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鼈と龜は明らかに字が違う

山茶花2

各地に豪雪が舞って本格的な冬が到来したようだ。今日の花は山茶花です。此れは散歩の途中に見付けました。山茶花は淡い色が多くてこんなに濃いピンクの花は珍しいと思う、花言葉は「困難に打ち克つ」です。
無能な黒田日銀総裁の暴挙により株式市場が暴落し日本経済も今年は此れから春にかけて艱難辛苦が訪れようとして居ますが、マイナス金利がお年寄り達の拠り所である預金の利息にまで大きな影響を及ぼすことになる。その内総裁は預金に対してマイナス利息(利息を払え)と言うようになるだろうが、早速定期や普通預金の金利を下げる金融機関が続出している、でも現金で保管するのも火事や泥棒が怖いし結局国民は黒田総裁の意に従う他なく、総裁は何れ国民の怨念で早死にする構図だろう。此の1週間で私の所有する三井住友銀行の株式評価損は1300万円を超えたが、「もうどうにでもしてくれ、嫁入りの晩だ」と言いたいね(>_<)。今週はどうなることだろう(;;)。

鼈2

亀2

今日は久し振りに漢字の話です。それは先日の新聞で報じられた海外のニュースでした。ベトナムで伝説化された100歳で180cm200kgの巨大なスッポンが19日夜ハノイの湖で死んだと謂う報道でしたが、日経紙はスッポンなのに毎日新聞は亀だったのです。此の両者は一見似ているが姿は似ていても顔が蝮と縞蛇のようにまるで違う。海外からの小さなニュースは諸経費の関係で全て共同通信が取材し国内の各社に配信をする約束だから日経、毎日とも他の新聞社同様同じ記事を受け取って居たに違いないがどうして記事の中身が亀とスッポンに変わったのか推理してみました。
それは共同通信の記者が「鼈」(すっぽん)と書いて送った処、この字は一見旧字体の「龜」(かめ)に似ているから毎日新聞の記者が字を読み誤ったのではないかと思う。それに写真を見る処どう見ても優しい亀の顔ではなく獰猛なスッポンの顔だよね^^。記者さんは我々俗人と違って漢字のプロだと崇めていたが、彼方にも漢字離れが近付いてきたようで困ったものだ(;;)。何しろ今の新聞は常用漢字以外使ってはいけないのが原則なので記者さんも漢字の素養が段々失われてきただろうか、ちょっとお粗末だね。
処で鼈(スッポン)という字は鼈甲(べっこう→かんざしの一種)に使われるから「へつ」「べつ」とも音読みする字だ。よく似た字に竈(かまど、へっつい)があるが、「へつ」が付いているからどうやら親戚の字だろう、然し旁(つくり)をよく吟味すれば(へつ)とは読まない龜(音読みはキ)とは少し違うようだ。そして此の三つの字を見ると微妙に異なっていることに気づかれたと思います。龜と竈は龜の左側の画数も字形が異なり線が二本が突き抜けているし、右の旁も全く違うから容易に相違点に気付くが、竈と鼈はうっかりすると相違点を見落とす。鼈の左下のヨの反対向きの字が斜になり何れも右側の縦棒に接触せず離れているが此れを引つ付けて書けば漢検ではマイナス2点だ(;;)。いやはや漢字は難しい、目の薄くなった此の歳でスッポンやヘッツイを書かされるのは大変だね。部首を調べたら鼈は(黽)で、竈は (空)そして龜が(龜)だから国語の勉強は頭が変になりそうだが漢字はやりかけると塡まって結構楽しいですよ^^。

今週はもう少し漢字に拘ります。いろんな本を読んで居るといろんなことが書いてある。
「弱音を吐く」の「吐く」からマイナスを消すと叶うになる、
「逃げる」の之繞(しんにょう)を手偏(てへん)に変えたら挑戦の挑になる、もう一回挑めば良い、
「命は人を一叩きと書く」叩いてくれるのが心臓でドクドクと一叩きの連続だ、
何れも誰が考えたのか秀逸だね。
「鬱」と謂う字は「リンカーンはアメリカンコーヒーを3杯」と憶えるのだそうだ^^、実際に書いてみればその通りだ。言い得て妙だ^^。
寿の旧字体である壽を分解した「士(サムライ)フエイチロスン」は可成りよく知られた慣用句で私も重宝している、常用漢字の時代となっても「波濤」とか「檮(きりかぶ)」「躊躇う(ためらう)」「籌(はかりごと)」と旧字体の壽の存在は少なくないから「士フエイチロスン」は誰が考えたのか、此はメチャメチャすぐれものだ。
「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」は難読四字熟語だと人は言うが、孟子に書かれた「讒諂面諛(ざんてんめんゆ)」なんかと違って決して難読でなく誰にでも容易に憶えられて簡単に書ける字だ。先ず「魑(ち)」だけ「離れる」の左旁(つくり)だけ憶えれば、魅魍魎は何れも未、網、兩(両の旧字体)で音読みもその儘だから鬼を扁だと憶えればそれ程難しくなく容易に憶えられる。
因みに「讒諂面諛(ざんてんめんゆ)」は他人の悪口を言って別の人に媚び諂(へつら)うことだが「讒(そし)る」の讒なんて何度書いても憶えられない。「ごんべんにくろひひうさぎ」とでも憶えたらどうだろうか?

台湾の電子機器下請け大手の鴻海(ホンハイ)がシャープの再建を申出て第一交渉権を得たと発表した。シャープはこの所、業績不振を受けて技術者が流出するなど四面楚歌に陥っているが、液晶TVで培った技術力は侮れず、我が国が誇るべきものだ。それが売上げが馬鹿でかいから金があるからだけの理由で台湾の下請け如きに身売りするのは情け無い。国内の電器メーカーはどうして同胞を救おうとせずに手を拱(こまね)いているのか?政府も我が国のメーカーとその技術力を救おうと手を差し伸べないのか?こんなことだから我が国は貴重な頭脳をどんどん海外に流出させて行くのだ。嗚呼。

先週の読みたくても読めない字
雨垂れ、石を穿(うが)つ

今週の読みたくても読めない字
押し合い(圧)し合い

学校の黒板は東を向いている

がん検診

オッパイ

何よ、此れ? 先週所用で駅前の三井住友銀行へ行ったときの待合ホールでの光景です。その二日前お得意先のNさんから、「ご子息の嫁が赤ちゃんの授乳中に痼(しこ)りに気付いて受診したら既にステージ4とかで助からず、手術費用に全財産を注ぎ込んだが昨年亡くなられた」話を聞いたばかりだったので他人事でなく、愚妻にでも見せようと乳癌触診ポスターを写メしていたらホール嬢が近付いて来て「此方にありますので良かったらどうぞ」と言われ、何か良く分からぬ間にすぐ横にあるオッパイ模型に案内された。
何ごとにも気が弱くて無碍に断れない性分もこんなときはとても有利だ^^。ホール嬢の指図の儘に触れたゴムのオッパイの感触はマシュマロとまで行かぬが心地良く、最近10年以上もオッパイに触れたことがないなあ、なんて感慨に耽りながらモミモミし、此れに体温があれば最高だな、などと不埒なことを考えて居たら突然指先がコツンとパチンコ玉にでも中った様な衝撃に遭遇した、「それが癌です」とホール嬢が宣う、乳首より程遠い処にももう一つ見付けた。
此の模型の癌は極端な例かも知れないが、察するに乳癌は普段旦那様に優しく愛撫して貰って居る奥様なら可成り早期に発見して貰えて助かるのではないかと考えた。だから、旦那様にかまって貰えない奥様や「疲れている」などと噓を付いて旦那を寄せ受けない奥様には天罰が下ることになる、将に神の摂理だな^^。「夫婦睦まじく」が乳癌早期発見の秘訣なんだ。
然らば前立腺癌は奥様にどんなにかまって貰っても絶対に早期発見できないから、男は損だね(;;)。

