損保ジャパン日本興亜

有馬の紅葉

今日で11月も終わりだ、昔は11月を霜月と呼んだが、最近の温かい11月では霜を見ることがない、10月が神無月(神様が全員出雲に行って不在だから)だから11月も霜無月にしたらどうだろうね?
お馴染みEさんから送られた有馬温泉瑞宝寺公園の紅葉です、とても雅(みやび)だ。寒くもならないのに葉っぱ達が来訪客の期待に応えるべく必死で紅葉への努力は大変なものだろうね。

今回の解散総選挙は唐突で誰もが愕いた、何故選挙なの?その答えをNHKの記者を経て東京工業大学教授になられた池上彰さんが先週日経の大岡山通信(大岡山は東京工業大学がある地名)で明解にタネ明かしをされた。池上さん曰く、景気は此から悪くなる一方だし、そうなってからでは支持率の低下など国民の批判が高くなり、きっと野党の結束などが予想されるので野党がウロウロしている足許の明るいうちに解散しての総選挙が自民党の党利党略だそうだ。言われて見ればその通りだよね、一応不景気の株高で日経平均が17450円も付けて居るから企業の献金も充分期待できるしね、安倍さんも狡賢いね、今なら「みんなの党」もなくなったし我々は投票したい候補者が誰も居ないモンな。
今回は史上初めての低投票率になるのではないかと謂われているが、選挙では選ぶだけではなく「選ばないマイナスの選択肢」も投票できたら有権者の脚も伸びるのではないだろうか、安倍さんが全国区でマイナス票になったりして…^^。
「冗談ダロ」と言っていた選挙が本物になって困って居る自治体が結構多い、マラソン大会の更衣室が選挙会場になってマラソン選手が脱ぎ場を失ったり、年に一度の卓球大会が中止になったりとトラブル続出だが全ては選挙優先だし、会場が全て公的機関だから損害賠償だって要求できず誰もが泣き寝入りだ(;;)そんな下々(しもじも)の困惑など訴えても安倍さんには「蛙の面にしょんべん」だよな(>_<)。

先週日曜日エリエール主催の女子プロゴルフツアーで横峯さくら選手が1年振りに優勝した^^。獲得賞金も史上二人目の10億円を突破だ、28歳は最年少だ^^。でもトシだから来年アメリカで勝てるかな?
TVを見ていたらこの番組のスポンサーの一つが「損保ジャパン日本興亜」とコマーシャル画面に出てきた。何とも長たらしい名前なので前身を探ったら、ナント!大成火災を初め5社が次々に合併した損保ジャパンと日本火災以下7社が次々と合併した興亜損保が此の9月に再度引っ付いて「損保ジャパン日本興亜」になったそうだ。12社が合併しても三井住友グループと東京海上グループに敵わぬのには魂消たが例え三番目でもこの世界で生き残るためには三強の一隅に留まれないと潰される厳しい社会だそうだ、処で12社もの会社が合併して自社の異なる習慣を有する者同士が融和できるとはとは到底思えないが一定の枠を決めてはみ出す連中は容赦なく代理店へ出向させられ軈ては消えて行く運命なんだろうね、損保は昔から就職先の花形だったから成績の良い者は競って入社したが、バブル崩壊後生き残れた者は10人に1人居ないだろう(;;)。厳しい世の中よな、若し今後「損保ジャパン日本興亜」がトップを目指して「東京海上日動火災」とでも合併でもすれば一体からどんな名前になるんだろうね、何処も必死で自分トコの名前の欠片でも残したいもんな。

先日病院へ腰痛の治療に行った際、ついでにインフルエンザの予防接種を受けた。見知らぬ50歳位の太った女医さんだったが、私の問診表を見ながら念押しなのか「卵アレルギーとか…ない?」と聴かれた。私は咄嗟に「戦争中に育ったモンにそんなもんがあったらとっくに死んでますよ、バッタやタンポポまで食べてました」と言ったら、目を丸くされ、暫く間を置いて「そうやね、ウアッハッハ」と豪傑笑いをされてしまった^^。アレルギーって終戦後随分経ってからできた言葉で、それまで鯖(さば)など食べたらジンマシンが出る者は居たけど放って置けば何時の間にか治っていた。聴けば巷では卵、小麦、牛乳などのアレルギーが凄いらしいが、昔なかったものが出現した原因は石油製品に毒された農薬のせいだろうと思う。元兇はアメリカに違いない、中国産も韓国産も粗悪品ばかりだが一番悪いのはアメリカ産だ、日本を敵視しているのは実はアメリカであって、中国も韓国も悪い奴やけど本当に悪い奴はアメリカなんだそうだ。『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった』と謂う書物を読んだらそう書いてあった。
相変わらず腰が痛いと先生に零したら、帰りがけ「此を遣って見て…」と腰痛体操のパンフを頂戴した。帰宅してからパラパラ捲って見たら健康な人にも難しい柔軟体操だった(;;)。そんなモンできるか!整形外科の先生って腰痛の経験者でないと患者のことがまるで分からんのだろうな、困ったモンだね(>_<)。

京都向日市の結婚詐欺殺人鬼のお婆さんは果たして何人殺して居るのやら、遺言状を書かせて6人から10億円の財産を遺贈させたが、引っ掛かる年寄りも悪いが、きっと濃艶な色気を吹き付けられて正気を失ったんだろう(;;)、然し幾つになっても色気が使える女って枯れていない男には怖いよね、この殺人鬼には殺した男が夢に出ないんだろうか、男には到底できぬことだ。和歌山のカレー小母さんより遙かに上手(うわて)だな。拘置所ではご飯を残らず食べてぐっすり快眠しているそうだから余計腹が立つ (>_<)悪い奴ほどよく眠ると謂うからまるで鬼畜だね。口座が数えきれぬほど持っているそうだが財産はきっと仮名預金で隠匿しているに違いない。遺贈は相続税の縄張りだから免税点最低5000万円の関係などで此まで課税されて居ないが、事件の真相を探ると此は明らかに営利目的だから国税局は実質課税の原則に則り、事業所得或いは雑所得として所得税を課税すべきではないか、さすれば住民税から事業税まで付加されるから6億円以上追徴できる筈だが検察の刑事罰とは別に国税局の資料調査課(ミニマルサ)はもう動いてくれて居るんだろうね。仮名預金の解明には検察よりミニマルサの方が遙かに上手(うわて)だよ^^。

米ミズーリで丸腰の黒人青年を射殺した白人警官が不起訴だなんて全く信じられないね。大陪審が白人だからだろう、殺された青年が白人だったなら無条件に極刑だよな、人種不平等の怖ろしい国だ (><)、大陪審は取り敢えず起訴すべきだった。暴動が起こって当然だろう、同じアメリカ人なんだから黒人だけでなく心ある白人も怒るべきだが彼等は知らぬ顔だから訝しい(><)、あの世でキング牧師が啼いて居られると思う。
アメリカ南部で金属片が飛び散る事故が起こったエアバックの自動車部品大手タカタが米当局に全米のエアバッグ製品のリコールを要求され困惑しているが、タカタが米のメーカーならそんなムチャを言われる所以がないから矢張り有色人種って悲しいね(;;)。イエローもブラックも併せて蔑視するホワイトは傲慢だな、自分を何様と思っているんだろうね。オバマは何も言わないのか!

朴大統領への名誉毀損の罪で出国禁止命令を出され公判中の産経新聞前ソウル支局長は完全な冤罪だ、あっちの朴大統領が疚(やま)しいのに政府はどうして抗議しないのか、選挙などしてる場合じゃないだろ?

