漢字・漢検」カテゴリーアーカイブ

7年振りの漢検

6月も半ばに至りましたが梅雨もいまいちで、摂氏30度に達する灼熱の酷暑に喘ぐ毎日です。こんなに暑くては庭の雑草も元気がありません。今年は毎年咲いてくれる赤と白の夕化粧を御覧ください。白の方は株が大きくならずに一本宛あちこちに点在して咲きます。宿根草のように思うのですが毎年咲く場所が異なるので種が飛んでくるのかしら?と思ったりして悩むことしきりです。

 

1700億円余りの資本金を持ち全国に多くの支店や工場を有する我が国屈指の電機メーカー三菱電機は先月末に一連の品質不正問題を受けて設置した外部弁護士らによる調査報告書を公表しました。それによると全体の8割の調査が完了し、新たに15拠点で101件もの不正が確認されました。これまでに判明した分と併せ品質不正は16拠点148件に拡大し、姫路製作所(兵庫県姫路市)では今月まで不正が行われていた、懲りない会社であることも分かりました。調査委は、三菱電機の国内生産拠点22カ所の調査を進めており、報告書は今回が3回目で調査は今後も継続しますが、7割の拠点で不正が確認されたことになり、品質や手続きを軽視する姿勢が改めて浮き彫りになりました。
この会社は、以前から大会社のくせに体質的に企業風土が何時までも旧態然とした胡散臭い会社であって度々問題を起こしており、三菱の代紋が泣きはしないかと気がかりになるほど悪辣な会社なのに魂消ます。古くからある悪しき体質が根強く蔓延っているものと思われます。
今回は又、国税局の税務調査で1億4千万円もの源泉所得税まで追徴されました。払うお金が無くて税金はごまかすのは中小零細企業だけかと思っていたら天下の三菱電機の脱税には国民は皆呆れ果てました。海外の現地法人に出向していた従業員が新型コロナウイルスの感染拡大で一時帰国しリモートワークして居た際の給与の税金をごまかしていたのがバレました。源泉所得税は従業員の負担ですが所得税法で徴収義務者は会社とされていますから会社の納税義務違反が問われ加算税迄追徴されます。資金は系列の三菱UFJ銀行から幾らでも低利で調達できますから金融機関から融資が受かられない中小企業と環境が全く違うのに此の次元の低い行為はこの会社も幹部たちが結束せず派閥か何かだけで機能し、「木を見て森を見ず」の弊害に陥り、護るべき本業が疎かになっているに違いないと感じました。この会社の最近8年間で自殺者が5人と言う事実にも唖然とします。
三菱は系列会社が多くて「三菱」が勤務先であれば三菱の自動車が1割引きで買えるそうだし、「寄らば大樹の陰」の見本のような会社であり就職先として上位にランクされて居ますが、外と中とは大違いです。三菱電機の一連の品質不正に関する調査報告書が昨秋公開されましたが、調査結果を見ると表彰懲罰に関し歪な報奨制度が存在し従業員のやる気を阻害して居る原因だと分かりました。例えば品質部門が褒められることは絶対になく、不良率が下がれば設計開発・製造部門が褒められ、不良率が上がれば品質部門が責められる」のが慣例だとか…。企業風土とはよく言いますが、古くから因習のように根強く伝わった悪しき風習がずっと伝承されるのだと知りました。慣例って恐ろしいですね。決まり事だと誰も疑っても見ない内に全員があざとい因習に麻痺して知らず識らずに受け入れられてしまうのだと思います。そして大きな組織では目に見えない弊習が何時の間にか当たり前になる恐ろしさを思い知ったのです。

 

名古屋入出国管理局で殺された不法入国とされたスリランカ人の問題で家族から殺人容疑で告訴されていた入管幹部らが不起訴になりました。収容者を人間扱いしない彼らは、逆らえないものに対する暴力を日常化していることは明らかですが、名古屋地検は何も調べず不起訴に決定しました。きっと上からの命令があったと思いますが、不法入国者がウクライナ人であればきっと起訴されたと思います。検察官!被害者を見て不起訴を決めるな!

 

今日は愈々漢字検定試験準一級の受験日です。午後西明石の試験会場に参ります。倅の腎移植手術やらで忙しく、加齢もあって「もういいか」と受験を諦めて行かなくなり早や7年が経過しました(;;)。然しいろいろ考えて今受けないと年齢的にもうノーチャンスだと思い先月出願し受験を決断しました。「TIME & TIDE WAIT FOR NO MAN」(歳月人を待たず)。手術前7年前での秋の最後のテストは173点でしたが、正直の処体調やら何やら昔の記憶はとっくに忘れており今回は100点(200点満点160点合格)がやっとではないかと考えています。当初問題集や過去問を見ても正解は半分そこそこでしたがきっと10年間根よく試験を延べ20回受け続けた記憶が未だ頭の何処かにしぶとく残っているせいだと思います。先週から早速書き取りなどを開始しましたが殆ど忘れて居るのに唖然としています。受験票に写真を貼ったときは「トシとったなあ」と感無量…、夜眠る前も問題集に挑んでいますが加齢とは世にも恐ろしい恐ろしい大敵です。次回秋の試験への希望は捨てては居ませんが、今受けないと体力知力ともにもうノーチャンスだと思い先月出願したものです。人生って何事もチャレンジですものね^^。

この機会に皆様にも過去問をお出ししましょう。暫し、脳味噌の体操をどうぞ…。連携した熟語の読みで左が音読み右が訓読みです。

1捷報、 2捷い

3凋零、 4凋む

5背戻、 6戻る

7醇風、 8醇い

9頃刻、 10頃く

配点は問題一つについて1点で、合計8点以上が合格です。答えは来週発表します。

 

先週の読めそうで読めない字      舞台の幕間(まくあい)

今週の読めそうで読めない字      (香しい香り)

年金が危ない!

梅雨も来ないのに庭では早くも初夏の佇まいとなって居ます。南庭では昨年秋に球根を植えた「カラー」が涼しげに咲き始めました。この花は一株に一つしか咲きませんがその代わり花期が長くて一月近く咲いてくれる優れものなんです。品の良い変わった花の形は比類を見ないものです。^^。

 

