ペット・小動物・昆虫」カテゴリーアーカイブ

ミノムシから最強繊維 クモの糸を凌駕

 

皆様の今年一年は如何でしたか?私は執拗な中小企業の不景気と日産ゴーンの不正事件にアメリカと中国との貿易摩擦などが年末に集約されて日産株などが大損して泣いた一年でしたが、昔から「死んだ子の年を数えるな」と謂いますから気を取り直して新たな年を迎えようと思います。お正月を間近に控えて庭の草木も冬支度に忙しないこの頃です。発芽トレイに無数に生えた此の怪しく小さい芽は何でしょうね?実は夏に私の背の高さにまで伸びて毎日数百の花を付けてくれた月見草の新芽です。あんなに大きな丈となる花も元はこんなにも小さいのに驚かれたでしょう^^、この花は二年草なので年内に発芽してやがてロゼット状(ロゼットと言うのは、タンポポのように根出葉が円盤状に並んだような植物体を現す言葉です)になり、それから植え替えとなりますが皆様が此れは月見草だと気付くのは軈て背が伸びてくる春以降になってからとなります。

 

名古屋にある医薬品メーカーの興和とつくば市の農業・食品産業技術総合研究機構は先日、ミノムシの繊維を産業素材として利用する実用技術を開発したと発表しました。防弾チョッキや自動車部品といった用途が想定され、早期の実用化を目指すそうです。科学者が今はあまり見ることも少なくなったミノムシによくぞ気付きましたよね^^。私は幼い頃庭の木々に一杯ぶら下がっていた此奴等を捕まえては嫌がる中の虫を引っ張り出すのが家で独り遊びの楽しみでしたが、あの枯れ枝を擬態した衣(ころも)の内側の皮がなめし革のように柔らかく薄いのに途轍もなく靭やかで鋏でも使わないと絶対に千切れないスグレモノであることを私は経験上知って居ましたから今回の発表を読んで快哉を叫びました^^。ミノムシは木の葉っぱを食べてお蚕さんのようにあの堅牢無比な簑を作ったのだと思いますが、あの靭やかに気付いた科学者は偉いですね、恐らく幼い頃私みたいにミノムシ遊びの経験者だったことでしょう^^。最近では公害のせいか簑虫に巡り合うことも殆どなくなりましたが、この記事を読んで私は80年近く昔に還って遥か遠い郷愁に誘われたのでした^^。

 

東京オリンピックを控え環状山の手線「品川」と「田町」の間に又もや新駅が出来ました。その名は「高輪ゲートウェイ」とオシャレな名でしたが、JR東日本が行った駅名の応募総数は64,052件、13,228種類の応募に対し最多の「高輪」の応募数は8,398件続いて「芝浦」4,265件、「芝浜」3,497件、「新品川」と「泉岳寺」は同数の2,422件です。でも何故か正式駅名に採用された「高輪ゲートウェイ」は僅かに36件でしたから怪しいなあ。此れって初めに答ありきの出来レースや。ゲートウエイとは本来入り口の意ですが今ではIT専門用語として用いられて居り意味はとても難解です。現在駅名の撤回署名運動が活発で早や45000票を超えたそうですが今更どうにもならぬそうですよ。64000票余を無視して36票を選んだJR東日本の駅名募集は只のプロパガンダで応募者を騙したんやね!

先週の投句

待ち合わせ新駅スマホに「たかげー」と

毎日新聞(一昨日)の投句より

「どうせすぐ高輪としか呼ばれない」

「公募とは形やらせの駅名ね」

「E電と同じ末路かゲートウエイ」

一日三句も載るのは世間の関心の高さが窺えますが其処がJRの思う壺やろね。

読めそうで読めない漢字

先週の読めそうで読めない字 一陣の疾(はや)い風が吹く

今週の読めそうで読めない字 思えばいと(疾し)此の年月

消費税問答

先週の答 販売用の氷は用途により税率が異なります。「お客さん何に使うの?」なんて聞かないと販売価額が決まらないなんて面倒やね。

消費税問答は一応年内で終わりにします。来年は又新たな企画を考えますね。

人類の食糧問題

 

師走も半ばを迎え昨日から愈々本格的な寒さが到来しましたね^^。今年は9月に播種した大根が炎暑と連作による厭地のせいで何時もより成長が鈍く太さが3年前の半分位しかなくて困って居ます(;;)。この時期子孫を残すためにしぶとく生きて葉を食べるオンブバッタが漸く居なくなったら今度は紋白蝶が生んだ青虫の食害に悩まされています。写真の中ふてぶてしく鎮座する青虫がお分かりになりましたか?見付けられぬように葉筋に沿って止まっているいる処が憎らしいですね。私の悪い目では此奴を見付けるのはとても至難の技です(;;)。

先日NHKが人類の食糧問題に触れ、今の儘では放牧地等の草木が食べ尽くされ将来アフリカなど全て砂漠化してしまうので別の食糧が必要となり現在EUでは芋虫やハチ類にコオロギやバッタが飼育され食料品とされて居るそうです(@_@;)。昆虫の飼育は場所を取らずにビルの一室で衣装ケースだけで飼えるので女性や老人でも飼育作業の負担が軽く少し宛飼育者が増加傾向にあるとか…。インドネシアなどでバッタが食べられていることは知っていましたが文明国での昆虫食には全くの驚きです。食べ方は唐揚げが多いようですが蝉の幼虫やスズメバチがとても美味しいとか、嘘か真かアナウンサーが番組中で「美味しい」と言ってセミの唐揚げを食べていましたよ^^。昆虫や芋虫は蛋白質が多くて脂肪が少なく栄養価が頗る高く健康にはとても良いようであり、間違いなく食糧難が訪れる近い将来には此等を食することが日常生活になることが考えられるとか…(;;)、先日ちくま文庫の「とっておき短編集」を読んでいたら北杜夫の作品に「戦後の混乱期ではコオロギを食った、肢と翅をもいで油で炒めて食うと肉はなんとも柔らかく舌の上で上質の脂肪のように蕩ける…。」なんて記述があり私も蝗が少なくバッタを取って炒って食べた戦時中を思い出しました。昆虫を食べることは我々戦前の人間には生活の原風景だったのです。気持ち悪い!なんて言わないで下さいね!我が国には既に昆虫が粉末化して沢山輸入されて居り我々は誰もが口に入れて居るそうですよ(;;)。

