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「分別の利益」

先月早くも夏日が訪れ、6月になるとそろそろ梅雨入りです。うちの庭は真夏の雰囲気満々となりました。玄関先の庭では何処から種が飛来したのか名前を知らない雑草が春に芽を出してぐんぐん成長し1mにも達し、小さい白い花をイッパイ咲かせました。雑草の本を色々と調べたら葉の形からどうやら西洋ノコギリソウではないかと思われました。雑草の見本らしく庭の三ヶ所に日当たりの順で開花が見られ、咲き始めたゼラニュームの花の視界を妨げ辺りを睥睨しています。でもよく見ると此れは此れでちょっと可愛い花ですよ(^^)。

 

宮城県の小学校で校庭にあった防球ネットの支柱が折れて6年生の子供に当たったそうです。防球ネットの支柱は木製で高さ6メートル、重さ凡そ40キロで校庭の深さ1.4mまで埋め込まれていましたが、基礎工事がされてなく折れた部分の断面からは木の腐食が確認されました。子供の最初の搬送先からドクターヘリで仙台市内の病院に運ばれることになりましたが、子供はもう帰らぬ人でした。
事故を受けて遅まきながら教育委員会は県内の小中学校や高校などに対し緊急の点検を実施した処、校庭などに設置された防球ネット併せて659か所のうち子どもが怪我をする恐れのある異常が確認されたのは全体の7%余り48ケ所もありました(@@)。事故後の市教育委員会の調査では驚くべきことに事故の防球ネットは今から30年以上前の平成元年に設置されたとみられるものの誰が設置したのか不明(調べたくない?)だったのです(::)。又、その48か所の点検状況についてNHKが取材したところ専門の業者による定期的な点検を行っていたのは1か所だけだったことも分かりました(;;)。47校の防球ネットの支柱は長期間大きな衝撃に耐えながらもずっと放置されっ放し…💢。此れは人災というべきではないでしょうか?30年前なら時効だけど辿る努力さえすれば真相は容易に分かる筈です。市が悪いのか学校に責任があるのか?事故に真正面から向き合おうとしないどっちも悪いよな!

 

今週のタイトルに掲げた「分別の利益」ってご存知の方は皆様の中でも少ないのではないでしょうか。この「分別」は(ぶんべつ)と読み、種類によって分けることを意味し「ゴミのぶんべつ」などに用いられる言葉です。道理をよく弁える「ふんべつ」とは異なった意味を持っています。

先週金曜日、札幌高裁での二審判決で奨学金の返済をめぐり、日本学生支援機構が奨学金を借りた学生の複数の保証人の一人に対し、全額である約200万円を求めたことに対する支援機構が半額の支払い義務しかない保証人に全額を請求したのは違法だとして、北海道内の保証人ら2人が過払い分の返金と損害賠償を求めた訴訟でありましたが、札幌高裁は「機構は過払い分が不当利得と認識しながら支払いを受けた」と指摘し、過払い分200万円の支払いの判決を機構に下し、更に機構を不当な利益を受けることを知りながら返済を受け取った「悪意の受益者」であったと認定し、過払い金の利息(年5%)分まで併せ返済するように命じたことから大変なことになりました(@@)。何故か機構は全く抵抗せずに即刻上告を断念すると発表したため判決は確定し機構は過去同様の回収分を計算すると返済額は10億円にも達することになりましたが、此れは機構が誤っていることを知りながら取り易い処から回収しようとして連帯保証人でない1000人もの保証人から200万円を取り上げて居た確信犯であったことがよく分かりました!相手がお役所だからと誰も疑わずに支払ったものでしょうがえぐい話です。これは謂わば横着が招いた罪であって、我々国民は良かった^^良かった^^と言いたいところですが、機構は所詮文科省の所管ですから被害額は我々の血税で賄われることになり彼等があっさり降参したのも自分たちの腹が少しも痛まないからだったでしょう(;;)。腹立つなあ!文科省(旧文部省)の傘下にある機構は「民法」の講義で教えられる謂わば初歩的な法律知識である「分別の利益」と呼ばれる法則を故意に無視したことに因る法律違反を札幌高裁が指摘したのです(一審の地裁は見落としてたんや!)。お粗末極まりないと言えばそれまでですが、法律に疎い人たちを騙した機構の遣り口は「親方日の丸」の構図であって我が国は無知な裁判官を多く抱え法治国家とは到底思えませんが全ては「国のすることは正しい」とする国家権力への思い込みが裁判官に予断を与え、民法の初歩である「分別の利益」に思い至らなかったのではないでしょうか。因みに「分別の利益」とは保証人が複数居る場合は一人の保証人に請求できる限度額は保証人の数に応じて負担額が減少する利益のことを言います。機構が行った回収方法は奨学金を借用した学生から保証人を二名付けさせておいて連帯保証人が資力に乏しい場合、もう一人の保証人から200万円全額を毟り取って居たものです。高裁は「分別の利益」を指摘したため機構は全面降伏に至りました。
連帯保証人が存在する場合には他に保証人が存在しても連帯保証人は200万円全額を返済する義務がありますが、此れとて連帯保証人が資力がなければもう一人の保証人に請求されます。此の場合の連帯でない保証人の支払義務額は保証人が連帯者を含めて2名であるため、1/2である100万円の支払いで完了することとなります。この「分別の利益」は、国民の味方なので誰かの保証人になる場合など良く憶えて居て下さい。サラ金は絶対にこんな愚かなことはしませんが、文科省日本学生支援機構のような悪徳業者も居たんですね!💢。

歌にまで唄われた憧れの「花の銀座」でしたが、最近までルイ.ヴイトン、シャネル、和光、三越、と世界屈指の高級店が犇めきあった銀座に今や大変なことが起こって居ます。家賃がべら棒に高い地域でもあり、コロナ禍で2021年中に閉店したお店は100店舗に上ったそうです(;;)。令和元年にオープンしたユニクロの影響がスタート地点であったと思われますが、此の2年でコロナ不況から高級ブランド品の閉店が続出し、今年になって100均のダイソーを始めワークマン300COINS+PLUSそしてカジュアルウエア店までどどっと開店しましたから、最高級品を扱う既存の銀座の店主達は銀座のブランド低下を憂いて真っ青になり戸惑いが隠せません。全女性の憧れであるあのシャネルの直ぐ傍に100均のダイソー開店は高級ブランド族にとって見たくもないものであり将に衝撃的と謂わねばならぬでしょう。コロナ禍が過ぎれば庶民化した銀座は以前に増して爆買いの中国人で溢れるオアシスと成るは必定であり少なくとも嘗ての銀座のイメージはすっかり失われ最早回復することはないのではないでしょうか。所謂「銀座らしさ」は最早過去のものとなりそうです。新橋駅の乗降客の質がどんどん変わって行くのが目に見えるようですね(^^)。

 

日大理事長林真理子さん就任!理事長ってハンコ押すだけが仕事だから卒業生なら誰でも良いみたい、日大生をバカにしている!

