囲碁将棋」カテゴリーアーカイブ

雀は何処へ行った

12月も早くも半ばを過ぎて気忙しいクリスマスが近づき、毎年恒例の年末調整の季節を迎えることとなりました。うちから道路一筋東北にあるSさんのお庭には大きな柿の木が道に張り出しています。毎年12月になると雀達がワンサカとやってきてチュンチュンと大騒ぎして一日ですっかり食い荒らしてゆくのが恒例でした。然し、今年は未だにその気配なく柿の実も心なし失望しているようです。
つらつら考えるに最近雀を見ることが少なくなったことに気付きました。20年位前には午前中必ず親子が6羽位うちの南の庭に遊びに来てチュンチュンと鳴き交して私の心を和らげてくれるのが常でしたが、いつしか3羽位に減り、軈(やが)ては来なくなりました(;;)。雀の親子の情愛の深さは人が学ぶべき処が多く、一度夕刻うちの車庫の端に置かれた物置の後ろに子雀が入ってしまい両親は狼狽えて居ましたが夜を迎えて鳥目の親たちは居なくなりましたが、子雀はチュンとも言わずに物置の後ろに居るらしく気がかりで入り口辺りにパンの欠片など置きましたがそのまま食べられることもなく朝を迎えました。私も気になっていたので早朝から起きて様子を見て居ましたが、5時前にチュンチュンと両親の呼び声らしき音が聞こえた途端、物置の後ろから子雀が転がりでてきました。そして三匹チュンチュンと鳴き合せながら帰って行きました。小雀って声で親が分かるんや!
今では近くにある八幡神社の鎮守の森に棲息して居た数百匹数千匹の雀はどうなったのでしょうか?毎朝残り物のご飯を撒いて居たお婆さんも今は見かけず環境の変化で食物が得られなくなって個体数が激減したようにも思われます。電線に止まっているのはいつも馴染みのない駒鳥ばかりで、人間に馴染んでいた雀達の衰退には何故か私は自然が少し宛遠ざかって行くように感じられ、とても淋しい思いに駆られます。明日は我が身?と謂いますが、人類も核爆発に何れ死滅することでしょうね(;;)

 

防衛力強化の財源、復興所得税を14年延長で調整…法人税は4・5~5%付加検討とか…。何を血迷ったのか岸田総理が有事の際にミサイル応撃に使うためらしく防衛予算に当てるべく1兆円増税と国民に牙を剥き出しました💢。察するにアメリカにオベッカを使ってミサイルに戦闘機や戦車を購入する予定だと察しますが、購入価格はアメリカの言い値で原価の三倍以上吹っ掛けられるに相違ありません。然し所得税を沢山上げれば民意を損なって拙いので、東北大震災復興に当てるために創設した復興特別税を使いたいと言い出しましたが此れは余りにも非道いと思います。東北地方東海岸では未だ11年前の悲劇から懸命に回復しようと努力を重ねているのに彼等の命綱を断つような総理の発言は弱者切り捨てであり暴論です💢。総理は我が国の富裕層が国外のタックスヘイヴン等で巨額な利益を得て居ながら税金負担を逃れていることを熟知して居ますが、敢えて見て見ぬ振りをしているのは彼等からの政治献金が見返りとされているためだろうと私は思います。総理は自ら毅然とした態度を取って此等富裕層やアマゾン等国外企業の日本国内所得からしっかり税金を取って下さい!復興税に手を付ける防衛費など国民は誰も許さないと思います。

月初めに写真付きで新聞報道からNHK夜7時のビッグニュースとされたのは囲碁界で男性高段者もタジタジさせるタイトル数20を誇る常勝藤沢里奈5段女流本因坊名人を破って女流棋聖戦の挑戦者に躍り出た13歳の中学生仲邑菫三段でした^^。一日9時間囲碁の勉強に没頭するそうですが、柔らかい彼女の頭の中はスポンジが水を含みように瞬時に数百手先が読める構造に高まっていることでしょう。来年1月に行われる上野愛咲美女流棋聖への挑戦手合がとても楽しみです^^。

一昨日妻と一緒にコロナワクチン5回目の摂取に行きました。聞けば接種後高熱を発して死ぬ方が2000人も居て政府は素知らぬ顔をしていると聞きますが、娘に同行されては否応なく覚悟を決めました。会場前で私と同時に車から降りた妻は即座に右腕を私の左腕に廻してギュッと強く抱きしめて来たのです。足が弱くなって今では伝い歩きしかできぬ妻の止むを得ぬ行動だったのですが、大阪の扇町公園で当時恋人だった妻から腕組みをせがまれた60数年前を瞬時思い出したのでした。妻の腕から温かい体温が伝わり至福の数分間でした^^。

 

子供達が多数遊んでいた公園が住民の上訴で取り壊される悲劇が長野県で起きました。世間の非難を浴びていますが、詳細は来週にて…。

 

今週の読めそうで読めない字     (蚊帳)

先週の読めそうで読めない字   巡る(めぐる)遊歩道

群衆雪崩

私は愈々あと4日で87歳を迎えることになりました。生まれつき腎臓が悪かったので子供の頃は30歳までに死ぬだろうと思って居ましたが、30歳になっても病まずに居たので今度は60歳までに死ぬだろうと思って居たら、60歳は何故かバブルの後始末でメチャクチャ多忙、知らぬ間にクリアし何時しかこの歳を迎えることとなったのは奇跡だと思っています。

8月初旬に掲げたミニ睡蓮が頑張って咲いてくれて居ます。ヨレヨレになった葉っぱを見せられては此れが今生最後の花だと感じました、小さい容器なのに肥料も与えられることなく三月(みつき)も懸命に毎朝咲き続けた健気さには唯々敬服の言葉以外ありません。

 

先月末に韓国ソウルで起こった壮絶な雑踏事故は余りにも悲惨でした(::)。僅か18㎡に300人もの人が倒れ156人が死亡したなんて誰が考えても信じられません。18㎡に留まれる員数は「ギュウギュウ詰め」でせいぜい30名がやっとではないかと思いますがその10倍なんて想像できないよ(/_;)。
21年前私が事務所を朝霧から自宅隣に移した直後のことでした。朝霧駅歩道橋に沢山の人が花火大会の往路復路に殺到して所謂「群衆雪崩」を起こし11人が死亡し247名が重軽傷の事件が思い出されます。あの事件も向かい合った往還の人々が正面から圧迫されて起こりましたが、今回はそれより桁外れに多人数の事故であって、立った儘で胸部や肋骨の圧迫により呼吸不全を起こして死亡しました。鼻や口を塞がれなくても息ができなくなるなんて通常は全く想像できませんが、胸を押されて呼吸不能で亡くなった方々が多かったようであり、もう二度と起こって欲しくない事件です。
数多くの通報に対し無反応だったソウル警察は群衆警備をどうして怠っていたのでしょうか!一方通行にしなかった警察の責任が大きく問われます。明石歩道橋事件では神戸地裁は前例がないという理由で現場に行かされた署員のみを罰し、警備を命じた署長も副署長も不起訴となる不可解な判決となって、社会問題となりましたが、上から「お前行け」と言われて行ったら罪になったなんてあれはメチャメチャ有り得ない判例でしたね💢。ソウルの警察庁は今回の事件に関し国の捜査当局から糾弾されるそうです。

