税金・官庁・法律」カテゴリーアーカイブ

空飛ぶタイヤ

白梅

一年で一番寒い2月になった。2月と謂えば寒梅だ、芦屋のNさんから送られてきた白梅をご覧に入れます、日本古来の花は詩(うた)にも詠われるように風情があって格段にいいね^^。

愈々明日から本当の確定申告の始まりとなる。では昨日までは何だったのかと聞かれると困るが、此は医療費や中途退職者等還付申告者の税金を早く返せるよう便宜的に申告を受け付けるように税務署が取り扱っているからで、実は税務署も早めに処理を済ませた貰った方が16日から繁忙期の残業が少しでも減って得策だから法律を取り敢えず無視して前向きに協力してくれて居る^^。それなら税金を払う申告はどうかと言うと此も受理してくれるが取り扱いは明日の16日に受け取ったことにして呉れている。実際には受け取っても納税申告の方は3月15日(今年は16日)確定申告終了まで積んだまま全く顧みられないから間違っていれば此の日までに何回でも訂正申告が可能だ。「三回目訂正申告」なんてする人も居るから堅苦しい年金事務所なんかと違って税務署は柔軟だね^^。
数年前に年金400万円までの人は他に所得がなければ申告にすら行かなくても良い法律に変えられたのは我々税理士には痛手だったが、寒空の中早朝から半日仕事の年金会館や漁業会館で並んで待って居られたお年寄りの納税者に対してはビッグヒットだった。年金から控除された税金は所得控除が殆ど配慮されないから医療費どころか生命保険料でもあると還付が受けられる仕組みだが還付金の多少より申告を義務付けられての寒空で勤行の方が辛いと感じて居られた人の方が圧倒的に多かったのは税務署の発表した申告人員の激減でよく分かった。税務署も申告時の臨時アルバイトが激減できて人件費が削減されたし、税収も増えた(還付申告が減ったため)から一石二鳥だったよね。辛かったのは税理士だけだった(;;)。
でもね、控除されるべきものがあれば少しでも申告された方が絶対にトクですよ、例え源泉徴収票の税額がゼロでも控除額を申告しておけば住民税が随分違ってきます。何せ総務省はセコくて住民税は税率10%(所得税は課税所得195万円まで税率5%)だし、所得控除は基礎控除扶養控除が各5万円も少ないから所得税がゼロだからと油断して住民税の課税にビックリされる方が多い、此奴が多いと国民健康保険料や介護保険料まで累進でメチャ殖えるのをご存じですね?

ブルートレイン(未だ走っていたの?)として唯一運行を続けていた「北斗星」(上野札幌間)が車輌の老朽化を理由に3月13日を以て廃止されることになり最終列車の切符の販売が先週金曜日全国のみどりの窓口で一斉に発売されたそうだ。鉄道ファンが挙って競ったが、東京駅で朝4時半に並んだAさんは発売の10時丁度に端末操作をして貰ったが買えなかった。係員がエンターボタンを押すときにモニターを眺めた一呼吸が命取りになったのだろう、定員はたったの221名なんだって、全国にみどりの窓口は幾つあるか知らないが、此の垂水駅にもあるから1000は軽くあるだろう、コンピュータがどう反応するのか知らないけど、タッチの0.001秒の差が全てだなんて一寸不可解だな、JRも発売に抽選とかもう少し柔軟な発売方法が見付けられなかったんだろうか、案外10時に自宅からネットで申し込んだ人が買えたりして…(;;)。
車輌の老朽化なんてJRは言っているけど本音は北陸新幹線の試験運行に支障が出るからとのもっぱらの評判だ。今までも北陸新幹線の試験運行の日は「北斗星」は運休しているそうだから今回の廃止決定は弱者の切り捨てなんだろうね(;;)。処でJR北海道はどうして文句を言わないの?
皮肉にも1日遅れて3月14日開業することとなった北陸新幹線の「かがやき」始発の切符の方は1列車1856席もあるが僅か25秒で完売したそうだ、日本って平和だね^^。

先週岡山県倉敷でJRと大型トラックが衝突し18人もの負傷者が出る惨事となりトラックの運転手が逮捕され運送会社が厳しく調べられているが、此のトラックは新車を購入してから僅か2年半しか経たず、その間屡々(しばしば)エンジントラブルに見舞われ12月にも修理を終えたばかりだったと書かれていた。変だね?トラックは踏切内でエンジンが掛かっている状態でアクセルを踏んでも動かなくなったと運転手は証言している。エンジンが停止しなかったためギア操作に時間を取られ緊急停止ボタンを押すのが遅れて衝突が避けられなかったと思われる、車が大破しているからエンジンルームの検証は難しいかも知れぬが、変速機のギアがきっと2速から変速機内部のトラブルでニュートラルに切り変わって居たと思う。今のトラックは多くがマニュアル車からオートマチック車に変えられているから運転技術は容易になっても逆に構造はコンピュータ化して修理工場の手に負えない複雑さだ。此の儘ではJRへの賠償金でこの運送会社は間違いなく倒産するだろうし、運転手も有罪となるに違いないが、警察は嘗て13年前三菱自動車が犯した重大なリコール隠しを思い出して欠陥車の捜査も充分にして欲しいと思う。

100倍返しの池井戸潤が執筆した「空飛ぶタイヤ」はベストセラーとなり、スポンサーとして自動車会社の影響を受けないWOWOWでドラマ放映されたので皆さんよくご存じだろう。あのときの事故車は忘れもせぬ三菱自動車ふそうトラックだったよね、そして今回の事故で目撃車の証言によれば丸めたティッシュのようになったトラックは矢張り三菱ふそうトラックだったのだ(>_<)。
一方JRも今朝も朝刊で電車の運転手が非常灯(緊急停止ボタンに関わらず作動)の点滅を視界の良い現場だから700m手前から確認できた筈だとJRにしてはとてもできすぎの良心的な発表をした。企業は斯くあるべきだね。700mあれば時速90kmでも充分に止められる距離だそうだ。運転手が前を見ていたが心で見ていなかったんだろうな。
処が新聞各社は広告主としての自動車メーカーを意識してただ大型トラックとしか書かず、一切メーカーや車種については触れられなかったから私はネット記事を検索し漸く車種を特定した。新聞社で一番偉いのは広告部だもんな、以前自分トコのことをボロカスに書いた週刊誌の広告を伏せ字にしてまで掲載した新聞社まであったもんな、新聞社も所詮は営利企業だから仕方ないよな(;;)。何が朝日新聞や!何が天下の三菱や!

土曜日の午後独り事務所で青色申告の細かい償却計算などエクセル操作をして居ると疲れてきて気分転換にユーチューブの歌をミックスで聴いていたら悲しい歌が聞こえてきた、其れは45年前に雷撃的に登場し、6週連続のシングルチャーのトップを走った由紀さおりの「手紙」だった。なかにし礼渾身の作だがあの曲を聴くと60年前が思い出されタイムトリップの郷愁に駆られ胸が逼り涙が溢れてくる。泉が涸れた筈のこの歳になっても歌と謂うものはしょっぱい青春時代をこれでもかこれでもかと想い出させてくれる。「手紙」は悲しい曲だ。
もう一つ「手紙」と謂えば昔恋人の親に反対されて死のうとまで思った被差別部落の女性を歌い、放送禁止歌になったフォークソングの旗頭岡林信康を思い出す。「♬部落に生まれて何処が悪い?何が違う?♪」と問い掛ける彼の歌「手紙」もとても悲しかったね。
昔から男は何時も優柔不断で現状に満足しようとし、女は自由な世界に羽搏(はばた)こうとするが、この傾向は45年前より最近ずっと顕著になってきたようだね。離婚も増えるよな。

先週の書けないけど読みたい漢字
背縫いから肩口を経由して袖口までを裄(ゆき)と謂う、

今週の書けないけど読みたい漢字
彼は(裃)を着て(峠)道を登っていった。

「裄」と「丈(たけ)」は戦前着物に始終使っていた言葉だ。「丈」とは着物の肩から裾までを言う。

パラダイムシフト

駐禁

世の中、大企業と公務員を除き中小零細企業は平成16年来少し宛不景気に覆い尽くされて来たが、赤字になれば税金も不要で税理士の必要もなくなるからうちもお得意先が随分減ってきた。税理士の数も50年前の1万人から現在10万人は一寸多すぎる、試験の合格率は厳しくて3万人の受験者に対し僅か3%だが税務署退職組が無試験で参入するのと公認会計士が不景気のせいで税理士に鞍替えするのが大きな原因だ。税理士会は遂に今年から公認会計士の税理士登録に税法の試験合格を条件付ける規則に変更したが、打つ手が遅きに失して顧客の奪い合いと顧問料の値下げ競争が激化し苦しい業界になって来た。うちも古いお得意先は後継者なく廃業する方が多く閑古鳥となり、忙しかった昔が全く信じられない思いだ。
リケジョの蛮行に続いて頑是ない子どもが理由もなく近所の若者に殺され、鉈(なた)を持った錯乱男がビルの14階から植木鉢を投げ捨てるなど、平和である筈の日本が世紀末の様相を呈しているが、近寄ってくる不景気の不穏さに誰もが鬱屈した怯えを抱えて生きているせいなんだろうか?