 

先週の読めそうで読めない字       現し身(うつしみ)

今週の読めそうで読めない字       (蒲魚)

沖縄人も日本人だ!

5月もあと2日、春と謂うより何方かと言えば夏の雰囲気を漂わせるこの頃です。先週玄関先で七星テントウムシが石蕗の葉に寛いでいるのを発見しました^^見ると他にも幾つか居るようです。益虫ですから心がホッコリしますね^^。数年前迄はこの時季になると必ずアマガエルが姿を見せ門柱に乗って辺りを眺めて居ましたが、その微笑ましい光景も何時とはなく見なくなりました。水質汚染のせいだと思われますが家の前を流れる生活用水の交じる側溝に棲息していたウシガエルも死に絶え、今棲んで居るのは弁慶蟹に似た赤い蟹だけとなりましたが、湧き水が多い処だとは言え町の中の溝にネズミ以外の生き物が棲んでいること自体稀有なことだと思って居ます^^。

 

復帰50年を迎えた沖縄ですが、実は未だ政府も世間も内心では沖縄県出身者を日本人と扱って居ないようなのはとても悲しいことです。「♫守りが憎いとて 破れ傘着せて可愛がる子に 雨やかかる、何処が違う!何が悪い♪」 ふと部落差別を歌った「竹田の子守唄」が思い出されますが、内地の人は沖縄を同和部落だと勘違いして居るんでしょうか(::)。先日運転を誤った若い米兵の乗用車に住民が轢き殺され、事故現場に先に到着した米軍が兵隊を引き取って行きその後は再三の交渉で我が国での裁判が認められましたが、復帰50年にして未だこの 状態が継続していることには遣る瀬無い思いに駆られます💢。政府も激しさを増す中国海軍の示威行為や北朝鮮の脅威を目の当たりにしては米軍の存在が自国の安寧に不可欠であって、自衛隊など何の役にも立たぬことを重々承知しているから何も言えないと思います。米軍基地の費用は全て我が国の「思い遣り予算(年間約2110億円)」にて賄われていますから、「お金は全部負担するから沖縄から帰らないで中国や北朝鮮から日本を守って下さいね」とアメリカに懇願している構図でしょう。情けないですね(::)そのうちロシアが羨望の目で狙っている北海道をロシアに攻め込まれた時アメリカはきっと知らぬ顔で助けてくれないと思います💢。観光に往くだけで私達は何も気付いていませんが、実は沖縄の人たちは学者達から、アイヌなどと同じく日本人と異なった人種である原住民「琉球民族」だと信じられています(::)。先年沖縄やアイヌの遺骨を研究名目で持ち帰った東京大学と北海道大学はその後遺族からの訴えで返還を前提に和解しましたが、研究名目で沖縄から琉球時代の遺骨を持ち帰った京都大学については、法廷は返還請求者を子孫と認めながらも「墓を参拝しているからと言って彼等が真の遺族かどうか分からないから「祖先の祭祀を主宰すべきものには当たらない」など訳もわからないことを言って此れを退けました。ついでに遺骨は信仰対象であっても同時に学術資料的文化財的価値を有するなどと言って京大が遺骨を保管することに違法性はないと結論づけたのです。先祖の墓を祀るのは子孫の務めですが盗掘までして持ち出した京都大学が勝訴するのはどう考えても納得が行きません。研究が大事か祖先の祭祀を祀るのが大切か答えは自明だと思うけどな?どうやら判事達は琉球の人を野蛮人であって日本人とは認めたくないようです!だから沖縄の女性が米兵にレイプされても辺野古の美しい珊瑚礁を踏み躙られ米軍基地にされかけても内地の人間は知らん顔を決め込んで居るのだろうが、可怪しいね、悲しいね、どうして誰も何も言わないんだろう?

 

国会議員の特権で新幹線切符が無料になるため起きた元参議院議員の切符詐取事件が報道されました💢。駅員が間違った切符を渡したことでの電話を奇貨として事件が発覚したものですが、新幹線グリーン車がタダになるのなら昨秋問題になった税金のかからない議員への文書交通費代月額100万円支給は重複して居るんじゃないの?どちらも廃止しないと!💢。

 

今月20日の深夜、東急田園都市線で他の乗客に注意されて激昂し殴る蹴るなどの暴行を加えた罪で現行犯逮捕されたのは財務省大臣官房総括審議官小野平八郎(56歳)でした。東大法学部卒ですからもう少しでバラ色の終着駅である事務次官の椅子、更には退職後の絢爛たる天下りが待っていると言うのに少しのお酒で輝かしい将来が全部ふっ飛びました。それにしても財務省はどうして実名報道を止められなかったのでしょうね?同省には警察庁から照会が入った筈です。お役所には派閥とか色々ありますが、此の程度の不祥事報道の外部流出を止められなかったのは財務省に旧大蔵省当時の力が失われてきたものでしょう。思えば平成10年三塚博大蔵大臣と松下康雄日銀総裁まで引責辞任することとなった旧大蔵省のノーパンシャブシャブ事件が思い出されますね(;;)。あれは国家公務員として破廉恥極まる猥褻な事件でしたね^^。

 

ウクライナが攻め込まれてゼレンスキーさん懸命の防戦ですが、西欧諸国やアメリカは武器貸与などだけ…、ロシヤが怖くて軍隊を送らないため住民が多数殺されているウクライナを見殺しにしようとしています。おまけに此の戦いのお陰でウクライナの小麦が輸出できなくなり、運悪くアメリカやカナダも不作であって世界の小麦市場が危機的な状態に陥りました。我が国でもパン屋さんは何れ米粉のパンを作らねばならぬ運命ですが、パンは些細なこと…、暑い夏を迎えてロシヤからの液化天然ガスの供給を断たれては電力が持ちません。アメリカに媚びてロシヤに楯突いた岸田総理!一体どう終熄する?!

 

奈良県庁で35歳の有為な青年が月100時間超のヤミ残業で鬱病を発症し自殺していたことで、両親が提訴!上司は知らぬ存ぜぬを貫いています。役人にも5時に帰れず休日出勤ってあったんや!大昔のことですが大阪の国税局は残業が蔓延ったため、ある日から17時に暖冷房を打ち切って職員を強制的に帰宅させて居ましたよ。

 

先週の読めそうで読めない字     五月雨(さみだれ)が降る

今週の読めそうで読めない字    (現し身)

士工農商?

風薫る五月も早くも後半を迎え歳月の過ぎゆく速さに圧倒される毎日です。五月と謂っても昨今では過ごし良い時候は極く短くて、間もなくあの灼熱の夏が近づいて来るのかと思うと憂鬱です。全てはCO2の仕業なんでしょうが、基はと言えば我々が吐き出したものですからしっかりと受け止めねばなりません(;;)。自宅前の小さいプランターでは清楚なコオニタビラコが咲き終わったあと紫カタバミが何処かからやってきて咲き始めました^^とても可憐な花で私の好きな野草の一つです。何処から来たんやろ?