先週の仮名付けの答え
清く廉(いさぎよ)い心 泥棒の廉(かど)で捕まった 思ったより廉(やす)かった

今週の仮名付けの問題
包丁が(鈍)る 田舎の(鈍)い電車 感覚が(鈍)る

残 身

捜し物

秋も愈々深まり畑の大根も太くなって食べ頃を迎えて居る、それはそれで良いんだが先月よく遊びに来ていた紋白蝶の卵が何時の間にか孵ったらしく青虫となって葉っぱを食害している(;;)、栄養価の高い葉っぱだから煮て食べて居るが、虫の小さい奴は分からずその儘口に入っているようで、皆に嫌がられ職員にも「大根の下の方だけ頂きます」となどと涼しい顔で言われる始末、仕方なく誰にも遣らず(遣れず?)私一人のおかずとなって居る。

写真の何処に青虫が居るか判じ物だ^^。擬態で同色化しているため沢山居るのだが捕獲に1匹約1分を要する、此奴は普通葉っぱの葉脈に沿って引っ付いて居るため10cm近くまで目を凝らせて焦点が合わせないと眺めているだけでは先ず発見できない。天敵に見付からぬように先祖からのDNAなんだろうな^^。
青虫

毎日畑を覗くと同じくらい捉まるから恐らく青虫は1000匹以上居るようで日に日に葉っぱを食べて大きくなり私の目に留まるのだ、お百姓さんが農薬を使用する気持ちが分からぬでもないが、青虫だって一所懸命生きているのだから、ま、いいか、捕まえた青虫は池の金魚の蛋白源として歓迎されて居る。コンコンと合図をすると金魚が寄って来るから青虫を投げるとパクッでなくバシャと食べる音が気持ち良い^^。うちの池は金魚が死んだら池の隅に居るウナギが此奴を食べると謂う自然界の輪廻に則って居る。ウナギは大きくなると私が食べるシナリオなのだが何時も捉まえる時期を逸し、ウナギは産卵のため深夜庭を通って海を求め近くの溝に這いだし通り掛かりの人に「ウナギが居った!」と勇んで捕まえて持ち帰られる話が近所から流れてくるが、それはうちのウナギだとも言われず毎回悔しい思いをしている(;;)。稚魚から10年以上も育てたのに…(>_<)。

私は誉田哲也の「武士道エイティーン」などスポーツもの青春小説が好きでよく読んでいる。ひとつのことに賭ける集中力が、スポーツとは言えないが囲碁に賭けた自らの青春時代と重なるからだろう、此の小説は剣道ものだがよく「残身」と謂う言葉が出てくる、聞いたことのない言葉だけどメチャ格好良い言葉だ^^、文章の前後から意味は相手に打ち込んだ後の姿勢を謂うような気がするがはっきりしないので辞書を引いて見た。先ず手許の漢検辞書だったが此の熟語はなかった、次に新潮国語辞典を引いたが矢張りなく、広辞苑まで引いたがなかったのだ。仕方なくネット検索に頼ったら「残身」は「残心」のことだそうだ、其処で再び広辞苑に戻って「残心」を引いたら、その意味は①「心残り」の次の②で剣道の「撃突した後、敵の反撃に備える心の構え」とある。残身はきっと「打った後の躰の構えなんだ」、元の姿に戻ることだよね、剣道の場合は此の残身も点数評価されるそうだ、サムライ映画や歌舞伎ならバッサリ斬った後斬り下ろした儘の姿勢で見得を切るのに剣道の試合を見ていると打ってはサッと元の姿に戻るので打ったのか当たったのかまるで分からず審判の旗を見て漸く一本入ったのに気付くよね。審判は各コーナーに三人居るが一人しか旗を揚げないときも少なくない。後の二人には当たったことが見えてないんだ。そうか!竹刀を相手に当てては元の姿に戻って居るんだな。究極「残身」を目指せば打たずに当てることに専念することに気付かされる。そうすれば相手に体を躱(かわ)されてもつんのめるような無様(ぶざま)な姿を晒さずに元の体に戻れるよね、「型」を重んじるとても良い言葉だった^^。囲碁にも「そんな品のない手は打てない」とか、「そんな手を打つてまで勝つのは恥ずかしい」などと謂うことがあり、勝敗より石の姿を重んじる傾向が強いが、武道だって同じなんだな。

今月の初め文化の日の夕方TVを付けたらNHKで偶然第62回全国剣道選手権の中継だった。各選手の「残身」に見とれていたら優勝したのは童顔の学生だ、それも43年振りだとか…^^。大学生竹ノ内選手(21歳)が並み居る強豪の警察官を薙ぎ倒して優勝したんだ、警察庁の剣道担当警視正も真っ青だろうね(^^)、地方に更迭されるんじゃないかしら?43年振りには愕いたが彼の学校は国士舘でも日体大でもなくあの筑波大学だったんだ。二度ビックリだ^^、この学校はどちらか謂えば運動より理系の勉強型の学校だ、凄いよね、矢張り竹ノ内選手は警察官になるんだろうか?きっと警察庁が就職内定先の企業や研究所に「分かってるやろな」と衣の袖の鎧をちらつかせて手を引かせ強引に引き抜くんだろうな^^。一般の会社に入社されて又優勝されたら武術の警察庁の面目がまるで立たないモンね^^。

先週16日の女子ゴルフ伊藤園レディースで今月末30歳を控えた無名の前田陽子選手が初優勝を飾り賞金1800万円に来年1年間の出場資格を獲得した^^。何でも今年の冬まで生活のためダンボール工場で8年間時給750円9時から4時までヘルメットを被って働き、仕事の後にゴルフの練習をされたそうだから将にシンデレラガール(おばさん?)だ。二日目は3位タイだったが何故か日経毎日新聞共に彼女一人の大きな写真入りだった、上位二人が何れも韓国人でなく日本人だったので訝しく思ったけど「時給750円」のインパクトが予想外に強く各社記者の涙腺を誘い写真掲載を決意させたんだろうね。日経は写真の上段に「29歳前田、初のV戦線へ」下段に「バイト兼業脱し夢を満喫」と大文字の見出しだったよ^^。プロを目指し挫折する者が多い中を苦節耐えて11年の苦労はしっかりと浪花節の世界だから何処の記者さんもウルウルだったんだろうね、初めて優勝争いに参加した選手は誰もがプレッシャーに押し潰され躰が動かず遠く圏外に落ちて行くものだが、愕いたことに彼女は最終日の18ホールフェアウェーを一度も外さず全てパーオンする横綱相撲だったから凄かった、きっとダンボールの神様が付いて居たんだろうな^^、月曜日はもう一回大きな写真が出されたから本当に良かった^^。750円効果は絶大だったね^^。ダンボール工場の人達も喜んで居るだろうが、自分達の低賃金が暴露されて複雑な心境かも?

高倉健が逝った。昭和を代表する一人が消えたね、彼は私が学生の頃青春映画でデビューした。足が長くてメチャ格好いい学生姿の彼はとても爽やかだった。その後彼の人気の原動力となった任侠映画より良く憶えている。相手役は「バンビ」こと中原ひとみだったかな^^。

安倍さんの唐突な解散に国民全員が戸惑っている、消費税の値上げの恐怖が先送りされた安堵の気持ちに付け込んでの総選挙だろうが些か卑怯だね、莫大な選挙費用が我々国民の借金を増やす負担を思えば、解散総選挙の決断など一国一城の主として容易にすべきでないと思う。解散するなら消費税の増税を取り止めてからすべきがものの道理と謂うものだ。年末を迎えて不況の風は益々強く我々底辺の衆生がどんなに苦しい生活を強いられて居るのか大企業や公務員や政治家達には分からんだろう (>_<)。幸福の黄色いハンカチの日は手の届かない遠くに行ってしまったようだね(;;)。

先週の仮名付けの答え
着物の領(えり) 領(うなじ)を垂れる 国を領(おさ)める

今週の仮名付けの問題
清く(廉)い心 泥棒の(廉)で捕まった 思ったより(廉)かった

地下水を盗るな!

サザエさん3

先日ポストにJA農協からのチラシが入って居た、見ると何でも500億円目標とする定期預金、定期積金募集のキャンペーンだった。半年定期で0.7%と書いてあり市中銀行の定期利率が0.025%だから28倍になるのでビックリだ。ジャスコの傍に出張所があるので善は急げとソッコーで出向いて口座を開設し、三井住友のお金を残らず移して定期にした。JAも0.7%が優遇金利であることを承知してるので横柄な小母さんがカウンター越しに立った儘の応対でティッシュも呉れなかった(;;)。此処の貸出金利がメチャ高いことは昔から有名だが最近は他行に倣って住宅ローンの金利も1%を割ってきたし、この不景気の金余り時代に果たして此の高金利の預金に対し借り手があるのか心配だ、究極外国投信などに手を出すことになるんだろうが、若し破綻しても預金機構の補償限度内だから、ま、いいか。
JAで作って呉れた総合口座の通帳を見ると金融機関のものとは到底思えずメチャ頬笑ましい、思わず顔がホンワカと綻んだよ^^。此は好感度ナンバーワンの通帳だ。JAへのイメージが裏返ったね。孫にも作ってやりたいが最近は本人確認が喧しくて私独りではムリだし、行こうと言っても女子高生の孫が私と一緒に歩くのを嫌がるに違いないから残念だ(;;)。
サザエさんのキャラクターを使うには長谷川町子記念美術館の厳しい審査が要る筈だが営利団体のJAがよくこの権利を手に入れることができたもんだと感心したね。町子さん姉妹は結婚せず跡継ぎがない筈だからきっと記念美術館は文科省の一番偉いお役人の天下り先で、サザエさんグッズの販売やTV放映料など併せ高給を貪って居りそうだから、JAは農水省経由でそっちからコネを摑んだのかな。
市中銀行大手の三井住友銀行は合併以後さくら色を廃して、イメージカラーを萌黄色に統一したため暗い住友銀行のイメージがまるで拭えず神戸やさくら銀行だった頃が懐かしい、いっそ華やかな配色に変え通帳のキャラクターに桐谷美玲など可愛いい笑顔でも使ったら高慢ちきな住友のイメージが薄れるのにね。少しはJAを見習ったら?然し色だけ変えても体質は変わらんから同じかな。

