漢字・漢検」カテゴリーアーカイブ

鼈と龜は明らかに字が違う

山茶花2

各地に豪雪が舞って本格的な冬が到来したようだ。今日の花は山茶花です。此れは散歩の途中に見付けました。山茶花は淡い色が多くてこんなに濃いピンクの花は珍しいと思う、花言葉は「困難に打ち克つ」です。
無能な黒田日銀総裁の暴挙により株式市場が暴落し日本経済も今年は此れから春にかけて艱難辛苦が訪れようとして居ますが、マイナス金利がお年寄り達の拠り所である預金の利息にまで大きな影響を及ぼすことになる。その内総裁は預金に対してマイナス利息(利息を払え)と言うようになるだろうが、早速定期や普通預金の金利を下げる金融機関が続出している、でも現金で保管するのも火事や泥棒が怖いし結局国民は黒田総裁の意に従う他なく、総裁は何れ国民の怨念で早死にする構図だろう。此の1週間で私の所有する三井住友銀行の株式評価損は1300万円を超えたが、「もうどうにでもしてくれ、嫁入りの晩だ」と言いたいね(>_<)。今週はどうなることだろう(;;)。

鼈2

亀2

今日は久し振りに漢字の話です。それは先日の新聞で報じられた海外のニュースでした。ベトナムで伝説化された100歳で180cm200kgの巨大なスッポンが19日夜ハノイの湖で死んだと謂う報道でしたが、日経紙はスッポンなのに毎日新聞は亀だったのです。此の両者は一見似ているが姿は似ていても顔が蝮と縞蛇のようにまるで違う。海外からの小さなニュースは諸経費の関係で全て共同通信が取材し国内の各社に配信をする約束だから日経、毎日とも他の新聞社同様同じ記事を受け取って居たに違いないがどうして記事の中身が亀とスッポンに変わったのか推理してみました。
それは共同通信の記者が「鼈」(すっぽん)と書いて送った処、この字は一見旧字体の「龜」(かめ)に似ているから毎日新聞の記者が字を読み誤ったのではないかと思う。それに写真を見る処どう見ても優しい亀の顔ではなく獰猛なスッポンの顔だよね^^。記者さんは我々俗人と違って漢字のプロだと崇めていたが、彼方にも漢字離れが近付いてきたようで困ったものだ(;;)。何しろ今の新聞は常用漢字以外使ってはいけないのが原則なので記者さんも漢字の素養が段々失われてきただろうか、ちょっとお粗末だね。
処で鼈(スッポン)という字は鼈甲(べっこう→かんざしの一種)に使われるから「へつ」「べつ」とも音読みする字だ。よく似た字に竈(かまど、へっつい)があるが、「へつ」が付いているからどうやら親戚の字だろう、然し旁(つくり)をよく吟味すれば(へつ)とは読まない龜(音読みはキ)とは少し違うようだ。そして此の三つの字を見ると微妙に異なっていることに気づかれたと思います。龜と竈は龜の左側の画数も字形が異なり線が二本が突き抜けているし、右の旁も全く違うから容易に相違点に気付くが、竈と鼈はうっかりすると相違点を見落とす。鼈の左下のヨの反対向きの字が斜になり何れも右側の縦棒に接触せず離れているが此れを引つ付けて書けば漢検ではマイナス2点だ(;;)。いやはや漢字は難しい、目の薄くなった此の歳でスッポンやヘッツイを書かされるのは大変だね。部首を調べたら鼈は(黽)で、竈は (空)そして龜が(龜)だから国語の勉強は頭が変になりそうだが漢字はやりかけると塡まって結構楽しいですよ^^。

今週はもう少し漢字に拘ります。いろんな本を読んで居るといろんなことが書いてある。
「弱音を吐く」の「吐く」からマイナスを消すと叶うになる、
「逃げる」の之繞(しんにょう)を手偏(てへん)に変えたら挑戦の挑になる、もう一回挑めば良い、
「命は人を一叩きと書く」叩いてくれるのが心臓でドクドクと一叩きの連続だ、
何れも誰が考えたのか秀逸だね。
「鬱」と謂う字は「リンカーンはアメリカンコーヒーを3杯」と憶えるのだそうだ^^、実際に書いてみればその通りだ。言い得て妙だ^^。
寿の旧字体である壽を分解した「士(サムライ)フエイチロスン」は可成りよく知られた慣用句で私も重宝している、常用漢字の時代となっても「波濤」とか「檮(きりかぶ)」「躊躇う(ためらう)」「籌(はかりごと)」と旧字体の壽の存在は少なくないから「士フエイチロスン」は誰が考えたのか、此はメチャメチャすぐれものだ。
「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」は難読四字熟語だと人は言うが、孟子に書かれた「讒諂面諛(ざんてんめんゆ)」なんかと違って決して難読でなく誰にでも容易に憶えられて簡単に書ける字だ。先ず「魑(ち)」だけ「離れる」の左旁(つくり)だけ憶えれば、魅魍魎は何れも未、網、兩(両の旧字体)で音読みもその儘だから鬼を扁だと憶えればそれ程難しくなく容易に憶えられる。
因みに「讒諂面諛(ざんてんめんゆ)」は他人の悪口を言って別の人に媚び諂(へつら)うことだが「讒(そし)る」の讒なんて何度書いても憶えられない。「ごんべんにくろひひうさぎ」とでも憶えたらどうだろうか?

台湾の電子機器下請け大手の鴻海(ホンハイ)がシャープの再建を申出て第一交渉権を得たと発表した。シャープはこの所、業績不振を受けて技術者が流出するなど四面楚歌に陥っているが、液晶TVで培った技術力は侮れず、我が国が誇るべきものだ。それが売上げが馬鹿でかいから金があるからだけの理由で台湾の下請け如きに身売りするのは情け無い。国内の電器メーカーはどうして同胞を救おうとせずに手を拱(こまね)いているのか?政府も我が国のメーカーとその技術力を救おうと手を差し伸べないのか?こんなことだから我が国は貴重な頭脳をどんどん海外に流出させて行くのだ。嗚呼。

先週の読みたくても読めない字
雨垂れ、石を穿(うが)つ

今週の読みたくても読めない字
押し合い(圧)し合い

学校の黒板は東を向いている

がん検診

オッパイ

何よ、此れ? 先週所用で駅前の三井住友銀行へ行ったときの待合ホールでの光景です。その二日前お得意先のNさんから、「ご子息の嫁が赤ちゃんの授乳中に痼(しこ)りに気付いて受診したら既にステージ4とかで助からず、手術費用に全財産を注ぎ込んだが昨年亡くなられた」話を聞いたばかりだったので他人事でなく、愚妻にでも見せようと乳癌触診ポスターを写メしていたらホール嬢が近付いて来て「此方にありますので良かったらどうぞ」と言われ、何か良く分からぬ間にすぐ横にあるオッパイ模型に案内された。
何ごとにも気が弱くて無碍に断れない性分もこんなときはとても有利だ^^。ホール嬢の指図の儘に触れたゴムのオッパイの感触はマシュマロとまで行かぬが心地良く、最近10年以上もオッパイに触れたことがないなあ、なんて感慨に耽りながらモミモミし、此れに体温があれば最高だな、などと不埒なことを考えて居たら突然指先がコツンとパチンコ玉にでも中った様な衝撃に遭遇した、「それが癌です」とホール嬢が宣う、乳首より程遠い処にももう一つ見付けた。
此の模型の癌は極端な例かも知れないが、察するに乳癌は普段旦那様に優しく愛撫して貰って居る奥様なら可成り早期に発見して貰えて助かるのではないかと考えた。だから、旦那様にかまって貰えない奥様や「疲れている」などと噓を付いて旦那を寄せ受けない奥様には天罰が下ることになる、将に神の摂理だな^^。「夫婦睦まじく」が乳癌早期発見の秘訣なんだ。
然らば前立腺癌は奥様にどんなにかまって貰っても絶対に早期発見できないから、男は損だね(;;)。

