エルメスバーキン


秋酣(たけなわ)となり野山の自然が少し宛猛々しさを失って温和しくなってきたようだ^^。庭のキリギリスも先週から声が聞かれなくなったから次代に命を託して無事一生を終えたのだろう。一寸寂しいな。
トヨタの最高顧問豊田英二100歳と任天堂前社長山内溥85歳が先月半ば相次いで死去されあの世に旅立たれた。
豊田英二も山内溥も物凄い財産(殆どが自社株)を保有しているから我が国も2014年度の相続税収入が飛躍的に増加するように思われるが、人間お金持ちでも中途半端な連中は家を売り払わねばならぬ程相続税を取り上げられるが、ここら辺までお金持ちになると財団法人の設立と謂う伝家の宝刀が抜けるため大した税金にならない、全ては「財団法人○○記念館」とかの名称で自社の株を始め書画骨董などが多数寄贈されて配当金などで記念館が維持されて代送りに莫大な資産が子孫に承継され、永久に相続税が掛からない仕組みとなって居るのは我が国の政治家が自分達もその余禄に与るため法律を改正しないからだ:-)。
バブルの頃に銀行から相続税絡みの講演依頼があって資料を調べたことがあるが、当時でも最低で10億円出さないと文部相の設定する財団法人設立のラインに到達しなかったし、認可には可成りの政治力も必要としたから「並みの金持ちでは財団法人の設立は難しいですよ」と講演で話したことを未だによく憶えて居る:-)。

4日銀座の高級ブランドエルメス専門店でシャッターが壊され、バッグ15点時価3000万円相当が盗難にあったと届け出があったそうだ、世間知らずの私は一個当たり200万円のバッグがあるなんてことに唯々驚嘆した(゚ロ゚)、林真理子が60万円のエルメスをパリで買ってきたとエッセイに自慢げに書かれて居りそのぶら下げたプライドの軽薄さに辟易したことがあったが、上には上があるもんだな、そんなバッグを持ち歩いてたらひったくりが怖いと思ったが、此のバッグを持つ人はきっと運転手付きのベンツにでも乗って居る人かしら。でもよく考えて見たらこんな高価なエルメスバーキンを持った人なら中から取り出すものも充分に吟味しないと逢う相手から偽物じゃないの?と疑惑の目で見られるし、服飾だってそれに相応しいものが必要だろう、そうなると出かけるのに身に纏うものはネックレスや指輪を入れて千万円仕事になるよ。それだけの外装?に相応しい教養と知性を備えた女性って居るのかしら?彼女達はきっと足らぬと知って居る自らの教養と知性を補うためにエルメスを身に付けているので、真に教養と知性を備えた女性はエルメスなんて持たなくても充分にエレガンスなんだろうよ。こんなこと書くと高価なエルメスバーキンを携えた女性は皆バカみたいに聞こえるな、ゴメンm(_ _)m

清々しい秋が到来したので行楽のハイキングを楽しみにして居られるご家庭も多いと思う、先週日経にハイキングにはスズメバチに充分注意するよう書かれて居た。アレルギー体質の方の中には刺されて死亡する人もあるそうな:-)。いろいろ対処法が書かれて居たが、注意事項の最後の一行には思わず笑ってしまった。「スズメバチに刺されないことが一番良い」ことだそうだ^^。記者さん与えられた原稿の行数が足りずに苦慮された結果だろうな(^^)。
因みに漢検準一級の書き取り問題の解答では「スズメバチ」のことを「雀蜂」ではなく「胡蜂」と書かないと点数が得られない。

先月末に経産省の官僚が自身のブログ上で、被災した東北地方のことを「復興は不要だと正論を言わない政治家は死ねばいいのにと…」と暴言を吐いた上で「もともとほぼ滅んでいた過疎地」だとか「じじいとばばあが既得権益の漁業権をむさぼる」と言いたい放題だったことを閲覧した人が身元を割り出してネット上に身分や実名を暴露した:-)ことから発覚し、経産省は已むなく彼を停職2か月の懲戒処分としたそうだ。被災された東北の方々を思い切りバカにした言葉だがこんな軽い懲戒で済むのは、上記の言葉が経産省に限らず役人誰もが心の中で思って居る本音であり、普段役所内の日常会話として語り合って居たことなんだろうよ、でも文字になって世間に浮揚してしまえば矢張り建前上国民の公僕だから不味いよな、どうして懲戒免職されないのかな、その理由は罰する側にも自身疾しいとこが一杯あり、「お前等も言うとったやんか」と懲戒免職された者から反撃されたとき受け切れないからだろう:-)。何処が公僕や!