伊豆諸島沖に200隻以上の中国漁船が押し寄せ、中国で持て囃される赤珊瑚の密漁をして居た。政府は中国大使館に抗議したが相手にされない、一(ひと)航海で億単位の金になるそうだし、支那の近海では珊瑚漁が禁止されているから日本にやってくる、きっと国策で日本の珊瑚を盗みに来てるんだ(>_<)。赤珊瑚盗掘の中国漁船は、実は漁民ではなく海上民兵だろう。中国共産党スポークスマンは密漁者を日本側で逮捕すればいいと言って来たが、それはおかしい、支那の場合「遠洋漁業はレーダーを搭載し中国の場合必ず海軍の管轄下に入らなければならない」規則だから、漁船が自分勝手に行動できるわけがない、レーダー搭載船団を組んで押し寄せているのを見ると彼等は中国海軍の意思で動いているんだろう。明らかに日本に対する挑発行為だから相手が戦争のプロなら自衛隊は遠慮なく機銃掃射で撃沈すればいいのだがそうもできない処が難しいが、海保では遂に11月5日早朝特殊部隊SSTを投入し、大型ヘリコプターから密漁船に機関銃を携帯した数人の黒服隊員が高度な技術で船に降下し銛(もり)や刀で抵抗する船員達をあっという間に薙ぎ倒して鎮圧し縛り上げて全員を基地に連行した、此は海保と官邸だけの極秘情報だが週刊文春がキャッチした^^、此を知った中国政府は13日密かに密漁船に帰港命令を出しドンドン撤収し始めたと先週14日報じられたから、ひょっとしたら10日安倍総理が訪中した折、習近平が始めから終わりまで思い切り仏頂面だったのは安倍さんが小声で「密漁船を拿捕しましたよ」と囁いたのかもね?

「JR東海」って東京から米原だと思って居たら熱海から米原であってもそれは在来線であり、新幹線は東京から新大阪だそうだ。東京駅は「JR東日本」だから新幹線だけ「JR東海」ではややこしいね、「JR東海」の電車を降りたら駅は「JR東日本」もありなんだ、変なの?昔愚息が東京へ仕事で行ったとき「のぞみ」の網棚から自転車が落ちてきて大怪我をしたことがあったが、東京駅で駅員が誰も構ってくれず乗客に助けられて降り、自力で東京医科歯科大学附属病院に辿り着いたんだ(>_<)。そうか、電車は東海でも駅員は東日本やったんだ!駅員が横向いてる筈や!JR6社は何れも歯を剥きあった敵同士だモンな。

その「JR東海」が大阪府摂津市に11万坪以上ある巨大な列車基地を持って居り、摂津市が嘗て国鉄の取水によって基地周辺で大きな地盤沈下を起こしたことがあったので井戸水の取水禁止を協定で締結していたが、今回JR東海は基地の極一部が茨木市に掛かっているのを奇貨として茨木市の土地を掘削して1日750トンも汲み上げて電車のトイレ用に使用しようとして居る。此を知った摂津市がJRを提訴することになったが、地下水の流れは決まって居り、伊吹山脈から淀川の流れに沿って茨木を経由して摂津の方に流れて行くので茨木で取水されたら摂津市の地盤沈下が免れぬことは小学生でも分かる論理だ、JR東海の広報室では掘削地は茨木市だから協定の適用は受けない」と嘯(うそぶ)いているが、これぞ官僚を標榜しているJRお役人の横暴だね、「地方の小都市如きが国に楯突くな」と言ってるんだよね、JR東海は昨年度2000億円もの巨額な利益を出し、株価が17700円と東日本の倍もして居るのは列車の立地条件が良いからだけでなく裏でこんなあくどいことを幾つもして居るんだろうな、いっそ取り水で基地自身が地盤沈下して車輌が動けなくなったら懲りるんだろうが、悪賢い奴等だから地下水の流れまでチャンと計算済みなんだろう。赦せんね(><)。
我が国の国土を支えて居る地下水を汲んで商売のトイレに使ってもタダだなんておかしいよね。使用後の水は再び地下水に戻るからいいんだよ、なんて論理だろうが何処かおかしいよね?誤魔化されているぞ(>
<)。自分の土地の下の水はその人の所有という不文律はあるが、此は家庭用の井戸の話だ。工業用水や温泉には法規制があるが、業務用に使用してもトイレの水だから良いと謂うのは絶対に詭弁だ!地下水は畢竟火山の爆発にまで影響しているから大阪地裁はJR東海の地下水の取水に対して厳然たる処分をして下さい。

先週の仮名付けの答え
お茶を点(た)てる 明かりを点(と)もす ストーブを点(つ)ける

今週の仮名付けの問題
着物の(領) (領)を垂れる 国を(領)める

子育ての無免許運転

バーベナ
写真は春に植えたら咲かなかったバーベナが咲きました。周囲の雑草の開花に勇気づけられて先月咲き出したがとても可愛い花だ、宿根草だから心に懸けてやれば来年も咲いてくれるだろうな^^。

近年何故か子育てができない親が多すぎるようだ、できないどころか夜泣きすると子を叩いたり、泣く子の頭を揺さぶって重傷を負わし警察のご厄介になる罰当たりな事件が新聞に載らない日が珍しい位だ、私はその原因の多くが今の親達が子ども時代に経験しなかった生活環境にあると思う。
我々の子どもの頃は小学校(正確には国民学校だが…)から帰ると家の色々な用をするのが当たり前で、その一つに弟や妹の負んぶをする役割分担があったから嬰児(ややこ)の扱いにも襁褓(おむつ)の取替えや、泣く児をあやすのにも馴れていたし、嬰児が夜ぐっすり眠れるように砂遊びやら虫取りやら木登りで疲れさせるなど懸命の努力を惜しまなかったものだが、隣の小母さんとこの子を頼まれて背中のふたり子守もそれ程苦にならなかったし、弟妹のない友達に一人を押しつけたりして遊び競争のバランスを併せて居た。今にして思うに負荷付きの運動は子ども達にとって絶好の体力増強になったようだ^^。私には11歳も飛び離れた弟が居り学校から帰宅したら直ぐに弟を背中に括り付けられ(当時は宿題などなく時節柄紙がないので試験もなかった^^)寒いときは弟を「ねんねこ」に負ぶって外に放り出されて居たが、そんな子は他に沢山居たから普通だったし、風呂焚きなどの薪を山へ取りに行かされることと比べたら括り付けられた嬰児の一人や二人など自分の躰の一部と思えば何てことはなく、弟には迷惑だったろうが友達と駆けっこもして居たし、ベッタン(メンコ)もできたし全然ラクな用事だったんだ。
余談になるが、瓦斯風呂のないあの時代は焚き木を燃やして週に1回だけ風呂を沸かしていた。風呂も五右衛門風呂と謂う奴で焼け付く鉄板の上に丸い平板を置きそれを両足で踏んで入るので足を外すと鉄板地獄だから大袈裟なようだが命懸けだった(;;)、薪が貴重なのでお湯も踵(かかと)の上くらいしか入ってなくその少ない湯を躰に掛けるのが入浴だったんだ。貴重な薪を買うお金が勿体ないので私は親の言い付けで絶えず薪取りに行かされて居た、行きたくなかったが当時親の命令は絶対であり言いつけに背くとご飯も貰えず表に叩き出されるから服従するしかなかった。その薪取りとは裏山へ枯木を探しに入り、枝を2尺(60cm)位に折って薪(たきぎ)に整え二宮尊徳のような背負い薪を作って持ち帰る作業だが、生木は燃えないため枯木だけ捜すのは容易でなく、道のない山は歩くだけでも下草で膝が擦り剥け、木に登っては棘で手が血だらけになり、枯木と間違って木の枝で寝ている蛇は摑んで愕いて木から落ちたりと他人(ひと)には話したくない可成りの難行だった(;;)。
部屋に籠もってはゲーム機に余念がなく、塾では居眠りして居る今の無気力な子ども達には想像を絶することだが、当時は子どもであっても家事に携わるのは当然の義務であり、子守だけでなくしんどい井戸の水汲みや朝の練炭起こしから擂り鉢作業など目が回るほど仕事を言い付けられる毎日で、10燭(今の懐中電灯くらいの明るさ)の電灯では本も読めないし本もないし、柱にぶつからずにトイレに行ける程度だったから電気代が勿体ないと暗くなると家族全員が寝てしまう習慣だったので朝は鶏と変わらぬほど早起きだった。
処が高度成長下に育った子ども達には子沢山だった頃の私達と異なり、弟妹の世話をさせられた経験が先ずないから、親になっても自分の子の泣く理由が理解できないのだろう。答は簡単で嬰児(ややこ)は泣くのが仕事だし運動なんだ、嬰児を昼間寝かすから夜になって目を覚まして泣くので昼間一緒に転げ廻り、走り廻って泣かしたり笑わしたりして遊んでいたら嬰児は疲れ果てて夜起こしても起きないのは自然の理(ことわり)だろう。だから今の親達は子育てに無免許運転だと神戸大学の広木克行名誉教授は書いて居られる。そうか、子育ての免許は子どものうちに生活環境として身に付けて居れば自然に憶えるんだ^^。そうすれば嬰児が泣いても癇癪を起こすこともないよな、夜泣きは嬰児を昼間感(かま)ってやらなかった報いだもんね。今の堪(こら)え性のない親達には小さい頃にこうした貴重な体験の持ち合わせがないから夜嬰児に泣かれて途方に暮れるんだろうね、子育て免許は本で憶える学科なんかでなく実技だったんだ。兄弟姉妹の居ない子どもも近所の友達を介し其処の赤ちゃんと接しその子と触れながら子育てを憶えることが出来たのだが、何時の間にか近所付き合いなどなくなり更には核家族化し、お祖母ちゃんもお祖父ちゃんも子育て経験者として参加できない変な時代になってしまったが誰がそうさせてしまったんだろうね?悲しいよな。先日五木寛之さんがNHKでいみじくも語って居られた。「子どもは戸外で勝手に遊ばせるのが一番良い、子どもは欲しいと思ったら道端に落ちている糞の傍のものでも拾って食べるが放っとけばよく、雑草のように育てれば逞しい人間になれる、過保護は子どもをダメにする」良い言葉だったね^^。昔の親達は偉かった^^、子育て免許って子ども時代に戸外で嬰児と共に自然に学ぶものなんだ。

