「坊っちゃん」

寒い冷たい毎日が続く中を私達は愈々確定申告の本番に突入しています。私ごとですが面会謝絶の病院にて手術後21日間のリハビリに耐えて愚息が一昨日無事病院を退院し帰宅致しました(^^)/。当初は退院しても車椅子生活になるのでは…と危惧して居リ、車椅子になれば段差の多い自宅や事務所は最早彼が帰れる場所ではないため松葉杖で歩ける彼に心から安堵致しました。丁度20年前彼が脳溢血で倒れた折には半年間に及ぶリハビリに耐えて復帰した経験もあり、きっと此れから少し宛元気になってくれるものと信じて居ます。皆様に多大なご心配を掛けて申し訳ありませんでした。心から御礼申し上げますm(_ _)m。

最近府立の高校生約10万人に対し大阪府教育委員会がアンケートを試みた処、意外にも在籍校からヤングケアラーとして把握されて居ない生徒が6割以上も居ることが分かりました💢。個人的な生活の部分だし、本人も触れて欲しくないことでしょうが学校側が生徒の生活内容を把握できて居ないことは問題でもあり、府は中高生に対しては行われていない学級担任の家庭訪問を実施するなどして生徒の私生活を把握し、更にはスクールカウンセラーやソーシャルワーカーにて対応すべきだと思いました。そして大阪府だけでなく各都道府県に於いても中高生のヤングケアラーの把握をしっかりと行って生徒の勉学での支障が解消するように前向きに取組んで頂きたいと願ったのでした。然し家族へのケアが生徒自身の満足であり、干渉は迷惑だと思う私のような生徒も中には居ることを先生に知って頂きたいと思います。

私自身戦後11歳も離れた弟が生まれて、下校後彼をねんねこで括り付けられ今で言うヤングケアラーになったことは此れまでよく触れました。然し私は家族が助け合うのは当然であり自分が家族に少しでも貢献できることを嬉しく思ったのですが、個を重視する今の世相では「ヤングケアラー=可哀相」と社会的な価値観が変わって居ます。大切なのはケアラー本人が自らの状況に満足しているのかどうか生徒の意思をしっかりと確認すべきだと私は考えます。親に食べさせて貰っているのだから家族に対して自分のできることをしたいと思うのは当たり前ではないかと私は考えました。厳しい父は中学までは義務教育だから親の義務だが、高校へ行きたければ自分で授業料を支払えと言って私の自立心を克己しました。その時私に役立ったのが戦後の混乱期での畑作り、焚木取り、更には小学5年生でのロウソク売りの体験でした。一方何故か私の姉は私と正反対に乳母日傘で育てられ、世間のことを何も知らぬ儘に20歳で養子を採って父の寵愛を継承し、経済的には幸せな生活を過ごし昨年89歳の生涯を終えましたが、全てを父の庇護と遺産に頼リ、人生の辛酸を嘗め己を高める機会を全く持たなかった不幸?な生涯の持ち主であったため、他者に対し常に上から目線で接するので、心を開いて近づく者が居らず孤独な生涯でなかったかと思いますが、それは全て両親の溺愛が原因であリました。その根っこは賢い姉が単純な気性である父の操縦法を心得えて己が意の儘に操って居たものでしたが、不幸にして結果的に自らを切磋琢磨する機会を失い人生の荒波に接する人生を送らなかった姉を不仕合わせであったと思っています(;;)。父が渾身で愛した長女が養子共々遺産の大半を取って父の墓に入らず見捨てて行ったことを黄泉の父はどう思っているかと考えると心が痛みます。一方少年期に父よりスパルタ教育に徹した生活を課せられた私は躰は細くても、打たれても怯まぬ根性の持ち主となり艱難辛苦を耐えて激動波乱の20歳代を生き抜き現在の私があるのは偏に10代までに与えられた凄まじい父のスパルタ教育であり、父にどのように感謝しても感謝しきれぬ思いで一杯です。人生決してお金が全てではありません。幾つになっても希望に満ち父母に感謝を捧げる生活が必要ではないでしょうか?

政府はコロナオミクロン株ピークは超えたとか罹っても軽症だと発表しましたが、感染は一日10万人に迫り、70歳代以上は死屍累々です(;;)、なのに…各県の蔓防を続々中止、どうして?そこまで経済が大切ですか?そうか…税金で食っているのは役人やもんね(;;)。

宿題であった「坊っちゃん」の主人公が「清」であることに異論を唱える方が多かったのではないかと思いますが、私の変わらぬ持論を述べると「坊っちゃん」主人公の謎解きの鍵は文末の最後のひとこと「だから、清の墓は小日向の養源寺にある。」に尽きると思います。坊っちゃんの主人公は幼い頃から坊っちゃんを愛し、彼が松山に往くとき列車が去るまで独り坊っちゃんを見送り、ずっと坊っちゃんの帰京を待ち焦がれて居たばあやの「清」でありました。『…俺は家に帰らず鞄を提げたまま、清や帰ったよと飛び込んだら、あら坊っちゃんよくまあ、早く帰って来てくださったと涙をぼたぼたと落とした。俺もあまり嬉しかったから、もう田舎へ行かない、東京で清とうちを持つんだと云った。…玄関付きの家でなくても清は至極満足の様子であったが気の毒なことに今年の二月肺炎に罹って死んでしまった。死ぬ前日俺を呼んで「坊っちゃん後生だから清を坊っちゃんのお墓に埋めて下さい。お墓の中で坊っちゃんが来るのを楽しみに待って居ります」と言った。』文末の「だから清の墓は小日向の養源寺にある」を日本文学史上最も美しい「だから」であると喝破したのは作家の井上ひさしです。主人公っていつも悲劇的な役割です。坊っちゃんは主人公「清」の唯ひとり愛する人でありましたm(_ _)m。

先週の読めそうで読めない字     熱り(ほとぼり)が冷める

今週の読めそうで読めない字         昔は(文盲)の人が多かった

失われた母親の本能

北海道は雪で列車も運休だそうですが、神戸では先程パラパラとしましたがそれもすぐに止んで雨が降らない日がもう随分続きます。池の水が減ってゆくので日向水をしたバケツを2-3杯お日様に当てて塩素を抜き池に補給する回数が今年になって随分増えました。プラスチック製1.5㎡瓢箪池の底に小さい穴でも?と思ったりしますがもう私の体力では何もできず唯日向(ひなた)水を補充するしかありませんが、只管机仕事に追われるのを防ぐ唯一の運動だと思って頑張っています^^。

