漢字・漢検」カテゴリーアーカイブ

質問を無視する総理

 

熱海や東北地方が豪雨災害だと謂うのに神戸は雨が降らなくなってからもう何日になるのか思い出せぬほどです(;;)。庭やプランターへの水遣りに汗をかく毎日が幾日続いたことでしょう。8月を迎えて毎夕庭への水遣りによって花々より猛々しく雑草が深く生い茂り三角バッタも沢山生まれてピョンピョンと飛び交っています。今日は蔓延った雑草の中で負けずに健気に咲いているマリーゴールドヒルガオを御覧頂きましょう^^。

コロナ禍でもあるし然程興味にない東京オリンピックでありましたが、先週火曜日決勝戦での13年振り二度目の五輪種目に復活したソフトボールにて39歳上野由岐子が先発力投し、強敵アメリカを2-0で破っての金メダルは将に圧巻でしたね^^、此の日ばかりは試合開始から終了までの2時間余、唯々胸を躍らせラジオに耳を澄ませて聽いて居ました^^。13年前に実施された北京五輪当時と少しも変わらぬ上野投手の豪腕は人間業と思えぬほど凄くて、メチャラッキーなダブルプレーまで生み出しましたから私には彼女に国民栄誉賞が与えられるべきだと感じましたが、団体競技のためそれも叶わぬことを悔しく思いました。途中勝利を確信してから20歳の若手投手に次回28年開催のロサンゼルス五輪にて「ポスト上野」の候補としてマウンド経験を与えた余裕も素晴らしく、次の世代への深い慮りにも大いに感動したものです。

自身の支持率が極端に低下したことを気に病んだからに違いありませんが、菅総理も国民の目線が気になったらしくて、原爆の黒い雨の降った地域を拡大する訴訟に対し国が上告しない方針を表明しました(^^)。此の問題は通常の被害損害金を求めたアスベストなどの事件と異なり単に原爆手帳の交付を求めたものであり、「生活保護家庭」と同様手帳を交付されることによって医療機関での治療が全額国費で賄われ自己負担分が免ぜられあらゆる疾病の治療が受けることができますから、重篤な病に罹る者ほど恩恵が大きく、健康な人には何も恩恵がない不思議な救済方法ですから国も長い間も渋って居ないでもっと早くに決断すべきでしたが、医療費の削減を目指す厚労省が理不尽にもずっと反対を唱えていたものです。現場も知らないで黒い雨の降った地域を特定した気象庁が悪いのですが、実情は黒い雨の降った地域を縮少するよう気象庁に圧力を掛けた政府が一番悪玉でありました。気象庁だって政府に逆らえば自分たちの地位がどうなるか良く分かっているので不本意な地域特定だったと思いますが全ては我が国の省庁がお金を出し渋り原爆被害国民への思い遣りが欠けていた横暴が原因でありました。

オリンピックの開催は必然的にコロナ禍の拡大に繋がり東京だけでなく全国で連日感染者数を更新し、遂に昨日は東京で4000人超全国で12000人を超す感染者を記録し、右肩上がりの傾向が顕著ですが、全ては総理の誤った判断が齎した結果でありこれからお盆にかけて加速度的に増加するものと思われ、20歳代に発病者が多いのは罹ってもすぐに癒えることが周知されたからですが、己の家族や知人にコロナ菌を移して死人を出す危険に気付かないのは真に愚かです。今後どうなることか空恐ろしい毎日ですが、オリンピック酣(たけなわ)の東京ではお馴染みの光景となった「路上飲み」をするグループがあちこちに屯し、歌舞伎町に面した広場では100人を超える連中が常時屯し、なかには奇声をあげながら缶チューハイを一気飲みしたり、霧吹きのように口から酒を噴き出したりして馬鹿笑いしているグループまで居るのは、疲弊に喘いでいる医療機関や医療スタッフを冒涜する行為であり、無策な総理は期待できず都は傍観に徹せずに自ら条例を作って此等の不埒な奴等を検挙し、厳しい刑罰に処すべきではないでしょうか?

総理が国民はTVでオリンピックを楽しんで…など言っておきながら金曜日夜七時誰もがなでしこ日本のサッカーなど楽しんでいる中を無粋にも突如臨時ニュースとして総理が割り込み、コロナ禍対策を発表しましたが目新しいことは何も言わず、而も「時短を無視して営業している飲食業の制裁をどうするか…」など予め伝えられて居る筈である報道関係者の質問の回答を無視したのは、卑怯であり何のための記者会見だったでしょうか💢。記者団から抗議の声に対しあの無礼な女性秘書官が「重ねての質問はお控え下さい」とピシャリと抑えて強引に次の質問に移行するなど総理への点数稼ぎに懸命であり、聽いて居て全く不愉快でした。

それにしてもオリンピック女子サッカー代表「なでしこジャパン」は、第二の澤穂希や川澄奈穂美が育って居らずメチャメチャ弱かったね。高倉監督はオロオロするばかりで無策に終始しましたから敗れて当然でしょう、監督を即刻更迭せよ!

先週の読めそうで読めない字     後朝(きぬぎぬ)の別れ

今週の読めそうで読めない字     (心悲しい)物語

 

五年掛けて這い上がった!

台風でもない低気圧が去った後、各地には土石流や洪水などによる大きな傷跡が残されましたが、これから毎年梅雨時に大雨災害への注意喚起が怠れない時代となったようです。全てはCO2による地球温度の上昇に起因しますから2050年を待たずに我々はCO2撲滅に多大の努力を尽くさねばならぬと思います。

暑い夏が到来して蝉の姦しい毎日ですが奥庭の片隅では今年も風蘭が花を付けて居ます。昨秋まで事務所玄関の片隅でこっそりと咲いていた4号鉢から日陰の露地に下したもので、そのせいか心持ち花の数が多くなったようです^^。

 

まん延防止等重点措置」この言葉は昨年来新聞紙上やTVで幾度出てきたことか?恐らく使用頻度がベストスリーを下がらない熟語と思います。「まん延」と平仮名表記されたのは恐らく「蔓延(はびこ)る」意の「蔓」が常用漢字に入ってないため平仮名表記にされたのでしょうがマスメディアもこの好機を捉えて漢字にルビを振って「蔓延」の熟語を国民に周知させるべきだったと私は思いました。安倍総理への「忖度」の「忖」は常用漢字ではありませんが、画数が少なかったためかマスメディアで用いられ、誰もが知り、且つ書けるようになったのは目新しい処ですが、6画が書けて14画が書けない筈もなく、覚えるのはその熟語の画数の多少ではなくその字の露出度に比例すると私は思います。それが証拠に機会の「機」は16画あり、「鑑賞」の鑑は23画もありながら、常用漢字のためちゃんと用いられて居ますから、常用漢字でないことを理由に平仮名表記する悪弊は早く排除されねばならないと考えます。何時も呟いていて居ることですが、戦後GHQに媚びたエセ国語学者達によって国語審議委員会が作られ、それまでの素晴らしい日本語が無惨にもズタズタにされたことを皆様は良くご存知だと思います。廳が「庁」に體が「体」に竝が「並」にされるなど旧字体の本来の意がごっそりと失われたことは真に嘆かわしいことです。戦後新聞の活字が常用漢字に統一されましたが、戦前の新聞には漢字表記で全てルビが振ってありましから子供の私でも難解な字でも読むことができて、8歳で祖父宅の蔵書から菊池寛の名作「受難華」など意味もわからぬ恋愛小説でしたが漢字を覚えたい一心で一所懸命読んで居ました^^。