 

先月28日第81期将棋名人戦A級順位戦で、佐藤天彦九段は永瀬拓矢王座と対局し終盤佐藤九段が長考し最初はマスクを着用していたものの約30分間の不着用を2回行ったとか…。立会人が不在だったことから対局相手の永瀬王座が「相手を反則負けにしろ」と5回も新聞記者に告げ、協会理事を呼び出して1時間協議した結果、佐藤九段の「反則負け」宣言となりました。
しかし、一度相手に「マスクして下さい」と声を掛けるべきが筋じゃないんですか?形勢は王座が不利だったようでメチャ姑息な手段だと思いました。反則を宣告した鈴木大介九段は永瀬の師匠筋に当たる人物であり、佐藤九段と順位戦の残留争いをする佐藤康光将棋連盟会長が最終判断を下したとか…(;;)。世間からの反応は佐藤九段贔屓が圧倒的に多く、ネットでは「アホの集まりなの?」「後世に残る汚点!」と殆ど佐藤九段を擁護したものばかりですから今後どう収拾するのか…。 日本将棋連盟では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年1月に対局者のマスク着用を「義務」とする臨時規定を設けていましたが翌日佐藤九段の「反則負け」が報じられると著名人から自身のTwitterを通じてさまざまに反応する事態となりました。脳科学者の茂木健一郎氏は「そういう規定があるから、という考え方も分からない訳じゃないけど、それやるとみんなが不幸になるし、そもそも、もうマスクの着用についての杓子定規なやり方、やめた方がいいと思うよ。悪法も法とか言うけど、それで日本人が不自由になって悪くなったら意味ないから」堀江貴文氏は「確かにセコイ、永瀬王座」と投稿し、百田尚樹氏は「将棋界ってアホの集まりなの?」など辛辣な言葉を呈しました。更に漫画家の倉田真由美氏は「日本が今如何に異常か如実に現れている案件であり後世に残る汚点」と書き込みました。将棋連盟の規定には、反則に当たるかを判断する基準や注意喚起に関する条文がありません。そのために生じてしまった「一発アウト」の判定にSNSでは「佐藤天彦九段の反則負けの撤回を求めます」というハッシュタグまで出てきました。尚、日本将棋連盟には2日佐藤天彦九段から反則負け判定の取り消しなどを求める不服申し立てがあり、此れを受理したと発表しました。世論を敵に将棋連盟はどう対処するのでしょうか?頭痛いよね(/_;)。

 

嘗て世界ジュニア選手権を制し、更に12歳で女子プロツアー予選を通過して世間を驚かせ、22歳でフジサンケイレディースを優勝したキンクミこと金田久美子が先週の三菱電気レディースにて11年振りとなる33歳での優勝を飾りファンをあっと驚かせました(@@)。臍ピアスなど風俗嬢紛いのファッションで話題にこと欠かない女子プロゴルフ界の異端児でしたが、心底からのゴルフ好きで練習の鬼でした。此れで来年もツアーに出場できる^^と涙を浮かべ、三勝目に大きな期待を賭けました。頑張れ!キンクミ\(^o^)/

 

北のミサイル大量発射、その一発で何万人もの飢餓が救えるのではないの?

 

先週の読めそうで読めない字      大声で号(さけ)ぶ

今週の読めそうで読めない字      (心太

苛めと先生

 

夏が9月をまるごと取り込んで秋の到来が一月遅れ10月にずれ込み、その10月もあと1週間で去って行こうとしています。11-12と秋が続いて冬の到来はお正月以降になりますが3月はどう考えても春ですから冬の期間が必然的に1月と2月だけになり、何れ冬がなくなって夏が4月(つき)以上を占めることになる時代が予兆されます、この異常気象は巨大颱風の到来数の増加を伴いますから刻々と迫りくる人口減少と併せ、我が国の未来が案じられますね。
先週南の庭と東の庭同時に見知らぬ白い花が咲きました。スマホの「花ノート」で調べると「ゼフィランサス」だそうです(^^)。何処から跳んできたのかまるで分かりませんが鳥か蜂が種を運んできたものだろうと思いました。同じ日に花が咲いたのは種の運び主が同じだったからでしょうが、日当たりが違うので土の環境が同じだったとしてもとても不思議に感じたものです。

 

我々戦前戦中派には甚だ理解が難しいのですが、最近紙面を賑合わすものに小中学校での苛め問題が多くなりました。力の強い子供から体の小さい子や体力の劣る子供を標的にするいわゆる弱い者苛めが主力ですが、父兄から通報を受けた学校の対応にとても違和感を覚えます。父兄から訴えを受けた先生方は必ず事件をいじめと捉えずに単なる生徒間のトラブルとして扱う不文律が出来上がっており、文科省の方針に基づき毎月行われる筈の「いじめ不登校対策委員会」に於いても何が討議されたのか校長が出席していても議事録すら残されて居らず、教育委員会は故意に意識されて蚊帳の外が常態のようです(::)。そして自殺などあってはならないことが起こっても調査の結果、何時も学校側が故意に事件を隠し隠蔽に余念がなかったことが暴露して一見落着となりますが、
教育評論家の尾木直樹さんは「国は苛められっ子がどう感じているかを重視しているが、現場では問題を大きくしたくないという考え方が残っている」と指摘されています。尾木さんの考えは誤っていると思います。教育現場は事件よりも己の保身が第一順位であって、校長や教頭と謂う自らの地位に恋々とする余りに、子供たちが苛められている事件を故意に隠蔽して口を閉じ、苛めを更に大きくし遂には生徒の自殺という悲しいシナリオが用意されます。事件は毎日沢山起こっていることであり隠蔽されては堪りません。実は教育委員会の存在が先生の口にチャックをしているのです。つまり事件が起こった学校には教育委員会からの報告で後日市や県から懲罰人事が下されることが彼等の口を封じているに違いありません。苛めや暴力行為は昔から何処の学校でも日常起こっています。だから事件を報告したことで懲罰人事が行われていることが事件の本質であろうと思います。子供のイジメなんて未来永劫になくなりません。それを上に報告して自分の覚えが悪くなる今の規則が間違っています。報告はどんどん挙げさせて処理し、決して報告した校長や教諭を咎めないことです。又咎めるべきは生徒に手を上げた教諭であるのにこっちもしっかり隠蔽していますから完全な閉鎖社会やね。

 