先週の木曜日の紙面は児童虐待事件の報道ばかり読まされて情けないやら遣る瀬ないやら…(;;)、自分勝手な人間の存在と一方は我が国のお役人の仕事に対するヤル気なさがひしひしと感じられ腹立たしくてならぬ事件でした。岡山の事件は内縁の夫と称する人の顔をした悪魔が子持ちの女性宅に入り浸り、昨年9月に5歳の少女を全裸にし虐待の末、無法にも殺した事件について岡山県警は内縁の男を先週漸く逮捕しましたが、此れまで近隣から多くの虐待情報が多数寄せられているのに児童相談所が動かず放置していたよくあるケースでありました💢。児相は交際相手の内縁の夫を一度だけ呼んで事情を聞き、「もうしない」と言った言葉で後は済んだことでこの事件を放置しその後の通報も無視したせいですが、児相に女児へのイジメについて聞かれた内縁男が「又苛めたる」などと言う訳がなく、嘘だと分かっていてもそれを調書に記載してこの事件をハッピーエンドさせた児相は事なかれ主義の権化のような典型的なオバカ役人の屯する場所でありました。今日も児相は涼しい顔でデスクワーク…かと思うと腹立たしいな💢。岡山市長は児相の連中を全員ゴミ清掃課に移動させ、県警に依頼して児相を警察官の出向先として頂けないものか。全ては場当たり的な転勤で不適材不適所の要員配置を再考せねばならぬと考えました。想えば50年前のことですが神戸市中央市場の外部監査の仕事をしていた折、長靴を履いた担当の市場課職員が、25年後定年直前に垂水区役所の徴収部長に任ぜられ赴任されたのに偶然お目にかかり話をしたら、この前は王子動物園に勤務しておられ、何も分からんが今は判子だけ付く仕事ですと嗤っていられましたが、悪いけどこれって月給(税金)泥棒だと思いました。部長職で一日数個の押印だけの仕事に耐えるのも大変だと思うし、訪れる市民の理解が得られないことについては不感症なんでしょうね。給与の財源は税金やもんな(;;)。余談になりますが、阪神大震災の前年に生まれた私の孫は卒業後神戸市役所に合格しましたが、私の意向で仕事は過酷ですが人間が鍛えられるので国税専門官試験を受験させ合格し東京国税局に採用され現在都内の税務署で活躍(と言ってもコロナで大変なようですが…)して居ます。

閑話休題、さて同日掲載されたもう一件の事件ですがこちらは一昨年6月に3歳の少女を部屋に閉じ込めて食物も水分も与えずドアの外にソファーを置いて出られないようにして飢餓と脱水で死亡させ、その間交際相手と9ケ日間も鹿児島にラブラブ旅行に行った母親に対し保護者責任遺棄致死事件にて懲役8年(軽すぎる!)の判決が言い渡された事件でした。自らの腹を傷めた我が子ではありませんか!母親と言うものはどんな環境にあっても自分を犠牲にしても自らの子供を護るのが本能だと思いますが、我が国には畜生にも劣るこんな女も棲息するんやね💢。時代の流れとは謂え世の中真っ暗闇やなあ(;;)。

熊本慈恵病院での内密出産の話題は大きく世間を席捲させました、法律には反することではありますが、法も赤ん坊の幸せを奪うことはできないとの判断から敢えて慈恵病院と熊本市は身元を明かさず出生届を提出し受理する姿勢を決めました、偉いね^^。最も優先されるべきは母子の安全です。養子先も決まっていることだし、この儘そっとしてやってほしいと私は願って居ます。けれど、このニュースを知って今後全国から多くの女性が内密出産に慈恵病院を押し寄せて院長を困らせることになるのではないでしょうか?

高梨選手が103mの大ジャンプをしたら服装で失格!泣き崩れる彼女!なんでなん?服装のことをなんで試合前に言わないの?決まりであった女性の検査員が此の日に限って男性だったそうで検査手順もいつもと全く違う手法が取られたそうです💢、検査対象が高得点者に限られたことも腑に落ちないね?きっと北京に巣食うチャンコどもの陰謀と思う💢。中国って怖いとこですね💢。「スキージャンプと言う素晴らしい競技が混乱ではなく選手やチーム同士が純粋に喜び合える場であってほしいと心から願います」此れは高梨選手謝罪後のメッセージです。偉いなあ彼女って…。彼女はワールドカップ(W杯)で日本選手として初優勝を果たした15歳のとき文科省が実施する高校卒業程度認定試験(旧大検)に合格したことは有名ですが、彼女の知能が特別優れているからでしょうね^^。スキーばかりして居ても凄いなあ(@@)。

「総理、総理!」と手を上げては安倍さんを困らせていた社民党の党首福島瑞穂さんが前回の衆議院選挙で維新に破れて議席を失い今度はコロナ感染だって…、可哀相やなあ(;;)。

先週水曜日コロナワクチン3回目に妻と行ってきました。昨夏1-2回目はさしたる症状がなかったのですが、今回は翌日注射の肩が痛くて上がらず、体調は風邪気味となって二日間フラフラしていました。仕事で一杯々々やのに、今日まで三連休返上やのに…(;;)。

今日は紙面が尽きたので「坊っちゃん」の件は来週に…m(_ _)m。

先週の読めそうで読めない字      心許り(ばかり)の贈り物

今週の読めそうで読めない字         (熱り)が冷める

学歴と男女差別

愈々寒い激冬二月の到来です。庭の花たちは皆冬眠したようにショボくれて息を潜め春の訪れを待ち侘びています。後ひと月と一寸で春が訪れますが、その時までに果たして私共の確定申告事務が無事に終えられるか神に祈る思いですm(_ _)m。

「内山咲良」と言う一人の女性アスリートが東京大学の理科三類に進み、医学部に進んで居ると聞きました(@@)。彼女は昨年9月の日本学生陸上競技対校選手権(インカレ)女子三段跳を東大生として初めて制し、遡っては高校2年生で英検一級合格という途轍もない文武両道異色の才媛です。現在2月の医師国家試験合格と3度目となる5月の日本選手権出場を見据えて日夜トレーニングと勉学に勤しんでいますが、何れは医学の世界に入られる方なんだろうと思います。彼女は神奈川県出身で筑波大学附属中・同高(東京都文京区)を経て、東京大理科三類に現役で見事合格!しました。国内最難関と言われる熾烈な受験に挑みながらも、中学時代に都中学の女子走幅跳で入賞し、高校3年の時には同種目で全国高校総体(インターハイ)出場を果たしたスーパーガールです。指折りの国立進学校から最高学府へと進んだ今も、彼女はスポーツと学業の両方でトップを走り続けていますが文と武の頂点を極める彼女はメチャ凄いと思いました。昨年のインカレ女子三段跳優勝は、東大女子選手として初の快挙でした^^。彼女は将に「文武両道の鑑」だと思います。でもこんな抜きん出た才能の持ち主はきっと封建的な女性蔑視の日本社会である医学界にやっかみから疎んじられて嫌気がさし何れ日本を離れ留学され、他国で頭角を顕し数十年後はノーベル賞などの候補にあげられるに違いありません、我が国の何事にも男子優先女蔑視思考が残念でなりませんね。総理大臣や大会社の社長に女性がなれない日本と言う国はホントダメですね(::)。本当は彼等にとって女性に成長され見下されるのがメチャ怖いんだと思いますが、性別や学歴によって昇進ができない我が国の風土は世界的にも全く異常ですが今の処掛け声ばかりで行動が全くないのは嘆かわしいと思います。