皆さんは小中学校で学ばれたとき運動場はどっち側にあったか覚えて居ますか。運動場が教室の南側だったことは思いだしたよね、でも黒板がどっちを向いていたか覚えて居ないのではありませんか?地形や周囲の山などで異なったケースも稀にあったかと思うが、黒板はきっと西側にあって東を向いていた筈だ。
「ウソ!」いいえ本当です。昭和初期の時代まで日本人は教育上左利きが絶対に不利だからと完全ギッチョだった私も父母の目の届く自宅では無理矢理右利きに矯正させられて居た。
物心が付いた頃には知らぬ間に食事と運筆、運針はちゃんと右利きになって居た。勿論それ以外は全て左手が利き腕であり、渾名も「チョンギー」だった、然し両親が食事以外何も束縛しなかったには理由があり、教室では右利きが皆の勉学の決まりであることを当時の親達は知っていたのだ。だから当然に同級生や知り合いには左で字を書く者が誰一人居らなかった、食事が右なら字も右になるのが自明だよね。
左利きはダメだと父母は必死の思いで私が幼児の頃から幾百度か私の手を叩いて右手でご飯を食べるように躾けてくれたと思うが、3-4歳までのことだろうから記憶にない、ご飯が右で食べられると筆も右になるよね。筆は左手でご飯は右手なんて人は居ないよね。
字を書くため指先を操ることは幼児のうちに取得させねば中途では変更が難しく、38歳で右手を使えなくなった愚息の金釘流を此の15年見てきてよく分かる。
100年以上前の明治28年当時の文部省が「学校建築図説明及設計大要」というものを発行している。実は 此れは学校を作る際には「こういう風に作りなさい」という指導書だ。この「学校建築図説明及設計大要」では(特殊な教室でない)普通教室について、次のように「教室・窓の向き」が決められて居ます。
「教室ノ形状ハ長方形トシ、室ノ方法ハ南又ハ西南、東南トシ凡テ光線ヲ生徒ノ左側ヨリ採ルヲ要ス」当時は私の両親だけでなく誰もが知っていたことなんだ。だから黒板は東を向いて居たんだ。
つまり右利きでないと左肩が被って太陽の光線が当たらず勉強し難いことを憂いたもので、政府の方針は先ずは「右利きありき」だったのだ。お上の方針だから何処の親も必死になって子の癖を矯めるのに懸命だったのだろう。昨今漢検の検定に行っても、食堂に行っても左利きに出会わない方が不思議な位だしTVドラマでも無作法にも食事時平気で5人に一人位ギッチョがいるのに呆れる。ギッチョが多くなったのは戦後になって利き手を矯正することの弊害の方が多いとの似非識者の意見に沿ったものだそうだが、努力は天分に勝ると言うではないか!食事は兎も角、字を書く場合ギッチョはメチャ傍迷惑だ。前回の漢検の検定では右隣の女性がギッチョだったが、答案用紙を斜に置き左肩から机に覆い被さって字を書き、私の方に左肘を突き出して消しゴムを使うので、消しゴム使用の間私は右手を避難してじっと嵐が通り過ぎるのを待ったものだ(;;)。3人用机を2人で使用する検定ですらこうだから、普段3人並んで学んでいるときはギッチョを左端に座らせないとトラブると思ったな。
我々は中学校まで2人机だったから、よくぞ隣にギッチョで字を書く者に当たらなかったものだと思うが、当時字を書くギッチョが居なかったことはきっと親達が採光のことばかりでなく自分の子どもの矯正による弊害より隣に座る子に対する慮(おもんぱか)りを優先させたのではないだろうか。左利きの者が字を書くには菱形の机が相応しいがそんな机は存在しないから、矢張り矯正の弊害は兎も角、周囲への影響をも重視すべきではないかと考えた。

4年前、2年で必ずインフレ2%達成すると豪語した日銀黒田総裁は昨今の不況の連鎖に窮地に陥り、一昨日苦し紛れにゼロ金利からマイナス金利へと路線を変更した。この総裁は大きなことばかり言う割りに結果が良かった例しがない、史上ワースト5に入る悪代官だ、村上ファンドから買い占めの配当金を何千万円も受け取って世の顰蹙(ひんしゅく)を買ったあの福井さんと大差は無いな(><)。
今朝の日経第一面の見出だしは「企業収益が急減速」だ!マイナス金利は日銀にお金を預けさせられている市中銀行にとっては大痛手だ、然りとて引き出して貸し出しする当てもなくマイナス金利の劇薬で銀行株は暴落し私が後生大事に保有している三井住友銀行は此の2週間で800万円も暴落してしまった(;;)。全ての駒を出し切って景気が回復しなければ黒田総裁は腹を切る覚悟はできているのか!今更腹を切られても国民の痛みは変わらないんだけどね(>
<)。

兵庫県立長田高校(旧神戸三中)選抜初出場お目出度う^^。曾て神戸高校(旧一中)は勉学で、兵庫高校(旧二中)は運動で兵庫県を席捲したが、遂に長田高校(旧三中)が頭角を表した。次は私の母校星陵高校(旧四中)の番なんだけど…^^。

先週の読みたくても読めない字
咲いた花が萎(しぼ)む

今週の読みたくても読めない字
霤(あまだれ)石を(穿)つ

刺々(とげとげ)しい世相に思う

195 221

先週事務所の職員から連休に柳原の戎神社へお参りに行ったら大賑わいだったと聞かされて居たが、偶然中学時代からの友人M君からメールで西宮戎神社へお参りに行かれたときの写真や近況報告を頂戴した。西宮戎は一番乗りの短距離競走で福男が選ばれることで夙に有名だ。写真は福笹を売っている福娘達の弾けるような可愛い笑顔だ^^。彼M君は昔から写真が趣味だからシャッターチャンスは逃さない。無理をお願いして巻頭の写真に借用させて頂いた^^。
30年近くも前愚娘が学生時代に大阪の今宮戎の福娘に応募したが落っこちたことを思い出した(;;)、可成りの日給なので募集では倍率が凄いと聞いた。あれは写真選考だったから西宮戎もルックスと愛嬌で毎年福娘を選んでるんだろうね。

昨年末からBS12では渥美清の「泣いてたまるか」に続いて40年前TBSで大ヒットした「ありがとう」が流されて居た。看護婦の水前寺清子と医師の石坂浩二が愛を育んで結ばれてゆく年52週連続ホームドラマだったが3年半も続いた長寿番組であり、1年毎に中身が刷新し初めの年水前寺は女性警官で二年目が看護婦、三年目が魚屋と目紛るしいが内容は殆ど平坦で第一話とスタイルが変わらず全員が善意で悪役もいびり役も一人も出ない天下太平で平々凡々の日常生活を綴ったドラマであって将にホームドラマの典型だった、此の番組が当時視聴率57%を誇ったなど、殺伐とした刺激的な番組や不倫紛いしか支持されない昨今から考えれば到底信じられない。当時、向こう三軒両隣は疎か近隣に住む人も全て知り合いであるばかりか世の中は誰もが善意の人で溢れ誰も自分達の平穏な生活に満足していたんだろう。
当時「肝っ玉母さん」や「時間ですよ」など評判の作品は全てホームドラマであり、日常生活のちょっとした些細なできごとが視聴者の視点であり興味の的だったからあの頃は皆貧しかったが人々の心は暖かく常に平和な生活を求めていたことが察せられる、昔は良かったなあ。

BS放送の再放送で和んでいた私の心を無残に切り刻んだ事件が二件、1歳の我が子を自宅前で轢き殺した41歳のお父さんと、3歳の子どもを虐待して殺した若い母親達の事件が埼玉県で起こったと18日夕刊で報じられた(;;)。
前者は自宅ガレージで1歳の長女が前に居るのに気付かず車を発進させた父親の後悔だったが、全員一緒に出掛けるとき妻が忘れ物で玄関先に戻った一瞬のできごとだ。夫は長女を妻が連れて玄関に戻ったと信じきって車を車庫から発進させたら不幸にして幼児は車の前に居たのだ。偶に起こる心が潰れそうな事故だが此の不時のできごとにより動転した妻はきっと夫の不注意を詰り、夫は幼児を置き去りにして玄関に戻った妻に対し許せない怒りを覚えたに相違ない。ちょっとした思い違いによる悲惨なミスだが此の事件により妻と夫はお互いと自らの不注意を責め合って終わることがなく、訳も分からぬ儘に共犯者となった二人は愛するが故に最早長女の思い出を共有できず共に生活できなくなり悲しくも別の人生を歩むことになるのだろうと私は直感した。車がワンボックスだったら良かったのに…と思ったとて「覆水盆に返らず」だ。後からなら何とでも言えるが、此の夫婦の苦悩は誰にも癒やしてやれない。二人は三途の川まで罪を背負って行くことになるが、人生って実に儚いもんだね。
平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわすおごれる人も久しからずただ春の世の夢のごとしたけき者も遂には滅びぬ偏に風の前の塵に同じ」が脳裏を過(よ)ぎる。

