尽にもずっと反対を唱えていたものです。現場も知らないで黒い雨の降った地域を特定した気象庁が悪いのですが、実情は黒い雨の降った地域を縮少するよう気象庁に圧力を掛けた政府が一番悪玉でありました。気象庁だって政府に逆らえば自分たちの地位がどうなるか良く分かっているので不本意な地域特定だったと思いますが全ては我が国の省庁がお金を出し渋り原爆被害国民への思い遣りが欠けていた横暴が原因でありました。

オリンピックの開催は必然的にコロナ禍の拡大に繋がり東京だけでなく全国で連日感染者数を更新し、遂に昨日は東京で4000人超全国で12000人を超す感染者を記録し、右肩上がりの傾向が顕著ですが、全ては総理の誤った判断が齎した結果でありこれからお盆にかけて加速度的に増加するものと思われ、20歳代に発病者が多いのは罹ってもすぐに癒えることが周知されたからですが、己の家族や知人にコロナ菌を移して死人を出す危険に気付かないのは真に愚かです。今後どうなることか空恐ろしい毎日ですが、オリンピック酣(たけなわ)の東京ではお馴染みの光景となった「路上飲み」をするグループがあちこちに屯し、歌舞伎町に面した広場では100人を超える連中が常時屯し、なかには奇声をあげながら缶チューハイを一気飲みしたり、霧吹きのように口から酒を噴き出したりして馬鹿笑いしているグループまで居るのは、疲弊に喘いでいる医療機関や医療スタッフを冒涜する行為であり、無策な総理は期待できず都は傍観に徹せずに自ら条例を作って此等の不埒な奴等を検挙し、厳しい刑罰に処すべきではないでしょうか?

総理が国民はTVでオリンピックを楽しんで…など言っておきながら金曜日夜七時誰もがなでしこ日本のサッカーなど楽しんでいる中を無粋にも突如臨時ニュースとして総理が割り込み、コロナ禍対策を発表しましたが目新しいことは何も言わず、而も「時短を無視して営業している飲食業の制裁をどうするか…」など予め伝えられて居る筈である報道関係者の質問の回答を無視したのは、卑怯であり何のための記者会見だったでしょうか💢。記者団から抗議の声に対しあの無礼な女性秘書官が「重ねての質問はお控え下さい」とピシャリと抑えて強引に次の質問に移行するなど総理への点数稼ぎに懸命であり、聽いて居て全く不愉快でした。

それにしてもオリンピック女子サッカー代表「なでしこジャパン」は、第二の澤穂希や川澄奈穂美が育って居らずメチャメチャ弱かったね。高倉監督はオロオロするばかりで無策に終始しましたから敗れて当然でしょう、監督を即刻更迭せよ!

先週の読めそうで読めない字     後朝(きぬぎぬ)の別れ

今週の読めそうで読めない字     (心悲しい)物語

 

コロナと県民とセンチュリー

豪快だった梅雨も沢山の爪痕を残しながら漸く上がリ、本格的な酷暑が到来しました。コロナ禍第5波と謂われる中をいろいろあったけど遂にオリンピック開幕となりましたね。57年前の東京オリンピックを知っている私には今回は何故かメチャ物足りなく寂しい開幕だったし少しも喜べない思いがするのは何故でしょうか?全ては欲に塗れた先行投資が多すぎたために政府が幾らかでもモトを回収すべくオリンピックの中止を決め兼ねたせいでした💢。国民にはしらけムードが蔓延し、退廃感から今後コロナ禍が急拡大することと恐れます。政府は損得を抜きにしてコロナ対策に全力を注ぎオリパラは即刻中止すべきではなかったのでしょうか。


雑草が猛々しい草熱(いき)れの中をワッと咲いて居るのは真っ赤なペンタスです。小さい花なのに花弁が5つもあるから驚きます。ピンクや白いのもありますが、私は断然華のある赤色がいいなと思います^^。