学歴と謂えば20数年前でしたが、大学囲碁部の同志であり大手の凸版印刷に入社、その後40年を経て晴れて社長候補に上がったF君が、役員を辞めてからも不文律として会社に居残って特別顧問(旧い大会社は殆ど全て)になって車での送迎と秘書付きの個室で高給を貪り無駄飯を食っている多くの元役員連中から学歴に問題があると異論が上がり、昇進が止められた経緯を私はよく知っています。学歴で会社が経営できると考える単細胞な連中に私は呆れてモノが言えませんでした。又高校同級生のDくんは開校以来の秀才でしたが家庭の都合で進学が叶わず就職することとなり当時年俸日本一の東京海上に入社しましたが、東大卒のエリート軍団に進路を阻まれて全く才能を発揮する機会を与えられず、最後まで高卒と見下された儘での不遇な定年を迎えたと友人に述懐したと聴きました。性別や学歴で昇進が決まる我が国の企業風土は何れ日本を滅ぼすことになるのではないでしょうか。もう既に滅びつつあるのかもね…(;;)。

コロナ禍第6波の到来に米軍基地が大きく関わっていることが決定的となり、各地に緊急事態が宣言されました。米軍というだけで政治家は腰が引けて何も言えないのはもどかしく、総理にはバイデンさんに直言する勇気などまるで持ち合わせないから情けないですね(;;)。沖縄や岩国基地では漸く隊員の外出禁止が決められましたが、職務上の者は通常どおりであり何処まで感染が鎮められるか不透明で国民は不安で遣り切れません。一因には経済が気掛かりな政府が安易にGOサインを出したせいもあるのですが、三回目のワクチンを打つまで政府は手綱を緩めるべきではなかったのです。ケイザイ、ケイザイと国民の命より税収を気にする暗愚な総理にも困ったものです(;;)。昨年度は税収が上がったと麻生副総理が胸を張りましたが、ケイザイのせいなんかではなく、収益に関係しない消費税のせいではありませんか!私は共産党員ではありませんが、生活に苦しむ国民を助けるには一にも二にも消費税の減税或いは撤廃が必要だと思います。どうせ何れは間違いなく国民の借金となり絶対に返すアテのない国債を発行して不換紙幣を乱発するのなら、消費税を撤廃しその税収相当額の国債を発行すれば同じじゃないんですか?見る見るうちに経済は回復すると思いますよ!どうせ我々が末代まで返せない借金なんだから100兆円も1000兆円も一緒じゃないですか?

あのソ連が近年隣国ウクライナを侵略しようとして居ますが、対抗すべきEU各国が何れも産油国であるソ連から少なくない原油の提供を受けているため消極的な姿勢しか取れずに居ます、だからアメリカ独り抵抗しても何れウクライナはソ連の手に落ちると思います。一度世界地図を見て下さい。ウクライナの東側は全部ソ連領土であり、南端は黒海カスピ海に達しその南はトルコに接するアゼルバイジャンではありませんか、東側には日本国土の50倍以上もありそうなあの中村哲医師が用水路を作っていたアフガニスタンが位置します。だから此の両国がソ連のものになるか同盟国になればソ連は理想的な形状で中央アジア全ての支配者になれるのでそのために、タリバンを扇動しているのではないかと私は考えています。

スキージャンプの高梨選手25歳、無念!

先週の宿題である漱石「坊っちゃん」の主人公はお分かりでしたか?答は小説の文末にあります。そうです、主人公は坊っちゃんのばあやの「清」でした。異論のある方は来週をどうぞ…。

 

先週の読めそうで読めない字    神様の決めた則(のり)がある

今週の読めそうで読めない字           心(許り)の贈り物

 

天引き保険料の矛盾

各地に大雪が舞って居ます。地球温暖化を思えば喜ばしいことですが決して温暖化が退化している訳ではなく一時的な現象なのは悲しい限りです。先週スマホの写真転送機能が壊れて当分の間巻頭を飾る写真はありませんが寒い折でもあり写材にも乏しく、あとに述べる理由によってドコモに予約する暇すらとれないことを暫しお赦しくださいね(;;)。

 

我が国も老人社会となって久しく「最近年をとってめっきり弱ってきたから、ヘルパーさんに来て貰おうかしら?」なんてことを考えて居られるお年寄りが多いと思います。処が介護の現実はそんなに甘いものではなく、先ず要介護の点数によって介護保険の適用が受けられるかどうかが決められ、要介護度の高い人がより多く介護サービスを受けられても要介護度ゼロ点の私など全くご縁がないのが現状です。介護して欲しかったら要介護度の点数が必要であり、それには役所に介護申請をしなければならず、申請後しばらく待っていたらそのうち訪問される役所の調査員との対面での身体事情等の酷しい調査で要介護度が決まります。うちは妻と長男が要介護3の点数を所有しているため可成りのサービスが受けられますが、介護保険料を沢山払っているのに足腰ガタガタでも何故か私は要介護者になれないため介護保険の適用が受けられず、止む無く過去には妻の仕事であった私の部屋の掃除などはお金を払って家政婦紹介所にお願いするしかなく高額負担を強いられるのは私の不運ですが、要介護認定だけは何が何でも避けたいと思って居ますから私も充分に勝手な男です(;;)。

処で話は元に戻りますが現在の介護に関する社会状勢ではヘルパーさんの4人に1人が65歳以上であり有効求人倍率が約15倍もあって、職員不足に悩む事業者が8割にも上ります。当初事業者はコロナ不況だし何れ失業者が介護の世界に移動してくるものとタカを括って居たようですが現実にはそうはならず誰も来てくれなかったのです(::)。何故なら訪問介護のヘルパーは誰にでもできる仕事ではなく要介護度によって1時間乃至2時間単位で別の介護先へ移動が必要であって、永年の習慣から気難しい利用者ごとに異なる介護用品や掃除用具の場所更には調理や家事の作業にも各家庭で種々の様式があったりと認知症気味のお年寄りの世話などを腰を傷めないで済ますのは容易ではなく給与のメチャ安さもあり仕事が続く人は極く稀であり殆どの方が短期間でネを上げて辞めてしまうのが実状のようです。又此れからは要介護者に麦飯を食っていた戦争世代が死に絶えて軟弱な団塊の世代へと変わってゆくことも介護の世界がより難しくなって行くに違いありません。現在40歳から徴収している介護保険料を何れ年齢を下げたり保険料を値上げしたりすることになるでしょうが、そんなせこいことより介護や医療には現在の保険料の上限額の足切り(月額給与130万円で健康保険と介護保険料が労使で月額16万円限度)を止めて高額所得者からも同じ累進料率で保険料を徴収すれば財源は充分担保され取り過ぎとなります。因みに現在の制度では年に100億円儲ける人は年に1560万円の人と同じ保険料なのをご存知ですか?上限を撤廃すると国が儲け過ぎになりますから料率を下げることが可能となりせめて所得10億円位を限度にしても余裕で黒字であり現在の保険料率を劇的に下げることが可能だったと考えます。保険料が今の10%位に減っても充分に余裕だと思います。皆様は誰もが介護も医療も金持ち優遇政策を死守する政府に騙されて居ることに気付かれましたか?

