文学・雑誌」カテゴリーアーカイブ

コロナと県民とセンチュリー

豪快だった梅雨も沢山の爪痕を残しながら漸く上がリ、本格的な酷暑が到来しました。コロナ禍第5波と謂われる中をいろいろあったけど遂にオリンピック開幕となりましたね。57年前の東京オリンピックを知っている私には今回は何故かメチャ物足りなく寂しい開幕だったし少しも喜べない思いがするのは何故でしょうか?全ては欲に塗れた先行投資が多すぎたために政府が幾らかでもモトを回収すべくオリンピックの中止を決め兼ねたせいでした💢。国民にはしらけムードが蔓延し、退廃感から今後コロナ禍が急拡大することと恐れます。政府は損得を抜きにしてコロナ対策に全力を注ぎオリパラは即刻中止すべきではなかったのでしょうか。


雑草が猛々しい草熱(いき)れの中をワッと咲いて居るのは真っ赤なペンタスです。小さい花なのに花弁が5つもあるから驚きます。ピンクや白いのもありますが、私は断然華のある赤色がいいなと思います^^。

 

真夏の到来は若い女性の肌の露出を誘い、戦後1948年に出版された西東三鬼の句集「夜の桃」にて発表された名句「おそるべき 君等の乳房 夏来たる」がふと思い出されました。戦後の混乱期を経て時代は大きく変わり終戦まで抑圧され唯慎ましさのみを求められ、男の蔭にひっそりと歩いていた女性が戦後は夏に向けて大きく変容し、躰のかたちも鮮やかに胸を聳やかし颯爽と歩く姿が見掛けられるようになりました。敗戦を迎えて男性がショックからすっかり自信を失っていたとき、自由を手に入れた若い女性たちの胸を張って歩く姿に心打たれた西東三鬼は乳房に焦点をあてて「恐るべき」と詠んでいます。「夏来たる」という生命感と乳房の持つ生命感とをぶつけることで、命の躍動が伝わって来ます。今では当たり前になりましたが、戦前の知性ある女性の乳房は晒(さらし)できつく締めつけ存在を隠すべきものであって、決して誇示するものではなかったのです。三鬼の名句を知って男達は益々萎縮し古来長く続いていた男尊女卑が少し宛瓦解して行ったのではないでしょうか(;;)。

 

将棋の第62期王位戦七番勝負第3局が22日、兵庫県神戸市有馬温泉で前日から指し継がれ、藤井聡太王位棋聖2冠が、後手である無敵の挑戦者豊島将之竜王&叡王に勝ち、シリーズを2勝1敗としました^^。過去2勝7敗と何故か苦手にしていた豊島竜王ですが、第2局(今月13、14日)に続いて初めて連勝した藤井王位は19日に19歳になったばかり、10代最後の誕生日を自らの勝利で飾りました\(^o^)/。21日の1日目やや優位だった豊島竜王が封じた66手目は5四銀打、この日の午前形勢は揺れ動きましたが、藤井聡太が流れを掴んで的確な指し回しで勝ち切りました。中2日の25日には豊島叡王に挑む叡王戦五番勝負の第1局が控えています。強いね!偉いね!ティーンエイジャーなのに尊敬してしまうねm(_ _)m。

 

兵庫県知事選挙は意外にも小学校だけ神戸に居たと言う落下傘候補である総務省エリート役人上がりの若い斎藤氏が登場し、維新の力を借りて制しました。井戸現知事自ら陣頭指揮した知事候補の金沢副知事は選挙告示直前まで楽勝を信じて疑って居ませんでしたが、ライバルの突如の出現でアレヨアレヨと言う間に形勢が逆転し開票を待つばかりでなく出口調査で敢え無く敗北が確定しましたが、これでは副知事を後押しした井戸知事の面子が丸潰れとなりましたが、現知事の押す金沢氏が斯くも大差で敗北した原因は井戸知事が県庁庁舎の建替工事費やコロナを含む県の危機的な財政難を承知の上で昨年夏センチュリーのリースを強行し県民の反感を買ったことと、コロナ対策で大阪府吉村知事の体を張った政府との駆け引きなどに対してコロナに関し、兵庫県民を大阪府の被害者だと決め付けて、無策に終始し唯々傍観を決め込んだことが原因だと思いました。又特筆すべきは今回の選挙に限って副知事経験者が4代に亘り59年間も知事を踏襲する悪弊を断ち切った画期的な選挙でありました。

 

五輪組織委員会参与の夏野剛氏が放送局TVで「アホだのクソだの」と発言したことを「番組の雰囲気に甘えた極めて不適切な発言だった」と謝罪しましたが、一体から品性と教養を欠いた此奴は誰なの?組織委員会って何をする処?此の人は何をしているの?NTTドコモの人らしいけど、何もしないで組織委員会から給与だけ貰っている気がするね(;:)。全ては政府が人選を電通に丸投げしたせいだって…💢。まともな人なら「アホだのクソだの」と自らの卑しい品性を暴露する言葉は使わないものです。こう謂うのを「語るに落ちる」と言うのでしょう^^。

 

先週の読めそうで読めない字     玄関の三和土(たたき)に立つ

今週の読めそうで読めない字     (後朝)の別れ

護りたい方言

今年も猛暑の7月を迎えて自宅前プランターでピンクのハブランサスが先週月曜日に申し合わせたように咲き出しました^^。昨年よりきっちり1週間遅れの開花であり、気温より湿度の影響が多いためと思って居ます。生憎火曜日夜無情の雨で短い花の命を閉じましたが、此れも彼女達の運命(さだめ)だったのでしょう(;;)。

 