先週経営不振で廃業した小豆島バスの元役員達が遣い込んだわけでもないのに補助金詐取で逮捕された。この補助金は一定の運送収入がないと貰えない仕組らしく、役員達は補助金の基準を満たすために広告収入やテナントの家賃収入を運送収入だと偽って報告し補助金を得ていたとか…、常識で考えれば収入が少ないからバスの経営を維持するために貰えるのが補助金なのに路線収入が少ないから補助金が貰えないなんてこの法律は何処の誰が作ったのか随分バカげてるね、村落の過疎化が原因でバスの運行本数と収入の反比例に対し助けて貰うのがこの補助金の正しい理解だと誰も思うよね、どうして少ないといけないんだろうな。役人のすることって分からん (><)。弱い者苛めって言葉があるけどこの法律はまるでその言葉通りだ。
参考までに「生活交通路線維持費補助金」の交付要綱を下記に掲げます。
「路線バス等が住民にとって必要不可欠でありながら、過疎現象等による輸送人員の減少のため地域住民の生活に必要なバス路線の維持が困難となっている現状に鑑み、市町村との適切な役割分担を図りながら、生活交通路線として必要なバス路線等を確保・維持するため、予算の範囲内で補助金を交付することとする。」
至極真っ当なこと言ってるようだけど、何処かに役人の作った嫁いびりの落とし穴が隠されているんだろうな(>
<)。

先週の仮名付けの答え
目を擦(こす)る 罪を擦(なす)り付ける 文字が擦(かす)れる

今週の仮名付けの問題
お茶を(点)てる 明かりを(点)す ストーブを(点)ける

保険金を貰うのは大変だぞ

大根2

僅か1ケ月で畑の大根も随分大きくなりました、もう少しで食べ頃を迎えるが先週うっかりと間引き菜を引く機会を忘れて居たので混み過ぎた、こんなに大きくなったら誰も喜んで貰ってくれないし困ったなあ。

今日は久し振りに日経プロムナードからです、最近は各地で台風被害が多いが、先週ミステリー作家の湊かなえさんが保険金請求について書かれて居た。今回の颱風は大丈夫だったそうだが10年前の台風24号で河川が氾濫し湊さん(淡路在住)の自宅が床下浸水したので、保険会社へ電話したら「床下浸水は対象にならなりません」と門前払いを喰ったそうだ、「高い保険料を払って居るのに…」と保険約款を虫眼鏡で隅から隅まで読んだら74頁に「床上浸水又は地盤面より45cmを超える浸水を被った場合…」と書かれており再度電話したら渋々来てくれて浸水が45cmを超えて居たため保険金を受領することができたそうな^^、保険会社は生保だけでなく損保も騙し商法だったんだね。窓口担当者は上司から「ああ言え、こう言え」と教育されて居るんだろうな、保険料を請求するときは結構五月蠅いのに支払いには消極的で前向きの姿勢が全くないと湊さんは怒って居られた。日本を代表する企業が保険金について隠蔽体質だなんて情けないよな(>_<)。

トシは取りたくないもので、先々月うちのカローラを帰宅時に車庫入れする際縦列の切り戻しに失敗して前部の左と後ろを擦ったので、T海上に報告したら、やってきた調査員は私に「防犯カメラを見せてくれ」と言ったんだ。車庫にあるカメラはダミーだったからその旨伝えたが、何を見たかったのか訝しく思い修理屋のYモータースさんに問うたら、二個所が同時の事故でなく別件なら免責が働いて保険金を払わなくていいからだと言われた。調査員は私がウソを付いていると思ったんだろうね、客の言うことをハナから疑って掛かるなんて保険会社もいじましいよな(;;)此まで無事故で数百万円も保険料を払って居るが、たった12万円の修理代を貰うのにとても不愉快な思いだった(>_<)。然も此から3年間に渉って7万円も保険料が上がるそうな(;;)、Yさんから「小さい傷やから保険使わんとこ…」と言われた意味が漸く理解できたね。

保険と謂えば思い出したが、20年近く前お得意先だったN社の社長(56歳)が立派なご自宅を建てられた際、行きつけのS病院の健康診断書を貰ってK信金の住宅ローンを利用されたが、K信金が契約した保険会社はあの悪名高いX生命だったんだ。そして不運なことにN社長は借り入れてから僅か1年足らずで肝臓癌で亡くなられた(;;)、未だ若かったからガンの進行が早かったんだろう、K信金の担当者が会社へ来て「X生命から保険金が下りないから住宅ローンが凍結になった」と言われ、さては1年内の死亡だから保険金を払わないつもりかと思いK信金とX生命の裁判になるのかな?と思っていたら三月(みつき)程経ってK信金から保険金が下りたと言ってきた^^。オマケにX生命は違約金として100万円信金に支払ったそうだ^^、そういう契約だったんだろうが、三月(みつき)の間に恐らくX生命はS病院へ日参し健康診断書の非を訴え診断のデータの提出を求め、更には弁護士に相談して不払いで勝訴できるか検討して居たんだろうな、執念深いね、でも健康診断当時見付からなかったガンで半年以内になくなる人は決して少なくない、以前にも淡路のお得意先でそんな方が居られた。実際に見付かるのはガンが相当大きくなってからだ、見付からなかったものはなかったも同然なんだよね。保険会社も不払いばかりして居るが、欲を掻いて100万円も損をしたことを知り私は快哉を叫んだことを思いだした^^。50年以上も税理士をして居ると色んなことがあるのに愕くね。でも今になって考えたら、住宅ローンの保険金は契約だから渋々支払ったが、X生命はS病院を相手取って「あの金を返せ」と訴を提起したのかな?そして医師は必ず医療事故の保険に加入しているから裁判に敗けてもそっちから支払えたかも知れない。医療保険もX生命だったら保険金の社内キャッチボールで利益がなくなり弁護士費用だけ損をしたことになり愉快なんだけどな^^。

先週新聞にピアノの買取広告がデカデカと載っていた、第一楽器という会社だったが、読んで居ると怪訝しな表現があった、それは「金額を即座に査定致します」とありそれは良いのだがその後に「引き取り時に金額の変更は致しません ご安心下さい」とイタリックの部分が赤書きされていた、「何よこれ?」と熟々考えるに、どうやらピアノ引き取り業者は常習的に高い値段を提示しては引き取り時に数人でトラックに積み終わってから運送代を払えとか瑕疵を見付けた振りをして大幅に値引きを迫る手口が圧倒的に多いんだろうなと理解した、見積もり時より随分値が廉いと文句を言ったら「今日の日当と車代をどうしてくれる!」とか凄むシナリオなんだろうし、抵抗したら道端にピアノを放置して帰られると難儀だから不承不承ウンと言わされるんだろうな(>_<)。後味が悪いね、怖い業界やね。

拉致調査団が訪朝した。横田早紀江さんは「行って何になるの、止めて!」と思って居られただろうな(;;)、向こうが悪いんだから行かずに来させろよ(>_<)。
当然分かって居たことだが「調査中だ」だけの答を持ち帰る訪朝調査団の心は重い鉛のようだろうね。船賃は我々の税金じゃないのか、政府ももう少ししっかりしろ!