思えば今を去る5年前女子ゴルフ全日本オープン最終日の18番で眼の前の17歳のアマチュア畑岡奈紗に4mのバーディーパットを決められて初優勝を逸した20歳の堀琴音がプロの矜持から溢れる涙を指でそっと拭ったシーンをTVカメラに捉えられたのが今も私の記憶に鮮明です。それは私が彼女のファンになった瞬間でした。その彼女がその後調子を崩してシード権まで落としてTVからも遠くなって3年目、先週の北海道で冷たい雨が降る中を6600ヤードとツアー最長の桂ゴルフ場で行われたニッポンハム・レディスクラシックにて最終日トップに追い付きプレーオフを制してプロ入り8年目にして初優勝し思わず溢れ出る涙を拭いました^^。5年前の悔しさを吹っ飛ばす涙でした。彼女は未だ25歳であり、怪力無双の大女が闊歩する女子プロゴルフ界の中で数少ない屈指のキュートな美形ですから、きっと多くのファンが戻ってくることでしょう。良かった、良かった^^。

 

北海道に続いて福島県もオリンピック会場を無観客にすると発表しました。何れも地元住民が観客たちによって会場周辺で起こるであろう「三密」を防ぐためと思います。然し私は入場者に大会関係者数に制限の決まりがないことに疑惑を覚えます。大会関係者は入出場時にバッチか身分証かを提示することになると思いますが、どんな関係なのかTVの聴衆には全く分かりません。私は大会関係者の身分証にはスポンサーの招待客に割当てられる「別枠入場」の仕組みに注目しています。スポンサーのVIP取引先の方に身分証が与えられて彼らが大会関係者として観戦するに違いないでしょう。篦棒な値段で横流しがあると思います💢。因みにトヨタは五輪の契約金額を一部では2000億円とも報じられていますから実に年間200億円です。きっと大会関係者身分証も数千枚以上与えられると思います。トヨタは優良顧客に身分証を贈呈し、顧客はそれを知人に高額で転売することだってあるのではないでしょうか。

 

バカ殿は志村けんではなくて西村経済再生相でしたね。酒類店の銀行貸し剥がし案を国税庁に持ち込んだことは天下の大バカ殿麻生財務相までも甚く驚かせたが、平井IT大臣といい総理がバカだと下々も全部バカになるんだね!

 

菅総理は国民に理由なき楽観論を説いて、東京都コロナ感染者激増の中を遂に今週オリンピック開催を強行します、尾身会長の孤軍奮闘の努力も叶わずに蹴散らされたことを受けて遂に総理の支持率は29.3%に低下しました。国民の命を第一に考えるのが総理と言うもんじゃないの?こんな頭空っぽの総理を持って日本人は悲しいね💢。

 

先週の読めそうで読めない字      山間(やまあい)の街

今週の読めそうで読めない字      彼女は(倹しい)生活をしている

護りたい方言

今年も猛暑の7月を迎えて自宅前プランターでピンクのハブランサスが先週月曜日に申し合わせたように咲き出しました^^。昨年よりきっちり1週間遅れの開花であり、気温より湿度の影響が多いためと思って居ます。生憎火曜日夜無情の雨で短い花の命を閉じましたが、此れも彼女達の運命(さだめ)だったのでしょう(;;)。

 

先週有吉佐和子さん往年の名著「紀の川」「日高川」に並ぶ三部作「有田川」を読んでいたら、此の川の流域では相手の言葉に承諾する場合、通常「はい」とか「うん」と言うのを「いん」と言って居ました^^。何処かで聞いたことがあるとずっと考えて居たのですが、大昔、大阪八尾でセールスをしていた折、富田林まで自転車で遠出することがあり、そのとき富田林の地元の人が話し相手に対し「いん」と言って首を振っていたのを思い出しました^^。富田林の南は河内長野でありその向こうはもう和歌山県ですから富田林で使われていた「いん」は和歌山から伝わってきた言葉なんだな?と察したのです。「いん」は「うん」より肯定度が高く聞こえて、とても良い言葉だと思いました。日本語も何時とはなくTVやラジオの標準語に感化されて少し宛無機質となり、野趣溢れた美しい方言が少し宛滅びつつある昨今です。郷愁に浸された方言が未だ我々の周囲に無数に残されて居ますから、私達は美しい方言を曾々孫の世代まで大切に護って行きたいなとつくづく感じました。

 

静岡県熱海市で今月3日に起きた土石流により多くの方が亡くなり、依然として安否不明者の消息が不明です。生存率が著しく下がるとされる「発生72時間」があっという間に過ぎ去ってしまいました。今回の土石流に対する官邸の対応に世間から疑問の声が上がっています。首相官邸で大雨に関する関係閣僚会議が開かれたのは、3日の夕方5時、熱海市で大規模な土石流が発生した午前10時半から7時間弱が経過していました。元防災教育研究センター長の濱口和久氏は、初動における時間の経過を「中央の司令塔としては遅すぎます。災害発生直後、現場の映像はテレビやSNSでも流れており、誰もが見ていました。何故官邸がこの事故を画像で目の当たりにしながら何故無視したのか全く不可解です」災害が発生した3日の首相動静(朝日新聞7月4日)によると、午後1時40分に菅首相は棚橋泰文防災担当相と沖田芳樹内閣危機管理監と会合し、その後2時52分に杉山産婦人科の杉山力一理事長と会談、そして3時28分に和泉洋人首相補佐官、吉田学新型コロナウイルス感染症対策推進室長、樽見英樹厚生労働事務次官と会談するなどして事故をまるで知らなかった如くに公務を続けましたが、国民の命第一の基本を忘れた総理の行動は大いに批判されるべきではないでしょうか?