9月末に段級位認定大会に出場して決勝で7歳の女の子に私が負けたとご報告しましたね、敗因は体力のスタミナ切れだと書きましたが先日薬局の薬待ちで置かれた神戸新聞を眺めていたらナント!あの七歳の少女が中学生を含めたこども天元戦の県大会で優勝したと棋譜まで掲げられ紙面で審判長の堀田九段がこの女の子の実力を激賞されていました。そうやったんや、私の負けは「スタミナ切れでなく実力で負けていたんや」と気付きました。嬉しいやら、情けないやら、複雑な思いでしたが負けたのが実力だと分かってやっと心が落着きましたが、恐るべきは少女を4年間で此処まで強くしたAIの棋力です。最近ではプロ高段者の対局でも形勢判断はAIにお任せのようであり、AIを信じないで己が信ずる手を着手する棋士は最早極く僅かしか居ないそうです(;;)。

中身の全く空虚な改正入管法が昨日成立しましたが、オリンピック目的で慌てて設けられたのでしょうか、現在最低賃金にも達しない給与から多額の手数料まで毟られる名目だけの技能実習生はまるで奴隷ではありませんか、食べて行けなくて逃亡せざるを得ない彼らを早く中身の充実した法律で守ってやらないとそのうち少子化で人手不足に悩んでいる日本はピンハネのブラック国だと分かって誰も何処からも働き手が来なくなるに違いありません。

先週の読めそうで読めない字  この味が堪(たま)らない

今週の読めそうで読めない字 此の絵は鑑賞に(堪える)作品だ

消費税問答

先週の答 アルコール度1%未満の甘酒の税率は8%です。

今週の問題 それでは惣菜等の「食品」に使用するアルコール度5%のワインは如何でしょうか。

 

住宅街に棲む蟹達

何時もは西から来ると決まった颱風が東から来て戸惑いましたが、2mの月見草の半分が倒れた位の被害で済んでホッとしましたが、今年の異常気象はどう考えても人間の放埒に対する神の怒りでしょうね。

 

 

うちの裏の崖下に昔井戸があり、今では湧き水となって道路際の溝に流れていますが、水が冷たくて(年中18度)綺麗なため大震災のときは我々やお得意先の貴重な飲水に使わせて頂きました。そのため溝の底の割れ目には沢山の蟹が棲息していて近くの保育園の園児たちの好奇心を満足させて居り、幼児教育の格好の教材と成っています。そしてこうしてうちの庭にも時折蟹が訪れます。可愛いね^^。

鳥取県米子で起こった事件ですが、平成17年3月に裁判員裁判で強盗殺人の犯人として死刑を求刑された犯人に対し控訴審で高裁が犯人に逆転無罪を言い渡した事件に関し最高裁第二小法廷は先週高裁判決を破棄し審理を高裁に差し戻しました^^。裁判員裁判については高裁が「素人如きに裁かれてなるものか!」と敵愾心を抱いていることは過去の判例から常に窺われましたが、今回の事件は最高裁が異例の見解を表明し高裁の嫁(裁判員裁判)いびりをしっかりと指摘した裁判官全員一致の意見であり、痛快な差し戻しとなって高裁は死刑を宣告せざるを得なくなりました。裁判官は本職であっても多忙な仕事の中だから手を抜いたり適当に判決を出したりするけど素人は裁判員に選ばれると寝食を忘れて事件の真相解明に粉骨を注いで居ますから事件の核心に迫ることができるのだと思います。でも高裁の嫁いびりはこれからも続くでしょうね(;;)。彼等には司法試験に合格しない者が何をほざくか!と謂う鼻にぶら下げたプライドからどうしても抜けないのでしょう。目下(めした)の者の意見だからと目を瞑らないで我々しもじもの者は日常生活に於いて相手の教養や学歴に囚われずに誰の意見でも謙虚に聴くことが大切なことを私は50数年の職務経験から学んでいます。高裁は「うさぎ」裁判員は「亀」やね^^。

煽り運転でバイクの学生を轢き殺した堺市の男が乗車直前に飲酒していたことが判明しました。府警の調べに「ちょっとは飲んだ」と供述したそうだ💢。処が数値が道路交通法の定める基準値を下回っていたため大阪府警は酒気帯びを適用しないことに決めたそうな、おかしいね!少しの飲酒が煽り運転を助長したことに違いないから府警の判断は絶対に間違いや、飲んでさえいなければ無謀な追突を躊躇したのではなかったかしら。基準値を楯に硬直的な規則に拘り危険運転致死傷罪を見送った府警はアホだ!唯の殺人だと刑期を終えてからすぐ運転できるもんな、こんな奴の免許は取り消さなアカン!

ヤマト運輸が法人の引っ越しで17億円も違法に請求して着服して居たそうな…💢、正規料金の10倍のもあったそうだから魂消るね(;;)、引っ越しは普通同業社に相見積もりするのが常識だが支払うのは会社の金だからと担当者は頓着しなかったんだろうね。うちの事務所は平成2年に神戸から朝霧に、平成11年朝霧から垂水と二回引越をしたが何方もヤマト運輸と蟻さんマークに見積もりを依頼し、料金は少し高かったけど大型トラック二台を一度に配車してくれると言うのでヤマト運輸にした、引っ越しの時に申告すると作業主任に断られるので(神戸からのときは断られた)230kgの金庫を予め見積もり段階で申告して追加料金を値切ったが引っ越しを一度すると色んな不手際が分かりとても人間が賢くなる、蟻さんマークは何故自分とこの見積もりが落されたのか後でその理由を聞きに来たことを憶えている。蟻さんがトラックを二回に分けてと謂うことだったので「二台一度のほうが早く済むだろうと高いけどヤマトにした」と返答すると、言ってくれたらうちも二台にしたのにと悔しがって居たが、あれからもう19年にもなるんやなあ。

画数の少ない漢字

 音読みでこつ又はごつ 訓読みはありません。一心に努力することであり 兀兀 こつこつ勉強する(弛まず努力すること)などの用いられますが、先ず漢字が書ける方は居ないでしょうね

先週の読めそうで読めない字   牛が草を食(は)む

今週の読めそうで読めない字   畳の(縁) ずっと以前にも出題したかな?