先週有吉佐和子さん往年の名著「紀の川」「日高川」に並ぶ三部作「有田川」を読んでいたら、此の川の流域では相手の言葉に承諾する場合、通常「はい」とか「うん」と言うのを「いん」と言って居ました^^。何処かで聞いたことがあるとずっと考えて居たのですが、大昔、大阪八尾でセールスをしていた折、富田林まで自転車で遠出することがあり、そのとき富田林の地元の人が話し相手に対し「いん」と言って首を振っていたのを思い出しました^^。富田林の南は河内長野でありその向こうはもう和歌山県ですから富田林で使われていた「いん」は和歌山から伝わってきた言葉なんだな?と察したのです。「いん」は「うん」より肯定度が高く聞こえて、とても良い言葉だと思いました。日本語も何時とはなくTVやラジオの標準語に感化されて少し宛無機質となり、野趣溢れた美しい方言が少し宛滅びつつある昨今です。郷愁に浸された方言が未だ我々の周囲に無数に残されて居ますから、私達は美しい方言を曾々孫の世代まで大切に護って行きたいなとつくづく感じました。

 

静岡県熱海市で今月3日に起きた土石流により多くの方が亡くなり、依然として安否不明者の消息が不明です。生存率が著しく下がるとされる「発生72時間」があっという間に過ぎ去ってしまいました。今回の土石流に対する官邸の対応に世間から疑問の声が上がっています。首相官邸で大雨に関する関係閣僚会議が開かれたのは、3日の夕方5時、熱海市で大規模な土石流が発生した午前10時半から7時間弱が経過していました。元防災教育研究センター長の濱口和久氏は、初動における時間の経過を「中央の司令塔としては遅すぎます。災害発生直後、現場の映像はテレビやSNSでも流れており、誰もが見ていました。何故官邸がこの事故を画像で目の当たりにしながら何故無視したのか全く不可解です」災害が発生した3日の首相動静(朝日新聞7月4日)によると、午後1時40分に菅首相は棚橋泰文防災担当相と沖田芳樹内閣危機管理監と会合し、その後2時52分に杉山産婦人科の杉山力一理事長と会談、そして3時28分に和泉洋人首相補佐官、吉田学新型コロナウイルス感染症対策推進室長、樽見英樹厚生労働事務次官と会談するなどして事故をまるで知らなかった如くに公務を続けましたが、国民の命第一の基本を忘れた総理の行動は大いに批判されるべきではないでしょうか?

 

熱海市の土石流災害について 有識者はこう指摘します。「防災担当や危機管理監と会った時に指示を出して、現場で上手くやってくれというような判断をしたのかもしれませんが、あれだけ発生状況の生々しい映像が出てくれば、相当多くの犠牲者が出ているかも知れないということは想像できるし、二次災害が発生する可能性だって容易に想像できる筈ですが、司令塔として速やかに関係閣僚会議を開き、政府としてどういう方針を取るのか、そして問題意識の共有などが、もっと早い段階でなされるべきだったと思います。菅首相は土砂災害より都議選のことで頭が一杯だったんでしょうね、国民の命より党の得票に関心を寄せる総理なんてもう厭やね(;;)。

 

熱海市の土石流災害について盛り土業者の法令違反が発覚すると思います。これから究明されることになるでしょうが、事故が起こらないと手が打てない行政の曖昧さに呆れます。盛り土の水捌け処理を怠った業者も悪いけど人命を守る処置を取らずに不法な盛り土の申請を鵜呑みにし、工事完了後水捌けの実地調査も蔑ろにしてきた静岡県や熱海市は大いに咎められるべきではないでしょうか。亡くなった尊い命は永遠に帰らず、各自治体は今回の教訓を深く重く心に受け止めて頂きたいと思います。

 

熱海の土砂災害後も日本中が梅雨前線に覆われて各地に大雨を齎(もたら)しましたが、水曜日夜8時前のNHKで気象担当の女性アナが「今夜から鳥取県にバケツをひっくり返したような大雨が降るのでご注意ください、」と視聴者の耳を峙(そばだ)たせる比喩的な表現を用いられたのでアット驚きました(@@)。此れまで文字で読むことはあってもラジオの天気予報では一度も聞いたことのない破天荒な表現が如何にも視聴者に時宜適切であったと思えるものでありこのNHK女子アナが放った咄嗟の機智にとても感じ入ったものです^^。

 

菅総理が最後までこだわり続けた「オリンピック有観客開催、そして大会成功で内閣支持率アップ、衆院選で大勝」というシナリオが8日夜脆くも潰えました^^。それは小池都知事と尾身会長が7日に面会し五輪無観客で意見の一致を見たことに起因しました。この二人はコロナ対策への意識と緊急事態宣言下での五輪開催のあり方に関する認識を共有したのです。一番重要な局面で此の2人が面談してタッグを組み、総理と組織委にIOCを追い詰めたんや。小池さん流石に業師やなあ^^。

 

先週の読めそうで読めない字     それは目映い(まばゆい)光景だった

 今週の読めそうで読めない字        (山間)の街

素数と自然の摂理

年々遅くなる傾向だった梅雨が今年は何故か早く訪れ、初夏の訪れを思わせる高い気温の日が続きじわじわとCO2への恐怖が増すこの頃です。早い梅雨に驚いて咲き出したのが庭のアマリリスです。昨年は何故か咲かなくて、秋に球根を掘り出して植え替えたら一株だけですが花を咲かせました。此の昏(くら)い昏い黄色は全く文字通り人生の黄昏(たそがれ)を思わせますが、それでも此の色は私の大好きな色です。美人薄命で僅か一週間の儚い命でした(;;)。

 

此れから夏に掛けて蝉が姦しくなりますね。我が国では蝉は7年間地中で暮らし地上では1週間で生涯を終えると聞いて居ますが、北アメリカ東部では13年に一度孵化する蝉4種類17年に一度孵化する蝉3種類が棲息するそうです(@@)。原因は良く分かって居ませんが、大量に発生することで大半が鳥の餌となっても、一定の蝉は餌食にならずに産卵が終えられることで種の絶滅を救っている不思議な蝉ですが、13年蝉と17年蝉が同時に発生するのは13も17も素数(1より大きい自然数で、正の約数が 1 と自分自身のみであるもののこと)であるため早くても221年目となることに深い意味があり、自然を慮った神の摂理ではなかろうかと深い感動に浸って居ます。神様もよくよく考えて地球の生物を作られたのでしょう^^。数年周期の生活環境を持つ捕食者や寄生虫が同じ周期で発生する可能性を抑えられるためではないかと考える学者も居るそうです。例えばセミの発生周期が13年ではなく12年であったなら、発生周期が3年や4年の寄生虫とは常に同時発生してしまう。これが13年であれば、発生周期が3年の寄生虫39年4年の虫52年置きにしかセミと同時発生することができないからとの説までありますが、世の中には天敵の発生年数まで考慮して地中から地上に出る年数を決めて居るなんて深い謎と謂うか神秘な謎に包まれており、神の偉大さを考えると人間のちっぽさに気付かされて身が竦む思いです。