 

熱海市の土石流災害について 有識者はこう指摘します。「防災担当や危機管理監と会った時に指示を出して、現場で上手くやってくれというような判断をしたのかもしれませんが、あれだけ発生状況の生々しい映像が出てくれば、相当多くの犠牲者が出ているかも知れないということは想像できるし、二次災害が発生する可能性だって容易に想像できる筈ですが、司令塔として速やかに関係閣僚会議を開き、政府としてどういう方針を取るのか、そして問題意識の共有などが、もっと早い段階でなされるべきだったと思います。菅首相は土砂災害より都議選のことで頭が一杯だったんでしょうね、国民の命より党の得票に関心を寄せる総理なんてもう厭やね(;;)。

 

熱海市の土石流災害について盛り土業者の法令違反が発覚すると思います。これから究明されることになるでしょうが、事故が起こらないと手が打てない行政の曖昧さに呆れます。盛り土の水捌け処理を怠った業者も悪いけど人命を守る処置を取らずに不法な盛り土の申請を鵜呑みにし、工事完了後水捌けの実地調査も蔑ろにしてきた静岡県や熱海市は大いに咎められるべきではないでしょうか。亡くなった尊い命は永遠に帰らず、各自治体は今回の教訓を深く重く心に受け止めて頂きたいと思います。

 

熱海の土砂災害後も日本中が梅雨前線に覆われて各地に大雨を齎(もたら)しましたが、水曜日夜8時前のNHKで気象担当の女性アナが「今夜から鳥取県にバケツをひっくり返したような大雨が降るのでご注意ください、」と視聴者の耳を峙(そばだ)たせる比喩的な表現を用いられたのでアット驚きました(@@)。此れまで文字で読むことはあってもラジオの天気予報では一度も聞いたことのない破天荒な表現が如何にも視聴者に時宜適切であったと思えるものでありこのNHK女子アナが放った咄嗟の機智にとても感じ入ったものです^^。

 

菅総理が最後までこだわり続けた「オリンピック有観客開催、そして大会成功で内閣支持率アップ、衆院選で大勝」というシナリオが8日夜脆くも潰えました^^。それは小池都知事と尾身会長が7日に面会し五輪無観客で意見の一致を見たことに起因しました。この二人はコロナ対策への意識と緊急事態宣言下での五輪開催のあり方に関する認識を共有したのです。一番重要な局面で此の2人が面談してタッグを組み、総理と組織委にIOCを追い詰めたんや。小池さん流石に業師やなあ^^。

 

先週の読めそうで読めない字     それは目映い(まばゆい)光景だった

 今週の読めそうで読めない字        (山間)の街

堕ちた高等文官試験

久し振りに右目治療の眼球注射を受けるため先週指定日早朝5時起きでアイセンター(2年前市民病院から独立した眼科病院)に行きました。思えば丁度10年前東北大震災の翌週3月14日月曜日市民病院で朝イチの予約が入って居たため、手持ち株の大暴落必至を予想し熟慮の結果早朝5時から全ての持ち株をネット上「成り行き」での売り注文を出して出掛けたことを思い出します。あの日の東証は開始直後大暴落しましたが、その後冷静に買い戻しが入って、「成り行き」売りの私は数百万円の損を出し(::)、売り注文を出さなかったら損は極く僅かだったので未練がましく未だに引き摺っている情けない思い出です。市民病院の最近はコロナでガラガラですが、嘗ての市民病院は何時も大盛況であり予約時間通りに行くと大体120分待ちとなるのが通例したよ。
写真は病院からの帰路モノレールからポーアイ大橋を挟んで一望した美しい神戸港です。遠いメリケンパーク・オリエンタルが朝日に映え、40年間ご縁があった中突堤周辺がとても懐かしく無意識にスマホを翳しました^^。

 

経産省の若手キャリア官僚が犯した家賃支援給付金詐欺事件は世間を震撼させました。堅いばかりで融通が効かぬのが常と思われていた役人の見本であるキャリア(国家公務員一種試験合格者)官僚が自分の省が管轄する給付金を騙し取るなんてとんでもないことです。事件の発覚は若い官僚の一人容疑者Sが高級マンションに住み外車に乗ったりしているのを警視庁が不審に思って内偵し、今回の犯行が発覚したそうですが学生のとき株式の投資で1億円稼いだと友人たちに告げては資金を募っては返さぬままになったりしていたイカサマ師だったそうです。出身大学は慶応でみずほ銀行に3年間奉職した後、公務員一種試験を受験して合格し、18年経産省に入省しましたから可成り優秀な頭脳の持ち主です。もう一人の容疑者AはSと慶応高校の同級生で彼は慶応大学に進みながら毎年東大を受験し3年目に漸く合格し法学部を卒業後、東大ロースクールに進んで司法試験にも合格し経済産業省に入省して二人は目出度く再会をく合格を果たし、思いがけない場所で巡り会った旧知の知人として仲良くなって今回の事件へと進んで行ったのでした。事件の動機や発端は恐らく経産省の上部の連中が地位を利用して存分に美味しいことをしているのを知って真面目に仕事をするのが嫌になったのではないでしょうか。でもなんでこんな奴らがキャリア官僚になれたの?嘗て「高文(こうぶん)」と称された高等文官試験は役人の出世頭として持て囃されました。入省するには金銭や女性関係など細部に亘る身辺調査が行われて居ましたが、今や試験結果のみですからこんな輩が日本の政(まつりごと)に参画することになるのでは堪りません。高度成長期を経て何時とはなく今では此の試験も人気が凋落して志望者が少なくなり、最近では賢い者は挙ってIT産業などの別業種に流れる風潮となっていますから、お役人も随分質が落ちました。NTTなどから接待漬けされた総務官僚も同じ輩だったのでしょうね?

 

先週女子プロゴルフ界の明暗が別れました、明の方はJLPGAツアー『アースモンダミンカップ賞金総額3億円・優勝賞金5,400万円)第4日が27日千葉県袖ケ浦市で行われ、33歳小躯の菊地絵理香選手が好調を続けて、通算20アンダーとビッグスコアで17年以来4年振りの優勝を遂げ、二十歳前後黄金世代の大型選手が勝ち捲くる中を157cm52キロと小躯の彼女の優勝は、躰に恵まれない選手ともう若くない選手に大きな希望を与えました^^。又この試合で特筆すべきはツアー未勝利ながら2016年には7000万円以上を稼ぎ賞金ランキング11位に入ったゴルフ界きっての美人である堀琴音選手25歳が久し振りに4位に入って1650万円を獲得しシード復活に近づきました^^。

 

片や暗はオリンピック代表が賭かる渋野日向子選手であり全米女子プロ選手権2日目終了時点で専属キャディーの新型コロナが判明し、彼女自身もPCR検査を慌ただしく受けさせられた上、急遽選ばれた新しいキャディーと未だ英語の覚束ない彼女はコミニケーションが上手く取れない儘スタートしたため、激しい動揺からスコアを乱し、五輪代表を逃がすなど大きく明暗が別れましたが、全ては新型コロナの仕業でありました。