 

愈々確定申告が始動し始め我々も此れから1ヶ月半の臨戦態勢に突入することとなりましたが、運悪く事務所の主軸であり司令塔である愚息が先週火曜に転倒して股関節を骨折し確定申告期間コロナのせいで隔離のため話もできず戦力にならぬことが判明しました(;;)。女王蟻が居なくなっては我々働き蟻は方向を失い途方に暮れて居ますが、残った四名全員が寄り添って協力し、どうにか難関を潜り抜けたいと考えております。お得意先の皆様にはご迷惑をお掛けすることになると思いますがどうかお赦し下さりご協力頂くことを願って止みませんm(_ _)m。

皆様は夏目漱石の「坊ちゃん」を読まれていますよね^^、私はよく知人に此の本の主人公は誰でしょうか?と質問するのですが、此れまでに正解に達した方に巡り合っていません(::)。皆様は如何ですか?えー坊っちゃんじゃないの?違います。正解は来週へのお楽しみ^^。

 

先週の読めそうで読めない字    昨年の吹雪(こぞのふぶき)

 

今週の読めそうで読めない字              神様の決めた(則)がある

 

子連れ寡婦の悲劇

暖かかったお正月が済んだら急に寒波が襲ってきて日本列島は雪一色で温暖地方にも積雪が見られたようです。寒くなると庭の植物たちは縮こまってしょぼんとして居ますが、独り奥庭の十両だけは元気に成長しこんなに凛々しく咲いて居ます^^。

 

小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火によって地底から生まれた大量の軽石が世間の注目を集めていますが此の無数の軽石は黒潮に乗って北上して日本の各地に漂着して船舶の入出港を妨げ、更には魚類が食べて死亡するケースなどが続発するため、鹿児島県工業技術センターではこの軽石は漁業などに甚大な被害を与える厄介な漂着物であることは間違いなく憂慮して居ました。処がその後沖縄県環境部から発表された「県内に漂着した軽石の分析結果について」の報告書を読むと、軽石に意外なプラス面もあることがわかってきたようです。
沖縄農業関係者が直観的に思ったことは、軽石が漂着したときに「無料で土壌改良材が手に入る」ということだったとか…^^。粘度の高い沖縄の土壌には軽石のような水捌けのよい素材がどうしても必要だからとのことでした。然し軽石の中に毒性のある砒素やカドミウムに水銀などが入っていては全く使うことができません。そこで種々分析した結論では沖縄県内三か所から採取したサンプルは何れも土壌環境基準を充分に満たしているというものでした。そして厄介者と思われた今回の軽石は土木建築資材や農業用資材等としての活用が見込まれるということになり、一転して資源になる可能性が大きくなりました^^。プランターの底に入れる鉢底石や土壌改良材として水捌けの悪い土地などに用いて湿地の水分を低下させる可能性が充分に考えられるとのことでした。
でも連連(つらつら)考えるに軽石って石綿みたいなもので小さく砕いても何れは空気中を漂い水分と一緒に我々の体内に入って諸病の根源となるのではないかと私はとても恐れています。

 

大阪摂津市の集合住宅で昨年の8月に3歳の嬰児がお母さんと同棲している男から熱湯を掛けられて生命が奪われた事件で母親や知人が数回摂津市に相談していたそうです、その後嬰児が死亡した事件を精査した処、意外な事実が判明したのです💢。事あるごとに母親は複数の知人に松原容疑者の幼児への暴力を話しており、市の担当職員は数回に亘る母親や知人からの相談により虐待の事実を熟知しており、虐待は日常的だったと認識して居たという話を知人は聞いていたそうです。摂津市は計4回の相談・通告を受けましたが子供の保護には消極的な姿勢を変えず、挙げ句担当者全員が引き継ぎを何もしないで他の部署へ転任してしまったのです(;;)。その後間もなく熱湯による痛ましい嬰児虐殺事件が惹き起こされたのでした。
摂津市の弁解ではその後母親との面会時に、暴力がない事を確認していたとのことですが、当然に母親が隠して言えなかった可能性を全く考慮しなかったのは愚かと言うべきです。母親も被害者であった可能性をも充分に考慮すべきでした。男に捨てられないために心ならずも母親の「大丈夫です」という言葉を鵜呑みにして、嬰児は安全だ、などと考えた吏員は愚かでしたね。又、市は児童相談所に報告はしたけれど保護は求めなかったそうです。市は早急な保護を依頼すべきだったし、又彼等が子供から直接話を聞く機会を持たなかったことがポイントだと私は思いました。過去の事件でも同様のことがありましたが、親の意見だけ、大人の意見だけで子供の安全を判断しては駄目であって、3歳だと詳細に具体的な話をすることは出来ないにしても話をすれば「いやや」「怖い」位は言えたと思います。子供の気持ちを置き去りにした儘、子供の安全を判断した未熟な大人が市の吏員であったことが大きな不幸を惹き起こしました。昔から良く言いましたよね、「彼奴(あいつ)は役場くらいしか勤まらんやろ!」。

 

コロナ感染者各地激増を受けて多くの都道府県が「蔓延防止措置」の指定を受けましたが、此れによって飲食業が再び時短に追い込まれて赤字を増やすことになりそうですが、今のオミクロン株は飲食店での接触から発生するだけでなく異なった形で伝播して居るのではないでしょうか?患者の激増から感染は空気感染だってあり得ると私は思いますが…。飲食店を規制してもオミクロン株患者の増加が変わらなければ、きっと飲食店の規制が間違っていたことを誰もが思い知ることでしょう。
ある介護施設では、職員は不織布マスクを一枚しただけでは足らず、二重にし始めたそうです。

文中の「あり得る」は正しく「ありうる」と読むべきですが、昨今NHKも政治家も「ありえる」と読む輩が頓に増加したことが私(わたし)的にはとても嘆かわしいと思います(::)。