 

ラジオを聴いていると最近敬語が廃れてタメ口が多くなった印象を強く受けます。その最たるものが「成る程」であって、上下の差別の酷しい芸能界であっても後輩が平気で先輩に対して「成る程」と合点しているシーンが多いことです。先日もNHKラジオ「東京ゼロ3」コントトリオの持番組でしたが「乃木坂なんとか」の幼い新人がゲスト出演していて、此の新人さんは雲の上の大先輩と謂うべき「東京ゼロ3」の問いかけに悉く「成る程」とだけ同意を表して居ましたが、「はい、その通りだと思います」など敬意を顕して答えるべきを「成る程」の一言は世が世ならなら「無礼者、其処に直れ!」と叱責され、お手打ちにされても仕方がない無礼です。この新人は「成る程」を決してタメ口と思っていない処が社会の上下の秩序崩壊を垣間見た思いで唖然としましたが、外国語にない敬語を有する立派な日本語が廃れようとする現実を肌に感じとても悲しく思いました。皆さん「成る程」は同僚や目下の者に対し使う言葉であることを知ってくださいね。苦労人である「東京ゼロ3」の三人は番組終了後この新人に対し、その世間知らずと礼儀知らずを懇々と諭したでしょうか?それとも…。

金曜日の女子プロゴルフブリジストンレディース二日目に山路晶選手がホールインワンを二回も達成しました。3回目もあわや!と謂うシーンまであったそうで将に神憑りです、処がショットが乱れて不運にも予選落ちしてしまいました(;;)。予選落ちは別にこの選手をギネス登録はできないのしら?

 

先週金曜日は老人枠でコロナワクチン接種に行ってきました。会場の区役所で長く待たされての注射はインフルエンザのときとあまり変わらず前後の色んな手順が何かと煩わしいだけでしたが夜になって肩が痛く翌朝になっても変わりませんでした。同道した妻は帰宅するなり高熱で床につき朝になっても起きられない状態です。

 

井山文裕三冠史上初めての本因坊戦10連勝を賭けた第二戦で25日弱冠21歳挑戦者の芝野虎丸九段が白番僅か96手で圧勝し対戦成績を1勝1敗と五分に戻しました^^。二日間対局で100手未満の終局は私の知る処では初めてですが、恐らく新記録だと思います。無敵井山棋聖を相手に豪快な虎ちゃんの会心譜でした^^。話は変わりますが井山本因坊や藤井聡太の対局時には何時もお昼の献立がニュースの話題になりますが虎ちゃんのお昼は何時もお母さんの手弁当だとか…^^、微笑ましいですね^^。相模原市在住一家五人の自宅には昔からテレビは全く置いてなくて、お姉さんは東大出とか…、お兄さんは東京理科大を出てプロの囲碁棋士であり、末っ子の虎丸九段は中卒ですから子供達の意思を尊重した両親の教育無干渉が窺える今どき珍しく素晴らしい家族だと思いました。

 

先週の読めそうで読めない字  弄(まさぐ)って小銭を取り出す

今週の読めそうで読めない字 (等し並み)に扱う

 

駆け落ちソング

南の庭ではチェリーセージの群落が大きくなって何時の間にか池を挟んで前に聳えるユキヤナギの群落を凌いで居ます。でも良く見たら少し変なやつが顔を覗かせて居るので、近づいてよく見たらそれは紛れもなく「ベツレヘムの星」と呼ばれる花ニラがセージを真似て花を咲かせているのでした。セージの群落は背丈が1mを有に越しますから50cm程度の花ニラには到底敵う相手ではありませんが、どうあっても日を浴びて花を咲かすのが本能の花ニラは懸命の努力を払って茎を1m以上に伸ばし、お日さまの日を浴びて花を咲かせているのでした。此奴は雨の日でも咲くのでこうまで背伸びしなくても…と考えたのですが、雨の日と他の樹木の下とでは蕾の環境が異なるのかな?と思ったものですが、それにしても50cmの茎を1m以上に伸ばすエネルギーは半端じゃないと大嫌いなニラではありますが此奴のど根性にはホトホト感服しました^^。

 

昨今就寝前のラジオはプロ野球実況が多く興味がないため、どっさり溜まっている昔のCDから適当に探し出して聴くことにして居ますが先日聴いたアルバムの曲は50年くらい前のもので「花嫁」の題名であり「♫鞄に詰めた花嫁衣装は♪故里の丘に咲いてた野菊の花束♫」はしだのりひことクライマックスが50年前である1971年1月にリリースし2月にはオリコン週間ヒットチャートで2週連続一位、紅白出演に加えて売上はミリオンセラーとなった曲です。丁度戦後に生まれた団塊の世代の若者たちが対象だったのでしょう。田舎の少女が都会から遊びに来た男に惹かれて駆け落ちでも試みたのかな?と思いましたが、恐らくテキトーに言葉を紡いだ詩であり、この少女の行く末が案じられる曲です。この歌詞はどうやら瞬時の即興で作られた如くで真面目に聽くと上記に掲げたように全く意味がわからない歌です、きっと中身はどうでもよくメロディーやテンポが若者の心を捉えたのだろうと思いました。「駆け落ちソング」はそれまでテーマ的に暗いものとされ、演歌の題材にはなって居ましたが、それを爽やかで明るく前向きに表現した衝撃的な作品と当時評されましたから、きっとメロディーが若者の心を掴む何かがあったのでしょう。
当時を思えば、丁度高度成長の真っ直中であり、青春を謳歌する若者とは正反対に親世代達は途轍もなく上昇する物価と最高65%の所得税に喘ぎ、事業者が生きてゆくために売上を誤魔化して裏帳簿を作らざるを得ず、税務署との攻防が一番激しいときでありました。脱税しなければ食べて行けない小規模事業者と、あらゆる手段を使って隠した売上を探査する税務署との攻防に税理士が一番苦しんだ時代であったのです(;;)。あの頃は今と違って、税法の難しい解釈など不用であって税理士に必要とされたことは税法の解釈論でなく税務調査終了の夜、更正決定に手心を加えて貰うため調査官をキャバレー接待の梯子(はしご)をすることなどが双方の暗黙の決まりごとであり、現在では規律が厳しく悪しき風習もなくなりましたから世の中も随分良くなりました^^。