食品を始め汎ゆる商品の値上げが相次ぎ庶民の家計を直接攻撃しているさなかに、先週月曜日東京都内の講演で日銀黒田総裁のびっくり発言には誰もが開いた口が塞がりません (@@)。年額3500万円もの給与を貰っている総裁には庶民の物価高騰への喘ぎなど全く実感できないと思いますが、でも総裁がウクライナ戦禍で輸入されなくなった食料必需品を原因とする諸物価の高騰を知らないなんて可怪しく、2%物価上昇を目指している日銀の長(おさ)として総裁は「日本の家計の許容度が高まっている」などと、愚かにも見当違いな言葉を発しましたから忽ち猛烈なバッシングを浴び、彼は急遽謝罪会見に追い込まれることになりました(;;)。此の人九年も総裁の座に胡座(あぐら)をかき高給を貪っている所謂上級国民であって庶民のことなど何も考えずに十年一日の如く2%物価上昇を唱え続けウクライナの戦争に発した世界的な物価高騰に追い込まれている我々の苦しみなど分かろうとしなかった挙げ句が此のような不埒な発言となって飛び出したものですが、この手の講演には原稿が付き物であって、それには必ず日銀幹部事務方のチェックを受ける必要があります、さては事務方幹部も総裁同様上級国民に選別される高給取りであり庶民の喘ぎを知らない連中だったのか!(::)。我々庶民より一桁多い年俸者である此奴等に「家計の値上げ許容度は高まっている」などと言われたくありません!総裁本人はスーパーに行ったことがないそうですが、庶民の経済に対し全く関心のない人なんです!日銀総裁は民の暮らしの分かる人が良いが、今の役人の構成ではその期待は絶対に叶えられないね(::)。

 

物価値上げの次は我々高齢者の拠り処である年金の危機についての話です。終熄の気配が見えない新型コロナは私達の健康どころか経済までも蝕み、世界は同時株安になり株式投資で運用されている年金資金は大損失です(;;)。新型コロナが原因ですがこれで大きな影響を受けるのは日本の公的年金です。年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)は国家予算の約1.6倍にもあたる160兆円超の年金積立金を運用していますが、コロナショックで25兆円もの損失が発生したと見られますから年金財政の危機が訪れて居ます。警鐘を鳴らしたのは民間の野村投信元ファンドマネージャーでした。GPIFが運用している積立金は現役世代が支払う年金保険料、税金と並ぶ年金資金の3本柱の一つであり識者の解説によると「年金受給者へ支払う年金の殆どは現役世代の保険料と税金で賄われてきましたが、現役世代が多く税収も右肩上がりだったバブル時代に支払いに必要な額を超えて資金が集まることもあってそのときに貯めたお金を現在の積立金の基礎にしています。然し年金財源の一つである積立金はリスクの低い国内債券を中心に運用するのがセオリーなのに、安倍政権は14年に国内債券の割合を60%から35%に減らし、リスクの高い国内や外国株式の割合を24%から50%へと倍増させました(@@)。積立金は年金の大切な財源ですからギャンブルのような運用方法は誤りです。諸外国を見渡しても年金の運用はリスクの低い債券が中心でここまで株式で運用している国を日本だけです(::)。ギャンブル運用のツケをGPIFはいままでに何回か支払って来ましたが、15年度は中国の景気後退で約5兆3,000億円18年度には米中貿易戦争や欧州政治の混乱により、たった3カ月で約14兆8,000億円の含み損を出して居ます(@@)。GPIFが公表している昨年末時点の保有資産や投資先の情報などをもとに株価の下落率から“コロナショック”による損失を試算したところ、その額は過去最大の25兆円を超えているそうです。「株価は何れ上がるから長い目で見るべきだ」という楽観的な意見もありますが積立金を長期的に運用できる程現在の年金財政にゆとりはなく、少子高齢化で現在高齢者1人をたった2.2人の現役世代で支えていますから今後保険料や税収で年金資金を賄えなくなれば、積立金を取り崩すしかありません。景気が悪くなると企業の業績や給与が下がるので連動して税収や保険料も減ります。昨年10~12月のGDPは前の7.9月と比べてマイナス7.1%で既に積立金の取り崩しが始まりそうな兆しがありました。そこに今回のコロナショックが追い打ちをかけ、早ければ近い内に積立金の本格的な取り崩しが行われると見られています。株価が回復して損失を取り戻す前に取り崩しが始まるかも知れません。 一度取り崩しが始まれば積立金は増え難くなるは自明です。毎年支払われる年金の総額は50〜55兆円で、積立金からは3〜6兆円が捻出されるだろうと考えられていますが、先行き不透明の状態で、大量の現金を調達するために株を売れば株安を誘発し、そうすれば積立金で運用している株の評価額は下がり、ますます含み損が膨れ上る悪循環を招きます。株安で企業の業績が悪化して給与も下がり保険料収入や税収が減少すれば、より多くの積立金を取り崩す事態にもなり、負の連鎖が始まるでしょう。本格的な取り崩しが始まれば20〜30年後には積立金は枯渇してしまいますね(@@)。我々年寄りは食い逃げできるからいいけどね!

 

「森友事件」「桜を見る会」等々安倍晋三って日本を滅ぼす害虫だったのに気付いたときはもう遅かったね(::)

 

先週の読めそうで読めない字       蒲魚(かまとと)

「かまとと」とは、知っているのに知らないふりをして、上品ぶったり、初(うぶ)に見せたりすることです。主に女性のことを形容するときに使います。

今週の読めそうで読めない字       舞台の(幕間)

 

「分別の利益」

先月早くも夏日が訪れ、6月になるとそろそろ梅雨入りです。うちの庭は真夏の雰囲気満々となりました。玄関先の庭では何処から種が飛来したのか名前を知らない雑草が春に芽を出してぐんぐん成長し1mにも達し、小さい白い花をイッパイ咲かせました。雑草の本を色々と調べたら葉の形からどうやら西洋ノコギリソウではないかと思われました。雑草の見本らしく庭の三ヶ所に日当たりの順で開花が見られ、咲き始めたゼラニュームの花の視界を妨げ辺りを睥睨しています。でもよく見ると此れは此れでちょっと可愛い花ですよ(^^)。

 

宮城県の小学校で校庭にあった防球ネットの支柱が折れて6年生の子供に当たったそうです。防球ネットの支柱は木製で高さ6メートル、重さ凡そ40キロで校庭の深さ1.4mまで埋め込まれていましたが、基礎工事がされてなく折れた部分の断面からは木の腐食が確認されました。子供の最初の搬送先からドクターヘリで仙台市内の病院に運ばれることになりましたが、子供はもう帰らぬ人でした。
事故を受けて遅まきながら教育委員会は県内の小中学校や高校などに対し緊急の点検を実施した処、校庭などに設置された防球ネット併せて659か所のうち子どもが怪我をする恐れのある異常が確認されたのは全体の7%余り48ケ所もありました(@@)。事故後の市教育委員会の調査では驚くべきことに事故の防球ネットは今から30年以上前の平成元年に設置されたとみられるものの誰が設置したのか不明(調べたくない?)だったのです(::)。又、その48か所の点検状況についてNHKが取材したところ専門の業者による定期的な点検を行っていたのは1か所だけだったことも分かりました(;;)。47校の防球ネットの支柱は長期間大きな衝撃に耐えながらもずっと放置されっ放し…💢。此れは人災というべきではないでしょうか?30年前なら時効だけど辿る努力さえすれば真相は容易に分かる筈です。市が悪いのか学校に責任があるのか?事故に真正面から向き合おうとしないどっちも悪いよな!