駐禁1

パラダイムシフト(思考の逆転)と謂う言葉が最近よく使われるが、みやざき中央新聞に掲載された放置自転車の対策法はとても興味深かった。最近各地駅前などで自転車の問題が提起され街の美観を損なうだけでなく視覚障碍者や老人達の歩行にも危険が及ぶため「駐輪禁止」の立て札や標識が多くなり、立て札自身が歩行者の妨害となる矛盾を孕(はら)んでいる、私は仕事に行くとき駅前にあるジャスコの道路を隔てた北側駐輪場にチャリを停めて電車に乗るが、ジャスコの入口の道路に「駐輪禁止」のチェーン付きの障害物が置かれチャリの駐輪を妨げているので私自身も道路を渉ってジャスコに進入できない、ジャスコの中を通り抜ける方が駅には近道なのだが、帰りも同様遠回りになりジャスコは駐輪場からの買い物見込み客を少なからず失っていることだし、駐輪場も迷惑な話だから駐輪場の小父さんにジャスコに諫言するよう言っておいたら、その通り言って呉れたらしく暫くは人が道路を横断するスペースが少し作られていたが撤廃され間もなく写真のような駐禁標識が置かれるようになった。これだと自転車は突っ込み難いよね、恐らく歩行者用のスペースを作れば其処に自転車が停められる結果が生じ、鼬(いたち)ごっこになるための苦肉の策だと考えた。
みやざき中央新聞の提言は「停めるな!」が停められてしまう動機を作るのなら、逆に「停めて!」と書いて置く発想はどうなんだろうかと謂うユニークなものだった^^。「貧しいアフリカの人達に沢山の自転車を寄附したいので中古自転車を捜しています。不要の自転車でご協力下さい」と駅前の通路にデカデカと書いて張ってあれば停める勇気のある人は居なくなるだろう。そうだよね、その通りだね^^。パラダイムシフトも人間関係に応用するとこんな風に劇的に物事が解決するんだ、愕いたね。私も事務所の前に放置される犬の糞について何か考えて見たいと思う。

最近の数年何故か各地で犬や猫が多数不法投棄される事件が続発して居ると報道された、これは世の中が不景気になったからだろう。無慈悲な業者が在庫商品?に困って売れないペットを棄てたに違いなく、売れなくなった原因は世の不景気と一戸建ちからマンション型へ住宅事情が変貌したことや人々が生活に心の余裕をなくしたためペットを買う客が激減したからだろう、棄てるのは商品である子犬が餌を食ってはドンドン大きくなり益々売れ難くなるからだ。昔はペットショップなどなかったし、自分達家族が食べるのに困った時代でも犬や猫に子が生まれると近所や知り合いを捜せば貰ってくれる家が必ずあったものだ。近隣の人達と目も合わさぬ生活習慣が浸透し、犬や猫を飼って我が子のように可愛がり心を癒されていた人達も死に絶え情緒に欠ける味気ない世の中になった(;;)、考えて見れば猫は鼠を捕らえることでその家に存在価値を認めて貰い、立派な家族の一員だった。飼い主の処へ褒めて欲しくて鼠を咥えて意気揚々と帰ってきたあの頃が懐かしい。犬だって爪を伐るためと食べ物を隠すために土を掘るのが仕事だったが何処もアスファルトでは遣る瀬ないよな。ヤッパ、「昔は良かったなあ」の声がでるね。

保険

確定申告で大童の毎日だが先週明石のお得意先に申告の資料を頂戴に伺ったとき介護保険後期高齢者保険の26年度年間納付額確認書が見当たらなかった。その代わりに25年度の納付額確認書2枚が用意されていた、1枚は介護保険料で1枚は後期高齢者保険料だった。確か昨年は此がなくてご本人から明石市役所に電話して金額を教えて頂いたのを思い出した。どうやら葉書の中身の年度の表現が小さくて何年度なのか見辛く1月後半に来たからその年の分と勘違いされたようだ。調べて頂くとペンで27年度分と書き込んだ26年度がちゃんと別個保管されていた^^。両方の保険を1枚に記載し、ペリペリ剥がす半折りの表紙に26年度と書かれ、剥がした裏に保険料が記載されている写真の神戸市様式とは大違いだ、早速明石市役所に電話し、紛らわしい書式を改めてもう少し高齢者に配慮した分かり易い書式にできぬのかと文句を言ったら電話に出てきた女性がフフフと嗤って「上司に伝えておきます」でガチャンだった。年寄りの僻みからの恨み言と思われたらしい(>_<)。赤字で困窮し全て県に負んぶに抱っこの明石市の担当課が違うだけの理由で郵送費を2倍払って介護保険と後期高齢者保険の処理を別扱いにしているのは無駄遣いも甚だしいが其れを言っても矢張り「上司に伝えておきます」でガチャンだろう。重複した印刷代と郵送料の節約で市長の給与くらい賄えるのと違うのかなあ!

先週の書けないけど読みたい漢字
♬鞐(こはぜ)が光るよちょいとご覧♪ 足袋や脚絆を踵で留める爪形のもの 小鉤とも書く

今週の書けないけど読みたい漢字
背縫いから肩口を経由して袖口までを(裄)と謂う

因みにオケラの唄(♬ゆうべ蚯蚓(みみず)の啼く声聴いた、あれは螻蛄(けら)だよ お螻蛄だよ お螻蛄なぜ泣くあんよがさむい足袋がないから泣くんだよ、お螻蛄にあげよか 福助足袋を鞐が光るよちょいとごらん♪) は昭和26年に民間放送初のコマーシャルソングとして親しまれたから年配の方は今でも歌えるよね^^。

中卒が東大法卒を破った!

バーベナ

1月もあっという間に終わり愈々26年度確定申告の宣戦布告だ。此から3月15日まで私を始めスタッフ全員身体に気をつけて総力で峠を乗り越えて行こうと思う。
処で確定申告時に何時も思うのだが、電子申告ソフトの所得の内訳書入力時に昭和と平成のどちらかを選択する必要がありサボるとエラーとなって電子申告が受け付けられない(;;)昭和が逝って四半世紀になるが時効だし昭和の所得を申告する者が居るとは全く思えないがこのソフト会社は杜撰だな、当然平成と空白欄の2行に訂正されるべきだろう、空白欄は勿論高齢の天皇が逝去されて年号が改元されることを想定すべきだが其れをしないのは改元時に新しいソフトをもう一枚購入させる意図が見え見えだ、世知辛い世の中だね。

昨年年末に紹介した庭のバーベナは年末遂に枯れたがその当時大きな蕾だったのがお正月の寒さを乗り越え一月半ばに蕾を開きこの寒空に耐えて咲き誇って居る^^。全く信じられない(゚ロ゚)、人に話すと「嘘や」と言われるのでスマホの写真を見せている。捏造でない証拠に29日の日経朝刊も一緒に写している、合成写真と疑われても仕方がないが、私にはそんな技術を持ち合わせないから信じられない方は見に来て下さい。傍で威張っているのは鴉豌豆と呼ばれる「ヤハズエンドウ」だ^^。此奴は春に咲く雑草で空豆の仲間であり子どもの頃はよく野原で食べて空腹の足しにしたものだ。食べた後は莢(さや)の両端を切って「ピー」と豆笛にして遊んでいたね^^良く肥えている奴が音色が低くて強い音で、細いのは音が高く蚊細かった。此奴までよもや咲くとは思えないが毎日目を配っておこう。
調べて見るとバーベナは宿根草だってあっても決して寒さに強い訳ではないが霜には全く叶わないそうだ、此処の処毎夜1度程度まで気温が下がっているが霜が降りないから花が枯れないで居るんだろう、今朝も無事だった^^。もう少しガンバレ!