更にもう一件も同じ埼玉県で3歳女児の首にロープを付けて殴る蹴るの虐待を繰り返し押し入れに拘束するなど食事も与えずに母親達が意図的に殺した残虐な犯行だ。「帰ったら虐待を遣ろう」と母親と同居の工員のラインに記録されていたそうだから親でなく彼等は鬼畜だ(><)、遣り切れないね。此の母親は余程子どもの頃に親に暴行された経験があって我が子に対する虐待に繫がったのだろうか。生まれた子に咎はなく、母親の資格のない女が何の覚悟もなしに享楽の末に子を儲けた悲劇の終焉だろう、幾年か塀の中に入れられても出てきたら同じ事を繰り返すのではないか。其れにしてもこの子の場合、昨年夏2回も近隣住民からの110番通報したにも拘らず自宅を訪問しただけで児相に相談一つしなかった警察は咎められないのか。事件を増やしたくない警察の姿勢が丸見えだね(><)。でも児相が相談されていてもやはり家庭の内情を心の目で見ることができずに同じ結果を招いたのではないかと思う。彼方を向いても此方を向いても世の中遣り切れないことばかりだな。

ココイチから廃棄依頼された冷凍カツなどを産廃業者「ダイコー」が岐阜県羽島市の「みのりフーズ」に横流しした事件だが、「ダイコー」はココイチから廃棄処分代を貰った上に転売するなど二重に儲けた商道徳に悖(もと)る不埒な会社だ。でももっと悪いのは産廃業者から廃棄物を買い取りスーパーなどに転売した羽島市のみのりフーズだ。「昔は腐ったものでも洗って食べた」とは私と同世代であるみのりフーズ社長の開き直りの発言には誰もが魂消たね。そして可哀想なのは名古屋を初め全国各地に多数存在する同名の会社「ミノリフーズ」だろう。各社のサイトがネット上で炎上している(;;)。平がなと片仮名の違いなんて誰も見てないモンね。
更にもう一人悪い奴は告発者のココイチを悪人呼ばわりした愛知県知事大村秀章だ。どうしてココイチが悪人呼ばわりされねばならぬのか?雪印食品のBSE牛肉偽装事件を告発した正義の使徒でありながら国交省に業務停止処分を受けて倒産した西宮冷蔵を思い出すね。いつでも役人って事勿れ主義なんだね(;;)。そして岐阜県はみのりフーズの開業以来一度も立ち入り検査をしていないそうだ(><)、ま、検査して居たにしても彼等の検査は予め検査の箇所まで指定するデキレースだから結果は何も期待できないけど、取り敢えず何もしない上に事件を興した廉(かど)で筋違いであるココイチを糾弾するなど盗人猛々しいよな(><)。

先週の読みたくても読めない字
咲いた花が萎(な)える

今週の読みたくても読めない字
咲いた花が(萎)む

あきらめなかった村木厚子

桜草

近年暖冬になってからお正月と言えば「桜草」の開花だ、清楚なこの花は日本人好みで可憐で楚々としたところが西洋花にない特長です、散歩の途中に撮りました。此れから寒さに堪えて健気にも花の数を増やして行きます。「桜」が咲く頃には此の花が見られなくなり5月には休眠期に入ります。花言葉は「青春のはじまりと悲しみ」ですから早春に咲く花の命が短いところから付けられたと思われます。可成り日本人的な花と謂えるでしょう。
よく似た花にプリムラオプコニカがありますが此れはサクラソウ属でも洋花で我が国古来の「桜草」ではなく私の好まない花です。又寒いときにはパンジーやデイジーがよく見られますが此奴も私の嫌いな花で植えたことがありません。きっと戦時中の幼い頃に見たことがない花のため潜在意識が拒否するのではないかと思って居ます。

曾て郵便不正事件で逮捕され世の中をあっと言わせたあの村木厚子厚労省事務次官が昨年10月60歳で退官された。そして今春より日経新聞夕刊「明日への話題」のレギュラー執筆者として半年間毎週登場されることになった。どんなことを書かれるのかとても楽しみだ^^。
彼女は8年前厚労省局長時代に凜の会郵便不正事件で障害者団体割引制度の証明書を発行した廉(かど)により大阪地検より逮捕起訴され164日に渡って勾留され腰縄を打たれ手錠姿で取り調べを受けたが一貫して否認を貫き遂に無罪を勝ち取った猛女だから知らぬ人は居ない。並みの男なら恐らく連日検察の恫喝に屈し罪を認めただろうが、彼女は高知の生まれで土佐のハチキンだから堪えられたんだろうね。辺鄙な高知大学出なのに事務次官まで上り詰めたのは安倍総理の人気取り異例の人事だったと言う説もあるがきっと彼女の揺らぎない信念と実力の賜物だろうね。
彼女の「明日への話題」第一声は、結婚しても子どもを産んでも絶対に辞めさせられない職場に付きたいと思って役人になったと書かれた。そうだよね、結婚しても子どもを何人産んでも辞めないで居られるのがお役人だ、キャリアでありながら当時は男女雇用均等法などなく国家公務員の同期800人中女性は僅か22名でそれも事務系に限ってはたった5名であり、女は採用しないと公然と言う役所も少なくなかったそうだから現在とは大違いだったのだ。
東大以外は先ず出世が望めない中央官庁に何故彼女が入ったのか、彼女の著書「あきらめない」によると初め彼女は高知県庁に入りたくて地方公務員試験に合格するつもりでその予行演習として第一種国家公務員試験を受けたら両方パスしたので高知県庁の採用試験に臨んだら「キャリアの女性はちょっと困る…(;;)」の雰囲気がムンムンだったので已む無く諦めて中央官庁に切り替えたが事務職では労働省に唯一女性枠があるだけで選択の余地なく労働省に入省されたそうだ。
入省後はキャリアでありながら30名の同僚職員にお茶を配るのが朝の仕事だったが、理解ある上司の判断でお茶配りの労役が免除されるまで延々と3年間も続けられたそうだがキャリアにお茶を入れて貰うノンキャリは針の筵でありその心裡は複雑だったと思うね。
50歳になり局長にまで上り詰めての青天の霹靂である郵便料金割引公的証明書不正発行交付の疑いによる逮捕と起訴、そして特捜検事からあの手この手の恫喝に堪えての無罪に至る1年半のドラマは彼女にとって「災い転じて福となす」であり、安倍総理の人気取り人事と言われるが事務次官にまで上り詰めることができたのは才能だけでなく彼女の持つある種の魅力のせいだったろう。事件当時マスメディアに掲載された彼女のトレードマークである引詰め髪は戦時中私の母親達の定番ヘアスタイルだったから懐かしかったね^^。
彼女の仕事でのモーレツ振りは勤務時間がメチャ長いため、幼い子どもを預けた保育ママ宅への朝夕送迎のタクシー代が当時の年収相当額である300万円にも上ったことだ。生活費は職場結婚した夫の給与で賄えたからよかったが10時に仕事を終えられることが希有であり、夜中の3時4時はざらで残業時間は月200時間を優に超えるが、申告は男が90時間女は50時間が決まりだったそうだから将にブラック企業顔負けであり、中央省庁の勤務は想像を絶するね。我々の近くに介在する区役所や年金事務所などのお役所では鼻糞を穿(ほじ)って所在なげに座っているお役人のノンビリムードとの落差は一体から我々はどう考えたら良いのだろう?彼等を中央省庁に廻せば仕事のハカが行くと言うものでもないしね…(;;)。昔小生の愚息がどうしても嫌がって中央省庁へ行かなかった理由がどうやら分かったような気がするな。彼処は頭の中身だけでなく人一倍タフでモーレツ人間でないと務まらないんだ。
キャリア資格と勤務時間の差は役職で補完されて居り、彼女が31歳で初めて地方へ出されたとき島根労働基準局の課長職だったが、1年半勤めて本庁に戻されたときは初めて課長補佐に任命されたそうだから本庁と出先では役職のランクが比較にならないと分かるね。因みに本庁で課長になったのは41歳だ。
島根ではキャリアの女性が夫を置いたまま単身?東京から子連れで赴任して来ると言うので大評判になり、社宅では同局の主婦達が2歳の幼児を構ってくれ、後年裁判のときは島根労働基準局ぐるみで大挙して援軍となって彼女を励ましてくれる戦力になったとか…^^。村木さんの人徳の賜物だろう^^。当時は外部の人から地元採用の事務員と間違えられるのでどんなに暑くても夏ではスーツの着用が欠かせなかったそうだ。警察や防衛庁のように勲章などないもんね^^。如何に女性のキャリアが少なかったか分かるような気がする。
読書好きの彼女は勾留される際、拘置所内に佐々木穣と今野敏の本を持参されたそうだが164日の勾留期間に読破された書名149冊が「あきらめない」の末尾にリスト化されている。佐々木穣、今野敏以外にも獄中なのに重松清や畠中恵などいろんなジャンルを読まれており読書傾向から彼女が検事の尋問に怯えず平常心で「明鏡止水」の心境に居られたことがよく分かる。権力の権化のキャリアでも私の好きな重松清なんて読むんだね^^。
週一回だが此れから半年間彼女の「明日への話題」を楽しみに読もうと思う。