 

今週のタイトルに掲げた「分別の利益」ってご存知の方は皆様の中でも少ないのではないでしょうか。この「分別」は(ぶんべつ)と読み、種類によって分けることを意味し「ゴミのぶんべつ」などに用いられる言葉です。道理をよく弁える「ふんべつ」とは異なった意味を持っています。

先週金曜日、札幌高裁での二審判決で奨学金の返済をめぐり、日本学生支援機構が奨学金を借りた学生の複数の保証人の一人に対し、全額である約200万円を求めたことに対する支援機構が半額の支払い義務しかない保証人に全額を請求したのは違法だとして、北海道内の保証人ら2人が過払い分の返金と損害賠償を求めた訴訟でありましたが、札幌高裁は「機構は過払い分が不当利得と認識しながら支払いを受けた」と指摘し、過払い分200万円の支払いの判決を機構に下し、更に機構を不当な利益を受けることを知りながら返済を受け取った「悪意の受益者」であったと認定し、過払い金の利息(年5%)分まで併せ返済するように命じたことから大変なことになりました(@@)。何故か機構は全く抵抗せずに即刻上告を断念すると発表したため判決は確定し機構は過去同様の回収分を計算すると返済額は10億円にも達することになりましたが、此れは機構が誤っていることを知りながら取り易い処から回収しようとして連帯保証人でない1000人もの保証人から200万円を取り上げて居た確信犯であったことがよく分かりました!相手がお役所だからと誰も疑わずに支払ったものでしょうがえぐい話です。これは謂わば横着が招いた罪であって、我々国民は良かった^^良かった^^と言いたいところですが、機構は所詮文科省の所管ですから被害額は我々の血税で賄われることになり彼等があっさり降参したのも自分たちの腹が少しも痛まないからだったでしょう(;;)。腹立つなあ!文科省(旧文部省)の傘下にある機構は「民法」の講義で教えられる謂わば初歩的な法律知識である「分別の利益」と呼ばれる法則を故意に無視したことに因る法律違反を札幌高裁が指摘したのです(一審の地裁は見落としてたんや!)。お粗末極まりないと言えばそれまでですが、法律に疎い人たちを騙した機構の遣り口は「親方日の丸」の構図であって我が国は無知な裁判官を多く抱え法治国家とは到底思えませんが全ては「国のすることは正しい」とする国家権力への思い込みが裁判官に予断を与え、民法の初歩である「分別の利益」に思い至らなかったのではないでしょうか。因みに「分別の利益」とは保証人が複数居る場合は一人の保証人に請求できる限度額は保証人の数に応じて負担額が減少する利益のことを言います。機構が行った回収方法は奨学金を借用した学生から保証人を二名付けさせておいて連帯保証人が資力に乏しい場合、もう一人の保証人から200万円全額を毟り取って居たものです。高裁は「分別の利益」を指摘したため機構は全面降伏に至りました。
連帯保証人が存在する場合には他に保証人が存在しても連帯保証人は200万円全額を返済する義務がありますが、此れとて連帯保証人が資力がなければもう一人の保証人に請求されます。此の場合の連帯でない保証人の支払義務額は保証人が連帯者を含めて2名であるため、1/2である100万円の支払いで完了することとなります。この「分別の利益」は、国民の味方なので誰かの保証人になる場合など良く憶えて居て下さい。サラ金は絶対にこんな愚かなことはしませんが、文科省日本学生支援機構のような悪徳業者も居たんですね!💢。

歌にまで唄われた憧れの「花の銀座」でしたが、最近までルイ.ヴイトン、シャネル、和光、三越、と世界屈指の高級店が犇めきあった銀座に今や大変なことが起こって居ます。家賃がべら棒に高い地域でもあり、コロナ禍で2021年中に閉店したお店は100店舗に上ったそうです(;;)。令和元年にオープンしたユニクロの影響がスタート地点であったと思われますが、此の2年でコロナ不況から高級ブランド品の閉店が続出し、今年になって100均のダイソーを始めワークマン300COINS+PLUSそしてカジュアルウエア店までどどっと開店しましたから、最高級品を扱う既存の銀座の店主達は銀座のブランド低下を憂いて真っ青になり戸惑いが隠せません。全女性の憧れであるあのシャネルの直ぐ傍に100均のダイソー開店は高級ブランド族にとって見たくもないものであり将に衝撃的と謂わねばならぬでしょう。コロナ禍が過ぎれば庶民化した銀座は以前に増して爆買いの中国人で溢れるオアシスと成るは必定であり少なくとも嘗ての銀座のイメージはすっかり失われ最早回復することはないのではないでしょうか。所謂「銀座らしさ」は最早過去のものとなりそうです。新橋駅の乗降客の質がどんどん変わって行くのが目に見えるようですね(^^)。

 

日大理事長林真理子さん就任!理事長ってハンコ押すだけが仕事だから卒業生なら誰でも良いみたい、日大生をバカにしている!

 

先週の読めそうで読めない字       現し身(うつしみ)

今週の読めそうで読めない字       (蒲魚)

沖縄人も日本人だ!

5月もあと2日、春と謂うより何方かと言えば夏の雰囲気を漂わせるこの頃です。先週玄関先で七星テントウムシが石蕗の葉に寛いでいるのを発見しました^^見ると他にも幾つか居るようです。益虫ですから心がホッコリしますね^^。数年前迄はこの時季になると必ずアマガエルが姿を見せ門柱に乗って辺りを眺めて居ましたが、その微笑ましい光景も何時とはなく見なくなりました。水質汚染のせいだと思われますが家の前を流れる生活用水の交じる側溝に棲息していたウシガエルも死に絶え、今棲んで居るのは弁慶蟹に似た赤い蟹だけとなりましたが、湧き水が多い処だとは言え町の中の溝にネズミ以外の生き物が棲んでいること自体稀有なことだと思って居ます^^。

 