正規社員と非正規社員

 

 

今日の花は急遽「トンボ」に変更されました。先週うちの瓢箪池からトンボが羽化したんです^^。見て下さいこの初々しい翅を…、早朝五時に起きて池のメダカ達に餌を遣りにゆくと瓢箪池の水草の叢からピュンと飛び出してきたのはムカシトンボでした。1.5m位飛んで事務所の壁に掴まりました。そっと近づいてスマホを向けると、初めて飛ぶようで未だ翅がまだ充分に乾いてなくて半透明でした。そうなんや、昨秋から川エビやメダカが減ってくるのでおかしいな?と思っていた処であり、これで下手人が判明しました。ヤゴが居たんです。まっいいか。暫くして見に行くともう飛び立って居ませんでした。でもこのトンボは仲間たちを探して何処まで飛んで行ったのかしら?と按じてしまいます。田圃や池のある玉津付近まで約10kmありますが、どうか途中鳥たちに捉まらないでね、そして今年も産卵に来てね^^。鰻は生まれた川に戻って来ると言いますがトンボはどうなんだろう?

正規社員非正規社員についての給与格差に付いて昨日最高裁の画期的な判断が示されましたが、大幅に非正規社員の主張を取り入れたものでしたね。来年は天皇陛下退位を受けて祝日が更に一日増えますが土日を併せ正月休みも加えて更に有給休暇まで消化したら実際働いている日は育休や産休は別にして週4日位になるのかしら…、でもそんなことで良いのかな?365日働いている私はふと考えたりします。一般の中小企業ではムリかも知れませんが採算を度外視した官庁や利益の多い大企業では充分に可能ですよね。その反面一日なんぼ時間なんぼで働いている非正規社員はどうなるのかな?計算するとその落差の大きさに仰天します。皆様は週4日働いて7日分給与を貰い賞与から更には退職金まで保障されている官吏や大企業の正社員が同じような仕事でも一日なんぼの非正規社員に比し異常に優遇されていることに疑問を抱きませんか?人生のスタートが誤ったのか途中で道を間違ったのかどちらかですが、何れにせよ入社ルートが少し異なっただけで同じ人間なのに正規社員と非正規社員の交流とか昇格の道は全く閉ざされて居てその格差のあまりの大きさは異常だと思います。其処ら辺が或いは電通の高橋まつりさんのように正規社員のレールから外れないためにブラック残業の陰湿な奴隷になって行くのではないかと思いますが、考えさせられる祝日の増加でした。滅私奉公って良い言葉のようで実はとても嫌な言葉ですよね。

加計学園の事務局長が愛媛県の県庁を訪れ謝罪しました。内心「本当のことを言ったのに…」と、真実を語ってはならない外圧に身悶え歯軋りしたのではないでしょうか。それにしても「その場の雰囲気で」とは苦しい言い訳でしたね、お察ししますm(_ _)m。

知っておきたい生活の知恵

271人の医師に「自分に抗ガン剤を使うか」との質問に対し270名が「断固拒否」と言う驚くべきアンケートがあります。驚くべきではありません。医者は事実を知っているからです。

先週の読めそうで読めない字    小川の辺(あた)り

今週の読めそうで読めない字    小川の(辺)

紺屋の白袴

今年も庭の瓢箪池にトンボが来てくれました。シオカラトンボに良く似た黒いトンボで昨年まで来ていたムカシトンボとは少し違っています。近辺10kmには田圃も池もないのにどこから来たのかしら?池の水の香りって人間には分からないけどトンボには感知できるのが不思議でなりません。雑草に巣食っている蚊を食べたりして1時間ほど遊んで居てやがて居なくなりました。来年はどんなトンボが来てくれることやら^^。

先週、人間国宝の染色家志村ふくみさんの随筆「一色一生」を読みました。この方は大正生まれで戦争中に文化学園(広辞苑に唯一記載されている美術芸術専門学校)を卒業された才媛でとても教養が深い方で、30歳にして藍の道に入られた晩学の人ですが、それまでに培われた勉学が決して無駄ではなく藍の道を極めるための助走期間だったと思われ執筆された書物から溢れる教養の深さは驚くばかり、私には藍のことなど何も分かりませんがどんな世界に入って居られても一芸を極めた方は凄いと思いました。志村ふくみさんは「紺屋の白袴」と謂う故事の意味が間違っていると「一色一生」で指摘されて居ます。漢字検定問題の解答にも、「紺屋の白袴」とは「他人のことばかりにかまけて自分自身を構う暇がない」と書いてありますし、そのように学んできましたが事実はそうではなく、志村さん曰く、紺屋の作業は「白袴を履いて紺の甕に片足をかけては糸を浸してキリキリと捻り上げ敏捷に甕から甕へと軽業のように渡り歩いて捌く動作」と書いてありました。紺屋の仕事は幾つもの色に分けた藍の甕に瞬時糸を浸ける作業を延々と繰り返しながら、その間一度も白い作業着を藍の雫で汚さないのが匠(たくみ)の技であり格言の解釈は明らかに誤りだそうです。そうだったのか!紺屋の白袴は自分のことを構わないのではなく「匠の技」だったんだ!