偽の血液製剤を作ってボロ儲けしていた一般財団法人「化血研」に対し厚労省は110日の業務停止処分を科したが、ナント此処の殆どの製品について他のメーカーに代替品がなく業務停止の間も製造出荷が続けられるそうだ。「作らへんで…」と嘯(うそぶ)かれて困るのは国やったんや、何のための業務停止処分や!企業は業界でのシェアさえ確立してしまえば怖いモンなしなんだ(>_<)、昔、ミドリ十字が悪いことをして指弾されたが此方は会社と違って一般財団法人だから潰すわけにもいかんし大して税金の懲罰も科せないし法律の盲点を突かれて厚労省も困ったね。村木さんは今では外部の人となったが化血研をやっつける良い知恵を授けて遣って下さいね。

ところで北朝鮮の「核実験」に対しアメリカは一部の北朝鮮船舶の入港禁止を国連安保理事会に諮るそうな…。恐る恐る、怖々、と言う感じだから中国に協力が得られないアメリカの持て余している様子がよく分かる。実はアメリカも北朝鮮が怖いんだろうな(;;)。

先週の読みたくても読めない字
咲いた花が窄(つぼ)む

今週の読みたくても読めない字
咲いた花が(萎)びる

後期高齢者の無病割引を…

烏原貯水池 (1)

明けましてお目出度う御座います。本年も拙いブログでお目汚しをお許し下さいね。
巻頭写真は年末御挨拶にお馴染みのEさんから送られてきました烏原貯水池で寛ぐ渡り鳥の風景です。鴨の一種だと思われるが何という名なのか、翡翠(かわせみ)を思わせる見事な羽根の色には心が和む思いだね^^。

東日本大震災から早や五年が近付いてきた。昨年末の新聞記事だったが、東日本大震災の際住民を救おうとして最後まで交番に残った岩手県警察のお巡りさん三人が津波に襲われ殉職されたが大船渡警察の署長室には当時交番に掲げられていた旭日章が今も残されているとか…。
私が興味を覚えたのは殉職したお巡りさんの中に警視が居たことだった。警視と謂えば警部の上の位でその上が警視正なのは知っているが、それ以上は知らない。殉職すれば2階級特進は知られているが、警視のような偉い人は普通絶対安全圏にいて大きな机にどっかと座り部下に顎で指示するイメージだったから交番勤務の警視が居ることを知ってとても驚いた。一般的に警視は警察署の署長、副署長クラスだからどうして交番勤務だったのか不思議だね。
兎も角この偉い警視は避難民を誘導する職務に徹して殉職により警視長に昇進した。ネットで調べてみると警視長の上は警視監でその上が警視総監だそうだ。警察庁長官は警察官ではなくお役人なんだ…。
若しも警視長(県警の本部長クラスになる)が殉職したらどうなるのかしら?と疑問が湧く、2階級特進すれば警視総監だが警視総監は一人で決まりだしきっと警視監で止められるんだろうが、ちょっと不条理だな。
2階級特進も死んでは勲章だけのもののようだが実際は基本給が大幅に上がり退職金がとても高額となるから家族思いの警官は死ぬなら病気でなく殉職でと願っているそうだ。

明石のTさんから年末に贈り物を頂戴したので電話でお礼を言った際、よもやま話の中で83歳のTさんは5人目の子どもである末っ子が現在46歳になるがその子を生んで以来医者に行ったことがないと仰られた。「通常分娩のお産は保険は利かないし実は病気でないですよ」と言うとそれ以前に医者に行った記憶すら思い出せないそうだ。そう言えば私と同級生のM君も保険証を長く使ったことがないと言っていた。
行政は多額な後期高齢者保険や介護保険料を所得に応じて無差別に毟り取って涼しい顔をしているが、このような無病の人達に対しては、自動車保険業界が無事故割引を設けているように、保険料の減免とか金品での表彰など積極的な姿勢を示すべきではないのかな。
1年間医療機関を受診しない者に対しては翌年の保険料の減免など具体的な特典を与えれば、1割負担や3割負担に甘えて異様に高い医療機関や調剤薬局達の懐を肥やさせずに薬局での風邪薬等で済ます者が激増し我々の税金で負担している42兆円が少しは減少できると思うのだが、製薬会社と医師会並びに薬剤師会が懸命に政治献金をしてそのようなものが立法化されないように波打ち際で必死に食い止め暴利を貪り続けていることに気付かない我々国民も愚かだと思う。
先日此れも同級生のN君がうちを尋ねてきてよもやま話の中で一昨年保険が満期になったのは良いが、その所得のお陰で1割だった保険負担金が急に3割に上げられたとメチャぼやいていた。彼は親の代からの資産を10億円近く持つ富豪だから働かなくてもお妾さんと裕福な生活を営んでいるので保険の3割くらいでブーブー言うことはないと思うが根がシブチンだからつい愚痴になったのだろう。1割の保険料を払えないため保険証を役所に取り上げられ医者通いもできぬ貧しい人達のことなどきっと頭にないのに決まっている。
政府はマイナンバーもできたことだし、この際国民の金融資産を把握して相続税を取るだけで済ませず健康保険料の増額も対象にすべきでないかと思った。明石市など一部の市町村では健康保険料に固定資産割などを付加して徴しているが、金融資産割なんてのはどうだろうか。預金や有価証券など1000万円以上の資産家に金融資産の0.1%でも保険料が賦課できたら低所得者への減免が可成り可能なのではないのかな?

日経新聞の12月「私の履歴書」は1997年に大丸社長に就任した奥田務氏だった。大丸と松坂屋を合併させ功成り名を遂げた可成りの大人物だ。財界には奥田姓が多いな?と思ったら彼は1995年にトヨタで豊田家以外から社長になったあの奥田碩氏の弟だと書かれていた。出身は三重県でお父さんは地元の小さな株屋さん(その後倒産した)だったそうだ、へー!魂消るね、お兄さんは一橋を出て地元に帰りたくて当時は日産やプリンスの後塵を拝していたトヨタ自動車に入社し、弟は慶応を出たため慶応閥の大丸に入ったのだ。入社当時は業種が違えても大丸の方が格上だったと思う。
兄弟二人して違う世界でトップを取ったことは異例のことだが、1997年当時はトヨタはもう世界一だったから弟の方は兄の七光りの影響を少し受けたんだろうね、それにしてもかくも優秀なDNAを持った素材を育てた父親が自分の会社を倒産させたなんて世の中って上手く行かんもんだよな^^。

日韓慰安婦問題解決だって?10億円だって?責任を痛感しているだって!一体から何回目のお詫びで何回目の賠償金だ!50年前に払った50億ドルは一体何だったの? でも我が国から理由のない金を巻き上げる毎に韓国は日本に対し国民の劣等感が増幅していることに気付かないのかな?