復帰50年を迎えた沖縄ですが、実は未だ政府も世間も内心では沖縄県出身者を日本人と扱って居ないようなのはとても悲しいことです。「♫守りが憎いとて 破れ傘着せて可愛がる子に 雨やかかる、何処が違う!何が悪い♪」 ふと部落差別を歌った「竹田の子守唄」が思い出されますが、内地の人は沖縄を同和部落だと勘違いして居るんでしょうか(::)。先日運転を誤った若い米兵の乗用車に住民が轢き殺され、事故現場に先に到着した米軍が兵隊を引き取って行きその後は再三の交渉で我が国での裁判が認められましたが、復帰50年にして未だこの 状態が継続していることには遣る瀬無い思いに駆られます💢。政府も激しさを増す中国海軍の示威行為や北朝鮮の脅威を目の当たりにしては米軍の存在が自国の安寧に不可欠であって、自衛隊など何の役にも立たぬことを重々承知しているから何も言えないと思います。米軍基地の費用は全て我が国の「思い遣り予算(年間約2110億円)」にて賄われていますから、「お金は全部負担するから沖縄から帰らないで中国や北朝鮮から日本を守って下さいね」とアメリカに懇願している構図でしょう。情けないですね(::)そのうちロシアが羨望の目で狙っている北海道をロシアに攻め込まれた時アメリカはきっと知らぬ顔で助けてくれないと思います💢。観光に往くだけで私達は何も気付いていませんが、実は沖縄の人たちは学者達から、アイヌなどと同じく日本人と異なった人種である原住民「琉球民族」だと信じられています(::)。先年沖縄やアイヌの遺骨を研究名目で持ち帰った東京大学と北海道大学はその後遺族からの訴えで返還を前提に和解しましたが、研究名目で沖縄から琉球時代の遺骨を持ち帰った京都大学については、法廷は返還請求者を子孫と認めながらも「墓を参拝しているからと言って彼等が真の遺族かどうか分からないから「祖先の祭祀を主宰すべきものには当たらない」など訳もわからないことを言って此れを退けました。ついでに遺骨は信仰対象であっても同時に学術資料的文化財的価値を有するなどと言って京大が遺骨を保管することに違法性はないと結論づけたのです。先祖の墓を祀るのは子孫の務めですが盗掘までして持ち出した京都大学が勝訴するのはどう考えても納得が行きません。研究が大事か祖先の祭祀を祀るのが大切か答えは自明だと思うけどな?どうやら判事達は琉球の人を野蛮人であって日本人とは認めたくないようです!だから沖縄の女性が米兵にレイプされても辺野古の美しい珊瑚礁を踏み躙られ米軍基地にされかけても内地の人間は知らん顔を決め込んで居るのだろうが、可怪しいね、悲しいね、どうして誰も何も言わないんだろう?

 

国会議員の特権で新幹線切符が無料になるため起きた元参議院議員の切符詐取事件が報道されました💢。駅員が間違った切符を渡したことでの電話を奇貨として事件が発覚したものですが、新幹線グリーン車がタダになるのなら昨秋問題になった税金のかからない議員への文書交通費代月額100万円支給は重複して居るんじゃないの?どちらも廃止しないと!💢。

 

今月20日の深夜、東急田園都市線で他の乗客に注意されて激昂し殴る蹴るなどの暴行を加えた罪で現行犯逮捕されたのは財務省大臣官房総括審議官小野平八郎(56歳)でした。東大法学部卒ですからもう少しでバラ色の終着駅である事務次官の椅子、更には退職後の絢爛たる天下りが待っていると言うのに少しのお酒で輝かしい将来が全部ふっ飛びました。それにしても財務省はどうして実名報道を止められなかったのでしょうね?同省には警察庁から照会が入った筈です。お役所には派閥とか色々ありますが、此の程度の不祥事報道の外部流出を止められなかったのは財務省に旧大蔵省当時の力が失われてきたものでしょう。思えば平成10年三塚博大蔵大臣と松下康雄日銀総裁まで引責辞任することとなった旧大蔵省のノーパンシャブシャブ事件が思い出されますね(;;)。あれは国家公務員として破廉恥極まる猥褻な事件でしたね^^。

 

ウクライナが攻め込まれてゼレンスキーさん懸命の防戦ですが、西欧諸国やアメリカは武器貸与などだけ…、ロシヤが怖くて軍隊を送らないため住民が多数殺されているウクライナを見殺しにしようとしています。おまけに此の戦いのお陰でウクライナの小麦が輸出できなくなり、運悪くアメリカやカナダも不作であって世界の小麦市場が危機的な状態に陥りました。我が国でもパン屋さんは何れ米粉のパンを作らねばならぬ運命ですが、パンは些細なこと…、暑い夏を迎えてロシヤからの液化天然ガスの供給を断たれては電力が持ちません。アメリカに媚びてロシヤに楯突いた岸田総理!一体どう終熄する?!

 

奈良県庁で35歳の有為な青年が月100時間超のヤミ残業で鬱病を発症し自殺していたことで、両親が提訴!上司は知らぬ存ぜぬを貫いています。役人にも5時に帰れず休日出勤ってあったんや!大昔のことですが大阪の国税局は残業が蔓延ったため、ある日から17時に暖冷房を打ち切って職員を強制的に帰宅させて居ましたよ。

 

先週の読めそうで読めない字     五月雨(さみだれ)が降る

今週の読めそうで読めない字    (現し身)

士工農商?

風薫る五月も早くも後半を迎え歳月の過ぎゆく速さに圧倒される毎日です。五月と謂っても昨今では過ごし良い時候は極く短くて、間もなくあの灼熱の夏が近づいて来るのかと思うと憂鬱です。全てはCO2の仕業なんでしょうが、基はと言えば我々が吐き出したものですからしっかりと受け止めねばなりません(;;)。自宅前の小さいプランターでは清楚なコオニタビラコが咲き終わったあと紫カタバミが何処かからやってきて咲き始めました^^とても可憐な花で私の好きな野草の一つです。何処から来たんやろ?

 

 

今日も少し漢字の話をさせて下さい。又か!と言わないで下さいねm(_ _)m。

何時も触れていますが字体の画数を無差別に減らして常用漢字が生まれたのは第二次世界大戦の後、国語審議委員会の委員たちの悪巧みでした。此れまで何百年も伝統を積み重ねた由緒ある我が国の漢字の画数を無残にも無作為に減らしたり別の字にしたりと…💢、良識を疑われる行為を経てその多くを常用漢字という名前を付して国民に押し付けたのでしたが、それまでは漢字には新聞、小説ともに全てルビが付されて居ましたから昭和22年までは我々小学生でも難しい漢字が読めました。読めれば憶えますから我々世代以前の方はどんな字でも書けなくても読めたのです。

処が戦争終了後、エセ学者たちが「漢字は易しいに限る…」と、勝手に我々世代までの者が漸く憶えた旧字体(旧のホントの字は「舊」です、全然似てないね)の多くを廃止して漢字の一部を簡略化して画数を減らしたり字体を替えたり…と、その大部分を常用漢字と準一級一部の配当漢字に作り変えたため、それまでの旧字体に馴染んできた人達がルーツを持たぬ変な漢字の創設に大いに悩まされたことはこれ迄に何度も皆様にお伝えしました。字体の変えられた漢字が一部の漢字に限定されたため、学校卒業後も漢字を極めたい人達は昔の漢字の儘の字と、変えられた漢字との乖離に大いに悩まされ、漢字検定試験を目指す若者も2級までは順調に通過できてもその上を目指そうとするとそれまで憶えた杜撰に作られた常用漢字の記憶が妨げとなって所謂旧字体が書けないためハードルが高くなり、容易に合格できない実情に気付かざるを得なくなりました。

喩えを申し上げると羽の旧字体は中の書体が「ン」と「ノ」が二つであった字を含めた「翡翠(ひすい)」の二文字からご理解頂けると思います。左の字の翡の下部にあるハライと右の字の上にあるハネの相違でお分かりでしょうね、左は昔からあるハネで右は戦後変えられたハネです。でも右の字は国語委員会が戦後勝手に変えた字である理由は「翠」は準一級の配当漢字なのです、常用漢字とともに「ン」に変えられましたが「翡」の方は一級の配当漢字であったため放置されこんな無様は熟語構成となり心ある国語を愛する人たちを深い悲しみに陥れたのでした(;;)。