先週の誤字訂正の答え
彼の純真さが誤ちを犯す、(過ち)でした

今週の誤字訂正の問題
親味になって忠告する相棒

御教訓カレンダー
天国の番号教えます、 (478) 1059 

不世出の30秒CM


愈々あと1日で9月ともお別れだ、今月も後半は概ね暑くて雨が降らず「セプテンバーソング」など聴く気にもなれなかったよ:-)。

児童文学の大家灰谷健次郎も漸く約30冊を読み終えた、学校では子どもに読ませているらしいが彼の作品は子どもが読むものではなく子どもを持つ親が読むべきものであることを悟った。此の先生の作品を読み熟すには物凄いエネルギーが必要だ、読む途中に立ち止まってうーんと考え込まねばならぬことが多い。そこで今度は一転して気軽に読める「群ようこ」の作品を選んだ、その次は「内館牧子」と決めている。彼女は日本芸術大学で林真理子の一年後輩だが作風は林真理子と大違いで性格に厭味がなく軽妙洒脱な文体を操る一風変わった小説家でありエッセイイストだ。小説は林真理子同様余り面白くないが、エッセイが断然面白い^^。筆に委(まか)せて著名なタレントを情け容赦なく一刀両断に切って捨てる処などとても快感で、日常のストレス解消を求める女性ファンの多い所以だろう^^、面白さでは内舘牧子と良い勝負だろうか、きっとご存じの方も多いと思う。
彼女が30年位前に処女作として上梓されたエッセイ集にて宮崎美子を叙した言葉は、読者の視線を集め彼女が世間と出版界から作家として注目されるきっかけとなった^^。
宮崎美子と謂えば、古くは「タイムショック」の無敗記録保持者、最近では「クイズQさま」でお馴染みの漢検1級にも合格した才女の熟年タレントだが、今の若い人から見てさほど著名なタレントではない、然し此の人のデビューは余りにも鮮明であり、我が国の高度成長終焉期で今思えばバブルの萌芽期でもあった1980年熊本大学在学中、超一流の写真家篠山紀信に見出されて、週間朝日の表紙に抜擢された幸運児だ^^、その後ミノルタ一眼レフカメラ「X-7」のテレビCMで放映された映像は、木陰でTシャツとGパンを恥ずかしそうに脱いでビキニ姿になるというシーンが何故か巷の大反響を呼び起こした^^。その理由は彼女が楚々として可愛かったことにもあるが、彼女がグラビアモデルとして可成りの「太め」であったことだ。それまではグラビアモデルは紺野美沙子のような痩身でエロ感なし清潔感オンリーが決まりであり、「太め」感乃至「ボリュ-ム」感はタブーだったのだが、彼女が前例である悪しき殻を打ち破ってグラドルとして世に出たあのインパクトは現在50歳以上の男性なら誰もが強烈な印象を持って記憶して居られるのではないだろうか^^。
あの30秒のCMは当時巷の大評判となり、CM中不世出の大傑作とまで謂われるようになったが、その後河合奈保子や榊原郁恵など「太め」で「ボイン」がお色気路線として当たり前のように輩出したのは時代の変遷とは謂え宮崎美子を魁(さきがけ)としたものであったと思う。
群ようこのエッセイ処女作「午前零時の玄米パン」には「宮崎美子がでてきて木の下でTシャツとジーパンを脱いで三段腹をブルブル震わせたときは、これで私の時代がやってきたと思った…」と書かれている、「三段腹をブルブル」とは大胆不敵な表現だな^^。此は群ようこ自身が太めの容姿を何時も気にして居た処、此の映像を見て吹っ切れ、三段腹の女性だって美女の仲間に一般参加できるとの価値判断を下されたのだろう。彼女の小説「都立桃耳高校」では主人公が高校生の頃、150cmで60kg大根足でなく蕪(かぶら)足でミニスカート、気分だけ「アンアン」モデルだったと書かれて居たから多少の誇張が入って居たとしても彼女自身がモデルであったに違いなく宮崎美子より10kg程多いが端数は都合良く切り捨てて自らの体型に置き換えたものだろうな^^。
あの当時、バラエティーでお腹の贅肉を掴み「ミヤザキヨシコー」と叫ぶ芸人まで出てきて評判になったから、30秒CM宮崎美子の出現は、グラビアモデルはスリムでなければならないという既成観念を崩すものであり、一般大衆は彼女によって自分達が虚像しか見て居なかったことに気付き、漸く真の女性像に巡り会ったのだと思う。あのときの宮崎美子のお色気を凌駕するグラドルにはその後お目に掛かっていないが、「お色気」なんてものは多すぎると男の劣情を刺激するばかりで決して良いと謂うものではなく、あの程度に仄(ほの)かに漂うのがベストなのだ^^。