 

台風でもないのに熱海での土石流被害は目を覆うばかりの悲惨なものでした。熱海市は2日午前10時に警戒レベル3(高齢者避難)の情報を出しましたが、土砂災害が起こったことを知ってから警戒レベル5(緊急安全確保)に上げました。山からの土石流が多い場所で、市が災害が起きるまで警戒情報を引き上げなかったことは何故?役人は自分の机から動かないからダメやね。

 

先週の読めそうで読めない字    商品が堆(うずたか)く積んである

今週の読めそうで読めない字    それは(目映い)光景だった

東京大学大学院

玄関横に庇のある通路に沢山並んでいる鉢のうち多くは私の好きな多肉植物です。多肉植物は余り水を求めない植物なので根腐れを防ぐため庇(ひさし)のある場所に置いています。その中で先週イケベリアが花を咲かせました^^、多肉植物が花を咲かすのは可成り珍しいことであり皆様にも観て頂きたくて載せましたが、左が花を付けたイケベリアです。多肉植物は水遣りを放って置いた方が育ちが良いと謂う変わった植物なので無精者にはもってこいです^^。

 

2017年に起きたトヨタ・パワハラ事件は、東大大学院航空宇宙工学を学び天下のトヨタに入社した社員が直属の上司から、東大からではなく地方大学から東大大学院に進んだことを「学歴ロンダリングだ!」と揶揄され、更には日常的に「バカ」「アホ」と痛罵の上「死んだほうが良い」などの暴言を受け彼はそのパワハラ被害に悩んだ挙げ句に自殺した事件でした💢。調査の結果当然に労災認定され、トヨタの豊田章夫社長が遺族を訪れて直接謝罪する異例の展開となりましたが、死んだ若者は永遠に帰らず、社内でパワハラ情報が共有されずに放置されて居たことが明るみに出ています。大きな組織ではよくあることで誰もがパワハラの事実を知りながら己に降りかかる火の粉を恐れて見て見ぬ振りをしたことが上司のパワハラを助長したと思いますが、加害者はパワハラ当事者だけではなく実は同僚達も共犯者だったと思います。誰も我が身が可愛いいものですが、今はスマホ録音も普通に可能な時代であり、その気があれば同僚が彼を援護することは容易だったに違いありません。彼の周囲の誰もが東大の大学院が大学入学と変わらぬ程難関であることを全く知らずに学歴詐欺のように思い違いをして居たことも一因だと思いました。

 

私ごとです。35年も前のことですが東大理学部在学中の愚息に対し私が国家公務員一種試験を受験するように言ったら、何時もは従順な倅が「大学院の試験勉強が大変やから無理や!」と断ってきたことを思い出しました(;;)。結局大学院には無事合格できましたが、お陰で一種試験の受験が1年延びたことを思い出し、トップ合格した公務員一種試験であっても掛け持ちでの東大大学院挑戦が如何に無謀であったのか…、と今は思って居ます。今回の事件については己が身に危険が及ばぬために弱者を見て見ぬ振りをし、彼の窮状を傍観した周囲のトヨタ社員も矢張り加害者の一味ではなかったかと私は考えて居ます。

 

オリンピックについての私見です。古来日本の天皇は国の平穏と国民の安寧を祈ることが最大の役割です。実際今上天皇も先代の昭和上皇さまも、東日本大震災などの災害や現在のコロナ禍に際し、常に国民に寄り添い、心を配り身に沁みるお言葉を発して来られました。日本国憲法では、天皇は「国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない」と定められているため、昭和天皇から今上天皇まで、政治的な発言はしないことが鉄則として守られてきただけに、6月24日に宮内庁の西村泰彦長官が記者会見で述べた「大御心」に大きな注目が集まり、物議を醸しています。長官は天皇が名誉総裁を務める東京オリンピック・パラリンピックが近づいてきたことについて質問されこう答えました。「天皇陛下は現在の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変心配して居られます。国民の間に不安の声があるなかで、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないかご懸念されご心配であると拝察しています。私としましては、陛下が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックで感染が拡大するような事態にならないよう組織委員会をはじめ関係機関が連携して感染防止に万全を期して頂きたい、そのように考えています」と明確な言葉で、天皇が五輪によるコロナ感染拡大を心配されていることを示唆されました。すると、直後に記者会見を開いた加藤官房長官がなんと即座に「大御心」を否定しました(@@)。長官自身の考え方を述べられたと承知している」。西村長官が勝手に言ったことで、天皇の考えではないと言いたいのでしょう。さらに翌25日になると、丸川珠代五輪相も会見で追い討ちをかけました。「私どもとしては、長官ご自身の考えを述べられたものと承知している」そして、止めは菅総理が、「長官本人の見解だと理解している」 と記者団に語って「陛下の考えではない」と決めつけてしまったのでした。全員が話し合って口裏合わせしたことが見え見えですよね(;;)。揉み手をしながら平身低頭してバッハ会長たちを迎えようとするに際して天皇の発言は彼等にとって苦々しい以外の何ものでもなかったのだと思います。だけど天皇と上皇様のお気持ちは我々庶民の気持ちそのものではありませんか!宮内庁長官も天皇も上皇様も私達一般庶民も全員が素朴で率直な同じ意見なんです。何で大臣だけ違うこと言うの?そうか!一度IOCに「鴉は白い」と言ってしまったからもう引っ返せないんやね(;;)。鴉ってどれも黒いんですよ^^。

 

注目の夫婦別姓に関し先週最高裁は夫婦別姓を憲法違反ではない!と判断しましたが、審議した裁判官15名のうち13名が男でした。こんなアンフェアな裁判では勝てる道理がないよね💢。

 

先週の読めそうで読めない字    歳を取ると(寝聡く=いざとく)なる

今週の読めそうで読めない字    商品が(堆く)積んである

 

葬式と墓仕舞い

何処から飛んできたのか庭の片隅に白いバーベナが咲き始めました^^。この花はクマツヅラ科バーベナ属の総称であり約250種の一年草および多年草を含み何処にでもある花です。ヴァーベナと表記されたり、ビジョザクラ(美女桜)などと呼ばれ日本中何処にでも咲いて居る極(ごく)庶民的な花です。沢山の種類があるバーベナは、品種によって、一年草、多年草(宿根草)、匍匐性、立性と、生育のリズムや生長の仕方が全く違います。うちのは匍匐性と思われますが、小さいので雑草と間違えそうで踏まないように注意して居ます。ワタシ的には此のように目立たず小さく可憐な花が抱き締めたくなるほど可愛く思えます^^。

