先週10日の水曜日は毎年恒例の確定申告の無料相談会場での当番の日に当たりました。生憎小雨混じりの霧の深い日で早朝より浜風の吹き付ける垂水漁港水産会館では、寒空の中を三々五々申告に来られる方々は沢山の医療費領収書を抱えた年金所得者が殆どであり、相談会場では税務署の推進するパソコンコーナーなどは当然に年配者に人気が無くがら空きであり(;;)、殆どの方が税理士の申告指導や検算を望まれましたから、税理士コーナーは私を含め当番の8名全員が一服する間もなく多忙を極め疲労困憊の一日でありました(;;)。
当番税理士1番乗りとばかり霧雨の中を8時半に相談会場に到着しましたが、今年は昨年と違って雨のため入口が開けられ階段で待つ人はありませんでしたが、会場の踊り場では早くも数十人のお年寄りの方が所謂“フォーク並び”待って居られました。私がその間を掻き分けて中に入ろうとするとお年寄りの一人から“皆並んで待っているやで(>_<)”と制止の声が掛かり、咎めの視線が全員から私に突き刺さって居るのを知って慌て“私は税理士です”と言うと“すんまへん、すんまへん”と皆大笑いでした(^^)。待っている方々にはきっと税理士はスーツ姿で若い人だとの先入観があり、きっと私の歳格好とジャケット姿から、こいつは年金申告者に違いないと確信されたものでしょう(;;)。
開始間際に税務署の会場担当者から氏名と登録番号を記入するよう求められましたが、私が記入した登録番号は14809番です。他の税理士は全員若くて二回り以上歳下のようであり登録番号7万以上、中には11万台の税理士も居られ世代交代の時期が近づいていることをまざまざと知らされ寂寞とした気持ちになりましたが、来年は私も生きていれば税理士会の老年者(75歳以上)の仲間入りとなって無料相談会場への奉仕が免除されることとなります。この歳まで私と変わらぬ世代の方の確定申告のお手伝いが出来たことを内心誇らしく思いましたが、流石に当番が本年限りになると思うと夕刻相談会場を後にするとき少しだけ感傷的な気分になりました(;;)。
毎年のことですが申告相談者の中には例によってお気の毒な方が多く、私の前に座られた81歳のお年寄りは決して多いとは言えない年金収入で昭和30年生まれと35年生まれの子供の扶養家族を記入され奥様は亡くなられて居て3人家族であり、理由を聞くと“子供達はリストラされてから働くところがなく私の年金に頼っています”と言われ、破綻した雇用に喘ぐ今の日本経済の惨状を垣間見た思いでありました(;;)。聞くことを憚られましたが、息子さん達は失業した途端に奥さんから将来を見切られて逃げ出され已むなく親元に戻られたものでしょうか(;;)。50歳ともなれば女性は兎も角男性の場合過去の職歴や矜恃が邪魔をして世間体もあり、潰しが利かず3Kの仕事などとてもプライドが赦しませんから65歳からの年金を待って老い先短い親の細い臑を囓ることになっては当人達も情けなく悲しいでしょうね(;;)。
昨年5月享年84歳で黄泉路に旅立たれ異能棋士として知られた日本棋院名誉棋聖藤沢秀行先生のお孫さんの里菜ちゃん小学5年生(11歳6ケ月)が先日晴れて日本棋院の初段に入段し此までの入段記録(11歳と9ケ月)を42年振りに塗り替える快挙でありました。囲碁のプロ棋士初段になることは東大の医学部に入るより難しいと言われており、この少女は隔世遺伝の典型的なケースであり、泉下の秀行先生もさぞや喜んで居られることでしょう(^^)。
秀行先生と謂えば品行方正謹厳居士が常識の棋士の中で破天荒でハチャメチャな行動は余りにも有名であり、私生活では飲む、打つ、買う、の三拍子揃った強者であり、数億円の借金をして暴力団が押し掛けたり、自宅が競売に掛けられたりなどは日常茶飯事であり、競輪で一点買い250万円が惜しくも外れ競輪場で観戦していたときに金網を強く握りすぎて菱形にひしゃげてしまい、「秀行引き寄せの金網」としてその競輪場の名所になったなどの逸話や、又、お妾さんの家に入り浸り、用事で帰るときに自宅の場所を忘れて奥さんに電話で自宅のある場所を尋ねた話など逸話は数えきれません(^^)。
義兄弟の弟の当たる将棋の名誉棋聖米長邦雄の奥さんが秀行先生の奥さんを訪ねられ、『うちの主人は週に5日も帰ってこないのですが』と相談された処、奥さんは『うちなど3年も帰りませんでした』と答えたと謂うエピソードも又有名です(^^)。こんな風に書くとまるで無頼な性格破綻者のように思われそうですが、囲碁に対する感性と情熱は他の棋士の比ではなく、亡くなる前年まで年2回行われた秀行合宿には多くの若い棋士達が師の薫陶を受けるために馳せ参じたものです。現在では我が国が劣勢となり、中国の囲碁界が隆盛となったのは秀行先生が指導に訪中されたためであって、当時の中国最高実力者トウ小平氏と会談したのは我が国では総理大臣以外には秀行先生位であったでしょう。先生の放蕩無頼にしても一芸に秀でた人は何処か常識人とまるで違った一面があり、その違ったところが芸の肥やしとなって居たのではないでしょうか。今日はお孫さんの入段を機会として坂田三吉を遙かに上回る秀行先生の豪傑振りを聞いて頂きました。
“秀行先生の名言集”
女流棋士と謂えば先週高校三年生のプロ棋士里見香奈さん(四段)が41歳の清水市代名人に対し5番勝負に3連勝して史上最年少の女流名人の誕生となりました(^^)。彼女は島根県出雲市の県立大社高校の3年生で“出雲の稲妻”と呼ばれ劣勢の勝負を跳ね返すことで定評がありますが、今回も負け勝負から乾坤一擲の勝負手が効を奏し名人位を奪取しました(^^)。将棋は日本の国技ですから大一番の場合囲碁や百人一首同様羽織袴和装での対戦となりますが、彼女は一貫して制服姿での対局は初々しくて凛々しく来年の防衛戦では愈々制服ともお別れとなりますが、清々しい和服姿の登場が待たれますね(^^)。
彼女は昨年1月第40期新人王戦で男子プロ稲葉陽4段を破り、女流棋士が公式戦で男性棋士に勝つ史上最年少記録を大幅に更新(16歳10ヶ月)し、又男子プロ棋士と2戦目での勝利は史上最速記録だそうです。 一般的に将棋の場合女流棋士の実力のレベルは低く、入団時の実力が男子の5級位と謂われ、先ず男子プロには平手(対等)ではまず勝てないのが通説でありましたが囲碁界同様、男子を脅かす女性の登場は社会全般の風潮でありましょうか。男性は益々影が薄くなって来ましたね(;;)22世紀には囲碁将棋ともに男性を破った女性が名人だったりして…(;;)
全国100ケ所の“恋人の聖地”に選ばれた香川県の宇多津町でバレンタインデーの今日2月14日“恋活(恋人探し活動)パ-ティー”が初めて開かれるとか…(^^)宇多津町の商工会青年会が主催し、男女各20名が散歩や食事で一緒にひとときを過ごしカップルの誕生を目指すそうですが、不思議なことに女性の反響ばかり大きくて、男性の応募は半数にも満たぬそうです(;;)常識的に考えて女性の数が足らずに世話役の苦労が絶えぬ筈なのに、こんな処まで男子の草食化が進んでいるとはいやはや愕きました(;;)。
熟(つらつら)考えるに女性の参加者の本音は恋活などではなく遊び心であって、どんなバカ面をした男が来るのかと単なる興味本位の応募であり、男性の方はその辺を先読みして尻込みしたため参加者不足になったのではなかったと考えました(;;)
両親からの過保護な生活がダメ男を量産し、結婚願望が強くても断られるのが怖くて女性に告白できない軟弱な男性が世の中多くなったことは、我々“俺に附いてこい”世代には歯痒い限りです。世の若者共よ、土俵に上がらずして相撲に勝てるか!
先週の答え
嬉しい知らせ 愁いを帯びる 後顧の憂い
今週の問題
(ひ)ねた子供 (ひね)った問題 紙を(ひね)る
ブログの愛読者から先月の“胡麻を擂る”に関連して“財布を(する)”と謂う問題を頂戴しました。皆様お分かりですか?
投稿者「tigerace」のアーカイブ
朝青龍は潔いか?
天気は良いけど寒いお毎日が続きますが、皆様お元気ですか?