 

 

今日も少し漢字の話をさせて下さい。又か!と言わないで下さいねm(_ _)m。

何時も触れていますが字体の画数を無差別に減らして常用漢字が生まれたのは第二次世界大戦の後、国語審議委員会の委員たちの悪巧みでした。此れまで何百年も伝統を積み重ねた由緒ある我が国の漢字の画数を無残にも無作為に減らしたり別の字にしたりと…💢、良識を疑われる行為を経てその多くを常用漢字という名前を付して国民に押し付けたのでしたが、それまでは漢字には新聞、小説ともに全てルビが付されて居ましたから昭和22年までは我々小学生でも難しい漢字が読めました。読めれば憶えますから我々世代以前の方はどんな字でも書けなくても読めたのです。

処が戦争終了後、エセ学者たちが「漢字は易しいに限る…」と、勝手に我々世代までの者が漸く憶えた旧字体(旧のホントの字は「舊」です、全然似てないね)の多くを廃止して漢字の一部を簡略化して画数を減らしたり字体を替えたり…と、その大部分を常用漢字と準一級一部の配当漢字に作り変えたため、それまでの旧字体に馴染んできた人達がルーツを持たぬ変な漢字の創設に大いに悩まされたことはこれ迄に何度も皆様にお伝えしました。字体の変えられた漢字が一部の漢字に限定されたため、学校卒業後も漢字を極めたい人達は昔の漢字の儘の字と、変えられた漢字との乖離に大いに悩まされ、漢字検定試験を目指す若者も2級までは順調に通過できてもその上を目指そうとするとそれまで憶えた杜撰に作られた常用漢字の記憶が妨げとなって所謂旧字体が書けないためハードルが高くなり、容易に合格できない実情に気付かざるを得なくなりました。

喩えを申し上げると羽の旧字体は中の書体が「ン」と「ノ」が二つであった字を含めた「翡翠(ひすい)」の二文字からご理解頂けると思います。左の字の翡の下部にあるハライと右の字の上にあるハネの相違でお分かりでしょうね、左は昔からあるハネで右は戦後変えられたハネです。でも右の字は国語委員会が戦後勝手に変えた字である理由は「翠」は準一級の配当漢字なのです、常用漢字とともに「ン」に変えられましたが「翡」の方は一級の配当漢字であったため放置されこんな無様は熟語構成となり心ある国語を愛する人たちを深い悲しみに陥れたのでした(;;)。

かくなる経緯により国語委員会に無断勝手に漢字を捏造されたことから前途有為な多くの若者達が漢字の世界に興味を失って去ってしまいました(::)。漢字の歴史を軽視した国語委員会の連中こそ由緒ある漢字を冒涜した亡国の徒でありました💢。因みに「羽」の旧字体は中が「ン」ではなく「ノ」の反ってない字が二つだったのです(::)。

 

 

矢作(やはぎ)川と言えば、長野県に端を発し岐阜県と愛知県を流れる著名な1級河川ですが、先週その矢作川を堰き止めて、農工業に利用するために造った人工の川を「明治用水」と呼び、そこから取水施設を「頭首工」と言っていましたが十日程前に何故か陥没事故が起こって水が地下に逃げてしまったため「明治用水」が機能しなくなりトヨタを初め周辺企業が就業不能となる重大事故が引き起こりました。行政は必死で修復作業に乗り出し仮設の水取りはやっと可能となりましたが、農業用水の方は水取りが全く放置されて居ます。運悪く丁度各農家では丁度田植えの時期を迎えているため適期に田植作業を終えないと苗が徒長して稲が実らなくなるのですが、行政は税金を沢山払ってくれる企業の工業用水ばかりの復旧に身に入れてお百姓を放ったらかしの状態が現在も続いて居ます。「士農工商」の四字熟語は今や「士工農商」となってしまいました(::)。自治体に税金を払っているのは桁外れに企業が多いから百姓を助けず企業を救った県の選択肢も止むを得ないと思いますが、大切な米を作るお百姓が無視されるなんて日本人に大切な何かが何処か間違っていると思われてなりません💢。

 

先週の夕刊の記事に「学舎(まなびや)」であるべき熟語を写真のように「学びや」と書いてあって、初めは何のことかわからず、軈ておかしな熟語もあるものだと驚きました(;;)すぐに国語辞典を見ると(学び舎) (学舎)と二つありましたが(学びや)はどの辞書にもなく記者と校閲者のチョンボと判明しました。文字に忠実であるべき新聞も質が落ちたものですね。早速新聞社に投稿フォームより「校正が杜撰ですね?」…とメールしましたが当然にスルーされましたよ(::)。

 

先週の読めそうで読めない字     五月雨(さみだれ)が降る

今週の読めそうで読めない字    (現し身)

町にアライグマが…

うちの事務所では多忙な確定申告での束の間の憩いとして先週の2日と6日をGW休みに取り込んでお休みとし、3月決算に備えて従業員の英気を養うことにしました^^。私は何処も行かずに体力の温存に努め来月六年降りでの漢字検定試験の予習と気分転換を兼ねてネットの囲碁対局を数局楽しみましたが、6年間のブランクは大きくて、漢字検定の過去問が結構難しくこんな字も書けないの?こんな字も読めないの?と驚愕し遣る瀬無い思いに打ち拉(ひし)がれたGWでありました(::)。

今日はアライグマの赤ちゃんをご紹介しましょう。水曜日夕刻向かいの空家の庭にアライグマが沢山いるとの情報が耳に入り、好奇心を膨らませて駆けつけると二匹の赤ちゃんアライグマが垣根と草木に囲まれた中庭に居て寂しげに啼き、一匹は門の外で震えているではありませんか!取り敢えず外の奴を捕まえようとしましたがそこは野生のため、威嚇して抵抗されるのを、トンボ取りの網で上手く掬って仲間のところへ帰してやりました。母親が居ないのでお乳も貰えず、家にあったオムライスを与えると3匹喜んでガッついて居ました。その後は小生入浴と就寝時間のため後事を妻に託しましたのですが好奇心旺盛な妻は警察に電話したり駆けつけた警官に事情説明をしたりと84歳には見えぬ大活躍^^、警察も相手が幼くすぐに危害を加えるような成獣でないためとその家が現在持ち主遠方で連絡不能であって、無断侵入もできなかったようで後は区役所に任せることになったそうです。あちらはGW満喫の公務員ですから三連休明けの金曜日にでも来るかと思って毎朝早朝に食べ物を持参しましたが、金曜の早朝行くと彼等の姿がなく何処へ行ったものやらお母さんが連れて帰ったのなら良いな…とあの子達の無事を祈ったものでした。公務員は結局来ず、でも捕まれば殺処分だから公務員のズルを嬉しく思ったよ^^。

 