皆さんは小中学校で学ばれたとき運動場はどっち側にあったか覚えて居ますか。運動場が教室の南側だったことは思いだしたよね、でも黒板がどっちを向いていたか覚えて居ないのではありませんか?地形や周囲の山などで異なったケースも稀にあったかと思うが、黒板はきっと西側にあって東を向いていた筈だ。
「ウソ!」いいえ本当です。昭和初期の時代まで日本人は教育上左利きが絶対に不利だからと完全ギッチョだった私も父母の目の届く自宅では無理矢理右利きに矯正させられて居た。
物心が付いた頃には知らぬ間に食事と運筆、運針はちゃんと右利きになって居た。勿論それ以外は全て左手が利き腕であり、渾名も「チョンギー」だった、然し両親が食事以外何も束縛しなかったには理由があり、教室では右利きが皆の勉学の決まりであることを当時の親達は知っていたのだ。だから当然に同級生や知り合いには左で字を書く者が誰一人居らなかった、食事が右なら字も右になるのが自明だよね。
左利きはダメだと父母は必死の思いで私が幼児の頃から幾百度か私の手を叩いて右手でご飯を食べるように躾けてくれたと思うが、3-4歳までのことだろうから記憶にない、ご飯が右で食べられると筆も右になるよね。筆は左手でご飯は右手なんて人は居ないよね。
字を書くため指先を操ることは幼児のうちに取得させねば中途では変更が難しく、38歳で右手を使えなくなった愚息の金釘流を此の15年見てきてよく分かる。
100年以上前の明治28年当時の文部省が「学校建築図説明及設計大要」というものを発行している。実は 此れは学校を作る際には「こういう風に作りなさい」という指導書だ。この「学校建築図説明及設計大要」では(特殊な教室でない)普通教室について、次のように「教室・窓の向き」が決められて居ます。
「教室ノ形状ハ長方形トシ、室ノ方法ハ南又ハ西南、東南トシ凡テ光線ヲ生徒ノ左側ヨリ採ルヲ要ス」当時は私の両親だけでなく誰もが知っていたことなんだ。だから黒板は東を向いて居たんだ。
つまり右利きでないと左肩が被って太陽の光線が当たらず勉強し難いことを憂いたもので、政府の方針は先ずは「右利きありき」だったのだ。お上の方針だから何処の親も必死になって子の癖を矯めるのに懸命だったのだろう。昨今漢検の検定に行っても、食堂に行っても左利きに出会わない方が不思議な位だしTVドラマでも無作法にも食事時平気で5人に一人位ギッチョがいるのに呆れる。ギッチョが多くなったのは戦後になって利き手を矯正することの弊害の方が多いとの似非識者の意見に沿ったものだそうだが、努力は天分に勝ると言うではないか!食事は兎も角、字を書く場合ギッチョはメチャ傍迷惑だ。前回の漢検の検定では右隣の女性がギッチョだったが、答案用紙を斜に置き左肩から机に覆い被さって字を書き、私の方に左肘を突き出して消しゴムを使うので、消しゴム使用の間私は右手を避難してじっと嵐が通り過ぎるのを待ったものだ(;;)。3人用机を2人で使用する検定ですらこうだから、普段3人並んで学んでいるときはギッチョを左端に座らせないとトラブると思ったな。
我々は中学校まで2人机だったから、よくぞ隣にギッチョで字を書く者に当たらなかったものだと思うが、当時字を書くギッチョが居なかったことはきっと親達が採光のことばかりでなく自分の子どもの矯正による弊害より隣に座る子に対する慮(おもんぱか)りを優先させたのではないだろうか。左利きの者が字を書くには菱形の机が相応しいがそんな机は存在しないから、矢張り矯正の弊害は兎も角、周囲への影響をも重視すべきではないかと考えた。

4年前、2年で必ずインフレ2%達成すると豪語した日銀黒田総裁は昨今の不況の連鎖に窮地に陥り、一昨日苦し紛れにゼロ金利からマイナス金利へと路線を変更した。この総裁は大きなことばかり言う割りに結果が良かった例しがない、史上ワースト5に入る悪代官だ、村上ファンドから買い占めの配当金を何千万円も受け取って世の顰蹙(ひんしゅく)を買ったあの福井さんと大差は無いな(><)。
今朝の日経第一面の見出だしは「企業収益が急減速」だ!マイナス金利は日銀にお金を預けさせられている市中銀行にとっては大痛手だ、然りとて引き出して貸し出しする当てもなくマイナス金利の劇薬で銀行株は暴落し私が後生大事に保有している三井住友銀行は此の2週間で800万円も暴落してしまった(;;)。全ての駒を出し切って景気が回復しなければ黒田総裁は腹を切る覚悟はできているのか!今更腹を切られても国民の痛みは変わらないんだけどね(>
<)。

兵庫県立長田高校(旧神戸三中)選抜初出場お目出度う^^。曾て神戸高校(旧一中)は勉学で、兵庫高校(旧二中)は運動で兵庫県を席捲したが、遂に長田高校(旧三中)が頭角を表した。次は私の母校星陵高校(旧四中)の番なんだけど…^^。

先週の読みたくても読めない字
咲いた花が萎(しぼ)む

今週の読みたくても読めない字
霤(あまだれ)石を(穿)つ

65歳以上はインフルエンザ無料??

fATHER'S BLOG

師走が其処までやってきた。先週の日曜日ホームセンターのアグロガーデンヘ行った帰りに偶々渋滞で止まって横を向いたら丁度其処は昔懐かしい母校跡だった^^。
今では姫工大などと合併し学園都市に移転して、名前も兵庫県立大学となっているが明治35年に設立された由緒ある官立の高等学校だったから、学舎跡を記念して碑(いしぶみ)でも建立されているかと思ったら、南側に高層マンションが建って北側にはセブンイレブンに外食のスシローに和食のさとが犇めいて(ひしめいて) “Kobe University Of Comerce” の金文字が彫り込まれた校門も夢の跡で各店の共用駐車場に変貌して跡形もなかったから魂消たな。世知辛い世相を垣間見た思いで憂鬱だった(;;)。
あの当時うちの学校は実は “Collage”(単科大学)に過ぎなかったんだが既に”University” と書いてあったのは将来への大きな夢と希望を持って居たんだね^^。

月初めに散歩中壊れた溝蓋に足を取られて転け、足の臑(すね)所謂「弁慶の泣きどころ」を路面で打って可成り大きな擦過傷ができたので病院に行ったら、待合室の隣に座った小母さんと世間話の間に「あんた区役所の書類があれば65歳以上はインフルエンザ無料やねんよ」と言われた。「私10年以上タダねんよ」と言われた。「1500円助かった^^」と本気にして仕事に出かける途中区役所へ寄ったら成程21番窓口で予防注射無料券のブースに人が一杯並んでいた。見たら全部お婆さんだった。そこで恐る恐る係員に聞いて見たら、(神戸市の)市民税がゼロの人は誰でも無料だと言った。え?うちの家内は市民税ゼロやなかったかな、と念のためにもう一度確かめてみると「(神戸市の)市民税の均等割も払ってない高齢者です」と言われた。そんな人居るんや!均等割を払って居ない人がこんなに沢山居ることを初めて知らされた。生活保護とか原爆被災者などいろいろ事情を抱えた人が対象なんだろうが、区役所は税金や国民健康保険料を取るばかりでなく、マイナス税金である予防注射のお金まで出してくれて居るんやと胸が熱くなった。
それなのに此の10月から税制が改められて、法人市民税や法人県民税の税率が25%も下げられた。その代わり地方法人税なんてのができて国が毟(むし)ってゆくから会社が支払う会社の負担は少しも変わらない。一体から地方法人税は何に使うつもりなんだろう?お上のすることは我々衆生にはまるで分からないが、少なくとも地方自治体にとって嬉しい話でないことは確かだろうな。
病院での擦過傷の手当は薬を付けてガーゼを貼り包帯の代わりに透明のバンドエイドのようなもので抑えてくれ「毎日張り替えて…」と言われたので、ガーゼと接着テープを処方して下さいと言ったら「処方できないので薬局で別に買って…」と突き放された。ガーン!きっとガーゼを替えに毎日外来に来いという謎だろうが、病院へ行くのにタクシー代が2000円も掛かるから絶対ムリだ、泣く泣く薬局に行くことにしたが、傷薬は保険適用でもガーゼなどが保険外なのは薬でないからだろう、医者が貼れば保険適用で自分が貼れば自費なんてちょっと怪訝しいと思ったが、リネン製品は製薬会社の縄張り外だからだが、ちと腑に落ちぬ。薬が1週間分ならガーゼなども1週間分位処方できるのが常識だと思うが、きっと製薬会社と厚労省の陰湿な嫌がらせなんだろう。

マイナンバーが迷走している。通知カードの配達が遅れているばかりでなく、未だ印刷も完了していないとかの噂もあるから政府も信用が無くなったね。どうしてこんなドタバタ騒動になったんだろう、給与所得者に対する28年度の扶養控除等申告書にはちゃんとマイナンバー12桁が印されているから企業も間に挟まって困るよね。来年1月から運用開始と政府が言っているが届かないものはどうしようもないし、国民全員が住民票の場所に住まっている訳でもないから未着のマイナンバーは10%以上は出てくることになるだろう、このままでは12年前に交付された住基カードの二の舞だ。住基カードは確定申告で5000円返ってくる仕組みだったから我々税理士も大いに勧奨してお得意先に喜んで貰ったが、それでも交付された枚数は全国でたったの800万枚だったのだ。今度のマイナンバーは何の恩典もないから、届いても何処かのお店のポイントカード程度の扱いしか受けないんじゃないかしら。受取拒否する人も多いそうだから困ったな(;;)。
政府もマイナンバーで莫大な税金を費消することになったが「国民全員に書留で11月中に…」など大きなことを言った政治家や役人は誰も責任を取らないのか?書留が届いても家族が全員一所に住まっているとは限らないし、不仲で別居の家族も居るに違いなく、書留ならちゃんと届くと考えた税府の発想は余りにも浅薄だったな(;;)。
10行ぐらい上で「二の舞」と入力したら、何故か「一」に漢字変換された?どうして?と数度入力して原因が分かった、アホな私は「にのまえ」と入れてたんだ、二の前は「一」だよな、此のワープロソフトのATOKって賢いんだか、馬鹿なんだか考えてしまうが矢張り賢いんだろうね^^。
この字が充ててあるにはきっと「一」と書いて「にのまえ」と読ます我が国古来の苗字があるんだろうか?