今年は此まで何十年間も続いていた確定申告書等の送付が電子申告実施と共に送られなくなったため事務所の片隅に雑然と山積された申告書の用紙が何処にも見当たらず、何か物寂しく気が抜けたような気分でイマイチ仕事に身が入らず、関与先の方々もあの書類の到着を待って申告資料の準備のための緊張感を高めて居られたようで馴れるまで暫し年月を要することでしょう(;;)。
今日はお馴染みのEさんから送られてきた“中秋の名月”ならぬ“中冬の名月”をご紹介しましょう。2月2日マイナス2度の菊水山から払暁の荘厳な風景です。お月様と山と街の灯りが調和して一幅の絵になって居ます。
『冬の月 寂寞として 高きかな』
俳人高浜虚子の弟子であった日野草城(1901-1956)の名句ですが、きっと此の写真のような月を眺めて詠われたものと思われます。丁度私が生まれた頃の作品でしょうが、きっとその頃は大気も清浄で今ずっと月は高く見えたことでしょう(^^)。
『見えぬ眼の方の眼鏡の玉も拭く』
同じく日野草城の句ですが、現在の私のことを詠われているようで此の俳人が好きになりました(^^)。拭いたところで何も変わらないのに、つい見えて居たときの倣わしとは謂えは悲しいものです(;;)。
JALの株式が遂に先週1円台に突入しました。あと2週間で上場廃止となりますから最早命運が尽きた感じですが、先々週まで小生連日10万株1円の指し値で買注文を出して居ましたが出来ず、先週になってからはマネーゲームが加熱し1円の買い玉と2円の売り玉がそれぞれ27億株以上も登場してくる始末、出来高が一日高々5000万株程度ですから僅か?10万株など買える道理も無く、若し買えても残り日数を考えれば2円での手仕舞いは不可能と判断し先週から撤退致しました(;;)。
偶然とは謂え現在JALの発行済み株式総数が約27億株ですからJAL株主全員が売りに出ているように思えますが、1円の利鞘を狙って信用取引の売り玉も少なくないことでしょう(;;)。
思えば此の会社は世界に日本を誇示するために日の丸を背負い国を象徴するものとして設立されたものであり、潰れることなど到底想像もつかぬことでありましたが、実態は霞ヶ関から飛行機のことも経営のことも何も分からぬ無能な役人が次から次と大量に天下りし散々食い物にした挙げ句がこのような惨状を呈することとなったのです。
“宴の後”と謂うものは寂しいものですが、運輸官僚達OBの“宴の後”が現在のJALの姿だなんて義憤に駆られますよね(>_<)。
愈々高校大学の受験シーズンが到来しました。最近は少子化の影響もあって学校側も推薦入学で対抗しようとして居ますが、私は世の若人達に学校推薦など安易な道を選ぶことなく、失敗することを懼れず受験にチャレンジして頂きたいと願って居ます。
昨今の弱肉強食の人生行路を歩んで行くためには青年子女挙って受験の試練は絶対に必要であり、自己を陶冶する千載一遇のチャンスを回避するのは不可解極まりないと思います。人の一生には晴れた日ばかりではなく雨あり嵐ありであって、そのための耐久力が是非とも必要であり、受験という節目はその人の生涯に起こるドラマに深く関わって居り、受験失敗の経験が将来のその人にとって有形無形にプラスになることが少なくなく、順風満帆の人生より挫折を織り交ぜた人生の方がその人をより強くし根性のある人間を生み出すのではないかと考えます。最近では親に甘やかされて育った悪影響により、失敗の後悔だけを引き摺って居る軟弱な若者が少なくありませんが、それは自分に負けているのであり、失敗を踏み台とし自身の糧とする貴重なチャンスの女神を捉まえることができなかった敗者と謂うべきでしょう(;;)。
“経験は最高の教師だが月謝が高い”と言ったのはカーライルですが、失敗は最良の教師です。斯く云う私は税理士試験を5回も受験して始めの3回は全部落ちて1科目も合格できませんでしたが、挫折することなく仕事が終わる夜8時より夜半26時まで1日も欠かさず懸命に勉強に努め、27歳にして漸く合格することができましたが、この5年間の経験がそれから現在まで仕事の遂行上襲いかかる幾多の難関を乗り越えるために大きな力を与えてくれたことを今尚甚く感謝して居ります。艱難辛苦爾を玉にす”とは先人の諺語ですが今の若い人達も安易な道を選ばずに、失敗を恐がらずに茨の道を選んで頂きたいと願います。“疵のある林檎は伊達に甘いのではない”と謂う格言もあるそうですよ(^^)。受験生ガンバレ!
暴力沙汰を起こした横綱朝青龍が潔く?引退することになりましたが、その舞台裏には4日木曜日相撲協会理事会の決議で“引退しないと解雇する”と決定されて通告を受けた朝青龍が已むなく引退を選択した経緯が翌日暴露され、昨日の朝刊に“決断しないと解雇だぞ”と五段抜きで掲載されましたが、此ではちっとも潔くなく解雇を懼れて引退届を出したものであり、彼が渋々詰め腹を斬らされたことが良く分かります。ま、此は良いとしておかしなことに同日の“みんなの広場”に不祥事の責任を取った朝青龍の引退は小沢幹事長に比べて潔いと北海道の読者から朝青龍の態度を称賛する投書が掲載されました。“みんなの広場”は各支社で受け付けられて選別され事実の確認作業を経て東京本社に再度送られるため投書から掲載まで通常2週間を要します(小生の投書が登載されたとき毎日新聞大阪支社からの電話で知らされ、事実計2回の掲載は何れも2週間後でありました(;;)。)が今回の朝青龍事件は担当部署が”鉄は熱いうちに打て“とばかりに勇み足をして異例の投稿2日後の掲載となったものですが、チョンボも良いとこでしたね(^^)翌朝になって毎日新聞社主幹は頭を抱えることとなりましたが、新聞も3面記事が今や29面記事となり、各記事が分業化されたたためにこんなことが起こるのでしょう。地方版の記事は別として全国区の記事だけは誰か一人担当者を置いて二律背反箇所のチェックだけはさせるべきではなかったでしょうか(;;)。
先週の答え
柿の実が熟む 生活に倦む 赤ちゃんを産む(娩む) 傷口が膿む
“胡麻を(す)る”は“擂る”でした。難しい字ですね。擂り鉢なんて最近は使わなくなって久しく、私の少年時代には大好物だった“とろろ”ご飯の日が偶にあり、喜んで“とろろ”を擂らされるのは何時も私の役目でした(^^)。
今週の問題
(うれ)しい知らせ (うれ)いを帯びる 後顧の(うれ)い
飼い主訊ねて600キロ
あっと言う間に1月が過ぎ去り、明日からは2月となって愈々確定申告の幕開けとなりますが、お得意先も性格が様々であり、早くに申告資料を持参される方や、幾ら催促しても3月にならぬと腰を上げようとされぬ方もあり、申告事務の進行が私共の思惑通り行くことを祈って居りますが、うちでは昨年度から全面的に移行した電子申告によって税務署へどっさりと申告書や青色決算書などの持参が無くなった分少しは仕事が省力化され楽になったのですが、今年に限って何故か誰からも連絡がなく不思議に思ってお得意先のあちこちへ電話してみたら税務署からは何一つ送って来て居ず、不審に思って先週の木曜日に税務署へ電話したら“昨年電子申告をされた方は20日に認識番号や予定納税額を記載した葉書(3枚折り)を郵送しました”と言うので私自身を含めて関与先誰一人そんなものは届いていない!と抗辯すると暫く待たされた挙げ句が、申し訳ありません、税理士の先生から代理送信された納税者については全て先生の電子申告メールボックスに葉書の内容が送信されていますのでボックスを開けて頂くと受信がお分かりになりますと宣うので、“そんな話は15日の打合会で統括官から聞いていないじゃないか!”と文句を言うと電話の主は私も今始めて上と話をして知りましたと恐縮するではありませんか(>_<)。税務署も電子申告を散々慫慂しながら、あとのフォローはお構いなしとは薄情極まりなしですね。確定申告書の送付は印刷代運賃を含めて少なくとも一人200円以上のコストが掛かる筈ですが、葉書1枚となると50円(団体割引地域割引で30円程度)で済みますがその30円と印刷代すら惜しんでこっそりとメール送信には呆れ果てました。昨年うちの確定申告の件数は100件近くに上りますが税務署はうちだけで2万円程度経費が節減されたことになりますから全国の税理士から代理送信された件数は数百万件、節減された諸費用は数億円に上ることでしょう。電子申告の効用は税務署員の手間だけでなくこんな処にまで及んでいるとは知りませんでした(;;)。そして財務省の役人は民需拡大など綺麗事を並べて置いてその実此を阻碍する狡猾な方法で経費を節減し、その分独立行政法人の補助金に廻し天下り役人の給与に充てる魂胆でしょう (>_<)。 文句はこれ位にして今年も5名全員風邪など引かぬよう健康に留意して無事3月15日を乗り越えたいと願って居ります(^^)。 先週紙面?の都合で今週お知らせすることになった市町村への給与支払報告書の件ですが、私が言いたかったのは、地方税法では全ての雇用者に対し提出が義務付けられているにも関わらず、近年零細な企業や、フリーターなどを雇用しているお店では煩雑な手間を嫌がって厚生年金などの加入している正社員の分だけしか提出しない事業所がやたら増えていると謂うことです(;;)。 市区町村では確定申告をする人以外についてはこの給与支払報告書の提出がないと住民税が課税できず、住民税から計算される国民健康保険や介護保険すら決められません。 区役所では住民登録があるのに確定申告も給与支払報告書の提出もない家庭に対して、世帯員の所得の有無や支払先の問い合わせを逐次行っていますが、会社が給与支払報告書の提出をサボっていることを奇貨としてベンツに乗りながら“無職です”などと偽って住民税は勿論住民税の5倍もする国民健康保険まで最低額で頬被りして居る人達が少なくなく市税収入ばかりでなく国保会計の赤字を増幅させて居ますが、お役所仕事の典型である市町村では一度訊ねるだけで深く追求しないため税金や保険料の逃げ得が多く発生しているのが実情なのです(;;)。 此等は時の流れに法律が附いて行けなくなったことにより起きた現象であって、保険料と謂えば昔はパートやフリーターなどは存在せず全てフルタイム勤務の正職員でしたから社会保険も厚生年金も入社と同時に加入が義務付けられて居り金額も僅少であってため、全て秩序正しく処理されて居ましたが、最近では高齢者社会の到来と共に保険料の負担額が労使共に極端に高くなったこともあり、此等の保険に加入しないフルタイム働く名ばかりパートやフリーターや將亦(はたまた)派遣社員の登場により、社会保険庁の調査が時偶形式的にしか行われないことを良いことにに未加入の不心得者の企業とそれに便乗する従業員が増加して参りました(;;)。 