「 少にして(若くして)学べば壮にして成すあり、 壮にして学べば老いて衰えず、 老いて学べば死して朽ちず」此れは江戸時代の有名な美濃国岩村藩の藩士であった儒学者佐藤 一斎の箴言です。漢字検定試験は、現在東京で単身就職して居る孫娘が今から18年前、小学校一年になったとき一家で受験することを知り私も佐藤 一斎の箴言に倣い老骨に鞭を打って準2級を受験したのが始まりでした^^。以後私一人だけずっと春秋年二回受験を続け6年前私がドナーになったせいで受験を止めるまで受験してきました。長い間受験しながら己の無能を仕事多忙に託(かこつ)けて言い訳とし、一級挑戦に至らなかった己を自嘲しながらの12年間でした(::)。然し80歳を越え体力気力共に急激に衰えて、受験を止めて居たのですが、最近はパソコン依存でペンを持つことが少なくなり、キーボードに頼っているせいか試験を受けなくなったことで何時の間にか漢字が全く書けなくなっている己に気付いて愕然としました。キーボードなど幾ら叩いても少しも字が憶えられず忘れて行くばかり…(::)。読めても書けないのは、受験しなくなってから字を書く機会を失ったせいであることに漸く気付いたのでした。漢字は私の心の支えです。余命も僅かだし…、と先月末一念発起して6月に行われる漢字検定に申し込みましたが、6年間のブランクはメチャ大きく過去問を見ても合格の自信など全くありませんが、ダメならもう一度今秋挑戦してそれでもダメなら来年…、と歩けなくなるまで会場に行こうと思っています。注文した試験問題集が先日到着したので一読しましたが、ページを捲っては読めないこと!書けないこと!驚くばかり(@@)、現状では100点(200点満点160点合格)すら危うく、苦難の旅立ちを迎えることとなりますが、本欄で発表した以上は男の意地として受験を辞められず、合否に執着せずマイペースで初心に帰って一から学びたいと決意を新たにしました。

 

先月末、ロシヤ人の留学生少女レナさんに課せられた我が国での経済制裁に関する新聞記事は私に大きな衝撃を与えました。大学に入学すべくロシヤで日本語を学習した上で単身日本に留学し飲食店のアルバイトなどして必死で日本の大学入学を目指して専門学校に通う少女が、プーチンが悪いからと何の罪もないのに西欧の制裁による通貨ルーブルが下落し、お母さんからの送金まで停止され、寮費が払えずにクレジットカードでキャッシングをして糊口を凌がれるさまが縷縷と語られ甚く私の涙を誘いました。学業を目指す彼女に何の罪もありません。来日のウクライナの人々は歓迎されて居心地良く暖かい衣食住など提供されて居ますが、ロシヤ人と言うだけで此の少女の将来は真っ暗です。たった一人で訪日されて日本の大学に学ぼうとする此の少女の勇気と希望を是非叶えてあげたいと願って居ますが、世の中って不条理だなあ…(::)。ウクライナ人もロシヤ人も同じ人間なのに…。先週この小文を新聞の「読者の声」に投稿しましたが敢えなく没にされました(::)。マスメディアはロシヤに触れることは何事に限らずタブーなんやね!

 

先週ロシア外務省が日本に対する報復手段として日本人63人のロシア入国禁止を発表しました。その中には岸田総理は当然としても共産党の志位委員長まで対象者にされていました(@@)。ソ連とおさらばしたロシアは今や共産主義では帝国主義でなくになってるんや!中国共産党はどうなんだろうね?

 

先週の読めそうで読めない字     人生の奥義(おうぎ)

今週の読めそうで読めない字     (松明)を灯す

映画のエンディング

4月も半ばを迎えて各地のサクラや八重桜が満開を迎えて居ます。それにしても週初めのポカポカ陽気が何処に行ったのかやっと仕舞ったストーブを再び出す寒い昨日今日でしたね、この花冷えには桜も戸惑っていると思います(::)。

 

最近どこかしこでイタリア映画「ひまわり」が放映され、大入り満員が続いています。ヘンリー・マンシーニの音楽がとても素晴らしい作品です。舞台が今全世界注目の渦中にあるウクライナであることが紹介され、リバイバルしたものですがあの広大なひまわり畑はちっぽけな島国に住む我々日本人を圧倒します。処で私はこの作品がジョバンナ役であるソフィアローレン主演であることを百も承知の上で、マーシャの可憐な美しさに惹かれたマルチェロ・マストロヤンニ演じるアントニオの選択肢を選びたいと思いました。マーシャ役の女優リュドミラ・サベーリエワはウクライナ人でバレリ-ナですが、ジョバンニが探して辿り着いたアントニオが暮らす小さなお家は温もりがあり幼い娘のカチューシャとの生活は心地良さげです。ジョバンニの話を聞いたマーシャが不安な面持ちながらも戦争で記憶を失ったアントニオを彼女に逢わせようと決意し、駅舎で列車から降りてきたアントニオの処へ走り寄って話して居るマーシャを見てジョバンナが突然逃げるように動きかけた汽車に飛び乗り、人目を構わず号泣する情景には思わず涙をそそられます。二人の強い絆を目の当たりにした女の鋭い直感で自らの敗北を一瞬にして悟ったに相違ありません。Time and tide wait for no man「歳月人を待たず」でありました。その後ダラダラした幾つかのシーンは全て蛇足であって、別れのあの場面を前奏曲とし、ジョバンナの号泣を以て映画の「FINE(the end)」にすべきだったと私は思ったのです。

 

先週講談社文庫の「同和と銀行」を読みました。1980年当時銀行大手6行の最下位にあった三和銀行がバブルのど真ん中に急成長を遂げるべく、当時被差別部落の出身であった部落解放同盟の小西邦彦との癒着が生んだノンフィクションでありましたが、読んで居て動くお金が桁外れに大きいので魂消ました(@@)。昭和44年に制定され33年も生き続け、悪法の最たる見本であった「同和対策事業特別措置法」により国の財政上の特別措置を設けられ全国展開されましたが、寝て居た子を起こすような此の法律は「穢多」を「新平民」と呼ぶ「穢多廃止令」が明治4年施行に制定されたことで、ひっそりと息を潜めて生きてきた人達が人前に曝され戸惑い逆に棲み難くなった約100年間を償うべく税金から限りなく同和関係者に利益を与え、それまでの身分差別の贖罪にしようと政府が目論んだ忌まわしい法律でありました。そんなこんなで特措法が成立し、特に同和部落の多い関西各府県各市町村では役所の公共事業をほぼ同和関係者が独占することになりましたから、それまでの業者は同和の下請けに成らざるを得ず美味しい上澄みはしっかり同和に取られる有様でした。国税局にもわざわざ同和担当部門が置かれ、所得税や法人税ばかりか更には相続税や贈与税までお目零しされて一般の住民が酷税に悩んでいる最中にも彼等が特別待遇だったことを私は職業柄この目で見て良く知っており、そのあからさまな不平等には歯軋りしたものです(::)。本文では同和関係者が土地を10億円で売ったら税務署が態々(わざわざ)やって来てくれて譲渡収入5千万円での申告書を作って済ませてくれたとはっきり書いてあります(;;)。