クローズアップ現代で意外なことが話題となって居た、此また全く信じられない。最近各地で保育園の建設に近隣住民が反対活動をして居るんだとか…、何でも園庭で幼児達の遊ぶ声が五月蠅いんだそうだ、騒音だと非難された保育園では園庭に柵をしたり園庭での運動時間を制限して室内で遊ばす対策を講じているそうだが何処かおかしいね、幼児達の弾ける声は聴いていてとても心地良いし、少子化の昨今幼児達の声を聴けるだけでも仕合わせだと思うが、どうしてこんなにトゲトゲした世の中になったのかな。音の質も考えずに唯々フォン数だけで騒音条例を適用するなんて全くバカげていると思う(><)。酒を飲んで夜中に前の道を歩き乍ら喚き合う若者達の方が音は低くてもずっと喧しい、家の前を騒ぐ若者には怖くて注意もできぬくせに相手が保育園だと急に居丈高になるなんて卑怯だね!子どもが日中(ひなか)太陽の下で思い切り遊べないなんて歪(いびつ)な社会になった、そのくせ近所で親に虐待されて泣き叫ぶ子どもの声に誰もが後難を恐れ関わりを避けて耳を塞ぎ、警察へ通報もせず放置されるのが常だ、昨年6月茨木市で3歳の幼女が衰弱死した事件でも近所の住民は誰もが知って居たが警察にも児相にも連絡が入らず、僅かに匿名での通報があったが今度は児相が動かなかったそうだ。自己チューの家族ばかりで隣家は他国なんだろうね、そうだよな、自分とこの子だって可愛くないのに他所の子が可愛い訳ないよね、此また世も末だ (><)。

久し振りで囲碁界のビッグニュースを2本お届けします。囲碁をご存じない方でもきっと魂消るに違いない。先週、中学校を卒業しただけの17歳の少女藤沢里奈2段が、東京大学法学部卒で日本興業銀行入行を蹴ってプロ棋士になり現在東京大学客員教授でもある石倉昇9段を棋聖戦の予選で破った^^。同じく棋聖戦予選で20歳の新進気鋭の日本棋院外柳是聞初段が74歳年上の杉内雅夫9段に半目敗れた、半目でも負けは負けだ。感性を培って居る左脳の働きが17歳でも94歳でも年齢に関係ないことを目の当たりに見せつけられて唯々感無量だった。感性は「こころ」だし心は肉体と違って生まれてから死ぬまで進化はしても少しも衰えないんだろう、凄いね。

20150131k0000e050207000p_size8

大相撲初場所で全勝した白鵬が千秋楽翌日記者会見で、13日目取り直しとなった稀勢の里との一番を録画映像から明らかに勝っていたと審判団の判定に不満をぶち撒けたが、写真を見ると明らかに白鵬は負けている(手前が稀勢の里)。取り直しの方が彼は儲けて居たんだ(>_<)、相撲規則では「足の裏以外の躰の一部が早く砂についた者を負けとする」と謳われて居り、写真では明らかに白鵬の足の甲が砂につき、稀勢の里は死に体ではあるが未だ残っている、白鵬は日本語が読めないから規則など知らなかったんだね、知らなかったでは済まないよ、此まで土俵際での微妙な一瞬を横綱であるばかりにお目零しされ多くの白星を貰って居たことを忘れて居るんだな? 傲慢だ!

ノーベル賞の栄誉に輝く名古屋大学からリケジョ19歳女子学生の信じられない殺人事件だ。この生徒は学業を司る脳は正常でも小さい時から自己と他者との関わりについて前頭葉の一部が異常で精神を病み内に秘めた狂気の持主だったと思う。大学の入学試験に倫理学を科しても合格点で潜り抜けただろうから、こんな人達が我々の周囲に何食わぬ顔をしてワンサと居るのかと思うと怖いね。世の中死にたいと思う人と同じ位人を殺して見たいと考えている奴が居るんだろうな。学校が超難関校だから当分週刊誌はネタに困らず名古屋大学の学生や先生はTVクルー達に追い掛けられて大変だろう、彼女の犯行は恐らく幼い頃に経験した出来事が齎(もた)らした心の病いの後遺症だろうと思う、この女性は此から一生精神病院の牢獄で暮らすことになると思うから、起訴する警察や検察庁も瀬がないよな、人間って怖い、龍之介の「蜘蛛の糸」だね。

先週の書けないけど読みたい漢字
雪洞(ぼんぼり)に灯りを点(つ)ける 
ぼんぼりは紙張りの覆いのある小さくて背の高い行灯です。

今週の書けないけど読みたい漢字
♬(鞐)が光るよ、ちょいとご覧♪

スマホをなくした!

八幡宮

お正月にお参りに行った八幡神社は先週厄神さんだった、住宅街のど真ん中だが屋台などお店が出たりして1年で唯一回結構な賑わいになる。この八幡さんは古くからあるのに宗教法人にせず個人経営であることは愚娘の家を建てるときお祓いをして貰った領収書に収入印紙が貼付されて居たことで知った(゚ロ゚)。宗教法人なら収入印紙は非課税だ。宗教法人でないと固定資産税が大変だろうと思うが何故なんかな?

松

その八幡神社の手前の道路に何故か私の幼少時から松の木が一本あり八幡神社に掌を合わせているように幹を傾けている、道路反対側の生垣の左隣が神社だ、当初は小さな木だったから神社の前でもあるしお情けで伐られずに道路の端に残されていたのだが此の数十年で随分大きくなり電話の線まで覆い尽くし、今では大きなトラックが通れないほどに育って居るが、枝打ちをするのも天罰が下りそうで神戸市もどうしたものかと困って居るんだろうな^^。

電気製品を修理に出すと決まって「もう部品がないので新しいのにされますか?」何時も言われる耳タコのセリフだが、3年半前買い換えた携帯の電池が直ぐに切れるようになったので昨秋本通り商店街のドコモショップに行ったら、電池の製造期間が5月に終わって居るので新しい機種に買い換えて下さいと言われ、余りの身勝手な言い種に毎日充電時間を増やして頑張ったが遂に音を上げ、先日ドコモを訪れる羽目となった(;;)。携帯の利用は外から事務所への連絡と写真だけでメール機能など使ったことがないのに、ブースに案内されてふっくらした営業嬢に上手く捌かれて高価なスマホを買う羽目となった。この営業嬢は吉本の渡辺直美に似ていて言葉の歯切れが良くてずけずけ口でサッパリし、銀行レディーのような慇懃無礼な厭味がまるでなく私のことを「お父さん」「お父さん」と10年知己のように親しげに呼んで心地よく知らぬ間に契約が成立して居たのに愕いた。男性相手の営業は美人の方が圧倒的に有利だと思って居たが、そうじゃなく相性だったんだ^^。このお嬢のように私の単純で含羞な性格を察して御辯腹(おべんちゃら)やお世辞など抜きにして此までNTT時代から26年間ドコモ一筋で不倫しなかったことに愕きの声を発し「実は26年前セドリックの自動車電話やった、昔の番号はこの電話の下7桁やったけど…」などと私に昔話をさせて、スルスルと素早く内懐に入って来られたのは不覚だったが、それはそれで彼女の魅力なんだろう、営業には容姿なんて殆ど関係なく会話の進め方と相手の性格に合わせる臨機応変な対応が大切なんだなと思った。入社時に教えられた「…して貰って宜しいですか」という敬語のようで実は命令口調の営業嬢とまるで違っているのに愕いた、「お父さん」「お父さん」はこのお嬢独自の言葉のようで、恐らく此の子の営業スタイルが生まれ付きのもので私の波長とピッタリ合って居たんだろうな。

此まで携帯は電話と写真しか使わなかったことは上に述べたが、スマホともなれば幾ら何でもメール送信が不可欠となるので、恐る恐るマニュアルを読んだが誰もが携帯時代に取得しているものと信じて文字や言葉の入力方法など何処にも触れられて居ず(;;)已むなく画面を擦りながら仮名変換に挑んでいる(;;)、スマホの画面はパソコンと違って小さくて変換キーを絶えず押すのに閉口するが、加入条件が「掛け放題」だから使わなくても毎月の使用料も変わらんとか、メールができるようにと日夜カナ入力に頑張って居る。一番大変なのはお得意先のメルアドの入力だが、ま、80歳の惚け防止に丁度良いかもな^^。

そのスマホを仕事中に相続税事案の写真撮影に行って鵯越で紛失した(;;)。10km位離れた須磨税務署まで戻って事務所に電話しようとしてズボンから落としているのに気付き自らのドジさに唯々呆れたが手にしてたった一週間だから事務所のスタッフにもっと呆れられた。
もう暗くなって来ていたし補償もあることだし写真はもう一度撮れば済むからと潔く諦めることにしたが、帰所後も次の日も電話を掛けると反応して鳴っているのにGPSでどうしても所在確認ができない、きっと落ちてから溝にでも転がり込んで石の蔭にでもなったのだと思ったが、何とも不運だった(;;)。

後から考えれば早計だったのだが、翌日早速ドコモショップへ出掛けて補償サービスを使って代替機種を頂戴する手続きをし、日曜日はドコモ店が月末の銀行のようにメチャ混み合っていたため諦めて月曜日一番に出掛け目出度く代替品を頂戴した^^。其処までは良かったのだがその夜食事中に突然スマホが鳴った、事務所以外から掛からない筈だから何で?と電話を取るとドコモ補償からで、落としたスマホが発見されたから警察に貰いに行ってくれとのことだ。落としてから三晩を経て人に拾われるなんてGPSでも認識されなかったから何処に落ちていたのか確かめたく、お礼も言わなければと翌日届け出の管轄である長田警察署を遙々訪れたが、拾い主は個人情報なので教えないで呉れと交番に言って帰ったそうで礼をしそびれた。それにしても我が国は平和で日本人は公徳心の高い人種なんだなあと熟々(つくづく)思ったね。