全て此等の原因は此処20年位前から社会保険料(現在8.2%)や厚生年金保険料(現在15.35%)が給与に対してヤケに高くなり可成りの比重を持つようになって従業員と半額宛を負担する企業の財政を大きく圧迫することに気付いた労使双方の利害が一致し、更にそれまでは親の扶養家族である学生だけであった臨時のバイトが勤務時間だけ短いパート社員やフリーターが誕生するに至り、やがては長時間勤務の名ばかりパートの登場を迎えることとなったのですが、此等の原因は全て財務省と厚労省の縦割り行政によって齎された弊害であり、財務省側の国税局ではこまめに税務調査を行い給与の源泉所得税の非違を糾していますが、厚労省側の社会保険庁が杜撰審査も良い所であって、企業側の申告を鵜呑みにして不正を摘発しようとする姿勢が皆無である処が企業や名ばかりパートに悪の温床を与えているためです(;;)。 何時も声を大にして言っていることですが、国税庁内に社会保険を全て移管して事業者の従業員から源泉所得税と同時に社会保険料と厚生年金保険料を追徴すれば容易にことは解決するのですが、厚労省の面子の手前それができないことが、彼等無能な役人の給与で厚生年金や社会保険の赤字を垂れ流しているのですが、如何して誰も文句を言わんのか (>_<)。 先週の夕刊に微笑ましい記事が掲載されて居ました(^^)。それは地球の反対側であるイタリアの中部のある町で飼われていた子犬のシェパード犬が3年前に家族のバカンス旅行先の南部で行方が分からなくなり、約600キロ離れた飼い主の男性宅近くまで自力で戻ってきたそうで飼い主と劇的な再会を果たした(^^)とメディアが報じイタリアでは明るい話題となって居ます。此の犬はロッキーと名付けられて5年前子犬の時に中部カラーラに住むシリア国籍の男性の家族に貰われて暮らしていましたが3年前に休暇で過ごした南部サレルノの海岸で何物かに連れ去られたと見られ、居なくなったのでした。調べによるとその後此の犬ロッキーはサレルノの別の家族に飼われたのでしたが何度も逃走を図り昨年11月遂に脱獄?に成功し約2ケ月後カラーラ直ぐ近くのピサで見付かったそうです。イタリアでは飼い犬に登録用の入れ墨がされていた処からロッキーであることが判明しましたが、600キロは半端な距離でなく東京から神戸間の距離ですから、恰も世界名作童話である“母を尋ねて三千里”を彷彿させ感動しましたね(^^)。マルコ少年の3000里は船旅でしたが、多寡が600キロであってもロッキーは徒歩ですから中身が違います。それにしても犬は猫と違って飼い主が変わってもその環境に順応して新しい飼い主に懐くものですが余程元の飼い主の男性が心温かくこの犬を可愛がって居り、犬もその愛情に応えて幸せな生活を送っていたことが3年を経ても忘れなかったのでしょうか、お互いその愛情が半端でなかったことが良く分かりますね。私は日本から出たことがないのでイタリアの風土など知る由もありませんが、東京神戸間なら交通ラッシュでとてもワンちゃんの旅行には過酷過ぎると思われますが、イタリアの南部は鄙びた地方で適当に人家などあってゴミ箱で食事などして微かな嗅覚を頼りに1日に約10キロ歩いて家路を辿っていたことでしょう(^^)。親子の断絶から家出が絶えない我が国の愚かな親共やその子女達に是非聞かせてやりたい話ですね。久し振りに心暖まる記事にお目に掛かり嬉しく思いました(^^)。 先週の答え 士気が(昂)がる 国旗が(揚)がる 子供の手が(挙)がる 物価が(騰)がる こう 今週の問題 柿の実が(う)む 生活に(う)む 赤ちゃんを(う)む 傷口が(う)む 先々週の問題で“胡麻を(す)る”がありますよ、と知人からメールを頂きました。此の“する”はとても難しい字なので省いたのでしたが皆様お分かりでしょうか?
東急電鉄は600億円を返せ!
暖冬と言われ乍ら1月も月末ともなれば少し宛寒さが増して来るこの頃です。
1月最終週の仕事は11月決算法人の申告書の作成と提出(電子送信)以外に関与先の21年度年末調整の仕上げである法定調書の提出(此も電子送信)と関与先従業員の居住する市区町村へ個人別給与支払報告書の提出(持参又は郵送)で終わります。税務署へは年収500万円など一定の給与額を超えた方のみの報告で済みますが、市区町村へはパートなどを含む全員の報告が求められるので結構なボリュームがあり、指定都市以外はL-taxの環境が整ってなく、電子送信できないので郵送となりますが、播磨町や稲美町など田舎から神戸や明石市内に通っていられる方も多く仕事とは謂え切手代も馬鹿になりません(;;)
此の給与報告書の提出を巡る種々のカラクリについては紙面の都合上次週お知らせすることにいたしましょう。
久し振りに寒空に健気に咲くセントポーリアをご覧に入れましょう。以前お見せしたことがあるかと思いますが、この花はタネではなく葉挿しで子孫に引き継がれます。コープで150円で買ってきて3年目になりますから当初の株の曾孫にでもなるでしょうか。鉢が大きいと大きい株になり小さいと小さい儘で、全て葉の容積は根の容積と等しいからでしょうね。
4億円近い土地を買い乍ら、検察庁の事情聴取(何で任意同行でないのか!)に対して小沢幹事長は鉄面皮を貫き知らぬ存ぜぬを通していますが、幾らお金持ちだと言っても鳩山総理のお母さんではあるまいし4億円ものお金が動いて銀行の借入金工作に偽の日付での所有者の確認書の署名など、全てバレバレなのに幹事長の言うことなら検察も不承不承乍ら納得するのでしょう。検察も菅家さんだと言いたい放題恫喝できても、相手が小沢さんだと此からの自らの地位を考えますから身の保全が優先して言いたいことも呑み込んでしまうのでしょう(;;)。それにしても可哀想なのは石川秘書です。小沢幹事長には情けという言葉の持ち合わせがないのでしょうね、此の儘では愈々石川秘書が自殺でもしないことには収まりがつかなくなって来るのではないでしょうか(;;)。
10年間も子飼いの秘書が必死になって師匠を庇って逮捕されたと謂うのに、その当日民主党の地方代議員会議に出席した小沢幹事長の満面笑みを湛えた新聞一面写真が翌日掲載されましたが一体から此の態(ざま)は何でしょうね。この人に限らず政治家と謂う連中には人の情と謂うものが全く欠けているのではありませんか、自らの恥部を全て部下の責任に押し付けておいて我関せずと知らぬ顔をするなど人の上に立つ人間のすることとは到底思えず、我が身のことしか考えぬ者に国民への思い遣りなどあろう筈もなくこんな奴が政治家とはチャンチャラ可笑しく、日本の国も此処まで落魄れたかと慨嘆の思いに駆られます。又、何時まで経っても聖域に踏み込めないで逡巡している検察当局の態度も歯痒いですね。三権分立は憲法の定めではなかったのか!
先週からお得意先に行けば仕事の後で決まってこのように小沢幹事長が話題となり彼への怨み節が聞かれますが、この人は金丸信や田中角栄の書生をしていた時代に獲得した政治家の処世術であったものでしょう、世間を騒がせたあの事件で国民が受けた衝撃を知らぬ道理がありませんが、同じ轍に嵌り込んで事態をどう収拾するお積もりでしょうか。鳩山総理も内心では苦々しく思っているに違いありませんが口には出せずストレスが溜まることと察します。民主党の心ある議員は一致団結して小沢幹事長に造反しクーデターを起こしたらどうだ!お陰で民主党の支持率が前回は50%強であったのが今回は44.1%と不支持率であり“支持する”41.5%を上回り、小沢幹事長に対しては“幹事長を辞めよ”と“議員辞職をすべきだ”の合計が73.3%にも上り民主党の命運にも翳りが出て参りました。それにしても対抗馬である自民党の支持率が相手が瀕死の重傷であるに拘わらず22.7%とは情けないぞ!
東急電鉄がJAJの株を処分して今期90億円もの特別損失を計上することを先週発表致しました(;;)。東急はJALの筆頭株主であり全株式の2.9%株式数にして8000万株余を保有して居ましたが、昨年11月末より半年1月に掛けて全株を売却したものです。JALの存亡については国内国外共に社会的な影響が余りにも大きいために公的資金による救済で決着させるものと誰もが多寡を括って居ましたが、調べれば調べるほど中身が腐っていて遂に会社更生法適用となった模様です。国の再生機構がスポンサーになり結局我々の税金が投入されることとなりますが、何れは回収不能になる可能性が大でしょう(;;)。会社更生法適用は全株無償償却が原則ですから、ペーパーレスとは謂え株券が只の紙切れになるは必定であり株価も連日安値を更新し、先々週は7円今週金曜日には一時1円(引け値3円)と最低価格となりました。2月20日には上場廃止が決定しており一桁台の株価は一種のマネーゲームでありますがそれでも連日1日数億株の商いは、1円の利鞘を目的とした人達の間で当分は1円幅の揉み合いが続きます。皆様も1円で1万株(1万円)買って置いて2円で手仕舞いすれば1万円儲かりますよ(^^)買い手がなかったら1万円損をするじゃないかと思われるでしょうが、JALには現在値下がりを予想して数千万株の信用売り玉がありますからこの人達は2月20日までに買いを立てて売り玉を決済する義務があり、“待てば海路の日和あり”であって必ず2円では売れると思います(^^)。私の利用しているネット証券の手数料は片道315円となりますから丸損しても高々1万315円です。今年の運試しに週明けに一度試みて見ましょうか?(^^)
先日お伺いしたお得意先の奥様が“日航の株を1万株買って株券を記念に額に入れて飾って置こうかしら”と仰ったので、“奥さん今は株券がなくなって居ます”と申し上げたら“ナーンだ!”とペーパーレスをご存じなくて失望されて居ましたヨ(;;)
処で東急電鉄はJALの筆頭株主であり乍ら全株食い逃げしたことは、インサイダー取引に該当するのではないかと思われますが、法的には売却直前に東急の会長がちゃっかりとJALの社外取締役を辞任しているためンサイダー取引とは認められず検察の遡及を遁れるそうですが、筆頭株主となれば役員であろうと無かろうとJALの情報は手に取るように分かる筈で、ちょっとばかしえぐい話ですよね。東急電鉄の食い逃げ価格は平均77円であり現在の時価が2円位ですから8000万株として、東急電鉄からJALの株を購入された誰かさんが600億円も損をしている勘定になりますが、こんなことって赦されて良いのでしょうか。筆頭株主は船で謂えば船長ですから船と運命を共にし、600億円の損失を甘んじて受けるべきではなかったかと私は思います。此の件についても、どうして誰も怒らないのか!(>_<)
先週の答え
摺り切り一杯 靴を磨り減らす 猫が擦り寄る 名刺に写真を刷る
書くには2番目が少し難しかったかな?