「同和と銀行」の舞台は大阪東淀川区にあった三和銀行淡路支店が主要な資金提供役を務めて進行しますが、群がった他の銀行も併せて不良債権の総額は80億円にも上り、バブルが弾けて焦げ付いた貸金が訴訟となって最終的に銀行が回収できたのは僅かに部落解放同盟会長小西邦彦の定期預金1億円のみでありました(::)。

エピソードとしては1980年当時のこの淡路支店にその後俳優になる「竹内力」が2年間ではありましたが大分の高校を卒業して入行し勤務しており、ヤクザ顔に整形する前の彼は半端なくハンサムであって、態々支店にやってくる女性達が多く、近くの柴島高校の女子高生が下校途中に彼の顔を見ようとして行列を作ったそうです(@@)。此の本には三和銀行の慰安旅行時の写真まで掲載されており、あのリーゼント姿は間違いなく「難波の帝王」竹内力その人でありました^^。

 

ウクライナの惨状は見るに堪えない状況だが、米、西欧共にロシアを非難するだけ、傍観して居ないで助けてやろうとウクライナに武器を持って入る国はどうして居ないの?

 

先週の読めそうで読めない字     彼の家を訪(おとな)う

今週の読めそうで読めない字      (注連)飾り

 

白内障手術

昔から「花冷え」と謂う言葉がありますが、先週の日曜日や火曜日は小雨がばらぱらと寒い日でしたが木曜日から暖かくなり神戸では桜が満開になる処が多くて、週末は家族や友人たちと各地でお花見の方が多かったと思いました。コロナも怖いけど偶には息抜きもしないと…(;:)。写真は木曜日アイセンターへ外来診察に行く途中ポートライナーから眺めたポーアイ入り口の公園付近のお花見風景です^^。

 

そのアイセンターに先々週木曜金曜と二泊して両眼白内障の手術を受け土曜日午前中に帰宅しました。白内障手術は通常日帰りと聞いていましたがこの病院に限って手術の前後2日の宿泊を要求されます。第一日は14時30分までの入院を求められましたが簡単な手術の説明と点眼だけでお終いとなり、私はアンチTV派なので深夜までスマホのラジコを聴いて就寝し、翌日午後手術を受けて三日目の朝に開放され大量の目薬と共に漸く帰宅できました。思うに予め術前の点眼薬の処方箋は前の診察で既に貰っており、手術日の他二泊せずとも…と言って見たのですが、「そういう決まりです!」と突き放されてはそれ以上言えず「泣く子と地頭に勝てず」でありましたが、手術当日以外は説明だけで特に何もなく、アイセンター病院は神戸中央市民病院の一部であって眼の専門病院だけあり前日入院を経て翌日手術をされるのが決まりのようで、先生の命令で見えない方の目まで手術される仕儀となりました(::)。
この病院には変な規則があって、病棟全て絨毯敷きで靴を履いた儘入棟しスリッパ等には履き替えない仕組みだと言われました(;;)。靴は外出時だけで十分ですからスリッパ或いはつっかけを持参したいと願ったのですが、転んだら困るからと拒絶され居場所はベッドしかないため夜中にトイレに往く際もベッドで靴を脱着する煩わしさには外人でもあるまいし…、と呆れました(::)。次回があれば夜間ナースも手薄だしこっそりとスリッパを持参しようと思って居ます。翌日は先生の気紛れから手術時間がなかなか決まらず当初の11時から13時になり、術前瞳孔を開く点眼を済ませてからも更に時間が遅れて漸く13時半にオペ・スタートとなりましたが、終了まで50分を要し、殆ど麻酔なしの感覚で目を針やメスで突かれたり切られたりの苦痛は耐え難いもので、途中オペナースが「血圧217です!」と大声で先生に告げましたが、先生は手を止めることなく生まれてから86年間で一番長い50分でありました(::)。217の血圧って脳溢血クラスじゃないの?怖いよね(@@)。

 

もう一つ文句を言いたいことは運が悪かったのか病院の作為か分かりませんが今回私は31日入院の1日手術でしたから二月を跨ぐことになり、後期高齢者の月額上限が15万円なので二ヶ月分の負担となりメチャ損をした気分でした。今月中に別の病気で入院や手術などしたら取り戻せるけど…それはそれで嫌だしね(::)。31日は体調の質問以外特に何もしなかったけどしっかり算入されての入院費32000円は理不尽だと感じました。月跨ぎは病院の錬金術かも知れん(::)。
手術が済んで一番驚いたことは、帰宅して夜睡るときに枕元に置いている本やCDなどが全て埃まみれなのに気付いたことでした。「何十年も埃に塗れて寝て居たんや!見えてなかったんや!」知らぬが仏の数十年でありました(::)。唯々愕然としています(@@)。

 

部下をクソミソに言ったり、過激発言など何かと話題の多い明石市の泉市長が企業秘密に触れて問題になっています💢。この市長さん庶民派の顔や物言いに似合わず東大出の弁護士さんなんです。この方の衣着せぬ言葉は絶えず物議を醸しますが、失言責任をとって辞職しても必ず再任される庶民派ですが、今度は明石西部に大きな工場を持つ川崎重工業に対し、住民税を5年間も払わないことに「けしからん」とお叱りのお言葉でした。赤字の会社は均等割だけと法律で決まっており、膨大な敷地や建物への固定資産税はちゃんと払って居るし、従業員の多くは明石に住んでいるだろうから彼等の住民税や固定資産税が明石市の税収となって居るし、市長さんのイチャモンは無理筋です。
話は昔に飛びますがこの工場では戦時中は飛行機など作っていたため米軍の標的となり、B29に総攻撃されました。現在では主として輸出用のバイクを作っています。昔「メグロ」と言う重たいことで有名なバイクメーカーが倒産してその技術を川重が継承したものですが、国産のバイクはホンダやヤマハそしてスズキが多くのシェアを占め、川重のバイクは輸出専用となりましたが、その理由は単純でカワサキのバイクは非力な日本人には少し重たいと言うのが過去の定評であり、私が大昔自動二輪免許取得のため本山の試験場で乗った自動二輪車がメグロ350CCで100貫近くあリ、メチャメチャ重たい鉄の塊だったのに魂消たことを今も憶えています(@@)。最近は軽量化に努め随分軽くなりましたが、一般的に「カワサキのバイクは重い」のイメージが払拭されず、国内販売が振るわず止む無く輸出が主となって居ますが川重は主力の造船が大赤字ですからバイクが黒字になっても通算されて赤字決算が5年も続いて法人市民税が明石市に支払われないことが市長さんを苛立たせたものです。然し川重が赤字なのは誰も知ってることであっても公的には企業秘密であり、それを明石市長が暴くのは明らかに失言です。市長さんどう収拾されることやら…💢。

 

ロシア兵に拠る残虐行為によるウクライナの惨状は目に余ります(::)。この際だから西欧とアメリカは協力してウクライナ東部地区の復興と共に、数年前ロシアに掠め取られたクリミア半島をも奪還して頂くようお力添え賜りたいと希って居ります。