 

先週の読めそうで読めない字   昨年の吹雪(こぞのふぶき)

今週の読めそうで読めない字    最近コロナの患者が(頓に)増加した

 

 

連合初の女性会長

休日だらけの松の内もあっという間に過ぎ去って普通の日常がやって参りました。この日常の到来は我々税理士に確定申告期到来を告げるゴングを意味します。3月15日まで日数の少ない2月間で100件以上の申告となりますが、新型コロナウィルス蔓延の影響を踏み越えて無事に申告が完了することを神に祈るばかりです。

 

玄関先の庭のゼラニュームに傍らに見かけぬ黄色い花が開花しました。傍の太い葉はアマリリスだし、街で買ったポット苗とは思えず、よく遊びに来る椋鳥が何処かからタネを運んできて発芽したのではないかと思って居ます^^。名前など分からずとも私好みの清楚で可憐な処がとても気に入っています^^。

年初に岸田総理は労働組合の中央組織である「連合」芳野友子会長から招待された新年交歓会に出席しました(@@)。招待は毎年儀礼的に行われていますが、総理が出席するのは10年位前以来のことだとか…。恐らく夏の参議院選挙を意識しての出席だと思われます。最近では連合と立憲民主党、国民民主党との関係は必ずしも良くなく特に昨秋の衆議院選挙で共産党と組んで国民に見放されて惨敗し、維新に多くの票を奪われた立憲民主党に反共を掲げる連合が強く反発したことは皆様ご承知の通りです。そこで今年総理の思惑は立憲民主党を立てて戦う連合に擦り寄って票のお零れを頂戴するため、連合の何より目標とする賃上げと謂う切り札と男性女性の同一賃金を目指す環境を自民党が提示することでの共闘を持ち掛けたました。自民は女性の賃金格差と同一賃金の政策はうちが実現してきたと強調して共闘を主張していますが、連合の芳野友子会長は「立憲民主党を主軸に国民民主党との関係で戦って行きたい、自民党とは政策に基づいて意見交換をして行く」と述べて警戒心を解かず立憲民主党への支援を強調しています。

この芳野会長55才は女性の初代会長であり、錚々たる学歴戦歴の持ち主かと思ったらそうではなく、都内の商業高校から工業用ミシンメーカーであるJUKI(当時ジューキ)に入社したのは男女雇用均等法施工前であり、結婚まで働こうと思って居たら、1年目に労働組合の人から「組合の専従にならないか?」と誘われて、先輩に相談したら「女が職場を変わる機会は先ずないからやって見れば」と背中を押されて組合専従になった変わった経歴の持ち主です。組合活動では女性の発言が「全て我儘」と周囲に否定されながらも偶(たまたま)更衣室で制服に付けるリボンとベルトが傷むため自前で用意している話を聴いて、会社に貸与するよう申し入れ、バブルが弾けて経費削減に会社が必死になって居たときでありましたが「女性の切実な要求だ」と一歩も引かずに要求を会社に受け入れさせたことや育児休暇導入制度に挑戦し、会社側を1年がかりで説得するなど力をつけたことが彼女の大きな自信となって女子社員の信頼を得て、自らが組合役員になって女性の地位を守ろうと決意し、ある小さな団体の中央執行委員に立候補した処20人にたった1人の女性候補だったのに何故か当選し^^、その後総評系の過激女性軍団に押されながらも、連合にジェンダー平等の視点を…と訴えてJUKI時代にアカの宣伝ばかりする共産党系の組合員を排除して同盟系(当時の民社党派)の組合を育てた経験を生かし、ついには昨年9月55歳と最年少にして700万人の労働者が参加する「連合」の初代女性会長に専任されたからメチャ凄いなあと思いました。
此れまでの会長は新日鉄、東電、松下電器、旭化成と大企業系の労組出身者の指定席であり、今回もトヨタが辞退したためお鉢が回ってきたものです。連合は今や「上級国民の集まり」など揶揄される中を芳野さんが高卒の叩き上げから中小企業の労働運動に携わり今日の連合の基礎を固めてきた力は凄いと思いました^^。写真の如く若い頃からの美貌は荒れ地に咲く一輪の花でありこの方が可成りの美貌であることが連合の大老達の目を晦ませたのではないでしょうか?若し彼女が大企業の組合専従ならとっくに会社に籠絡され手懐けられ高いポストを用意されきっと組合から脱退させられていたに違いありません。芳野会長は中小企業JUKIミシンでよかったね。でも岸田総理が中小企業に入った高卒女性に直接お願いに参上するなんて有り得ないことでありメチャ快感です^^。

 

岸田総理就任後ずっとあらゆる政策に対し前倒し々々と連呼していますが、喫緊の新型コロナワクチン接種3回目は未だ来月以降になるそうです。総理になっても言うばかりで何もせず有言不実行の総理は器が小さくて前の菅総理とタイプこそ違え国民の期待に応えない点では全く等しく期待できません。特に拉致問題から顔を背ける態度が国民を苛立たせます。あの横田早紀江さんも高齢で動けなくなり、もはや解決が望めぬ現状ですが、拉致問題については飛行してくるミサイルに怯えてきっと「地雷を踏むな」と歴代総理の申送りなんでしょうね💢。総理れいわ新選組山本太郎に代わりなさい!

 

コロナ患者激増ですが政府の動きは甚だしく鈍いようです。どうやらオミクロン株インフルエンザと同種のものと政府が判断した様子ですが、それならインフルエンザの死者を教えろ!と言ってもそれはデータなく答えられないからとても良い加減やね(;;)

 

先週の読めそうで読めない字    曜く(かがやく)ような朝日

今週の読めそうで読めない字             (昨年の吹雪)

見捨てられた沖縄

 

 

寒かった年末に比し、お正月は暖かくて特に神戸の3ケ日は小春日和でしたね^^。今日の花は冬から春に咲く花テッセンの一種で準絶滅危惧種カザグルマです。自宅台所出口の右に置かれた10号鉢から伸びた茎が何故か秋に日除けに掛けられた簾の裏に廻ってしまいました(;;)。然し簾のせいや家からの暖気で気温がそれほど下がらなかったせいか見事に元日開花しました。花達は簾の内側で寒気から逃れ隙間からの光線だけでずっと咲いている姿はとても可憐です(;;)。一つは強引に簾の表にすり抜けお日様を浴びながら花を咲かせましたが、可哀相に寒さで夜を越せず枯れてしまいました(;;)。

 