オウムの菊池直子被告に東京高裁は地裁の懲役5年有罪判決を破棄し「無罪」を言い渡した。事件直後に捕まっていたら重罪は免れなかったから彼女は逃げ得だった(>_<)。20年もの時の流れは事件も人の心も風化させたのか、裁判長は「彼女は知らずにサリンを運んだ」と無罪の理由を述べたが、それなら「オレオレ詐欺」の掛け子(電話役)は罪に問われても時給アルバイトの受け子(取りに行く役)は罪に問われないの?曽て外国から麻薬と知らずに運ん込んだ日本人は重罪に課せられたから物凄い矛盾だと思うんだが…。
裁判長は菊池被告の逃亡していた17年間を、深夜の風の音を追手の声と聞いて飛び起きまんじりともできなかった彼女のことを監獄よりずっと辛い毎日だったと考えたのだろうか。

先週の書けないけど読みたい漢字
和漢の籍(ふみ)に親しんだ、

今週の書けないけど読みたい漢字
危急存亡の(秋)

旭化成建材は被害者じゃないの?

大根2

秋も少し宛深まり紅葉の季節が近付いている。もう11月なんだ。歳月の経つのは思ったよりずっと早くあとたった10日で私は80歳を迎えることになるから万感迫る思いだ。
庭の大根も順調に育って三角バッタの好餌となり、モンシロチョウがせっせと葉に卵を産んでいる、卵は軈て青虫となって大根の葉を食べるのだが青虫は葉と同じ色だから見付けるのが殆ど不可能だ、でも青虫にしても蝶々になるために必死だし捕まえて金魚の餌にするのは人間のエゴだから見逃してしてやろうと思う。なんて…悟ったようなことを書いているが、実はもう私の視力では青虫と大根の葉との見分けができない(;;)。
今年の大根はなぜか昨年と違って発芽率が100%だった、そんなに発芽すると思ってなかったのでテキトーに蒔いたのがアダとなり数回間引く羽目になって現在に至っているが、半月もしたらもう一回くらい間引く必要がありそうだ。間引き大根の根っこは辛くて食べられたものでなかったが葉はメチャ柔らかく美味しかった、栄養価も満点らしい^^沢山の方に差し上げて喜んで頂いた^^。

先日近藤康太郎著「新しい民主主義」を読んでいたら、村上春樹が捉まっていた^^。彼、村上春樹は初期に「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を書いていた辺りまでは車嫌いで、この作品の主人公が死んでゆくのも国産のしょぼくれたレンタカーでボブ・ディランを聞きながらだった。その頃の村上春樹は「正月は車が居なくなるから、自分のような散歩者には静かで空気が良い」なんて清潔なエッセイを書いていたのに流行作家になってから急に「車はオープンカーに限る」とか言ってポルシェのオープンカーだって?恥を知れ!と彼近藤康太郎に叩かれている^^。
この人ノーベル賞候補になったせいかやっかみだろうが文筆家の間では評判悪いよね、いつだったか群ようこに「村上春樹の経営する飲食店に行ったら大きなゴキブリが壁に張り付いていた」と書かれたが、目の敵にされて居るのは面白いね^^。本当に立派な作家であれば同業者からこんなバッシングを受けない筈だから何処か彼に人間的な欠陥があるのかな?
村上春樹は翻訳物が出回ったせいで外国人には好評のようだが、わたし的には彼の作品に登場する主人公の性格が分かり易そうで実はとても晦渋だからよく理解できずあまり読みたくない。

先週日曜日午後漢検の検定に出かける少し前に近くで事件があったから防犯カメラを見せて欲しいと警察官が来たので招じ入れたら小柄で皰(にきび)ポチポチの可愛い女性警官だった。名刺も貰ったが名刺の肩書きは「兵庫県巡査」だ。「早く警部にならんとあかんね」と言ったら「絶対ムリ」と真顔で言われた。
事件が深夜でもあり防犯カメラがはっきりしないので上司に相談しUSBメモりーが必要なら私達は三交代なので三日後に来ますからお願いしますと頭を下げて帰って行ったが水曜日には来ず昨日になって「矢張りコピーが要ります」と訪ねてきた。丁度六日後だから休み明けの勤務だろう、でもうら若い女の子が24時間勤務だなんて厳しい職場だね。女性にとって体力勝負の世界だ。お嬢さん、警察は基本男社会だけど女性も頑張ってせめて警部補になって部下の男達を扱かんとあかんよ。

先週の漢字検定は女性警官の応対などで鼻を伸ばして遅刻しそうになり日新町の駅から必死に走って漸く開始3分前に駆け込んだが、動悸が治まるのに時間を要し、息継ぎが終わったら皆問題用紙をペリペリ捲って居て慌てた。80歳にして駆け足5分の体力消耗は当然に思考に影響し、30分経過を告げられたとき未だ8問の対義語、類義語を考慮中だった。9問解答できて「帝都」の類似語には「けいし」しか残らないがそんな熟語はまるで知らん(;;)、回答欄に空欄が目立つが取り敢えず10問全問の答えを書き終わったところで時間を見たら後20分、空欄一杯、ヤバ!
曾ての不祥事以来漢検も少し宛不人気となり参加者も激減しているが、その辺を考慮してか問題も10年前と比べて結構易しくなって居るのに何故か答えが思い出せず書けない字が多くなっているのは加齢のせいだが、その牴牾(もど)かしさには身を捩(よじ)れる(;;)。
その上最近では何故か見たことがない問題が幾つか出題されて戸惑うが此れは曾てなかったことだ、きっと問題が易しくなった結果、200点獲得者には合格証に加えて満点賞が交付されるが満点賞の乱発は漢検のブランドを下げる恐れがあり出したくないからだろうと思う。今回も先ず誰にも書けないと思える問題が帝都を含め2問あった(::)。
今回明石会場での準一級受験者は欠席者1名を除いて僅か15名だった。1部屋に4級と6級の数十名を詰め込んでお釣りがあった。10年前神戸の会場は山手短大の教室だったが、100人教室の3室びっしりと犇(ひし)めいて芋の子を洗うようだったから栄枯盛衰盛者必衰はこの世の倣いだが感無量の思いだ。
(注)帝都の類義語は「京師」だった(80年生きていて初めて見た熟語だ(;;))

大分県中津市が市の処理場の工事に旭化成建材が関与していないと発表していたが先週此れを撤回した。旭化成建材が4次下請けに入っていたそうだ。普通孫請けなんて聞くことがあるが曾々(ひいひい)孫請けなんてのまであるんだ(´Д`)、下請けと孫請けに曾孫請け達は工事代金の鞘抜けをして居るんだろうが、建設業界の複雑さには唯々魂消るね。私は旭化成建材だけでなく他の同業者もきっと同じような杭打ちデータの改竄をしていると思う。旭化成建材が不運だったのは横浜のマンションの土壌が普通の土地より脆弱だったため2cm傾いたことだった。ひょっとしたら旭化成建材は被害者かも知れないと思う、施主の三井不動産が不当に安い建築金額と早い納期を契約条件に入れていたのが此の事件の発端であり結末ではなかったかと私は見た。真に責任を取るべきはマンションの購入者から多額のお金を受け取り暴利を貪った三井不動産ではないのか?曾孫請けから長さの短い杭を持ち込まれて「工期を守れや!」と言われたらああするより他なかったんだろうと思う(;;)。
横浜を契機に何処も彼処もがデータの改竄ラッシュの出来(しゅったい)だ、改竄などCADのキーボードをポンポンと叩くだけでできるから手間は要らない。「改ざん」と言う熟語が新聞にテレビに幾度も大きく出てくるが、とても読み辛い。杭打ちまで「くい打ち」だ、常用漢字でないからだが「改ざん」を「改竄」を漢字で書いてルビを振れば良いと思うのだが何故だろう、子供達が難しい漢字を覚えさせるのに良い機会だと思う。「お父さん、この字はなあに?」「あれはね、鼠が穴に入っている字で隠れている意味であり、鼠はこそこそと悪事をなす者の喩えがあるから改竄は悪い方に改めると解釈するんだな」「へえーお父さんって何でも知ってるね」と畏敬の眼差しを受けるだろう、最近とみに失墜している父親の権威を回復する絶好のチャンスをこの際生かそうね。
山本夏彦翁は小学生にして四書五経が読めるほど漢字に精通されて居たが、それは毎日ルビ付きの新聞を隅から隅まで読んでいたら自然にそうなったそうだ。因みに明治大正の時代、新聞の字には全てルビが振ってあり子供でも魑魅魍魎は疎か鑱諂面諛(ざんてんめんゆ)でも楽勝だったんだ^^。読み方が分かれば子供達は漢字に興味を抱いて読書に親しむだろう。どうして今の新聞はそうしないのかな?障害者なんて酷い字だよね、障碍者と書きルビをつけたらどうして悪いの?「書き替え字」なんて日本語への冒涜だ!