年末の29日大阪府と大阪市の「副首都推進本部」が開かれ松井府知事や吉村市長等が集(つど)った。東京からあの猪瀬前都知事も参加した。「偽物は偽物を呼ぶ」だな(>_<)。

先週の書けないけど読みたい漢字
開いた花が窄(つぼ)む

今週の書きたいけど読めない漢字
咲いた花が(萎)む

渥美清のドラマ「泣いてたまるか」と放送禁止用語

シロシキブ

先月芦屋のNさんを訪問させて頂いた折、庭に白いムラサキシキブが咲いているのに気付き「種が生ったら下さいね」とお願いしていたら先日送られてきた^^。ネットで調べたら此れはムラサキシキブ属でもシロシキブと謂う種類だそうで種が乾かぬうちに蒔くよう書かれていたが此奴は繁殖率がランタナよりも遙かに強いので私は露地蒔きでなく春に種を鉢蒔きするつもりで居たから可成り慌てた。寒いときでもあるし発芽するのは春だろうし思案の末鉢に種まきして庭に鉢ごと植え込むことにしたが果たして春に芽が出るだろうか、それより私自身がこの種を播種したことを春になって記憶しているか全く自信がない(;;)。

清水希容

清水2

空手が2020年東京オリンピックで採用された^^。写真は何れも糸東流清水希容21歳関西大学3回生、空手の形を打つ彼女の面構えはまるで夜叉だが実物は迚も可愛い女性だ、見ていて惚れ惚れするよね^^。最近の若い男女は何れも軟弱な連中ばかりになったと思ったが、こんなに凜々しい若人を見るのは久し振りだ^^。「凜々しい」なんて言葉を使ったのも久し振りだ^^。
彼女は2年前に史上最年少の20歳で全日本選手権を制し、昨年は全日本を連覇、アジア大会は日本勢6大会連続となる優勝、初出場の世界選手権でも金メダルの栄冠に輝いた。しかも全日本、アジア、世界選手権の3大会全13試合を5―0のストレート勝ちで制す圧勝劇だから65連勝は将に向かうところ敵なしで空手道のの世界女王だ^^。
空手と謂うと先ず男子を思い浮かべるが女子だって居たんだね^^。凄いね、5年後は彼女も26歳だが大丈夫かな、何処かで一回負けて緊張を解(ほぐ)しといてね。

ニュースの後など時折録画ビデオを見る。最近は「下町ロケット」以外に碌なドラマがないので仕方なくBS12の渥美清主演ドラマ「泣いてたまるか」を見ている。50年前の白黒映画だから入居倍率40倍の公団住宅家賃が5600円、タクシー100円、玉子丼が80円など無性に懐かしい^^。何故か主人公である渥美清の台詞がしょっちゅう途切れるので気に掛かるが、どうやら再放送の前にチェックが入り、言葉がカットされて居るようだった。当時とは異なり今では放送禁止用語が厳しくて、当時誰もが喋っていた「見えてるよ、メクラじゃないんだから…」などメクラの箇所が消されて口だけパクパクだ。一話に10回くらい口パクが出てくるから話の筋がよく分からなくて困る(;;)。
放送禁止用語はマスメディアが勝手に付けたもので,昔名曲「竹田の子守歌」が禁止歌にされたのは同和の幹部も知らない勇み足だった。何処かからイチャモンがでるのを怖れて放送業界が適当に怪しいものを間引いて居たらしい。
ネットで調べたら放送禁止用語一覧なるものが搭載されていたが、何処がダメなのかよく分からないものが多い。「足切り、田舎、未亡人、四つ辻、家柄、踏切番、農夫、OL」何れも放送禁止用語だそうだが少し考え過ぎだね、足切りは身障者を暗示するからこじつけで分からぬでもないが、「田舎」や「農夫」はどうなんだろう、童謡の歌詞にも出てくるし素朴でとても良い言葉だと私は思うが、此れを差別語と言うのでは大都会の大金持ちが高層マンションの上から思いっきり下界の貧乏人を見下(くだ)しているようでとても不愉快だ(>_<)。「四つ辻」に至っては四つが特殊部落を意識させると思ったんだと思うが考え過ぎも良いとこだね、「未亡人」は上品な言葉であり「後家」なら良いことになるのではどうにもおかしいね?「嫁かず後家」なんて明らかに蔑称だと思うよ。踏切番には嗤ってしまう、現在日本に電動でないこの手の踏切が未だあるとは先ず思えんから出てくるとすれば昭和の初期から半ばに至る時代を描いた文芸ものにでも登場することになろうが、この言葉が禁止では作家は途惑ってしまうよね。「馬鹿ちょんカメラ」もダメらしい。「ちょん」って朝鮮人の蔑称らしい、知らなかった。
差別語だと差別することのほうが問題であり、差別語を使わない言い回しが逆に差別を意識させてしまうってことはないの?

昨今企業の就活解禁日が6月だ8月だと揺れている、文科省も主体性がなくコロコロと話が変わるからみっともない。企業が学生からの内定が拒否されることを怖れての歯止めなのかとも思うが、良い学生は内定を沢山取り、そうでない学生は内定ゼロなのはメチャ不公平だし、三菱と住友に受かれば学生は銀行でも商社でもメーカーでも東の人は先ず8割は三菱を選ぶに相違ない、そうなると住友は良い人材を殆ど三菱に取られる羽目になり割に合わない、本来住友を目指した学生の足をも引っ張ることになろう。就職試験日を国立大学の入学試験のように大企業は申し合わせて同じ日をテスト日にできないものかと思う。
処で就活と言えば服装から髪型まで何故かリクルート型で個性がない。40年も昔のことだが「いちご白書をもう一度」を御存じですね、1975年にユーミンが作った大ヒット曲で「ばんばん」のばんばひろふみが歌った反戦歌だ。♫就職が決まって髪を切ったとき…♪今なら♪就活が始まって髪を切ったとき…♫と歌わなければ正しくない。あの当時はバブル創生期の前哨戦だったし、何処の会社も人手不足で体育会系を中心に採り捲って居たから、髪など切らなくてもジーパンでも面接できたんだろう。ちっぽけなうちの事務所などあの頃、職安(今のハローワーク)へ行っても給与が安くて全く相手にして貰えなかったことを覚えている。うちで働いているベテラン所員の給与が10万円で職安の張り紙は15万円だったからまるで話にならず、当時は増え続ける得意先を捌くため少人数で毎日9時10時の残業続きだったから現在謂うところのブラック企業の見本だった(;;)。でも今思うとあの頃は日本経済一番の成長期だったんだ、物価も上がったけどお得意先もよく儲かるようになり仕事もどんどん増えてしんどくてもとても働き甲斐があったし、中小零細企業の環境が今とは正反対だったね。今は大企業が中小零細企業を足蹴にしているが、昔は中小零細企業が大企業を助けて押し上げて居たんだ。

TBS火曜ドラマ「結婚式の前日に」が今週終了するが、暗いドラマのせいで視聴率が一桁と全く伸びなかったかがよくぞ中途で打ちきられなかったものだ。醜聞高い香里奈の主演のせいもあるが私は原田美枝子の服装にも大いに問題があったと思った、この人はとても美人で上品な女優なのにこの番組で着用しているマフラーやらショールやらネッカチーフなどゴテゴテしたコスチュームは外国では人気のファッションブランドだそうだが私のような年寄りには何故か下品でまるでホームレスの服装に見える。彼女が室内で此のゴテゴテを脱ぐとあっと驚く上品な婦人に変身するから不思議だ。スタイリストも視聴者層をもう少し意識できなかったものか?美保純も「寅さん」のときの可憐さがいつの間にか老醜にとって代わり見るのがとても辛かったね。

先週の書けないけど読みたい漢字
襖が弊(やぶ)れる

今週の書けないけど読みたい漢字
(履)を(履)いて土を(履)む

自動運転車(ロボットカー)は合流できるか

月見草

師走が駆け足でやって来た、先月末まで我が世の春を咲き誇った石蕗も漸く枯れ、残るはランタナと此の月見草だけとなって、間もなく庭はピンクと白のカタバミ一色の世界がやってくるだろう。彼女達は寒さを待っているのだ。そうなればもうお正月だね、私のような年寄りは早い月日の経過に唯途惑うばかりだ。

先週仕事の目的地がそごうの傍で阪神三宮駅が近いから山陽電車で行って見た。相互乗り入れのため特急は阪神と山陽が交互に来るがそ運悪く山陽だった、山陽はシートが沈んで腰に悪いのを知って居たが寒空に15分もホームで待つのも辛いのでその儘乗車したが、運悪くこの電車は何故か発車時と停車時に必ずガックンと衝撃が来て腰に響き思わず前のシートに縋ってしまう、シートが横6人掛けでなく前向き二人掛けだったので転けずに済んだ。此の電車は須磨から阪神三宮まで各駅停車だったのでガックンは数え切れないくらいだ(>_<)。腹が立ったので最後尾だったし下りるとき車掌に「何や!、へたくそやな、ゴツンゴツンと腰が痛いやんか」と文句を垂れると、車掌に「すんません、新人が研修中なもんで…」と頭を下げられた。電車は車と違ってアクセルとブレーキだけやから運転など簡単やと思って居たが、そうでなくレールにも車輪にもゴムが使われて居ない関係か車体にショックを与えず発着進するのは可成り熟練が必要のようだ、停車位置の関係や乗車人員の重量でついガックン停車になるかと思ったが、発進時にもスムースに出られずにガックン発車するのは力の入れ加減に可成り難易度があるのではないかと思った。車が自動化の時代を迎えているのにずっと前に自動化できてなければならぬ筈の電車がこんなことでは困ったもんだ(;;)。どうしてコンピュータに運転させないのかな、念のため運転席に見張りでも座らせて置けばそれで良いと思うがきっと頭の固い国交省が認めないんだろうね。腰が痛くなった分、運転手の運転研修中は少しは料金を割引しろ!