かくなる経緯により国語委員会に無断勝手に漢字を捏造されたことから前途有為な多くの若者達が漢字の世界に興味を失って去ってしまいました(::)。漢字の歴史を軽視した国語委員会の連中こそ由緒ある漢字を冒涜した亡国の徒でありました💢。因みに「羽」の旧字体は中が「ン」ではなく「ノ」の反ってない字が二つだったのです(::)。

 

 

矢作(やはぎ)川と言えば、長野県に端を発し岐阜県と愛知県を流れる著名な1級河川ですが、先週その矢作川を堰き止めて、農工業に利用するために造った人工の川を「明治用水」と呼び、そこから取水施設を「頭首工」と言っていましたが十日程前に何故か陥没事故が起こって水が地下に逃げてしまったため「明治用水」が機能しなくなりトヨタを初め周辺企業が就業不能となる重大事故が引き起こりました。行政は必死で修復作業に乗り出し仮設の水取りはやっと可能となりましたが、農業用水の方は水取りが全く放置されて居ます。運悪く丁度各農家では丁度田植えの時期を迎えているため適期に田植作業を終えないと苗が徒長して稲が実らなくなるのですが、行政は税金を沢山払ってくれる企業の工業用水ばかりの復旧に身に入れてお百姓を放ったらかしの状態が現在も続いて居ます。「士農工商」の四字熟語は今や「士工農商」となってしまいました(::)。自治体に税金を払っているのは桁外れに企業が多いから百姓を助けず企業を救った県の選択肢も止むを得ないと思いますが、大切な米を作るお百姓が無視されるなんて日本人に大切な何かが何処か間違っていると思われてなりません💢。

 

先週の夕刊の記事に「学舎(まなびや)」であるべき熟語を写真のように「学びや」と書いてあって、初めは何のことかわからず、軈ておかしな熟語もあるものだと驚きました(;;)すぐに国語辞典を見ると(学び舎) (学舎)と二つありましたが(学びや)はどの辞書にもなく記者と校閲者のチョンボと判明しました。文字に忠実であるべき新聞も質が落ちたものですね。早速新聞社に投稿フォームより「校正が杜撰ですね?」…とメールしましたが当然にスルーされましたよ(::)。

 

先週の読めそうで読めない字     五月雨(さみだれ)が降る

今週の読めそうで読めない字    (現し身)

連合の危機

何時もより少し暑いけど季節は一年で一番良いと謂われる絶好の行楽を迎えましたが此れでGW後不気味に増え続けるコロナ禍さえなければいいのですが…(::)。庭の西奥に植えていたアマリリスを昨秋玄関の庭に植え替えたら日当たりが良くなって何時もより半月も早く咲き出しました^^。花の色は薄黃緑色とでも言ったら良いのでしょうか?幻想的な妖しい色は道を行く人達の視線を浴び他の雑草を圧倒していましたが、「花の命は短くて…」の例により先週末の雨で敢えなく今年の命を終えました(::)。

 

 

昨年10月に連合初の女性会長に選ばれた芳野友子に昨年来自民党が急接近して居ます(;;)、年末に連合が衆議院選挙の総括を了承し、立憲と共産党の連携を批判したことを知って幸いと、今年の1月5日連合の新年交換会に恰も火事場泥棒のように岸田首相が挨拶に出席しました。そのせいか連合は2月17日参議院選の基本方針を明らかにするも支援政党を明かさず、同日夜芳野会長は自民の小渕優子氏と会食、更には3月16自民党麻生太郎副総裁と会食し、遂には連合内部よりさらなる批判の声が続出しています。「連合の幹部は政府と付き合うのは良いがちゃんと切り分けて自民党との付き合いを止めてくれないと連合は与党と戦う政党を応援すべきが本来の目的だ!そうでないと連合は潰れる…💢、」と芳野会長への風当たりが日一日と強くなっていますが、此の会長さん歴代会長が大企業労組の歴代会長経験者が占めていたところをトヨタ労組会長が突然出馬を見送ったため止む無く「女性」「高卒」「中小企業」と異例ずくめで選ばれたところから今回の騒動が勃発したのでした。日の当たらないところに燻っていた吉野会長はその地位に有頂天になり、連合は自民党を斃して政権を取れる政党を作ると謂う本来の目的を忘れてしまったのが全ての原因でしょうか、「覆水盆に帰らず」の喩え通り今や連合は自民党の奴隷と化し、救世主が現れなければ何れ連合は大義を失って分散する運命(さだめ)と思われます。「女子と小人は養い難し」の格言を実証したのは他でもないこんな無学で煽てに乗り易い女性を会長に推薦した神津前会長でありましたが、今になって悔やんでも悔やみきれぬ思いだと思います。神津前会長の賭けは大外れとなり連合はこれから一体どうなって行くのでしょう (;_;)/~~~。先週毎日新聞に投稿された風刺ギャグ「ふんすい塔」をどうぞ^^。

 

日本に住むロシア人YouTuberでモデルの安涼奈(Alyona)が先日自身のYouTubeを更新し、日本への帰化を申請することを報告しました。母国ロシアのウクライナ侵攻について「今すぐ終わってほしい」と思いを語っていた安涼奈さん「今そう思うのは私だけではないと思いますが、(日本に)帰化することにしました」と報告し、ロシアには両親が住んで居るので国籍を変える気持ちはなかったけど、今回のウクライナ侵攻で気持ちが変わったそうです。YouTubeでロシア侵攻への批判なども行った安涼奈は、「ロシアで絶対にできないことを彼等はウクライナでしてしまいました。私は公の場で『戦争反対』です、と言ったんですがそれをロシアですると、法律によって「15年刑務所に行かないといけません」と話し、更に「私はウクライナへの寄付もしているので、それに対しては20年懲役に行かされことになります」と話しました(@@)。ロシアって途方もなく怖い国ですね💢。日本も総理がロシアに対しウクライナの肩を持つ発言をし、ウクライナ避難民を喜んで受け入れていますが、そのうちロシアから竹箆返しを食うのではないでしょうか?一番恐ろしいことは予てからプーチンが狙っている北海道の略奪ですが、プーチンは実はウクライナよりも緯度が低く温暖な気候の北海道を手に入れたいと願って居ると考えます。なんと言ってもスターリン時代から一貫して北海道と東北はロシアの欲望の的でありました。第二次世界大戦終了後、謂わばオフサイドの状態であるにも関わらず無法にも急遽満州を襲って多くの日本人を殺傷し、更には残る日本人を捕虜として母国に連れ帰り、長期間奴隷として酷使し多く日本人を極寒と飢餓から死亡させたロシアに対する深い恨みを我々は未だに忘れていません。ロシアは終戦締結後、当時米大統領トルーマンに北海道と東北地方を要求して撥ね付けられ、無法にも我が国の北方領土と樺太を不法略奪したのは誰もがよく知る事実です💢、今回のウクライナ事件の終結後我々は北方領土の奪還を毅然とした態度でロシアに対抗せねばなりませんが、その結果北海道が攻め込まれることだって当然考慮すべきです。我が国には表面だけ強気でも実は内気で気弱な総理が居るだけでその器はゼレンスキー大統領の100分の1にも及びませんからアメリカに泣きつくしかなく、挙げ句は米露の駆け引きの材料として使われ、末路は一体どうなることでしょうか?