先週の書けないけど読みたい漢字
見ていないからと仕事を慢(おこた)るな

今週の書けないけど読みたい漢字
この家は百年は(堪)える

税務署の火事

県境

日経金曜夕刊にはフォトジャーナリスト桜井寛さんの「にっぽん途中下車」なるコラムが週一で掲載される、私は毎回楽しみにしているが先日「都県境は小路だった」と東京都と神奈川県の県境が小路の真ん中であると記されて居た。面白い処もあるもんやね^^、写真の左が神奈川県で右が東京都らしい、県境となれば道路管理はどちらがするのか、道路に敷設した瓦斯や水道工事も分担がややこしいね、駐禁などどうなんだろう、向かいの人と学校はもとより国民健康保険の計算も異なり警察から郵便屋さんも管轄が違うから生活の謎が益々増えてくる。私の淡い記憶では県境は全て川か山だと思って居た、でも山だと海との境には道路がある筈だから道路を横断することで県境が定められているのだろうが縦断だなんて此処は不思議だ。恐らく昔は武蔵野の原野だったのが開発されてこんな風になってしまったんだろう。一度路の真ん中に仁王立ちして足を広げ「右足が東京都で左足は神奈川県だ!」なんて叫んで見たいよな^^。

今日の午後は漢字検定だ。受験しだしてから11年目に突入したが何故か仕事が忙しくて過去問なんて見る暇もなく四月前の記憶は殆ど消え去って居る(;;)。こんなことでは合格が叶わぬからなんとか頑張ろうと思うが、此のひと月仕事に押し潰されて勉強が全くできていないのでメチャ不安だ、付け焼刃だけど昨日と今朝だけ過去問を少し解いて見た。
「西施捧心」と謂う四字熟語が出て居る、幾ら考えても分からないので四字熟語辞典を引いたら「西施」は昔中国に居た女性の名前だった(;;)、そんなこと知るか!「堯風舜雨」の意味もどう考えても漢字辞典を繙(ひもと)いても分からなかった。答は太平の世を謂い、古代中国で堯と舜と謂う立派な王様の時代のことだった、そんなことも知るか!全ては高校のとき漢文を選択して居なかったことが致命的だったんだろう、漢文さえ学んでいれば私にも1級挑戦だって叶わぬ夢ではなかった(ウソ?)と思うからとても悔しい。この歳になって今更己の無学を悔いても詮ないけどな(;;)、
上の四字熟語は別にしても、漢書には含蓄があり我々が学ぶ処が多い。来世、再び人間に生まれ変わることができたら絶対に論語の素読から始め漢書を学ぼうと心に決めている。

先日みやざき中央新聞を読んでいたら興味深いことが書いてあった。元検察庁特捜検事だった田中森一氏が30年前世間を席捲した国立大学と文部省課長の「ワープロ贈収賄事件」についての秘密を話されたそうだ。逮捕された文部省の課長は罪は認めたもののお金の使い道については絶対に話さなかったが、追い詰められて遂に「全てを話して私は死にます」と言った。課長は若い男と同性愛で彼に貢ぐためにお金が要ったんだ 、妻子の居る身での同性愛なんて当時の風潮(今でもそうだが)は本人も家族も世間で生きていけない時代だった。罪そのものとは無関係のため 田中検事は調書を書き直して「男」を「女」にすり替えて供述書を裁判所に送った。両刀遣いの課長のことよりその家族を慮(おもんぱか)っての心配りだったろうが、堅苦しい検事さんも偶には粋なことをするね^^。因みこの検事さんはヤメ検の後弁護士として闇社会の守護神と謂われ、当局から睨まれてあの石橋産業事件で有罪となり上告せずに服役したとても珍しい人だ、長くみやざき中央新聞に手記を書かれて居たが昨年病没された。

被告の心情まで思って調書を書き換えてくれるこんなに素晴らしい検事さんが居るかと思えば、一方では20年前東住吉区で子供を焼き殺したと無期懲役に処せられ受刑執行中の親達二人に対して自然発火による無罪を主張する弁護団が再審請求での犯行火事場での実験に続いて検察庁まで此れを覆すべく同じ実験を行ったら、犯行を行った被告が火傷を負わなければ犯行をなし得ない結果が得られたため大阪高裁の米山裁判長は先週金曜日事実誤認による再審を指示し、二人は明日26日釈放されることになり事実上二人の無罪が確定した。弁護団の実験に対抗して、「全ては自白だ!」と安易に望んだ検察側の実験は自分達の主張を覆す結果となり「語るに落ちた」ものだった。自白以外に物証がないのに有罪とした当時の裁判官は当然に弾劾されるべきだが20年前だし秘匿して教えて貰えないよな。
処でこの硬骨な裁判長では例の競馬の馬券事件にて一時所得で30億円だとする国側の主張を退け負け馬券を必要経費の認めた裁判長だ、国に逆らったから最高裁裁判官にはなれないだろうけど偉い人だね^^。
処で受刑者だったこの親達は保険金目的で捕まったものだから当然に保険金は下りなかったものだが今回20年分の利息を付けて貰えるよね^^。その上国からも20年分の労役の対価に加えて拘束された期間に対する高額な賠償金が請求できるから、此の二人は一躍大金持ちとなる多額の報酬を期待するから弁護団も危ない火事の実験までして頑張れたんだよな^^。

火事と謂えば50年少し前に明石駅前の桜町にあった木造二階建ての明石税務署(昔は神戸税務署だって何処だって木造二階建てだった)が火事で焼けた。今と違って納税のデータが国税局にネットワークされているような時代でなく、何でも紙で書いたコピーもないアナログ時代だったから税務署では納税の滞納者が分からなくなり、当時は100円儲けると110円税金が掛かる酷税だったから、税務署を社会の敵と考えていた市民は誰も喜んだ。督促資料が焼失した滞納者が一番喜んだに相違ない。又、申告を調べるにも申告資料も焼失してなかったから税務署も手持ち無沙汰でなすすべがなく商店街の人たちも大喜びだった。
あの頃はあまりの酷税に税金を正直に払う奴が「あいつはアホや」と貶されて居たが、税金が払えるリーズナブルになった時代になった昨今税金を脱税した者が「悪い奴や」と社会的に糾弾されるようになったから、税金は納税者の納得の行くものにしないと逆に徴税に齟齬を来すことを施政者は過去の経験から 学んだのだ。
働きの悪い奴隷に罰として2倍働かすと余計生産性が落ちる理だね^^。

先週の書けないけど読みたい漢字
中学卒だからと慢(あなど)るな

今週の書けないけど読みたい漢字
見ていないからと仕事を(慢)るな

60年前のいろいろ

金閣寺 天竜寺庭園

秋の夕暮れは釣瓶落としと謂うが夜が更けるのは早い、シルバーウイークなのに盛り沢山の仕事で鬱屈して居る私に秋を満喫させてくれたのが先週頂いたEさんの京都散策時の写真だった^^。金閣寺天竜寺の庭園です。日本でしか見られない風景だが、最近では諸外国の方々にも静謐でひっそりした日本の自然の佇まいが理解されて来たようだね。
「金閣寺」と言えば60年前「新潮」に連載された三島文学の代表作を思い出す、あの頃私は未だ20歳で夢多き文学青年?だった。ひよんな旅行から信州で小学校の音楽の先生をしている恋人ができてバイトでお金を貯め大きく胸を膨らませ月一煤塗れになりながらシュッポシュッポと石炭車で中央西線を上って居た。歳月は干支(えと)が一回りしてその彼女も今は亡い(;;)。それ以来遠い儚い思い出となって私の郷愁を誘って居る。
あの頃木曽路は一面桑畑に掩われてお蚕さんの匂いに満ちていた。そのうち生糸の生産が後進国に移り、40年前の中央西線はトウモロコシ畑に変貌し、今では何もなくなった(;;)。

60年前と謂えばもう没されたが作家の車谷長吉さんが面白いことを書かれて居た、昭和30年に小学校への登下校に運動靴が義務付けられ下駄が禁止されたそうだ(;;)、理由は分からないが転倒事故など防ぐための文部省の要らぬお世話だったんだろう。然し下駄を履けば絶対に巻き爪にならないし、従って瘭疽(ひょうそ)で医者に儲けさせることもなかった。歩くのに下駄はバランスが必要だから体幹の強化には大いに寄与したに違いないと思う。禁止令のお陰でそれまで細々と暮らしていた下駄屋さんが殆ど倒産するか転業を余儀なくされたのは当然だろう、私はその頃もう大学生だったから余り記憶にないが、その頃垂水小学校の西側にあった下駄屋さんがなくなったを憶えている、子沢山で良く肥えた色白の奥さんも下駄の鼻緒の担当だったし、道に面した表の作業場には何時も小さい子達がお母さんに群れて仕事の邪魔をして居たがお母さんは少しも嫌がらず何時もニコニコしていた^^。廃業は子ども達からの需要が激減したからだろうね、何処へ行かれたのか知らないが文部省も酷いことをするよな(>_<)。