志村さんは文筆に優れた才能を有する方でエッセイ「一色一生」で大佛次郎賞を受賞され、更に「語りかける花」で日本エッセイスト賞を得られた優れた文筆家であり、畑違いも甚だしい染織家との両刀使いですからもし染織家にならなかったら文筆家として一家をなされた稀有の才能の持主だったと思いました。

藤井聡太クン30連勝ならず…、残念でしたね、でも投了するときに、きちんと上着を身につけお茶を一口含んで駒台に手を置いて深々と一礼する姿は、周囲を魅了するものでした。「葉隠」の一節「武士道と云ふは死ぬことと見付けたり」を彷彿させましたね。好漢その姿ぞ良し、暗いイメージの将棋界を爽やかな世界に変身させた彼の功績は大いに讃えられねばならぬでしょう。日本将棋連盟には彼を只の広告塔と扱わずに大切に育てて行く義務があると思います。でなければ、東大が推薦入学で彼を獲得し学者にすることだって想定されるのではありませんか?

処で対局中途に昼食の注文があり彼は好きな「冷やし中華の大盛り」などよく注文していますが、いちいち小銭入れから千円札を出してお釣りなど小銭入れにしまっている処をTVカメラに撮影されているのは笑止です。対局中なんだから注文は連盟職員が受けてお金の精算など後で良いだろうに…、旅館でのタイトル戦になるまで食事は個人負担なのかなあ?

森友学園の書類は廃棄したとトボケを貫いた近畿財務局長が目出度く国税庁長官に抜擢されましたが、此れって論功行賞の見本でしょう。「佞臣」って言葉はこんな奴に対して使われるのです。一方確認できない筈の加計文書が出てきた文科省では事務次官等三人が厳重注意されました!此の落差は一体から何だろう?

先週の読めそうで読めない字 梅桃(ゆすらうめ) 楊梅(やまもも) 桜桃(さくらんぼ)

今週の読めそうで読めない字  (紺屋)の白袴

長い間有難う御座いました

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庭では天敵のキリギリスが居なくなってバッタ達が我が世の春?を謳歌していました。交尾の季節だしオンブバッタも多くなりました。写真では直ぐにオンブバッタの存在が分からない位周囲の草の色に溶け込んでいる。此れでは先ず鳥にも気付かれないよね^^。枯れて茶色くなった草の傍には枯れ草のような茶色いバッタが居るから不思議だ^^、でも環境に応じて躰の色を変えるってもの凄いエネルギーだろうね。

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その後、昨日シルバー人材センターに頼んで庭の剪定と雑草取りをして頂いた。草原のジャングルがなくなって可哀想に沢山のバッタたちが洋服を脱がされた少女のように狼狽えていたが、仕方なく食べ物を求めて何処か近くの草むらを捜して放浪の旅に出ることだろう。

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6月初旬のブログでお伝えしたから憶えている方も居られるでしょう、6月1日に始まった大学病院での週一回腎移植ドナー適性検査は検査の過程で腎機能や呼吸器の数値が悪くて幾度か医師から検査中止の申し出を受けましたが、その度に懸命に抵抗して検査を続けることができ、麻酔科や精神科の先生の暖かいお心配りを頂いたお陰で漸く先週13日に移植外科担当の先生から移植手術OKのお墨付きを頂きホッとしました^^。私の加齢のせいで先生も随分悩まれたと思うが、決め手はドナーの決心だったと思います。さる小説に書かれていましたが写真にあるように医師が移植手術の一番の決め手と考えて居るのが、一にドナーになることがドナーの真の意思であるか、二に家族の意見が一致しているかどうかにあるようです。手術が成功してもその後家族が分解したら意味がないと思って居られるのでしょう、
私はずっと体調不十分で未だオペまでの体調に大きな不安が残りますが、風邪を引かぬよう転ばぬよう細心の注意で大過なく無事入院の日を迎えようと思って居ます。オペさえ無事終了すれば此れまでの検査費用推定約百万円が自費負担から免れることもどケチである私の大きな喜びとなります。
愚息は20日私は23日に入院し26日移植手術の予定です。オペは6時間くらい掛かるそうですが、全身麻酔だし時間は0分と考えれば良いですよね。
術後は加齢のせいもあって先ず3週間は退院できないと思うし、それからも暫くは通院や躰の恢復に時間が掛かるから、何分にも80歳を越えての手術であり、今でも覚束ない体力が術後はかなり落ちると思うので退院しても今までのように働けるとは先ず思って居ないし、寝たきりになる覚悟もできて居るつもりです。
移植手術は免疫の関係で私よりレシピエントの方がずっと厳しいから愚息の退院はずっと先になるので、お得意先の決算や申告事務が案じられてならないけど、愚息の体力が回復するのに年内一杯は掛かると思うので、それまでは娘や職員達の助力を得て死力を尽くし頑張らねばならぬと思って居ます。全てはプロビデンス、GOD BLESS YOU m(_ _)m。
愚息が移植で元気を恢復したら私は其れを機会に表面上は主(あるじ)であっても事務所の中での主役をリタイアし、お得意先の数字情報しか知らない愚息のアドバイスとお得意先との営業担当になろうと思います。実はそのつもりでドナー候補になりました。家族のためだとか何とか上手いこと言って恥ずかしいけど実は自分の欲望も一杯入って居ました。
私はこの5年位の間、家族から「そろそろリタイアしたら?」と言ってくれるのをずっと待ち続けて仕事をして居ましたが、誰からもその素振りがなく、誰も私が仕事を唯一の生き甲斐だと思い込んで居るか、或いは仕事を取り上げたら、すぐに惚け老人になると誤解されて居るようで、今回のドナーが現役リタイア最後のチャンスだと信じました。
だから術後上手く恢復し、リタイアしてからのバラ色の人生に夢を膨らませて居ます。先ずは国語辞典を読んで(引くのではなく)いろんな熟語を書くことからスタートしたいな、若しできたらで叶わないが漢字検定一級に挑戦したいと思って居ます。ネットの囲碁もせめて現在の8段より2年前の9段☆まで復帰したいな。それから私は昔人間なので「一生懸命」とは書かずに「一所懸命」と書く。だから文庫本を一杯読んで「一所懸命」と書く作家を捜したい、現在の処作家で重松清、北川悦吏子、誉田哲也と矢口敦子と四人見付けている、此れからどんどん増やしたいと思う。他の作家は誰も一生懸命と書きます、芥川龍之介も大正の末期に「一生懸命」を使っている、言葉狩りの親玉NHKも「一生懸命」だ。