 

私も愈々老いて三途の川が間近に迫った感じのこの頃ですが、何事にも世知辛い昨今、目に見えて変化し規模が小さくなってきたのが「葬儀」の大きさと形です。亡くなっても葬儀すらできない新型コロナウイルスの影響もあると思いますが、コロナ以前から家族葬や通夜を省いた一日葬、更には全くお経をあげない「直葬」が巷にじわじわと浸透して居ます(;;)。生産性の無い儀式が廃れていくのは悪いことではなく、理不尽な世間体とか家の格とか親族間の格差や繋がりが薄れて血の繋がった叔母さんが亡くなっても知らされないのが現実であってもそれを薄情と思うのは過去の観念であったことが世代の移り変わりでつくづくと思い知らされます。でも此れはきっと良いことであって、他家との差が重視されなくなったことにより何事にも世間体より実利が優先する時代が到来したことを沁沁(しみじみ)と実感して居ます。昔、親鸞聖人創設の浄土真宗が、他の宗派よりお布施などが格段に廉く済むため「門徒安上がり」と謂われて全国的に信者を増やしたのは誰も知るところですが、今生(こんじょう)で如何に善行を積んでも来世には全てが無に帰し極楽も地獄も存在しない死生感が今の人達に浸透し、誰もが葬儀の簡素化を考えるようになったのは当然です。お経では決して救われないことを知る人達が次第に多くなり、お経を唱えることで死者を成仏させたお坊さんとそれに乗っかる葬儀屋が「葬式仏教」と揶揄されるのも時代の流れと考えます。
昔は皆が貧しくて殆どの時間を過酷な労働で家族の生活を護って居ましたから、誰もが貧しく早朝から夜遅くまで続く仕事の疲れを取るために夜睡(やす)むことが一番の楽しみとなり、昔毎朝4時に起きる祖母が夜遅くに睡む折「極楽極楽」と言って居たことが思い出されますが、経済成長で昔と格段に生活が安定しても死後きっと極楽浄土に迎えられると謂う神話も消え失せた昨今です。
私は死後の世界を思い、ショーペンハウエル、ケルケゴールなどを必死に学んだ学生時代は何だったんだろうか?と思います(;;)。今の私は無宗教ですが、葬儀の問題は直葬で解決できても舞子墓園に50年前亡父が生前に分骨した我が家のお墓が問題です。姉と養子に入った義兄は父が死んだ時財産をしっかり半分取りましたが、父との約束を破って墓の裏面に名前が朱で刻まれた儘、別の墓地を買って去って行き、うちの家系では愚息が結婚せず娘は他家に嫁いでいるため何れ絶える運命(さだめ)にあり墓仕舞いの必要がありますが私の生前に墓仕舞いすべきではないかと日夜思い悩んでいます。墓地では最近放置され雑草に覆われた墓がどんどん増えて行って居るのが現実です。葬式離れは何れ墓離れと繋がりますよね。墓仕舞いに思い煩うこの頃です(;;)。

 

オリンピック、パラリンピックは、多くの国民の反対を押し切って開幕されそうな雰囲気です(;;)。昨年まで尾見会長を股肱の臣として全面的に頼りにしていた総理が、此処に来てIOCに阿り、開催に踏み切るべく尾見氏を切り捨てるのに必死なのは誠に見苦しい限りです。此れでは尾見氏側に万全の信頼を置く多くの国民が反旗を翻すことになり、総理はIOCと国民の狭間に苦慮する羽目に陥ることになります。全ては自分が蒔いた種であり、自らの無節操を国民に晒し見苦しい限りです。尾身氏が「今の状況で(五輪を)やるというのはどうか」と述べたのは、6月2日の衆院厚労委員会であり、以降パソナの竹中氏をはじめ五輪を食い物にしようと目論んでいるドブネズミ共から「五輪は尾身会長の所管ではない」といった声が相次いでいますが将に笑止です💢。国民を思う心と、パソナの人材を多数派遣して五輪を食い物にしようとする竹中平蔵(取締役会長)と動機が異なるものを比較しようがありません💢。
確かに尾身氏率いる分科会は、コロナ対策について科学的な知見から政府に助言を行う立場であり、五輪開催の可否などについて、物言う立場にありませんが、なぜ五輪に関する提言を行うのか。その理由は彼が真に日本を愛し、日本人を愛して居るからで、前者の主張には全く大義がなく、国民の血税を掠め取ろうとする詐欺師だからです。自分たちの職務を逸脱してまで国民の命を守ろうとする尾身会長に我々はエールを送ろうではありませんか!総理は東京五輪を開催すればそれまでの感染対策の失策を国民は忘れ、選挙に勝って政権が継続できると言う大きな賭けに出ているのではないでしょうか?

 

今月7日、都営浅草線中延駅2番線ホームでJOC経理部長が電車にはねられて死亡しました。原因は161億円の補助金の処理で何らかの問題に悩んだものだと思われます。巨額の補助金を捌くのに4人の経理部員とは無茶苦茶や!目に見えない大きな裏の力が存在したんやろね!

 

先週の読めそうで読めない字    咲き誇った花に見惚(みと)れる

今週の読めそうで読めない字    針の耳を(針孔)という

 

東京五輪を止められぬ理由

先月の初めに「カラー」球根(塊根)?を植えましたが先週花が咲きました^^。カラーはサトイモ科の多年草です。葉の形は三角形の鉾形であり、すっとしたフォルムが印象的な花でブーケやアレンジメントに良く使用されますね。切花をよく見かけますが、写真のように庭植で育てるのも楽しいものです。花と思える部分は実は花ではなく「仏炎苞」と謂われる萼「がく」が変化したもので花はその中に蜜に包まれて隠れており蜜蜂や虫達を有頂天にさせて居ます。仏炎苞の色は赤、オレンジ、黄、ピンク、白、紫など様々でうちでは沢山植えたけど花を咲かせたのは白と臙脂とピンクの三種類だけでした、然しその神秘的な妖しい姿は花なのにとてもエロチックなのに甚く驚きました。

 

東京オリパラ大会運営のディレクターの日当がナント!35万円だそうです(@@)。国会で爆弾発言が飛び出しましたね。月額にすると22日として770万円とは一桁以上間違ったのではないかと思いますが正しいそうですよ…(;;)。本当にこんな金額が貰える道理がなく、この数字は政治絡みで政府の下請け業者共が寄って集(たか)って大半を中抜きする何時もの筋書きでしょう

