がん検診

オッパイ

何よ、此れ? 先週所用で駅前の三井住友銀行へ行ったときの待合ホールでの光景です。その二日前お得意先のNさんから、「ご子息の嫁が赤ちゃんの授乳中に痼(しこ)りに気付いて受診したら既にステージ4とかで助からず、手術費用に全財産を注ぎ込んだが昨年亡くなられた」話を聞いたばかりだったので他人事でなく、愚妻にでも見せようと乳癌触診ポスターを写メしていたらホール嬢が近付いて来て「此方にありますので良かったらどうぞ」と言われ、何か良く分からぬ間にすぐ横にあるオッパイ模型に案内された。
何ごとにも気が弱くて無碍に断れない性分もこんなときはとても有利だ^^。ホール嬢の指図の儘に触れたゴムのオッパイの感触はマシュマロとまで行かぬが心地良く、最近10年以上もオッパイに触れたことがないなあ、なんて感慨に耽りながらモミモミし、此れに体温があれば最高だな、などと不埒なことを考えて居たら突然指先がコツンとパチンコ玉にでも中った様な衝撃に遭遇した、「それが癌です」とホール嬢が宣う、乳首より程遠い処にももう一つ見付けた。
此の模型の癌は極端な例かも知れないが、察するに乳癌は普段旦那様に優しく愛撫して貰って居る奥様なら可成り早期に発見して貰えて助かるのではないかと考えた。だから、旦那様にかまって貰えない奥様や「疲れている」などと噓を付いて旦那を寄せ受けない奥様には天罰が下ることになる、将に神の摂理だな^^。「夫婦睦まじく」が乳癌早期発見の秘訣なんだ。
然らば前立腺癌は奥様にどんなにかまって貰っても絶対に早期発見できないから、男は損だね(;;)。

皆さんは小中学校で学ばれたとき運動場はどっち側にあったか覚えて居ますか。運動場が教室の南側だったことは思いだしたよね、でも黒板がどっちを向いていたか覚えて居ないのではありませんか?地形や周囲の山などで異なったケースも稀にあったかと思うが、黒板はきっと西側にあって東を向いていた筈だ。
「ウソ!」いいえ本当です。昭和初期の時代まで日本人は教育上左利きが絶対に不利だからと完全ギッチョだった私も父母の目の届く自宅では無理矢理右利きに矯正させられて居た。
物心が付いた頃には知らぬ間に食事と運筆、運針はちゃんと右利きになって居た。勿論それ以外は全て左手が利き腕であり、渾名も「チョンギー」だった、然し両親が食事以外何も束縛しなかったには理由があり、教室では右利きが皆の勉学の決まりであることを当時の親達は知っていたのだ。だから当然に同級生や知り合いには左で字を書く者が誰一人居らなかった、食事が右なら字も右になるのが自明だよね。
左利きはダメだと父母は必死の思いで私が幼児の頃から幾百度か私の手を叩いて右手でご飯を食べるように躾けてくれたと思うが、3-4歳までのことだろうから記憶にない、ご飯が右で食べられると筆も右になるよね。筆は左手でご飯は右手なんて人は居ないよね。
字を書くため指先を操ることは幼児のうちに取得させねば中途では変更が難しく、38歳で右手を使えなくなった愚息の金釘流を此の15年見てきてよく分かる。
100年以上前の明治28年当時の文部省が「学校建築図説明及設計大要」というものを発行している。実は 此れは学校を作る際には「こういう風に作りなさい」という指導書だ。この「学校建築図説明及設計大要」では(特殊な教室でない)普通教室について、次のように「教室・窓の向き」が決められて居ます。
「教室ノ形状ハ長方形トシ、室ノ方法ハ南又ハ西南、東南トシ凡テ光線ヲ生徒ノ左側ヨリ採ルヲ要ス」当時は私の両親だけでなく誰もが知っていたことなんだ。だから黒板は東を向いて居たんだ。
つまり右利きでないと左肩が被って太陽の光線が当たらず勉強し難いことを憂いたもので、政府の方針は先ずは「右利きありき」だったのだ。お上の方針だから何処の親も必死になって子の癖を矯めるのに懸命だったのだろう。昨今漢検の検定に行っても、食堂に行っても左利きに出会わない方が不思議な位だしTVドラマでも無作法にも食事時平気で5人に一人位ギッチョがいるのに呆れる。ギッチョが多くなったのは戦後になって利き手を矯正することの弊害の方が多いとの似非識者の意見に沿ったものだそうだが、努力は天分に勝ると言うではないか!食事は兎も角、字を書く場合ギッチョはメチャ傍迷惑だ。前回の漢検の検定では右隣の女性がギッチョだったが、答案用紙を斜に置き左肩から机に覆い被さって字を書き、私の方に左肘を突き出して消しゴムを使うので、消しゴム使用の間私は右手を避難してじっと嵐が通り過ぎるのを待ったものだ(;;)。3人用机を2人で使用する検定ですらこうだから、普段3人並んで学んでいるときはギッチョを左端に座らせないとトラブると思ったな。
我々は中学校まで2人机だったから、よくぞ隣にギッチョで字を書く者に当たらなかったものだと思うが、当時字を書くギッチョが居なかったことはきっと親達が採光のことばかりでなく自分の子どもの矯正による弊害より隣に座る子に対する慮(おもんぱか)りを優先させたのではないだろうか。左利きの者が字を書くには菱形の机が相応しいがそんな机は存在しないから、矢張り矯正の弊害は兎も角、周囲への影響をも重視すべきではないかと考えた。

4年前、2年で必ずインフレ2%達成すると豪語した日銀黒田総裁は昨今の不況の連鎖に窮地に陥り、一昨日苦し紛れにゼロ金利からマイナス金利へと路線を変更した。この総裁は大きなことばかり言う割りに結果が良かった例しがない、史上ワースト5に入る悪代官だ、村上ファンドから買い占めの配当金を何千万円も受け取って世の顰蹙(ひんしゅく)を買ったあの福井さんと大差は無いな(><)。
今朝の日経第一面の見出だしは「企業収益が急減速」だ!マイナス金利は日銀にお金を預けさせられている市中銀行にとっては大痛手だ、然りとて引き出して貸し出しする当てもなくマイナス金利の劇薬で銀行株は暴落し私が後生大事に保有している三井住友銀行は此の2週間で800万円も暴落してしまった(;;)。全ての駒を出し切って景気が回復しなければ黒田総裁は腹を切る覚悟はできているのか!今更腹を切られても国民の痛みは変わらないんだけどね(>
<)。

兵庫県立長田高校(旧神戸三中)選抜初出場お目出度う^^。曾て神戸高校(旧一中)は勉学で、兵庫高校(旧二中)は運動で兵庫県を席捲したが、遂に長田高校(旧三中)が頭角を表した。次は私の母校星陵高校(旧四中)の番なんだけど…^^。

先週の読みたくても読めない字
咲いた花が萎(しぼ)む

今週の読みたくても読めない字
霤(あまだれ)石を(穿)つ