 

被害状況を聴く限り孤軍奮闘のウクライナですが、アメリカも西欧諸国もウクライナ被害状況を世界各国に発表するばかり…、何処の国も軍隊の援助とかロシヤを刺激することは極力控えて動こうとしないけど、此れってロシヤが怖いからウクライナを見殺しにして居ると思われても仕方ありません。どこも我が身可愛いだろうね?

 

先週の読めそうで読めない字     松明(たいまつ)を灯す 

今週の読めそうで読めない字     (五月雨)が降る

町にアライグマが…

うちの事務所では多忙な確定申告での束の間の憩いとして先週の2日と6日をGW休みに取り込んでお休みとし、3月決算に備えて従業員の英気を養うことにしました^^。私は何処も行かずに体力の温存に努め来月六年降りでの漢字検定試験の予習と気分転換を兼ねてネットの囲碁対局を数局楽しみましたが、6年間のブランクは大きくて、漢字検定の過去問が結構難しくこんな字も書けないの?こんな字も読めないの?と驚愕し遣る瀬無い思いに打ち拉(ひし)がれたGWでありました(::)。

今日はアライグマの赤ちゃんをご紹介しましょう。水曜日夕刻向かいの空家の庭にアライグマが沢山いるとの情報が耳に入り、好奇心を膨らませて駆けつけると二匹の赤ちゃんアライグマが垣根と草木に囲まれた中庭に居て寂しげに啼き、一匹は門の外で震えているではありませんか!取り敢えず外の奴を捕まえようとしましたがそこは野生のため、威嚇して抵抗されるのを、トンボ取りの網で上手く掬って仲間のところへ帰してやりました。母親が居ないのでお乳も貰えず、家にあったオムライスを与えると3匹喜んでガッついて居ました。その後は小生入浴と就寝時間のため後事を妻に託しましたのですが好奇心旺盛な妻は警察に電話したり駆けつけた警官に事情説明をしたりと84歳には見えぬ大活躍^^、警察も相手が幼くすぐに危害を加えるような成獣でないためとその家が現在持ち主遠方で連絡不能であって、無断侵入もできなかったようで後は区役所に任せることになったそうです。あちらはGW満喫の公務員ですから三連休明けの金曜日にでも来るかと思って毎朝早朝に食べ物を持参しましたが、金曜の早朝行くと彼等の姿がなく何処へ行ったものやらお母さんが連れて帰ったのなら良いな…とあの子達の無事を祈ったものでした。公務員は結局来ず、でも捕まれば殺処分だから公務員のズルを嬉しく思ったよ^^。

 

「 少にして(若くして)学べば壮にして成すあり、 壮にして学べば老いて衰えず、 老いて学べば死して朽ちず」此れは江戸時代の有名な美濃国岩村藩の藩士であった儒学者佐藤 一斎の箴言です。漢字検定試験は、現在東京で単身就職して居る孫娘が今から18年前、小学校一年になったとき一家で受験することを知り私も佐藤 一斎の箴言に倣い老骨に鞭を打って準2級を受験したのが始まりでした^^。以後私一人だけずっと春秋年二回受験を続け6年前私がドナーになったせいで受験を止めるまで受験してきました。長い間受験しながら己の無能を仕事多忙に託(かこつ)けて言い訳とし、一級挑戦に至らなかった己を自嘲しながらの12年間でした(::)。然し80歳を越え体力気力共に急激に衰えて、受験を止めて居たのですが、最近はパソコン依存でペンを持つことが少なくなり、キーボードに頼っているせいか試験を受けなくなったことで何時の間にか漢字が全く書けなくなっている己に気付いて愕然としました。キーボードなど幾ら叩いても少しも字が憶えられず忘れて行くばかり…(::)。読めても書けないのは、受験しなくなってから字を書く機会を失ったせいであることに漸く気付いたのでした。漢字は私の心の支えです。余命も僅かだし…、と先月末一念発起して6月に行われる漢字検定に申し込みましたが、6年間のブランクはメチャ大きく過去問を見ても合格の自信など全くありませんが、ダメならもう一度今秋挑戦してそれでもダメなら来年…、と歩けなくなるまで会場に行こうと思っています。注文した試験問題集が先日到着したので一読しましたが、ページを捲っては読めないこと!書けないこと!驚くばかり(@@)、現状では100点(200点満点160点合格)すら危うく、苦難の旅立ちを迎えることとなりますが、本欄で発表した以上は男の意地として受験を辞められず、合否に執着せずマイペースで初心に帰って一から学びたいと決意を新たにしました。

 

先月末、ロシヤ人の留学生少女レナさんに課せられた我が国での経済制裁に関する新聞記事は私に大きな衝撃を与えました。大学に入学すべくロシヤで日本語を学習した上で単身日本に留学し飲食店のアルバイトなどして必死で日本の大学入学を目指して専門学校に通う少女が、プーチンが悪いからと何の罪もないのに西欧の制裁による通貨ルーブルが下落し、お母さんからの送金まで停止され、寮費が払えずにクレジットカードでキャッシングをして糊口を凌がれるさまが縷縷と語られ甚く私の涙を誘いました。学業を目指す彼女に何の罪もありません。来日のウクライナの人々は歓迎されて居心地良く暖かい衣食住など提供されて居ますが、ロシヤ人と言うだけで此の少女の将来は真っ暗です。たった一人で訪日されて日本の大学に学ぼうとする此の少女の勇気と希望を是非叶えてあげたいと願って居ますが、世の中って不条理だなあ…(::)。ウクライナ人もロシヤ人も同じ人間なのに…。先週この小文を新聞の「読者の声」に投稿しましたが敢えなく没にされました(::)。マスメディアはロシヤに触れることは何事に限らずタブーなんやね!

 

先週ロシア外務省が日本に対する報復手段として日本人63人のロシア入国禁止を発表しました。その中には岸田総理は当然としても共産党の志位委員長まで対象者にされていました(@@)。ソ連とおさらばしたロシアは今や共産主義では帝国主義でなくになってるんや!中国共産党はどうなんだろうね?