スマホの交換機は中古品らしいから、買って1週間しか経たぬ元のスマホを使わせてもらえと事務所のスタッフの入れ知恵でドコモへ行ってその旨申し出たが、一度補償サービスを使ってしまうと出てきても元の新(さら)のやつを返すのが契約で、違反すれば4万円違約金を取られスマホは遠隔操作でロックが掛けられると言われた(;;)。「たった一週間しか使ってないやんか、忙しい間を縫って長田警察までの電車賃とタクシー代は一体から何やったんか」と愚痴るとドコモはしきりに同情してくれたが規則は規則でダメだと言う(;;)、でも交換用のスマホは元々不良品で基盤をチェックして取り替えたものだとナイショ話を教えてくれた。其れを聞くと無性に腹立たしいよな(>_<)、ドコモ補償を電話で数十分詰問したが、規則ですとクレーム担当のオペレーターに躱されて私の血圧を上昇させただけだった、確定申告の前哨戦とも思える予期せぬ2週間だったな(;;)。

スマホを手にして気になったことは日本ではWi-Fiが無料で繋がる場所が少なく殆どが有料なので外国観光客の利用者が尻込みして少ないそうだ、私のスマホも「ネットを見るときは事務所の中だけにしないと電話代が高いよ」と愚娘達に言われたが、円安を追い風に外国観光客を誘致しながら通信事業者の横暴を政府は黙って傍観しているのか!きっと旧郵政族の天下りが未だに続いて居るのが原因なんだろう (><)。
今日のブログはとても侘びしいものばかりだったね、ゴメンm(
_)m。

先週の書けないけど読みたい漢字
雲の随(まにま)に洩れ出ずる月
物事の成り行きに任せる様(さま)を言います。「間に間に」ではありません、
広辞苑に出ていますからご疑念の方はどうぞ…

今週の書けないけど読みたい漢字
(雪洞)に灯りを点ける 

「暖」って名前はどう読むの

バーベナ1

10月初旬に咲いたのでご紹介したバーベナが枯れ果てたと思っていたら、寒さにめげず復活して先週再び一輪咲いた^^、初夏以来今年3回目の開花だ、横に蕾が大きく枝を伸ばして居るが咲いてくれるんだろうか、4日間の雨と寒さで花も随分草臥れたようだ。上と下の写真で花が疲れてきたのがよく分かる、傍には鴉豌豆まで芽を出しているが此は明らかに春と間違えて出てきたようだ。どうする気だろう?

バーベナ2

衆議院議員選挙の喧噪が終わった先週月曜日何時もの散歩で垂水の駅前を通ったら、横断歩道の向こう側に最下位で落選した共産党の候補者が立って通勤する人達一人宛に無言で頭を下げていた。投票して貰ったのに当選に届かなかったお詫びの叩首だと思ったが、或いは比例で近畿地区民主と同数の4人も当選できたお礼かも知れぬ。通勤する人も疎らで薄暗く寒い早朝6時前だと謂うのに党を思う此の候補者は偉いな^^。改選前此の党は僅か8議席だったのに今回一挙に21議席もの躍進は驕れる自民に対するやり場のない国民の怒りだろうか。

P1040178

明治安田生命が今年生まれた子どもの名前ランキングベスト100人を発表した。今年個人年金保険の加入者約7000人からだから厳密には正確とは言えないが男子の一位は「蓮」で女子のトップが「凛」と「陽菜」が26人で同数だった、男の子「翔」の付く名が2位に転落したのは意外だったが、そろそろ此の字も殖えすぎて飽きられたのかもね、だが「蓮」だトップになった理由がよく分からない、スポーツ選手や芸能人で「蓮」って名が居たとも思えんが?
処で「凛」は旧字体であり現在一級の配当漢字は「凜」と旁の下が禾になっていて、どちらも人名漢字に登録されているが、「凜」は13人と10位に居るから実質的には同じ字だから女の子では断トツのトップだろう。禾も示も5画だが厳めしい示が多くなったんだろうね、「凛々しい」とか「凛とした」など我々日本人に求められる若者本来の姿だが、昨今女性上位が目覚ましく、昔は多かった「凛太郎」など今では名前負けするから男には「凜」は相応しくない名前となったのかな。
何故か女性の18位は「暖」だった。此の名ってどう読むんだろう?「だん」じゃないよね、いや矢張り「だん」かな?考えたけど分からない。でも名前の読みだけはどう読んでも国は文句を言わない規則だから誰もが考えつかない読みなんだろうね、究極「あたたか」だったりして…^^。(読み方の例、のどか)
「遙馬」なんて名も登場するが此も「凛」の類いで「遥」の旧字体だ、二点之繞(しんにょう)だし旁は缶になり干に「ノ」が付いているし、書き間違われやすい字だが名付けた親は其処まで考えて居ないんだろう。本人は書き慣れているが書かれた字を読まされる方は困るね、名前の字は難しければ値打ちがあると思う背伸びスタイルの風潮が世の中にはあるようだが子どもは迷惑だな。
名前に使って良い字は人名漢字に限られるが、此の字は常用漢字以外に1000字位あり結構読み難くとても書けそうにない字まで含まれている。人名漢字は漢字検定2級で「読み」が出題範囲だが、誰が考えたのか訝しい字も少なくない。例えば「鰯」は国字で音読みがないから「いわし」だけだがこんな名前は誰も付けないだろうが、こんな変な字を人名漢字に入れた奴は一体誰だ(>_<)。

ety3a9335bfd3c4ba873f1b1d184a2dd5

先日長野県の知人からお便りを頂戴した。見ると80円切手は全面しっかりと岡谷局の消印が捺されて居たが、真下に張られた2円切手には消印が届かず「神戸中央/消印」と上下に書かれて真ん中を線引きされたシャチハタより少し大きめの丸い消印が捺されて居た、遠方からだと垂水郵便局の前に神戸中央郵便局を経由して来るようだ、神戸の消印は切手右下4分の3が外にはみ出て居る昔風のものだったから消印は機械でなく人の手だと思った。今どき郵便番号の読み取りは機械だし消印も当然消印だと思ったが岡谷郵便局が機械で押捺するとき2円切手を見落としそれを到着局の神戸中央が発見して捺印を追加したのかな?なんて考えたが何か可笑しいよね、ダブルチェックは良いことだが明らかに省エネ時代に逆行して居る、郵便局が郵便物に触れるのは集配の人だけと違うのかなあ。スタンプを一回にしてコストを下げようと考える役人は居ないのか?
うちも当分は80円2円の併用が続くことになるが、当分は到着局の担当者が封書を寄り分けて2円切手の消印忘れを探すことになるのだろう、2円切手をもう一度使われる損と消印忘れの選担者の給与とどちらが多いか自明の理だ、郵便局株式会社もヤッパ役所なんだな^^。

亡くなったとは聞かないから老人ホームなどで優しくなられて居るんだな、と思っていた佐藤愛子さんが突如新作「晩鐘」を文藝春秋社から上梓され仰天した(゚ロ゚)。私より一廻り上の亥年で91歳だから将に不死鳥だ、愛子さんは44歳の折、夫の会社が倒産し2億円の借金を押しつけられ死にもの狂いで原稿を書いて凌がれた稀代の猛女だから生命力は普通の人の3倍はあるんだろう。昭和の初期に少年小説「嗚呼玉杯に花受けて」を発表し一躍有名になった佐藤紅緑の次女として生まれ、お兄さんは彼の有名な詩人で作家で作詞家のサトーハチローだから文才は血脈天下一品エッセイなど読んでいると心や躰のモヤモヤが消えてさっぱりし便秘など気持ちよく癒える^^。瀬戸内寂聴さんより一歳年下だが寂聴さんは2012年の著書が最終でこの2年お休みのようだ、きっと今回の「晩鐘」上梓を知って負けてなるものかと新作を発表されるだろうね。色好みの性格は正反対だが二人とも昭和の烈女だね。お二方とも私達昭和世代の希望の星だ。