 

新型コロナウイルスのワクチン担当の大臣として注目を集める河野太郎氏に月刊ジュニアエラ5月号にて5人の子ども記者がオンラインで直撃取材しました。「総理大臣になったら膨大な国の借金をどう返すか」と国民誰しも思っていることであって子ども達からのなかなか厳しい質問でした。彼河野太郎氏の答えは「日本の借金は非常に大きいのでこの借金が大きくなり過ぎないように、無駄遣いに気をつけないといけないと思う。それと日本の経済をもっと発展させて、企業も個人もお金を稼げるようにすること。そうすると法人税や所得税消費税などの税金を払う人が増え国の税収も増えていきます。少し長い時間をかけて戦略を作っていかなければならないと思います」と模範回答でしたが、現在政府が抱えている借金はコロナ対策で今後幾層倍にも膨れ上がってゆくから到底返済できる額ではないことをしっかりと分かって居ての答弁ですが、此の子ども記者達が不惑を迎えた30年くらい後に此の日のことを回顧すれば自分たちに河野大臣が言ったことは全く絵空事であったことを知り絶望するに違いありません(;;)。自分の死んだ先のことなら誰でもなんでも言えるよな💢。

 

23日朝刊で内閣支持遂に31%が報じられた(@@)。さあ!ホントにオリンピックどうなるの?コロナ対策とコロコロ変わる緊急自治宣言の曖昧さに国民は幻滅しています💢。先日毎日新聞投稿の「ふんすい塔」の諧謔に国民の共感を見ました。そうか、総理は何も考えないで部下の原稿を読むだけだったんだ(;;)。「L」かと思ったら「R」やったんや!

 

内閣官房参与の高橋洋一教授は21日付の自身のツイッターで、新型コロナウイルス対策に関し「日本の緊急事態宣言といっても、欧米から見れば、戒厳令でもなく『屁みたいな』ものでないのかな」と投稿した。この方先日、『日本のコロナは「漣(さざなみ)」のようなもの』とツイッターで投稿して総理の叱責を受けたばかり…、今度はどうなるのかな?

 

米大リーグ大谷選手、球場外へのホームランを含む14号には魂消ます。体力に劣る日本人のアメリカコンプレックスを払拭する素晴らしい快挙でしたね^^。大谷選手ガンバレ!

 

先週の読めそうで読めない字  夕日が没(しず)む

今週の読めそうで読めない字  (弄って)小銭を取り出す

日本人はさくら色

春爛漫、ラジオではプロ野球の開幕に伴ってナイター実況が始まり、その喧騒が私の就寝のゆっくりしたリズムを狂わすため、CDの音楽鑑賞に切り替え気分転換している毎日です。

 

写真の花は子株から育った新しい花を沢山つけたラナンキュラスです、左は3週間前お母さんが子供達3人を懸命に育てて居たときのもので、右は母に育てて貰った子株達が成長し、子供たちの成人を見届け、安らかに逝こうとする母親を見送る子供たちとの今際の一刻です。確定申告も漸く終わってやっと心の余裕ができ、毎日朝に夕に庭の花を眺めてはコロナへの鬱屈を晴らしている毎日ですがラナンキュラスの親子の別れは流石に涙が堪えられませんでした(;;)。

 

先週のニュースでファミリーマートが今月から販売を初めたプライベートブランドの女性用下着「はだいろ」の色の表記が不適切名表現だと社員や販売店から指摘があったとかで此の商品を急遽自主回収し名前を「ベージュ」として再度発売する予定だそうですが、日本語を外国語に変えるために多額の費用が掛かってしまいました。然し何でも外国語にすれば良いと言うものでもなくつまらぬ言い掛かりがあったもので人種や個人などで肌の色が異なることを不適切だとするごく一部の声だと思いますが、此れは偏見と言うべきで殆どの客が日本人であるし、上着でなく中に着るものにそこまで拘るのは尋常ではなく、ファミマは毅然として「はだいろ」を変えるべきではありませんでした。「ベージュ」はテニスの大坂選手を意識した訳ではなくて、白人のピンクに嫉妬したものではないでしょうか?わたし的には「ベージュ」は何方かと謂えば純白が汚れた色のイメージが強く、汚れが目立たないお得感の雰囲気が漂います。我が国も変なところで国際色豊かな人種に変貌しましたね(;;)。話変わるけど、私の少年時代だった戦争中は日本人の肌色を「さくらいろ」と素晴らしい言葉で表現され、歌にもなって♫日本男児は桜色♬なんて校庭で歌って居ましたよ^^、ファミマは当初からネーミングを「さくらいろ」とする発想なんて全くなかったんでしょうね。もうファミマには80代のご意見番など居ないもんな(;;)。

 