先週の仮名付けの答え
袖が解(ほつ)れる 靴紐を解(ほど)く 心が解(ほぐ)れる

今週の仮名付けの問題
目を(擦)る 罪を(擦)り付ける 文字が(擦)れる

空腹で「寝むれず?」

水引草

今日の花は「みずひき」です。紅白に見える花序がお祝いの水引に似ているから此の名前が付いたのだと思う、15年前うちの女子職員が重いのに土山の自宅から満員電車の中を土ごと1株持参されたが、その後大きな葉っぱが庭中に浸蝕してお邪魔虫となり、駆除しても毎年彼方此方から出てきて今の時期だけ咲く珍しい変わった花だ、傍に咲く夏の名残である露草とのコントラストが鮮やかで美しいね^^。

寝むれない

先日NHKの「クローズアップ現代」を見ていたら愕くべきテロップが流れた。「空腹で眠れず」が「空腹で寝むれず」になっている (><)。意味も文字も送り仮名まで違って居るがNHKの賢者達は誰一人何も思わなかったのかなあ、国谷裕子さんだって気付かぬ筈がないと思ったが…(;;)、就寝する意の「眠る」と横になる意の「寝る」は少しだけ意味が違うし、「寝むる」という字がないことも小学生6年生で教わる。せめて平仮名だったら良かったのに…、この頃はNHKだからと信用できなくなったね、ダメになったのは朝日だけではなかったんだ(;;)。
何時もながら正しい日本語に拘ることばかりを書いてゴメンm(
_)m。一寸しつこかったかな。

京都大学野球部のエース田中英佑選手にプロ野球千葉ロッテから京大選手初のドラフト指名が掛かった^^。兵庫県下屈指の進学校である白陵高校で野球部に入部し夏の甲子園予選でこの学校に開闢以来の初勝利を齎(もたら)したのがこの田中選手であり、9人の部員を集めるのが難しい進学校の環境での快挙だった^^。現役で京大に入学し工学部で勉学の傍ら友人に誘われて野球部に入り、ノーコンだったが149kmのスピードが監督の目に留まり以後監督の指導で多彩な球筋を会得してみるみる上達して立命館を相手に21回無失点に抑え、更には関西学院大学を9奪三振で完封して、京大自身が持つ連敗記録を60で止めたことで彼の人生の転機となりその後成長し続けたんだ、4年間に京大の投手として最多勝の8勝も上げたからプロに目を付けられたんだね^^。何しろ打線の援護など全く期待できなかったから8勝は孤軍奮闘であり半分以上完封だったろうな。彼は投球の勢いで帽子が飛ぶので有名だった^^、文字通り「渾身」だったんだろうね。プロ入りは商社への内定を決めていた彼が下した新たな決意だが果たしてプロで活躍できるだろうか?彼のプロ入りは一般の人から見て軽挙妄動だと思われるだろうが、彼が商社を選んだとしたらプロ野球からの勧奨辞退は生涯悔いの残るものだったに違いないから私は彼の決断が正しかったと思う。
♪人生楽ありゃ苦もあるさ♬ 水戸黄門の唄じゃないが、人生たった一度だし生活安定の単調だけなんて何か虚しいモンね。
白陵高校も今後は文武両道校として飛躍すべく田中選手のピッチングフォームを銅像にして校門前に飾ったらどうだろうね。処でそうなると飛ばした帽子を何処に置くのか難しい、校門に引っ掛けてあったりして…^^。

女性閣僚のうち二人して躓いたが、退めさせる本命は松島法務大臣だったらしく小渕経産相はオマケだった。でも松島さんの団扇事件は微罪なのにキャバ嬢のようなケバケバしい言動が災いし、更に民主党から刑事告発されたことで結果的に裁判所が法務大臣を裁くことになったがそんな馬鹿なことができる訳もなく自民党関係者から見放されての更迭だったが自業自得だったね、元朝日新聞記者であったことも逆風だったよな、顔も朝鮮顔で品がなかったしね。
小渕さんも色々ボロが出ているが、箱入りお嬢さんには何も知らされて居ないことだったと思う、国家老がしっかりと答弁のシナリオを書いてやれば容易に切り抜けられたと思うが、その国家老が疾(やま)しいことをしてたのと違うのかな?

先週犯罪者の多い割りに何故か特権の多い在日コリアンを敵視する右翼団体「在特会(在日特権を許さない市民の会)」の桜井誠会長が「ヘイトスピーチ」の規制を巡って橋下徹大阪市長との面談がNHKニュースで報じられたが面白かったね^^。ガラが悪くて品のないまるでヤクザの喧嘩やったね、お互いの育ちの悪さがよく分かった。喧嘩を売ったのは実は橋下さんだったが、「あんたが言いだしたことやろ」から始まった桜井会長の言葉「一地方の首長如きが巫山戯たことを言うな!」とは喧嘩を買うために予め用意した言葉だったろうね。理は桜井誠にあった。桜井さんは橋下市長が同和出身者だから在日の味方と思ったんだろうな、警備関係者も止めないでどつき合いさせたらよかったよね、桜井会長は肥満型やからきっと橋下さんが勝ったと思うよ^^。でもどついたら傷害罪やし橋下さん困ったのと違うかな?桜井会長の言い分は充分に理解できたが、余りにも次元の低い互いの中傷発言には朝日新聞本社社長室で自刃された彼(か)の右翼の巨頭故野村秋介先生がきっと哭いて居られると思うよ(;;)。でもベンツに乗って生活保護を掠め、税金を払わないで従軍慰安婦の虚言を撒く朝鮮人や韓国人など大嫌いだから、私も「在特会」に入ろうかな?

今日の午後は本年2回目の漢字検定に行こうと思う。遂に足掛け10年目となるが会場の明石明康殿は前回椅子が高くて失敗したから今回はパソコン眼鏡も持参することにした、果たして合格点を確保できるかどうか死力を尽くして頑張ろうと思う、私にとって漢字検定受験は少し宛忍び寄ってくる認知症に対する戦いの宣戦布告なんだ。頑張るぞ!

先週の仮名付けの答え
妻と逸(はぐ)れる 話が逸(そ)れる

今週の仮名付けの問題
袖が(解)れる 靴紐を(解く) 心が(解)れる

円地文子の「女坂」

秋の装い

台風一過、本当の秋がやって来た^^。28度が一遍に19度に下がったから震えたね、うちの小さい庭にも小さい秋が来た。短い秋だから大切にしよう。
大きな颱風だったが被害は予想より遙かに少なく僥倖だった^^。風も思ったより強くなく雨だけで済んでホッとした。でも私鉄は動いているのにJR西日本は気象予報だけで前日早々(はやばや)と運休を宣言して早くに運行を取り止め多くの乗客から顰蹙を買った。未だ台風が来ても居ないのに運休を決めるなんてあんまりだ、切符は払戻が受けられるが、定期券の乗客はどうなるのか?JR駅周辺の商業施設もやむを得ず営業を終了させられたから、他人(ひと)を顧みぬJRの姿勢は停電で車中泊などを恐れた過剰防衛と非難されても仕方がない、やっぱ国鉄の体質は変わらんね、強者の驕りだな(>_<)。