電車に先掛けて車の世界も愈々自動化に入り真の意味での「自動車」となり、早くも高速道路を無人でテスト走行されていると新聞に書かれていた。実現すれば2020年頃から世界中の自動車会社(トヨタは販売しない予定)で発売が開始され、運転席は不要になり乗っているのは乗客乃至は荷物だけとなる、然しドライブが趣味でハンドルを握って居ないと楽しめない人だって少なくないし、運転の上手な人には自動運転はきっとまどろっこしいに違いない、それに信号が黄色になった瞬間、自動運転車(ロボットカー)がそれを感知して横断歩道直前で止まれば現在我が国の交通事情では先ず後ろの車に追突されるだろう、と言って黄色で交差点に入れるようなソフトも国交省の認可の手前組めないよね、どうすんだろう?自動運転に切り替える前に車の前後に周囲からよく確認できる自動運転を示す旗の掲示でも義務づけるべきだろう。新聞社の車と間違えられたりして…^^。
自動走行にしても神様ではないからどんなことで事故が起こるかわからない、子供が走り込んできたり、赤信号で車が突っ込んできたりすれば矢張り事故の回避は難しいだろうと思う。そのとき「私は運転を自動にして居た」とドライバーが証言すれば事故の責任はだれが負うのだろう。
それより私はロボットカー・メーカーが自動運転車にドライバー同志のマナーである「サンキューハザード(どうぞお先に…)のパッシング」と「そこ退けのパッシング」などの区別を認識させる能力を授けて居るなんて思えない、そして此の自動運転車に高速道路の合流が上手くできるなんて到底思えないね、本線を走りながら合流車に合流させてやろうと優しい心遣いの「サンキューハザード」の好意が自動運転車に気付かれなかったりして…(;;)。

「化血研」(正式名称:一般財団法人化学及血清療法研究所)と公立研究組織のような紛らわしい名前を付けた熊本の民間製薬所は悪い奴だ(>_<)。20年前薬害エイズ訴訟で訴えられ損害賠償させられたのに又懲りずにこっそりと悪事を働くとは不届きである。厚労省は業務改善命令など生温いことは省いて殺人罪で直ちに刑事告発して悪事に荷担していた全員を検挙して拘置所に入れたら良いのだ。我が国は出生児が少し宛減少して行く中を彼等のせいでエイズに冒され更に減ってゆく危機的状態を迎えているのに何が業務改善命令や!

昨日の朝刊で報じられたが東京都の葛飾区で5000世帯分のマイナンバーが印刷漏れであることが発覚した。配達区域の葛飾郵便局が不審に思って区役所に問い合わせて判明したそうだ。総務省は全月末までに全部の印刷を終えたと説明していたため窮地に立たされることとなった。まるで泥縄だ、きっと他にも印刷未済があるに違いないだろうね。

今朝の朝刊の毎日新聞にて保険各社が高齢になった保険契約者と連絡が取れなくなったり受取人が亡くなったり(追跡調査せず?)で20億円の保険金が未払いになって居ると報じられた。
保険業界は10年前に病気の告知義務違反などを理由に保険金支払いを拒んだ保険金不払い問題で国会において追及され已む無く1100億円もの保険金を支払った前科があるが、その後は悔い改めたらしくその種のセコいものではなく今回発表されたものは本人或いは相続人から保険請求がなされない儘になっているケースが続発していることを踏まえたものだ。核家族の悲劇の一つだろうと思う。
死亡保険も各種あってややこしく、今年1月にお亡くなりになった94歳のお得意先の遺族には3500万円の保険金が支払われたが私は過去10年以上確定申告にて生命保険金控除をした記憶がなく、疑問に思って私が保険会社に問い合わせたらこの保険は70歳で掛け止めになり以後何時亡くなっても3500万円が支払われる契約だったと聞かされた、保険会社は保険金に対する24年間の利子配当をネコババしていたものだろうが保険金が貰えたのは遺族が保険証書を探し出せた功績の賜物だ。証書が見付からなければ保険料引き落としがないのだから保険金の事実が分からず其れまでだったろう。
保険会社ばかりが俎上に上がっているが、実は銀行預金は保険の比ではない。本年の三井住友銀行のバランスシートだけを見ても睡眠預金払戻損失引当金が200億円もある、これは出し入れが行われなくなって10年を超えた預金を銀行が雑収入で利益に計上し取り込んだ金額だ、「通帳や判子と本人或いは相続人の身分確認ができたら返してあげますよ」という意味での損失引当金だが千に一つも返還依頼の可能性はない。通帳は本人の意思で誰にも見付からない処に隠したまま永眠されたものだろう。親の面倒も見ぬ子どもに遣るくらいならゴミになって捨てられることを希望されたのだろうが昨今悲しい親子の断絶だね。他の銀行や郵便局を加えるとこの手の睡眠預金は数千億円にも達することだろうな(;;)。皆様もお年寄りには孝を尽くして銀行や保険屋を喜ばせないようにしましょうね。

先週の書けないけど読みたい漢字
危急存亡の秋(とき)

今週の書けないけど読みたい漢字
襖が(弊)れる

65歳以上はインフルエンザ無料??

fATHER'S BLOG

師走が其処までやってきた。先週の日曜日ホームセンターのアグロガーデンヘ行った帰りに偶々渋滞で止まって横を向いたら丁度其処は昔懐かしい母校跡だった^^。
今では姫工大などと合併し学園都市に移転して、名前も兵庫県立大学となっているが明治35年に設立された由緒ある官立の高等学校だったから、学舎跡を記念して碑(いしぶみ)でも建立されているかと思ったら、南側に高層マンションが建って北側にはセブンイレブンに外食のスシローに和食のさとが犇めいて(ひしめいて) “Kobe University Of Comerce” の金文字が彫り込まれた校門も夢の跡で各店の共用駐車場に変貌して跡形もなかったから魂消たな。世知辛い世相を垣間見た思いで憂鬱だった(;;)。
あの当時うちの学校は実は “Collage”(単科大学)に過ぎなかったんだが既に”University” と書いてあったのは将来への大きな夢と希望を持って居たんだね^^。

月初めに散歩中壊れた溝蓋に足を取られて転け、足の臑(すね)所謂「弁慶の泣きどころ」を路面で打って可成り大きな擦過傷ができたので病院に行ったら、待合室の隣に座った小母さんと世間話の間に「あんた区役所の書類があれば65歳以上はインフルエンザ無料やねんよ」と言われた。「私10年以上タダねんよ」と言われた。「1500円助かった^^」と本気にして仕事に出かける途中区役所へ寄ったら成程21番窓口で予防注射無料券のブースに人が一杯並んでいた。見たら全部お婆さんだった。そこで恐る恐る係員に聞いて見たら、(神戸市の)市民税がゼロの人は誰でも無料だと言った。え?うちの家内は市民税ゼロやなかったかな、と念のためにもう一度確かめてみると「(神戸市の)市民税の均等割も払ってない高齢者です」と言われた。そんな人居るんや!均等割を払って居ない人がこんなに沢山居ることを初めて知らされた。生活保護とか原爆被災者などいろいろ事情を抱えた人が対象なんだろうが、区役所は税金や国民健康保険料を取るばかりでなく、マイナス税金である予防注射のお金まで出してくれて居るんやと胸が熱くなった。
それなのに此の10月から税制が改められて、法人市民税や法人県民税の税率が25%も下げられた。その代わり地方法人税なんてのができて国が毟(むし)ってゆくから会社が支払う会社の負担は少しも変わらない。一体から地方法人税は何に使うつもりなんだろう?お上のすることは我々衆生にはまるで分からないが、少なくとも地方自治体にとって嬉しい話でないことは確かだろうな。
病院での擦過傷の手当は薬を付けてガーゼを貼り包帯の代わりに透明のバンドエイドのようなもので抑えてくれ「毎日張り替えて…」と言われたので、ガーゼと接着テープを処方して下さいと言ったら「処方できないので薬局で別に買って…」と突き放された。ガーン!きっとガーゼを替えに毎日外来に来いという謎だろうが、病院へ行くのにタクシー代が2000円も掛かるから絶対ムリだ、泣く泣く薬局に行くことにしたが、傷薬は保険適用でもガーゼなどが保険外なのは薬でないからだろう、医者が貼れば保険適用で自分が貼れば自費なんてちょっと怪訝しいと思ったが、リネン製品は製薬会社の縄張り外だからだが、ちと腑に落ちぬ。薬が1週間分ならガーゼなども1週間分位処方できるのが常識だと思うが、きっと製薬会社と厚労省の陰湿な嫌がらせなんだろう。