三省堂国語辞典
一所懸命→一生懸命=夢中になって努力すること
新解さん
武士が1カ所の領地に命を懸けて生活したこと
一所懸命の強調表現
因みに広辞苑では
一所懸命=賜った1カ所の領地を生命にかけて生活の頼みとすること。
一生懸命=所懸命の転
新潮と明鏡そして新解さんが正解で三省堂は本当の意味に迫っていないが本来が中学生向きだから仕方ないね。
懸命になる意味が「時間」ではなく昔は「場所」であったことが分かるが、「一所懸命勉強する」は「物事に命懸け…」の意だから、場所でも時間でもない、言葉はどんどん変わって行くものだね、現在では「一所懸命」は殆ど使われなくなったのではないかな。

先週の読みたくても読めない字
長寿の父に肖(あやか)りたい

そんなこんなで阪神大震災の前から続いた(あの頃はマックでのホームページの更新でした)ブログの更新は中断して当分お休みしたいと思います。
長い間拙いブログを訪れて頂いて有難うございました。何時の日かもう一度ブログを更新する日が来ることを願いつつ…、皆様さようならm(_ _)m。

追伸
申し訳ありませんが、移植手術の特殊性から入院中の病室へのお見舞について病院側と打ち合わせまして、どなた様にも病室番号をお知らせしない手続を取りました。どうかご了承をお願いいたします。

高畑裕太事件の総括

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昨年秋うちの大根畑に遠くから到来した閻魔蟋蟀の夫妻が住み着いたことは昨秋ご報告させて頂いたからご記憶の方もあると思う。見栄えは悪いが畑の前に枯れ草などを積ん込んで人が通れないように彼等の愛の巣とし、ずっと心に掛けていたのだが、私の願いが通じたのか先月終わりキリギリスが鳴かなくなった翌日からから「コロコロ」とあの美声が聞けるようになった^^、コオロギが孵ったんだ。毎夜美しい声を聞きながら私は至福の睡りについている。

3月末に生まれ7月初めから鳴き始めたキリギリスの声を8月一杯まで聞くことができたのは偏にキリギリスの食事の提供のせいだと思う。一昨年までは跋扈する三角バッタを見付け次第掴まえては池の金魚たち(ウナギも居る)にせっせと与えていたが、昨年からキリギリスの餌になってもらうため、あえて掴まえないことにした。だから今年からかなりの数のバッタが棲息し1m四方に10匹位に飛び交っている。キリギリスも食べたいとき周囲に目障りなくらい居る此奴を食べたせいで長生きできたのだ。キュウリやタマネギではこうは生きられなかったと思う^^。
私がキリギリスの肉食性に気付いたのは20年も昔、朝霧に事務所を構えた折、夏の昼下がりに孫の土産用と裏の草原でキリギリスやバッタを掴まえて虫籠に入れ帰所するとバッタがキリギリスに食べられて足だけになって居たことからだ。
話は変わるが50年前、垂水の北部が未だ田圃だった頃、田圃の周囲に水源として必ず存するため池に日曜日行ってよく小鮒を釣って居た、おまけで釣れてきたザリガニの赤ちゃんを魚籠に入れていたら、小鮒が全部大きさ躰の三分の一しかないザリガニの赤ちゃんに食べられ骨だけになって居て愕いたことがあった。あの小さい池でどうして両者が共存して居れたのか考えたがよく分からないが生き物の世界ってまるでイスラム国だね。

長く言われて来たことだが、税法上の配偶者控除が愈々廃止されると日経が報じた。此れ迄幾度となく議論されてきたが、何故か立ち消えとなっている。原因はこの控除を廃止することで政権政党がダメージを受けると予想されることから与党議員達が廃止に消極的であることにあるが、配偶者が年金の第三号被保険者として厚遇されていることも原因の一つだと私は思う。給与から控除される社会保険料が独身者と同額なのに制度上配偶者の国民年金が支払われることにされている矛盾は、原則である負担の公平性が覆されている。
更に多くの企業が支給している扶養(配偶者)手当(月額1万円乃至2万円)も大きな関門であり、配偶者控除の上限である給与103万円又は社会保険加入者の下限給与130万円を超えることでこの手当が打ち切られることが配偶者の勤労意欲を著しく阻害している。配偶者は130万円の枠等に囚われずに働きたくとも、このラインで手当が打ち切られるデメリットは計り知れない。お役所も正面から配偶者控除に向かう場合は多くの企業や官公庁の配偶者手当についてきちんと詰めるべきだ。現在の制度は矛盾撞着そのものだろう。

先週内閣府の発表によれば15歳から39歳の「引き籠もり」が全国で54万人も居て内20歳以上が半分以上を占めるそうな…、此れって、誰かが「引き籠もり」の面倒見てるんだよな?戦中戦後食べるものもなく自身が餓死せずに生きて行くのに必死だった我々世代には考えられないことだ。未成年者は兎も角、二十歳を過ぎての「引き籠もり」は周囲に居る保護者を引き離せば解決することではなかろうか。「引き籠もり」の原因は先ず「衣食住」が確保されているからだろう、此れさえ断てば「引き籠もり」は居なくなる。「ホームレス」になるって?「ホームレス」は過酷なサバイバルレースだから「引き籠もり」如きに到底できるものではないぞ。