19日JR北海道での鉄道事故が大きな波紋と共に広がり、367個所にも達する欠陥レールが露呈し、レール幅の拡大幅は3.7ミリにも及ぶとか…(;;)、事故原因について事業本部長が釈明に追われて居るが彼は線路に降りたこともないエリートの事務屋やから何も分からない。保線作業員の勘違いになるそうだがレール幅の基準値の過ちが30年近くも前から踏襲されて居たのでは責任者の突き止めようもなく結局有耶無耶になることだろう、でも保線作業員の勘違いとかミスだと言うのは少しおかしいよ、作業員は命令通り「此処掘れワンワン」と仕事をさせられて居るだけだから、寧ろ被害者ではないのかな。悪いのは検査基準を目で見ながら心の目でしっかり確かめようとしなかった保線現場の責任者だろう、それと民営化で運悪く蝦夷に飛ばされ、やる気のない経営陣も同罪だろう。北海道は昔から線路が長くて乗客が少ない赤字垂れ流し会社だ、毎年国から300億円血税を貰って赤字補填して居るからキャリア組は誰も花の東海、東日本、西日本に行った連中を羨んで仕事などする気がまるでないのと違うのかな。会計検査院の指摘したJR四国のレール未補修50本も同じ理由やと思うけどなあ:-)。

先週の誤字訂正の答え
議員から舌砲鋭く詰問され大臣は答弁に苦慮した。(舌鋒)でした

今週の誤字訂正の問題
彼の純真さが誤ちを犯す

ご教訓カレンダー
「これにて一件落着」→「コネにて一件落着」 事件揉み消し

2.5世帯住宅の誕生


随分涼しくなりこの間までの猛暑がウソみたいだな。明日は秋分の日だがこの日を待って居たようにたった一週間で彼岸花が見事に咲き揃い祝日の到来を歓迎している^^。我々が子どもの頃は宮中で式典があるため此の日を「秋期皇霊祭」と言って居た、振替休日に該当させない数少ない祭日だ。秋分の日と春分の日は昼と夜の長さが等しいと謂われているが、実際には前者は夜が長く後者は昼が長いことを知って居る人は少ない。

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最近どこからともなく蝗(いなご)が2匹現れてうちの庭に棲みついている、付近10km以内には稲田など全くなく何処から飛来したのか不思議でならない。夕方水撒きをしようとすると決まって擬宝珠(ぎぼし)の傍から顔を出す(^^)。どうやら自分の住処を決めているらしい。此奴の名前を誰に聞いても答はバッタであり蝗(いなご)と答える賢者は居ない。私達の世代は子供の頃田圃で蝗取りをさせられ麦ご飯のおかず (醤油で煮込んだ佃煮)として食べさせられて居たから此奴の顔は忘れようにも忘れられぬ:-)。今の子供達がバッタといなごの識別ができないのはゲーム社会に毒された子供達が、自然界に棲むものへの関心の薄れによるものだろう、悲しいな(;;)。
先々週うちの職員が庭から事務所内に紛れ込んだキリギリスを見て「わ、コオロギが居てる!」と叫んだ、キリギリスもコオロギも漢字で書けば何故か「蟋蟀」と同じだが、姿形はまるで違う、何故か昔の人はコオロギのことをキリギリスと言って居たようだが不思議だな^^。

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今度は先週トイレの掃除をして居て別の職員が「ワ、変なコオロギが居る」と駆けてきた、さては又庭のキリギレスかとトイレを覗くと少し違った奴が蠢いていた(;;)。捕まえて明るい処で見るとナント!懐かしや「便所コーロギ」と呼ばれる竈馬(かまどうま)だった(゚ロ゚)。此奴もバッタではない。写真に見られるようにキリギリスのような虫だが翅がなく昔子どもの頃下駄箱やへっつい(竃)さんの隅から埃にまみれてピョンと飛び出してきたのでよく見掛けたが何故か鳴かない虫なので飼うことはなくその後見掛けなくなって久しいが、殺虫剤や農薬の普及で死に絶えたのだろうと思って居た。未だ居たんだ(゚ロ゚)
ネットで調べてみると本来戸外の暗い処で生活し夜だけ活動する習性らしいが、昔は我々の住まいが今と違って外部とオープンで鼠だけでなく蛇や虫なども行き来していたから竈馬も人家に居たのだろう。でも全部調べたがうちの事務所のトイレは窓は網戸だし外部から虫の入る余地は全くなく、強いて言えば洗面所の水逃がしの細い排水溝の穴しかなく、彼処は時々足の長い蚊が出入りして居るのを見掛けるが、排水溝の縦幅は1.5cm位でキリギリスほどもある甲高な竈馬が通過するにはちと難しく排水のパイプをよじ登ってくるのも大変だし何処から来たのか排水溝の先がどうなっているのかもよく分からない:-)。私は虫の好かぬ奴だとよく謂われるが、それは相手が人に限られて居り、蜘蛛やトカゲを始めあらゆる虫に好かれるタイプなのだ、どうやら庭仕事の際「帰らないで…」とズボンの裾に抱き付かれてその儘トイレに直行したのかも知れぬ、竈馬の幸多かれを祈って庭に放してやったが果たして元気に暮らしているだろうか、此の虫に限らず農薬や化石肥料のせいで絶滅して行く多くの昆虫達を悲しく思う。