 

先週の読めそうで読めない字     人生の奥義(おうぎ)

今週の読めそうで読めない字     (松明)を灯す

オホーツクの泪(なみだ)

愈々おとといからコールデンウィークに入りましたね。人々の往還で気になるのはオミクロン株の感染です。大連休が終わって中頃にその結果が出るものと思われます。その時若し蔓延がなければオミクロン株も終熄に向かって行くのかなと淡い希望を抱いています。
玄関の庭先では何時もならゴールデンウイークが終わってから満開を迎えるヒメウツギが我が世の春と咲き誇って居ます。白い花って清潔感があってとてもいいですね^^。

 

オホーツク悲しい海の出来事に私達は心が悼みます。「暴れる知床に生きる人達は、少しの危険があれば海には乗り出さない」とは嘗て60年前森繁久彌が歌った「しれとこ旅情」で語られる言葉です。荒れ狂う海に投げ出され海水の温度1度は瞬時にして乗客の心臓を突き刺し、乗客乗員は苦しむことなくショックで瞬時に息絶えたであろうと思われますが、溺死を思えばせめてもの救いだったのではないでしょうか?それにしても此の観光会社社長の不誠実さは腹立たしいね。土下座をした社長の赤いネクタイとか、高い保険料を払っておいて良かったと高言し乗客乗員の命よりお金優先の姿勢は、行方不明者を気遣う姿勢が全く窺えず不愉快でなりません。警察は港の不文律に違反した罪で彼を拘束し裁判所は此奴に重罪を課して下さい💢。

 

週イチで掲載される毎日新聞の人生相談には小説家高橋源一郎さん、漫画家の山崎マリさん、詩人の伊藤比呂美さんなどさまざまな人生経験者が回答者として登場されます。先々週でしたが夫と10年前に結婚し、2女を持つ41歳の女性からの女性誌を思わせる赤裸々な質問が登場しました(@@)。「日本人の夫は真面目で温厚で誠実で仕事も育児もちゃんとしてくれ思い遣りがあって申し分ないが娘が生まれてから何年もずっとセックスレスです。私は夫婦関係(セックス)が家族のベースと考えており、幾度も話し合ったのですが今では手を触れることすらありません。何年も悩んでいる自分が惨めでなりません。関係を修復する方法はあるでしょうか?」と此の女性にとっては至極切実な質問のようでした。然し風紀に厳正な日刊新聞に掲載されるにしては余りにもリアル過ぎて多くの読者の嫌悪感を募らせたのではないかと私は危惧しましたが、我々日本人には此の女性の様な思いを持っていてもそれを他人(ひと)に話すことは端(はした)ないと思う倫理観がありますからこの方の勇気を褒めて良いものやらどうなのやら?と私自身眉を潜める複雑な気持でありましたが、文頭の「日本人の夫と…」に酷く拘(こだわ)りを憶え、ひょっとしてこの女性は大和撫子ではなく外国人かも…?我が国には古来「秘すれば花なり」と言う世阿弥の名言があります。投書の質問は「見知らぬ者に対して常識ある日本人が発する言葉」ではなかったと私は思ったのでした。五回結婚し四回離婚経験と人生の地獄の経験者である高橋源一郎さんの解答を興味深く期待したのですが、意外にも修羅場を潜り抜けた彼らしくなく至極簡単で常識的なものであり、斬新で奇抜な解答を期待していた私を甚(いた)く失望させました(::)。私は男なのでこの女性の気持ちが十分に理解できませんが、無理に言い寄って夫に嫌われたくないのなら自身の欲求をご自分で処理されたら?と思います。現在は何事にもオープンな便利な時代ですからネットなど利用して一昔に比べて一段と精巧になったグッズなどを求めるのも一策だと思います。昨今多くの若い人が煩わしい人間関係を嫌って恋愛も結婚もしようとせず独身生活に満足し、男女ともに性的本能は自分の好きなときに自身で処理するのが主流となっています。恋愛するにしても相手が要るし、お金も掛かるし、心変わりや嫌いになった相手のストーカー化など心配の可能性が一杯ありますから、移り気で忍耐心の乏しい今の多くの若者にはみんなでワイワイ騒いでも特定の相手を決めることは絶対にしないのが決まりごとになって居ます。此等は我が国の人口減少原因の大もととなって居ますが、産めよ増やせよと激励されて戦時中に暮らした我々の世界観はとっくに捨て去られました(::)。この様な我が国文化の社会的変貌を理解されて、此の奥様も自身の欲求不満は夫に求めず自助努力で解決され、家庭生活では優しくて良いご主人と何時までも幸せに添い遂げられることをと私は願いました。年齢からしても奥様の辛抱はせいぜい後20年がやっとだろうし、個人差はあるけど性交渉で女性に比べ男が遥かに疲労することをこの奥様だって十分に理解されて居るのではないでしょうか?最後に一言、此の愚昧なシモネタ質問を取り上げた人生相談コラム担当者の記者としての社会常識を私はメチャ疑ったものです💢。

 

オホーツクの海、婚約者二人哀れ(;;)体しっかり結んだね?

 

先週の読めそうで読めない字     悪事を発(あば)く

今週の読めそうで読めない字      人生の(奥義)

ロシヤ人留学生

春爛漫を迎えて、今週後半にもコールデンウイーク到来と言うのに新型コロナ・オミクロン株は一向にその勢いが衰えず、国からの給付金で漸く倒産を免れた観光業界が待ちに待った稼ぎ時が近づいてきましたが、果たしてコロナ患者数の趨勢はどうなることでしょうか。
玄関の庭先ではゴールデンウイークを待ち兼ねてアザレア(西洋ツツジ)が咲き誇って居ますこの花の真紅はホント半端じゃありません(@@)。

 

昨日の毎日新聞朝刊社会面にて「留学生にも経済制裁」のタイトルで日本の大学受験を目指すため専門学校に学ぶロシア人留学生である一人の少女レナさん(仮名)の窮状に付いて七段組の記事が大きく掲げられました。仮名の理由はこの記事から母国のお母さんに迷惑が掛かることをレナさんが恐れてのもので、ロシヤが如何に怖い国であるかが垣間見えます(::)。ウクライナの人は誰も暖かい目で見られているのに、ロシアから留学したと言うだけでお母さんからの僅かな送金も金融期間が欧米の金融制裁のためストップされ手持ちのルーブルは3割も超下落し食事付きの寮費も支払えなくなり、家賃の安いところへ引越さねばならぬ三重苦の中を大学進学を目指して必死で頑張っている此の少女をなんとか助けてあげられる術(すべ)はないものかと心が悼みます。ロシヤ語の語学講師と飲食店でのアルバイトは規則である週28時間の制限付きで現在お金はアルバイトの8万円だけ…(;;)。万(ばん)已むを得ずクレジットカードのキャッシングに頼ったけど此れも何れは自分が追い込まれいつかは高利で返済せねばならず、自らが不幸にしてロシア人であることを深く嘆いて居られますが、そのうち理不尽にも自らの身体を売って借金返済…なんて悲劇が起こらないことを唯々祈るばかりです。プーチンは悪くてもロシヤの一般市民は悪くないのに彼女達まで制裁の巻き添えにするアメリカや欧州の荒っぽい制裁の態度は心配りに欠けメチャ酷いと思いました。