被害者であるホテルフロント係の顔写真までネットに暴露された強姦致傷事件の犯人高畑裕太は不起訴になって釈放された(>_<)。お金のある者は示談で不起訴になり、お金がない人は実刑になるなどまるで中国じゃないか!遣り切れんぞ…、
裕太も潔く罪に服せば未だ若いことだし10年後復帰もあり得たと思うが、不起訴では世間が赦さないから彼は不起訴のお陰で不幸にして一生日陰者になった。被害者に示談を持ちかけた母親もバカだね、親馬鹿の典型だ、世間では「お金が子どもをダメにする」と謂うが、今回のケースはその一例だった。釈放後入院だって?頭以外何処も悪くないが逃げ込んだ先は精神病院ではなかったよね。
可哀想にも被害者も又此れで地元で暮らせなくなったね、決して和姦ではないがお金を貰ったことで後ろ指をさされるもんな。一番不幸だったのはお金で面を張られたこの女性だった。「覆水盆に返らず」で躰の痛手は帰らないから「ないよりマシ」と不本意にも受け取ったものだろうが、身の不運に対し高畑親子を一生恨み続けることだろう、所詮ごまめの歯ぎしりなのは悔しいな(怒)。

三省堂国語辞典の「父(とう)ちゃん」
父さん、父、夫をさす。
新解さんの「父(とう)ちゃん」
幼児が父親を親しんで呼ぶ語、親しい者同士で自分の夫を指して言う語、
新解さんの方が親切だ。
先週の読みたくても読めない字
散る花を愛(お)しむ心
今週の読みたくても読めない字
長寿の父に(肖)りたい

先週の宿題の答
フォントをHGS教科書体にすると違いが良く分かります。(でも皆さんのパソコンではフォントが変わると思うので下に筆順を書いておきます)
柿(かき)の旁は亠(なべぶた)に巾で9画ですが、杮(こけら)は巾の縦棒の上部に一が突き通って居り8画となって居ます。
尚「こけら」とは材木を切った時に出る切り屑のことで新築や改装工事の最後に屋根の切り屑などを払い落としたことから完成後の初めての興業を「杮落とし」と言いました。

麻雀で就活内定を…

星月夜 星月夜2

先週久し振りの雨で庭の雑草達が蘇った^^。8月に入って炎天が続き何故かコソとも雨が降ることがなかったので毎夕痛む膝や腰を庇い乍ら、プランターや鉢の水遣りを欠かさぬようにして来たが、ジャングルの庭は水遣りの余裕がなく蛇苺など雑草まで水不足で黄色く萎れてきた。その中でもうちの門では敷石タイルの目地の隙間から生えてきた零れ種の「星月夜」が幾らか変色しているが頑張って背を伸ばし花を付けているのを見て驚嘆した。懸命に根を伸ばして水を吸っているのだろう、昔朝霧に居た折お得意先から苗を頂戴して植えていたのだが、赤くて丸い蕾が夜空の星を連想するのかこの名前が付けられたらしいが、今では庭で雑草化して庭のあちこちに咲いている。道を通る人から「よじ草」と呼ぶと教えられたから本格的な雑草だろう、夕方4時になると咲くからだそうだが、図鑑では見付からないし、その強靱な生命力はこれぞ雑草の鑑(かがみ)だ。

内定

就活酣(たけなわ)の時期となってきたが、最近は一芸に秀でた者が内定を受けやすい時代が到来しているようだ。中でも愕いたことに麻雀選考で内定を出す会社が昨年から数社登場している。就活者同士を戦わせその勝者と会社の採用担当者が戦って勝てば内定を受けるユニークな方法だ。麻雀に強い人はきっと論理的な思考力の持ち主だと思われているからだろう。
さすれば囲碁だって将棋だって同じことだ。最近多くの有名大学が「一芸主義」を採用して居るが、此れも学校のPRだけでなく、その人の持てる才能が学業のスキルに繋がると考えられているに違いない。

それに比べ私の時代は全く不遇だった。恥を曝すようだが、私の卒業年次は昭和33年で朝鮮事変の軍需景気が終わって所謂鍋底景気と言われ就職は会社から学校への一方通行であり、その就職依頼が極度に少なく、囲碁に感(かま)けて特に成績の悪かった私は学生部長の鬼塚先生から就活面談で「君の成績では学校としてとても推薦できないから、君自身で自由な道を選び給え」と突き放された。「先生、そんなこと言わないで下さい、試験で落とされるのは仕方が無いとしても、就職試験の土俵に上がる機会位与えて下さい」と懸命に懇願したが「君は囲碁が五段と書いてあるがそちらの方面はどうなのかね」と言われ、「止めてください、囲碁は趣味ですから仕事にするつもりなど毛頭ありません」と藻掻いたが何としてもダメだった(;;)。
当時囲碁5段(現在の段級位はインフレなので8段位に相当する)で大学囲碁部の大将を務め、学生本因坊戦関西代表6人の1人だった。今だったらその看板だけで就活は楽勝の企業があるだろうから時流の変化って怖いよね。
でもろくな就職もできなかったお陰で、今も此のトシで自力で仕事ができる環境に居るから、鬼塚先生の温情?に心から感謝せねばなるまいな^^。

先週舛添前都知事が公用車の私用経費を都に返還したそうな…、タッタ6万5千円だって(>_<)、650万円の間違いじゃないの?運転手の給与や時間外手当に退職引当金は入ってるの?リムジンの減価償却費はどうなっているの?

人生の最後を迎え目下、辞書を読んでいます。辞書は引くものだと信じていましたが此のトシになって漸く辞書は読むものだと知りました。三国も新解さんも名著です^^。
良かったら一度私が選んだ難読漢字10個を読んで下さい。6問正解ならあなたの漢字力は正常と言えます、幾つ読めますか?
1女犯 2病葉 3仄々 4入水 5直垂 6玉響 7灰汁 8砂州 9独擅場 10杮落とし 
答は末尾にあります。