最近旭化成ホームズが「ヘーベルハウス2.5世帯住宅」なるものを商品化し、団塊の世代や団塊ジュニアに大きなメリットを齎(もたら)すとして熱い注目を集めて注文が殺到している^^。どうやらその原因は近年男に伍して入社した女性達が不甲斐ない男どもを尻目に企業の中枢部となって活躍することとなった結果、当然に所得が高額化して生活力が高まり、強いて結婚しなくても生活して行ける女性となったため、小姑として家庭での発言力を大きくして住宅ローンの一部を負担することで家族に煩わされることなく自らの居住空間を占有できる0.5世帯を主張して居る世相が到来していることを察知したのが此の「2.5世帯住宅」なのだろう。愚娘宅がヘーベルだから詳しいことは何れ直に聞いてみたいと思って居るが、2.5世帯と言っても入り口を二つ半作ることはあり得ないから1階の入り口を開ければ直ぐに0.5相当の部屋のドアがあり、親とは顔を合わせないで生活できる仕組みなんだろう、恐らく両親の居住空間を侵すことなくバス、トイレやキッチンに到達できるよう設計されているのだろうな。いや、そうなると単に鍵の付いた部屋が一つある基本的に二世帯住宅に過ぎないから、玄関脇にワンルームマンションのようにバス、トイレ、キッチン付きの一室が設けられたものになって居るのではなかろうか。その内好きな男でもできて結婚して出て行けば、これ幸いと2階から引き籠もり不登校の孫が下りてきて占領するのではなかろうか?

先週の誤字訂正の答え
空に飛んでいるのが「魄(たましい)」で躰に留まって居るのが「魂(たましい)」つまり肉体だ。
前が「魂」後ろが「魄」です、

今週の誤字訂正の問題
議員から舌砲鋭く詰問され大臣は答弁に苦慮した。

ご教訓カレンダー
「お休みなさい」 「親、住みなさい」 老人ホーム

放送大学が日本一

本来今日は敬老の日だが2003年から振替休日制度のため明日となる。昨年は17日だったが、たった一日二日のために祝って貰えず死んで行くお年寄りが全国100人では利かぬだろう可哀想だな、15日は何の理由もなく付けられた記念日だから1週間繰り上げられぬものか?政府は第三月曜日を敬老の日に替えるについて高齢者団体から反発が相次いだため、已むなく老人福祉法を改正して9月15日を「老人の日」とした、誰も知らぬが15日のカレンダーには小っちゃく「老人の日」と書かれて居るのに気付かれただろうか:-)、敬老の日は若者が泊まりがけで遊びに行きお年寄りが寂しく留守番させられる日ではないのかな、それにしても先週来猛暑の蒸し返しには参ったな:-)、颱風の到来も暑さが凌げるなら歓迎だ。

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今年も玄関先に彼岸花の芽が出てきた。猛暑やら旱魃や豪雨など素知らぬ顔で毎年この時期になると此奴は律儀に発芽し、お彼岸にはしっかり開花するが、どんな体内時計を持っているのか不思議だな?蕾を愚妻に見せて名前を問うたら「つくつくぼうし」と宣った^^。きっと「土筆(つくし)の坊や」と言うつもりだったのではないかな?

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先々週「週刊囲碁」に掲載されて居た。本年度の女子学生本因坊戦で昨年度の優勝者であり一芸主義での推薦入学があるため全国制覇を続ける立命館大学の囲碁部の主将を斃し優勝したのは放送大学の木本有香選手だった^^。放送大学とは聞き慣れぬ学校名であり、ネットで調べたらキャンパスを持たない通信教育専門の大学で全国に57拠点もある大きな学校だ、大学院まであり4半世紀も前に創られている。仕事も持った人でも夜のケーブルTVや衛星放送で受講できるから、有職者でも学位が取れ国立でもあるから此から少し宛脚光を浴びるのではないだろうか。
そしてタイミング良く先々週日経夕刊のコラム「人間発見」に放送大学の高橋和夫教授が登場された。此の先生は大阪外大でペルシャ語を専攻され、民間の奨学金制度を利用してコロンビア大学に留学し中東の国際政治を学ばれた異色の徒であり、我が国では中東研究の第一人者として日本人で唯一イラク大統領サダム フセインに面会された方だ。先週などシリア問題で「クローズアップ現代」にまで出演され国谷裕子さんと対談されたから此の先生も一流人の仲間入りだろう^^。どうやら放送大学は閉鎖的な国内の学閥から門戸を閉ざされアウトローとなった有能な穎才が隠れ住んで居るのだろうか^^。通信教育など一般的に全日制の大学から見下されているから、此処の学生が女子学生囲碁日本一になったのはえらいな、一見ハーフとも思える美貌は芸能界でも通用しそうだ^^、放送大学は学校を日本一に高めた木本さんを是非表彰すべきだろうな。