一方、ウクライナ人なら前から居た人も避難された方もミーハーの日本人にヤンヤヤンヤと歓迎され、やれ就職だ宿舎だ、ヤレ語学学校だと至れり尽くせりの中を、ロシアから日本語を取得した上で単身渡日されています。我が国の学問を学ぼうとしたロシアの少女が地球上の同じ人間なのにこんな不幸に遭遇せねばならぬのは至極不条理です。此れは欧米のロシア制裁のとばっちりを受けた気の毒な被害者と言えるでしょう。金融制裁で銀行がストップされてはどうにもなりません。岸田内閣のアメリカ寄りの目の粗い政策では、十把一絡げで細やかな心配りが全くされていないのが常であり、多くを期待できませんが、政治のことと無関係な健全な青少年の希望まで踏み躙る行為は行き過ぎだと思います。此の少女が此れからも帰国してからもずっと日本ファンで居て頂きたいと願うのは私一人ではないのではないでしょうか。

ウクライナ東部では何百と言う墓穴が掘られて何万人ものウクライナ人の死体が埋められていると人工衛星写真の解読が我々に告げられました。ロシア人って死体の尊厳を守るんや(@@)、偉いな!と一瞬考えたけど本当は大量虐殺が世界に知れるのが嫌で死体を隠すようにプーチンから命令されたから埋めただけなんやと推察しました。埋葬されたのでなく隠されただけやったんや!

上記のごとく、ロシアって途方もなく怖い国ですね💢。日本も総理がロシアに対しウクライナの肩を持った発言をし、ウクライナ避難民を喜んで受け入れていますが、一体からこれからのサケ・マスの漁業交渉をどうするつもりでしょうか?毎年2億ドル位払っているけど、来年からお金が数倍に値上げされるか或いは交渉断絶されたりして…(;;)。此のサケ・マスは日本の海で獲れるけど生まれたのがロシアの河川だからとお金を毟られる不条理なものです。北海道の河川で生まれたサケ・マスも多く居ると思うんやけどな…(::)。フイリピン海溝で生まれる鰻は採ってもフイリピンにお金払ってないよね?何処が違うのかな?

 

先週の読めそうで読めない字     注連(しめ)飾り

今週の読めそうで読めない字     悪事を(発く)

映画のエンディング

4月も半ばを迎えて各地のサクラや八重桜が満開を迎えて居ます。それにしても週初めのポカポカ陽気が何処に行ったのかやっと仕舞ったストーブを再び出す寒い昨日今日でしたね、この花冷えには桜も戸惑っていると思います(::)。

 

最近どこかしこでイタリア映画「ひまわり」が放映され、大入り満員が続いています。ヘンリー・マンシーニの音楽がとても素晴らしい作品です。舞台が今全世界注目の渦中にあるウクライナであることが紹介され、リバイバルしたものですがあの広大なひまわり畑はちっぽけな島国に住む我々日本人を圧倒します。処で私はこの作品がジョバンナ役であるソフィアローレン主演であることを百も承知の上で、マーシャの可憐な美しさに惹かれたマルチェロ・マストロヤンニ演じるアントニオの選択肢を選びたいと思いました。マーシャ役の女優リュドミラ・サベーリエワはウクライナ人でバレリ-ナですが、ジョバンニが探して辿り着いたアントニオが暮らす小さなお家は温もりがあり幼い娘のカチューシャとの生活は心地良さげです。ジョバンニの話を聞いたマーシャが不安な面持ちながらも戦争で記憶を失ったアントニオを彼女に逢わせようと決意し、駅舎で列車から降りてきたアントニオの処へ走り寄って話して居るマーシャを見てジョバンナが突然逃げるように動きかけた汽車に飛び乗り、人目を構わず号泣する情景には思わず涙をそそられます。二人の強い絆を目の当たりにした女の鋭い直感で自らの敗北を一瞬にして悟ったに相違ありません。Time and tide wait for no man「歳月人を待たず」でありました。その後ダラダラした幾つかのシーンは全て蛇足であって、別れのあの場面を前奏曲とし、ジョバンナの号泣を以て映画の「FINE(the end)」にすべきだったと私は思ったのです。

 

先週講談社文庫の「同和と銀行」を読みました。1980年当時銀行大手6行の最下位にあった三和銀行がバブルのど真ん中に急成長を遂げるべく、当時被差別部落の出身であった部落解放同盟の小西邦彦との癒着が生んだノンフィクションでありましたが、読んで居て動くお金が桁外れに大きいので魂消ました(@@)。昭和44年に制定され33年も生き続け、悪法の最たる見本であった「同和対策事業特別措置法」により国の財政上の特別措置を設けられ全国展開されましたが、寝て居た子を起こすような此の法律は「穢多」を「新平民」と呼ぶ「穢多廃止令」が明治4年施行に制定されたことで、ひっそりと息を潜めて生きてきた人達が人前に曝され戸惑い逆に棲み難くなった約100年間を償うべく税金から限りなく同和関係者に利益を与え、それまでの身分差別の贖罪にしようと政府が目論んだ忌まわしい法律でありました。そんなこんなで特措法が成立し、特に同和部落の多い関西各府県各市町村では役所の公共事業をほぼ同和関係者が独占することになりましたから、それまでの業者は同和の下請けに成らざるを得ず美味しい上澄みはしっかり同和に取られる有様でした。国税局にもわざわざ同和担当部門が置かれ、所得税や法人税ばかりか更には相続税や贈与税までお目零しされて一般の住民が酷税に悩んでいる最中にも彼等が特別待遇だったことを私は職業柄この目で見て良く知っており、そのあからさまな不平等には歯軋りしたものです(::)。本文では同和関係者が土地を10億円で売ったら税務署が態々(わざわざ)やって来てくれて譲渡収入5千万円での申告書を作って済ませてくれたとはっきり書いてあります(;;)。

「同和と銀行」の舞台は大阪東淀川区にあった三和銀行淡路支店が主要な資金提供役を務めて進行しますが、群がった他の銀行も併せて不良債権の総額は80億円にも上り、バブルが弾けて焦げ付いた貸金が訴訟となって最終的に銀行が回収できたのは僅かに部落解放同盟会長小西邦彦の定期預金1億円のみでありました(::)。

エピソードとしては1980年当時のこの淡路支店にその後俳優になる「竹内力」が2年間ではありましたが大分の高校を卒業して入行し勤務しており、ヤクザ顔に整形する前の彼は半端なくハンサムであって、態々支店にやってくる女性達が多く、近くの柴島高校の女子高生が下校途中に彼の顔を見ようとして行列を作ったそうです(@@)。此の本には三和銀行の慰安旅行時の写真まで掲載されており、あのリーゼント姿は間違いなく「難波の帝王」竹内力その人でありました^^。

 

ウクライナの惨状は見るに堪えない状況だが、米、西欧共にロシアを非難するだけ、傍観して居ないで助けてやろうとウクライナに武器を持って入る国はどうして居ないの?

 

先週の読めそうで読めない字     彼の家を訪(おとな)う

今週の読めそうで読めない字      (注連)飾り