 

真夏の到来は若い女性の肌の露出を誘い、戦後1948年に出版された西東三鬼の句集「夜の桃」にて発表された名句「おそるべき 君等の乳房 夏来たる」がふと思い出されました。戦後の混乱期を経て時代は大きく変わり終戦まで抑圧され唯慎ましさのみを求められ、男の蔭にひっそりと歩いていた女性が戦後は夏に向けて大きく変容し、躰のかたちも鮮やかに胸を聳やかし颯爽と歩く姿が見掛けられるようになりました。敗戦を迎えて男性がショックからすっかり自信を失っていたとき、自由を手に入れた若い女性たちの胸を張って歩く姿に心打たれた西東三鬼は乳房に焦点をあてて「恐るべき」と詠んでいます。「夏来たる」という生命感と乳房の持つ生命感とをぶつけることで、命の躍動が伝わって来ます。今では当たり前になりましたが、戦前の知性ある女性の乳房は晒(さらし)できつく締めつけ存在を隠すべきものであって、決して誇示するものではなかったのです。三鬼の名句を知って男達は益々萎縮し古来長く続いていた男尊女卑が少し宛瓦解して行ったのではないでしょうか(;;)。

 

将棋の第62期王位戦七番勝負第3局が22日、兵庫県神戸市有馬温泉で前日から指し継がれ、藤井聡太王位棋聖2冠が、後手である無敵の挑戦者豊島将之竜王&叡王に勝ち、シリーズを2勝1敗としました^^。過去2勝7敗と何故か苦手にしていた豊島竜王ですが、第2局(今月13、14日)に続いて初めて連勝した藤井王位は19日に19歳になったばかり、10代最後の誕生日を自らの勝利で飾りました\(^o^)/。21日の1日目やや優位だった豊島竜王が封じた66手目は5四銀打、この日の午前形勢は揺れ動きましたが、藤井聡太が流れを掴んで的確な指し回しで勝ち切りました。中2日の25日には豊島叡王に挑む叡王戦五番勝負の第1局が控えています。強いね!偉いね!ティーンエイジャーなのに尊敬してしまうねm(_ _)m。

 

兵庫県知事選挙は意外にも小学校だけ神戸に居たと言う落下傘候補である総務省エリート役人上がりの若い斎藤氏が登場し、維新の力を借りて制しました。井戸現知事自ら陣頭指揮した知事候補の金沢副知事は選挙告示直前まで楽勝を信じて疑って居ませんでしたが、ライバルの突如の出現でアレヨアレヨと言う間に形勢が逆転し開票を待つばかりでなく出口調査で敢え無く敗北が確定しましたが、これでは副知事を後押しした井戸知事の面子が丸潰れとなりましたが、現知事の押す金沢氏が斯くも大差で敗北した原因は井戸知事が県庁庁舎の建替工事費やコロナを含む県の危機的な財政難を承知の上で昨年夏センチュリーのリースを強行し県民の反感を買ったことと、コロナ対策で大阪府吉村知事の体を張った政府との駆け引きなどに対してコロナに関し、兵庫県民を大阪府の被害者だと決め付けて、無策に終始し唯々傍観を決め込んだことが原因だと思いました。又特筆すべきは今回の選挙に限って副知事経験者が4代に亘り59年間も知事を踏襲する悪弊を断ち切った画期的な選挙でありました。

 

五輪組織委員会参与の夏野剛氏が放送局TVで「アホだのクソだの」と発言したことを「番組の雰囲気に甘えた極めて不適切な発言だった」と謝罪しましたが、一体から品性と教養を欠いた此奴は誰なの?組織委員会って何をする処?此の人は何をしているの?NTTドコモの人らしいけど、何もしないで組織委員会から給与だけ貰っている気がするね(;:)。全ては政府が人選を電通に丸投げしたせいだって…💢。まともな人なら「アホだのクソだの」と自らの卑しい品性を暴露する言葉は使わないものです。こう謂うのを「語るに落ちる」と言うのでしょう^^。