先週の仮名付けの答え
直(ひた)向きに勉強する 直(じか)に交渉する  直(ちょく)葬

今週の仮名付けの問題
勉強が(疎か)になる 彼を(疎ましく)思う 人通りが(疎ら)だ

神鉄の運転手さん

鵯越駅

今日は大切な衆議院選挙の日だ、お天気は良いが朝から寒く何処も投票率が案じられる、今回の選挙で国が負担する費用は約700億円だそうだ、中身を仔細に調べれば胡散臭い費用が結構あると思うが誰も声を上げないのは無関心だからだろう、赤ちゃんまで1人700円の税金を負担させられているのに誰も何も言わない日本人は怪訝しな人種だね。立候補者が負担する選挙事務所家賃に宣伝カー使用料事務職員にウグイス嬢などへの給与なども馬鹿にならないと思うがそれでも国の負担である選挙費用700億円の10%にも及ばない。総務省天下りの印刷会社への広報など印刷代と日曜出勤の公務員達の手当が殆どだと思うがそれにしても多いね。一度どんな風に使われて居るか支払明細などを一般公開して欲しいものだ。

赤穂四十七士の吉良家討ち入りは元禄15年の今夜行われたが、討ち入り前に彼等は全員近くのそば屋で腹拵(こしら)えをしたそうだ、さもありなん、播州赤穂は関西だからと饂飩(うどん)では話が締まらなくて講談師が困るよね^^。60年前片岡知恵蔵が大石内蔵介で薄田研二が吉良上野介を演じた映画を思い出す。どちらも東映映画だが一世を風靡した笛吹童子で中村錦之介の敵役だった吉田義夫と並んで薄田研二は憎々しい顔付きで評判であり、二人とも京都の道を歩くと子ども達に石を投げられて困るので眼鏡にマスクが欠かせなかったとか…^^、

先日三宮へ行く昼下がりはガラガラ電車でJR4人掛けのシートの通路側にポツンと一人座って居たらアラフォーの女性二人が須磨から乗車して私の前と真横と斜めに向かい合って掛けられた、アレ?隣同士に座らないの?真っ正面に座らないの?と怪訝に思ったが直ぐに謎が解けた、このお二人は聾唖者だったんだ。斜に掛けられたのは真正面では手の動作が近すぎて間隔が狭すぎるのだろうね、斜に相手を見詰めながら身振り手振り百面相の会話は手話のできない私にはチンプンカンプンだったが、前の女性の目が常に相手に対する微笑みで充たされて居るのを知り、私は仕合わせ感で胸が一杯になった^^。最近の人達は話すとき相手と目を合わさないように努めている連中がヤケに多い、態(ワザ)と目を外してアサッテを見ながら話す手合いだって居る。昔は相手に話すとき必ず相手の目を見るのが常識だったよな。それにしてもあの微笑みに溢れた慈愛の目はあれからもずっと忘れられない。私の横に座った女性もきっと同じ眼差しだったんだろうなと思った。昔は健常者も誰もあんな風に話して居たのにね。

うちの恥を曝すようだが、先日私が仕事に出かける際玄関入り口の傍に受付も兼ねて座って居る職員に「行って来ます」と言ったら入力中のパソコンから目を外さずに「行ってらっしゃい」と宣ったのが目の端に入った。私が「挨拶は相手の目を見て言わなアカンよ」と言ったら、即座に「先生も見てませんよ」と返され唖然とした、タメ口だろ(゚ロ゚)。この職員は口は堅いし仕事はそこそこできるし、玄関の履き物もちゃんと揃えてくれるが、今の世代だから家庭や学校で「長幼の序」とか仕事上の身分の上下なんて常識を教えられなかったに違いない、当人は少しも悪びれてない処が困ったモンだ、今更言って納得して貰えるトシでもないしね。この娘(こ)は悪びれずにズケズケと本音を吐くから単細胞な私には分かり易いけど、スパルタ教育で上下身分の区別を学校でしっかりと教えられた私にはこのタメ口は堪えた、でも今の若者では「相手の目を見て言わなアカンよ」と言ったら「パワハラ」ですよと詰られないだけ未だマシなんかな?

7月に入れたばかりの入れ歯の引っ掛けが先週壊れて噛むとき不安定なので予約なしに歯医者に行ったら後から来た人が先に呼ばれたりして1時間位待たされた挙げ句入れ歯を嵌めてみて「此の儘でも噛めますよね」で終わりだった(;;)。「下手な技工士で申し訳ない」と壊れた入れ歯を恐縮されると思ったらそうじゃなかったんだ。勿論お詫びなど何もなかった(;;)。「半年経たんと次のを保険で入れられませんよね」だって…(><)。医療費の明細書を見ると初診料から外来診療環境体勢加算からリハビリテーション代まで計360点も毟(むし)られていた(;;)、入れ歯の造りが雑だったせいだと私は思うが、一方的に私に非があると思わせるこの明細書にはコツンときた、何が初診料や!飛び込みが外来診療環境体勢加算とは嗤わせるぜ!リハビリテーション代は壊れた入れ歯を口にセットしたことらしいが、先生に慫慂されて口に歯を嵌めたのは私だ、この歯医者さんはきっと7月に入れ歯を入れた際、約束の10時にクロネコヤマトが入れ歯の配達に間に合わなかったため入れられず、午後再度訪院させられたがその際再診料を一日2度取ったことを私が文句を言ったのでそれを根に持たれて居たのかも知れないな。セコイ話でゴメンm( _)m。でも腹立つよな!

一昨日仕事で神鉄の鵯越に行った。用件はお得意先の相続税の事案で相続財産である土地の地形や道路の幅員調べだった。道路の脇にしゃがんで巻き尺で測っている処を地元の人に怪訝(いぶ)かられて誰何され、身分を名乗るとその方は其処の自治会長さんだった、過疎地域となって空き家が多く昼間不審者を見回って居られるらしく隣の人にも無関心な薄情な昨今の世相に反比例して奇特な方も居られるものだとを感心した。昔のことをよくご存じで40年前のことなど語って親しくなり巻き尺の測定を手伝って貰ったりとご苦労を掛けた。
帰り上り坂を息急(せ)きって駅に辿り着くと目の前の踏切がチンチンチンと鳴って閉まり、神戸行きの電車が来た。慌てて巻頭写真の細い通路を改札に駆け込んだが、この駅は自動改札の無人駅で電車を見るとプラットフォーム側に座って今にも発車しそうな雰囲気の運転手さんと目が合った。「待って、中で切符買うから入れて!」と叫んだら私を見て「ダメです」と断られた、「そんなこと言わんで…」と縋ったが、矢張り「ダメです」と言われ、田舎の一(ひと)電車逃したら20分も待つのかなあ…と諦めムードに入ろうとしたら、「規則です、切符を買って下さい、待ってます」とよもやの一言!「え?切符買うの?」「買って下さい、幾らでもいいから買って出るとき清算して下さい、待ってます」ともう一回真顔ではっきり言われた。運転手さんの顔付きは本気だ、仏様だ^^、さあ大変切符自販機の在処(ありか)を探したら真横にあった、小銭入れを掻き回して100円玉を幾つか取り出し今度は硬貨の入れ口を探ったら此も目の前にあった^^、お釣りもしっかり握り自動改札口をすっ飛んで電車に飛び込んだがこの間2分位だったが開いたままのドアから冷たい風が舞い込み暖房を冷房に変えて居る車内の乗客から向けられた冷たい怨嗟の眼差しが私の細い躰に一杯食い込んだ。見ない振りをして「乗客の皆さんゴメン」と心の中で言って終着駅の新開地まで3駅間を隅で小さくなっていた。デジタル時代について行けないアナログ人間の年寄りがモタモタしているのを運転手さんも乗客達もきっと歯がゆい思いだったろうね、頭だけでなく目も悪いからどうか赦してゴメンm(_ _)m。
でも30年前来たときは無人駅で駅員さんが居なかったが車掌さんから切符を買っていたモンな。
人情味溢れていいよな、ローカル線って…^^、JRだったら30秒遅れたら始末書らしいから私の哀訴など全く無視され発車したに違いない、でも運転席がプラットフォーム側だったことが私にとって幸いだった、否否、ローカル線でも発車時刻は厳正なもので2分の遅れは大変だ、きっとこの運転手さんは顔に似合わずとても心優しい方だったんだろうね^^。早速神鉄の本社に礼状を送っておこう^^。
冬の金曜日、外は寒いけど心暖まる昼下がりの出来事だった。

先週の仮名付けの答え
彼は仕事に熟(な)れている、 よく熟(う)れた果物、 塾々(しみじみ)身に沁みた

今週の仮名付けの問題
(直)向きに勉強する (直)に交渉する (直)葬

地下水を盗るな!