今週の問題
士気が(あ)がる 国旗が(あ)がる 子供の手が(あ)がる 物価が(あ)がる
日本航空とゼネラルモータース
松の内も明けて愈々我々にも確定申告の繁忙期が訪れました。
一昨日金曜日は須磨の寿楼で須磨税務署と我々税理士会との恒例の確定申告打合会がありましたが、このちっぽけな税務署にして昨年度は71800件もの申告者があったそうで僅か100名足らずの税務職員ではとても対応できる道理がなく、E-taxなる電子申告が申告義務者全体の30%に上ったとは謂え、今年も例年の如く税理士の助力なしには申告期が乗りきれない状態であり、75歳後期高齢者に至らない我々若い?税理士は全員確定申告の応援に駆り出される運命となって居ます(;;)。
会の冒頭署長の挨拶の中で昨年度は国民一人当たり37万円の納付税額に対して使われた税金はナント!92万円だったそうです(;;)。今更そんなことを税理士に言われても困るのですが、きっと特殊法人などへの補助金で天下り役人が取り込んだ額が多額紛れ込んで居るに違いありません(>_<)
又署長の言葉の中では本年は異例であって1月4日の御用始めの日8時半の開庁を待って20名も申告相談者があったとか…(;;)、全員が昨年リストラされたサラリーマンであり中途退職のため天引きされた源泉所得税の還付を求めて寒空の中開庁を待って居られたそうであり、その後も毎日数十人の方が来庁され申告されて居られるそうです(;;)。それにしても税金の還付を受けられる方は未だマシであり、その背後にはリストラされたが税金を控除されるに至らぬ低額な給与の方々が無数居られることを思い、胸が塞がる思いでありました(;;)。
思えば今から15年前の今日は奇しくも阪神淡路大震災が神戸を襲った日でありますが、あの時ごった返した確定申告の際、お得意先の従業員の女性から“誰もが税金が沢山返ってくるのに如何して私だけ返らないのか!”と全壊証明書を片手に強く迫られたことがありました。その方は給与も多くなく寡婦で所得控除が多く税金がゼロであったため還付申告ができなかったのでしたが、給与から天引きされるのは一律に課せられる厚生年金や健康保険などが最も高く一般的には所得税が一番少なくて、例えば給与の年額が220万円以下の方で高校生以上の学生を扶養している寡婦の方は所得税が掛かるに至りませんが、厚生年金などがヤケに高いため控除された金額が全て税金だと勘違いされている方が結構多いようです(;;)。昨今企業が身を守るために形振り構わぬ経費節減の犠牲となっての雇用の崩潰は目に余るものがあり、将に日本経済の縮図を見る思いですが、明日は我が身と思い新年に際して国民全員で雇用の安定と日本経済の復権を祈りたいと思います。
天下のJALが遂に破綻の日を迎えました。13日東証での引け値はストップ安の7円となり会社更生法による株式全額の無償減資が確定的となっての狼狽売りであったものと思われます。一時は花形産業として一流大学の就職先№1を誇り、役員やパイロット達の給与は5千万円を超し、他の大会社を圧倒していたものですが、窮極は高額給与が会社の足を引っ張り今回終焉の引き金となりました。然し彼等が破綻したのは何も給与だけではなく、JAL本社最上階に巣食う魑魅魍魎ならぬ運輸省の天下り役員が航空機のことを何も知らぬ事務屋ばかりであって、時代の変化への対応ができず旧態然とした経営姿勢を漫然と続け小さな綻びに気付くことなく今や修復不可能にまで傷口を広げる結果となったものです。
思えばアメリカのGMが破綻したのもトップの連中が製造現場に足一つ運ばず、自動車の構造を何一つ知ろうとしなかった事務屋ばかりであって自分達の給与や老後の年金にばかり感(かま)けていたことが、日本車の追随を許し今回の破綻に繋がりましたから日米両者には共通した類似点が多く見出されます。
JALのOB達への30%年金カットの素案には容易に賛同が得られず交渉が難航しましたが、年金基金を解散すれば30%すら危ういとの噂が飛び交い漸く2/3の合意が得られたものですが、元来殆どの原資を会社が負担し、最高で月額48万円もの企業年金は他に類が無く厚生年金と併せ月100万円に近い年金受給は、此ぞJALが赤字に至った元凶ではなかったかとの思いが致します(;;)企業年金OB30%減にして漸く他社との比較で同列に並んだのですから如何に此までが恵まれ過ぎていたか良く分かりますね。
抑(そもそも)過去に支払った彼等への退職金もその内半分程度返却させるべきですが、法的に難しいようなので、此から今後は幹部達の報酬の半額を日航の新株を退職時のストックオプションとして支給すれば、彼等は企業業績と株価が連動し引いては我が懐にも影響することとなり、少しは真面目に働くのではないでしょうか。新会長を内諾した京セラの稲盛さんは無報酬を条件に引き受けられましたから他の役員もの稲盛さんに倣って頂きたいですね。
前述のゼネラルモータースは、アメリカだけでなく世界の巨大産業でありましたが、巨額の政府資金を受けながら倒産し破綻しても這般の事情により潰されることなく、09年7月より新生GMとして新発足しました。然し一度地に落ちた名声は帰ることなく何れはあちこちに買収されて淘汰される運命にあると思われます(;;)。
処が皮肉な話ですが、トヨタを始めとする我が国の自動車産業が現在の力を付けるに至ったのは実はGMの企業体質のお陰であり、我が国はこの偉大なる先駆者に対し大いに感謝の意を捧げねばなりません。何故ならあの会社が新しい技術の進歩を学ぼうとせずにガソリンを垂れ流し、直ぐに壊れるような脆弱な車をずっと作り続けたくれたお陰でアメリカ人には“車と謂うものはこんなもんなんや”と納得し諦めて居た処へ30年前ホンダのアコードやトヨタのカムリなど日本車が上陸し、廉いだけで粗悪品の見本のように思っていたこれらの車が燃費が良い上に幾ら待っても壊れない処からアメリカ人が驚愕し、家庭での奥様や子弟用のセカンドカーであったのが徐々に力を付けて遂にはGM達御三家を追放するまでになりましたが、此はトヨタやホンダだけの力ではなく、偏にGM達が故障するのが当たり前の車を作り続けて呉れたお陰であり、GM達御三家様々と謂うべきでありましょう。それまでも日本のあらゆる製品が世界各国へ輸出されて居ましたが、今もそうですが10年前の中国製品の如く日本製の物はどれも粗悪であることについては世界共通の認識があったことは事実であり、私が60年前中学生の頃三宮の映画館へ姉に連れて行って貰って観た初期のカラー作品であったアメリカ映画“姫君と海賊”でボップホープが船上で海賊を相手にチャリンチャリンと斬り合っている最中にボブホープの剣がぽっきりと折れて、彼が“oh made in japan!”と言って頸を竦めて両手を広げるシーンがありましたが、観客は自分達が誹謗されていることも忘れどっと笑ったことを今もよく憶えております(;;)。あの時競演しカラー映画の女王と謂われたヴアージニア.メイヨは美人でしたね。そのニックネームの通りモノクロ映画では唯のお姐さんでしたから不思議でした(;;)。
事実あの当時の日本製商品はどれもこれも似たり寄ったりの粗悪品であり、不具合なラヂオなど叩くと直ったことをご年配の方々は憶えて居られることでしょう(;;)ともあれ技術革新の紆余曲折を経ながら日本の車が世界一となってベンツやBMWを超えることができたことを我々は大いに誇るべきことだと思いました(^^)次なる強敵は中国となりますが、例の餃子事件のようにことを穏便に済まそうとする日本人を盗っ人猛々しく誹謗する様は赦されるものではなく、更に日本のノーハウを盗んでは特許や法律など糞食らえでやってくる舞文弄法の無法者ですからこいつ等チャンコ達にだけはどうしても負けたくありませんね。岡田外務大臣には是非その辺を頑張って頂きたいと願って居ります。
先週の答え
夢が叶(協)う 花嫁に適った花婿 君には敵わない
2番目の答えが少し歯応えありましたね
今週の問題
(ス)り切り一杯 靴を(ス)り減らす 猫が(ス)り寄る 名刺に写真を(ス)る
調理師は何ができるのか?