先月24日 厚労省の職員が東京銀座で日を跨ぎ深夜まで営業する居酒屋を探し出して23人もの大送別会を開いていたことが判明しましたね。新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が解除された直後のことで、首都圏では午後9時までの営業時間短縮要請が継続されている中での多人数飲み会であり、政治家や役人には自分達は特権階級だとの思い込みがあったに違いありませんが厚労省は医療を司る省庁でもあり、田村厚労相は部下の不始末に言葉もない始末です。他の省庁からの突き上げもあり、23人全員厳罰となり、幹事(首謀者?)は減俸の上地方に島流しされるに違いありません。役人の「心の傲(おご)り」は我々庶民が考えられない程高く、自分達は特別で庶民は虫けらのように思われて居るのだと思います。そして虫けら共に対する営業時間短縮要請は自分ら公達(きんだち)と無縁のものであるとの思い込みだとすれば将に笑止です💢。東京都は此の居酒屋に過料通知を送って下さい。立憲民主党は、厚労省職員が遅くまでやっている店を探し出して会食していたことを「悪質だ」と指摘し、そのうえで「国民に自粛を強いておきながら、自分たちは大人数で大宴会かよ…」と(;;)。法律を作った自分たちでそれを破ったのだから、政府を誰も信じないんじゃないか」と厳しく批判、田村厚労相の監督責任をも問う姿勢を示しましたから一体から今後どう収束することでしょう(;;)。総理も前科あるから何も言えないよね。それにしても23人も居たのに誰か一人位「これまずくね?」と言わなかったの?(@@)。

 

1年間按摩に行ってなかったので神戸市の無料サービス券が3月で期限切れることになリ、勿体ないので昨年3月コロナ初期時代に施術して貰った近くの按摩さんに電話して無料券差し上げますと言ったら、コロナで客が来なくなり廃業したので要らないと断られました(;;)。この按摩さん全盲で独り暮らしだし障害年金と生活保護で食べて行けるんやろか?介護ヘルパーさんが来てると言ってられたが、ヘルパーだって自己負担が結構掛かるし、コロナも罪一杯作るなあ(T_T)。

 

カジノ汚職収賄の秋元議員が法廷で10分間も無罪を主張しました(;;)。贈賄側全員の有罪が確定しているから裁判所をバカにしたと思わないのでしょうか?見苦しい悪あがきです。処で収賄と贈賄は何方が重いか知って居ますか?贈賄?いいえ重いのは収賄です。収賄の方がより積極的だからだと思います。河井議員のときもお金貰った市会議員達は社会的な制裁だけだったもんな!。

 

先週の読めそうで読めない字    殺風景で風情(ふぜい)がない

今週の読めそうで読めない字   (今際)の(一刻)

 

 

国家公務員倫理カード

待ちに待った春3月を明日に控えコロナも何故か発病者が激減し関西の緊急事態宣言が今日で終わろうとしています。コロナも医療関係者からは今緊縮策を緩めては後でしっぺ返しが来るとの声が多く、総理と二階さんの無謀なGOTO政策を他山の石とするものでありました。

今日の花は春に咲く小菊です。正しい名前はアップライトイエロウと言うそうですが、タンポポ風ですね、ギラギラしない清楚で目立たず庶民的な花で私の好みです^^。でも彼女は朝寝坊で右は朝日が昇るまで窄んで睡んで居る姿です。

 

文春砲の攻撃は鋭くて遂に第二弾で飲食店での会話の音声まで発表されては「知らぬ、記憶にない」と惚けていた総務省の高官や内閣広報官も観念して高級料亭で衛星放送の許可に関する打ち合わせをして居たことを認め、更に高額接待を受けたことまで認めましたが、我々庶民はその想像を絶する食事代の高額さには魂消てしまいます。ワタシ的な感覚では一人74000円の食事代は想像を絶するものです(;;)。事件の進捗を横目で恐る恐る眺めていた政府は文春第二弾を読み慌ててたった2週間足らずで11人に一番軽い軽い処分を決めてしまいましたが、国家公務員倫理規定の明白な違反なのに給与の減額だけなんてそんな小さい小さい処分で良いのでしょうか?減額されても一般のサラリーマンより遥かに多い給与だし、論外な処分であり全ては総理への忖度がミエミエです!先ずは僻地に更迭すべきでしたが総理への忖度で「臭いものには早く蓋をしろ…」と早々に幕引きを急いだのが丸見えでした(;;)。その辺りの事情や異変を察知した老獪な総理は次官級の総務省内閣広報官山田真貴子氏を高額接待事件以後急遽退職させて自らの広報官としてお傍に侍らした経緯があり、今回の暴露に対しても役人でないため懲戒できない措置を講じた処など無能と思った総理も意外に猿(鼠?)知恵が働くなと驚きましたよ。

 

毎日の金平茂紀記者は、今回の事件に触れて「森友事件」で佐川局長に文書改竄を命じられたことを苦に自死された赤木俊夫さんが普段所持されていた「国家公務員倫理カード」が擦り切れて居たと書かれていました。「国民全体の奉仕者であることを自覚し公正に職務を執行していますか?職務や地位を私的利益のために用いて居ませんか?国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?」彼等総務官僚たちが「国家公務員倫理カード」を知らぬはずがありませんが、此奴等には公務員の理念と赤木さんの無念を思い遣る心を失った亡国の徒であったしかと思えません。喝!

 

一方菅総理の息子正剛氏の勤める東北新社では文春への内通者の割り出しに必死だそうですが、決して見付からないことを私は心から祈って居ます。

 

総理は二日前に新型コロナウイルスに対応する緊急事態宣言の一部解除に伴う記者会見を行わないことに決めました。首都圏1都3県の解除判断を見送るので会見は来週に延期するそうですが、お気に入りの山田真貴子内閣広報官(彼女は国会尋問で野党の辛辣な質問に対し不敵にも笑っていましたね、流石バツ1再婚の筋金入りやが会見の司会役を務めることになることから、タイミングが悪すぎるのを懸念したようです^^。公人が公的な場で私人の心根を有するのは彼が総理の器でない証拠であり当(まさ)に笑止です💢。

 