 

先週の読めそうで読めない字     花の顔(かんばせ)

今週の読めそうで読めない字   お力添え賜りたいと(希って)居ります

子連れ寡婦の悲劇

暖かかったお正月が済んだら急に寒波が襲ってきて日本列島は雪一色で温暖地方にも積雪が見られたようです。寒くなると庭の植物たちは縮こまってしょぼんとして居ますが、独り奥庭の十両だけは元気に成長しこんなに凛々しく咲いて居ます^^。

 

小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火によって地底から生まれた大量の軽石が世間の注目を集めていますが此の無数の軽石は黒潮に乗って北上して日本の各地に漂着して船舶の入出港を妨げ、更には魚類が食べて死亡するケースなどが続発するため、鹿児島県工業技術センターではこの軽石は漁業などに甚大な被害を与える厄介な漂着物であることは間違いなく憂慮して居ました。処がその後沖縄県環境部から発表された「県内に漂着した軽石の分析結果について」の報告書を読むと、軽石に意外なプラス面もあることがわかってきたようです。
沖縄農業関係者が直観的に思ったことは、軽石が漂着したときに「無料で土壌改良材が手に入る」ということだったとか…^^。粘度の高い沖縄の土壌には軽石のような水捌けのよい素材がどうしても必要だからとのことでした。然し軽石の中に毒性のある砒素やカドミウムに水銀などが入っていては全く使うことができません。そこで種々分析した結論では沖縄県内三か所から採取したサンプルは何れも土壌環境基準を充分に満たしているというものでした。そして厄介者と思われた今回の軽石は土木建築資材や農業用資材等としての活用が見込まれるということになり、一転して資源になる可能性が大きくなりました^^。プランターの底に入れる鉢底石や土壌改良材として水捌けの悪い土地などに用いて湿地の水分を低下させる可能性が充分に考えられるとのことでした。
でも連連(つらつら)考えるに軽石って石綿みたいなもので小さく砕いても何れは空気中を漂い水分と一緒に我々の体内に入って諸病の根源となるのではないかと私はとても恐れています。

 

大阪摂津市の集合住宅で昨年の8月に3歳の嬰児がお母さんと同棲している男から熱湯を掛けられて生命が奪われた事件で母親や知人が数回摂津市に相談していたそうです、その後嬰児が死亡した事件を精査した処、意外な事実が判明したのです💢。事あるごとに母親は複数の知人に松原容疑者の幼児への暴力を話しており、市の担当職員は数回に亘る母親や知人からの相談により虐待の事実を熟知しており、虐待は日常的だったと認識して居たという話を知人は聞いていたそうです。摂津市は計4回の相談・通告を受けましたが子供の保護には消極的な姿勢を変えず、挙げ句担当者全員が引き継ぎを何もしないで他の部署へ転任してしまったのです(;;)。その後間もなく熱湯による痛ましい嬰児虐殺事件が惹き起こされたのでした。
摂津市の弁解ではその後母親との面会時に、暴力がない事を確認していたとのことですが、当然に母親が隠して言えなかった可能性を全く考慮しなかったのは愚かと言うべきです。母親も被害者であった可能性をも充分に考慮すべきでした。男に捨てられないために心ならずも母親の「大丈夫です」という言葉を鵜呑みにして、嬰児は安全だ、などと考えた吏員は愚かでしたね。又、市は児童相談所に報告はしたけれど保護は求めなかったそうです。市は早急な保護を依頼すべきだったし、又彼等が子供から直接話を聞く機会を持たなかったことがポイントだと私は思いました。過去の事件でも同様のことがありましたが、親の意見だけ、大人の意見だけで子供の安全を判断しては駄目であって、3歳だと詳細に具体的な話をすることは出来ないにしても話をすれば「いやや」「怖い」位は言えたと思います。子供の気持ちを置き去りにした儘、子供の安全を判断した未熟な大人が市の吏員であったことが大きな不幸を惹き起こしました。昔から良く言いましたよね、「彼奴(あいつ)は役場くらいしか勤まらんやろ!」。

 

コロナ感染者各地激増を受けて多くの都道府県が「蔓延防止措置」の指定を受けましたが、此れによって飲食業が再び時短に追い込まれて赤字を増やすことになりそうですが、今のオミクロン株は飲食店での接触から発生するだけでなく異なった形で伝播して居るのではないでしょうか?患者の激増から感染は空気感染だってあり得ると私は思いますが…。飲食店を規制してもオミクロン株患者の増加が変わらなければ、きっと飲食店の規制が間違っていたことを誰もが思い知ることでしょう。
ある介護施設では、職員は不織布マスクを一枚しただけでは足らず、二重にし始めたそうです。

文中の「あり得る」は正しく「ありうる」と読むべきですが、昨今NHKも政治家も「ありえる」と読む輩が頓に増加したことが私(わたし)的にはとても嘆かわしいと思います(::)。

 

先週の読めそうで読めない字   昨年の吹雪(こぞのふぶき)

今週の読めそうで読めない字    最近コロナの患者が(頓に)増加した

 

 

連合初の女性会長

休日だらけの松の内もあっという間に過ぎ去って普通の日常がやって参りました。この日常の到来は我々税理士に確定申告期到来を告げるゴングを意味します。3月15日まで日数の少ない2月間で100件以上の申告となりますが、新型コロナウィルス蔓延の影響を踏み越えて無事に申告が完了することを神に祈るばかりです。

 

玄関先の庭のゼラニュームに傍らに見かけぬ黄色い花が開花しました。傍の太い葉はアマリリスだし、街で買ったポット苗とは思えず、よく遊びに来る椋鳥が何処かからタネを運んできて発芽したのではないかと思って居ます^^。名前など分からずとも私好みの清楚で可憐な処がとても気に入っています^^。

年初に岸田総理は労働組合の中央組織である「連合」芳野友子会長から招待された新年交歓会に出席しました(@@)。招待は毎年儀礼的に行われていますが、総理が出席するのは10年位前以来のことだとか…。恐らく夏の参議院選挙を意識しての出席だと思われます。最近では連合と立憲民主党、国民民主党との関係は必ずしも良くなく特に昨秋の衆議院選挙で共産党と組んで国民に見放されて惨敗し、維新に多くの票を奪われた立憲民主党に反共を掲げる連合が強く反発したことは皆様ご承知の通りです。そこで今年総理の思惑は立憲民主党を立てて戦う連合に擦り寄って票のお零れを頂戴するため、連合の何より目標とする賃上げと謂う切り札と男性女性の同一賃金を目指す環境を自民党が提示することでの共闘を持ち掛けたました。自民は女性の賃金格差と同一賃金の政策はうちが実現してきたと強調して共闘を主張していますが、連合の芳野友子会長は「立憲民主党を主軸に国民民主党との関係で戦って行きたい、自民党とは政策に基づいて意見交換をして行く」と述べて警戒心を解かず立憲民主党への支援を強調しています。

