春を十分楽しめない間にすっかり夏めいた日々がやって来ました。そして先週毎年夏に咲く夕化粧が赤花白花共に同時開花しましたが、白い方は何故か何時も咲く南の庭でなく玄関前に於いてある5号鉢の風蘭に寄生して咲いたので驚きました(@@)。宿根草だと思っていたのですが種だって飛ばして居るのかとその生命力の強靭さには感服しました。
「人生とは思い通り行かぬものだ」と納得している人は、どんな世の中でも楽に生きて行ける」と語ったのは、随筆家兼漫画家で毎日新聞の人生相談回答者でもあるヤマザキマリさんですが、彼女はヴィオラ奏者を母に持ち、母が再婚したため異父妹がおり、複雑な家庭環境の持ち主です。ミッションスクールに通っていた14歳にして家を出て単身ドイツやフランスを放浪した稀な少女時代を過ごした女性ですから上記の深い言葉もなんとなく合点が行きます。独りフランスに到着した折、暗くて寒くてカルチャーショックを経験したリ、母の友人が迎えに来なかった絶望感を乗り越えて、一年間彼の地に滞在できたのは彼女の聡明と優れた環境への順応性を示していると思います、彼女の語学力不足を乗り越えた精神力と忍耐心は容易に蓄えられるものでなく、彼女の特異稀な才能と思われ驚異的だと思いました。生れつきの飛び抜けた聡明さの賜物と思われますが、中2の少女が一人渡仏することに同意した母親も変わり者です、我が子を信頼する度量には私はホトホト感服しました。その後懲りずに彼女は再び17歳で単身イタリアに留学し、フィレンツエの国立美術学院にて美術史と油絵を学び11年間を過ごした間、隣室の詩人と愛し合って男児を出産もシングルマザーとなり、その後別のイタリア人と結婚する波乱を経て現在に至りますが、北イタリアは武漢から進出した中国企業が多いため昨年初期からのコロナ攻勢を避けて、現在は夫や子供を置いたまま訪日中でありTVラジオで日夜活躍中ですから皆様もご存知のことと思います。NHK高橋源一郎の「飛ぶ教室」にゲスト出演された彼女の話ではイタリアにコロナが爆発的に蔓延したのは彼等の日常生活が恋人同士でなくてもキスやハグを常態とするばかりか、日本人が使う飛沫を伴わない「ハヒフヘホ」が全く発音できず全てパ行の「パピプペポ」であることも飛沫を増やしている原因だと述べて居られます。韓国人にラリルレロが発音できないことは知っていましたが、イタリア人の「パピプペポ」は初耳です。言葉にもコロナ蔓延の謎があるなんて考えもしなかったけれど言われてみればその通りです。因みに私が彼女を好きな理由は彼女が「一生懸命」と書かずに必ず「一所懸命」と書かれます。偉いね(^^)。
小池都知事が言い出したと思いますが「不要不急」と謂う曖昧な日本語には困ります。「不眠不休」なら誰も知っている慣用句だし、どの辞書にも載っていますが「不要不急」は多くの慣用句を揃えた「成語林」にも記載されない言葉です。不要不急の外出とは「漫ろ歩き」とか「気晴らしの散歩」のことかしら?と思ったりしますが、ちょっと違いますよね。絶対に必要な外出以外を禁止することをはっきり言わないでやんわり表現したのだと思いますが、やんわり過ぎて国民に正しく伝わって居ないようです💢。三省堂国語辞典の見坊豪紀先生ご存命なら適切な「用例」を明示して頂けたかも知れませんが、今の不勉強な国語学者達では先ずダメでしょう(;;)。
3つの道と県に宣言を出す期間について当初蔓延防止措置を緊急事態宣言に切り変え、想定していた6月よりも短い5月末までにしたことについて自民党幹部は「もうめちゃくちゃだ…」と絶句…、総理は宛ら自分の意思を放棄して有識者達のメッセンジャーボーイに成り下がり国民を呆れさせるばかりですが、我々はとんでもない人を総理に迎える不幸を受容せねばならぬことを知るまでに追い詰められました。コロナ禍も愈々末期的な様相を呈して居ます。万人が待つワクチンも何処でどうなって居ることやら情報が全く届きませんが政府は一体から何をしているのでしょうか?まさか電通になど下請けさせて居ないよな💢。又、あちこちで役人の内緒でのワクチン接種が暴露されていますが、菅総理など政府要人や各省高官は医療従事者ではないけどきっとこっそり国民に内緒でワクチン接種をしたと誰もが思って居ますよね、然しこうまで政治家や役人が国民の信頼を失ってはもうお仕舞いや💢
新型コロナ変異株の蔓延により医療崩壊が目に見えているため、皆が反対しているオリンピック開催ですが菅総理はIOCから莫大な違約金の請求が来ることを恐れて中止宣言を躊躇って居ます。協賛企業を裏切ることにも成るし、きっと今では総理になったことを深く後悔しているに違いありません。棚ボタの総理の座が実は針の筵であったことを今になって漸く気付きあのときは仏様だった安倍さんを今では閻魔様のように深く恨んでいるのではないでしょうか(;;)。
先週の読めそうで読めない字 後朝(きぬぎぬ)の別れ
今週の読めそうで読めない字 夕日が(没)む