先日の新聞学芸欄にて日本棋院の仲邑菫棋士と日本将棋連盟の里見香菜女流名人が偶然同面にて登載されました。左は仲邑菫棋士(13歳)が最年少三段昇段という嬉しい記事に対し、右は「出雲の稲妻」と謳われた里見香菜女流五冠(30歳)の悲願である女性第一号の棋士入段が潰えた悲しいニュースであって左右明暗を分かちました(::)。里見女流名人は女性として抜群の棋力で男子プロに劣らぬ棋力の持ち主でしたが、夏場不運にも体調不良の折、棋士挑戦に指定された最強の若手4段三人に連敗を喫し、棋士となれる条件である「5戦3勝」が叶わず涙を呑みました(::)。将棋連盟は何も最強の若手プロと対局させなくてもいいじゃないか!8段9段に年寄り棋士が無数に居るから彼等と対局させれば彼女は楽に3勝でき日本将棋連盟も花のある棋士登場に将棋界を大きく盛り上げるチャンスでしたが、大局から将棋界の未来を考えようとしない男尊女卑でケツの穴の小さい将棋連盟の連中や!「私自身本当に今回が最初で最後の挑戦といったところでしたので、多分今後考えることはないのかなと思います」と里見さんのコメントがありましたが彼女の心底から恨み節の一言でした。将棋界隆盛への絶好のチャンスを逸するなんて日本将棋連盟はアホや!戦いの場さえ与えれば彼女は立派に戦い、ひいては悲願である女性将棋ファンを量産し、将棋界の発展に大いに寄与するだろうに…、小姑丸出しの将棋連盟は10歳の中村菫ちゃんを特例措置で入段させた日本棋院との器の違いを露呈したね(::)。菫ちゃんは機会を与えられて羽撃き大きく成長し今や女性棋士三羽烏の一翼を担うばかりになりましたが全ては彼女に戦う場を提供した日本棋院の度量でした。次の挑戦について里見香菜は「私自身最後の挑戦だと思っているので、今後考えることはありません」と冷酷な将棋連盟の仕打ちにキッパリと引導を渡しました(;;)。日本将棋連盟はアホや!

 

スピードスケート36歳小平奈穂選手が引退試合であの高木選手を破って優勝!偉いなあ^^、長くスポンサーを務めて頂いた相沢病院の院長さんも偉かったね。彼女は此れからも相澤病院で働かれますが、生涯相澤院長を人生の恩師とされることでしょうね。

 

先週の読めそうで読めない字       忍辱(にんにく)とは辱めを耐えること

今週の読めそうで読めない字        (病葉)

百歳で五段

あっという間にすっかり秋らしくなって先日までの猛暑との様変わりに戸惑いが隠せない毎日です。先週のある昼下がり近くのコンビニへ郵便物を投函に行って帰路、自宅近くの昔米屋だった食料品店の前を通ると秋祭りのポスターの傍らにこんな貼り書きが2枚も?なんやろ?
幾つになっても好奇心旺盛な私は自宅までの間考えて結論を得ました。バス通りに面しているため歩道を多くの人が通るから、コンビニと同じと考えてついトイレを借りに来る人が居るのではないかしら?お店の人が居るのだからトイレがない筈もなく、トイレ貸してあげて顔見知りになってついでに何か買って頂いたらどうなの?と思いましたが、お店にご亭主は余り居なくて奥さん一人のことが多いので不用心と考えての張り紙だと考えました。でも女独りだったら防犯ブザーの方が効果的ではないのかな?と思ったものです。季節も秋だしお店の前を全開にしたほうが却って安全で客も入り易いと思いますが、中の見えない入り口の閉まったお店って勇気が要って入り難いですものですよ、特に女性には…。まして「トイレありません」とまで書かれては…(::)。

 

旧統一教会の元2世信者である20代女性が今月日本外国特派員協会(東京)で自らの体験を語り、「被害者や子どもの権利が守られる国であってほしい」と訴えました。会見中教団側が女性の会見をやめるよう求める要請文を特派員協会に送っていたことまで明かされました。女性の父は地元の教会長で母も地方選挙で教団出身の候補者の運動を手伝うなど、両親とも「熱心な信者であって彼女によると、両親はこれまでの40年間で1千万円以上を献金し、彼女が高校卒業後の2年間で稼いだアルバイト代200万円のほぼ全額を両親に取られたそうです💢。それでも「両親と両親の信じた教会を信じたかった」という女性は合同結婚式に参加するために韓国であった催しにも出ましたが、そこで教団の役職者からセクハラを受けました(::)その理由について「悪霊がついているからだ」と説明されたそうです。何が悪霊や!、悪霊はその役職者やないか!親は自業自得だけど子供まで巻き込むのは許せなく、総理は本国会で信者二世を護る法律を成立させて下さいm(_ _)m。そして後生だから信者は一代で終わらせて下さい。

大正に生まれ、あと三月で百才になる女性棋士炭野佐千代が五段に昇段したと「週刊碁」に掲載されました^^。彼女は日本棋院所属の準棋士ですが、今から80年前当時は太平洋戦争真っ只中戦時中である「昭和17年に入段し、27年前の平成7年に四段に昇段」と書かれています。写真はどう観ても20歳までの幼な顔であり入段時の写真でしょう。
準棋士ってなんだろう?」と調べてみると嘗てプロ棋士を志したが実力不足で入段できずに志(こころざし)破れて郷里に帰る者に対し「棋院に所属して囲碁を普及する仕事につきたい」人に対して棋院は「日本棋院の普及と指導事業にのみ参画する専門棋士としての準棋士」という救済手段を用意しました。他にも院生にならずに入団試験に直接挑んで敗れた人でも囲碁の普及することを仕事としたい人には、「地方棋士」と言う称号が与えらました。

彼らは地方に多く居られました。明石にも70年昔、丹田という高齢の準棋士四段が桜町路地奥の仕舞屋で道場を構えられ威張って居ましたよ。何時も和服に扇子を携行し、玄関正面に明石近辺の強豪橋本紋次郎氏他アマチュアベスト5が墨で大書され張り出されていたのが印象的でした。このように光の当たらない処で囲碁の生業として生活して居られる方への勲章として実力に関わりなく、5年に一回程度年齢の節目を以て理事会で昇段が決議されるようです。百歳に手が届く方に囲碁の指導はムリだと考えますが、実力に対する昇段ではなく恩倖報奨的なものでしょうね。五段は高段者(四段までは低段者)になりますから100歳まで生きられた炭野さんはひょっとして準棋士として五段第一号ではなかったでしょうか?