サザエさん3

先日ポストにJA農協からのチラシが入って居た、見ると何でも500億円目標とする定期預金、定期積金募集のキャンペーンだった。半年定期で0.7%と書いてあり市中銀行の定期利率が0.025%だから28倍になるのでビックリだ。ジャスコの傍に出張所があるので善は急げとソッコーで出向いて口座を開設し、三井住友のお金を残らず移して定期にした。JAも0.7%が優遇金利であることを承知してるので横柄な小母さんがカウンター越しに立った儘の応対でティッシュも呉れなかった(;;)。此処の貸出金利がメチャ高いことは昔から有名だが最近は他行に倣って住宅ローンの金利も1%を割ってきたし、この不景気の金余り時代に果たして此の高金利の預金に対し借り手があるのか心配だ、究極外国投信などに手を出すことになるんだろうが、若し破綻しても預金機構の補償限度内だから、ま、いいか。
JAで作って呉れた総合口座の通帳を見ると金融機関のものとは到底思えずメチャ頬笑ましい、思わず顔がホンワカと綻んだよ^^。此は好感度ナンバーワンの通帳だ。JAへのイメージが裏返ったね。孫にも作ってやりたいが最近は本人確認が喧しくて私独りではムリだし、行こうと言っても女子高生の孫が私と一緒に歩くのを嫌がるに違いないから残念だ(;;)。
サザエさんのキャラクターを使うには長谷川町子記念美術館の厳しい審査が要る筈だが営利団体のJAがよくこの権利を手に入れることができたもんだと感心したね。町子さん姉妹は結婚せず跡継ぎがない筈だからきっと記念美術館は文科省の一番偉いお役人の天下り先で、サザエさんグッズの販売やTV放映料など併せ高給を貪って居りそうだから、JAは農水省経由でそっちからコネを摑んだのかな。
市中銀行大手の三井住友銀行は合併以後さくら色を廃して、イメージカラーを萌黄色に統一したため暗い住友銀行のイメージがまるで拭えず神戸やさくら銀行だった頃が懐かしい、いっそ華やかな配色に変え通帳のキャラクターに桐谷美玲など可愛いい笑顔でも使ったら高慢ちきな住友のイメージが薄れるのにね。少しはJAを見習ったら?然し色だけ変えても体質は変わらんから同じかな。

伊豆諸島沖に200隻以上の中国漁船が押し寄せ、中国で持て囃される赤珊瑚の密漁をして居た。政府は中国大使館に抗議したが相手にされない、一(ひと)航海で億単位の金になるそうだし、支那の近海では珊瑚漁が禁止されているから日本にやってくる、きっと国策で日本の珊瑚を盗みに来てるんだ(>_<)。赤珊瑚盗掘の中国漁船は、実は漁民ではなく海上民兵だろう。中国共産党スポークスマンは密漁者を日本側で逮捕すればいいと言って来たが、それはおかしい、支那の場合「遠洋漁業はレーダーを搭載し中国の場合必ず海軍の管轄下に入らなければならない」規則だから、漁船が自分勝手に行動できるわけがない、レーダー搭載船団を組んで押し寄せているのを見ると彼等は中国海軍の意思で動いているんだろう。明らかに日本に対する挑発行為だから相手が戦争のプロなら自衛隊は遠慮なく機銃掃射で撃沈すればいいのだがそうもできない処が難しいが、海保では遂に11月5日早朝特殊部隊SSTを投入し、大型ヘリコプターから密漁船に機関銃を携帯した数人の黒服隊員が高度な技術で船に降下し銛(もり)や刀で抵抗する船員達をあっという間に薙ぎ倒して鎮圧し縛り上げて全員を基地に連行した、此は海保と官邸だけの極秘情報だが週刊文春がキャッチした^^、此を知った中国政府は13日密かに密漁船に帰港命令を出しドンドン撤収し始めたと先週14日報じられたから、ひょっとしたら10日安倍総理が訪中した折、習近平が始めから終わりまで思い切り仏頂面だったのは安倍さんが小声で「密漁船を拿捕しましたよ」と囁いたのかもね?

「JR東海」って東京から米原だと思って居たら熱海から米原であってもそれは在来線であり、新幹線は東京から新大阪だそうだ。東京駅は「JR東日本」だから新幹線だけ「JR東海」ではややこしいね、「JR東海」の電車を降りたら駅は「JR東日本」もありなんだ、変なの?昔愚息が東京へ仕事で行ったとき「のぞみ」の網棚から自転車が落ちてきて大怪我をしたことがあったが、東京駅で駅員が誰も構ってくれず乗客に助けられて降り、自力で東京医科歯科大学附属病院に辿り着いたんだ(>_<)。そうか、電車は東海でも駅員は東日本やったんだ!駅員が横向いてる筈や!JR6社は何れも歯を剥きあった敵同士だモンな。

その「JR東海」が大阪府摂津市に11万坪以上ある巨大な列車基地を持って居り、摂津市が嘗て国鉄の取水によって基地周辺で大きな地盤沈下を起こしたことがあったので井戸水の取水禁止を協定で締結していたが、今回JR東海は基地の極一部が茨木市に掛かっているのを奇貨として茨木市の土地を掘削して1日750トンも汲み上げて電車のトイレ用に使用しようとして居る。此を知った摂津市がJRを提訴することになったが、地下水の流れは決まって居り、伊吹山脈から淀川の流れに沿って茨木を経由して摂津の方に流れて行くので茨木で取水されたら摂津市の地盤沈下が免れぬことは小学生でも分かる論理だ、JR東海の広報室では掘削地は茨木市だから協定の適用は受けない」と嘯(うそぶ)いているが、これぞ官僚を標榜しているJRお役人の横暴だね、「地方の小都市如きが国に楯突くな」と言ってるんだよね、JR東海は昨年度2000億円もの巨額な利益を出し、株価が17700円と東日本の倍もして居るのは列車の立地条件が良いからだけでなく裏でこんなあくどいことを幾つもして居るんだろうな、いっそ取り水で基地自身が地盤沈下して車輌が動けなくなったら懲りるんだろうが、悪賢い奴等だから地下水の流れまでチャンと計算済みなんだろう。赦せんね(><)。
我が国の国土を支えて居る地下水を汲んで商売のトイレに使ってもタダだなんておかしいよね。使用後の水は再び地下水に戻るからいいんだよ、なんて論理だろうが何処かおかしいよね?誤魔化されているぞ(>
<)。自分の土地の下の水はその人の所有という不文律はあるが、此は家庭用の井戸の話だ。工業用水や温泉には法規制があるが、業務用に使用してもトイレの水だから良いと謂うのは絶対に詭弁だ!地下水は畢竟火山の爆発にまで影響しているから大阪地裁はJR東海の地下水の取水に対して厳然たる処分をして下さい。

先週の仮名付けの答え
お茶を点(た)てる 明かりを点(と)もす ストーブを点(つ)ける

今週の仮名付けの問題
着物の(領) (領)を垂れる 国を(領)める

帝国ホテルへ無料招待

甲子園球場

愈々9月も終わりを迎えた。そして今年も阪神タイガースはファンに期待されながら優勝できなかった、暑さは別にして長い夏も漸く終わりそうだね。処で甲子園にある武庫川女子大学の学生達がタブロイド紙「むこじょっこ.スポーツ」を発行し阪神電車の各駅で無料配布していると新聞に掲載された…^^、紙面中「甲子園に行こう」では「むこじょ」の学生200人が選んだ阪神タイガースの選手ランキングの「恋人にしたい」、「お父さんにしたい」トップスリーが発表され前者が藤波晋太郎で後者が新井良太だったそうだ、でも両部門共に二位は鳥谷敬選手だったから実質の一番人気は鳥谷だったろうね。
新開地のお得意先からヤクルト戦の指定席券を2枚頂いて居たので先日女子校ソフトボール部のホープである髙一の孫が観戦に友人と勇んで出掛けた、そのときにこのタイガース新聞を貰ってくるよう頼んだが無料のためか品切れでダメだった(;;)。お金を取ると何かと五月蠅い規則があって難しいのだろけど例え100円でもお金を取らないとあかんよね、タダだと有り難みがないからちゃんと読んで貰えず捨てられるモンね。尚、写真は孫が特別指定席から撮った甲子園球場です。「ええ席やったあ^^」と孫の声が弾んで居た^^。

近畿税理士会から先日封書が届いた、最近税理士証票の携帯などヤケに会則が五月蠅いから、又規則の追加でもあったのかと封を切ると、来月2日近畿税理士会発足50周年を記念して50年間会員であった者に対し、大阪帝国ホテルに招待され賞状を交付した上に無料で晩餐会が催されることになったとの招待状だった^^。確か今年の確定申告が税理士になって51回目と記憶しているから、私は近畿税理士会が誕生する以前から税理士をして居ることに気付いた。帝国ホテルなど生まれてから行ったことがないし、服装もモーニングはお得意先のお仲人を務めて以来だからカビが生えているだろうし、ぞろぞろと連なる役員の格式張って中身の乏しい挨拶や関係官庁からの祝辞など聞きたくもないし、フルコースのご馳走などは肩が凝り、素うどんとカレーライスを最高のご馳走と心得ている私の最も苦手とする処なので欠席することにしたが、税理士会も50周年にもなる大きな行事だったら招待者は夫婦同伴にすべきでないのかな、老妻なら喜んで同伴し私の分も食べてくれると思うんだが…^^。考えて見たら50年間に500万円以上会費を払っているから、少しでもモトを取り返すチャンスだったがそんなセコいことは言うまいぞ。然し50年もよくこの仕事が無事続けられたものだと考えると感慨が胸に迫る。
思えば大阪国税局査察部からお得意先の脱税幇助の疑いで多数の査察官に捜索令状を持って多勢押し掛けられたこともあったし、又お得意先の社長が車の中で排ガス自殺をして債権者から隠し財産の在処を知って居る筈だと大勢で迫られたこともあった、お得意先との関係が余りにも親密だったことを疑われたものだったのだろう(;;)。人生バラ色ばかりでなく鉛色の時代も多かったなあ。