御正月も終わりを告げ、少し宛増幅する寒さに耐える毎日ですが、ヒタヒタと確定申告の跫音が確実に近づいてくる気配です。今年の確定申告は政府税調で審議されている扶養控除等の廃止などが22年以降に廻るため、特に前年と変わる処はないのですが、唯一日本経済の活性化に資するために低迷する株式市場に個人投資家を呼び込むべく21年度の改正で上場株式の譲渡損と配当金の収入を差し違えて配当金に課せられた所得税の還付を受ける(又は本来納付すべき所得税額を減額する)制度が新設されましたが、よくよく考えてみると1万円の配当金と株の損を相殺することで還付を受けられる金額はたったの700円ですから実際にこの改正法の恩典に預かるのは数十万円、数百万円の配当金を貰う一部の大金持ちであって我々の様に小金を貯めてチマチマと株式投資をしている者になど何の恩恵もないことを思い知らされたのでした(;;)。ともあれ我々税理士には裕福な納税者からの対応に大童(おおわらわ)の年明けとなりました。
お正月三日間は仕事を一服してご気楽にネット碁など楽しんでいましたが、此処数年お節料理の習慣のなくなった我が家では、小生は独り外食かコープで売っているお寿司で済ます倣わしが続いています。今年も昨日牛丼の松屋でカレーを食べようと、お店に入ったら厨房は学生のバイトらしい女性が一人と後は食器洗いの雑用とウエトレスが各一人と都合三人の女性バイトで最たる省エネ経営でした(;;)。此処までしないと“すき家”の280円吉野家の300円に対抗して320円まで下げた牛丼の手前利益が難しいかと思いましたが、食券を取りに来たウエトレスに“あの賄いさんは調理師の免許持っているの?”と聞くと“そんなの持ってませんよ、エヘヘ…”と笑い飛ばされました(;;)。薬だって薬剤師と対面販売だのに、そんなのってあり?とネットで調べると調理師のみが可能な業務というのは実は存在しないと書かれており唖然と致しました。飲食店を開業するときに必要なのは食品衛生責任者であって調理師は不必要だそうです(;;)。そして此の食品衛生責任者ですら各都道府県や政令指定都市で講習を5時間程度と簡易なテストでなれるそうで高校生でもOKの市町村まであるそうなのには愕きました。つまり調理師と謂うものは小規模な給食施設や飲食店で『設置するよう努めなくてはならない』努力義務規定があるだけで、調理師にのみ許された特権は“調理師”と名乗ることのみだそうです(;;)一流料亭の花板さんも調理師である必要はなく、此では調理師さんもどだい嘗められたものであり、一体何のために設けられた資格なのか分かりませんね。飲食店に公認の調理師さんが求められていない理由としては、保健や衛生上の問題ばかりが優先されて作られたものが美味しいか不味いかカロリーがどうかなどはお役所にとってはどうでも良いことなんだなあと思ったものです(^^)。
ネットで調べたら日本調理師協会は社団法人でありどうやら無理矢理作られた国の税金に集(たか)る蠅の一つのようであり、会長さんが麻生太郎であり理事が34名も居ましたからきっと厚労省の天下り役人が殆どであろうと推察しましたよ(;;)。少なくない補助金を貰って天下りを養っているこんな役立たずの公益法人を、長妻さん次回の仕分け作業の中に是非入れて補助金を停止し、基金を国庫に戻して頂けませんか?
最近の女性は逞しいと謂われますが、昨年末に京都で起こった深夜自転車を押して帰宅途上の26歳の女性の前籠からバッグを引っ手繰って自転車で逃走した男に対し彼女は自転車に乗って追走し趨りながら携帯で110番(これって道路交通法違反じゃない?)し、400m先で男に追い付いて胸ぐらを掴んだところへお巡りさんが駆け付け逮捕されました。男はよぼよぼの老人と思いきや175cm24歳とか…警官は“ひったくりにあった女性が自転車で追い付くのは珍しい、明らかに犯人の体力不足だ”と愕いたそうですが、彼女は趣味がテニスで脚力には自信があったそうです。それにしても最近の若い男の軟弱なのにはほとほと呆れるばかりですね(;;)。
“破綻とはほころびのことです”とは昭和の初期当時の片岡大蔵大臣の国会答弁によって我が国金融恐慌の発端となった、と毎日新聞“余録”に書かれていました。閣僚の失言など日常茶飯事であり愕くに当たりませんが、私が気になったのは“余録”を書いた記者さんがどうして“破綻”とわざわざ常用漢字外の“綻”を用いながら“綻び”を“ほころび”と書いたのか訝しく思いました。新聞など公共の場では常用漢字以外の字は原則として用いないこととされていますが、一旦“破綻”と禁を犯した以上“ほころび”は“綻び”と書かねば筋が通りません。此の記者さんの文章では接続詞の“とは”と“ほころび”が連続して読み辛く、折角タブーを犯して破綻の綻を使った以上ほころびは“綻び”を用いるべきでしたね。“破綻”はカナが振ってありましたから、“綻び”にもカナを振れば済むことであり、読者を惑わす紛らわしい手法でありました。新聞は国民が求めている情報源の最も公共的な位置にありますから、紛らわしい読みになる平仮名を用いずに漢字で表記しカナで補正すれば、自ずから読者の漢字の勉強にもなるかと思うのですが、最近の記者さんは総じて少し質が低下し漢字に対する配慮が欠けてきた感が致します(;;)。デスク(編集長)の質も落ちたか!
藤井財務大臣が小沢代表の横暴に造反し高齢と病弱を理由として遂に財務大臣の座を投げ出しました。此の人は東大時代野球部の名捕手として鳴らした人であり、キャッチャーはチームの要です。民主党と謂うチームのために目配り気配りを念じて苦労されている処を心ない奴から足蹴にされては遣ってられませんよね(;;)。
代りが誰も居ないために後継者は菅国家戦略担当大臣となり国家戦略担当相には仙石行政刷新相が兼務することになりましたが、財務大臣たる者は国の骨幹を司る官僚を手足として使い熟せる人材であるべきが、菅さんは経済に疎く早速記者会見で円安容認の発言をして物議を醸し総理が不快感を顕すなど馬脚を現して居ます(;;)。この人以前厚生大臣だった頃から官僚の使い熟しが充分できず、今後財政支出が拡大し予算の配分などに齟齬を来すことになりそうです(;;)。普天間基地問題の解決が絶望的となった鳩山総理も敵の自民党ではなく味方の失策から少し宛外堀を埋められ窮地に追い詰められている感じですね(;;)。
“♪啼くな小鳩よ…♪”此の歌は今を去る60年前、岡晴夫のヒット曲ですが、”♪晴れた空、戦(そよ)ぐ風…♪“などあの頭の天辺から出る甲高い歌声がウクレレの音色と共に何処かから聞こえてきそうです。あれは確か“あこがれのハワイ航路”でしたね(^^)。あの当時は食べるものが無くて誰もひもじい生活が続きましたが、その代わり心に夢だけは一杯ありました。それが60年を経てだれも夢を持つことが叶わぬ暗い世の中となりました(;;)。“昭和枯れすすき”でも唄って憂さ晴らしをしましょうか(>_<)
先週の答え
流れを塞く(堰く) 風邪で咳く 気が急く
今週の問題
夢が(カナ)う 花嫁に(カナ)った花婿 君には(カナ)わない
下流の宴(うたげ)
明けましおめでとう御座います。
不束なブログですが今年も宜敷ご拝読の程をお願い申し上げますm(_ _)m
皆様お正月は如何お過ごしでしたか?元旦の朝の寒さときたら御正月に相応しいものでしたね。年末から良くないニュースの連続で日経平均も30日の大納会で前日より70円近く下げ此からの日本経済の前兆を見る思いでした(;;)。
昨年は我が国の企業が世界から取り残されないように挙って業績を立て直す懸命な努力に励みましたが、その成果の裏側には各社共に過酷な形(なり)振り構わぬリストラによる人件費の削減があり、“雇用なき恢復”の儘本年を迎えることとなりました(;;)。お陰で今年も不景気と迫りくるデフレの到来で我々一般市民には凍えるような冷たい世相となることでしょう。
昨年末にブログでお送りした“平成枯れすすき”について動画のyou tube “昭和枯れすすき”のコメント欄に“中小企業の倒産や廃業で我々庶民がどれほど困っているか極楽トンボの総理は少しも分かっていないだろう。総理の前で“♪貧しさに負けた、いいえ世間に負けた…♪”とさくらと一郎に此の歌を唄わせてやりたいね”と書き込んだら“同感だ!”とyou tube経由で沢山のメールを頂きましたから、世の中の多くの方が此の唄こそ昨今の世相を如実に物語って居るものではないかと思って居られるようです。今流行りのyou tubeだとしても、こんな大昔の歌にアクセスされる方が多いと謂うことは今の世の中が倒産に廃業そして雇用の喪失と異常な状態に陥っている何よりの証拠ではないでしょうか(;;)。