私の小学校時代は戦争中だし下駄履き以外に藁草履の子どもが多く素足の子も沢山居た、当時は貧しい時代だったから運動靴の子どもの方がずっと少なかった。私は学校から帰ると門の内側に鞄と履き物をそっと差し入れて裸足で遊びに行って居たことを今もよく憶えている、遊ぶのには裸足が最高だった、川を渉って蜻蛉(銀ヤンマ)を追い掛けるのに履き物は邪魔で何より早く走れるからだ^^、でも今の子どもと違って6時にはちゃんと帰宅していた、1分でも遅れると晩ご飯が貰えなくなるからだし、夜になると人攫いが来て連れて行かれサーカスに売り飛ばされると信じ込んでいた。8時には電気代が勿体ないので家族全員が眠って居た。今は9時や10時まで塾通いだなんてどんなに賢い子ができるかと思ったら安保反対もできない軟弱な腰抜けばかりだ、世の中何処か狂ってきたね(;;)。
車谷さんは昭和20年生まれで当時10歳だから下駄履き禁止令には強烈な記憶があるに違いない、昭和30年は鍋底景気だったしズックの運動靴は高価だったから買えない家庭は少なくなかったと思うが、どうして文部省はそんな理不尽なことを言いだしたかよく分からない。製靴業界の代表が政治家にでもなったんだろうな。60年も前のことだからネットで調べてもはっきりした記載がない。
皆さんの中で下駄の歯が禿びたから下駄屋で新しい歯を入れ直して貰った人って居ないよね?靴が禿びたら放(ほか)すしかなかったが、下駄は何度でも歯を替えることができたんだ、どうしても履けなくなったら下駄は風呂焚きの燃料で役に立った、ゴム靴革靴は最後に公害を齎(もた)らすが、木は灰になって畑の肥料で命を終えたから環境に優しい省エネの昔って良かったなあ^^。

来月25日はもう本年最後の漢字検定だが80歳を目前に控えて頭が鈍くなったのと相続税など臨時事件があったりと気忙しく漢字を学ぶ時間が余りない、せいぜい土日の午前中だが仕事の残りやブログ更新など余分の仕事まであって儘ならぬ毎日だ、前回6月の検定に間に合わすべく詰め込んだ漢字の記憶はたった三月(みつき)でシャボン玉の泡の如く消え去って居るから頑張らぬと合格が難しくなる(;;)。土日の午後のネット囲碁対局を暫くお休みすることにしようかな?

小為替

先月相続の添付書類で地方の市役所に戸籍関係の書類を依頼し書類枚数が不明のため小為替千円を送金したら料金が返金された。見ると彼方此方から届いた小為替だ、どうして小為替の発行が私の送付した市と違って大津錦織と小伝馬町なのか訝しく換金時に郵便局で聞いたら、いちいち返金時に手数料の掛かる小為替を買うより他から送られてきたものを流用すれば経費節減になるからだと教えられた。させれば私の送った小為替も何処かへ送られて行くのかな?と聞いてら私の送ったのは千円だから先ず郵便局で換金されて居ますよと言われた、そうだよね、戸籍謄本は1通300円から最高750円だから1000円の小為替は釣り銭には使いようがないよね。処で小伝馬町は江戸時代牢獄のあった町だから分かるが、大津錦織って何処にあるのかな?とネットで調べたら滋賀県大津市の神宮前駅にある郵便局だそうだ。IT時代にアナログのスタンプも案外郷愁があって懐かしかった^^。

先週の書けないけど読みたい漢字
昔人足や馬は駅(うまや)に居た、
(明治時代になり線路ができても中継地点として此の字を使って「駅(えき)」と言った)

今週の書けないけど読みたい漢字
湖畔の道を(漫)ろに歩く

小学校卒94歳の前頭葉、学卒って何だろう?

梅花藻2

梅雨も終わりが近づいた、先月から庭のビオトープでは梅花藻が一斉に咲き誇って居る、と謂ってもそれ程目立つ華やかな花ではないが清楚な白梅のようだ。此の藻がどんどん蕃殖するお陰でメダカやカワエビが卵を産み付け、その卵が仲間に食べられずに孵化し成長できるんだ。試みに杓子で梅花藻の中をザブンと掬ってみたら沢山のメダカとカワエビの赤ちゃんがうじゃうじゃと入って居た、メチャちっちゃいのに食べられずに居るのは偏に密生した梅花藻のお陰だろう^^。

先週の漢検の検定は休日ダイヤと平日ダイヤをネットで見誤って10分遅い山陽電車に乗ったミスや、到着駅の西新町が前日に高架化して居り、未完成の張りぼてを巡らした出口に迷って反対の方に出たりして教室に駆け込んだのが検定開始の直前であり、全員に所定の説明が終わって受験者達が問題用紙をペリペリと捲っているときだった(;;)、私が自分の席を捜し当てて座るなり試験官補助の女性が後ろから飛んできたが私のオジン顔を見て「初めてではないですよね」と言った上に「お分かりですよね」と念押ししてその儘行ってしまった。それなら来るな!全部分かって居ることやけど、相手が棺桶に近づいた年寄りやから名前の振り仮名のことや性別のマ-クシート位教えてくれたら良いんじゃないの?と半分不貞腐れて一人問題用紙のミシン目を外し(これって目が悪い者には苦労です)少し宛心を問題用紙の中身に滑り込ませていったが、教室到着までの駆け足の動悸を鎮めるのに数分を要したため何時ものペースに乗れずにモタモタし、開始30分経過と言われたとき、何時もなら一通り問題に目が通り、70%は答が記入済みであり、確信が持てずにまだ書いてない後の30%のも半分は大凡答えの見当がついて居るのだが、今回は未だ最終の第10問にも至って居らず可成り慌てた。然もその10問の書き取りに「オモムロに」が出てきて居るのを見て頭が真っ白になった。常用漢字だのに思い出せぬ(;;)、漸く全部見終わって他の未記入解答の確認作業に没頭しながらも実は頭の中90%は「オモムロに」に傾いているから「二兎を追う者は…」と虻蜂取らずになりそうで可成り狼狽した。書き取りは一つ2点だから1問位然程気にすることはないのだが、私自身常用漢字如きが書けずに白紙で出すことの屈辱感は自身のプライドがズタズタになる。
終了5分前に神のご加護か仏のお慈悲か忽然と記憶が甦った^^、「徐(おもむろ)に」が思い出せたんだ^^、良かった(^^)、ちっぽけなことだけど自分にとっては大切なプライドが保ててホッとした^^。でも誤字訂正の「ご多聞に洩れず」が分からずメチャ情けなかった(;;)。
以上漢検ジャスト20回目のお粗末体験記でした。尚、予想点数は私のミミズの金釘流を読み取り器械が何処まで判読してくれるかにより全く不明です。

今年の2月1日のブログを憶えて居ますか?94歳杉内雅男九段(小学卒)が日の出の勢い若手代表の20歳日本棋院外柳初段を棋聖戦予選で負かした事件と、中学卒の16歳少女藤沢里奈二段が東大法学部卒石倉昇九段(日本興業銀行入社後プロ棋士に華麗なる転身、現在現役棋士に加えて東京大学の客員教授を務める)を同じく棋聖戦予選で負かした痛快な話題二つに触れましたよね。
処が先週再び同じような奇跡が再び起こったのだ!奇しくもと謂うべきか皮肉にもと謂うべきか前述の94歳杉内雅男九段東大卒石倉昇九段が天元戦予選で対局した結果ナント!94歳杉内九段が勝ったんだ(^0^)。
此れで石倉九段は今年小学卒と中学卒に続けて破れたことになるが、東大法卒で現役のプロ九段が未だヒヨッコである16歳の女の子に敗れ更に94歳の老人に敗れるなんてメチャメチャ痛快だね(^^)。石倉九段の今回の二つの敗北は人には言えない低学歴故に世を斜目で見て歩んで居る人達や、高齢で人並みのことができないと思い込んでいる人達に大きな夢と希望と無限の可能性を与えてくれた。人生って学歴でも年齢でもなく一所懸命真摯に生きて行く処に結果が実を結ぶんだと悟ったね。
石倉昇九段も敗れたことは本意ではなかったに違いないが、世の底辺や日陰を歩む多くの人達に点してくれた谷間の灯は帝国ホテルのシャンデリアより明るかったと思う、
だけど斯くも人類の学校教育と知能の発達の乖離に関する重大なニュースであっても囲碁はニッチな世界だから「週刊碁」を購読して居る人(配達してくれる日経朝日販売店の集金の小母ちゃんに聴いたら垂水地区で5人だけだそうだ(;;)、)以外誰にも知らされて居ないのは残念だと思う。
苛めや学内暴力や引き籠もりニートなどに関連し、過去現在共に学校教育には一定の枠内に納まらない人間を無理矢理排除しようとするが、枠に納まらない人の中には世人の能力を超脱した素晴らしい人材が埋もれていることを文科省が知らないからだろう。そうだよね、自分が一番賢いと思って居る高学歴の人には自分達より優れた人のことは理解できないよな、今回のできごとで学校教育と自己研鑽のあり方について何処かの新聞が取り上げるかと思ったが、矢張り世の中には東大を貶めるニュースはタブーなんだろう(;;)何処にも何にも出なかった(;;)。何も東大出を貶めている訳ではなく94歳の前頭葉の柔軟さを保つには学校教育など何の役にも立たず「自らの自己研鑽と努力あるのみ」と言いたかっただけなんだけどな。