 

先週の読めそうで読めない字     玄関の三和土(たたき)に立つ

今週の読めそうで読めない字     (後朝)の別れ

護りたい方言

今年も猛暑の7月を迎えて自宅前プランターでピンクのハブランサスが先週月曜日に申し合わせたように咲き出しました^^。昨年よりきっちり1週間遅れの開花であり、気温より湿度の影響が多いためと思って居ます。生憎火曜日夜無情の雨で短い花の命を閉じましたが、此れも彼女達の運命(さだめ)だったのでしょう(;;)。

 

先週有吉佐和子さん往年の名著「紀の川」「日高川」に並ぶ三部作「有田川」を読んでいたら、此の川の流域では相手の言葉に承諾する場合、通常「はい」とか「うん」と言うのを「いん」と言って居ました^^。何処かで聞いたことがあるとずっと考えて居たのですが、大昔、大阪八尾でセールスをしていた折、富田林まで自転車で遠出することがあり、そのとき富田林の地元の人が話し相手に対し「いん」と言って首を振っていたのを思い出しました^^。富田林の南は河内長野でありその向こうはもう和歌山県ですから富田林で使われていた「いん」は和歌山から伝わってきた言葉なんだな?と察したのです。「いん」は「うん」より肯定度が高く聞こえて、とても良い言葉だと思いました。日本語も何時とはなくTVやラジオの標準語に感化されて少し宛無機質となり、野趣溢れた美しい方言が少し宛滅びつつある昨今です。郷愁に浸された方言が未だ我々の周囲に無数に残されて居ますから、私達は美しい方言を曾々孫の世代まで大切に護って行きたいなとつくづく感じました。

 

静岡県熱海市で今月3日に起きた土石流により多くの方が亡くなり、依然として安否不明者の消息が不明です。生存率が著しく下がるとされる「発生72時間」があっという間に過ぎ去ってしまいました。今回の土石流に対する官邸の対応に世間から疑問の声が上がっています。首相官邸で大雨に関する関係閣僚会議が開かれたのは、3日の夕方5時、熱海市で大規模な土石流が発生した午前10時半から7時間弱が経過していました。元防災教育研究センター長の濱口和久氏は、初動における時間の経過を「中央の司令塔としては遅すぎます。災害発生直後、現場の映像はテレビやSNSでも流れており、誰もが見ていました。何故官邸がこの事故を画像で目の当たりにしながら何故無視したのか全く不可解です」災害が発生した3日の首相動静(朝日新聞7月4日)によると、午後1時40分に菅首相は棚橋泰文防災担当相と沖田芳樹内閣危機管理監と会合し、その後2時52分に杉山産婦人科の杉山力一理事長と会談、そして3時28分に和泉洋人首相補佐官、吉田学新型コロナウイルス感染症対策推進室長、樽見英樹厚生労働事務次官と会談するなどして事故をまるで知らなかった如くに公務を続けましたが、国民の命第一の基本を忘れた総理の行動は大いに批判されるべきではないでしょうか?

 

熱海市の土石流災害について 有識者はこう指摘します。「防災担当や危機管理監と会った時に指示を出して、現場で上手くやってくれというような判断をしたのかもしれませんが、あれだけ発生状況の生々しい映像が出てくれば、相当多くの犠牲者が出ているかも知れないということは想像できるし、二次災害が発生する可能性だって容易に想像できる筈ですが、司令塔として速やかに関係閣僚会議を開き、政府としてどういう方針を取るのか、そして問題意識の共有などが、もっと早い段階でなされるべきだったと思います。菅首相は土砂災害より都議選のことで頭が一杯だったんでしょうね、国民の命より党の得票に関心を寄せる総理なんてもう厭やね(;;)。

 