池上彰と謂えば天下の朝日新聞を相手に一歩を引かずに刃向い遂に頭を下げさせ男を上げたNHK出身の著名な経済評論家だ、昔「週刊こどもニュース」のお父さん役で一躍有名になってたよね、あの番組は分かり易いので子どもより大人の方が多く見ていた。小難しいことを謂う経済評論家より遙かに日本経済の仕組みがよく理解できたからだ。今では各紙にコラムを抱えて大忙しだが、この方の文章は自己主張がなく平易でバランス感覚に富んだ処が読み手の魅力だと思う。日経朝刊に連載されている「大岡山通信」では先々週「美しい日本語」と題してロシアのウラジオストクを訪れられたときの出来事を記されて居た。此の街には極東連邦大学があり国際関係学部の日本語科には多くのロシア人が学んで居り、誰もが親の仕事の関係から日本語を学んで居たが、一人の女子学生だけは違っていて、彼女の日本語を学ぶようになった動機が「日本語は音楽のように美しい言葉なので勉強したかった」そうだ、仰天するね(゚ロ゚)、日本人の日本語は漢文の素読などで培われた五七五調の抑揚に富んだ美しいイントネーションから何時とはなく平坦な口語体に変わって他国の言葉に比しとても貧弱で恥ずかしいものになったと私は思って居たから一人のロシア人の少女にこんな風に言われると戸惑ってしまう、「勉強して見てどうでしたか?」の質問の答は「矢張り美しい音楽だと思いました」だったそうだ^^。感性と謂うものは人によって異なるものだろうが、私の喋っている日本語も美しい音楽なんだろうか?確かにロシア人やドイツ人が唾を飛ばしながらガ行ダ行と濁音をがなり立てることを思えば抑揚に乏しい平坦な日本語が美しいと思えるのかなと思ったが、みやざき中央新聞に書かれて居た「虫の鳴き声とか打ち寄せる波や小川の潺(せせらぎ)など自然界の音を聞き分けられるのは日本語固有の特長で他国人には日本語に余程精通しないと此等の擬音語が雑音としか聞こえず帰国子女も日本語に堪能になれば此等の擬声音が雑音でなく雅な響きとして聞こえる」そうだから日本語って本当は美しいのかも知れないね、今も窓の下では蟋蟀がコロコロと囀(さえず)っており私の心を優しくしてくれて居るが、他国人には此が雑音としか聞こえないなんて可哀想だね。

このロシアの少女が日本語に触れて真の美しさを見出したのは「川端文学」であり、それも「伊豆の踊子」でも「雪国」でもなく「山の音」だったのには池上さんも仰天されたとか…(゚ロ゚)、「山の音」は高校のとき読んだが、老いを自覚した実業家が深夜に響く山の音を死の予感として恐れながら尚恋心を燃え滾らす晦渋な作品で我が国の学生でも先ず読み熟せるとは思わない、ましてやロシヤ人の少女において況んやだ、好きな作品に円地文子の「女坂」が登場したのには池上さんも絶句されたそうだ、村上春樹などと違ってこの作品にロシア語訳があると思えないから日本語の新潮文庫でも読まれたのだろうが、「女坂」は孤立無援の生涯を生きた「明治の女」を描いた作品だ、明治政府の高級官僚が妻の心も慮らず妻に探させた稚い少女を愛人として同居し、さらに二人目を、ついには息子の妻とも関係を持ち妻の心をズタズタにするが妻は心の奥に悲しみも恨みも怒りも抑え込みじっと耐える、彼女の心の葛藤は年月の経過と倫理観の隔絶もあり到底現代学生の理解を超えた世界だ、櫺子窓(れんじまど)とか絎台(くけだい)権妻(ごんさい)など聴き馴れぬ言葉が満載だから今の日本人学生でも全く手に負えぬだろうね、それに我が国の学生は円地文子を知っているだろうか?不惑を超えた愚娘も知らなかった(;;)、日本語を音楽として捉え、軈ては円地文学にまで辿り着くなんてこのロシヤ人の少女の教養の深度は物凄い!脱帽だm(_ _)m。ロシア人ってプーチンみたいな陰険で邪悪で腹黒い人達ばかりじゃなかったんだ!

美しい日本語の序でだが、夏目漱石は東京大学(旧制一高)での講義で「I love you」の和訳について学生の質問に答えて「月がとても綺麗ですね」と答えたと謂われる。トンチンカンな訳のようだが私は含蓄に富んだ良い訳だと思う。日本人とアメリカ人の感性の相違で此の言葉を直訳して受け止めるには何時の世も日本人の貧弱な感性では無理があるのではないか。特にあの当時は「I love you」を訳する言葉がなかったし、シャイな日本人は「愛する」は男女間の話言葉として浮き上がるので使ってはいけない言葉の範疇に入れられていたのだと思う。
現在ではどうだろう、矢張り愛すると言う言葉は話し言葉ではなく「僕は君がいっちゃん好きやねん」位が良いのも知れないね、直訳すれば言葉だけ浮き上がってお互いの雰囲気をぎこちなくするに違いない。漱石の言いたかったことは「I love you」の「love」を当時も今も日本語に直訳することにはムリがあり、相手と寄り添っていることへの満ち足りた自分の心の状態を言いたかったのではないかと思う。私なら「ずっと一緒に居って欲しいなあ」と訳したいと思う。「愛」と謂う言葉を使って似合うのは宝塚歌劇団の舞台位じゃないのかな?
真の愛は見返りを求めないものだと謂われ、一方では「愛は真心、恋は下心」と言う言葉があるが、「心」の位置が字の中心か字の下かを捩(もじ)ったもので面白い比喩だ。愛は恋ではなく純粋なんだね、それなら恋はセックス目的なのか?

小渕優子経済産業相に進退論が巻き起こっている、お父さんの急死から何も分からぬ儘、後継者となって14年、お嬢さん育ちだからお金のことなんか自分の議員報酬だって知らぬだろうな、まして講演会の観劇会費なんて自身はゲストのつもりで居たに違いない、多くの会員が12000円の会費を払ったと言っているから全てはこのお嬢さんを操り人形にして先代から事務所に棲みついて古狐達が懐を肥やそうと優子さんをタレント扱いし彼女は蚊帳の外なんだろうね。優子さんはまるで枕芸者をさせられるAKBだね。可哀想…(;;)

阪神が久し振り9年目の日本シリーズだ!他チームでなく巨人をやっつけたのが痛快だったね、甲子園でなかったのが残念だったが、巨人の本拠地東京ドームだったから巨人ファンに一泡も二泡も吹かせ逆に良かったのかも知れないね、快感だったなあ^^。

先週の仮名付けの答え
愕いて目を)瞬(しばたた)く 瞬(またた)く間に通り過ぎた

今週の仮名付けの問題
妻と(逸)れる 話が(逸)れる

才能は自分で捜そうよ

ビンカ

日差しも弱まり本当の秋が近づいて来た。今では体感できる秋はごく僅かしかないからしっかり享受しよう。先週早朝の散歩時に花博士の小母さんの家の前でばったり会い「持つとる?」「ううん」「持って帰り」これだけのヒソヒソ話を耳元で囁かれ写真のビンカ(日日草)の鉢を頂戴した。ヒソヒソ話になるには理由があって、何でも隣のお宅が深夜商売の方で朝6時は就寝直後なので五月蠅いと文句が出るので声が立てられないそうな(;;)。寝入り端は熟睡だから少々の音では聞こえない筈やけどね、隣に気兼ねして道端の立ち話もできぬなど情けない時代になったよな。昔は何処も4時前に鶏が起床を告げて居たが誰も文句を言わなかったぞ。

何時ものみやざき中央新聞からだが、文科省の調査では昨年度不登校の小中学生は12万人に上ることが分かったとか…(;;)、原因は子どもにあるのではなく今の子どもに適応した教育環境が失われて居る学校のせいだそうだ、私のようなド素人でも今の教育が余りにも画一化され子ども達それぞれの個性を無視したものであることはよく分かる。運動会で1等賞の旗がなくクラス別リレーや騎馬戦など昔は運動会の花形だったが今は見掛けない、怪我をさせないためとか足の遅い子を差別しないのが理由だそうだが、普段運動が大好きで勉強は苦手な子も沢山居てその子達が唯一晴れ姿を見せる筈の運動会が1等賞の旗も貰えずに試験の成績の良い子どもだけもて囃される教育環境には全く納得行かないな(>_<)。