先週の日経電子版に拠れば、孫正義社長に乞われてソフトバンクへ昨年9月に入社し今度の株主総会で副社長になったニケシュ.アローラ氏(インド人)47歳に対し19日財務省に提出された有価証券報告書には今年3月末決算までの半年間に165億5600万円の報酬が支払われたと発表した(゚ロ゚)。売上が上がらないのに下請けを搾って巨額の利益を出したあの強欲な日産社長カルロス.ローンの年額報酬が世間をアッと愕かせた10億3500万円だから、月に慣らせば此の人は30倍だ!魂消るね。カレーじゃないがインド人もビックリだ!日本人平均年収約4000倍にあたるからメチャクチャ腹が立つ(>_<)、半分税金にせよ、こんなに多額なお金が国外に持ち出されるなんて日本人も情けないよな(;;)。ソフトバンクってIT企業の旗頭だがITってホリエモン以来虚業のイメージが強いが本当に儲かっているの?垂水の商店街にもソフトバンクのお店があってスマホなど売っているようだがお客の入って居るのを見たことがなく店員の青年が表で背伸びや欠伸をしているのをよく見掛ける^^。商店街同じ並びのドコモには私などを初め千客万来だからその落差は大きく間もなく店仕舞いするのだろうか?などと思ってしまう。単細胞に考えれば半年に165億円もあればスマホの料金が半分に下げられるだろうし、その結果、他社に追い付き追い抜けると思うけど…?孫さんって一体から何を考えて居るんだろうね?

関西電力の株主総会が25日神戸ワールド記念ホールで開催され筆頭株主である大阪市(9%)を初め「脱原発」や高額な役員報酬の引き下げなどを求める反対派の株主提案は全て否決された。大阪市は筆頭株主でも関電側には自社株や日本生命に銀行そして従業員持株会などの味方の持株が50%以上あるから狼狽えるところなく、社長以下高給を貪ることに羞じる様子もなく橋下さんの完敗だったね(;;)。銀行や保険会社も役員報酬の値下げくらい同調したかったと思うが、それを言うと自分達の報酬が多すぎるため「あんた等はどうなんや」と関電に返されそうで言えなかったのと違うかな?

昨日札幌で行われた女子ゴルフアマ選手権で勝みなみ(昨春15歳でプロツアー優勝)が同じく16歳中国人学生を6&5とぶっ飛ばして圧勝した^^。矢張り日本人の優勝が気持ちが良いね^^。此で10代の優勝は16年連続とか…、50年前の女子アマは180ヤードしか飛ばない有閑マダムが確かプラス12くらいで優勝していたから隔世の段だ。日本も裕福になったんだね。後は世界だが、何故かゴルフに限って朝鮮が強いのは何故だろう?それもズングリムックリ160cm70kg級が多いのが不思議でならぬ。アンソンジュなど彼女達を見てから、筋肉質の男性のような成田美寿々選手(167cm60kg)を見ると痩身のモデルのように見えるから不思議だね^^。

今朝の「なでしこ」は僅差乍ら前試合と違って圧勝だったね、金メダル制覇に希望が点ったよ^^。

先週の書けないけど読みたい漢字
愕いて後(しり)込みした

今週の書けないけど読みたい漢字
木々の色づく(比)

「NISA」で蓄財しよう

紫陽花

今日は8ケ月振りに漢字検定日だ、早朝より東にある福田川の川べりを散策して公園の紫陽花などを愛でて気持ちを落ち着け体調を確かめた。少し風邪気味だが語りかけてくれる様々な紫陽花の花に励まされて何とか頑張れそうだ^^。此の処降り続いた雨も今日は何とか持ち堪えそうで10年間一度も傘を持参した記憶がないから僕は晴れ男だ^^。受験票に写真を貼って鉛筆に消しゴム眼鏡にルーペなど受験の七つ道具を確認して午後2時半にリュックで家を出よう、帰宅は5時半位になるだろう。今回も交通に不便な神戸市(学園都市)の会場を避けて会場が薄暗く問題が読み難いけど家から近い明石市の明庚殿にした、此処だと山陽電車の日新町駅から徒歩5分なんだ。写真は今朝近くの瑞穂公園のフェンスに植わっている数ある紫陽花から私の好きな白を選びました。花言葉は「寛容」です。

今日は久し振りで(でもないけど…)読書の話です。先日古市で買った湯本香樹実さん20年前の処女作である「夏の庭」を読んだ、愚娘に聞けばとても有名な作品だそうだ。三人の少年と戦争帰りの独り暮らしの老人との交流を描く心暖まるとても爽やかな作品だった、日本児童文学者協会新人賞を獲得して映画化され舞台化され更に10ケ国以上で刊行された作品だそうだが、戦争の悲劇が織り込まれて居り、私はこの小説の底辺に横たわるとても暗い影が私自身幼年時の戦争体験を思い出し深く考えさせられた。いい作家だな、と思って湯本さんの「西日の町」も買って読んだ。お母さんとお爺さんと一人称である少年の物語だ、これも良かった^^。此の作品は芥川賞の候補に挙がったが審査員の目が曇っていたのか選ばれなかった。その原因はどうやら「夏の庭」が日本児童文学者協会新人賞に選ばれて居たため、此の作者が児童文学畑の人だと審査員達の先入観があってロクに読まれもせずに芥川賞は畑違いだと蹴飛ばされたのだと思う。登場人物に子どもが居るからとて「夏の庭」も「西日の町」も決して児童文学ではない、我々高齢者の心の底を剔(えぐ)ったとても奥深い作品だ。日本児童文学者協会新人賞の方が勘違いじゃないかと思う。どちらの作品も貧しい時代を生き抜いてきた老人が主役で戦争の体験による人生の希望と絶望が織り綯(な)って居る。きっと絶望があるから希望が燦めくんだろう。この小説の深い部分は稚拙な私の筆ではとても表現できないから是非一度お読み下さい。作家であり精神科医でもある解説者のなだいなだ氏が「老人のことが此処まで分かる湯本香樹実はただものではない」と結ばれたのが印象深かったな、作品の題名が「夏の庭」とか「西日の町」なんてジミ過ぎて今風でないが、此の題名に納得された編集者もきっと「ただもの」ではないと思った。

証券会社のラップ口座が今年の3月末の一年間で3倍に膨らみ4月末には4兆円に達したと先日日経が報じた。「ラップ」とは包むことだから一紮(から)げに顧客のお金を証券会社が株式や投資信託に運用してくれる処から呼ばれている。最近では最低額が300万円から500万円程度にまで引き下げられたので富裕層だった顧客がゼロ金利時代にウンザリした投資の初心者である一般の人にまで客層が延びてきているが、ラップ口座の運用は証券会社委せになり、基本手数料と管理手数料が約2%掛かるし、此の手数料は大手銀行の大口定期預金金利である0.025%に比し篦棒に高い、此の手数料の額を凌ぐにはそれ以上の利回りや売却差益が必要だから私は薦めようと思わない。
又、証券会社と顧客との間に設定する目標利回りが高ければ必ずリスクの割合も高くなるから良いことばかりではなく損が出ても自己責任だし証券会社は投資元本の2%を取って少しもリスクを負わないから不公平だ。そんなことならラップ口座など止めてご自分でネット口座を開設して上場株式にでも投資されたらどうだろうか。自分で此と決めた銘柄なら損をしても納得だしね、特にNISA(少額投資非課税制度)などお薦めだ、NISAはネット証券なら手数料もタダだし配当金から譲渡益まで非課税だからとても魅力的ですよ。私ごとだが先月配当利回りがそのとき一番高かった(4%)三井物産をNISAの限度額である100万円ぎりぎりで600株買ったら一時は10万円以上も値上がりしていた^^。皆さんもどうですか?