大阪国税局管内で脱税事件の調査途中に税務署の極秘資料が脱税事件の被告の手許に流出していることが判明して先月地検特捜部が動き出し脱税だけでなくヤミ金融など数々の容疑が浮上しているが、此の被告は元々神戸税務署の調査官であったが98年不祥事により懲戒免職処分されてその後は税理士として活動していたと書かれて居た。税務署を懲戒免職されても3年すれば税理士にはなれるそうだが、そもそも税理士会が合格率3%の一般試験合格者に税理士資格が付与する審査は厳正を極めて容易に入会を認めず、過去にニセ税理士行為の有無について職歴のなかった期間など特に厳しく幾度も呼び出しては重箱の隅まで穿り経歴をチェックされ登録に到るエネルギーは半端ではないが、税務署員は20年ほど勤めたら試験もなく研修のみで税理士になれることにされ、その入会についても簡易な書類審査のみで終わるため、一般試験組に比し圧倒的に容易だ。然し税務署を懲戒免職された税務署員が何時の間にか入会を許される現在の仕組みは不条理だが税理士会は国税局の監督下にあることを利用したお役所の横車だろう:-)。一般試験合格者は合格後も2年間の実務経験を必要とされるから勤務していた会計事務所を懲戒解雇されていたら、登録に要件される勤務先だった税理士の印鑑証明書が貰えず税理士会は永久に入会させないからとても怪訝しいと思う。此のタチの悪い元署員に税理士資格を与えなければ今回の事件は起こらなかったろうし国税局も身内にばかり有利な裁量を見直して我々税理士全体の品位を損ねることにならぬよう資格付与や登録審査方法の大きな落差を是非見直して欲しいものだ:-)。

先週の誤字訂正の答え
巨漢と互格に渡り合う、(互角)でした

今週の誤字訂正の問題
空に飛んでいるのが魄で躰に留まって居るのが魂つまり肉体だ、

ご教訓カレンダー
「幸福」→「口福」 食べることだけが楽しみな奴

通称馬小屋教室

長かった雨のせいで、週末風が涼しくなったように感じたが、先月が暑すぎたせいだね。今月に入って雨ばかりの異常気象にはうんざりしたが、週末漸く一日だけお日様にお目に掛かれてヤレヤレだった、でも今週はずっと曇天のようだから憂鬱だな:-)。

庭に出ると近年雀の姿が極端に少なくなって居るのに気付く、昔は親子6匹位仲良く飛んできてピーチクと庭で寛いでいたが最近では親子3匹連れも結構珍しく、殆どが1匹宛飛んできて、それも仲悪くチチチと苛立って喧嘩ばかりしている:-)。まるで人間社会のようだな、雀が少子化の世界になったのは何故だろう?住居になる森も減って居るし、民家の屋根に耐震構造のスレート葺き屋根が増えて雀が好んで巣に利用して居た前面に丸い空間のある本瓦屋根の家が減ったことも由来するのかな。可愛げのない鵯(ひよどり)や烏と違って雀は唱歌や童話によく登場し、幼児達の友として古来人間と生活を共にしてきたから少し宛我々の前から姿を消すのはとても寂しい。餌場が減ったことも原因だろう、昨日も6時前濃い夕暮れ時庭のフェンスに1匹止まって居たから食事が済んで居なかったんだろう。昔は心優しいお爺さんお婆さん達が庭にご飯や麩(ふすま)を撒いてくれたし、何処も鶏を飼って居り始終雀がお相伴できて居たが、卵も栄養価は兎も角スーパーで買った方がずっと廉くなって誰も鶏を飼わなくなり、優しいお年寄りも居なくなって雀もお相伴に与る処を失ったせいかも知れぬ。雀にも世知辛い世相になったようだな:-)。

今回も灰谷健次郎先生に纏わる話だ。先生が中学校で私の先輩であったことは作品の中で知ったが、灰谷健次郎著「わたしの出会った子どもたち」の巻末に先生が生まれてから平成10年に亡くなられるまでの「年譜」が30頁に亘って詳細に掲げられて居た。処が「年譜」の中で先生が昭和22年神戸市立垂水中学校に入学されたとあった、然し此の名の中学校は当時なく正しくは霞ヶ丘中学校(2年後歌敷山中学に校名変更)だ、我々の卒業後昭和26年歌敷山中学から分れて垂水中学校が創設されたことを知って居る私は愕き、早速此の当時の生き字引である同級生のM君の力を借り歌敷山中学校50年史を貸して頂き彼の抜群の記憶力の助けもあって年譜の誤りが確認されたので角川文庫に50年史抜粋のコピーと共に手紙を送り後日何時か改訂版が出る際には訂正して頂きたい旨を申し添えた。
然し、改訂版が出たとしてもそのときには私の余命が追つかず先ずこの世ではお目に掛かれないと思うので、あの世でゆっくりと読ませて頂こうと思って居る^^。

中学時代は旧制から新制への学区制変更などもあって入学した学舎が四中(兵庫県立第四中学校)だった学舎から2年生の秋に県商(兵庫県立神戸商業学校)へ間借り移転し、更に3年生から新設された歌敷山中学へと移されて慌ただしく、幸か不幸か一度も上級生と顔を合わせたことがない、だから1年先輩の灰谷先生とは全く面識がなかったのだ:-)。1年先輩達は一体から何処の学舎で学ばれて居たんだろうか、不思議だ?