熱海市の土石流災害について盛り土業者の法令違反が発覚すると思います。これから究明されることになるでしょうが、事故が起こらないと手が打てない行政の曖昧さに呆れます。盛り土の水捌け処理を怠った業者も悪いけど人命を守る処置を取らずに不法な盛り土の申請を鵜呑みにし、工事完了後水捌けの実地調査も蔑ろにしてきた静岡県や熱海市は大いに咎められるべきではないでしょうか。亡くなった尊い命は永遠に帰らず、各自治体は今回の教訓を深く重く心に受け止めて頂きたいと思います。

 

熱海の土砂災害後も日本中が梅雨前線に覆われて各地に大雨を齎(もたら)しましたが、水曜日夜8時前のNHKで気象担当の女性アナが「今夜から鳥取県にバケツをひっくり返したような大雨が降るのでご注意ください、」と視聴者の耳を峙(そばだ)たせる比喩的な表現を用いられたのでアット驚きました(@@)。此れまで文字で読むことはあってもラジオの天気予報では一度も聞いたことのない破天荒な表現が如何にも視聴者に時宜適切であったと思えるものでありこのNHK女子アナが放った咄嗟の機智にとても感じ入ったものです^^。

 

菅総理が最後までこだわり続けた「オリンピック有観客開催、そして大会成功で内閣支持率アップ、衆院選で大勝」というシナリオが8日夜脆くも潰えました^^。それは小池都知事と尾身会長が7日に面会し五輪無観客で意見の一致を見たことに起因しました。この二人はコロナ対策への意識と緊急事態宣言下での五輪開催のあり方に関する認識を共有したのです。一番重要な局面で此の2人が面談してタッグを組み、総理と組織委にIOCを追い詰めたんや。小池さん流石に業師やなあ^^。

 

先週の読めそうで読めない字     それは目映い(まばゆい)光景だった

 今週の読めそうで読めない字        (山間)の街

東京大学大学院

玄関横に庇のある通路に沢山並んでいる鉢のうち多くは私の好きな多肉植物です。多肉植物は余り水を求めない植物なので根腐れを防ぐため庇(ひさし)のある場所に置いています。その中で先週イケベリアが花を咲かせました^^、多肉植物が花を咲かすのは可成り珍しいことであり皆様にも観て頂きたくて載せましたが、左が花を付けたイケベリアです。多肉植物は水遣りを放って置いた方が育ちが良いと謂う変わった植物なので無精者にはもってこいです^^。

 

2017年に起きたトヨタ・パワハラ事件は、東大大学院航空宇宙工学を学び天下のトヨタに入社した社員が直属の上司から、東大からではなく地方大学から東大大学院に進んだことを「学歴ロンダリングだ!」と揶揄され、更には日常的に「バカ」「アホ」と痛罵の上「死んだほうが良い」などの暴言を受け彼はそのパワハラ被害に悩んだ挙げ句に自殺した事件でした💢。調査の結果当然に労災認定され、トヨタの豊田章夫社長が遺族を訪れて直接謝罪する異例の展開となりましたが、死んだ若者は永遠に帰らず、社内でパワハラ情報が共有されずに放置されて居たことが明るみに出ています。大きな組織ではよくあることで誰もがパワハラの事実を知りながら己に降りかかる火の粉を恐れて見て見ぬ振りをしたことが上司のパワハラを助長したと思いますが、加害者はパワハラ当事者だけではなく実は同僚達も共犯者だったと思います。誰も我が身が可愛いいものですが、今はスマホ録音も普通に可能な時代であり、その気があれば同僚が彼を援護することは容易だったに違いありません。彼の周囲の誰もが東大の大学院が大学入学と変わらぬ程難関であることを全く知らずに学歴詐欺のように思い違いをして居たことも一因だと思いました。

 