マイナンバーが迷走している。通知カードの配達が遅れているばかりでなく、未だ印刷も完了していないとかの噂もあるから政府も信用が無くなったね。どうしてこんなドタバタ騒動になったんだろう、給与所得者に対する28年度の扶養控除等申告書にはちゃんとマイナンバー12桁が印されているから企業も間に挟まって困るよね。来年1月から運用開始と政府が言っているが届かないものはどうしようもないし、国民全員が住民票の場所に住まっている訳でもないから未着のマイナンバーは10%以上は出てくることになるだろう、このままでは12年前に交付された住基カードの二の舞だ。住基カードは確定申告で5000円返ってくる仕組みだったから我々税理士も大いに勧奨してお得意先に喜んで貰ったが、それでも交付された枚数は全国でたったの800万枚だったのだ。今度のマイナンバーは何の恩典もないから、届いても何処かのお店のポイントカード程度の扱いしか受けないんじゃないかしら。受取拒否する人も多いそうだから困ったな(;;)。
政府もマイナンバーで莫大な税金を費消することになったが「国民全員に書留で11月中に…」など大きなことを言った政治家や役人は誰も責任を取らないのか?書留が届いても家族が全員一所に住まっているとは限らないし、不仲で別居の家族も居るに違いなく、書留ならちゃんと届くと考えた税府の発想は余りにも浅薄だったな(;;)。
10行ぐらい上で「二の舞」と入力したら、何故か「一」に漢字変換された?どうして?と数度入力して原因が分かった、アホな私は「にのまえ」と入れてたんだ、二の前は「一」だよな、此のワープロソフトのATOKって賢いんだか、馬鹿なんだか考えてしまうが矢張り賢いんだろうね^^。
この字が充ててあるにはきっと「一」と書いて「にのまえ」と読ます我が国古来の苗字があるんだろうか?

オウムの菊池直子被告に東京高裁は地裁の懲役5年有罪判決を破棄し「無罪」を言い渡した。事件直後に捕まっていたら重罪は免れなかったから彼女は逃げ得だった(>_<)。20年もの時の流れは事件も人の心も風化させたのか、裁判長は「彼女は知らずにサリンを運んだ」と無罪の理由を述べたが、それなら「オレオレ詐欺」の掛け子(電話役)は罪に問われても時給アルバイトの受け子(取りに行く役)は罪に問われないの?曽て外国から麻薬と知らずに運ん込んだ日本人は重罪に課せられたから物凄い矛盾だと思うんだが…。
裁判長は菊池被告の逃亡していた17年間を、深夜の風の音を追手の声と聞いて飛び起きまんじりともできなかった彼女のことを監獄よりずっと辛い毎日だったと考えたのだろうか。

先週の書けないけど読みたい漢字
和漢の籍(ふみ)に親しんだ、

今週の書けないけど読みたい漢字
危急存亡の(秋)

丹波市と宍粟市

黄 赤

秋も深まり庭の草花が残り少ないエネルギーを振り絞るように咲き乱れている。赤と黄はどちらも私の好きなランタナだ。初夏の時分に早朝散歩の途中に他所のお庭から道路に食み出して咲いているランタナの枝を10cmほど失敬し、コップの水に浸して窓辺に置いて根を出させ露地に戻したのが咲いた^^。但し、ランタナはコップの水で生き返る位生命力が強いから油断すると庭中を席捲し雑草化するので要注意だ。

先日芦屋に仕事で出向いた折、快速電車の窓際に座っていたら元町から俳優柄本明そっくり足の悪いお爺さんが乗ってきた。優先座席でもなかったが私の横に座っていた小母さんが、「どうぞ、私は次で降りますから…」とさりげなく立ち上がり、恐縮する老人に席を譲りドアの方に歩まれたが相手に有無を言わさぬ小母さんのタイミングはお見事だった^^。お爺さんは座るのに結構苦労して腰掛けられたが、横目でみると年齢が私と良い勝負と思われたので、車窓を眺めるにも退屈だったし息が整った頃、「率爾ながらお幾つになられましたか?」と問いかけると、「私は昭和6年です」と答えられ、お宅は?と返ってきたので「亥(いのしし)です」と言うと、「私が申(さる)やから、ええと…」と私の歳を考えて居られたので、「私は10年です、貴方は6年生まれだから未(ひつじ)ですね」と返すと何故か猛然と反発され、私は3月の早生まれやから申(さる)です」と引かない。怪訝しいなあ、早生まれと干支は関係ないのと違うのかなあと思ったが、これ位の年になっても自分の生まれ年や干支を間違う人は先ず居ないから私の勘違いなのかなと思いそれ以上追求するのもどうかと思ったので「何処へ行かれますか?」など話題を変えたら「大阪で乗り換えて丹波市に帰ります」と言われた。「丹波市?」と一瞬考えて居ると「前は氷上郡やった」と呟かれた、そうだ、平成大合併で何処も彼処も町や村は市になってしまったのだ。丹波市なんてのまでできてたんや、柏原(かいばら)や青垣町とか言われたら相続税の相談に行ったり鮒釣りに行った40年昔を漫(そぞ)ろに思い出すが、丹波市と言われても今ひとつピンと来ず、はあ?と思ってしまう。

今では姫路のずっと奥に今も交通手段が神姫バスしかない宍粟市なんてのができて居るが、山崎町とか千種だったら懐かしく60年前囲碁部の合宿で瑠璃寺に行った折、山崎までバスが3時間かかり山崎で更に乗り換えて瑠璃寺まで1時間かかった。山崎は鉄道もないのにバスのターミナルがあり、あちこちへのバスの集散地だったからとても驚いた。宍粟市なんてゴロが悪くて言い難いが、無理矢理市にしてしまわないと行政のコストが持たないのだろう、その分住民サービスは随分低下したことだろうと思う。
高所にある瑠璃寺での合宿は真夏なのに夜は布団を被らぬと寒くて眠れぬ程気温が下がり、一晩中林の木の梢から河鹿(かじか)の鳴き声が絶えなかったのを強烈に覚えているが、清流の潺(せせらぎ)と共に今も生き永らえて居るんだろうか。

閑話休題、このお爺さんと戦中派の性(さが)として子どもの頃食べ物がなく蛇苺まで捜して食べていた話などしていたら電車が芦屋に到着したので「それではお気を付けて…」と別れたが、話の中で戦争が終わったとき中学3年生でしたと言われていたことをふと思い出した^^。帰りの電車の中で早生まれと申(さる)のことを考えて居たら正解に到達した。明治41年生まれの私の父も昭和7年3月生まれの姉も矢張り早生まれの申(さる)だったことを思い出したのだ。だから私と姉は歳は三つでも4学年違う。申年は西暦では12で割り切れる決まりだ

終戦時に旧制中学3年生(早生まれだから終戦当時14歳)だったら逆算してこのお爺さんは1931年である昭和6年生まれであり、申年は記憶違いだったと結論した。自分の生年月日を書く機会は始終あるからこの方が生まれ年を間違う筈がない、申年は昔からけちん坊だとか狡いとか謂われていたからこの方の勘違いはお気の毒だった。もう一度お爺さんに逢って「貴方は本当は未年ですよ」と言ってやりたいがもうその機会もない。(注、尋常小学校5年で飛び級した場合はこの限りではない)
今の若い人には十干(じっかん)や十二支など話題にする方は少ないだろう。漢検ではこの手の「訓読み」がかなりの頻度で出題されるから私は油断なくしっかり覚えるよう努力している。十二支は兎も角十干の訓読みは難読字だ。丙午を(ひのえうま)などはよく知られて居るが、あなたは「庚寅」に「戊戌」の仮名付けができますか?
答え 訓読みは(かのえとら)(つちのえいぬ)であり、音読みは(こういん)(ぼじゅつ)です。