同じく囲碁の話ですが、先週中村菫ちゃん(13歳)が1年と少しで40勝を上げ目出度く三段に昇段したと各新聞が一斉に報じました^^。13歳の三段は女性では新記録で此れまでは16歳でした。物には表と裏がありますが、囲碁界の表を飾る中村菫さんに対し炭野さんは裏方にひっそりした動と静の対象的な存在ですね。

 

今年の夏は大変な猛暑でしたが夕刻庭に出ても何時もならブーンと耳元へ押し寄せるの大群が不思議に居なくて助かりました。極端に雨が少なかったせいと庭に孑孑(ボウフラ)を湧かす水溜まりを作らないよう極力注意したせいではないかと思っています。
然し10月は期せずして雨が降り、蚊の発生を促したように思われましたから注意しなければなりません。本格的な秋を迎え涼しくなると蚊が増える恐れがあると聞きます。蚊も暑いのが嫌いなんや!秋の蚊は彼らが新たに産んだ卵から孵化した幼虫が成長して成虫となって活発に飛び回り、人を刺す機会も増える可能性が指摘されています。8年前の2014年には東京都内で蚊が媒介する熱帯性の感染症「デング熱」が突如流行して大きなニュースになりました。多寡が蚊くらい…、なんて思わずに虫よけスプレーや防虫マットなどを適宜利用して蚊に刺されないように対策することが大切です。 グローバル化が進行した現代では身近な蚊ですらどんな病気を保有しているか分からないから恐いそうですよ。

 

新型コロナウィルス対策の尾身さんの声が最近聞こえなくなったと思ったら、菅首相時代には尾身さん頼みだった政府が経済に拘るようになって今は岸田首相に敬遠されている、と今朝の朝刊で尾身さんが激白されました。政府はGOTO政策を専門家の意見だとか勝手に言い出し今回入国を解禁しましたね。二年前都合のいいときだけ専門家が言ったと持ち上げてGo To トラベルを勝手に解禁してコロナ患者を増産しても知らぬ顔だったことには腹が立つが又もや今回都合の良い人の名を使って身の安全を図ろうとする政府にはウンザリだ!💢

 

先週の読めそうで読めない字 庭訓(ていきん)とは家庭での教育のこと

今週の読めそうで読めない字   (忍辱)とは辱めを耐えること  ・・・仏教語です。

 

 

安産と洗濯板

先週シルバーセンターが漸く来てくれて雑草で溢れていた庭がきれいになりさっぱりしました^^。なにか他所の庭を見ているような感触に驚いています。


今日は久し振りに先日毎日新聞で特選に選ばれたお習字をご覧頂きましょう。素晴らしい筆捌きでとても少女の作品と思えぬものでした^^。勢い余って名前を書くスペースが減ったのもご愛嬌でしたね^^。私は此の作品を観てすっかり心が洗われた思いで仕合わせ感一杯になりました。「お習字」っていいなあ^^。

 

巷ではコロナ禍が一向に終熄の気配が見えず更に拡大の気配が大きくなって居ますが、政府は対策を取る気配もなく経済々々と叫ぶばかりで感染者は2000万人を超えて鰻上りです。「鰻上り」って良い言葉だと思っていたからこんなときに使って欲しくないよね。

 

コロナ患者たちの病棟が枯渇していることを政府はどう考えているのでしょうか?自宅療養者は150万人も増えたのはコロナ病棟が満床で入れない方が多いからでしょう。経済より大切なのは人の命だってこと、小学校3年生もなれば知っていることなのに総理が気づかない筈がありません。きっとコロナで死ぬのは若い人ではなく高齢者や基礎疾患のある方が圧倒的に多いことを総理は十分承知しての言動であろうかと私は考えて居ます。総理の頭の中は「生産性の乏しい病人や年寄りは社会のお荷物」と謂う観念が世の施政者として植え付けられているのではないでしょうか💢。総理も今では満65歳であり既に自分も高齢者の仲間入りしていることを忘れないで下さいね!
処でコロナ患者について東京都と大阪府で奇妙に数字が異なります。東京都の感染者はこれまで308万人と大阪府の204万人を五割増しと圧倒していますが、死者の数は東京が5700人に対し大阪は6300人と逆転しています。これって大阪の医療体制が東京に対し劣位にあって、東京都の医療体制が遥かに充実しており、医療機関だけでなく医師やナースも多くて医療の全てに於いて大阪を凌駕しているのだなと私は思いました。だったら大阪都構想なんて余りにも図々しいね。

 

今年も連日の猛暑の中を各地で台風の襲来や水害などが伝えられましたが、神戸は何故かまるで雨が降らない異常気象には正直へこたれました。明日にでも巨大な颱風14号が近づくと報道されていますが颱風は嫌だけど雨は降ってほしいなあ。此れまでは伊豆地方や北陸や東北での水害騒ぎが此のあたりではウソのよう…、日本って狭いようで広いんだなと実感して居ます。このまま雨が降らないと上水道が枯渇し取水制限など心配です(::)。

 

水道など全くなくて井戸や用水路の水に頼っていた私の幼い頃、「水」はとっても大切でした。昭和10年から殆ど家のなかった垂水に住んだのも此の街が水の街で何処からでも水が出るし、井戸は幾ら水を使っても暫くすれば地下水で満杯となるからでした。昔は洗濯機などない時代だったし、何処の家庭も貴重な風呂の水を捨てず翌朝の洗濯のために使っていましたが、人の躰が浸かったお湯はサラの水より汚れがよく落ちるとは母親からよく聞かされました^^。医学がまだ未熟で帝王切開などなくそれでも誰も安産でしたが、その原因は、早朝の数時間を決まって女性が盥(たらい)の前にしゃがみ込んでお尻を落とし洗濯板のギザギザで衣類の汚れを取る作業はとても重労働でありましたが、あの姿勢が股関節を鍛えて安産を招くと母に教えられました。今はそんな習慣もすっかり忘れられましたが、近年帝王切開が多いのは洗濯板を用いる風習が失われたことに起因するに違いないと私は考えています。昔の人って生活習慣から出産の知恵まで得て居たことには感服しました^^。

 

日本棋院は13日東京都の小学6年生柳原咲輝ちゃん(11)が女流特別採用推薦にて来年4月1日付で入段(プロ入り)すると発表しました。女流特別採用推薦は採用試験とは別にプロの卵である院生の師範が推薦する制度です。彼女は、入段時に12歳5か月となり、同13歳4か月の張心治初段を抜いて、国内の現役女性棋士で最年少となります。8月に行われた国際戦である「第37回ワールドユース囲碁選手権」の年少の部(12歳未満)で準優勝するなど、優秀な成績が評価されて推薦され、13日の日本棋院常務理事会で承認されました。入段に先駆け、来年1月から試採用棋士として公式戦に参加する予定だそうです。彼女は「すごくびっくりしたけど嬉かった。仲邑菫二段のライバルになれるように頑張りたい。」と話しました
思えば、彼女は4年前に明石市で行われた日本棋院アマチュア大会に出場した私が決勝戦で当たってボロ負けしてしまった小学2年生の少女でした。メチャメチャ強くかったので魂消たものです@@)。あの日以来、彼女の名前をずっと覚え、プロになる日を心待ちしていましたが、漸く叶いました。柳原咲輝初段は、仲邑菫ちゃんを目標に大いに頑張ってね!!(詳細は2018年9月30日にアップしたブログ「囲碁段級位認定大会に参加して」をご覧下さいね)。

 

今週の読めそうで読めない字         客人(まろうど)とは客のことです

今週の読めそうで読めない字        (椀飯振舞)

向田邦子没後40年

暑い暑い選挙も終わって自民党の圧勝となり、命を賭けて自民党の票を支えた安倍さんもあの世で安堵して居られるでしょう。然し現世では安倍さんの柵(しがらみ)から抜けた自民党が憲法改正問題をどう考えるのか、ロシアからの露骨な嫌がらせと北朝鮮の核威嚇そして中国海軍の尖閣諸島侵略等に一体からどう対処するのか山積した難題からどう切り抜けるか岸田総理の真価が問われます。彼の力からしてどう考えても難しく、自民党は早急に河野さんにバトンを渡すか、或いは後継者の育成を急がねばなりません。気概のある若手も見当たらず案じられてなりません。
対する野党各党というと各党乱立ドングリの背比べは情けなく、嘗て安倍総理にソーリ、ソーリと食らいついていた辻元議員が漸く帰り咲いての立憲民主党ではどう仕様もなく、故土井たか子さんもあの世で泣いて居られるのではないでしょうか?