私ごとです。35年も前のことですが東大理学部在学中の愚息に対し私が国家公務員一種試験を受験するように言ったら、何時もは従順な倅が「大学院の試験勉強が大変やから無理や!」と断ってきたことを思い出しました(;;)。結局大学院には無事合格できましたが、お陰で一種試験の受験が1年延びたことを思い出し、トップ合格した公務員一種試験であっても掛け持ちでの東大大学院挑戦が如何に無謀であったのか…、と今は思って居ます。今回の事件については己が身に危険が及ばぬために弱者を見て見ぬ振りをし、彼の窮状を傍観した周囲のトヨタ社員も矢張り加害者の一味ではなかったかと私は考えて居ます。

 

オリンピックについての私見です。古来日本の天皇は国の平穏と国民の安寧を祈ることが最大の役割です。実際今上天皇も先代の昭和上皇さまも、東日本大震災などの災害や現在のコロナ禍に際し、常に国民に寄り添い、心を配り身に沁みるお言葉を発して来られました。日本国憲法では、天皇は「国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない」と定められているため、昭和天皇から今上天皇まで、政治的な発言はしないことが鉄則として守られてきただけに、6月24日に宮内庁の西村泰彦長官が記者会見で述べた「大御心」に大きな注目が集まり、物議を醸しています。長官は天皇が名誉総裁を務める東京オリンピック・パラリンピックが近づいてきたことについて質問されこう答えました。「天皇陛下は現在の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変心配して居られます。国民の間に不安の声があるなかで、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないかご懸念されご心配であると拝察しています。私としましては、陛下が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックで感染が拡大するような事態にならないよう組織委員会をはじめ関係機関が連携して感染防止に万全を期して頂きたい、そのように考えています」と明確な言葉で、天皇が五輪によるコロナ感染拡大を心配されていることを示唆されました。すると、直後に記者会見を開いた加藤官房長官がなんと即座に「大御心」を否定しました(@@)。長官自身の考え方を述べられたと承知している」。西村長官が勝手に言ったことで、天皇の考えではないと言いたいのでしょう。さらに翌25日になると、丸川珠代五輪相も会見で追い討ちをかけました。「私どもとしては、長官ご自身の考えを述べられたものと承知している」そして、止めは菅総理が、「長官本人の見解だと理解している」 と記者団に語って「陛下の考えではない」と決めつけてしまったのでした。全員が話し合って口裏合わせしたことが見え見えですよね(;;)。揉み手をしながら平身低頭してバッハ会長たちを迎えようとするに際して天皇の発言は彼等にとって苦々しい以外の何ものでもなかったのだと思います。だけど天皇と上皇様のお気持ちは我々庶民の気持ちそのものではありませんか!宮内庁長官も天皇も上皇様も私達一般庶民も全員が素朴で率直な同じ意見なんです。何で大臣だけ違うこと言うの?そうか!一度IOCに「鴉は白い」と言ってしまったからもう引っ返せないんやね(;;)。鴉ってどれも黒いんですよ^^。

 

注目の夫婦別姓に関し先週最高裁は夫婦別姓を憲法違反ではない!と判断しましたが、審議した裁判官15名のうち13名が男でした。こんなアンフェアな裁判では勝てる道理がないよね💢。

 

先週の読めそうで読めない字    歳を取ると(寝聡く=いざとく)なる

今週の読めそうで読めない字    商品が(堆く)積んである

 

富裕層になる秘訣

6月の花と言えば紫陽花が一番に挙げられます。玄関先の庭では肥料を遣ったことないのに今年も沢山咲き乱れて道往く人の目を楽しませて居ますが、昨年と違う処は手前の庭先から「白い夕化粧」が横綱である紫陽花の露払いを務めていることです。何処に?ハイ!左側のフェンスから数個可愛い花を覗かせています^^。今年は何故か赤も白も夕化粧が庭のあちこちに沢山咲く当たり年のようで驚いています(@@)。

 