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「歌敷山中学校50年史」には我々が入学した霞ヶ丘中学校のことを「通称馬小屋教室」と書かれて居る。何故馬小屋なのか写真をご覧下さい、屋根の庇が深くてそのため庇の要所が支え棒で支えられている。庇が深いのは雨が教室に入らないためであり、雨が入るのは窓が板戸で開閉し硝子がないものだったからだ。昔は農耕用の馬や牛もこんなとこに棲まわされ、藁を敷いた床に鶏なんかと一緒に居たんだ。馬小屋校舎は吹き晒しで硝子がない処を揶揄されたに違いない。此の庇のお陰で雨は余程の横降りでない限り防げたが、冬の寒風には殆ど効果がない、板戸を閉めれば暗くて教科書が読めなくなるから吹き晒しの教室は今の子供達には先ず想像もできないと思う。電気もなくまるで旧石器時代の竪穴式住居だったな:-)。よくぞ五月蠅いPTAが黙って居たもんだと考えたがPTAだって誰も食べることに忙しく彼等の居住空間も馬小屋と似たような生活を送って居たのだ(;;)。

カネボウの白斑事件の被害者が11000人を超え、100万個以上の商品が店頭から回収されたそうだ。原価は乳液より容器の方が遙かに高いのではないかと思われるが、今更使い回しもできないよな:-)。カネボウは粉飾決算がばれて一度潰れた会社だが、化粧品部門だけ花王に買収され生き残ったが此処に来て花王の足を引っ張ることになり資生堂を大喜びさせて居るが、カネボウの全商品中白斑被害の元兇とされる「ロドデノール」を使用した化粧品は10品目もあり売上金額は全販売化粧品の4分の1にも上るが化粧品だって薬のようなものだし基本的に躰の細胞に関わるものだから充分な治験を行なわず販売したのが悪かった(;;)。女性の美白信仰は我々男には分からぬが高い金を払って細胞からメラニン色素を取り除いた挙げ句が「白なまず」では遣り切れないよな:-)。メラニン色素だって立派な細胞の一部じゃないか、此奴はブスでもしっかり躰を護ってくれて居ることを忘れて居たカネボウと客の双方が愚かだった、きっと他の化粧品会社の商品からも白斑の被害者が出ると思うよ、黄色人種が白人になれる訳がないもんね。此の病気に掛かると恢復は容易ではないと思う、私が瘭疽(ひょうそ)に罹った折何時も治して頂いた外科のS先生が「白なまず」になって居られたが何十年間ついぞ治らぬ儘に亡くなられたぞ:-)。

先週の誤字訂正の答え
人生の愛歓を描写する小説 (哀感)でした

今週の誤字訂正の問題
巨漢と互格に渡り合う

ご教訓カレンダー
「郊外一戸建て」→「郊外一戸だけ」 他は山

子供のこころと大人の心


暦の上では今日から9月になったが、久し振りの降雨の後、風が少し涼しくなったように感じられるからやっと秋が来たのだろうか、先週の雨のお陰で庭の雑草も随分と元気を取り戻し三角バッタも青い食事にありついて嬉々と戯れて居り大きくなった。多分間もなく「負んぶバッタ」が見られるだろう^^。颱風が近づいているようで少し心配だな。

先週にも触れたが最近私は灰谷健次郎先生の作品ばかりを読んでいる。この先生の本を読むと汚れた心が少し宛澄んで透明になってくるような気がする^^。「兎の目」で心の目が少し開け「天の瞳」9巻を読み終え更に「太陽の子」など約20冊を読み終えた。^^何処かから優しい風が吹いてくるように感じられ、トゲトゲした心が何だか柔らかくなって来る。この方は神戸で長く小学校の先生をされて居り、妙法寺とか荒田のグラウンドなど絶えず出てくるのが懐かしいな、終戦後舞子に住まれ私と同じ歌敷山中学の出身(1年先輩)だから「だぼ」なんて穢い神戸の言葉が幼い頃への郷愁を誘う^^。先生の作品には戦後発行された児童向けの雑誌「きりん」に登載された子供達の美しい詩が一杯載せられている。食べる物もない苦しい時代やったけど子供達の言葉はいじけないで純粋で珠玉のように美しくてキラキラ輝いている^^。
私は「きりん」に収録されたものを灰谷先生が紹介されて居る作品を読んで大人の予断の介入する余地のないその純粋さに唯々驚嘆した。以下に掲げるものはその極々一部だが皆様も読まれたら子供の心の透明さと純粋さにきっと愕かれると思う。ひととき幼い頃に帰って耳を澄ませてね、
灰谷先生のご遺族の方へ 「無断でブログに掲載してご免なさい」m(_ _)m