毎日新聞朝刊の林真理子さんの連載小説“下流の宴”は残念ながら昨年一杯で終了致しました(;;)。毎朝6時きっかり事務所で独り朝食を採りながら囲碁の欄にも株式市況の欄にも先駆けてこの小説を愛読し続けていた私は今年から失意の朝を迎えることになりました(;;)。私が此の小説の気に入った処は、主人公が、夫は平凡な会社員だが自分の父が医者であったことを唯一の誇りとして“私は貴女とは違うんです”と何処かで聴いたセリフを唱え乍ら生きている中流家庭の母親由美子であり、溺愛と大きすぎた期待から長男の翔が高校を中退してプーの生活に浸って満足していることを腹立たしく思っていた矢先、母子家庭で貧しい生活を送り、沖縄の高校を卒業し東京でアルバイトをしていた珠緒と翔が偶然知り合って好き同志になり結婚を認めて貰おうと、二人してお母さんを訪れる処がプロローグです。下品で不器量でデブで見るからに頭の悪そうな娘であった初対面の珠緒から”お母さん“と馴れ馴れしく呼ばれたことから由美子が激怒し“私は医者の娘なのよ、あんたは何なの!”と痛罵する処から小説が始まりますが(9月20日に宮崎大学医学部の題名で一度取り上げたことがありましたね)紆余曲折を重ねて、翔との結婚を決意した珠緒は由美子を見返すために2年間昼夜猛勉強して宮崎大学医学部を目指し、受験に臨むことになりましたが、国立大学医学部の入試ではテストの最終段階として自己推薦書を提出して複数の試験官の面接試験により合否が決まるそうであり、有りの儘を書いた自己推薦書を見た試験官から“無学であることをバカにされ、恋人のお母さんを見返したいと謂うことだが、若し合格したらお母さんに何て言うんですか”と聞かれて、珠緒は“わかりません、でも受験勉強中本当に辛いとき、あっちのお母さんにザマミロってアカンベーをしている自分を想像して自分を励ましました。”試験官の一人は思わず噴き出して椅子から転け落ち掛けたそうですが、“でも、もうそんなことはどうでも良いような気がしてきました。センター試験の直前には彼のお母さんのことなんかすっかり忘れて居ました。唯一所懸命頑張ったんだから絶対に医者になりたいと謂う気持ちだけです。”と話し、体力だけは自信があるから医者で一番しんどい仕事がしたいと試験官に懸命に心情を吐露する辺りがクライマックスであり、“此の試験に落ちたらどうしますか”と試験官の意地悪な質問に“来年又受けます。必ず医者になります”と断言するド根性が買われ珠緒は目出度く医学部に合格することができました(^0^)。息子の翔とは別世界の人間である筈の下品で不器量で本当に頭の悪そうな娘が翔に励まされて国立大学の医学部に合格したことを知った由美子の愕きと腹立ちは例えようもなくプライドをズタズタに引き千切られて悔しくて悔しくて睡れない日が続きますが、その心情は我々にも充分理解できますよね(;;)。
ストーリーには翔のお姉さんも登場し、此のお姉さんは生まれ付き美人で翔と違って要領が良く、合コンで上手く外資系の高給取りのエリートに射止めて結婚し子供まででき順風満帆でありましたが、マザコンの夫が鬱病になって会社をクビになり療養に三重の実家で独り暮らしの姑と同居を強いられることに耐えられず子連れで実家に帰ってきる生活となり、ラストは無気力な生活を変えようとしない翔が将来珠緒に愛想尽かしをされることを自ら予知し、泣いて縋る珠緒を振り切って実家に戻ってくることで終焉を迎えることになりますが、多くの修羅場を越えさせて手を変え品を変え林真理子さん独特の軽妙なタッチと翌朝への期待を持たせるテクは読者を魅了するものであり、現代の世相を反映した若者の在り方と親の在り方を存分に味合わせて頂きました。作者林真理子さんの言いたかったことは、蝶よ花よと甘やかされて育った中流家庭の今の子供達には堪え性がないから受験シーズンが到来したからと急に“ガンバレガンバレ!”と子供を追い詰めてもダメですよ、反って逆効果になるばかりではないかと言うことではなかったでしょうか?人生に一つの目標を掲げて真に頑張るためには珠緒のように下流であっても永い雑草生活が長期間の受験勉強のためには必要な土壌であったのかも知れませんね(^^)。“下流の宴”は人生の勝者になるには何が必要なのか、とても考えさせられる良い小説でありました(^^)。
60回を迎える昨年末の紅白歌合戦は番組表を観ると相も変わらず数十年間見飽きた顔ぶれの常連さんと私が聞いたこともない歌の下手なアイドル達ばかりであり、視聴者からソッポを向かれる時代となったようです。私は目が悪くなってから最近30年位紅白を見た記憶がありません。皆様の中でご存じの方は多くないと思いますが、今から48年前12回目の紅白歌合戦は、その頃チャンネル数が少なかったとは謂え視聴率がナント!81.4%と圧倒的な人気を博しました。その原因はその年17歳で初デビューして日本中で人気絶頂の純情可憐な吉永小百合さんの初登場でしたよ(^^)。
♪北風吹き抜く、寒い朝も♪と“寒い朝”はとても清々しい歌でしたね。あの頃の紅白は我々市井の徒にとって“年越しの宴”だったのでしょう(^^)。最近では紅白は視聴時間も延びて退屈に輪をかけ、顔も声も知らない歌手か化石のような連中ばかりではマンネリ化も良いとこです。NHKさんも視点を変えて視聴者投票でも募って得票数を発表し、その順位で登場させては如何でしょう。得票数ともなれば北島三郎や森進一に和田あき子達も仕方なく諦めるのではないでしょうか。でも、そんなことをしても、もう紅白は国民の心を繋ぎ止めることのできぬ程遠い向こうに行ってしまったのでしょうね(;;)。
お正月恒例の箱根駅伝は山登り5区柏原選手の区間新で一気にトップに躍り出て往路優勝から其の儘復路も制して東洋大学が昨年に続き連破を飾りました(^^)。
何時も言うことですが、お正月の花形番組が地方大会では興味が薄れます。如何して全国大会に昇格させて立命館や京都産業大学達を土俵に上げてやらないのでしょうか。惟うに関東陸連のボスが自らの利権を放そうとしないからに違いありません。読売TVからの放映料を独り占めして自分達だけの私腹を肥やしているのと違うか!
先週の答え
渾々(滾滾)と水が湧く 昏昏と眠る 懇懇と説諭する
初めの問題が少し難しかったでしょうか
今週の問題
流れを(セ)く 風邪で(セ)く 気が(セ)く
高校入試に懸垂9回!
後数日で年の瀬を迎え、仕事に健康にと結構苦しかった一年も漸く終わろうとしていますが、来年はどんな年になるでしょうか。この歳まで猫の手も借りたい年末調整の繁忙期に20年間天皇誕生日の存在を恨めしく思ったものですが、仕事も減り体力も落ちて来たこの頃では丁度良い疲労恢復日の役目を果たしてくれることになりました(^^)。
今年は政界財界を長きに亘って君臨してきた自民党が野に下り、国民待望の民主党政権が発足しましたが、民主党は万が一を考えて、社民党と国民新党を味方に引き入れたことが火中の栗となり、福島瑞穂と亀井静香に日本郵政や普天間基地問題で言いたい放題を言われて何の反論もできず、自らは親の臑囓りがばれて贈与税の追徴では国民の強い反感を呼び鳩山総理の人気にも早くも翳りが見えて参りました。一つには国民に迎合することを一義的に考えたマニフェストが現実離れし余りにも綺麗ごとに過ぎ、今になっての実現不可能の続出は国民の不信感を高め民主党の足を引っ張って居ます。先日マニフェストの撤回による10年度予算や具体的な税制改正などが発表されましたが、此ではどうやら鳩山政権の支持率も50%を割ることは必定でしょう(;;)。
大体からして赤字国債の発行で四苦八苦の非常事態に所得に関わりなく各家庭の子女に毎年2万6千円もの手当金とは正気の沙汰とは思えません。所得制限の導入の反対は事務手間が煩雑になるとの理由からですが、300万円500万円1000万円と所得に応じて手当金の金額を刻み1000万円以上は手当金の支給対象から外し、弱者に厚く富める者には薄くするのが施政者の義務ではありませんか。事務手間などその気になれば一月の仕事を3日で済ませる公務員をちょっぴり真面目に働かせるには千載一遇のチャンスではないのか!