三省堂国語辞典の「ごきぶり」
 黒や茶色で平たい形をした台所などによく出る害虫
新解さんの「ごきぶり」
台所を初め家中のあらゆる処に棲み油色の平たい害虫、触ると臭い
広辞苑から新明解 新潮国語辞典など全てごきぶりの特長を普く掲げているが、触ると臭いと書いてあるのは新解さんだけだ。国語学者は台所で「ごきぶり」など捕まえないからあの独特の臭いなんか知らないが新解さんは知っていた^^。
(ごきぶり)とは漢字で「蜚蠊」と書くそうだ。見るからに気味の悪い字だ。
でも昆虫の本によるとゴキブリには幾百種類もあり99%は戸外で生活しており、人類のために役立っているものも多いそうだし、家に居る奴だって触ると臭いだけで蚊や壁蝨(だに)のように人に悪さをする訳ではなく、人間の髪の毛やフケ、さらには紙類や石鹸カス、ホコリなどほぼ全てを食べてくれるから掃除機だと思えば良いが、ゴキブリの糞をダニが食べてくれたら最高だね。

先週の読みたくても読めない字
彼はそのクラスの覇(はたがしら)となった

今週の読みたくても読めない字
散る花を(愛)しむ心

難読漢字10個の答え
1 にょぼん 2 わくらば 3 ほのぼの 4 じゅすい 5 ひたたれ 6 たまゆら 7 あく 
8 さす 9 どくせんじょう 10 こけらおとし
1番と4番の意味はお分かりでしょうか?9番の独擅場は何故か殆どの書物で独壇場(どくだんじょう)と書かれて居ますが誤りです。独擅場の(てへん)である擅の訓読みが「ほしいまま」なので意味がお分かりでしょうね。つちへんの壇は(一段高い台)であり意味をなしません。今では土壇場の方が圧倒的に幅を利かせて居ますが、誰も漢字の意味を深く考えなくなったせいでしょう。私と同世代の作家森村誠一は作品に「独擅場」と書いてちゃんと「どくせんじょう」と仮名まで振って呉れて居ます^^。
10番の杮(こけら)は秋に美味しい柿ではありません、柿(かき)は9画ですが、杮(こけら)は8画です、何処が一画違うか、お分かりでしょうか?私の用いているMSPゴシック体ではよく分からないよね、答は来週をお楽しみに…^^。

誤字の多さに堪えかねて

トンボ とんぼ2

猛暑に堪え兼ね秋の訪れを待ち侘びるこの頃だが、今年も「むかしトンボ」がうちの庭を訪れた。麦わらトンボや塩辛トンボの方が絶対数が多い筈だが何故かうちにはずっと此の「むかしトンボ」しか来ないがどうしてなのか不思議でならない。毎年親の遺伝子がこの庭を誘うのかしら?余所ではメッタに見られないトンボだ^^。今年はキリギリスの環境を慮って雑草を繁茂させたせいで「むかしトンボ」は懸命に庭中を探索していたが、目的としたメダカの棲息するビオトープを見付けることができず産卵もできずに遂に諦めて帰って行った(涙)。

跋扈

先日文庫本を読んでいたら写真のページに差し掛かった。そして魑魅魍魎の次の熟語に引っ掛かった。一瞬、ん?間違えてる、でも漢字は合っているし…、と思いながらルビに惑わされて前に進もうとするが何故か頭の何処かで?が引っ付いて離れない、仕方なく手許のメモ帳に「跳梁跋扈」などと書いてみたら同じ字だのに何故か心が晴れない、もう一度本を見たらナント!字が上下反対になって居たんだ、魂消たね(゚Д゚)。最近の本はパソコンソフト使用となり昔と異なり随分誤字が少なくなったが、本の出版には編集者や校閲担当部門など漢字のプロが三重四重に厳重にチェックして居る筈なのにどうしてなのか訝しいと思う、そして作家もどうしてこんな字が書けないで文学者が勤まるのかな?その上最近ではワープロが勝手に熟語を検索してくれる筈だから不思議なできごとだ、編集者や校閲担当がアホだったんだろう。この本の作者は武士の情けで書かないが出版社は光文社だった、一流にしてはお粗末な出版社だね。

愛嬌

制服

誤字の続きをもう二つ、此れは実業之日本社文庫だったが、私より5歳年長の皆川博子さんが「化粧坂」で「愛嬌」を「愛矯」と二カ所も書いて居られた。普段結構難しい漢字を用いられ、常用漢字のない旧字体で教育を受けられた作家だから、この方の本を読んでいると私はしょっちゅう字が読めなくて辞書と首っ引きなのにこんな易しい字を間違えるなんて考えられないから実業之日本社の校閲ミスだと思う。パソコンでは「愛嬌」しか選択できないのに無理矢理「矯」に変えるなんて、器用な校閲も居たもんだな(笑)。愛嬌だなんて言って居られないよね。
又ホラー作家の旗頭である真梨幸子の作品の中だが徳間文庫には「学制服」なんてのまであった^^。此れも辞書にない字で無論「学生服」が正解だ、「学生の制服」がごっちゃになってできた字だろうが、何奴も此奴も最近の校閲は何をしているのだか全く巫山戯てるぞ(>_<)。

生まれて初めてハンドルを手にして老人を轢き殺し逃走した17歳少年が家裁送りになったことについて殺人罪を適用すべきだとこの先週ブログで糾弾したら、其れを見ていた訳でもないだろうが送致を受けた家裁の森岡裁判長が「非常に悪質な行為だ」とこの26日再び検察官に逆送する決定を出しこの少年は裁判員裁判で刑事罰を受けることに決定した。格上の地裁に対する反逆だからこの家裁判事は骨があったね^^。再逆送は下克上だし異例のことだそうだが異例とか常例とかの次元ではなく、面白半分に人を殺してお天道さまの下を歩かす訳には行かぬと誰もが考えたことを家裁の判事が実行したまでであり、事件が多くてサボりたくなった地裁の裁判員達が愚かであった。懲役5年も科してやれば此のバカも少しは反省するかも知れぬが、「バカは死ななきゃ治らない♪」だからムリだろうな。

三省堂国語辞典の「女」  やさしくて子どもを生み育てる人
三省堂国語辞典の「男」  人のうち力が強く主として外で働く人

 新解さんの「男」人間のうち雄としての性器官と性機能を持つ方
 新解さんの「女」人間のうち雌としての性器官と性機能を持つ方、子どもを作るための器官をもって生まれてきた人
三国の男女は戦前の考え方であり,現在では通用しないように思う。現代では無機質な新解さんが正解と言えるのではないか
因みに新潮国語辞典では無難な定義に終始している
 男 一般に男性、男子、妻の配偶者
 女 人類を二大別して子を産む能力を持つ方 一般に性的特徴を表した女性、婦人
新国はニューハーフを意識しているね。