人間は皆それぞれ異なった能力を有しているが一部の平均的な能力を持った子ども達だけが今の学校教育に順応していると認められセンター試験を通過して社会のレールに乗り、他の者はスポイルされて放置される。従って全てに60点以上のコピー人間ばかりできて個性的な職人や一芸に秀でた名人が育たなくなってしまったんだね。
昔「異邦人」を書いたアルベール・カミユと謂う仏の哲学者が「超脱」なんて言葉を使って一般的な範疇を超えた能力の持主のことを言ったが、今の教育環境では「超脱」した能力の持主を評価できずにバカと呼ぶ(;;)、みやざき中央新聞に拠ればイギリスの教育アドバイザーのR氏は言ったそうだ「人間は石油などの天然資源を求めてきたが、一番発掘せねばならぬ人的資源の発掘を忘れ殆どの人が自分の才能に気付かぬ儘に一生を終える」此って教育の為すべき一番の役割だよね、R氏の講演からだが、或る少女は小さいときから落ちつきがなく教室で座って居られなくて動き回るので病気だと問題児扱いされていたが、或る医師が母親からそれを聴き、彼女を音楽の流れる部屋に置いて外に出てそっと覗くと少女は音楽に合わせて躰を動かしていた、医師は母親に言った、「彼女は病気でなくダンサーです」、この医者に巡り逢わなければ彼女は「Gダンスカンパニー」を主催することもなかったし「オペラ座の怪人」の振り付けを担当し世界中の人々に感動を与えることもなくタダのバカとして生涯を送ることになったのだ、今の教育って怖ろしいね、身の毛が弥立(よだ)つよね。今の教育に期待できないのなら、皆さんは自分で自分や自分の子ども達の「能力探し」をして見ませんか?
「何の才能もない」のではなく「未だ見付かっていないだけ」ではないかしら?他の人と変わった処を今の教育は指弾するけど本当はその少し変わったトコがその人の優れた能力ではなかろうか。学校の教師や親になど頼らないで自分に隠された才能を自分自身で見付けるのも悪くない。私ごとで恐縮だが私は囲碁を「アタリのポン抜き」から独学で憶えた。不思議がられるが碁は相手がなくても碁盤と碁石があれば棋譜や書籍を見ながら一人で何時間でも過ごせる。私には友人が居ないから何時も独りで碁盤の前に居た。大学1年生の夏休みは家で日中(ひなか)囲碁大辞典を並べて定石を憶え、夕方から碁会所に通って7級から初段(今の5段位)になった^^。全国大会では勝てなかったけどそれは私の能力の限界だったから仕方がない。でも小さい大学だったが学校で一番強くなれたことや近畿地区代表選手に選ばれたことなどが私の生涯の矜持となり、税理士試験でも仕事でも自分の力を存分に信じて臨めることができたから囲碁を嗜(たしな)んだことは正解だったと思っている。然し私の棋力の発見が生まれつき丸みのない角だらけの性格で友人が誰一人できない狷介な性格に起因して居たのは皮肉だった、何が幸いするか分からないね。学校の先生にはずっと嫌われてきたモンな…(;;)。皆様も自分で自分の能力探しをされたら如何ですか?

13年前特許を巡って日亜化学との確執から8億円訴訟を起して敗れ世間の話題となった中村修二氏が怒りの中村から笑顔の中村となったノーベル賞だった^^、円安の時期だし良かったね。過去日本人の授賞者は数え切れないので、お隣の韓国や中国がとても僻んでいるが、もともと頭の作りが違うから仕方がないよね^^、でもそれなら何故日本人は囲碁で彼等に勝てないのかな?
パキスタン17歳の少女マララさんがノーベル賞とは委員会も偉かった^^、旧套墨守の我が国など考えも及ばぬことだ。僅か11歳で女子教育の必要を訴え、タリバンに撃たれ重傷を負ったが奇跡的に恢復した彼女の国連でのスピーチは誰もが理解できる素晴らしい英語だったね、あのスピーチが世界を揺さ振ったんだ。スピーチ最後の一言「Education fast(早く教育を)」は途上国の人達に希望と勇気を与える印象深い言葉だったね。

先週の仮名付けの答え
決して疾(や)ましいことはない 彼は疾(と)っくに逝った

今週の仮名付けの問題
愕いて目を(瞬く) (瞬く)間に通り過ぎた

子ウシの入学式

大根の発芽
先月播いた大根がスクスクと生長している、そろそろ混み合ってくるので間引いて食材にしようと思って居る、大根の葉っぱはビタミンCなどが豊富で根なんかより圧倒的に栄養豊富だ、でもスーパーで買った大根の葉っぱの方は農薬たっぷりだし食べない方がいいよね。

「昔は運送手段として馬車が多く用いられていたので街は道の真ん中に馬糞がボタボタで大変だった。馬は場所を選ばないから、むき出しの馬糞だよ、物凄い迫力だった、今だったら飼い主の責任問題だよ」なんて小説の一節に書かれて居るのを読んでとても腹立たしかった。此を書いた人は昭和の半ば生まれの人だと思ったが、きっと都会の人で馬糞の行方など考えたこともないのだろう。私は一瞬「勿体ないな」との思いが脳裏を過(よ)ぎった。
5年生の頃姫路郊外の借家に住まって終戦直後の食糧難で50坪の畑の管理を父から私が任されて居た。隣接した草原を毎日少し宛畑に開墾し畝作りまで半年掛かって遣り終えたのだ、ホームセンターなどない時代だし、あっても肥料など買えるお金がある訳もなく一家4人分自宅の糞尿と飼っている4羽の鶏の敷床草と鶏糞だけでは到底畑の肥料には足りず、父の助言で放課後バケツを荷台に括り付け自転車の三角乗りで46部隊練兵場横の大通りまで行き、通り過ぎる馬車を根気よく追跡し脱糞チャンスを待った。踏まれてぺちゃんこになって居るけど通り去った馬車の落とし物にも遭遇するから1里(4キロ)位走っていると大体バケツは一杯になるが、私と同じ目的の奴も少なくなく必死だったね。馬糞はべちゃべちゃの牛糞と違ってホカホカした草団子のようで手摑みしても余り手が汚れず、草食動物のため少しも臭くなく軽いので殆ど苦にならなかった。
馬と言えば牛だ、父の実家はお百姓で納屋や牛小屋の壁が牛糞と土と混ぜられてできて居た。牛糞は馬糞と違って人間の下痢便のようで触り難いものだったが乾燥するのが早く繊維質ばかりだから堅く締まるため接着剤の効果もあり分厚い納屋の壁土には適して居たらしい^^。そうそう実家の牛小屋には鶏の一家も同居していた、牛はとても温和しく鶏を踏んだりせず鶏も牛に纏わって挙げ句は尻尾で叩き落とされたアブなんかを頂戴し牛のベッドである藁の中に棲んで居る虫などを丹念に食べて牛の睡眠の手助けをし、とても仲が良かった。昔は人間も動物も助け合って生きて居たんだね^^。牛も馬も鶏も昔は人間の家族だったんだ。今の人達には全く考えられないことだろうな。
先日のみやざき中央新聞の巻頭記事は「あの頃の生き方を忘れないで…」だったがとても感動したよ、40年ほど前のことだったが、新潟県の僻村で小学校の入学生が3人しか居なかったので校長先生が子ども達に申し訳ないと駆けずり回り、入学生として子ウシを3頭集めてきたそうだ^^。子ども達への約束は体重が400kgになったら家畜市場に出荷することだった、その後の悲しいことも子ども達にしっかり伝えたそうだ。子ども達は毎日子ウシを散歩に連れ出し日曜日も寝床の掃除や餌やりに登校し、その代わり子ウシも運動会等の学校行事に必ず参加した、一人だけ居た女の子は牛の尻尾を持って散歩するのが習慣だった、牛は尻尾を触られるのを嫌うが、この少女だけには例外だったようだ^^。この少女は軈(やが)て一念発起し、僻村の子どもには可成り難しいことだったが必死で勉強して国立大学の獣医学科に進み獣医師になった^^。20年前の中越大地震の時は置き去りにされた牛たちを救出に行くボランティアとしてヘリの中だったそうで、彼女のことは「夢は牛のお医者さん」として今年映画化され全国放映されたんだ^^。同級生の牛を育て見届けただけでなく牛の成長を生涯の仕事と定めたこの女性高橋知美さんは偉かったな、だけど本当に偉かったのは子ウシを同級生にすることを思い付いた校長先生だったね、世の中の色んな不条理に人間が関わって居ることを教えて呉れるこんな柔軟な心を持った校長先生が今も居て呉れたら、子ども達は自らの意思で自由に進路を求めて羽撃(はばた)たけたて仕合わせなんだがなあ^^。昔は良かったね。