今月の日経新聞“私の履歴書”は”下天は夢か“などの剣豪小説で名を馳せた津本陽氏の登場です。彼は私より数歳年上であり、旧制県立和歌山中学を出て東北大学法学部に入学された駿才でありました。県立和歌山中学は戦前県下随一最難関の名門校であったそうですが、入学試験にパスするには勉強以外に鉄棒の熟練が不可欠であり、逆あがり、足掛けあがり、懸垂9回ができなければ間違いなく不合格であったそうです(;;)。私の高校生時代も当時東大入学日本一を誇っていた東京都立日比谷高校でも同じような入学方法を採用して居ましたから、昔は勉強だけできても文武両道に秀でなければ名門校に入学できなかったことは、今の入試一辺倒の教育方法と大きく異なって居りますが、誠に理に適った試験方法だったと感心します。
現在行われている大学入試は日常培った実力を切磋琢磨することより小手先の入試テクニックだけを競い、運動もしないモヤシのような連中が人生の目的も夢も持たず唯親の虚栄の犠牲となっている姿は見るに忍びず、目標のない行進の行く先はプーとかフリーターが溢れる砂漠地帯となるは当然でありましょう。
身体機能を重視し、ガリ勉を排除してバランスの取れた質実剛健の若者を育てようとした嘗ての入学試験は、学習塾で入試だけに絞った即席丸暗記形の学習とは本質的に異なり、真の賢者足るべき者が選ばれる教育方法でありました。
教育の基本方針を誤り即席ラーメン式の粗製濫造に励んだアホな文科省も遅蒔きながら断固文武両道に秀でた者のみを合格させる入試方法に180度転換されては如何でしょうか。きっと立派な若者が輩出すると思われますよ。学習塾は何処も鉄棒を必ず備え体育会系のアルバイトが受験生を扱(しご)いて居たりして…(^^)
先日の新聞記事ですが欧州連合統計局の調査では、英国の学生の半数以上が外国語を勉強して居ないそうです。つまり日本人で謂えば語学が国語だけであり、イギリス人は近隣のドイツ語やフランス語を憶えようとする者が50%以下しか居ないことになりますが、日本ではまるで役に立たぬのに大学では教養課程の必須科目として英語以外に第二外国語(ドイツ語、フランス語など)までありますから、イギリス人はその分他の勉強ができることとなりとても恵まれていますよね。彼等が他国の言葉を憶えようとしない理由は、どうやら英国人が全人類の中で最も優れた人種であり他の国の人間は全て知能の劣った者であってそんな人達の言葉を覚えることなど屈辱以外の何物でもないとの偏見が齎した結果であろうと私は思いました。
どうしてなら、又々何時もの古い話になり恐縮ですが、今から50年近く前のことですが、京町筋のバンカメの入ったビルの3階に外資のお得意先があり、神戸港からアメリカに輸出するコットンコントロール(生糸の品質調査)をされて居ましたが、社長のRと謂うボンボンのイギリス人は戦後ずっと日本に在住しているのに日本語を話さず、税金の話をするときでも英会話のできない私は通訳が居なければ当方は筆談と謂う面倒な作業が必要であり、私の稚拙な片言の英語力では何時も“What are you talking about?” と訝しがられ困ったものでした(;;)。此の社長20年近くも日本に居ましたから、日常生活には不可欠だし日本語が話せるに違いないのですが、察するにどうやら日本人のような野蛮人の言葉を使うことに彼等イギリス人のプライドが許さないらしくて会社では明き盲?を装っていることに気付きました(;;)。彼はきっと日本をイギリスの植民地のように考えて居り、日本人の従業員や私など奴隷のように感じていたのではないかと思ったものです。日本人の10倍も給与を取り、家では週に3回もパーティー(外人の習慣です)をしている癖して、会社では何時も難しい顔をしてジョーク一つ言わず、孤高の人でしたから当人も仮面の人を装うのが大変だったと思いますよ(^^)。
“What a strong 9D ,doesn’t even know life and death”(9Dは9段のこと)
先日ネットで対局中相手のアメリカ人である8段から上のようなメッセージがチャットコーナーに届きました。英語の話題ついでにお聞き下さい。対局は佳境を迎え隅の死活が一段落した処でしたが、褒められたのかと何気なく“Welcome(どう致しまして)”と返信してから良く見てみると、even が付いており“死活すら知らないなんて何てお強い9段ですね…”と皮肉られたチャットであることに気付き、少し間違った手を打ったことは事実ですが、其処まで言われるなんてメチャ腹が立ちましたが“Welcome”なんて返答をしたために後の祭りであり、目には目をとばかりにその後は総力を振り絞って相手の石に襲いかかり大石を召し捕って投了させ鬱憤を晴らしました。ついでに”死活も知らぬ弱い9段に負けるなんて君も弱い8段だね“と言ってやりたかったのですが、英作文が儘ならず諦めました(;;)。支那人や韓国人ばかりかアメリカ人にも口の悪い手合が居ますから、名前をチェックしておいて次回から対戦相手にせぬよう注意することにしましょう。それにしてもこの歳になって何の因果か50年以上前に覚えた英語のスペリングを辿々しく想い出しては応答せねばならぬとは何ともしんどい話です(;;)。でも文法なんて多少間違っていても関係代名詞など放ったらかして適当に単語を並べて置いてok?などと入力すると、何とか相手に通じるから面白いですね。先日なんか中国人が私の問に対して”I can speak English a little”と答えてきましたがEnglishのEが I になっているので、”私よりひどい奴も居るんやなあ“とおかしくて変に優越感に浸ったものです(^^)。
此処で駄作を一句 『打つ手よりチャットの英語がもどかしい(;;)』 お粗末でしたm(_ _)m
先週の答え
坦々たる生活 淡々たる心境 虎視眈々
初めの二つが漢字の割には難しかったようですね。
今週の問題
コンコンと水が湧く コンコンと眠る コンコンと説諭する
今年も53週ご愛読有難う御座いました(^^)。
皆様どうぞ良いお年を…m(_ _)m
平成枯れすすき
先週金曜日からグングン気温が下がり、昨日など久し振りに雪が見られましたね。本格的な冬の訪れですが、これとても昔の寒さとは比べものにならず子供達が校庭で雪合戦ができる迄には至りません。小さい頃家から炭団(たどん)の豆炭を持って行って雪達磨の目玉の代りをさせて居ましたが、今の子供は炭団など見たこともないのでしょう(;;)。
先週漸く終わった神戸ルミナリエは阪神淡路大震災の発生を契機に鎮魂と追悼、街の復興を祈念して震災で激減した神戸への観光客を呼び戻す目的で毎年12月に開催されていますが、震災後15年を経て事件も風化しつつあり、今年のルミナリエは神戸の景気が良くないこともあってイマイチ盛り上がらず、イルミネーションの明るさだけが目立ち人出も少なく単に電飾が地球温暖化に寄与したに留まった感があります(;;)。
地元の商店街も当初は大いに乗り気でしたが、雑踏が酷くて来客応対処ではなく、その内クリスマス商戦のため早めにルミナリエを切り上げるようにしましたが、売上は一向に戻る気配がなく却って雑踏警備に経費が掛かり、最近では福知山線事故以来JRも冥加金を出さなくなったりして存続が苦しくなっています(;;)。人混みの苦手な私は嘗て一度も行ったことがありませんが、単なるお祭りと化したルミナリエなど神戸の企業に経済的な負担ばかり掛けて見返り(お店の売上)が少しも増えないのでは早く止めた方が良いと考えます。
遂に政界の異端児亀井郵政担当相のごり押しで日本郵政の株式凍結法案が先々週の臨時国会で可決され成立しました(;;)。一体から4年前熱狂的な国民の支持で小泉内閣によって郵政民営化が実現しましたがあれは一体から何だったのでしょうね?民意を全く顧みない亀井静香の良識が疑われますが、郵政公社が株式会社に名前だけ変わっても株式の譲渡凍結では民営化は名ばかりであり、公社が株式会社となっただけでは中身に変化があろう筈もなく、会社となったばかりに郵便局で支払う3万円以上の料金に収入印紙を押捺される義務が生じたため代金の受領側の手数料に印紙税が加算され、郵便局に振込受領を依頼する民間企業は従来より過酷な手数料(税金)負担を強いられることになりました(;;)。
印紙税と謂えば実質的な取引より形式的な面により課税されるおかしな税金であり、今はもう時効となりましたが昔明石海峡大橋が開通したとき新設された各料金所の料金収受業務を本四公団からさる民間会社が委託されて行って居り、当時は通行料5万円のハイウエイカード(現在は廃止されています)は割引(20%近く)が多額なため売れ筋の人気商品でした。処が此の受託民間会社であるA社は5万円の領収書に料金の委託先である本四公団と正しい受領先を書かずに自社のPRを考慮したのか自社名を印刷したばかりに大阪国税局から高額な印紙の過怠税を課せられることになった事件がありました。A社にして見れば単なる預り金であっても、受領者が形式的であれA社と表現されている以上、どうあっても課税は免れないのが印紙税法の定めでありました(;;)。印紙税の罰金は本来納付すべき税金の3倍(誤って金額の少ない印紙を押捺した場合は1.1倍)と定められて居ますから、恐らくA社は1千万円を超える追徴金になったと思いますが、罰金は損金(経費として収入から控除して貰えない)にすらならず、広告宣伝費にしてはバカでかい支出でありました(;;)。
因みに領収書に押捺する収入印紙は法律上営業に関するものに課税されると定められていますが、然らば営業に関しないものとの区別は何処にあるのか定かでなく我々にも余りよく分かりませんが、印紙税法では営業に関しないものとして医師や病院や士(さむらい)仕事である弁護士や税理士などが列挙されており、これらは何れもボランティアで遣っている訳ではなくれっきとした商売なのに何故か不可思議な話です。恐らく遠い江戸や明治の古(いにしえ)では“医は仁術”とか謂って(現代では“医は算術”の時代です)士(さむらい)仕事は全て人助けのボランティアの趨りだったのではないでしょうか。將亦(はたまた)物品販売である“商い”との区別に措いて営業と非営業の区別がなされていたのかと思いました。30年位前までは確定申告書の所得の書き順に1番が事業で2番が農業3番にその他の事業とありましたから、これも非営業の名残りだったのでしょう。
何時だったか顧問先の歯医者さんの事務員から患者さんが自費診療の領収書に印紙が張ってないのは何故だ!とクレームが入ったと電話があり“営業に関しない領収書に該当するから非課税です”と伝えましたが、果たして患者さんは本当に納得されたか甚だ疑問であり(;;)再度税務署にでも問い合わされたのではないかと思って居ます。私自身“営業に関しない…”と言う表現は訂正されるべきだと考えていますが、お上(かみ)もそろそろ明治時代の言葉を見直して頂く時期が来たのではありませんか?
人生齡(よわい)70歳を過ぎると、一寸したことで子供返りして幼い頃の郷愁に胸が締め付けられる思いがすることが良くあります。先日の夜ネットの碁を打ちながらもラジオから流れてくる歌を聴いていると懐かしい菊池章子の“星の流れに”が聴こえてきました。昭和22年にヒットした唄ですが“♪泣けて泪も枯れ果てた、こんな女に誰がした♪”と此の歌を聴いていると、私は何時も遠い昔のできごとを想い出して心悲しくなります。
想い出を辿れば、60数年前終戦後間もなく疎開していた姫路の郊外から姫路の街中に戻ってきたときのことです。私は小学校5年生でしたが九尺二間のボロ長屋の端で丁度うちの隣だった家に住んで居た幼い子供を抱えた小母さんのお腹が急に大きくなりました。母の言うには生活に困って春を鬻(ひさ)いだ結果だとか(;;)、そのとき子供心には良く分かりませんでしたが、軈て米軍の捕虜となっていたご主人が復員されることが分かってこの小母さん子供と一緒に身投げをされ亡くなりました。子供と共にどんなにかご主人の帰りを待ち侘びて居られたことか(;;)、子供を道連れにした自裁は懊悩の末の決断だったと思いましたが、食べるものが何もなくひもじかった時代であり身体を売ることは生きて行くための最後の選択肢であったことを数年してから悟りましたが、そのときは子供心乍ら唯無性に切なくてなりませんでした。戦争の悲劇は弱者であるこんな市井の人達にも及んでいたのです。戦争はもう嫌だ!