推理作家白河三兎の講談社文庫を読んでいたら作品の中に胡散臭い意で「如何(いかが)わしい」と書いてあったから、此の人作家なのに何故こんな幼稚な当て字を使うのか文字に携わる人間なのにどうして?とその非常識さに呆れたが念のため辞書を引いたら此の熟語は正しかったんだ(゚ロ゚)、非常識だったのは私の方だった(;;)、易しい常用漢字だが、漢検のテストにこんな書き取りを出されたらお手上げだったな、でも漢検辞典には「如」の付く熟語として「如何わしい」はなかったから出題されないかも知れないね?エイトクでも変換できないからどうもこの熟語はどうも語源の由来がいかがわしいと思う。

来月発表されるノーベル文学賞は村上春樹で粗(ほぼ)決まりだそうだ^^。世界中で翻訳されて読まれているせいだろうが、彼の作品は平易で読み易そうであり乍ら登場する人物の性格が意外に晦渋なので私にはどうしても読みこなす力がない、でも翻訳者にはちゃんと理解できて居るのだろうし外国人の読者もそうなんだろうね、私独りバカみたいで悔しいな(;;)。

先週の日経夕刊「こころの玉手箱」はユーミンだった。私達と少し世代が違うが「バンバン」に提供した反戦フォーク「いちご白書をもう一度」は、所謂四畳半フォークと謂われ生活感が手垢に染まった「神田川」などと違って、60年安保を見知っている我々に勇気を与えて呉れたことが今も心に残っている。彼女が結婚して荒井由実から松任谷由美に変わったとき多くの人から名前が勿体ないと反対されたが、彼女にとって夫は他人(ひと)に言われるように髪結いの亭主なんかでなく彼女になくてはならない芸の師匠であり、仕事に於いても此までずっと二人三脚で頑張って来れたことを「こころの玉手箱」で縷々と告白された。自分の収入が多いからとの理由で亭主を小馬鹿にする女が多い中で、ユーミンって偉いね^^。

長田名倉小学校1年生の少女美玲ちゃんが無惨な遺体で見付かったのは本当に痛ましい事件だった。我々国民の生活が平和になってから変質者が多くなったのは何故だろうね、「衣食足りて礼節を知る」なんて格言はウソだったのかな?
名倉小学校は今日予定された運動会を取り止めたが、美玲ちゃんのお母さんからの涙の訴えで急遽撤回し、来月4日に開くことに決めたそうだ、恐らく学校側が美玲ちゃんの両親の心情を勝手に慮(おもんぱか)った単細胞な判断だったと思うがそれは大きな間違いで、美玲ちゃんのお母さんにしてみれば運動会を止められることはきっと指折り数えて楽しみにして居た児童やその家族から向けられるであろう怨憎の眼差しに耐えられなかったに相違ない、そんなことも分からぬノー天気な教育委員会には唯々呆れるね。運動会開催に際して先生と生徒に父兄全員が美玲ちゃんに黙祷を捧げ彼女の冥福を祈れば良かったのではないのか(>_<)。

先週の仮名付けの答え
仕事を中途で止(や)める 読み止(さ)しの文庫本

今週の仮名付けの問題
畳の(縁) (縁)の糸

艱難辛苦汝を玉にす

彼岸花3

この数日朝夕めっきり涼しくなり本当の秋が近づいたようだ、今朝も朝8時の気温は23度だったが庭のキリギリスは啼いていた^^。此奴は25度を下がると啼かなくなると学校で習ったがあれはウソだったのか?教科書も良い加減なこと書くな!
「暑さ寒さも彼岸まで」なんて殆ど死語となったがそれでも温度差などへっちゃらで今年も彼岸花が律儀に開花した。この間までツクシンボのようだったがみるみる大きくなって真っ赤に咲いたから愕きだ、温度に拘らない体内時計を持っているのだろうが閏年もちゃんと計算に入って居るんだろうな^^。不思議だね。

相続税恐怖の増税まで後3月余り愈々カウントダウンだ、新聞の書籍広告欄も相続税対策の本で満開だがそこに書かれている通り銀行でお金を借りて所有地に借家やマンションを建てれば相続税の評価額が20%程度カットされ更には借家やマンションは評価額が建築費の70%もカットされると書いてあるし、事実相続税は安くなるんだが、この平成超不景気に建物入居者がおいそれと見付かるとは思えず、銀行の借金払いのリスクがとても高くなるがそんなことは本の何処にも書いてない。相続税が減っても借金が返せないのではヤブヘビだ。
然し増税で震え上がるのは中途半端な金持ちで、聞こえた大金持ちは安泰だ、何故なら彼等は莫大な財産を利用して公益法人などを設立してお金や不動産や自社の株をそちらにどっさりと寄附すれば良い、相続税の全く掛からないよう公益法人なんかにするには最低でも数十億円を要するからその辺の小金持ちには先ず手が出ない。人名を付したナントカ記念館とかナントカ美術館なんかよくあるよね。子孫にはその法人の家賃や配当金で給与など払えるから末代まで安楽だ^^。相続税が掛からない条件として幾らかの縛りがあるが理事に友人など参加して貰えば寄附したことへの贈与税すら掛からず安全なんだ。法律は大金持ちが政治家に頼んで作るものだから、ま、仕方ないか(;;)、可哀想なのは中途半端なお金持ちだよ。財産に不動産が多いだろうから納税資金の確保が大変だろうな。「相続税、三代過ぎれば貧乏人」など揶揄されるのは我が国に多いこの階層だ。

相続税と言えばバブルの頂点だった平成元年前後、税務顧問をして居たT銀行が合併15周年記念行事と称して本店並びに各支店で講演会を催すこととなり、私も夙川支店を皮切りに当時は宍粟郡だった山崎支店まで数十店舗を講師として行脚し、最後に神戸本店大ホールに数百名のお客様をお迎えしての大講演会で締め括ったが、全国各地に363店舗もあったため講師となった税理士は数十名に上ったと思う。テーマは「相続税対策と土地の有効活用」と銀行に決められており、バブルを煽るため更に火を付け回ってボロ儲けしようと画策したあくどい所業の最後だったが、私も銀行の悪行に荷担した訳で今思えば忸怩たる思いだ。各支店講演の出席者は全て地元資産家の顧客に限られており講演への関心度を目の色から読み取り翌日早速支店融資担当者が駆けつけ賃貸物件の建設資金貸付がシナリオになっているようだった(;;)。
講演は仕事柄それまでも幾度もこなして来たが、私は決して「只今ご紹介頂きました…」などと堅苦しいことは言わない、壇上からではあるが何時も「皆さんこんにちは」と言って来場者と同じ目線でぐるりと出席者全員の目を見る、そうすると目を合わした人は自分に言われたと思い「こんにちは」と返事が返ってきて快調に話が流れるが、開演までに係員の不手際などあり出席者に不機嫌が読み取られるときは雰囲気の恢復に話を柔らかく変えたり、冗談から入ったりして出席者の興味をを逸らさないよう臨機応変がとても大切だ。原稿など題目だけを簡単列記して出席者には何も配らず、その場の雰囲気で話を変えるように心掛けて居る。来場者も有料の講演なら兎も角無料だし、お付き合いで来ているから難しい税金の話をされると興味を削いでしまう、私は来場者に眠られると勝負は講師の負けだと思うから脱税の手口やら怖ろしい税務署の調査にジョークも交えて必死だった。お得意先N社の社長はT銀行兵庫支店の取引先であり受講されたそうだ、処が兵庫支店は私の受け持ちでなく他の税理士だったが、講演中受講者の一人が居眠りしてコーヒーを引っ繰り返して大変な騒動だったとN社長に聴き深く自戒したものだ。先日15日毎日新聞川柳にて「講演で昨夜の寝不足解消し」なんてのまであったから、全員の興を惹くのはとても難しい、私の場合それらしい雰囲気の方を見付けると指差して簡単なイエスノーの質問などすることにする、そうすればその人は眠気から覚めるからだ。後は注意深く視線を当てて微笑みかければ話を聞いて貰える^^。