私は毎夜眠る前に必ず蒲団の中で小一時間本を読む。仰向けだから重い単行本は腕が辛く、文庫本は片手で持てるからラクチンだ^^。読むものはホラーとSFとコミック以外は何でも御座れだ^^。
文庫本の難(なん)は文字が小さいことだが最近の文庫は昔の岩波より3倍も字が大きくなって行間も広く読み易くなっている。文庫本は作者の究極の終大成なのだが、単行本に拘って文庫本を二流に位置づける輩(やから)は最早時代遅れで、最近は何処の書店でも文庫本が横帯付きで華麗な装幀装画のカバーまで付いているから昔の岩波文庫しか知らない年配者は愕きだろう、傾向としては昔はあり得なかった書き下ろし文庫本などが増えてきたし本屋さんの店頭では文庫の平積みが圧倒し、重たいハードカバーが淘汰されて居る、重い本の時代は最早専門書以外去ったようだ。
文庫本は普通初版本より数年遅れるが、値段も単行本の半分以下と廉価だし持ち運びに困らないし何より作者が出版以来表現に長く悩んでいた校正ミスの個所がしっかりと匡(ただ)されており、オマケに必ず加筆訂正までされて「文庫のためのあとがき」まで書いてあるから単行本より良質な文章が期待できるのでお薦めだ。当初の単行本とは話の筋書きから登場人物まで変わるのがあるから愕きだ。
それは薬丸岳の「逃走」だった、文末にある大矢博子さんの解説を読んで愕いた、此の文庫は出版時のストーリーと記憶がまるで違うと書かれて居る。当初「逃走」は新聞小説でスタートしたが単行本に纏められる際に大きく改稿されたそうだから文庫化で2回目の大改稿になるそうだ、解説者が慌てて2年前の単行本を取り出して読んだら登場人物から筋書きまでガラリと変わって居たそうだ、全面改訂どころか「此では書き下ろしの新作だ」と書かれて居た。
「推敲を重ねる」とは良く言われる言葉だが、著者は絶えず自分の作品に対して思い入れがあり、読み返して居たら堪らなくなるのだろう。批評家の意見だって胸に刺さることがあるだろうし人生経験や心境の変化で書き直したい個所が出てくることは素人ブロガーの私にもよく分かるね、その意味では文庫本は著者に書き直し絶好の機会が与えられたことになる。私は「逃走」の単行本も読みたくてアマゾンを検索したが見付からなかった(;;)。
此の作品は殺人犯とその逃走が描かれているが、実はとても優しく心温まる小説だ、読後感はとても清々しい。皆様も一度「薬丸岳」の作品をお読み下さい、どの作品も圧倒的な筆力に魅せられ夜などに読み始めると眠りに落ちる機会を逸するから注意してね。

女子サッカー「なでしこ」は辛勝を重ねて決勝リーグに進出した、くじ運が好かったせいだろうな、でも初出場2試合で16点も取られたエクアドルに対し「1-0」だなんて何か寒いよね。予選リーグを通じて感じたが、か弱い日本人には連覇なんて到底ムリなように思う。前回はよくよく好運の女神が味方してくれたせいだろう。
「なでしこ」の彼女達は年収数億円の男子サッカー選手と相反して沢選手でやっと500万円しかなく同世代大手総合職女性の年収を下回るから信じられない。菅沢坂崎選手など嘱望される殆どの若手選手が月収20万円程度のパートで糊口を凌ぎ夕方から練習に参加して居る状態だから野麦峠ならぬ、ああ「なでしこ峠」なんだ、海外強化選手にシーズン中支給される1日1万円の滞在費もその少なさにも悲しくなるね、我が国にもきっとFIFAのような亡者が居て税金から支払われる女子サッカー強化資金の大半をなでしこ本部費用とかの名目でくすねて居るのじゃないの?

先週の書けないけど読みたい漢字
少(わか)くして学べば壮にしてなすあり

今週の書けないけど読みたい漢字
愕いて(後)込みした

「繭」らかるなに糸が虫 (昔風に右から読む)

キリギリス

庭のキリギリスも随分大きくなった。叢(くさむら)に触れるとピョンピョンと飛び交ってその儘動かずジッとしている。このジッとしているのがキリギリスの絶滅しない理由だ。一番(つがい)で5匹位しか卵を産まないから生存率が高いのは外敵が来ると冷静にジッとしている習性からだ、ジッとしていれば保護色が働いて鳥には分からない。バッタが捕まりやすいのはバタバタ動くからだろう。昨日垣根を越えて隣家へ逃亡しようと謀っている不埒者を捕獲したが、随分大きくなって居るのに愕いた。

来週の日曜日は愈々恒例の漢字検定の日だ、69歳で初めてチャレンジしたから今回で丁度10年目になる。確定申告期は時間が取れずパスし、6月10月と年2回受験して居るので今度で丁度20回目の節目となるが、流石にこの歳になると漢字の細部の記憶が定かでなくて牴牾(もど)かしく連続合格も愈々怪しくなって来た (;;)。
先月から土日の午後に問題集を繰っては熟語の書き取りなど泥縄式を実践して居るが、簡単な常用漢字をド忘れしては歯軋りし、漢字の棒が一本なのか二本なのか、又引っ付いているのか離れているのか突き抜けて居るのかが思い出せず自分に腹を立てて頭ゴツンゴツンの連続で自分がイヤになる(;;)。チョンのありなしなどにはお手上げ状態だ、同じ準一級の配当漢字でも「渚(なぎさ)」にはチョンがなくて「賭(かけ)」にはチョンがあるなど誰が決めたんや!と腹立たしい。昨日など「繭」が書けなくなって居た、と言うより字画の中の糸と虫の左右の位置が詳らかでなくなったのだ(;;)、繭は虫が糸になるから虫が左になるように思うが、繭を作っていた60年前日本語の横書きは右から左へ書いて居たっけな?と虫を右にしたら正解だった^^。そんなことばっか繰り返して居るが不思議に画数の多い「憂鬱」とか「鸚鵡」なんかは目を瞑っていても書けるから不思議でならない。きっと10年前漢検受験に際して必死で憶えた字だけは記憶脳に引っ掛かっているんだろうな、でも総合的に見て明らかに脳が硬化して融通性に欠けるから、易しい常用漢字など書けないと自分にメチャ腹が立つ(>_<)。そろそろ合格に届かなくなる時期が近づいてきたのかな?と弱気の虫が顔を出して来る(;;)。
もう此からは昔のように高得点など望むべきもなく、最低の合格点だけを確保することに路線変更を余儀なくされて居るが、若し不合格でも秋にチャレンジできる気力だけは失いたくないと思っている。そうやこうやで来週を迎えることになるが一番留意せねばならぬことは体調だから、風邪を引かぬよう雨が降らぬことを願うことにしよう。

文科省はウェブサイトにて地方の国立大学に対して18歳人口の減少傾向から教員養成系学部や人文社会科学系学部や大学院について国立大学としての役割を踏まえた組織見直し計画を策定するように要請したそうだ(;;)。つまり地方には教員養成系や人文社会科学系の学部はもう要らない、もっと社会から求められる学部に変えろと言っているようだ。
それなら社会から求められる学部って何だろう、直ぐに役に立つ理系学生を世に送り出せと文科省は言っているんだ、「有機栽培は止めて促成栽培にせよ」なんだ。でもそのときそのとき場当たり的に社会からの要請に応じた学部ばかり作っていたら、要請がなくなった途端にその学部は存在の意味がなくなるし、何より「直ぐに役に立つことは直ぐに役に立たなくなる」と喝破されたのは慶應義塾の塾長だった小泉信三先生だ。世の中は複雑だから直ぐに役に立たない者だって世の中にはきっと必要だと思うよ。ファストフードに代表される大量生産高速型のライフスタイルや、モータリゼーションの進展による都市の郊外化が既に問題化し、有機栽培とかスローライフが叫ばれるように世の中も常に前にばかり進んでいる訳ではない、後戻りだって必要だし、ムダなことでもその内ムダでなかったことが分かるときが来るのではないか。上手く言えないけど文科省がすべきことは目先に拘らずに物事の根っこの部分を大切に培う人材を育てることじゃないのかな。だから即戦力じゃないが間接的に役に立つ人を育ててくれる教師だって絶対に必要だと思うな。

先週北海道砂川市で痛ましい交通事故が発生した、加害者は酒を飲んだ上2台連なって赤信号の交差点に時速100km超で入り軽ワゴン車の家族5人を殺傷したが、内1台の乗用車は車から転げ出た軽ワゴン車の少年を引き摺った上蛇行して殺し、更には酒が醒めるまで警察に出頭しないなど悪質極まりない奴だった。お陰で新聞に顔写真まで出された(;;)、此奴等は複数の飲食店で焼酎を数時間飲み続けていたものだ。思うに9年前福岡海の中道大橋飲酒運転事故で子ども3人を海中で死亡させた事件でも思い出して酔い覚めの時間稼ぎをしたに違いない。確か福岡市職員であるあの犯人(22歳)は事件後逃走し、水をがぶ飲みして警察の呼気テストをクリアしてたよね(><)。
此奴が言うのに逃げた理由の一つは任意保険に入って居なかったからだそうだ(>
<)、強制賠償保険は飲酒運転には下りないが任意保険は下りるんだって、でも世の中には任意保険に加入しない奴って居るんだね、知らなかった。そんな奴に限って危険運転を顧みない奴等ばかりだろう。被害者の家族は国からの賠償だけになるのだろうが、国も被害者に賠償した上、此の悪い奴を長期間塀の中で飯を食わすことになるから世の中メチャ不公平だ (>_<)。

処で話変わるが福岡市のあの悪い奴は事件後上辺だけ改悛の情を示したため一審は懲役7年6ケ月に処せられたが量刑不当で控訴したお陰で二審最高裁共に懲役20年とされ刑を執行されたから此奴はバカだった、控訴しなかったら今頃は娑婆で新しい免許をとってルンルンだったろうに^^。「鳥も啼かずば撃たれまい」とは良い格言だったね^^。

砂川市は北海道空知地方にあり嘗ては炭鉱の町だった。交通事故にはとても敏感な市で今年の1月1日に交通事故死ゼロ500日を達成して北海道交通安全推進委員会より表彰状が贈られ、又平成3年には交通事故死ゼロ860日の記録を保持している屈指の交通事故に敏感な町だが、こんな記録が作られるのも炭鉱閉鎖後人口が少なくて道路が広くて建物や障害物が少ないからこそ達成されたものだろう。時速60kmで運転して60km先へ丁度1時間で到着できるなんて北海道だけらしいが砂川市もそんなトコなんだろうね。信号が少な過ぎるのも善し悪しだな!

