甲子園球場

愈々9月も終わりを迎えた。そして今年も阪神タイガースはファンに期待されながら優勝できなかった、暑さは別にして長い夏も漸く終わりそうだね。処で甲子園にある武庫川女子大学の学生達がタブロイド紙「むこじょっこ.スポーツ」を発行し阪神電車の各駅で無料配布していると新聞に掲載された…^^、紙面中「甲子園に行こう」では「むこじょ」の学生200人が選んだ阪神タイガースの選手ランキングの「恋人にしたい」、「お父さんにしたい」トップスリーが発表され前者が藤波晋太郎で後者が新井良太だったそうだ、でも両部門共に二位は鳥谷敬選手だったから実質の一番人気は鳥谷だったろうね。
新開地のお得意先からヤクルト戦の指定席券を2枚頂いて居たので先日女子校ソフトボール部のホープである髙一の孫が観戦に友人と勇んで出掛けた、そのときにこのタイガース新聞を貰ってくるよう頼んだが無料のためか品切れでダメだった(;;)。お金を取ると何かと五月蠅い規則があって難しいのだろけど例え100円でもお金を取らないとあかんよね、タダだと有り難みがないからちゃんと読んで貰えず捨てられるモンね。尚、写真は孫が特別指定席から撮った甲子園球場です。「ええ席やったあ^^」と孫の声が弾んで居た^^。

近畿税理士会から先日封書が届いた、最近税理士証票の携帯などヤケに会則が五月蠅いから、又規則の追加でもあったのかと封を切ると、来月2日近畿税理士会発足50周年を記念して50年間会員であった者に対し、大阪帝国ホテルに招待され賞状を交付した上に無料で晩餐会が催されることになったとの招待状だった^^。確か今年の確定申告が税理士になって51回目と記憶しているから、私は近畿税理士会が誕生する以前から税理士をして居ることに気付いた。帝国ホテルなど生まれてから行ったことがないし、服装もモーニングはお得意先のお仲人を務めて以来だからカビが生えているだろうし、ぞろぞろと連なる役員の格式張って中身の乏しい挨拶や関係官庁からの祝辞など聞きたくもないし、フルコースのご馳走などは肩が凝り、素うどんとカレーライスを最高のご馳走と心得ている私の最も苦手とする処なので欠席することにしたが、税理士会も50周年にもなる大きな行事だったら招待者は夫婦同伴にすべきでないのかな、老妻なら喜んで同伴し私の分も食べてくれると思うんだが…^^。考えて見たら50年間に500万円以上会費を払っているから、少しでもモトを取り返すチャンスだったがそんなセコいことは言うまいぞ。然し50年もよくこの仕事が無事続けられたものだと考えると感慨が胸に迫る。
思えば大阪国税局査察部からお得意先の脱税幇助の疑いで多数の査察官に捜索令状を持って多勢押し掛けられたこともあったし、又お得意先の社長が車の中で排ガス自殺をして債権者から隠し財産の在処を知って居る筈だと大勢で迫られたこともあった、お得意先との関係が余りにも親密だったことを疑われたものだったのだろう(;;)。人生バラ色ばかりでなく鉛色の時代も多かったなあ。

推理作家白河三兎の講談社文庫を読んでいたら作品の中に胡散臭い意で「如何(いかが)わしい」と書いてあったから、此の人作家なのに何故こんな幼稚な当て字を使うのか文字に携わる人間なのにどうして?とその非常識さに呆れたが念のため辞書を引いたら此の熟語は正しかったんだ(゚ロ゚)、非常識だったのは私の方だった(;;)、易しい常用漢字だが、漢検のテストにこんな書き取りを出されたらお手上げだったな、でも漢検辞典には「如」の付く熟語として「如何わしい」はなかったから出題されないかも知れないね?エイトクでも変換できないからどうもこの熟語はどうも語源の由来がいかがわしいと思う。

来月発表されるノーベル文学賞は村上春樹で粗(ほぼ)決まりだそうだ^^。世界中で翻訳されて読まれているせいだろうが、彼の作品は平易で読み易そうであり乍ら登場する人物の性格が意外に晦渋なので私にはどうしても読みこなす力がない、でも翻訳者にはちゃんと理解できて居るのだろうし外国人の読者もそうなんだろうね、私独りバカみたいで悔しいな(;;)。

先週の日経夕刊「こころの玉手箱」はユーミンだった。私達と少し世代が違うが「バンバン」に提供した反戦フォーク「いちご白書をもう一度」は、所謂四畳半フォークと謂われ生活感が手垢に染まった「神田川」などと違って、60年安保を見知っている我々に勇気を与えて呉れたことが今も心に残っている。彼女が結婚して荒井由実から松任谷由美に変わったとき多くの人から名前が勿体ないと反対されたが、彼女にとって夫は他人(ひと)に言われるように髪結いの亭主なんかでなく彼女になくてはならない芸の師匠であり、仕事に於いても此までずっと二人三脚で頑張って来れたことを「こころの玉手箱」で縷々と告白された。自分の収入が多いからとの理由で亭主を小馬鹿にする女が多い中で、ユーミンって偉いね^^。

長田名倉小学校1年生の少女美玲ちゃんが無惨な遺体で見付かったのは本当に痛ましい事件だった。我々国民の生活が平和になってから変質者が多くなったのは何故だろうね、「衣食足りて礼節を知る」なんて格言はウソだったのかな?
名倉小学校は今日予定された運動会を取り止めたが、美玲ちゃんのお母さんからの涙の訴えで急遽撤回し、来月4日に開くことに決めたそうだ、恐らく学校側が美玲ちゃんの両親の心情を勝手に慮(おもんぱか)った単細胞な判断だったと思うがそれは大きな間違いで、美玲ちゃんのお母さんにしてみれば運動会を止められることはきっと指折り数えて楽しみにして居た児童やその家族から向けられるであろう怨憎の眼差しに耐えられなかったに相違ない、そんなことも分からぬノー天気な教育委員会には唯々呆れるね。運動会開催に際して先生と生徒に父兄全員が美玲ちゃんに黙祷を捧げ彼女の冥福を祈れば良かったのではないのか(>_<)。

先週の仮名付けの答え
仕事を中途で止(や)める 読み止(さ)しの文庫本

今週の仮名付けの問題
畳の(縁) (縁)の糸