GOTOトラベルの旗頭JTB(旧日本交通公社)が旅行業界極度のコロナ不況により、二階さんの根回しも虚しく、昨年下期だけで780億円兆の欠損を出しました(;;)、今後全体の2割にあたる店舗を廃止し更に2割に当たる6500人をリストラし、更に資本金230億円を1億円に減資する荒療治に打って出ましたが、会社の存亡を賭けた乾坤一擲の策と見ました。資本金が1億円になれば税法上中小企業と見倣されて各種の恩典が多く税金面で優遇されますが、780億円の赤字を償却することは容易ではなく前途は多難だと思います。垂水レバンテ1階のJTB垂水店はクリスマス前から正月を過ぎても開店休業の毎日を横目にして私は階下のコープに買い物に行って居ましたが恐らく廃止対象にされると思います(;;)合掌m(__)m。

 

コロナ禍の飲食店を救済する目的で、店の大小を問わず一日6万円時短給付金交付ですが、家賃の一部にもならなくて全然効果がない大きなお店と、一人で切り回す小さなお店はボロ儲けでいつまでも続けて欲しいそうで、お役所の杜撰な取り決めが大きな問題となって居ます。持続化給付金で懲りた筈の経済産業省の愚挙でありますが、勝手につまらぬものを決める癖に民間有識者の意見を徴する機会を設けない独断専行は税金の乱用と言うべきでしょう。

 

先週の読めそうで読めない字     夫々(それぞれ)の幸せ

今週の読めそうで読めない字     (日和)って体制側に付く

 

寂聴さんの「いのち」

何故か今年は寒さが酷くて各地で雪害など近年余り聞かなかった事件が多くなりましたが、此れも地球温暖化の裏返しでしょうか。激寒のせいか毎年1月に芽吹く白梅が先週漸く花を付けました^^。盆栽鉢から露地に下ろして10数年が経ちますが、律儀に毎年花を付けてくれます。よく考えてみると毎年此の時季に同じことを紹介して居るように思いますがお許しくださいね(;;)。

 

 

92歳胆嚢癌と腰椎の圧迫骨折の手術を経て奇跡的に生還された瀬戸内寂聴さんが95歳にして執筆された「いのち」を先週読みました。90代にもなると医者から癌の宣言を受けたら殆どの方が手術しない方を選ばれるそうですが彼女は「切って下さい」とキッパリ言って医者を驚かせました(@@)。「いのち」のきっかけは今年元日の夜数えで99歳になられた寂聴さんがNHK「飛ぶ教室」番組にて司会の高橋源一郎さんと対談されましたがそのお声が少女のものと思われる位に若々しく高くて到底年齢を感じさせないのにとても驚いたからでした(@@)。どう考えても老婆の声ではなく、男心を擽る成熟した女性のそれだったのです^^。そしてそのときに熱く語って居られた「いのち」を読もうと思いました。「いのち」は92歳の手術の折、去来した此れまで因縁の生じた男達のことや何れも病没されましたが長く親友でありライバルであり芥川賞選考委員を長く務められた女流作家の大御所河野恵子さんと大庭みな子さんの秘密について語られ、男女のアブノーマルな「性」について深く考えさせられるものでもありました。男は到底女の性(さが)には敵いませんね。寂聴さんは昨年末に専用の原稿用紙を1万枚注文されたと高橋さんに告げて彼を甚(いた)く驚かせました。彼女は大正生まですから原稿は当然にパソコンやワープロではなく、昔風の400字手書きのものを自分用に特注されています (@@)。高橋源一郎さんがそんなに沢山原稿用紙を書けるのですか?と言うと、「余ったら葬儀にやって来る文学小母さん達が喜んで持って帰るわよ^^」と笑って居られました^^。あの橋源一郎をタジタジさせるのは彼女くらいではないでしょうか。此れから多忙な申告時期を迎えますが夜は河野恵子に大庭みな子を繙こうかと考えていますがアブノーマルな世界は私には苦手でもあり目下思案中です(;;)。

 

前回と違って今回の緊急事態宣言は何時もの総理の不手際で国民に緊張感を齎すことができずに宣言の前より人出が多かったりして一向に患者数が減らず医療崩壊が目前に迫っております。何事も「喉元すぎれば」とか言いますが、4月にできたことが何故今回守られないのかその原因は、GOTOイートGOTOトラベルを巡って総理のコロコロ変わった朝令暮改に起因することは間違いありません。宣言解除や新たな宣言など総理の言葉はもう誰も信じなくなってしまいました。彼はとっくに国民の信を失ったのです(;;)。効果未知数のワクチンも何時順番が回ってくるか来るか分からないし、雇用問題は放置されているし総理が変わらなければ最早民意を取り戻せず、医療崩壊を起こしてコロナ蔓延の無政府状態が到来するのではないでしょうか。

 

緊急事態宣言下、自民党松本議員深夜銀座クラブ行きの問題の答えは、クラブの午後7時までの酒類提供と8時閉業の決まりについてまるで触れて居ないがどうして?メチャおかしいね。彼らには高級クラブと居酒屋は別業種の感覚なんやろね(;;)。自民党は離党だけで綻びを隠そうとしています。同罪の公明党遠山議員は潔く辞職したけど、公明党の支持母体である創価学会の「婦人部」の怒りも大きく影響したからです。自民党は森喜朗元総理を初め女性蔑視の傾向が強いが時代錯誤と言わねばならないね。此のアホな元総理のおかげで日本は当分世界から侮蔑の礫を受けると思うが、彼は無学で天照大御神が女性であったことを知らぬのではあるまいか?