しりたいねん 谷口のり子 三年生  
わたし お父ちゃんとおかあちゃんが どうしてすきになったか しりたいねん、それから みあいかれんあいかしりたいねん それからどうしてすきになったのに けんかばかりしているのかしりたいねん

せんそう 斉藤苣 五年生  
せんそうなんかやっちゃあ、いけない おとうさんがしんだら、どうする
 まきも、われんじゃないか (注 まき=薪のこと)

るすばん 河中正子 六年生  
父は戦死した 母が産後で死んだ 私は おばあちゃんに育ててもらっている 「つかいにいってくるさかい、るすばんしといてや」 「おやつはとだなに入れてある」 とだなの中をみたら紙が一まいあった 「おやつはありません」とかいてあった

皆戦争を経験した私と同じ世代の子供達であり食べる物もなく誰もが貧しさを共有していた時代の詩だが、少しもへこたれずに一所懸命生きている明るい子供ばかりなのに心が温かくなる^^。昔は私もこんな風に目をキラキラさせ輝いて居たんやろな?生活が貧しかった分、家族が懸命に寄り添って生きていたから、こんな風になれたんやろな。今の子供達は物が豊富になったせいで心が貧しくなり家族誰もが寄り添う心を見失って家庭がバラバラになって居るようやから可哀想やな:-)。 当時三年生の谷口さんもその後結婚されてよくご主人と喧嘩されたのと違うかな?喧嘩をするのは仲が良いからだときっと気付かれたろうな^^。六年生の河中さんが「私はおばあちゃんに育ててもらっている」と書いたのは心底えらい、今の子供なら感謝の心より己が不仕合わせな運命(さだめ)を嘆く詩となったろう(;;)、「おやつはありません」はお婆ちゃんのお茶目心だろうが、それを暖かく受け止めている河中さんは優しい人やな^^。

優しい心になって居た私の目に、国立大学名誉教授であ夫を奥さんが陶器のマグカップで十数回殴って殺したと謂うむごたらしい事件が先週の夕刊から飛び込んできた(;;)、原因は教授の浮気だそうだが、我々衆生から見たら、大学教授夫人ともなれば良識ある人格者で口は達者でも教養が邪魔をして手など出さない人だと思って居たが夫人も矢張り人の子で只の嫉妬深い女性に過ぎなかったようだ:-)。でも殺された名誉教授70歳にして浮気とは元気だな^^。奥さんが殺すまでに激怒したのはご主人への愛が裏切られたせいであり、今時61歳は熟女として充分に若いから普段自分が構って貰えなかった不満が原因ではないかと思ったが、愚妻に話すとそれは愛情やセックスではなく世間体だと言った。どっちにしても情けない行動だ。子供達は二人とっくに独立しているそうだが教授夫人は子供達や孫達に及ぼす影響まで考えが及ばなかったのか、今の人間って刹那的で利己的になったな、「きりん」に詩を書いた子供達に恥ずかしくないのかな?教授夫人になったことで自分が特別の人間になったと錯覚したんだろうね。

昨日の夕刊に「オレオレ詐欺」の受け子となった男装の女子中学生が逮捕されたとあった、先っちょを捕まえてしもたらあかんがな、お金に発信器でも付けて首謀者まで辿り着かんとその上の者が捕まるだけで終わりになるのが警察はどうして気付かんのかな?アホやな:-)。

先週の誤字訂正の答え
虚疑の申告で脱税を図る (虚偽)でした

今週の誤字訂正の問題
人生の愛歓を描写する小説

ご教訓カレンダー
「お父さん約束守ってよ」→「お父さん役職守ってよ」 挙式前の娘

社長室にカエル

8月も愈々最終週を迎えた。今月に入ってまるで降らなかった雨が一昨夜から漸く降り始め庭の雑草も生き返った^^。一昨日までは無惨にも赤茶けて枯れかかり通り掛かる人達に廃墟を思わせ不快にさせて居たからそれこそ旱天の慈雨だったな^^。
全然実感が湧かないけど来週から愈々秋だ。庭のキリギリスもそれぞれ伴侶を得たようで殆ど鳴かなくなった。其処でキリギリスの雄を一匹金魚屋さんで買ってきて事務所の玄関脇に虫籠を吊すとその声に釣られて叢から、蚊細い鳴き声が聞こえて来る^^、ライバルを意識して本能が翅(はね)を誘うのだろう。ヤモリなどに狙われるので夜は虫籠を事務所の玄関内に取り込むが、クラシック音楽を掛けると恋敵の出現と勘違いをするのだろうか必ずキリギリスが反応して鳴き始めるから面白い。シューベルトのピアノコンチェルトなどとても相性がいいようだ^^。
先日M銀行に用があり窓口へ行くと女子行員の名札が置いてあった。番号を呼ばれた折、彼女に「貴女、8月生まれ?」と問うたら、「そうです」と微笑まれた。何故分かったの?彼女の名前は「葉月」さんだったんだ、誰にだって分かるよね^^。でも、ホントかな? 「葉月」は旧暦での8月の呼称だから新暦での8月は6日までが「水無月」で7日から「文月」となる、そして本当の「葉月」は新暦では9月5日から10月4日までだ、此のお嬢さん本当の誕生月はどっちだったんだろう。今度行った折もう一度聞いてみたいな^^。案外新暦の8月だったりして…、昔「弥生」とか「さつき」などよくある名だったが、終戦後旧暦での命名が減ったのは時の流れだろう…。新暦、旧暦ってなあに?なんて言わないでね:-)。