昨年末小平奈緒選手相澤病院所属)は35歳にしてワールドカップ・スピードスケート1000m決勝にて優勝し、北京五輪資格を手に入れました。500mは小平選手の独擅場(どくせんじょう)ですが1000mは年齢的にしんどくて若い選手に勝てなかった数年間でしたから素晴らしいと思いました。是非北京五輪で日の丸の旗を掲げて下さいm(_ _)m。処で競技の練習に遠征に試合に…とお金が一杯掛かるのに信州大学時代からずっと彼女を支える結城コーチ共に二人を包み込んで下さる相沢病院の理事長さんは偉いですね。小平さんが所属でも、所属じゃなくても患者さん一杯来るのにね(^^)。小平さんも結城コーチも練習の合間を縫って病院スタッフの一員としてマメマメしく働いて居るそうですから患者さんも職員も全員彼女達のファンだそうです、偉いですね。話変わるけど小平選手の太腿は男子選手と変わらぬ60センチ以上あるそうです、全部筋肉ですから押しても凹まないとか…凄いなあ(@@)。

 

新聞の記事からですが現在の日本には恋人のいない20~30歳男性が930万人も居てその90%は結婚を目的とした恋人を募集中だそうです。仕事が忙しいと言いながらそれは負け惜しみであり、未だに良妻賢母型を求める奥手な男が多いらしく、実はプライドばかり高くて相手に好意を持っても断られて傷付きたくないし、失敗したくないのが本音のようです。そこで昨年登場したのが婚活アプリ「エール」です。エールは出会いからお付き合いまでAIがナビゲートすることで心理的ハードルを避け、破綻したときの傷を最小限に抑えてくれます。女社長のTさんは大卒後、武田薬品に7年間勤務し企業立案やマーケティングを担当しMBA取得後、婚活アプリを使っての会社を起業し、奥手でプライドばかり高い男性を掘り起こす活動で巷の好評を得ています。「会話ナビゲート」にはチャットにAIが入って居て関係の進展をセットしてくれるそうです^^。そろそろ誘ってみようかと男性が思ってもマッチングアプリでは8割以上の女性がまだ早いと考えているデータがありきっと本音でしょうね。このように両者の間には人間でなくAIが仲人として介在しお互いのコミュニケーションをアシストしデートのタイミングを模索しAIが察知することで男性にGOサインが出せる仕組みであり、好評を博しています。例えお金が掛かっても自分に相応しい配偶者を見つけてくれるアプリなんてとても良いですね。合コンは自分が晒し者になったようで惨めだし、何より紹介者が押し付けがましく断りにくい近所の遣り手婆さんでなくAIなのは噂が密閉されて広まることがなく良いですね^^。お蔭で此れまで路地裏を駆け巡って適齢期の男女を見つけて強引にお見合いを取り持ち、成約後双方から少なくない紹介料を受け取って生活していた海千山千のお見合い婆さんが失業する時代になったようですが、此れもAI時代の取り残され組と謂うべきでしょうか?

 

政府がコロナのせいで苦渋の決断の結果、東京オリンピックを無観客にしましたが、観客を入れていたら収入より経費が多くナント!赤字はメチャ増えることが、分析の計算の結果分かったそうです。ナンデや!理由はきっとパソナやろね…💢💢。

 

「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」沖縄に起こっている現実を見つめた上間陽子さん著「海をあげる」は、美しい珊瑚の海が土砂投入で死んでゆく様を描かれ沖縄での美しく優しい生活が失われてゆくさまを目の当たりにされペンを取られた2021年本屋大賞 のノンフィクション大賞に輝いた作品です。先週金曜日NHKラジオ夜9時から定番の「高橋源一郎の飛ぶ教室」にゲスト出演された作家である上間陽子さんの生々しい語りを聴いて作品を読もうと思いました。観光で著名な沖縄ですが、報道されないだけで裏面では種々米軍兵士とのトラブルが絶えません。思い遣り予算とか貰うんではなく米軍に毎年2000億円も支払っているのに沖縄住民が受ける国難に対し政府が素知らぬ顔をしているのはご承知の通りです。よかったら皆様もどうぞ…。

 

先週の読めそうで読めない字     (遮莫) さもあらばあれ

「不本意ながらそのままにしておこう」の意

今週の読めそうで読めない字    (曜く)ような朝日

遅かった税理士法改正

皆様新年明けまして御目出度う御座います
お正月は如何お過ごしだったでしょうか?私はこの正月でついぞ思いもしなかった88歳の米寿を迎えることになりました。戦時中から戦後の食料難時代に耐えて生き残り、更には60年に亘って税理士として学び且つ戦った年月が感慨無量です。このブログの終焉も何れ遠くないと思いますが、日増しに難解となる税金の仕事をするには柔軟な脳が必要であり、脳を柔軟に操るには日頃の好奇心を決して忘れないことだと信じている私は、あらゆる方面にアンテナを張って躰の続く限りこの仕事を続けて行きたいと願っています。

 

お正月にお送りする花は先月ご紹介した裏庭にひっそり咲く十両です。花じゃないからひっそり生っていると書くべきかもしれません。昨秋に一度登場しましたが寒さが増すに連れて随分大きくなり実も沢山付きました^^。この裏庭には普段太陽を好まない動物や植物が多く住みついて居ます。もう寒いのでオケラやトカゲ(カナヘビ」は冬眠とっくに冬眠していますので見かけませんが、一昨日奥庭掃除の折にヤモリを見かけたので此れもご覧頂きましょう。名前通り家の中に住む悪い虫を食べてくれる益虫です^^、目がクリクリ飛び出し、可愛く私の掌で戯れています^^。

我々の業界機関紙である「税理士会」12月号にて令和4年度税制改正大綱に於いて納税環境整備を掲げて税理士制度の画期的な見直しが明記されました。経済界に於けるウイズコロナの対応も含めてICT化への対応について税理士も「納税者の利便向上及びその業務の改善進歩を図るよう務めるものとする」との規定が設けられ、税理士業会でも電子化を推進し、更には税理士試験科目から受験資格を撤廃するとともに税法科目についても一定の専門課程終了要件を外す画期的なもので受験希望者の門戸が大幅に広がっては大学1年生からどんな学部でも受験が可能となります。既に我々業界では日常業務が帳簿処理、申告書作成共に電子ソフトの使用なくして仕事にならないのが実情であり、改正はむしろ遅きに失した感があります。思えば今を去る30年前大学院博士課程を終了した愚息が、学校での這般の事情により止む無く進路変更を余儀なくされましたが、学歴が嵩高くて同期は大手企業の課長に手が届く地位にまでなっており、それでは受入れ側が難色を示すのは当り前で大学院時代に合格した公務員一種試験合格資格も宝の持ち腐れとなり、止む無く母親の強引な命令を受けて故郷に帰るべく税理士試験を受けようとしましたが、理学部で数学とコンピュータで9年間世界を過ごし、経済学や法学と全く無縁であったため摩訶不思議、税理士の受験資格が何処にも見当たらず、暗中模索の結果、遠回りでありましたが公認会計士に合格し、その資格によって税理士資格を得ることを知ったのですが、税理士試験の受験には大学の経済学部法学部商学部での専門科目の受講単位歴が要件とされるに反し、公認会計士は大学教養課程終了のみであって学部等は問われず、考えれば格が上のはずである会計士の受援資格が緩いなんて摩訶不思議な規則でありました。愚息が公認会計士二次試験に合格して私の事務所に入所した28年前には既に税理士業界はIT化の黎明期にあり、もう生涯神戸に帰ることはないと家を送り出した子供の思わぬ帰神によって、瞬時にして事務所員全員のパソコンがネットワークによって連結され利便性の高い事務所構築がなされたことは文系人間の典型である私には望外の喜びであると自らの幸運に驚き、仕事とは無縁であっても子を想う母親の一心から、彼の学業と私の仕事の大きな乖離を何も分からぬ妻が只管(ひたすら)子を思う故に彼の帰郷を主張したことには心底から感謝したのでありました。