今年も遂に年の瀬が迫りました。世の多くの中小零細企業が日銀と民主党政府の無策によるデフレ不況に喘ぎ、倒産や廃業に追い詰められて居ます。企業の倒産や廃業は必然的に雇用の破綻を招き、飽食時代に生を受けたために堪え性のなくなった今の世代の若者には何故に自分だけが…と自暴自棄となった人達も居るでしょうし、メディアの報道が犯罪や社会不安を煽り、貧しい家庭では親子心中まで懸念されるこの頃です。
皆様は36年前だった1974年150万枚を売り上げて大ヒットしたさくらと一郎の”昭和枯れすすき“をご存じでしょうか。人生の過酷にうち拉がれた男女二人の慟哭の唄でありましたが、あの当時は高度成長の萌芽期であって、青天の霹靂も良いとこであり何て暗い唄なんだ!何でこんな唄が流行るのか?と訝しく聴いて居ましたが、恐らく世の人達は自らの生活が安泰である優越感に快感を覚え此の唄を他人事として気楽に歌って居られたものでしょう(;;)。
処がまさか平成の世になってこの唄のような時代が来るとは思っても居ませんでした。将に此の歌は”平成枯れすすき“と言うべきであり、“♪貧しさに負けた、いいえ世間に負けた…花さえ咲かぬ、二人は枯れすすき♪”とさくらと一郎は平成のデフレを予言して痛烈に歌い上げたのでした。女性上位時代でもあり、恋人もできなくて“俺は独りで枯れすすき!”と思って居る方も少なくないと思います(;;)。
無理な注文ではありましょうが、鳩山首相以下閣僚の全員に此の唄を真摯に受け止め、雇用の回復と男性の復権を目指す政治を行って頂きたいと願って止みません。
今日の高校駅伝近畿代表の西脇工業健闘及ばず2位は無念でした(;;)。日本語もロクに喋れぬ留学生の参加など誰が認めたのか!世羅や青森山田は西脇工業の純血主義を見て恥ずかしくないのか!
今週の漢字書取の問題
タンタンたる生活 タンタンたる心境 虎視タンタンと狙う
先週の答え
産業を奨める 預金を勧める 会議を進める 会長に推し薦める
“産業を奨める”が少し難しかったでしょうか?
61万株を1円で売る その2
師走の半ばを迎えて暖かい日が続いています。うちでは愈々年末調整事務が佳境に入りつつありますが、賞与の払えない中小零細企業が増加して居る寂しい年の瀬です(;;)。年末調整の税金が還ってくるのも今年限り、来年からは高校大学生以外の扶養親族の居る方は、厳しい年の瀬となりそうです(;;)。高校大学生は63万円の扶養控除以外に授業料の補助など貰える筈ですから、どう考えても不公平極まると思いますが億単位のお金しか知らぬ鳩山総理には理解の遠い話かも知れません(;;)。迂闊に手を結んだ社民党のマニフェストである普天間基地の問題で中挾みとなり、アメリカとの調整が上手く行きそうもありませんから、独法法人の仕分け作業で少しだけ男を上げた総理も少し宛化けの皮が剥げて此から段々と支持率が低下して行くことでありましょう(;;)。それにしても同志として参加させた社民党の福島瑞穂と国民新党の亀井静香(何処が静かや!)は鳩山政権のガン細胞さながらの存在ですが、誰も何も文句を言わないのか!
ジェイコム株の誤注文で410億円の損失を被ったみずほ証券が東京証券取引所を訴えた事件で東京地裁は先週東証に請求額の4分の1である107億円の賠償を命じました。双方共に控訴は必定でありますが、誤注文は仕方がなかったとしてその後の処理に置いてお互いの意思の疎通と全てコンピュータ任せであらゆる不測時を想定した防禦策を講じなかった両者と金融庁に責任があると思います。
4年前の12月5日朝、みずほ証券にとっては魔の10分間の出来事でありましたが、410億円の殆どは誤注文と察しながら買注文を出して利益を得た他の証券会社であり、この火事場泥棒のような証券会社やネットの取引者には法律上何らの処罰が及ばない現在のネット社会の恐ろしさには慄然と致します。4年前うちのブログで次のように書かれています。
『天下の証券会社までが火事場泥棒に参加していたことが金融庁への株式保有報告書から明るみに出て世間に暴露されることになりスイス系外資のUBS証券系列が121億円稼ぎ出してみずほ証券の損失の約3割を毟り取り、更には外資ばかりと思ったら国内証券会社も野村や日興など大手が便乗しコソ泥紛いが発覚した、幾ら戦国時代とは謂え、溺れかけている奴の頭を押さえつけるなど道義地に落ちたりの感が拭えない。それぞれ買付担当者は年末臨時ボーナスの支給にほくそ笑んだことと思うが、世論が動き金融大臣が“美しい話ではない”と発言し、各証券会社は顧客からの反発を恐れ渋々と利益の全額返還を検討しているが、禿鷹のモルガンスタンレーやクレディースミスはノーコメントを貫いているからどう決着することだろうか?』
処が株屋達も人の噂も75日を利用して結局誰も1銭も返さなかったのが今回の訴訟の発端となったようです。金融大臣は本当は“汚い遣り口だ!”と言いたかったが、株屋は株の売買で儲けるのが商売ですからそこまでは言えずに“美しくない…”などの表現に留めたものでしょうが、“美しくない”と“穢(きたな)い”とは意味が違います。その曖昧さが結局誰も返金せずに闇から闇に消えた事件であったのは悲しかったですね(;;)。
商売の世界には道徳も倫理もないと謂えばそれまでですが、東証が彼等を訴えることができないのは道義的には兎も角法的にはどうにもならぬからでしょうが、株屋は認可事業でありその辺りを慮って金融庁が1億円以上儲けた連中に対し職権で会員権停止など断固たる処置を採ることができなかったでしょうか(;;)。
一方東証のシステムは入出力を人間がすることでもあり当然に誤発注に対する注文取消のアラーム機能が備えられていたにも拘わらず、みずほ証券の社員が此を無視したのは、普段正常な取引に対してもアラームが表示されることが少なくなかったに違いありません。今回の判決である東証の107億円の賠償に対し、有識者は“火災報知機が作動しなかった場合火災を起こした人にも責任があると過失相殺を主張するようなもので問題だ”とする意見もあり、今後高裁で審議が尽くされると思いますが、東証が支払う賠償金の所以となる遠因は東証が業務の執行に一番重要なシステム部門に練達した人材を投入することなく旧態然として手話のように指を組み合わせた符牒で売り買いが成立する魚市場同様前時代的の体質から抜け出せず、システムの構築を自社自ら吟味することなくメーカーに丸投げしていたことに原因すると思います。今後場合によってはシステムを構築したソフト会社まで巻き込まれる可能性がなくはなく、一体からどのように終熄するのでしょうか。
鳩山政権による国家予算削減を目的とした独法法人への予算削減或いはカットを目的とした税のムダ遣いを暴く仕分け作業は異例のメディア公開で行われ無事終了致しましたが、国民の強い共感を呼びましたね。
独法法人の事業目的や趣旨そのものはそれぞれが立派なものであって、非の打ち所がなく何指差されることはないのですが、問題は事業目的より事業活動資金の流れが不透明であり、補助金の半ばが天下り役人の報酬や退職金に充てられ、補助金そのものがピンハネされた上、下請け業者に丸投げされていた実態が暴露されて独法法人の存在そのものが疑問視され、国が直接関与してNPO法人乃至は民間企業に委託すべきだとする意見が強く、此によって50%以上の予算の削減が可能であり且つ受益者の利益に資するものではないかと考えられた処が仕分け作業への原点であったものと思われます。今頃になって此の議論は遅きに失した感がありますが、全ては政治家達が過去において如何に官僚達の擅(ほしいまま)に禦せられていたかを物語っており、役人のキャリア制度が我が国にどれ位甚大な害毒を垂れ流しているか計り知れぬ処でありました。一日も早くあらゆる補助金がガラス張りになり国民が天下り役人に鞘稼ぎされることなく、直接国から国民が受け取る日が来ることを待望したいと思います。
先週だったか今年生まれた子供の名前のトップテンが発表になりましたね。女の子のトップが“凜”で昨年の4位から躍進しました(^^)。江戸時代の武家娘を想わすような良い名前ですね。アニメの主人公の名前から採られたと謂われますが、江戸時代の名前の”凛“は下部が”示“であり、現在は”凜“と”禾“になっています。此は前者が旧字体で後者が現在人名漢字に採用されている字体ですからややこしいですよね。女子の2位は昨年8位だった”さくら“で今年の女子プロ賞金女王に肖(あやか)ってとありますが、賞金女王が決まったのは先月の終盤ですからそれはおかしく、矢張り此までの活躍と小さくて可愛い姿が注目を集めたものと思われます(^^)。
一方男子は相変わらず“翔”が強く“大翔”“翔太”“翔”とトッププテンを3つが占めて居ます。
昔はこんな難しい字は使うことが少なくクラスに必ず居た“一郎”や“進”は過去の名前となり見られなくなったのは寂しい限りです。私は子供の名を“一”と付けましたが、此の名前の由来は昔山陽製鋼(現在は山陽特殊製鋼)の荻野一社長が法定監査を引き受けていた私の亡父に何かの折に“私は名前を付けてくれた両親に感謝している。名前を書くのも試験の解答の時間の内だ”と言われたことを父から聞かされ強く憶えていたためです(^^)。“翔太”と書くためには字画が16画もあり先ず5秒は要しますから“一”との差は少なくなく一問の解答時間に匹敵するのではないでしょうか。
女子ゴルフも橫峯さくら選手の賞金女王が決定し目出度し目出度しの1年でありました(^^)。
来春の開幕戦までゴルフの話題の代りに、易しい漢字の問題を提供することにしましたので、挑戦して見て下さい。
今週の問題
次の文のカナを漢字で書いて下さい。
1.産業をススめる 2.預金をススめる 3.会議をススめる 4.会長に推しススめる
答は来週発表します。