 

軽すぎる神輿は右往左往する」本日掲載万柳の秀句です。神輿って総理のことですよね^^。担いでいる人達の責任ではないと言っています。

 

先週の読めそうで読めない字      雪洞(ぼんぼり)が灯っている

今週の読めそうで読めない字     (蚕豆)は空を向いて(生る)

 

 

大雪はコロナ悲しむ地球の泪

正月以来各地にコロナ禍の猛威に加えて大雪と寒さの襲来で日本列島各地が凍え多くの死傷者まで出ましたが、昨夏颱風被害を免れた埋め合わせでしょうか(;;)。コロナ禍に大雪被害と受難を迎えて我が国も末世の感があり、此れも我々が懲りずに多くのCO2を吐き出していることへの地球の報復手段かも知れませんね💢。

先週は「十両」を見て頂きましたが今週は「百両」を御覧ください^^。実の大きさは余り変わりませんが百両の方は少しだけ実が大きくて実の数も多いようですね、でも百両は言い過ぎでせいぜい15両くらいかと思いましたよ^^。「千両」や「万両」もあるようですが、私には南天を含め違いがよく分かりません。此等の値が高くて私の手が届かないせいもあるのでしょう(;;)。

先週の週刊文春を読んでいたら、林真理子さん長寿連載エッセイ「夜ふけのなわとび」に例の「ドルチェ&バッカーナ」について触れられて居ました。例の紅白の一件でしたが、NHKに対して私と同様の思いをされたらしく私の場合被害者は南こうせつだったのが彼女の場合は山口百恵でした。かの遠い昔山口百恵が紅白で「プレーバックPART2」を歌うことになった際「♫緑の中を走りゆく、真っ赤なポルシェ♪」だったのがNHKの注文は「♪緑の中を走りゆく、真っ赤な車♫」と字足らずでやや不自然な感じに変えられていたが百恵さんは言われるままに「♪真っ赤な車♫」と歌ったそうですが、此れでは誰も歌を聴いてポルシェを買おうと思う人は居なかったと思われる。と書かれた。ポルシェはドイツ産だしドルチェ&バッカーナはイタリア産だからNHKがどうしてイタリアに媚を売ったのかそもそも不明です。言葉が長すぎて代替が利かなかったと謂う理由は公共性が高く国民から視聴料を徴している、NHKの立場としてはムリがあると思うが実情はどうなんだろうね。

コロナ禍について西浦京大教授(感染症疫学)の試算では、飲食店の営業時間短縮をしても、コロナ感染者数は現状とほぼ同水準に留まるそうです。飲食店だけでなく幅広く他の屋内での人の接触なども削減することが必要だと主張されますから、アクリル板で客を仕切り懸命に消毒作業等感染予防に全力を注いでいる飲食店ばかりを悪者扱いするのは間違って居るのでは?と私は考えて居ます。又自粛した飲食店には僅かでも補助金が交付されるけど、一方で飲食店に酒類や食品を納入する業者達も当然に売上が激減し経営危機に瀕しますが、材料等納入業者は理不尽にも自粛の対象に入らないため補助金も貰えず売上激減で倒産更には廃業まで考えられますから政府の対応は浅慮と言わざるを得ず、コロナを軽視した罪を咎められた周章狼狽から国民の目を逸らそうとして居ると思われます。飲食店の時短は決してコロナの縮小に繋がらないと考えます。又発病者に経路不明者の方がメチャ多いことから考えて、電車の中とか買い物とか美容院や散髪など我々の気付かない場所にコロナ菌の感染経路があるのではないかとも考えます。コロナが治まるまで、国民には小池都知事の説く「ステイホーム」が究極の正解ではないでしょうか。

菅総理の支持率が一段と低下しました。緊急事態宣言の対象に岡県を岡県と言い違えて訂正もなく国民を驚かせましたが、福と静はまるで違う字であり自身の漢字力の乏しさまで露呈して居るのは日本人として恥ずかしいよな(;;)。

先週毎日新聞川柳への投函句は 「大雪はコロナ悲しむ地球の泪」でした。久方ぶりの自信作なので寒い中を街角のポストは日曜日サボられる可能性があるのでわざわざローソンの郵便ポストまで行きました。…(;;)。ローソンはポストが店の中にあり日曜日も10時16時に必ず郵便局員が集荷に来ると店員さんの太鼓判でしたよ^^。

先週の読めそうで読めない字     宝石が晶(あき)らかに輝く

今週の読めそうで読めない字     (外郎)は名古屋の名物だ

 

 

浴衣と湯帷子

 

 

 

事務所玄関のプランターに10年くらい前からウバメ樫の低木が生えて居ますが、ナント!今年実がなりました(@@)。実を調べて木の名が分かった次第ですが、実がなるには花が咲いた筈なのですが、そんな気配が全く見えなかったことも不思議でした。

 

11巻で完結した「みおつくし料理帖」で著名な高田郁の「あきない世傳 金と銀」第9巻が発売されたので読んでいたら「浴衣(ゆかた)」の語源は「湯帷子(ゆかたびら)」だと書いてありました(@@)。そうですよね、浴衣は何かの当て字だと思っては居たけど「帷子」は裏を付けない一重の衣服を言いますから、紛いもなく湯帷子は浴衣であり高田郁さんは碩学でしたね。私のほうが無知だったかな?(;;)。此の方は中央大学を出て弁護士志望で数年チャレンジされましたが挫折して以後は敬愛する山本周五郎を目指して作家の道を歩まれた異色の方です。難読字は得意だし、時代考証は完璧だし弁護士にならなくて良かったと思います。

 

初来不調に悩んでいた女子プロゴルフ渋野日向子が全米プロゴルフ選手権で三日目までトップを維持しましたが最終日優勝を意識して精彩を欠き惜しくも4位に終わりましたが取り敢えず復活の狼煙を上げました^^。予選ラウンドトップ通過は世界のゴルフフアンを昨夏の全英女子オープンでの彼女の笑顔を思い出させましたね^^。彼女は日本人には得難いキャラクターです。だけど今回の4位に発奮して来年はアメリカを主戦場に戦うことを宣言しましたから我が国のしぶこファンはとても寂しいですね(;;)。しぶこさんが異国での生活を充実して送るには来春までに先ず英語が話せるかどうかが鍵となるでしょうね。

 

菅政権のGOTO政策は国民の心と乖離した安易な一時凌ぎ対策だったため発病者が激増し病床を逼迫し医療スタッフが疲弊していますが、総理は手を拱いて何も動きません。どうやらコロナ蔓延の元凶は各都道府県だと思い込んでいる風ですが都道府県は総理の決断を待っています。コロナ蔓延の元凶は恐らく飲酒でしょうから総理はどうして「酒は家で呑め」と一声言ってくれないのですか!