一度は根から全部抜いて根絶したはずのランタナの根っこの欠片がしぶとく生き残っていたらしく雌伏三年、東の庭から道路に顔を出して花を付けました(::)。本当は可愛い花なんですが繁殖力の旺盛さからどこでも嫌われる花です。昔10年くらい前に駅前東口バス発着場のコンクリート割れ目から咲いている花の生命力に感動し先っちょを10cm程失敬して挿し木をしたのが過ちのもとで庭中飛び火して私の大きな後悔となったのですが、その後懸命に撤去に務めたが未だに根っこの端が残っていての発芽でありました(;;)無念!

 

私の好きな作家の一人である向田邦子さん(直木賞受賞)が飛行機事故で亡くなって早いものでもう40年が過ぎ去りました。 彼女の作品は昭和の家庭を描いたホームドラマが殆どですが今も色褪せることなく沢山の読者を魅了し、印税が遺族を支えています。長寿だったお母さんが邦子さん没後27年になる100歳迄(2008年没)も生き存えられたのも彼女の遺産のお陰が多かったろうと思いました。売れっ子作家の逝去ですから相当の相続税が掛かったと思いますが、没後の作品の売上傾向を見ると向田邦子の人気は全く衰えることなく寧ろ上がってきましたから相続税なんか短期間で払い終えたことでしょう。最近では作品の解説も妹さんが務められて居られます。持つべきものは作家の姉、否、没後も本が売れる作家で幸せでしたね^^。向田邦子さんはシナリオライターが本職ですが、こちらは何本書いても使い捨てでその時の原稿料以外にお金は貰えません。印税が貰えるのは本の出版時に売上に対し頂ける10%の稿料です。彼女は元々シナリオライターでしたが途中からエッセイや本の執筆に手を染められたのは正解であり誠に幸運でした。「寺内貫太郎一家」などはTVドラマのシナリオであり、小林亜星さんを主人公に据えたことでお茶の間の人気者になりましたが後日彼女がシナリオを本に書き直されたお陰で今も向田家が潤っています。彼女のドラマには何時も出てきますが、茶箪笥のある4畳半の部屋で折り畳み脚の丸いちゃぶ台を囲んで家族が序列に従って正座しご飯と味噌汁を食べて居る定番の光景は今ではサザエさんの漫画くらいしか見掛けなくなりましたが我々昭和の人間には懐かしい郷愁そのものです。横座りも胡坐もない昭和の家庭を象徴する典型的な秩序ある懐かしい光景でしたね。洋式生活が浸透した平成になり令和になり、若い人で30分正座できる方は和風の芸事を極められる方以外先ず居なくなりましたが悲しいことです(::)。
シナリオはその儘では決して本にはなりません、何故なら役者さんの動作を記した「ト書き」が多くて本にはなれないのです。どうして?「ト書き」があるの?「ト書き」ってなあに?「ト書き」は配役の動きを記したもので「…と言って歩き始める」などの動作がセリフが本文に続いて書いてあるので俳優さんはその前の動作の後、歩き始めることなんです。鎌田敏夫というシナリオライターが居られます。著名なシナリオライターですが著作も少なくなくて名作も出版される小説家でもあり、本職が「ト書き」のシナリオライターであるため文章にト書きもどきがよく出てくるので本職がよく分かる作家です。もうひとり一生懸命と書かずに一所懸命と書かれる北川悦吏子さんも書かれた小説には矢張り「ト書き」が多いので本職はシナリオライターだろうと思ってネットを調べたらやはりそうでした。そして此の二人に共通した処は二人共にシナリオで向田邦子賞を貰って居られましたよ^^。向田邦子没後40年の懐かしい回想でした。

 

先月末だったと思いますが毎日新聞に準強制性交の罪毎日放送社員逮捕と小さく報じられました。毎日新聞が身内の罪を明かすのは断腸の思いであっことでしょう。でも他新聞に報じられては身贔屓と思われるので止むなく掲載されたと思いますが、ネットによれば容疑者は京都市上京区の自宅で、男子大学生に酒を飲ませ、酔いつぶれて抵抗できない状態にして、性的暴行を加えた疑いだそうです。罪名に「準」がなぜ付くのか不思議に思っていましたが、毎日放送の社員は恐らく男性だろうし、バイセクシュアルのようでした、準が付くと謂うことは男女間の場合より罪が軽いのかしら?ワタシ的には被害者の心情や屈辱感を考慮すれば此方のほうがずっと重い罪に問われるべきではないかと思ったものですが…💢。

先週金曜日仲邑菫(なかむらすみれ)さん弱冠13歳が、一部上場の総合物流会社センコー提供の扇興杯女流最強戦準決勝で最多女流タイトル保持者の藤沢里菜女流名人に1目半勝って牛栄子との決勝に進みました^^。今、決勝戦が行われて居ますが、勝負が付くのは夕方になります。菫ちゃん頑張れ!

 

先週の読めそうで読めない字    彼はとても初(うぶ)な男だ

今週の読めそうで読めない字    「。」は(句点)で「、」は(読点)です

出雲の稲妻

岸田総理の愚挙でロシヤからの液化天然ガス禁輸措置による国内の電気供給が危うく、東京電力のバカ共のせいもあって間もなく我々国民は冷房を使うことができなくなる恐怖に慄く日を迎えようとして居ります。家の前のプランターでは以前一度紹介しました道端から拾ってきた多肉植物が水もやらぬのに体内に蓄えた水分で生き存え更に繁殖を続けてナント!プランターを壊してまで外に膨らんできました(@@)。信じられないエネルギーでした。うちに来られる方に水やらなくても育ちますよ…と、勧めては少し宛貰って頂くのですが繁殖力の方が遥かに大きくてプランターの綻びが益々大きくなり困り果てて居ます。

 

