昨年秋うちの大根畑に遠くから到来した閻魔蟋蟀の夫妻が住み着いたことは昨秋ご報告させて頂いたからご記憶の方もあると思う。見栄えは悪いが畑の前に枯れ草などを積ん込んで人が通れないように彼等の愛の巣とし、ずっと心に掛けていたのだが、私の願いが通じたのか先月終わりキリギリスが鳴かなくなった翌日からから「コロコロ」とあの美声が聞けるようになった^^、コオロギが孵ったんだ。毎夜美しい声を聞きながら私は至福の睡りについている。
3月末に生まれ7月初めから鳴き始めたキリギリスの声を8月一杯まで聞くことができたのは偏にキリギリスの食事の提供のせいだと思う。一昨年までは跋扈する三角バッタを見付け次第掴まえては池の金魚たち(ウナギも居る)にせっせと与えていたが、昨年からキリギリスの餌になってもらうため、あえて掴まえないことにした。だから今年からかなりの数のバッタが棲息し1m四方に10匹位に飛び交っている。キリギリスも食べたいとき周囲に目障りなくらい居る此奴を食べたせいで長生きできたのだ。キュウリやタマネギではこうは生きられなかったと思う^^。
私がキリギリスの肉食性に気付いたのは20年も昔、朝霧に事務所を構えた折、夏の昼下がりに孫の土産用と裏の草原でキリギリスやバッタを掴まえて虫籠に入れ帰所するとバッタがキリギリスに食べられて足だけになって居たことからだ。
話は変わるが50年前、垂水の北部が未だ田圃だった頃、田圃の周囲に水源として必ず存するため池に日曜日行ってよく小鮒を釣って居た、おまけで釣れてきたザリガニの赤ちゃんを魚籠に入れていたら、小鮒が全部大きさ躰の三分の一しかないザリガニの赤ちゃんに食べられ骨だけになって居て愕いたことがあった。あの小さい池でどうして両者が共存して居れたのか考えたがよく分からないが生き物の世界ってまるでイスラム国だね。
長く言われて来たことだが、税法上の配偶者控除が愈々廃止されると日経が報じた。此れ迄幾度となく議論されてきたが、何故か立ち消えとなっている。原因はこの控除を廃止することで政権政党がダメージを受けると予想されることから与党議員達が廃止に消極的であることにあるが、配偶者が年金の第三号被保険者として厚遇されていることも原因の一つだと私は思う。給与から控除される社会保険料が独身者と同額なのに制度上配偶者の国民年金が支払われることにされている矛盾は、原則である負担の公平性が覆されている。
更に多くの企業が支給している扶養(配偶者)手当(月額1万円乃至2万円)も大きな関門であり、配偶者控除の上限である給与103万円又は社会保険加入者の下限給与130万円を超えることでこの手当が打ち切られることが配偶者の勤労意欲を著しく阻害している。配偶者は130万円の枠等に囚われずに働きたくとも、このラインで手当が打ち切られるデメリットは計り知れない。お役所も正面から配偶者控除に向かう場合は多くの企業や官公庁の配偶者手当についてきちんと詰めるべきだ。現在の制度は矛盾撞着そのものだろう。
先週内閣府の発表によれば15歳から39歳の「引き籠もり」が全国で54万人も居て内20歳以上が半分以上を占めるそうな…、此れって、誰かが「引き籠もり」の面倒見てるんだよな?戦中戦後食べるものもなく自身が餓死せずに生きて行くのに必死だった我々世代には考えられないことだ。未成年者は兎も角、二十歳を過ぎての「引き籠もり」は周囲に居る保護者を引き離せば解決することではなかろうか。「引き籠もり」の原因は先ず「衣食住」が確保されているからだろう、此れさえ断てば「引き籠もり」は居なくなる。「ホームレス」になるって?「ホームレス」は過酷なサバイバルレースだから「引き籠もり」如きに到底できるものではないぞ。
被害者であるホテルフロント係の顔写真までネットに暴露された強姦致傷事件の犯人高畑裕太は不起訴になって釈放された(>_<)。お金のある者は示談で不起訴になり、お金がない人は実刑になるなどまるで中国じゃないか!遣り切れんぞ…、
裕太も潔く罪に服せば未だ若いことだし10年後復帰もあり得たと思うが、不起訴では世間が赦さないから彼は不起訴のお陰で不幸にして一生日陰者になった。被害者に示談を持ちかけた母親もバカだね、親馬鹿の典型だ、世間では「お金が子どもをダメにする」と謂うが、今回のケースはその一例だった。釈放後入院だって?頭以外何処も悪くないが逃げ込んだ先は精神病院ではなかったよね。
可哀想にも被害者も又此れで地元で暮らせなくなったね、決して和姦ではないがお金を貰ったことで後ろ指をさされるもんな。一番不幸だったのはお金で面を張られたこの女性だった。「覆水盆に返らず」で躰の痛手は帰らないから「ないよりマシ」と不本意にも受け取ったものだろうが、身の不運に対し高畑親子を一生恨み続けることだろう、所詮ごまめの歯ぎしりなのは悔しいな(怒)。
三省堂国語辞典の「父(とう)ちゃん」
父さん、父、夫をさす。
新解さんの「父(とう)ちゃん」
幼児が父親を親しんで呼ぶ語、親しい者同士で自分の夫を指して言う語、
新解さんの方が親切だ。
先週の読みたくても読めない字
散る花を愛(お)しむ心
今週の読みたくても読めない字
長寿の父に(肖)りたい
先週の宿題の答
フォントをHGS教科書体にすると違いが良く分かります。(でも皆さんのパソコンではフォントが変わると思うので下に筆順を書いておきます)
柿(かき)の旁は亠(なべぶた)に巾で9画ですが、杮(こけら)は巾の縦棒の上部に一が突き通って居り8画となって居ます。
尚「こけら」とは材木を切った時に出る切り屑のことで新築や改装工事の最後に屋根の切り屑などを払い落としたことから完成後の初めての興業を「杮落とし」と言いました。