この芳野会長55才は女性の初代会長であり、錚々たる学歴戦歴の持ち主かと思ったらそうではなく、都内の商業高校から工業用ミシンメーカーであるJUKI(当時ジューキ)に入社したのは男女雇用均等法施工前であり、結婚まで働こうと思って居たら、1年目に労働組合の人から「組合の専従にならないか?」と誘われて、先輩に相談したら「女が職場を変わる機会は先ずないからやって見れば」と背中を押されて組合専従になった変わった経歴の持ち主です。組合活動では女性の発言が「全て我儘」と周囲に否定されながらも偶(たまたま)更衣室で制服に付けるリボンとベルトが傷むため自前で用意している話を聴いて、会社に貸与するよう申し入れ、バブルが弾けて経費削減に会社が必死になって居たときでありましたが「女性の切実な要求だ」と一歩も引かずに要求を会社に受け入れさせたことや育児休暇導入制度に挑戦し、会社側を1年がかりで説得するなど力をつけたことが彼女の大きな自信となって女子社員の信頼を得て、自らが組合役員になって女性の地位を守ろうと決意し、ある小さな団体の中央執行委員に立候補した処20人にたった1人の女性候補だったのに何故か当選し^^、その後総評系の過激女性軍団に押されながらも、連合にジェンダー平等の視点を…と訴えてJUKI時代にアカの宣伝ばかりする共産党系の組合員を排除して同盟系(当時の民社党派)の組合を育てた経験を生かし、ついには昨年9月55歳と最年少にして700万人の労働者が参加する「連合」の初代女性会長に専任されたからメチャ凄いなあと思いました。
此れまでの会長は新日鉄、東電、松下電器、旭化成と大企業系の労組出身者の指定席であり、今回もトヨタが辞退したためお鉢が回ってきたものです。連合は今や「上級国民の集まり」など揶揄される中を芳野さんが高卒の叩き上げから中小企業の労働運動に携わり今日の連合の基礎を固めてきた力は凄いと思いました^^。写真の如く若い頃からの美貌は荒れ地に咲く一輪の花でありこの方が可成りの美貌であることが連合の大老達の目を晦ませたのではないでしょうか?若し彼女が大企業の組合専従ならとっくに会社に籠絡され手懐けられ高いポストを用意されきっと組合から脱退させられていたに違いありません。芳野会長は中小企業JUKIミシンでよかったね。でも岸田総理が中小企業に入った高卒女性に直接お願いに参上するなんて有り得ないことでありメチャ快感です^^。

 

岸田総理就任後ずっとあらゆる政策に対し前倒し々々と連呼していますが、喫緊の新型コロナワクチン接種3回目は未だ来月以降になるそうです。総理になっても言うばかりで何もせず有言不実行の総理は器が小さくて前の菅総理とタイプこそ違え国民の期待に応えない点では全く等しく期待できません。特に拉致問題から顔を背ける態度が国民を苛立たせます。あの横田早紀江さんも高齢で動けなくなり、もはや解決が望めぬ現状ですが、拉致問題については飛行してくるミサイルに怯えてきっと「地雷を踏むな」と歴代総理の申送りなんでしょうね💢。総理れいわ新選組山本太郎に代わりなさい!

 

コロナ患者激増ですが政府の動きは甚だしく鈍いようです。どうやらオミクロン株インフルエンザと同種のものと政府が判断した様子ですが、それならインフルエンザの死者を教えろ!と言ってもそれはデータなく答えられないからとても良い加減やね(;;)

 

先週の読めそうで読めない字    曜く(かがやく)ような朝日

今週の読めそうで読めない字             (昨年の吹雪)

見捨てられた沖縄

 

 

寒かった年末に比し、お正月は暖かくて特に神戸の3ケ日は小春日和でしたね^^。今日の花は冬から春に咲く花テッセンの一種で準絶滅危惧種カザグルマです。自宅台所出口の右に置かれた10号鉢から伸びた茎が何故か秋に日除けに掛けられた簾の裏に廻ってしまいました(;;)。然し簾のせいや家からの暖気で気温がそれほど下がらなかったせいか見事に元日開花しました。花達は簾の内側で寒気から逃れ隙間からの光線だけでずっと咲いている姿はとても可憐です(;;)。一つは強引に簾の表にすり抜けお日様を浴びながら花を咲かせましたが、可哀相に寒さで夜を越せず枯れてしまいました(;;)。

 

昨年末小平奈緒選手相澤病院所属)は35歳にしてワールドカップ・スピードスケート1000m決勝にて優勝し、北京五輪資格を手に入れました。500mは小平選手の独擅場(どくせんじょう)ですが1000mは年齢的にしんどくて若い選手に勝てなかった数年間でしたから素晴らしいと思いました。是非北京五輪で日の丸の旗を掲げて下さいm(_ _)m。処で競技の練習に遠征に試合に…とお金が一杯掛かるのに信州大学時代からずっと彼女を支える結城コーチ共に二人を包み込んで下さる相沢病院の理事長さんは偉いですね。小平さんが所属でも、所属じゃなくても患者さん一杯来るのにね(^^)。小平さんも結城コーチも練習の合間を縫って病院スタッフの一員としてマメマメしく働いて居るそうですから患者さんも職員も全員彼女達のファンだそうです、偉いですね。話変わるけど小平選手の太腿は男子選手と変わらぬ60センチ以上あるそうです、全部筋肉ですから押しても凹まないとか…凄いなあ(@@)。

 

新聞の記事からですが現在の日本には恋人のいない20~30歳男性が930万人も居てその90%は結婚を目的とした恋人を募集中だそうです。仕事が忙しいと言いながらそれは負け惜しみであり、未だに良妻賢母型を求める奥手な男が多いらしく、実はプライドばかり高くて相手に好意を持っても断られて傷付きたくないし、失敗したくないのが本音のようです。そこで昨年登場したのが婚活アプリ「エール」です。エールは出会いからお付き合いまでAIがナビゲートすることで心理的ハードルを避け、破綻したときの傷を最小限に抑えてくれます。女社長のTさんは大卒後、武田薬品に7年間勤務し企業立案やマーケティングを担当しMBA取得後、婚活アプリを使っての会社を起業し、奥手でプライドばかり高い男性を掘り起こす活動で巷の好評を得ています。「会話ナビゲート」にはチャットにAIが入って居て関係の進展をセットしてくれるそうです^^。そろそろ誘ってみようかと男性が思ってもマッチングアプリでは8割以上の女性がまだ早いと考えているデータがありきっと本音でしょうね。このように両者の間には人間でなくAIが仲人として介在しお互いのコミュニケーションをアシストしデートのタイミングを模索しAIが察知することで男性にGOサインが出せる仕組みであり、好評を博しています。例えお金が掛かっても自分に相応しい配偶者を見つけてくれるアプリなんてとても良いですね。合コンは自分が晒し者になったようで惨めだし、何より紹介者が押し付けがましく断りにくい近所の遣り手婆さんでなくAIなのは噂が密閉されて広まることがなく良いですね^^。お蔭で此れまで路地裏を駆け巡って適齢期の男女を見つけて強引にお見合いを取り持ち、成約後双方から少なくない紹介料を受け取って生活していた海千山千のお見合い婆さんが失業する時代になったようですが、此れもAI時代の取り残され組と謂うべきでしょうか?