復旧に多大の時間を要した携帯電話大手AU(親会社はKDDI)の通話不能トラブルは、電話ばかりでなく銀行のATMにまで影響を及ぼし社会的な問題となって政府まで介入する未曾有の事件になりましたが、今の若い人に公衆電話を利用する発想がないことには驚きました(随分減ったけど、うちの近くでは待ち椅子もあって健在です)
新聞TVでもこの事件が大々的に取り上げられ「事件?が輻輳(ふくそう)して…」など書かれて居り、浅学な私には輻輳の「読み」も意味も全く分かりませんでした(::)。常用漢字以外は仮名を用いることに決めている新聞社が此の字を用いたことは平仮名では到底読者の理解に及ばないことを悟っての記載であったと思いましたが、国語辞典で調べると「輻輳」 とは、ものが一か所に集中して混雑している状態を言い、「 ITの分野では通信回線やネットワークに想定を超える接続要求や伝送要求が行われ通信・通話できなくなる状態を指し、 俗に回線がパンクする」と表現される状態を謂うIT用語だったようです。然し二字ともに車ヘンなのか、漢字辞典を調べたら「輻」は車輪の矢のことで中心から外に向かっての放射を意味し、「輳」はその矢が集まる中心のことで要するに自転車のスポークの集合地点であって混み合うことを意味する熟語から出た言葉のようでしたが、新聞がこんなに耳慣れない字を使うことはあまりなく、IT業界での慣用語だったからでしたが、この業界言葉には新聞社も用いるべきかどうかきっと悩んだことと思いました^^。そしてIT業界以外で此の熟語が理解できた方は偉いな!と私は思いましたが、知らなかったのは私だけだったのかも知れぬと思うと恥ずかしい(´;ω;`)。

 

藤井聡太君が活躍してファンの増加が顕著な将棋ですが、王将を取られたらお終いという将棋は、囲碁と違って厳し過ぎる勝負のため、自分の大切な財産を相手に与えておいてそれを餌に勝とうとする私流の囲碁では全く肌の合わない厳しい競技で、私には先ず入れない世界です。マラソンのような長丁場の囲碁ですから13歳の中邑菫二段でも8段9段の強者をやっつけることができますが、短距離100m競争のような厳しい将棋の世界では女性がどうしても息切れして勝てず、女流2級とか名乗ってプロ棋士とは別の女流棋士を別枠に設けていましたが、今回里見香奈女流(30歳)が遂に本物のプロ棋士編入試験を受験されることを決意されました^^。
里見香奈さんは島根県出雲市出身で2004年10月に女流棋士2級で将棋界に入り、鋭い攻めが持ち味で「出雲の稲妻」の異名を持ち、現在は女流4冠のタイトル保有者です。彼女は5月下旬に男性プロ棋士を相手にした直近の公式戦成績を10勝4敗(勝率7割1分4厘)としてプロ編入試験受験の条件である「10勝以上かつ勝率6割5分以上」を女性として初めて満たしたため、6月末に受験を日本将棋連盟に申請しました^^。将棋はプロ四段に昇段して初めて正式なプロ棋士と認められますが、奨励会三段リーグを勝ち抜かなければ四段にはなれません。奨励会員は26歳以上で三段リーグに負け越した場合、強制退会となりアマチュアに逆戻りします。戦争中は花村元司(のちにプロ九段)が編入試験でプロ入りを認められ活躍しましたが、戦後はプロ棋士制度が確立し日本将棋連盟が奨励会以外からのプロ入りを頑なに拒んで来ました。しかし、2005年にプロに連勝したアマ瀬川晶司(現プロ六段)が現れ、アマチュア将棋ファンを中心に再チャレンジの世論が高まってきたため、詮方無く戦後初のプロ編入試験制度の導入に至りました。その後、今泉健司アマ、折田翔吾アマがプロ編入試験に合格してプロになっています。

8月に始まる編入試験では錚々たる若手男性棋士5人と1局ずつ指し、3勝すれば我が国初の女性のプロ四段合格となります。日本中、判官贔屓で里見女流の勝ち越しを願うファンが圧倒的に多いと思います。
若し里見香菜さんが3勝を上げれば、女性初の編入プロ誕生となります。これは将棋ファンならずとも国民の注視するところとなり、TVや新聞のトップニュースとなるでしょう。選ばれた試験対局相手である若手プロ棋士5名も負ければ男の恥となりますから決死の覚悟でありましょう。里見女流のプロ入りを希っているのは将棋会館の頭の堅い連中を除く日本人全員だと思います。頑張れ里見香奈さん!

 

参議院選挙の兵庫県地方区は13人も立候補していますが、告示以来私達片田舎に来た候補者或いは街頭宣伝車は全くありませんでした。一昨日早朝からアイセンターから帰った直後に安倍さん狙撃のニュースが入り、テンヤワンヤの大騒ぎ!安倍さんの逝去は、日本人の判官贔屓により選挙は今日を待たず自民党の圧勝に決まったでしょうね^^。それにしても緊張感を欠いた警備陣は一体どうした!背後を注意するのは基本中の基本じゃないのか!

先週の読めそうで読めない字      優勝を逃す(のがす)
注.(にがす)ではありません!

今週の読めそうで読めない字      彼はとても(初な)男だ

 

町にアライグマが…

うちの事務所では多忙な確定申告での束の間の憩いとして先週の2日と6日をGW休みに取り込んでお休みとし、3月決算に備えて従業員の英気を養うことにしました^^。私は何処も行かずに体力の温存に努め来月六年降りでの漢字検定試験の予習と気分転換を兼ねてネットの囲碁対局を数局楽しみましたが、6年間のブランクは大きくて、漢字検定の過去問が結構難しくこんな字も書けないの?こんな字も読めないの?と驚愕し遣る瀬無い思いに打ち拉(ひし)がれたGWでありました(::)。

今日はアライグマの赤ちゃんをご紹介しましょう。水曜日夕刻向かいの空家の庭にアライグマが沢山いるとの情報が耳に入り、好奇心を膨らませて駆けつけると二匹の赤ちゃんアライグマが垣根と草木に囲まれた中庭に居て寂しげに啼き、一匹は門の外で震えているではありませんか!取り敢えず外の奴を捕まえようとしましたがそこは野生のため、威嚇して抵抗されるのを、トンボ取りの網で上手く掬って仲間のところへ帰してやりました。母親が居ないのでお乳も貰えず、家にあったオムライスを与えると3匹喜んでガッついて居ました。その後は小生入浴と就寝時間のため後事を妻に託しましたのですが好奇心旺盛な妻は警察に電話したり駆けつけた警官に事情説明をしたりと84歳には見えぬ大活躍^^、警察も相手が幼くすぐに危害を加えるような成獣でないためとその家が現在持ち主遠方で連絡不能であって、無断侵入もできなかったようで後は区役所に任せることになったそうです。あちらはGW満喫の公務員ですから三連休明けの金曜日にでも来るかと思って毎朝早朝に食べ物を持参しましたが、金曜の早朝行くと彼等の姿がなく何処へ行ったものやらお母さんが連れて帰ったのなら良いな…とあの子達の無事を祈ったものでした。公務員は結局来ず、でも捕まれば殺処分だから公務員のズルを嬉しく思ったよ^^。