此の金額が明らかになったのは、5月26日に開かれた衆議院文部科学委員会で、立憲民主の斉木議員がオリパラ組織委員会と大手広告代理店「東急エージェンシー」との業務委託契約書の写しを暴露したことが発端でした(@@)。此の契約書は、大会期間に武蔵野の森総合スポーツプラザでの準備・運営に関わるマネジメントなどの業務を委託する内容であり、契約が締結されたのは2019年12月でした。当初の予定だった昨年7月の五輪開催からみれば、半年ほど前になり、業務委託契約書に添付された「内訳書」によれば、本大会に向けての準備業務のディレクターが最高額で1人日当35万円。40日間で2人とされて計上された予算が2800万円、続いて大会準備期間における会場運営計画策定業務のディレクターが一人日当25万円40日間で1人計1000万円、大会期間中における会場運営業務の運営統括ディレクタースーパーバイザーが日当20万円、サブディレクターが13万5千円、アシスタントディレクター10万円、マネージャー5万円で日当の最低金額はサービススタッフ2万7千円となっています人数は約800人で契約金額の合計は約6億2300万円です。明らかにゼロが一つ多いですね💢。

五輪が2020年に開催されていれば、営業管理費つまり東急エージェンシーの儲けは11%でしたが1年延期されたことで強欲にも9%もアップして営業管理費が20%となりました(;;)。東急エージェンシーはその分を上乗せして組織委員会に請求しています。週休二日制にしてみれば月給924万円です!

委員会の答弁に立った組織委の副事務総長は業務委託契約書と内訳書が組織委と東急エージェンシーの間で締結された書面と同一だと認め、なぜ業務委託契約費が高騰したのか斉木議員に問われると、そこに登場したのが人材派遣サービス大手「パソナグループ」でありました!
斉木議員が更に委員会で内部資料「TOKYO2020 パートナーカテゴリー」に基づいてスポンサー保護の項目が定められている、と暴露し「例えばソフトドリンクはオフィシャルスポンサーのコカコーラ、アルコールはアサヒビールと縛りがあります。人材サービス分野はパソナグループとリクルートホールディングス、人材派遣はパソナにだけというパートナー契約ではないか」と質問をすると組織委は「一般論としてはその通りです」と認め「組織委の約4000人の3分の2の職員は、国や東京都、スポンサー企業などからの出向で、残りの3分の1はパソナから優先的に派遣されています」と答えたそうです。こんなに高給が貰える業務契約に入札制が採用されないのは異様であり当初から出来レースであったことが窺えます。

パソナグループは五輪スポンサーで、人材派遣サービスとして優先されています。大会運営業務委託は43会場で契約されており、契約者として東急エージェンシー以外にも、電通や博報堂など大手広告代理店が名を連ねています。組織委がパソナグループ以外から人材派遣サービスを受ける場合、「パソナグループに書面と承諾を受けないといけない取り決めになっている」と斉木議員が言い、委託費が高騰する理由を斉木議員はこう語りました。「大会運営業務委託が入札ではなく、随意契約、1社独占になっているからではないか?」誰もその通りだと思いますよね。

一方パソナグループの「パソナから東京2020で働く」という、人材募集のホームページを見ると、選手村運営、競技会場運営という分野が記されています。時給は1650円、1日あたり実働7時間45分とあり、日給約12700円ですからパソナの中抜きは95%にも上る計算で魂消ます。此れは随意契約の弊害ですが物事には節度と謂うものがあリそれを無視した組織委は民間事業者との契約だ(何処が民間や!)と詳細な説明は拒んで居ますから益々怪しく、調べるとパソナグループの会長は、小泉政権時代に総務相などを歴任した悪名高いあの竹中平蔵であり。菅総理は竹中氏が総務相時代に副大臣として仕え、竹中氏は現在総理の有力ブレーンの一人ですから、総理が五輪を絶対に止めない筋書きが誰にも読めてきましたね。こんな話を聞かされたら、我々は税金なんか払って居られないよね💢。バカみたいやね!書いていて虚しくなってきたので今週は此れで終わりにします。
政府の陰謀に正論で手向かう尾身さんガンバレ!

 

先週の読めそうで読めない字    等し並み(ひとしなみ)に扱う (同等に扱う意)

今週の読めそうで読めない字    咲き誇った花に(見惚れる)

素数と自然の摂理

年々遅くなる傾向だった梅雨が今年は何故か早く訪れ、初夏の訪れを思わせる高い気温の日が続きじわじわとCO2への恐怖が増すこの頃です。早い梅雨に驚いて咲き出したのが庭のアマリリスです。昨年は何故か咲かなくて、秋に球根を掘り出して植え替えたら一株だけですが花を咲かせました。此の昏(くら)い昏い黄色は全く文字通り人生の黄昏(たそがれ)を思わせますが、それでも此の色は私の大好きな色です。美人薄命で僅か一週間の儚い命でした(;;)。

 

此れから夏に掛けて蝉が姦しくなりますね。我が国では蝉は7年間地中で暮らし地上では1週間で生涯を終えると聞いて居ますが、北アメリカ東部では13年に一度孵化する蝉4種類17年に一度孵化する蝉3種類が棲息するそうです(@@)。原因は良く分かって居ませんが、大量に発生することで大半が鳥の餌となっても、一定の蝉は餌食にならずに産卵が終えられることで種の絶滅を救っている不思議な蝉ですが、13年蝉と17年蝉が同時に発生するのは13も17も素数(1より大きい自然数で、正の約数が 1 と自分自身のみであるもののこと)であるため早くても221年目となることに深い意味があり、自然を慮った神の摂理ではなかろうかと深い感動に浸って居ます。神様もよくよく考えて地球の生物を作られたのでしょう^^。数年周期の生活環境を持つ捕食者や寄生虫が同じ周期で発生する可能性を抑えられるためではないかと考える学者も居るそうです。例えばセミの発生周期が13年ではなく12年であったなら、発生周期が3年や4年の寄生虫とは常に同時発生してしまう。これが13年であれば、発生周期が3年の寄生虫39年4年の虫52年置きにしかセミと同時発生することができないからとの説までありますが、世の中には天敵の発生年数まで考慮して地中から地上に出る年数を決めて居るなんて深い謎と謂うか神秘な謎に包まれており、神の偉大さを考えると人間のちっぽさに気付かされて身が竦む思いです。

 