富の偏在と謂いますね。最近ではアップルやアマゾン、マイクロソフトなど巨大企業が余りにも世界化し,巨大化しましたが、拠点とか本部が判然としないためオーナーの税金を何処に払っているのか、又税金を何処が取るのか不透明な状態にあるとのニュースが報じられました。米調査報道機関のプロパブリカは米アマゾンの創業者のジェフ・ベゾスら米国の資産家の15年以上にわたる納税記録を入手して克明に分析した結果、最上位の富裕層が連邦所得税をごく僅かしか払わず、ときには全く払って居ないことが分かったと報じました(@@)。

プロパブリカによると、米国の平均的世帯は年に7万ドル(約770万円)程度の所得であり、14%の連邦所得税を支払って居ますが、米国の富豪上位25人は2014〜18年に保有資産額が4000億ドル(約44兆円)増えたのに対し、「真の税率」は僅か3、4%に留まって居たそうですから刳(えぐ)い話ですよね💢。恐らく現在の財産の殆どは他国で稼いだことにしたものだと思われました。

税金は本人の所在する国に納付するのが決まりですから恐らくタックスヘイブン(一定の課税が著しく軽減、乃至は完全に免除される国や地域)である名もなき途上国や後進国に所在地のみを置いて、オーナー達が多額の報酬などを取ることでその国にとっては桁外れに多いが、富裕層側にとっては雀の涙と思える程度の税金しか払って居なかった結果が此のような事態に至ったのではないかと私は考えて居ます。従って今後は富裕層の税負担の不公平を是正するため、アメリカでは居住地と定められた国ではなく実際に収益を齎す国において課税できるよう法改正に乗り出す方針だそうですが、何れは狐と狸の化かし合いになることでしょう^^。現在57歳のベゾスは29歳でオンライン書店を始めたのがスタートでいろんな事業を手掛けて最終アマゾンで巨億の富をなし2020年の長者番付時点で2046億ドル(日本円で約22兆円)の資産を有することになり世界で初めて資産が2000億ドルを超えた人物となりました。

我が国の場合は個人所得税住民税の税率は併せて最高55%もあり、法人税も結構高いのでタックスヘイブンには全く不適当な国です。然しその高い税率のため我が国大企業の富裕者の多くも後進国でアマゾンのベゾスと同じことを試み、きっとタックスヘイブンを利用しての税金逃れが少なくないと思われるので、我が国の国税庁も富裕層の税負担の不公平を是正するため充分に踏み込んで摘発して頂きたいと思いますが、内弁慶の我が国にはそれだけの情報力を持たないから無理な相談かも知れませんね。

 

竹中半蔵のパソナは総理から五輪の人材派遣ばかりでなく、コロナのワクチン接種事業の一括委託まで数億円から数十億円で各市町村から受注し、ノーハウを持たないパソナがJTBのグループ企業に丸投げして多額の鞘稼ぎをいたそうです。パソナ今期5月決算では四半期利益は創業以来148%増の175億円に達するとか…(@@)。又下請けを仰せつかったJTBのグループ企業もTCAと謂う派遣会社に丸投げしピンハネの連続ですから結果的に膨大な政府の借金が我々次代への「付け」として先送りされることになりましたからメチャ腹立たしい思いに駆られます。五輪だけでなくワクチン接種をも食い物にする政府と竹中半蔵に誰も文句を言わないのか!

総理の発言には意思が感じられないから、聞いている国民も実は聞いていない。
我が国の総理の質が最低なのは、究極野党がポンコツであり政権交代のゲームチェンジャーたる人物がいつまで経っても現れないからだ!

 

昨日2回目のワクチン接種に行きました。注射の看護師さんがブスブスと針を深く指した「後のブス」がチクリと痛くどうやら神経に触ったようで1日経っても痛みが消えず肩が上げ難いです。女子なら注射は上手と思った私が間違いやった(;;)。さては彼女は医者やったか!

 

先週の読めそうで読めない字    針の耳を針孔(めと)という

今週の読めそうで読めない字   歳を取ると(寝聡く)なる