 

「 少にして(若くして)学べば壮にして成すあり、 壮にして学べば老いて衰えず、 老いて学べば死して朽ちず」此れは江戸時代の有名な美濃国岩村藩の藩士であった儒学者佐藤 一斎の箴言です。漢字検定試験は、現在東京で単身就職して居る孫娘が今から18年前、小学校一年になったとき一家で受験することを知り私も佐藤 一斎の箴言に倣い老骨に鞭を打って準2級を受験したのが始まりでした^^。以後私一人だけずっと春秋年二回受験を続け6年前私がドナーになったせいで受験を止めるまで受験してきました。長い間受験しながら己の無能を仕事多忙に託(かこつ)けて言い訳とし、一級挑戦に至らなかった己を自嘲しながらの12年間でした(::)。然し80歳を越え体力気力共に急激に衰えて、受験を止めて居たのですが、最近はパソコン依存でペンを持つことが少なくなり、キーボードに頼っているせいか試験を受けなくなったことで何時の間にか漢字が全く書けなくなっている己に気付いて愕然としました。キーボードなど幾ら叩いても少しも字が憶えられず忘れて行くばかり…(::)。読めても書けないのは、受験しなくなってから字を書く機会を失ったせいであることに漸く気付いたのでした。漢字は私の心の支えです。余命も僅かだし…、と先月末一念発起して6月に行われる漢字検定に申し込みましたが、6年間のブランクはメチャ大きく過去問を見ても合格の自信など全くありませんが、ダメならもう一度今秋挑戦してそれでもダメなら来年…、と歩けなくなるまで会場に行こうと思っています。注文した試験問題集が先日到着したので一読しましたが、ページを捲っては読めないこと!書けないこと!驚くばかり(@@)、現状では100点(200点満点160点合格)すら危うく、苦難の旅立ちを迎えることとなりますが、本欄で発表した以上は男の意地として受験を辞められず、合否に執着せずマイペースで初心に帰って一から学びたいと決意を新たにしました。

 

先月末、ロシヤ人の留学生少女レナさんに課せられた我が国での経済制裁に関する新聞記事は私に大きな衝撃を与えました。大学に入学すべくロシヤで日本語を学習した上で単身日本に留学し飲食店のアルバイトなどして必死で日本の大学入学を目指して専門学校に通う少女が、プーチンが悪いからと何の罪もないのに西欧の制裁による通貨ルーブルが下落し、お母さんからの送金まで停止され、寮費が払えずにクレジットカードでキャッシングをして糊口を凌がれるさまが縷縷と語られ甚く私の涙を誘いました。学業を目指す彼女に何の罪もありません。来日のウクライナの人々は歓迎されて居心地良く暖かい衣食住など提供されて居ますが、ロシヤ人と言うだけで此の少女の将来は真っ暗です。たった一人で訪日されて日本の大学に学ぼうとする此の少女の勇気と希望を是非叶えてあげたいと願って居ますが、世の中って不条理だなあ…(::)。ウクライナ人もロシヤ人も同じ人間なのに…。先週この小文を新聞の「読者の声」に投稿しましたが敢えなく没にされました(::)。マスメディアはロシヤに触れることは何事に限らずタブーなんやね!

 

先週ロシア外務省が日本に対する報復手段として日本人63人のロシア入国禁止を発表しました。その中には岸田総理は当然としても共産党の志位委員長まで対象者にされていました(@@)。ソ連とおさらばしたロシアは今や共産主義では帝国主義でなくになってるんや!中国共産党はどうなんだろうね?

 

先週の読めそうで読めない字     人生の奥義(おうぎ)

今週の読めそうで読めない字     (松明)を灯す

コロナと県民とセンチュリー

豪快だった梅雨も沢山の爪痕を残しながら漸く上がリ、本格的な酷暑が到来しました。コロナ禍第5波と謂われる中をいろいろあったけど遂にオリンピック開幕となりましたね。57年前の東京オリンピックを知っている私には今回は何故かメチャ物足りなく寂しい開幕だったし少しも喜べない思いがするのは何故でしょうか?全ては欲に塗れた先行投資が多すぎたために政府が幾らかでもモトを回収すべくオリンピックの中止を決め兼ねたせいでした💢。国民にはしらけムードが蔓延し、退廃感から今後コロナ禍が急拡大することと恐れます。政府は損得を抜きにしてコロナ対策に全力を注ぎオリパラは即刻中止すべきではなかったのでしょうか。


雑草が猛々しい草熱(いき)れの中をワッと咲いて居るのは真っ赤なペンタスです。小さい花なのに花弁が5つもあるから驚きます。ピンクや白いのもありますが、私は断然華のある赤色がいいなと思います^^。

 

真夏の到来は若い女性の肌の露出を誘い、戦後1948年に出版された西東三鬼の句集「夜の桃」にて発表された名句「おそるべき 君等の乳房 夏来たる」がふと思い出されました。戦後の混乱期を経て時代は大きく変わり終戦まで抑圧され唯慎ましさのみを求められ、男の蔭にひっそりと歩いていた女性が戦後は夏に向けて大きく変容し、躰のかたちも鮮やかに胸を聳やかし颯爽と歩く姿が見掛けられるようになりました。敗戦を迎えて男性がショックからすっかり自信を失っていたとき、自由を手に入れた若い女性たちの胸を張って歩く姿に心打たれた西東三鬼は乳房に焦点をあてて「恐るべき」と詠んでいます。「夏来たる」という生命感と乳房の持つ生命感とをぶつけることで、命の躍動が伝わって来ます。今では当たり前になりましたが、戦前の知性ある女性の乳房は晒(さらし)できつく締めつけ存在を隠すべきものであって、決して誇示するものではなかったのです。三鬼の名句を知って男達は益々萎縮し古来長く続いていた男尊女卑が少し宛瓦解して行ったのではないでしょうか(;;)。

 

将棋の第62期王位戦七番勝負第3局が22日、兵庫県神戸市有馬温泉で前日から指し継がれ、藤井聡太王位棋聖2冠が、後手である無敵の挑戦者豊島将之竜王&叡王に勝ち、シリーズを2勝1敗としました^^。過去2勝7敗と何故か苦手にしていた豊島竜王ですが、第2局(今月13、14日)に続いて初めて連勝した藤井王位は19日に19歳になったばかり、10代最後の誕生日を自らの勝利で飾りました\(^o^)/。21日の1日目やや優位だった豊島竜王が封じた66手目は5四銀打、この日の午前形勢は揺れ動きましたが、藤井聡太が流れを掴んで的確な指し回しで勝ち切りました。中2日の25日には豊島叡王に挑む叡王戦五番勝負の第1局が控えています。強いね!偉いね!ティーンエイジャーなのに尊敬してしまうねm(_ _)m。

 