親子と謂うものは生まれてから死ぬまで慈しみあって生きて行くのが儒教の教えだが、何故か昨今親子の断絶が少なくない、先日の毎日新聞万能川柳に載せられた「本当の息子にだって振り込まぬ」と、もう一句「取りあった母、年老いて譲り合う」は核家族化した昨今の刺々(とげとげ)しい世相を詠んだ切ない投句であり、親子間に横たわった見えない硲(はざま)には深く考えさせられた。前者の振り込め詐欺に絡めた親子間の懸絶は面倒を見ようとせぬ子等への痛烈な皮肉だが、後者は我々年寄りにはとても悲しい句だ。幼い頃可愛がって貰った両親への郷愁も年月と共に冷めて今やお荷物だなんて生活環境次第で人間って勝手だね(>_<)、全ては経済的なゆとりができた反面、人々の心が貧しくなり育てて貰った親と寄り添って生きて行く忍耐が失われたせいだろうな。「勝手に生んだくせに」なんて良く聞くセリフだ、悲しいね。

昔小学校で死火山、休火山、活火山の別をしっかり習ったが確か富士山は休火山で御嶽山は死火山だった。その死火山である御嶽山が噴火して、日頃怠惰を貪り、勲章のことばかり気にしている学者達を狼狽えさせたのが35年前であり、よって今では過去1万年以内に噴火した山は全て活火山となるそうだ(;;)。紅葉の盛期に多くの登山者を地獄の業火に巻き込んだ今回の噴火は、不必要なダムなど国交省と土建業者が結託して自然破壊を進めて居るのを傍観し、滅び行く自然や里山を忘れようとして居る我々に対する自然界からの訴えではなかろうか。

合格率が5%を切る気象予報士試験に過去最年少15歳の少女が合格したと昨日の夕刊が報じた、男子は此までに12歳が最年少合格者だそうだが、予報士の試験には大学一般教養の科目がある筈だが合格者の平均年齢が36歳だそうだから12歳や15歳とは凄いね、15歳の少女はあの全国一の女子校桜蔭高校生だそうできっと東大医学部現役入学予定組なんだろうね。気象予報士は文字通り気象を予想する仕事だが、何故かどのチャンネルを見ても彼等は全く同じことしか言わないが只のアナウンサーなら資格は不要じゃないのかな?一人くらい「気象庁は晴れだと言って居ますが、私は雨だと思います」なんて独自の意見を吐露する反骨の予報士に巡り逢いたいけどダメかな。

先週の仮名付けの答え
畳の縁(へり) 縁(えにし)の糸

今週の仮名付けの問題
決して(疾しい)ことはない 彼は(疾っく)に逝った

帝国ホテルへ無料招待

甲子園球場

愈々9月も終わりを迎えた。そして今年も阪神タイガースはファンに期待されながら優勝できなかった、暑さは別にして長い夏も漸く終わりそうだね。処で甲子園にある武庫川女子大学の学生達がタブロイド紙「むこじょっこ.スポーツ」を発行し阪神電車の各駅で無料配布していると新聞に掲載された…^^、紙面中「甲子園に行こう」では「むこじょ」の学生200人が選んだ阪神タイガースの選手ランキングの「恋人にしたい」、「お父さんにしたい」トップスリーが発表され前者が藤波晋太郎で後者が新井良太だったそうだ、でも両部門共に二位は鳥谷敬選手だったから実質の一番人気は鳥谷だったろうね。
新開地のお得意先からヤクルト戦の指定席券を2枚頂いて居たので先日女子校ソフトボール部のホープである髙一の孫が観戦に友人と勇んで出掛けた、そのときにこのタイガース新聞を貰ってくるよう頼んだが無料のためか品切れでダメだった(;;)。お金を取ると何かと五月蠅い規則があって難しいのだろけど例え100円でもお金を取らないとあかんよね、タダだと有り難みがないからちゃんと読んで貰えず捨てられるモンね。尚、写真は孫が特別指定席から撮った甲子園球場です。「ええ席やったあ^^」と孫の声が弾んで居た^^。

近畿税理士会から先日封書が届いた、最近税理士証票の携帯などヤケに会則が五月蠅いから、又規則の追加でもあったのかと封を切ると、来月2日近畿税理士会発足50周年を記念して50年間会員であった者に対し、大阪帝国ホテルに招待され賞状を交付した上に無料で晩餐会が催されることになったとの招待状だった^^。確か今年の確定申告が税理士になって51回目と記憶しているから、私は近畿税理士会が誕生する以前から税理士をして居ることに気付いた。帝国ホテルなど生まれてから行ったことがないし、服装もモーニングはお得意先のお仲人を務めて以来だからカビが生えているだろうし、ぞろぞろと連なる役員の格式張って中身の乏しい挨拶や関係官庁からの祝辞など聞きたくもないし、フルコースのご馳走などは肩が凝り、素うどんとカレーライスを最高のご馳走と心得ている私の最も苦手とする処なので欠席することにしたが、税理士会も50周年にもなる大きな行事だったら招待者は夫婦同伴にすべきでないのかな、老妻なら喜んで同伴し私の分も食べてくれると思うんだが…^^。考えて見たら50年間に500万円以上会費を払っているから、少しでもモトを取り返すチャンスだったがそんなセコいことは言うまいぞ。然し50年もよくこの仕事が無事続けられたものだと考えると感慨が胸に迫る。
思えば大阪国税局査察部からお得意先の脱税幇助の疑いで多数の査察官に捜索令状を持って多勢押し掛けられたこともあったし、又お得意先の社長が車の中で排ガス自殺をして債権者から隠し財産の在処を知って居る筈だと大勢で迫られたこともあった、お得意先との関係が余りにも親密だったことを疑われたものだったのだろう(;;)。人生バラ色ばかりでなく鉛色の時代も多かったなあ。

推理作家白河三兎の講談社文庫を読んでいたら作品の中に胡散臭い意で「如何(いかが)わしい」と書いてあったから、此の人作家なのに何故こんな幼稚な当て字を使うのか文字に携わる人間なのにどうして?とその非常識さに呆れたが念のため辞書を引いたら此の熟語は正しかったんだ(゚ロ゚)、非常識だったのは私の方だった(;;)、易しい常用漢字だが、漢検のテストにこんな書き取りを出されたらお手上げだったな、でも漢検辞典には「如」の付く熟語として「如何わしい」はなかったから出題されないかも知れないね?エイトクでも変換できないからどうもこの熟語はどうも語源の由来がいかがわしいと思う。

来月発表されるノーベル文学賞は村上春樹で粗(ほぼ)決まりだそうだ^^。世界中で翻訳されて読まれているせいだろうが、彼の作品は平易で読み易そうであり乍ら登場する人物の性格が意外に晦渋なので私にはどうしても読みこなす力がない、でも翻訳者にはちゃんと理解できて居るのだろうし外国人の読者もそうなんだろうね、私独りバカみたいで悔しいな(;;)。

先週の日経夕刊「こころの玉手箱」はユーミンだった。私達と少し世代が違うが「バンバン」に提供した反戦フォーク「いちご白書をもう一度」は、所謂四畳半フォークと謂われ生活感が手垢に染まった「神田川」などと違って、60年安保を見知っている我々に勇気を与えて呉れたことが今も心に残っている。彼女が結婚して荒井由実から松任谷由美に変わったとき多くの人から名前が勿体ないと反対されたが、彼女にとって夫は他人(ひと)に言われるように髪結いの亭主なんかでなく彼女になくてはならない芸の師匠であり、仕事に於いても此までずっと二人三脚で頑張って来れたことを「こころの玉手箱」で縷々と告白された。自分の収入が多いからとの理由で亭主を小馬鹿にする女が多い中で、ユーミンって偉いね^^。

長田名倉小学校1年生の少女美玲ちゃんが無惨な遺体で見付かったのは本当に痛ましい事件だった。我々国民の生活が平和になってから変質者が多くなったのは何故だろうね、「衣食足りて礼節を知る」なんて格言はウソだったのかな?
名倉小学校は今日予定された運動会を取り止めたが、美玲ちゃんのお母さんからの涙の訴えで急遽撤回し、来月4日に開くことに決めたそうだ、恐らく学校側が美玲ちゃんの両親の心情を勝手に慮(おもんぱか)った単細胞な判断だったと思うがそれは大きな間違いで、美玲ちゃんのお母さんにしてみれば運動会を止められることはきっと指折り数えて楽しみにして居た児童やその家族から向けられるであろう怨憎の眼差しに耐えられなかったに相違ない、そんなことも分からぬノー天気な教育委員会には唯々呆れるね。運動会開催に際して先生と生徒に父兄全員が美玲ちゃんに黙祷を捧げ彼女の冥福を祈れば良かったのではないのか(>_<)。

先週の仮名付けの答え
仕事を中途で止(や)める 読み止(さ)しの文庫本

今週の仮名付けの問題
畳の(縁) (縁)の糸