 

昨年末大阪北新地での大量放火殺人事件の犯人が、自らも事件によって死亡したため、捜査本部と多くの遺族が事件の真相に接する機会を失って困惑することとなりましたがコロナ禍により殺伐とした世相の中、これからも他人を巻き込んだこの種の自爆事件が多発するのではないかと憂う毎日です。世の中には自分の不幸を自らのせいにせず世間のせいにする世を拗ねた輩が絶えませんが、早く正義が勝つ無事平穏な日々が我々の許に帰還することを願うばかりですm(_ _)m。

 

元日には多くの方から賀状を頂きました^^。本当に有難うございました。でも何故か今年に限って『本年を持って賀状を終わらせたい』(終活年賀状)とのお便りが数通も届きました。老後資金に対する過剰な社会の風潮でしょうか、何れも私より若い方からであって「切り捨てられたんや!」との思いで私は大きな衝撃を受けています(;;)。ペーパーレス化により会社単位で年賀状を出さない会社も多くなってきたようです。
私は昔は親しくても今は日常の往還がない方であってもお互いの安否を賀状のみで確かめあっている方が数十人居られますが、賀状辞退の理由が手間暇や経済的な理由ではなく、違った処に位置するように思われとても不愉快です。出したくなければ止めれば良く翌年から届かなくなると思いますが「もう賀状出しませんよ!」の宣言には「私がなにか悪いことでもしたのか!」と毎年楽しみにしていた遠い昔からの絆を断ち切られたショックがとても大きいです。皆様は如何お考えでしょうか?

 

先週の読めそうで読めない字    陽炎(かげろう)のように儚(はかな)い

 

今週の読めそうで読めない字    (遮莫)

 

総理と拉致問題

 

とうとう年の瀬がやって参りました。うちの事務所は28日火曜日御用納めにして職員の年末多忙を労い新春は6日に仕事初めの予定です。今日は事務所の2階から眺望するうちの裏庭の風景をご紹介しょう。自宅と事務所と右側をガレージの屋根に囲まれて居ます、日照時間が多くないため植物はどれも庭の花と全く異にするものばかりで陰陽が異なるスタイルですが此れは此れで私の好みです^^。

 

森友問題で自死を遂げた赤木俊夫さんの妻赤木雅子さんに対し国側が一転し「ゴメンナサイ」と原告の要求通り損害賠償金1億6000万円を支払う意思表示を示したことは財務省がこれ以上踏み込まれると役所内から罪人を出すことに苦慮した結論でありましたが、究極国民の税金から賠償金を支払うことで自分たちが安全地帯に逃れるなんて卑劣な遣り口であって国民の納得が得られません。赤木雅子さんは抗議文書を出しましたが、おそらく梨の礫になると思われ、財務省の敗訴受諾は国民の誰もが納得できないところです。私は財務省の犯した咎は当然財務省自身が背負うべきものであり、1億6千万円は財務省に割り当てた予算から支出すべきであって国民の血税によって賄われるべきではないと考えます。国は財務省の勘違いをしっかりと咎めてください。

 

世情では意外にも「菅総理待望論が、じわり…」と浮上しているとか…。前総理が退任して二ヶ月が経過ししようとして居ますが、何故か今になって菅氏待望論が出始めましたが、コロナワクチン摂取を推奨した功労者と称賛する声が高いそうです。全ては後任の岸田総理が国民の期待に応えられず、拉致問題にも関心を示さず心の籠もらぬ空疎な国会答弁に終始することに苛立った人達からも批判の声が強く、原稿に頼って自分の意思が全く語られないことは聴く者にとって、苛立ちが収まりませんが、演説を聴いてこの総理が主義主張を全く有さない政治家であることがよく分かります。人間自らの真心を籠めた言葉は息を継いでもう少しゆっくり抑揚を以って発せられるものではないでしょうか、セカセカと原稿の棒読みを早口に聞かされる私達庶民はウンザリし、菅さんの方が幾らかマシだったと思ったりするようになりました(;;)。

 

拉致被害者の家族達が絶望と怨念を抱えて次々と冥府へ旅立って逝かれますが、北朝鮮拉致問題は総理の苦手なところで20日の参院予算委員会で、北朝鮮による日本人拉致問題に関し、「新しい駐日米大使と緊密に連携していくことも重要だ。バイデン大統領の信頼が大変厚い方だ」と述べ、先に米上院の承認を得たエマニュエル氏の役割に期待を示しました。首相は「あらゆるチャンスを逃さずに全身全霊を傾けて課題に取り組んで行きたい」とも強調しますが、アメリカに下駄を預けても何もしてくれないことを知っての答弁だから全く嘘っぽいですね。具体策を考えもせずにその場限りの逃げ口上に終始しているのは「拉致」から目を背けると民意を失うので仕方なくの答弁ですが、総理が誰になっても全員が同じ姿勢であって、アメリカ頼みなのは拉致被害家族にとって絶望と言うべきではではないでしょうか?