下町ロケット

早朝の散歩途中コンビニでこんな菓子パンを見付けた^^。ロケット型?のチョコパンだが発案者は頭良いね^^。作者の池井戸さんに使用料払っても売れさえすれば勝ちだ。TVでも先週視聴率20%を超えたとか大人気だし、文庫本は100万部を超えてのベストセラーに便乗しての菓子パン登場だ。「佃品質」には笑ってしまうね^^。
慶応を出て三菱銀行に7年在職した池井戸潤さんの作品は「空とぶタイヤ」を初めとしてどれを見てもアンチ三菱色が鮮やかで面白い、よほど在職中上役にいびられたんだろう、でも三菱重工の工員さんは本当に三菱のイメージカラーである真っ赤な作業服を着ているの?
巷間三菱の社員達の周囲を見下すエリート意識過剰には辟易している人も少なくないからこのドラマの中身は別にしてもきっと共感する人も多いと思う。それもヒットの原因だろうね。
うちに来る三井住友の外務員の小母ちゃんが言っていた「私昔三菱に少し勤めたことがあるお陰で今でも三菱の車は1割引で買えるんよ」

最近私のブログの中身がヤケに諄諄(くどくど)しい、歳のせいだろうか我ながら嫌になっている、もう少し明るい話題を爽やかにお送りしたいと願っているのでどうかご容赦を…m(_ _)m。

先週の書けないけど読みたい漢字
面白くて堪(たま)らない

今週の書けないけど読みたい漢字
和漢の(籍)に親しんだ
先月の漢検の出題からです。

蝋燭(ろうそく)売りの少年

くるま

早朝の散歩に快適なシーズンとなって、少し遠くまで足が延びるようになった。先日第二神明道路の近くまで歩いたら福田川の小さい橋の入り口にこんなものが貼り付けられていた。おそらく神戸市の土木のお役人の仕事であり、市内の河川の小さな橋を見付けてはこの看板を貼って回って居るものと考えたが、人間二人が体を躱し難いこの橋はどう見逆立ちしても四輪車の通行にはムリだ、分かっていても割当てられた看板を消化したかったんだろうな。トラックに積んだ看板を早くカラにするするため貼ったとしか思えない。自分の腹の痛まないお役人のしそうなことだな(;;)、税金泥棒や!

私は先週10日に齢(よわい)80歳を迎えた、小さい頃から50くらいで死ぬ心算で居たから愕いている。流石にそろそろあの世からお声が掛かる時期だろうと思うから今日は思い残すことのないよう70年前起こった身の周りのできごとを聞いて頂こうと思う。
先月終戦後すぐにあった父の選挙の話をしたがその少し前に半年足らずの短い期間だったけど日本中の電力が足りなくて家庭では何処も始終停電して居た時期があった。当時住んで居た姫路も例外でなく突然の停電が当たり前だった。急にプツンと切れ、又不規則にパッと付くのだ。懐中電灯や電池のない時代だし頼れるのは蝋燭だけだったから、蝋燭は町の雑貨屋での売れ筋商品だった。それに気付いた父は勉強もせずごろごろと怠惰な生活を送っていた私に「喝」を入れるべくお得意先のN商店から蝋燭を卸して貰って学校から帰宅すると私は夕方まで外回りの蝋燭売りを命じられた。当時父の命令は絶対だったし、言うことを聞かないと食事が与えられなかったから従わざるを得ない(;;)。父が仕入れた価額は1本10円で私に命じた販売価額は12円であり市価も確か同じ位だった。マッチ売りの少女ならぬ蝋燭売りの少年では絵にもならぬが、偶々戦時中から家にあった軍隊の背嚢に蝋燭を一杯詰め込んで釣り銭も用意して今日は駅前、明日は野里、明後日は東二階町と場所を変えて個人の住宅やお店屋さんの入り口を潜った。1日の歩く距離は1里半か2里(6キロ-8キロ)くらいだった。ピンポン♪などない時代だから初めはお店や玄関の入り口を開けて「こんにちは」と言うのに膝が震え声も震えたが少し宛馴れてきた。何処でどのように売るかは私の裁量に任されており、父は何も言わなかった。唯一本12円の値段だけが約束ごとだった。学友達が皆空き地で野球などしているのを横目に見ながら背嚢を背負って一人とぼとぼ出かけるのは辛かったが父の命令だから背けない、訪問先では個人家庭よりお店屋さんの方が良く買ってくれた。「僕、何年生や」「5年です」「えらいなあ、3本置いとき…」「36円です」「お金落としたらアカンで…」総じてお店屋さんの方が人数も多いし優しくよく買ってくれた。よく「11円なら全部買うたる」と言われたが父との約束ごとなので「嫌や」と断ると少しだけ買ってくれた。取り敢えず値切って見るのは商人の常道なのだ。個人の家の玄関では泥棒や浮浪児と間違えられることが結構あったから、傷つくことが多く経験則から大きい家には先ず行かぬことにした。9尺2間の長屋の小母ちゃん達は買ってくれなかったけど買ってくれそうな人を紹介してくれたり優しくしてくれて嬉しかったのを覚えている^^。帰宅するとお金の勘定をして計算書を作り売上金を父に渡すことでご飯を食べさせて貰えたのだ。
間もなく電気が付くようになり蝋燭の需要がなくなったので蝋燭売りに行けなくなりホッとしたが、今度は満員電車にしがみついて明石の駅前に行き、大きな闇市(今の魚の棚の辺りだが焼け野原だった)に座りこみ背負ってきた背嚢に入れたマルセル石鹸を並べて売ることになったが、此方は蝋燭売りより数段難しくショバ代の支払いやら何やら、あるときはやくざが来たりと到底5年生の子供の手に負えるものではなく経費が掛かって少しも儲からず、満員電車にぶら下がっての明石行きも大変で、ベソをかく私を見て父も諦めたらしく軈て行かなくて良くなった^^。
当時弟は生まれたての赤ん坊だから仕方なかったが3歳上の姉は勉強もせずに家でゴロゴロして飴ばかり食べて居たが、両親に取り入る術(すべ)が上手くて寵を得ていたからメチャ依怙贔屓だと思って当時は父を恨んでいたが、今思えば此れが父の深謀遠慮であり不甲斐ない息子を少しでもマシな人間に叩き直したかったのだろうと思う。
成人してから身の不始末が原因で父に勘当されミシンのセールスをしたとき八尾支店のトップセールスとなれたのはこの5年生での貴重な体験と経験が大きな武器となり私の力となってくれたからだと思っている。何気に知らぬ人の懐に深く入りこむ図々しさを少しだけ身に着けて居たみたいだ。貧乏人ほど気前が良くて人情深く、金持ちほど疑い深くケチであることを5年生にして知らされて居た。此の経験は5年生当時はとても辛かったが、12年後の同じ干支で私を支える命綱となってくれたから、できの悪い我が子を世間を渡れる一人前の人間に変えようとした父の配慮に対し心から感謝すべきだと思っている。お父さん有り難うm(_ _)m。
然し親子の関係なんて考えてみれば此の70年前で世間では天と地ほど異なってきた。現在の親子はお互いの目線が等しく、子どもが親に向かって「糞じじい、死ね!」なんて平気で言って憚らない時代だから、昔の縦の親子関係は良かったと思う。全ては家族が互いに支え合わなければ生きて行けなかったからだ。経済成長って皆のお金や財産は増えたが、その副作用は恐ろしく家族の心をバラバラにしたんだね。

カード2

先月半ばにご紹介した三菱UFJモルガン・スタンレー証券平成4年生まれの女性社員からメロディー付きバースデイカードが印刷でなく直筆で届けられた^^。此の女性証券マンはわざわざ事務所に臨戸されて熱心に慫慂されたので日本郵政などの新規上場株をチョッピリと気持ちだけ購入したが、そんな僅かな株でもネット証券に移換されないため一所懸命なのが以心伝心で私の胸に伝わって来たのでこのバースデイカードを読んで移換するのを遂に諦めた。ネット証券は移換費用を肩代わりしてくれるそうだが、此の商売熱心なお嬢さんを裏切るわけにも行かんもんね。三菱UFJモルガン・スタンレー証券も今どき珍しい有為な人材を手に入れて幸運だったな^^。

ミャンマーではノーベル平和賞のアウン・サン・スーチーさんが今回の選挙で圧勝したと日本のメディア誰もが喜んでいるけどもっともっと喜んでいるのは中国と韓国だ(;;)、彼女って本当は根も葉もない従軍慰安婦に拘り中国や韓国の肩を持つ極端な反日派人間だってことを知っている日本人は多くない。政府は何れ彼女の掌上に載せられてODAとかお金だけ上手く巻き上げられそうだ(;;)。日本は孫悟空か!

先週の書けないけど読みたい漢字
傷の痛みを堪(こら)える

今週の書けないけど読みたい漢字
面白くて(堪)らない