兵庫県知事選挙は意外にも小学校だけ神戸に居たと言う落下傘候補である総務省エリート役人上がりの若い斎藤氏が登場し、維新の力を借りて制しました。井戸現知事自ら陣頭指揮した知事候補の金沢副知事は選挙告示直前まで楽勝を信じて疑って居ませんでしたが、ライバルの突如の出現でアレヨアレヨと言う間に形勢が逆転し開票を待つばかりでなく出口調査で敢え無く敗北が確定しましたが、これでは副知事を後押しした井戸知事の面子が丸潰れとなりましたが、現知事の押す金沢氏が斯くも大差で敗北した原因は井戸知事が県庁庁舎の建替工事費やコロナを含む県の危機的な財政難を承知の上で昨年夏センチュリーのリースを強行し県民の反感を買ったことと、コロナ対策で大阪府吉村知事の体を張った政府との駆け引きなどに対してコロナに関し、兵庫県民を大阪府の被害者だと決め付けて、無策に終始し唯々傍観を決め込んだことが原因だと思いました。又特筆すべきは今回の選挙に限って副知事経験者が4代に亘り59年間も知事を踏襲する悪弊を断ち切った画期的な選挙でありました。

 

五輪組織委員会参与の夏野剛氏が放送局TVで「アホだのクソだの」と発言したことを「番組の雰囲気に甘えた極めて不適切な発言だった」と謝罪しましたが、一体から品性と教養を欠いた此奴は誰なの?組織委員会って何をする処?此の人は何をしているの?NTTドコモの人らしいけど、何もしないで組織委員会から給与だけ貰っている気がするね(;:)。全ては政府が人選を電通に丸投げしたせいだって…💢。まともな人なら「アホだのクソだの」と自らの卑しい品性を暴露する言葉は使わないものです。こう謂うのを「語るに落ちる」と言うのでしょう^^。

 

先週の読めそうで読めない字     玄関の三和土(たたき)に立つ

今週の読めそうで読めない字     (後朝)の別れ

素数と自然の摂理

年々遅くなる傾向だった梅雨が今年は何故か早く訪れ、初夏の訪れを思わせる高い気温の日が続きじわじわとCO2への恐怖が増すこの頃です。早い梅雨に驚いて咲き出したのが庭のアマリリスです。昨年は何故か咲かなくて、秋に球根を掘り出して植え替えたら一株だけですが花を咲かせました。此の昏(くら)い昏い黄色は全く文字通り人生の黄昏(たそがれ)を思わせますが、それでも此の色は私の大好きな色です。美人薄命で僅か一週間の儚い命でした(;;)。

 

此れから夏に掛けて蝉が姦しくなりますね。我が国では蝉は7年間地中で暮らし地上では1週間で生涯を終えると聞いて居ますが、北アメリカ東部では13年に一度孵化する蝉4種類17年に一度孵化する蝉3種類が棲息するそうです(@@)。原因は良く分かって居ませんが、大量に発生することで大半が鳥の餌となっても、一定の蝉は餌食にならずに産卵が終えられることで種の絶滅を救っている不思議な蝉ですが、13年蝉と17年蝉が同時に発生するのは13も17も素数(1より大きい自然数で、正の約数が 1 と自分自身のみであるもののこと)であるため早くても221年目となることに深い意味があり、自然を慮った神の摂理ではなかろうかと深い感動に浸って居ます。神様もよくよく考えて地球の生物を作られたのでしょう^^。数年周期の生活環境を持つ捕食者や寄生虫が同じ周期で発生する可能性を抑えられるためではないかと考える学者も居るそうです。例えばセミの発生周期が13年ではなく12年であったなら、発生周期が3年や4年の寄生虫とは常に同時発生してしまう。これが13年であれば、発生周期が3年の寄生虫39年4年の虫52年置きにしかセミと同時発生することができないからとの説までありますが、世の中には天敵の発生年数まで考慮して地中から地上に出る年数を決めて居るなんて深い謎と謂うか神秘な謎に包まれており、神の偉大さを考えると人間のちっぽさに気付かされて身が竦む思いです。

 

ラジオを聴いていると最近敬語が廃れてタメ口が多くなった印象を強く受けます。その最たるものが「成る程」であって、上下の差別の酷しい芸能界であっても後輩が平気で先輩に対して「成る程」と合点しているシーンが多いことです。先日もNHKラジオ「東京ゼロ3」コントトリオの持番組でしたが「乃木坂なんとか」の幼い新人がゲスト出演していて、此の新人さんは雲の上の大先輩と謂うべき「東京ゼロ3」の問いかけに悉く「成る程」とだけ同意を表して居ましたが、「はい、その通りだと思います」など敬意を顕して答えるべきを「成る程」の一言は世が世ならなら「無礼者、其処に直れ!」と叱責され、お手打ちにされても仕方がない無礼です。この新人は「成る程」を決してタメ口と思っていない処が社会の上下の秩序崩壊を垣間見た思いで唖然としましたが、外国語にない敬語を有する立派な日本語が廃れようとする現実を肌に感じとても悲しく思いました。皆さん「成る程」は同僚や目下の者に対し使う言葉であることを知ってくださいね。苦労人である「東京ゼロ3」の三人は番組終了後この新人に対し、その世間知らずと礼儀知らずを懇々と諭したでしょうか?それとも…。

金曜日の女子プロゴルフブリジストンレディース二日目に山路晶選手がホールインワンを二回も達成しました。3回目もあわや!と謂うシーンまであったそうで将に神憑りです、処がショットが乱れて不運にも予選落ちしてしまいました(;;)。予選落ちは別にこの選手をギネス登録はできないのしら?

 

先週金曜日は老人枠でコロナワクチン接種に行ってきました。会場の区役所で長く待たされての注射はインフルエンザのときとあまり変わらず前後の色んな手順が何かと煩わしいだけでしたが夜になって肩が痛く翌朝になっても変わりませんでした。同道した妻は帰宅するなり高熱で床につき朝になっても起きられない状態です。

 

井山文裕三冠史上初めての本因坊戦10連勝を賭けた第二戦で25日弱冠21歳挑戦者の芝野虎丸九段が白番僅か96手で圧勝し対戦成績を1勝1敗と五分に戻しました^^。二日間対局で100手未満の終局は私の知る処では初めてですが、恐らく新記録だと思います。無敵井山棋聖を相手に豪快な虎ちゃんの会心譜でした^^。話は変わりますが井山本因坊や藤井聡太の対局時には何時もお昼の献立がニュースの話題になりますが虎ちゃんのお昼は何時もお母さんの手弁当だとか…^^、微笑ましいですね^^。相模原市在住一家五人の自宅には昔からテレビは全く置いてなくて、お姉さんは東大出とか…、お兄さんは東京理科大を出てプロの囲碁棋士であり、末っ子の虎丸九段は中卒ですから子供達の意思を尊重した両親の教育無干渉が窺える今どき珍しく素晴らしい家族だと思いました。

 

先週の読めそうで読めない字  弄(まさぐ)って小銭を取り出す

今週の読めそうで読めない字 (等し並み)に扱う