ラジオを聴いていると最近敬語が廃れてタメ口が多くなった印象を強く受けます。その最たるものが「成る程」であって、上下の差別の酷しい芸能界であっても後輩が平気で先輩に対して「成る程」と合点しているシーンが多いことです。先日もNHKラジオ「東京ゼロ3」コントトリオの持番組でしたが「乃木坂なんとか」の幼い新人がゲスト出演していて、此の新人さんは雲の上の大先輩と謂うべき「東京ゼロ3」の問いかけに悉く「成る程」とだけ同意を表して居ましたが、「はい、その通りだと思います」など敬意を顕して答えるべきを「成る程」の一言は世が世ならなら「無礼者、其処に直れ!」と叱責され、お手打ちにされても仕方がない無礼です。この新人は「成る程」を決してタメ口と思っていない処が社会の上下の秩序崩壊を垣間見た思いで唖然としましたが、外国語にない敬語を有する立派な日本語が廃れようとする現実を肌に感じとても悲しく思いました。皆さん「成る程」は同僚や目下の者に対し使う言葉であることを知ってくださいね。苦労人である「東京ゼロ3」の三人は番組終了後この新人に対し、その世間知らずと礼儀知らずを懇々と諭したでしょうか?それとも…。

金曜日の女子プロゴルフブリジストンレディース二日目に山路晶選手がホールインワンを二回も達成しました。3回目もあわや!と謂うシーンまであったそうで将に神憑りです、処がショットが乱れて不運にも予選落ちしてしまいました(;;)。予選落ちは別にこの選手をギネス登録はできないのしら?

 

先週金曜日は老人枠でコロナワクチン接種に行ってきました。会場の区役所で長く待たされての注射はインフルエンザのときとあまり変わらず前後の色んな手順が何かと煩わしいだけでしたが夜になって肩が痛く翌朝になっても変わりませんでした。同道した妻は帰宅するなり高熱で床につき朝になっても起きられない状態です。

 

井山文裕三冠史上初めての本因坊戦10連勝を賭けた第二戦で25日弱冠21歳挑戦者の芝野虎丸九段が白番僅か96手で圧勝し対戦成績を1勝1敗と五分に戻しました^^。二日間対局で100手未満の終局は私の知る処では初めてですが、恐らく新記録だと思います。無敵井山棋聖を相手に豪快な虎ちゃんの会心譜でした^^。話は変わりますが井山本因坊や藤井聡太の対局時には何時もお昼の献立がニュースの話題になりますが虎ちゃんのお昼は何時もお母さんの手弁当だとか…^^、微笑ましいですね^^。相模原市在住一家五人の自宅には昔からテレビは全く置いてなくて、お姉さんは東大出とか…、お兄さんは東京理科大を出てプロの囲碁棋士であり、末っ子の虎丸九段は中卒ですから子供達の意思を尊重した両親の教育無干渉が窺える今どき珍しく素晴らしい家族だと思いました。

 

先週の読めそうで読めない字  弄(まさぐ)って小銭を取り出す

今週の読めそうで読めない字 (等し並み)に扱う

 

駆け落ちソング

南の庭ではチェリーセージの群落が大きくなって何時の間にか池を挟んで前に聳えるユキヤナギの群落を凌いで居ます。でも良く見たら少し変なやつが顔を覗かせて居るので、近づいてよく見たらそれは紛れもなく「ベツレヘムの星」と呼ばれる花ニラがセージを真似て花を咲かせているのでした。セージの群落は背丈が1mを有に越しますから50cm程度の花ニラには到底敵う相手ではありませんが、どうあっても日を浴びて花を咲かすのが本能の花ニラは懸命の努力を払って茎を1m以上に伸ばし、お日さまの日を浴びて花を咲かせているのでした。此奴は雨の日でも咲くのでこうまで背伸びしなくても…と考えたのですが、雨の日と他の樹木の下とでは蕾の環境が異なるのかな?と思ったものですが、それにしても50cmの茎を1m以上に伸ばすエネルギーは半端じゃないと大嫌いなニラではありますが此奴のど根性にはホトホト感服しました^^。

 

昨今就寝前のラジオはプロ野球実況が多く興味がないため、どっさり溜まっている昔のCDから適当に探し出して聴くことにして居ますが先日聴いたアルバムの曲は50年くらい前のもので「花嫁」の題名であり「♫鞄に詰めた花嫁衣装は♪故里の丘に咲いてた野菊の花束♫」はしだのりひことクライマックスが50年前である1971年1月にリリースし2月にはオリコン週間ヒットチャートで2週連続一位、紅白出演に加えて売上はミリオンセラーとなった曲です。丁度戦後に生まれた団塊の世代の若者たちが対象だったのでしょう。田舎の少女が都会から遊びに来た男に惹かれて駆け落ちでも試みたのかな?と思いましたが、恐らくテキトーに言葉を紡いだ詩であり、この少女の行く末が案じられる曲です。この歌詞はどうやら瞬時の即興で作られた如くで真面目に聽くと上記に掲げたように全く意味がわからない歌です、きっと中身はどうでもよくメロディーやテンポが若者の心を捉えたのだろうと思いました。「駆け落ちソング」はそれまでテーマ的に暗いものとされ、演歌の題材にはなって居ましたが、それを爽やかで明るく前向きに表現した衝撃的な作品と当時評されましたから、きっとメロディーが若者の心を掴む何かがあったのでしょう。
当時を思えば、丁度高度成長の真っ直中であり、青春を謳歌する若者とは正反対に親世代達は途轍もなく上昇する物価と最高65%の所得税に喘ぎ、事業者が生きてゆくために売上を誤魔化して裏帳簿を作らざるを得ず、税務署との攻防が一番激しいときでありました。脱税しなければ食べて行けない小規模事業者と、あらゆる手段を使って隠した売上を探査する税務署との攻防に税理士が一番苦しんだ時代であったのです(;;)。あの頃は今と違って、税法の難しい解釈など不用であって税理士に必要とされたことは税法の解釈論でなく税務調査終了の夜、更正決定に手心を加えて貰うため調査官をキャバレー接待の梯子(はしご)をすることなどが双方の暗黙の決まりごとであり、現在では規律が厳しく悪しき風習もなくなりましたから世の中も随分良くなりました^^。

 

新型コロナウイルスのワクチン担当の大臣として注目を集める河野太郎氏に月刊ジュニアエラ5月号にて5人の子ども記者がオンラインで直撃取材しました。「総理大臣になったら膨大な国の借金をどう返すか」と国民誰しも思っていることであって子ども達からのなかなか厳しい質問でした。彼河野太郎氏の答えは「日本の借金は非常に大きいのでこの借金が大きくなり過ぎないように、無駄遣いに気をつけないといけないと思う。それと日本の経済をもっと発展させて、企業も個人もお金を稼げるようにすること。そうすると法人税や所得税消費税などの税金を払う人が増え国の税収も増えていきます。少し長い時間をかけて戦略を作っていかなければならないと思います」と模範回答でしたが、現在政府が抱えている借金はコロナ対策で今後幾層倍にも膨れ上がってゆくから到底返済できる額ではないことをしっかりと分かって居ての答弁ですが、此の子ども記者達が不惑を迎えた30年くらい後に此の日のことを回顧すれば自分たちに河野大臣が言ったことは全く絵空事であったことを知り絶望するに違いありません(;;)。自分の死んだ先のことなら誰でもなんでも言えるよな💢。

 

23日朝刊で内閣支持遂に31%が報じられた(@@)。さあ!ホントにオリンピックどうなるの?コロナ対策とコロコロ変わる緊急自治宣言の曖昧さに国民は幻滅しています💢。先日毎日新聞投稿の「ふんすい塔」の諧謔に国民の共感を見ました。そうか、総理は何も考えないで部下の原稿を読むだけだったんだ(;;)。「L」かと思ったら「R」やったんや!