もう一回話変わるけど福岡のあの事故で3児を失った被害者夫妻に翌年子どもが出産したことがメディアから伝えられ各地から多くの祝福が贈られた^^、処がその蔭で「立ち直りが早すぎる、子どもなんか産んでる場合か!」と2チャンネルでほざく奴が居たが、世の中には屈折した人間が居るモンだね、彼女のできないオタク人間の僻事だろうが我が国にも情けない連中が増えてきた。世も末だ!

先週の書けないけど読みたい漢字
ヒヨコを掌に包(くる)む

今週の書けないけど読みたい漢字
(少)くして学べば壮にしてなすあり

「君が代」の歌えない照ノ富士

夕化粧赤 夕化粧白

雑草の間から午前中だけ可憐な花を咲かせている夕化粧の赤花と白花をご紹介しよう(毎年出してるようだけど…)。アカバナ科で月見草の仲間だから雑草だと言われたらそれまでだが、わたし的には山野草と認識している。その証拠にちゃんとタネを採って播種しているよ。

明日からもう6月だから月日の過ぎ去る早さには愕いてしまうね。今朝は4時半に目覚めたが戸外は明るく早くも一年で昼の一番長い時季が到来したようだ。昨夜期待した雨も全く降らなかったようで、コンピュータによる予知万能の世なのに最近の天気予報には全く失望する(;;)。誰も今日の日曜日は雨模様と予め外出計画を控えた方が多いから子ども達のご機嫌が良いわけがなく気象庁の罪は重い。何時も言ってることだがあれだけ沢山の気象予報官がTV各局に派遣されて誰一人話す気象予想は金太郎飴のように同じだね、「気象図では雨になって居ますが夜に南風が強くなりそうなので低気圧が北に流されて高気圧が張り、お天気になる地域があるかも知れません」と1人位言う奴が居ても良いんじゃないのかな?私見を述べたら気象庁の偉い人の逆鱗に触れて左遷されるわけ?同じことしか言えないのならTV局毎の予報官は不要で気象庁から局のアナウンサーに原稿をメールすればどちらも費用が少なくて済むことだよね。あれって持ちつ持たれつのデキレースかもな?
いっとき何時も口癖のようだった「ところにより雨」のフレーズが気象庁の意向で禁句とされていた時期があったが近年復活した。一昨日の夕刻垂水は雨だったが神戸も明石も降らなかったし、雨雲も気紛れに蝉のオシッコくらいしたいときがあるし我慢したいときだってあるんだよね。
お役所の面子は別にして我々野菜や草花を育てている者には夜の雨は最大の関心事だ。仕方なく今朝は5時に水遣りをしたが出来ればこの時期には水遣りは夕刻にしたい。朝の水遣りは日照によって水を高温化させて植物の根を傷める恐れが強い、昔から水遣りは「暑い時は夕刻、寒いときは朝」と謂われるのも理由があってのことで、冬夕方水を遣ると根を凍らせるからだ。

うちのスタッフTさんの子どもが大阪のさる私大の経済学部に昨年入学された。受講科目のことで話して居ると英語は必須でも国語はないそうだ(;;)どうやら今は大学で国語の学習は文学部位しかないようだ、必須でなければ背伸びしたくて誰も国語なんか受講しないだろうし、それでは殆どの大学生が国語は高校までの中途半端な常用漢字の音読みでお仕舞いと謂うことになり、「慮(おもんぱか)る」などの訓読みの半分は小説などを読みながら自力で憶えるしかなく専門課程に入っても専門用語の読解にきっと苦労するのではないかと思う。国語は漢字だけでなく文章力も問われるが、今の「ゆとり」以後世代では四段活用すら覚束ないから句点や読点すら正しく教えられず、携帯流行りで手紙など書く習慣がないため自分の意思が思うように相手に伝えられず、相手に理解させる正しい日本語が書けないのではないかと思う。世の中今では英語英語と夜も日も明けないが、正しい英語を喋るにはその基礎として相手に伝わるちゃんとした日本語を喋る基礎がなければダメなことを誰もが忘れて居るのではないか。
TOEICの獲得点数は日本企業が優秀な人材を登用し或いは確保する目安に用いられるが、京都大学のさる女子学生がいみじくも言った「私はTOEIC910点ですが、「英語を話す」ことと英語のテストで高得点を取るのは全く別物です。話すにはそれなりの日本語力が必要であって英語々々と騒ぐ前に、しっかりした国語力を身につけることに力を注ぐべきであり英語よりも先ず母国語をしっかりと学ぶことが大切です。」そうなんや、英語を喋るには日本語ができないとあかんのや、英単語を幾ら沢山覚えてもそれを活用するには文法と語彙(ボキャブラリー)と筆力が不可欠だ。高校までに憶えた寸足らず(訓読みの半分が準一級に格上げ)の常用漢字だけでは英会話に必要な語彙が得られるとは全く思えない。英和辞典を見てその答である日本語の意味や読み方が分からないのでは全く悲劇だ。大学ではもう一度漢字と文章力を鍛える日本語講座を設けて英会話の基礎作りが必要ではないかと思うが国語が大学での必須単位に入ってないことに物凄い違和感を憶える。偶々昨年秋から日本漢字検定協会が文章読解・作成能力検定を始めることになったそうだ^^。TOEIC900点を目指す若者は先ず此の(文章検)をクリアしてから改めてスタートされたら「急がば廻れ」で却って英会話熟達への捷径になるのではないかと思うがどうなんだろう。皆様はどう思われますか?

50年間で5000万円も年金を騙(かた)り盗っていた元市役所の女性職員86歳が逮捕されたとか…(>_<)、何でも両親が60歳位で亡くなっているのに死亡届は出したものの生きていると現況届に記載して50年間も厚生年金を貰い続けていたそうだ。110歳を超えた夫婦が死んでいないことに疑問を抱かなかった日本年金機構だってやはり旧社会保険庁の体質そのものだね、ダメ役所だな(;;)。
私など自分が掛けた僅かな個人年金を年に一度ニッセイから貰っているけど、毎年その時期になると返信葉書の現況届を持って区役所へ出向き300円払って押印を貰い返信しないと自分が掛けたお金なのに年金を貰えない。だが此は私が死んだら貰えなくなるのだから当然だろう。でも年金機構にとっては生死の確認は当然ではなかったんだ。この悪い小母さんは定年まで岐阜県の恵那市役所の職員でその辺りの事情に精通しており社会保険庁や日本年金機構の杜撰さを充分に認識していたんだろう。それにしても110歳の夫婦が生存していることに何の疑問も抱かず漫然と年金を交付し続けていた年金機構の連中が何の咎も受けないのは怪訝しいね。死んでいるのに役場に死亡届を怠って親の年金を取り込んで居る連中とは全く異なるから明らかに機構側に非がある。小母さんの咎とは別に5000万円は年金機構の職員全員が国庫に弁償すべきだろう。何の仕事をして居るのかよく分からぬが年金機構には25000人も社員が居るから一人当たりたった2千円で充分だ。
年金受給資格者に対し住民票の照合位は最低行うべきが常識だと思うが彼等が親方日の丸で自分の懐と無関係のことには全く関心がないのは情けないよな。税金を何だと思っているんだろうね?
来年発足のマイナンバー制度が確立され税金無駄遣いの元兇である年金機構を潰して全てを国税庁に移管し誰もが公平な税金や保険料を支払う日が来ることを待たれるよね。

先週の大相撲夏場所で白鵬がよもやの4敗をして関脇照ノ富士が優勝した。表彰式に先だって全員で唱う「君が代」に照ノ富士は全く口を動かせなかった(>_<)、大阪市に巣くうアンチ橋下派の左翼の先生のように「クチパク」をしないのかと思ったがどうやらこのモンゴル人は日本に来て5年も経つのに「君が代」を知らなかったんだ(;;)。だったら「クチパク」もできないよね、とても恥ずかしい思いをしたと思うから次回優勝するとき(できるかな?)までに必死で憶えるだろう。次回も口を噤んでいたら日本人全てが彼等モンゴル人にバカにされて居ることを知ることになるんだろうな(;;)。

先週の書けないけど読みたい漢字
赤児が憤(むずか)っている

今週の書けないけど読みたい漢字
(歴)とした証拠