 

政府がコロナのせいで苦渋の決断の結果、東京オリンピックを無観客にしましたが、観客を入れていたら収入より経費が多くナント!赤字はメチャ増えることが、分析の計算の結果分かったそうです。ナンデや!理由はきっとパソナやろね…💢💢。

 

「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」沖縄に起こっている現実を見つめた上間陽子さん著「海をあげる」は、美しい珊瑚の海が土砂投入で死んでゆく様を描かれ沖縄での美しく優しい生活が失われてゆくさまを目の当たりにされペンを取られた2021年本屋大賞 のノンフィクション大賞に輝いた作品です。先週金曜日NHKラジオ夜9時から定番の「高橋源一郎の飛ぶ教室」にゲスト出演された作家である上間陽子さんの生々しい語りを聴いて作品を読もうと思いました。観光で著名な沖縄ですが、報道されないだけで裏面では種々米軍兵士とのトラブルが絶えません。思い遣り予算とか貰うんではなく米軍に毎年2000億円も支払っているのに沖縄住民が受ける国難に対し政府が素知らぬ顔をしているのはご承知の通りです。よかったら皆様もどうぞ…。

 

先週の読めそうで読めない字     (遮莫) さもあらばあれ

「不本意ながらそのままにしておこう」の意

今週の読めそうで読めない字    (曜く)ような朝日

遅かった税理士法改正

皆様新年明けまして御目出度う御座います
お正月は如何お過ごしだったでしょうか?私はこの正月でついぞ思いもしなかった88歳の米寿を迎えることになりました。戦時中から戦後の食料難時代に耐えて生き残り、更には60年に亘って税理士として学び且つ戦った年月が感慨無量です。このブログの終焉も何れ遠くないと思いますが、日増しに難解となる税金の仕事をするには柔軟な脳が必要であり、脳を柔軟に操るには日頃の好奇心を決して忘れないことだと信じている私は、あらゆる方面にアンテナを張って躰の続く限りこの仕事を続けて行きたいと願っています。

 

お正月にお送りする花は先月ご紹介した裏庭にひっそり咲く十両です。花じゃないからひっそり生っていると書くべきかもしれません。昨秋に一度登場しましたが寒さが増すに連れて随分大きくなり実も沢山付きました^^。この裏庭には普段太陽を好まない動物や植物が多く住みついて居ます。もう寒いのでオケラやトカゲ(カナヘビ」は冬眠とっくに冬眠していますので見かけませんが、一昨日奥庭掃除の折にヤモリを見かけたので此れもご覧頂きましょう。名前通り家の中に住む悪い虫を食べてくれる益虫です^^、目がクリクリ飛び出し、可愛く私の掌で戯れています^^。

我々の業界機関紙である「税理士会」12月号にて令和4年度税制改正大綱に於いて納税環境整備を掲げて税理士制度の画期的な見直しが明記されました。経済界に於けるウイズコロナの対応も含めてICT化への対応について税理士も「納税者の利便向上及びその業務の改善進歩を図るよう務めるものとする」との規定が設けられ、税理士業会でも電子化を推進し、更には税理士試験科目から受験資格を撤廃するとともに税法科目についても一定の専門課程終了要件を外す画期的なもので受験希望者の門戸が大幅に広がっては大学1年生からどんな学部でも受験が可能となります。既に我々業界では日常業務が帳簿処理、申告書作成共に電子ソフトの使用なくして仕事にならないのが実情であり、改正はむしろ遅きに失した感があります。思えば今を去る30年前大学院博士課程を終了した愚息が、学校での這般の事情により止む無く進路変更を余儀なくされましたが、学歴が嵩高くて同期は大手企業の課長に手が届く地位にまでなっており、それでは受入れ側が難色を示すのは当り前で大学院時代に合格した公務員一種試験合格資格も宝の持ち腐れとなり、止む無く母親の強引な命令を受けて故郷に帰るべく税理士試験を受けようとしましたが、理学部で数学とコンピュータで9年間世界を過ごし、経済学や法学と全く無縁であったため摩訶不思議、税理士の受験資格が何処にも見当たらず、暗中模索の結果、遠回りでありましたが公認会計士に合格し、その資格によって税理士資格を得ることを知ったのですが、税理士試験の受験には大学の経済学部法学部商学部での専門科目の受講単位歴が要件とされるに反し、公認会計士は大学教養課程終了のみであって学部等は問われず、考えれば格が上のはずである会計士の受援資格が緩いなんて摩訶不思議な規則でありました。愚息が公認会計士二次試験に合格して私の事務所に入所した28年前には既に税理士業界はIT化の黎明期にあり、もう生涯神戸に帰ることはないと家を送り出した子供の思わぬ帰神によって、瞬時にして事務所員全員のパソコンがネットワークによって連結され利便性の高い事務所構築がなされたことは文系人間の典型である私には望外の喜びであると自らの幸運に驚き、仕事とは無縁であっても子を想う母親の一心から、彼の学業と私の仕事の大きな乖離を何も分からぬ妻が只管(ひたすら)子を思う故に彼の帰郷を主張したことには心底から感謝したのでありました。

 

昨年末大阪北新地での大量放火殺人事件の犯人が、自らも事件によって死亡したため、捜査本部と多くの遺族が事件の真相に接する機会を失って困惑することとなりましたがコロナ禍により殺伐とした世相の中、これからも他人を巻き込んだこの種の自爆事件が多発するのではないかと憂う毎日です。世の中には自分の不幸を自らのせいにせず世間のせいにする世を拗ねた輩が絶えませんが、早く正義が勝つ無事平穏な日々が我々の許に帰還することを願うばかりですm(_ _)m。

 

元日には多くの方から賀状を頂きました^^。本当に有難うございました。でも何故か今年に限って『本年を持って賀状を終わらせたい』(終活年賀状)とのお便りが数通も届きました。老後資金に対する過剰な社会の風潮でしょうか、何れも私より若い方からであって「切り捨てられたんや!」との思いで私は大きな衝撃を受けています(;;)。ペーパーレス化により会社単位で年賀状を出さない会社も多くなってきたようです。
私は昔は親しくても今は日常の往還がない方であってもお互いの安否を賀状のみで確かめあっている方が数十人居られますが、賀状辞退の理由が手間暇や経済的な理由ではなく、違った処に位置するように思われとても不愉快です。出したくなければ止めれば良く翌年から届かなくなると思いますが「もう賀状出しませんよ!」の宣言には「私がなにか悪いことでもしたのか!」と毎年楽しみにしていた遠い昔からの絆を断ち切られたショックがとても大きいです。皆様は如何お考えでしょうか?

 

先週の読めそうで読めない字    陽炎(かげろう)のように儚(はかな)い

 

今週の読めそうで読めない字    (遮莫)