 

内閣官房参与の高橋洋一教授は21日付の自身のツイッターで、新型コロナウイルス対策に関し「日本の緊急事態宣言といっても、欧米から見れば、戒厳令でもなく『屁みたいな』ものでないのかな」と投稿した。この方先日、『日本のコロナは「漣(さざなみ)」のようなもの』とツイッターで投稿して総理の叱責を受けたばかり…、今度はどうなるのかな?

 

米大リーグ大谷選手、球場外へのホームランを含む14号には魂消ます。体力に劣る日本人のアメリカコンプレックスを払拭する素晴らしい快挙でしたね^^。大谷選手ガンバレ!

 

先週の読めそうで読めない字  夕日が没(しず)む

今週の読めそうで読めない字  (弄って)小銭を取り出す

コロナとパピプペポ

春を十分楽しめない間にすっかり夏めいた日々がやって来ました。そして先週毎年夏に咲く夕化粧が赤花白花共に同時開花しましたが、白い方は何故か何時も咲く南の庭でなく玄関前に於いてある5号鉢の風蘭に寄生して咲いたので驚きました(@@)。宿根草だと思っていたのですが種だって飛ばして居るのかとその生命力の強靭さには感服しました。

人生とは思い通り行かぬものだ」と納得している人は、どんな世の中でも楽に生きて行ける」と語ったのは、随筆家兼漫画家で毎日新聞の人生相談回答者でもあるヤマザキマリさんですが、彼女はヴィオラ奏者を母に持ち、母が再婚したため異父妹がおり、複雑な家庭環境の持ち主です。ミッションスクールに通っていた14歳にして家を出て単身ドイツやフランスを放浪した稀な少女時代を過ごした女性ですから上記の深い言葉もなんとなく合点が行きます。独りフランスに到着した折、暗くて寒くてカルチャーショックを経験したリ、母の友人が迎えに来なかった絶望感を乗り越えて、一年間彼の地に滞在できたのは彼女の聡明と優れた環境への順応性を示していると思います、彼女の語学力不足を乗り越えた精神力と忍耐心は容易に蓄えられるものでなく、彼女の特異稀な才能と思われ驚異的だと思いました。生れつきの飛び抜けた聡明さの賜物と思われますが、中2の少女が一人渡仏することに同意した母親も変わり者です、我が子を信頼する度量には私はホトホト感服しました。その後懲りずに彼女は再び17歳で単身イタリアに留学し、フィレンツエの国立美術学院にて美術史と油絵を学び11年間を過ごした間、隣室の詩人と愛し合って男児を出産もシングルマザーとなり、その後別のイタリア人と結婚する波乱を経て現在に至りますが、北イタリアは武漢から進出した中国企業が多いため昨年初期からのコロナ攻勢を避けて、現在は夫や子供を置いたまま訪日中でありTVラジオで日夜活躍中ですから皆様もご存知のことと思います。NHK高橋源一郎の「飛ぶ教室」にゲスト出演された彼女の話ではイタリアにコロナが爆発的に蔓延したのは彼等の日常生活が恋人同士でなくてもキスやハグを常態とするばかりか、日本人が使う飛沫を伴わない「ハヒフヘホ」が全く発音できず全てパ行の「パピプペポ」であることも飛沫を増やしている原因だと述べて居られます。韓国人にラリルレロが発音できないことは知っていましたが、イタリア人の「パピプペポ」は初耳です。言葉にもコロナ蔓延の謎があるなんて考えもしなかったけれど言われてみればその通りです。因みに私が彼女を好きな理由は彼女が「一生懸命」と書かずに必ず「一所懸命」と書かれます。偉いね(^^)。

小池都知事が言い出したと思いますが「不要不急」と謂う曖昧な日本語には困ります。「不眠不休」なら誰も知っている慣用句だし、どの辞書にも載っていますが「不要不急」は多くの慣用句を揃えた「成語林」にも記載されない言葉です。不要不急の外出とは「漫ろ歩き」とか「気晴らしの散歩」のことかしら?と思ったりしますが、ちょっと違いますよね。絶対に必要な外出以外を禁止することをはっきり言わないでやんわり表現したのだと思いますが、やんわり過ぎて国民に正しく伝わって居ないようです💢。三省堂国語辞典の見坊豪紀先生ご存命なら適切な「用例」を明示して頂けたかも知れませんが、今の不勉強な国語学者達では先ずダメでしょう(;;)。

3つの道と県に宣言を出す期間について当初蔓延防止措置を緊急事態宣言に切り変え、想定していた6月よりも短い5月末までにしたことについて自民党幹部は「もうめちゃくちゃだ…」と絶句…、総理は宛ら自分の意思を放棄して有識者達のメッセンジャーボーイに成り下がり国民を呆れさせるばかりですが、我々はとんでもない人を総理に迎える不幸を受容せねばならぬことを知るまでに追い詰められました。コロナ禍も愈々末期的な様相を呈して居ます。万人が待つワクチンも何処でどうなって居ることやら情報が全く届きませんが政府は一体から何をしているのでしょうかまさか電通になど下請けさせて居ないよな💢。又、あちこちで役人の内緒でのワクチン接種が暴露されていますが、菅総理など政府要人や各省高官は医療従事者ではないけどきっとこっそり国民に内緒でワクチン接種をしたと誰もが思って居ますよね、然しこうまで政治家や役人が国民の信頼を失ってはもうお仕舞いや💢

新型コロナ変異株の蔓延により医療崩壊が目に見えているため、皆が反対しているオリンピック開催ですが菅総理はIOCから莫大な違約金の請求が来ることを恐れて中止宣言を躊躇って居ます。協賛企業を裏切ることにも成るし、きっと今では総理になったことを深く後悔しているに違いありません。棚ボタの総理の座が実は針の筵であったことを今になって漸く気付きあのときは仏様だった安倍さんを今では閻魔様のように深く恨んでいるのではないでしょうか(;;)。

先週の読めそうで読めない字  後朝(きぬぎぬ)の別れ

今週の読めそうで読めない字  夕日が(没)む