 

菅総理は何を思ったかニコニコ生放送で自分を「ガースーです」と視聴者の笑いを取ろうとしました(;;)。普段言い慣れぬことは言わぬもので「葬式で冗談の雰囲気」 だと場を読めない総理を立憲民主党の安住氏が痛烈に批判しましたね。総理が自ら置かれた現在の苦しい立場を自らが全く気づかないノー天気振りには誰もが開いた口が塞がりません。なんて総理やろ!原稿を読むしか芸のない総理に笑いを取る才脳など皆無であって当意即妙は絶対ムリなのに気づかぬのは愚かと言う他なくお陰で今では極悪非道だったソ連のスターリンをもじって「スガーリン」呼ばわりまでされ支持率もどんどん下り最速で不支持が支持を上回り、いきなり4割の支持率に慌てた総理は年末年始に決めたGOTOトラベルを3日で取り止めるなど周章狼狽が続いていますが、規制対象のGOTO会食8人「みのもんた他芸能人多数」で再度味噌をつけましたね、総理は勝負の3週間にナント会食5回です。到底国民の範たるべき器ではありません💢。そして又彼自身不支持の根っこが学術会議会員の任命拒否にあることに未だ気付かないのは誠に愚かであり国の首長たるべき資格が疑われますが、こんなにイズムを持たない日替わり定食のような総理には国民はうんざりです(;;)。東京ではコロナ800人発症の発端は総理のGOTO政策継続のせいでした。我が国存亡の危機に際して何故(なにゆえ)総理はコロナ対策臨時国会を招集しないのでしょうか、臭いものに蓋をしただけで総理の常識が疑われます。

 

先週の読めそうで読めない字      歴(れっき)とした家柄

今週の読めそうで読めない字      彼女は必死に(抗った)

 

 

青い拾円札

斑(ふ)入りの植物ってよく見掛けますが、清潔で爽やかで寂しげな処がとても和風で風情があり見ていて心が和みます^^。うちの家の前のプランターには植えた覚えがないのに風の悪戯でいつとはなく沢山の薄(すすき)が繁茂していますが、先日信じられないことですが一つのプランターの薄にだけ斑が入って居るのに気付きました(@@)。原因は全く分かりません。強いて考えられることはプランターの土が痩せてきたので最近多量のバーミュキュライトを施したことによるものとしか考えられませんが、不思議なこともあるものです。

 

私は最近半村良の人情小説に嵌って居ます。彼は昭和8年生まれで私より2歳上であって68歳で早逝されましたが戦時中や戦後庶民が食糧不足に悩んで居る描写やが我々同世代の共感を読み「うんうん」と納得し同感する箇所がメチャ多いのです^^。戦後高校を卒業後、紙問屋の店員を振り出しにバーテンダー、板前見習、連込み宿の番頭やキャバレーのバーテンなど22年間で並の人間にできる芸当ではない30近い職業を転々とされ、40歳にして漸くSF作家として文壇の仲間入りをし、直後昭和50年に第72回直木賞を受賞しましたが、授賞対象となったのはしっとりした男女の小説『雨宿り』でした。此の小説は場末のバーを巡る人情物でSF作家からの見事な転換であって、以後SFとは縁を切り、此れまでの多彩な経験を生かして男女の機微に触れた人情物に絞られ秀作が多いのが特徴です。私が半村良の作品の魅了されたのは内容もさることながら用いられる漢字でした。新制高卒ではありますが旧制中学入りだけあって識字率が半端でなく私の知らない字がどんどん飛び出してきます^^。「蜿蜿(えんえん)長蛇の列」「自分を慚(は)じる」「泪(なみだ)を泛(うか)べながら…」うーん。ルビがないとちょっと読めない字ですよね^^。「泪(なみだ)」など今は誰も使わないし、漢検辞典6000字からも見放されているけど、「涙」よりずっと本物に近い言葉だと私は思いますが、どうして「涙」が生き残って字画の少ない「泪」が忘れられたのか不思議でなりません。旧字体は字画の多さで常用漢字から外されたり画数をムリに減らされ変な字になったりしましたから8画の「泪」が落とされ10画もある「涙」が常用漢字に採用されたなんて戦後慌ただしく設けられた国語委員会のやる気なさを振りを曝け出しましたね。

彼の作品には難読字ばかりでなく「青い拾円札」など我々80歳代しか知らない言葉が飛び出します。懐かしくて泪が出そうです(;;)。戦後半年を待たずに兌換紙幣の廃止と預金の封鎖に加えて新円交換となり「青い拾円札」が不換紙幣として登場したことなど今では多くの人の記憶にありませんが、「青い拾円札」がそれまで「銭」単位でお金を数えていた私達に大きな衝撃を与えハイパーインフレの登場(昨日3円だった林檎が翌日10円になっている)を私に思い出させるのでした。誰も知っていたけど言わなかった戦後の生々しい出来事について半村さんが幾度も触れていられますから次週に書きたいと思います。

 

コロナの猛威は凄まじく先週連日300人台の発症者を知って早速吉村大阪府知事が危機感を露わにし、飲食時の同伴者を4人以下に制限するよう府民に懸命に要望したのに対し、兵庫県井戸知事は発症者が過去ダントツ三桁の大台に乗ったのを知って記者会見で「びっくりしました」とだけしか言わなかった(;;)。兵庫県民に心を寄せない此奴はもう来年の退職金のことしか頭にないのかな?史上最低の知事だね!

 

先の緊急事態宣言時を圧倒的に超えるコロナの猛威に対して政府は、昨日ようやくGOTOトラベルとGOTOイート一部見直しに言及しましたが遅すぎますね。てっきり命より経済(税収)を優先し、被患しても若いものは助かるから後期高齢者1割しか払わないで医療保険を食い荒らす目障りな年寄りに早く死んで頂く方針に政策転換したと思いました(;;)。経済や税収は命より尊いものなんだね?

先週の読めそうで読めない字    彼女は必死に抗(あらが)った

今週の読めそうで読めない字     (紛れ)で合格した