 

東日本大震災の復興事業に絡み、下請け業者から受け取るなどした個人所得約2億2千万円を税務申告せず約8300万円を脱税したとして、所得税法違反罪に問われた大手ゼネコン鹿島建設東北支店の元営業部長宮本卓郎被告55歳に対し仙台地裁は21日、懲役1年、執行猶予3年、罰金2千万円の判決を言い渡しました。競争相手が多い下請けにはリベートを支払う余力などありませんから、鹿島建設東北支店の元営業部長は代金を水増しして還流させたことで、業務上横領にて懲戒解雇されたと思います。共犯とされた下請け業者は今後の取引を停止されたと思いますから、思えば可哀相でしたね。
裏金事件は建設業界によくあることですが、支払った側に証憑書類がないため、下請け業者の税務調査で発覚することが多く、うちでも嘗て大手建設会社の下請けだったT社が所轄署から通常は5年に一回の税務調査を2年一回受けて居ましたが、その原因は新しい建物の建設時には必ずヤクザと同和の訪問を受け挨拶料を各1000万円程度渡さなければ、夜間に基礎工事がバラバラに壊されて再度の工事となるからでありましたが、彼等は現金を持って帰っても決して領収書をくれず止む無く帳簿に架空経費を上げて帳尻を合わせていました。税務署はそれを知っていて追徴金と重加算税を毟りに隔年調査に到来しました。元請けはこの事実を知って居ますから取り下げ金に挨拶料を加算してくれますが、それを貰ったT社が支出を記帳してもヤクザ達から領収書が取れないため税務署に課税されることになる悪循環が続き、あるときはマルサが来たりミニマルサの訪問など年中トラブル続きで私の事務所まで共犯者と疑われて捜索令状を持った国税査察官の訪問を受けたのは今は昔50年も前のことでありました(;;)。

 

国民の不評を買ったあのアベノマスク倉庫料6億円未納で放置されており年内に廃棄処分されるとか…処分費も莫大とか…、安倍さんに負担させないの?

今年も拙いブログにお付き合い下さって有難うございました。どうか皆様良いお正月をお迎えくださいねm(_ _)m。

 

先週の読めそうで読めない字    全員が集う(つどう)

 

今週の読めそうで読めない字    (陽炎)のように儚い 

 

 

ヤングケアラー2

お正月も直ぐ傍まで参りましたが、年末はお得意先の年末調整で此れから事務所は全員気忙しくてんてこ舞いとなります。先週は清水寺で毎年恒例となっている今年の漢字が発表されました。予想通りの「」はオリンピックでの金メダルラッシュによるものですが、コロナで「禍」なんてのも多かったと思いますが、こんな禍々(まがまが)しい字は絶対に選ばれたくありませんね(;;)。

寒空に庭も風情がなく今日は花ではなく今年の漢字に倣ってお習字をご覧頂こうと思います。私は小学6年のとき自宅より2キロ離れた五色山古墳の傍に母の叔父さんが習字塾を開いていた関係で毎週通って居りましたが、私の書いた字を朱筆で正されるのが好きで一度は朱筆で字を書いてみたいと思ったものでした。ご覧頂くのは私の字ではなく、毎日新聞の全国からの応募作品での入選作です。新聞に毎月一回掲載される小学生や中学生の受賞作品です。伸び伸びした自由闊達な筆運びには深い感動を覚えます。12月は特選の作品より優秀作に素晴らしい作品があると思いました。それは全国津々浦々から応募がある中で偶然神戸の小学生の作品でした^^。入選作品「伝統」はゆっくりと安定した呼吸とともにゆったりと筆を送られたことが窺われて私はとても素晴らしい作品に思いました。名前もきっちりと書かれ、右側の作品との対比で皆様にも十分にお分かりだと思います。ワタシ的には特選でしたよ。

 

最近「知ろうヤングケアラー」と政府が家族の介護や世話を担う子ども「ヤングケアラー」の認知度向上を政府が模索する中で注目すべき漫画がありました。講談社の発行する青年漫画雑誌「モーニング」です。児童精神科医等が発達障害や虐待など様々な事情を抱えながら生活する親子が生活に真摯に向かい合う話ですが、設定は車椅子生活の母親の介護や家事で疲弊してゆく小6の少女が主人公で展開して行くストーリーです。私は「ヤングケアラー」とは何も障害を持つ親の世話をする子供だけでなく、親が五体満足でも子供達が家庭生活にしっかりと決められた役割を果たす家庭が昔は少なくなかったことを知って頂きたいたいと思いました。何か児童虐待の雰囲気ですが、決してそうではなく運命共同体である家族が生活してゆく過程で家庭生活に於いて子供が一定の役割分担をすることで子どもたちは自らの自立心を鼓舞し家族の絆を強くすると私は考えます。「蝶よ、花よ」の乳母(おんば)日傘は論外ですが、大人への成長過程で子どもたちが自らの家庭から学び取ることは無数にありそれを実践してゆくことで一人前の人間に成長してゆくものだと私は考えました。戦後うちでは生まれたての弟を除く一家族全員がそれぞれ家事の役割を分担し、日常の生活に協力することで子供も寝食と勉学の権利を得るのだと謂う父の考えに基づいて行動して居ましたが、各家庭それぞれ事情が違うだろうから友人との生活が異なることについての疑問は全く起こりませんでした。過去に幾度となく触れましたが早朝は4時半に起きて畑と鶏の世話を…、学校から帰ると11歳違う弟を背中に括り付けられ、夕刻になると山へ薪取りに…そして、馬車の後について行って馬の糞を持ち帰って畑の肥料にと…、更に風呂の窯焚きの使役が毎日義務化されていたことは幾度となく書きました(;;)。紙がなくてノートも宿題もない時代ではありましたから今とは時代が全く異なり当時は食べて行くのが大変で家族全員が心を併せなければならぬ極貧時代でありましたから私はあの境遇が私の現在の骨格を作ってくれたのだと考えて居ます。「親には孝、師には恩」今の教育事情の荒廃を思えばいい言葉でしたね👌。今のガキどもに聞かせたいが先ず聞く耳持たないよね💢、彼等をそんな風に育てたのは、我が国が朝鮮事変を奇貨として高度成長を遂げ皆がその偶然をを自分たちの努力と錯覚したせいではないでしょうか(::)。

 

森友の訴訟で真実を求めた赤木雅子さんに対し真実を知られたくない国は卑怯にも血税で以って罰金を支払うという禁じ手を用い、事実を封印しようとしています💢、それでも負けない雅子さんは多くの支持者に護られ、国だけでなく当時財務局長であった佐川宣寿・元国税庁長官を相手取って提訴しました。佐川氏の改ざん命令によって赤木俊夫さんを自死に追いやられたという紛れもない事実に基づく主張です。卑劣極まるゴマすり役人の典型である此奴を法廷の席に引き摺り出して糾弾しようとする作戦ですが義憤を覚えた同僚の中で改ざんの実態を知る人物を証人として法廷に呼ぶことができれば、新たな事実が明らかになりゴマ摺り佐川を叩き潰したいと思います。

 

タレントで松田聖子の娘神田沙也加が北海道札幌で昨日公演中ホテル14階へ飛び降り6時間後死亡しました。母親はプリンスホテル新高輪でのディナーショーの舞台から動かなかった。芸人魂ここにありと称えるべきか、それとも知らされなかったのか?

 

先週の読めそうで読めない字     虫が集(すだ)く

 

今週の読めそうで読めない字     全員が(集)う