先週の読みたくても読めない字
わざわざお越し下さり、太(はなは)だ恐縮です

今週の読みたくても読めない字
彼はそのクラスの(覇)となった

愛ちゃんは太郎の嫁になる♪

キリギリス3 とかげ

お盆が近付いて雨も降らず今年の暑さもピークに達している。でも庭のキリギリスは雨が降らないためご機嫌で朝から晩までギーッチョと鳴いているが今年は鳥の襲撃から彼等を護るために草原が繁茂させたので鳴き声だけで姿は全く見えない、ご馳走の三角バッタはウジャウジャ居るしきっと桃源郷だろう^^。先週ひょっこりと飼い主へのご機嫌伺いに庭の塀に現れた^^。お尻の部分に立派な大きさの産卵管が付いているから雌だ。もうこんなに大きくなったんだ^^。雌だから雄より随分大きい、トカゲも出てきて池の傍のブロックで寛いでいる^^。

愈々夏の甲子園夢の祭典もたけなわだ^^。最近は個人情報の開示など伏せられる時代を受けて事件の犯人にでもならない限り個人名の発表など難しいが、高校野球に限って新聞では49チーム全選手882名の氏名、身長、体重など発表されるから何か珍しいものを見たような新鮮な感触だ^^。名を見ると今風の「颯」や「翔」や「大」などが犇(ひし)めいていて我々世代に圧倒的に多かった一郎とか和雄さんなんて名が完全に追放されていたが、目を凝らして調べてみたら、居た居た^^、ひとりだけ佐久長聖の投手が「玲雄」だった。読み方は(れお)だろうけど。目に付く名の末尾は「「斗」だ、チラ見で32名も居たぞ。割合3.6%は多いね。「雄斗」海斗」「健斗」「北斗」などが多かったが「萌斗」など男の子だしどう読むのかな? 変わった処では「虎之介」「虎太郎」「虎二郎」も居た^^。明らかに昭和をイメージする名だ、お祖父さんの命名だろう。懐かしいな^^、流石に昔は多かった「太郎兵衛」「四郎五郎」など4字の名は見付からなかったね。

太郎

先週行われた囲碁の甲子園小学校全国大会は東京日本棋院で各都道府県から136名が参加して行われ、東京荒川区瑞光小学校6年生三浦太郎君が見事優勝した。「太郎」って昔は「花子」と共に子どもの本に出てくる子どもの代名詞だったよね、我々昭和人間には郷愁に駆られて懐かしいなあ^^。弟が居て次郎かな?なんて想像したら自然に微笑んでしまうね^^。
下にある方の写真は面白いな^^。6年生同士の決勝戦で多少遠近法もあるけれども、手前に座る対戦相手の女の子がやたらと大きい、親子の対局?と思ってしまう、この年齢くらいまでは女の成長が早いと言われるが少し珍しいね、秋に成長する「負んぶバッタ」(現在キリギリスの食糧として庭に住む三角バッタ)を思わず想像してしまった(^^)。現在は雌雄の大きさは1.5cmくらいで同じだが9月になると雌が4cm位に成長して1.5cmの雄を背中に乗せて交尾し、その後どちらかが死ぬまでっと雄を背負って行動を共にするんだ。亭主はラクチンだから典型的な内助の功だ。
準優勝のお嬢さん、詰まらぬことを書いてごめんねm(_ _)m。
http://www.uta-net.com/movie/13856/
太郎と言えば60年前鈴木美重子が歌って一世を風靡した歌謡曲「愛ちゃんは太郎の嫁になる」を思い出す。あの頃の若者は誰も純情だったね。卓球の愛ちゃんの個人戦メダル残念だったなあ(涙)

リオデジャネイロ・オリンピックも酣(たけなわ)だ、今度は名前でなく姓の方だが、水泳の200m平泳ぎで金藤選手が27歳と高齢に関わらず2分20秒で優勝した。あの可愛い岩崎恭子さんが14歳で優勝してから24年振りの快挙なんだ^^。
金藤選手の姓は(かねとう)と読むらしい、日本人の姓は読み方が難しいね。囲碁仲間で私の知っている大阪府立大学主将の金藤さんは(こんどう)と言って居たし、(かねふじ)さんが一般的だろう。
(かねとう)は湯桶読みになるから読みづらい、彼女も此の金メダルで晴れて此れから誰からも正しい姓を読んで貰えることになってよかったね(^^)。

リネール

それに引き替え柔道100キロ超級決勝でフランスのリネールは審判を味方に付けたのか勝利を得た。原沢は徹頭徹尾逃げ腰の相手に指導で敗れる羽目になり、金メダルを奪われる結果となったが、指導で敗れるべきは誰が見てもリネールだった、此れからは一本勝ち以外は審判を味方にしないと勝てないんだね。試合後の握手時にリネールが伏し目になって原沢に「済まん」と言って居るように見えたよ。

三省堂国語辞典の最後の言葉
わ行ではありません、「ん」行になります。
「んーん」 意味 酷く言葉に詰まったとき、感心したときなどの声、女児が2番目の言葉を上げるか下げるかして打ち消しの気持ちを表す。関西では2番目の「ん」を上げ、3番目の「ん」を下げますね。

新解さんも「ん」行ですが「んーん」はなく最後の言葉は「んぼ」です。
そのような状態にある人であることを表す。用例 甘えんぼ 赤んぼ けちんぼ
辞書の最後の言葉が「ん」で終わるなんて誰も知らないよね^^。

先週の読みたくても読めない字
雲の随(まにま)に月が洩れいづる
注)常用漢字ですが読めない人が多いと思います。「まにま」とは「成り行きに任せて」の意味です。

今週の読みたくても読めない字
自分の考えを(演)べる。