今は昔、中学二年生の時私が風邪で休んでいる日に校内対抗弁論大会のクラス代表が決められ、休んでいることを良いことにクラスの憎まれっ子でもあった私が運悪く代表にされてしまった(;;)。休んだことを深く悔やんだが後の祭りであり、父に頭を下げて原稿を書いて貰い1週間掛かって晦渋な文章を丸暗記し、当日屠所に引かれる羊の如くに登校したが、講堂の演壇までの10mをいつ頽(くずお)れるかを案じ、嗤う膝をガクガクさせながらヨタヨタと演壇を上がり「光陰矢の如しと申しますが、戦後3年を経て…」(此のフレーズは未だに忘れようとて忘れられない)と壇上で喋ったのがことの始まりだった、後で思えばその後人前で上がらずに話ができたのはこの時の講堂演壇(当時うちの中学は舞子中学と合併のどさくさで一時的に星陵高校に仮寓していたので何百人も収容できる大きな講堂で演壇まで踏み段が六段もあった)への途方もない距離の長さと富士の頂上の如きに感じられた演壇の高さに膝がなんとか耐えたせいだと思う。風邪で休んでいた偶然が私の未来を「艱難辛苦、汝を玉にす」に変えて呉れたんだ^^。結婚式の挨拶などもラクチンだったから幼いときの苦労は必ず実を結ぶんだなと実感した。佐藤一齋曰く「少(わか)くして学べば壮にして為すあり、壮にして学べば老いて衰えず、老いて学べば死して朽ちず」蓋し名言だね。

昨日この草稿を書いて居たら奇しくも先週ブログで触れた新開地のお得意先先代社長が崩御されたと奥様より電話を頂戴した。このお店は灰谷健次郎の作品によく出てくるのでとても有名だ。父の代からの大切なお得意先で40年前先々代の社長の相続に関わらせて頂き、その後女婿だった専務と先々代の社長の奥様と相続税申告させて頂き今回が4回目になる。もう次の代は私にはムリだから今回が最後のご奉公になるが精一杯お役に立ちたいと思っている。先代社長は私の方が2歳年長だから天寿を全うしたとまで言えないが、お金持ちには来年から相続税が篦棒に高くなりことを思えば或る意味先代社長の長逝は奥様や現社長達に対する大きな愛情だったかも知れないね。合掌m(_ _)m

先週の仮名付けの答え
①真相を弾(ただ)す  ②弾(はじ)ける笑い声

今週の仮名付けの問題
仕事を中途で(止)める 読み(止)しの文庫本

帰宅したら手を洗え

彼岸花1

彼岸花2

お彼岸が其処まで来たので庭の木陰を覗いたら今年もちゃんと彼岸花のツクシンボが頭を出して居た^^。肥料などやらないから少しも数は増えないが減らないだけよしとしよう、此奴は一日で10cmも大きくなる、お彼岸にはきっと咲くだろうね。

先週10日に本年度並びに来年度税制改正に関する税理士会会員研修会が納税協会のホールであり所轄税務署の署長副署長以下幹部が挨拶を兼ね研修講師として厳めしい顔を揃えられた。
躰の不調で久し振りの受講だったがパイプ椅子に痛む腰を宥めながらナントカ3時間持ち堪えホッとした。冒頭法人税改正で壇に立たれた法人税一課長が女性だったのに愕いた、昨年は女性署長だったから課長位で愕く方が怪訝しいが、所得税一課長も女性名だったのに吃驚した、処が壇上に現れたのは紛れなく男性だった(;;)下の名前が「由紀」だったので私の早合点だったんだ、きっとこの課長さん小学校の時から仲間に名前を揶揄われ、名付けた親を恨んだことだろうなと思ったものだ^^。余談になるが研修途中で誰か女性会員がエアコンの温度を23度に変え、気の弱い私は文句も言えずに我慢した(;;)。冷房嫌いの私はわざわざ七分袖の厚手のシャツを着て行ったがそれでも寒くてならなかった。今は何処も28度じゃなかったの?そのためにクールビルでスーツもネクタイも省略できるようになったんではなかったんかな?うちの事務所の冷房は何時も30度設定だよ^^。
講師の話では現在年間36時間課せられている我々税理士の研修も近々努力義務から義務規定に移行するそうだが私は賛動し難い、今回の研修でも殆ど眠っている人や一時間目にある休憩で帰ってしまう人など結構居たから、36時間の厳守は税理士の質の向上にそれ程意味があると思えない、私は性格が生来狷介固陋であり友人を持たないが、皆勤組には研修終了後仲間の税理士達と食事やカラオケを楽しみに来られる方が多いのではないかと思う。私は研修より全員にマークシート方式でも使った税法の問題テストをし、一定点数に達しない者にのみ36時間と言わず合格するまで研修を課すべきではないかと考えた。他人事でなく私などトシから言って結構危ないかもな…(;;)、試験をしても合格できないからと業務停止など懲戒する訳にも行かず税理士会も税務署もきっとできないだろうね^^。

TVドラマには家族団欒での食事のシーンが結構多いが、近年私が見て愕くことは家族達全員父親の帰りを待ち兼ねて居る中を父親が帰宅するなり鞄をそこらに置いて食卓に座りその儘皆の食事が始まることだった、或いは冷蔵庫から缶ビールを取り出してプルトップを開けその儘ゴクンゴクンだよね。何れも玄関入ってからカットなしの撮影だが、全く手を洗わないし、缶ビールの缶も洗わなければ瓶ビールのようにコップに注ぐこともしない。当たり前の光景だけど帰宅と手を洗うことが常に連携プレーになっている私には全く理解できない不衛生極まりないシーンだ。まして玄関に入る前洋服などを叩いてゴミや花粉を取っている処など見たことがない。ドラマの内容と関係がないから省略していると言われればそれまでだが、TVは社会の規範だし病原菌などを家の中に持ち込まないために手洗いをするシーンを入れないのはとても非常識だと思う(>_<)。
直木賞作家江国香織さんの作品「抱擁、あるいはライスには塩を」を先日読んで感心したのは、この主人公の家では訪問した来客までが靴を脱いだ途端必ず洗面所に連れて行かれ手洗いを慫慂されることだった^^。勿論家人には帰宅後の手洗いは必須だった「家に入れば先ず手洗いありき」の習慣は立派だと思い江国さんはきっとそんな家庭環境に育ったんだなと感じ入ったものだ^^。尚、この本の題名について奇異に思われる方が多いと思うが、此の人の作品は不思議に「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」とか奇妙な題名が結構多いので有名だよ^^。

ビールの栓を抜く話の序でだが、飲食店では必ずビール瓶を拭って栓を抜いて客に出すのが決まりだ。此は若し栓抜きをしないでビール瓶をその儘客に渡すと酒税法違反で摘発されることを誰も識らないよね^^。栓をした儘ビールを売るのは取り敢えず税務署で酒屋の免許を取得することが必要なんだ。大昔のことだが新開地のお得意先の食堂が税務調査の折、雀荘などから出前の注文がビール込みだった場合、ビールの栓を何処で抜くのか問われたことがあった。「若し先方が栓を抜かないで置いといて、うちで抜くからと言われた場合どうするか」と問われ、私が咄嗟に「抜くのが規則ですからと言って抜きます」と慌てて助言して窮地を逃れた。若しその儘抜かずに渡すと酒税法違反に問われる処だったんだ(;;)、飲食店は酒屋からビールを仕入れるけど酒屋の免許はないから必ず栓を抜いて客に供することが求められているのを察した私の機転が税務署員の狡猾な誘導尋問からお得意先を救った。抜かなくていいよと言われたら誰もその儘にするだろうな、栓を抜けば直ぐにホップが抜けてしまうモンね。今は缶ビールが流行になったけど、雀荘への出前が缶ビールだと酒税法違反だろう、プルトップを引くのは矢張り飲む人だもんね。

朝日新聞社長の謝罪は言い訳ばかりで見苦しかったな、従軍慰安婦について「広い意味で強制性があったと認識している」とは詭弁だ、彼女達は日本兵の隊長より高い給与を目当てに勇んで応募してきたじゃないのか。朝日は狼少年だったな、引っ込みが付かなくなったんだろうね。

日本女子プロゴルフ選手権(コニカ・ミノルタ杯)で20歳のルーキー鈴木愛選手が史上最年少優勝を飾った。公称155cm58キロと出ているところは全部真黒に日焼けし、たっぷりと大根足の彼女を見ていると終戦後日本人の女の子が皆こんなだったのを思い出し遠い昔の郷愁に駆られたよ^^。

先週の仮名付けの答え
①強(したた)かな女 ②強(あなが)ちそうとも言えない

今週の仮名付けの問題
①真相を(弾)す  ②(弾)ける笑い声