先月の日経ビジネス「経営教室」を読んでいたら可笑しな記事にお目に掛かり呆れてしまった。教室の執筆者は自己資本8000億円三菱ケミカルHDの社長だったが彼は07年社長に就任以来社長室に「カエル」を飼っていると書かれて居た。社内を「変える」ことを訴えるためだとか^^、私はこの記事を読んで思わず「ウソだ!」と叫んだ。蛙は熱帯魚ではない:-)、きっと置物の蛙に違いないが、若し飼っているのが事実とすれば大変な費用が掛かることになる。どんな蛙か知らないが、爬虫類両棲類の生き物は全て動くものしか食べないから、例えばイボ蛙や青蛙なら蠅や蚊などが日常の食糧だ、然し社長室に蠅が居るわけがないし、社員食堂から捜してくるにしても大変だし、蠅の常駐場所は腐った残飯の周囲とか社長室とは全く異質な場所だ。蛙は普段水の中に居るが肺呼吸し、腹が減れば水の外に出て動いている餌を探す(うちではときどき落ちてくる枯葉などにパクつき慌ててペッと吐き出しているのを見る^^)、飼育するとなれば大型の水槽に水部分と陸部分を設けて水槽の窓から蠅などを入れることになろうが彼等は大食いだから絶えず給餌の必要があるし、土日も餌を与えねばならぬから専用のカエル秘書なんか必要だろう。エアコンの冷気などは蛙には大敵だが、社長室にクーラーは不可欠だから水槽にはサーモでも付けて暖房することになるがどう考えても不可能だろう。時季が来れば冬眠だってせねば蛙は生きられないから蛙を飼育する社長室は自然環境を具備して居なくては絶対にムリだと思うが、自然環境に順応している社長室など想像したくてもできない。でも天下の大会社の社長がウソを吐くとも思えんし、日経ビジネスの記事を読んだ人でこの社長室を訪れる方も居るだろうから真相はどうなんだろう?でも、やっぱ置物やろな:-)。
本当の蛙を飼うのならどうしても灰谷健次郎の名著「兎の眼」に出てくる蠅博士の鉄三少年でも連れて来ねばなるまいぞ^^。

人嫌いで有名な俳優の高倉健さんは記者からインタビューを受けたり、人との対談など絶対にしないと言われて居るが、あるとき彼はどんな風の吹き回しかNHK「クローズアップ現代」でニュースキャスター国谷裕子さんのインタビューを受けられたことがあり、そのときのインタビューと国谷キャスターの高倉健さんに対する印象を述べられたVTRを「youtube」動画で見る機会に恵まれた^^。
国谷さんが話されるに、彼女は高倉健の全作品2百数十本(殆どが任侠映画だ)をVTRで連夜見尽くしてあらゆる準備をされてのインタビューであったが、彼には何を質問しても殆ど答が返ってこなかったので、あるときから質問を全てストップして高倉さんから発せられる声を待たれたそうだ。そうすると高倉さんは時折ポツリ…ポツリと間(ま)を置きながら話をされたが、高倉さんが話すべきことを頭の中で紡いでいられる沈黙の時間は、最大で17秒もあったそうだ^^。
高倉健は「自分は何時もいい風に吹かれて居たいと思う、自分から意識していい風の吹いている処を捜しに行きたい、余りきつい風だと自分が人に優しくなれない」と話されてインタビューを終えられたのが印象深かったが、高倉健はきっと上述の灰谷健次郎のファンで未完で終わったが、彼の最後の作品である命の共鳴を描いた「天の瞳」の愛読者だったのではないか、とふと私は感じた。
話は変わるが国谷裕子さんは20年前クローズアップ現代のニュースキャスターを務められたときは、小学校6年生からアメリカで育ったバイリンガルとはどうしても思えぬ垢抜けず色気のないボーイッシュな女性だったが、近年歳を経るに従って美しくなられ、品のある良い顔になられた。ファッションセンスも素晴らしく我が国を代表する女性の一人に変貌されたようだ。斯くなるには整形手術を始め様々な人知れぬ苦労があったことと拝察したが、全ては国際社会を舞台とした修羅場の経験と環境が彼女の持てる教養と品性を発芽させ成長させそれが顔に滲み出てきて人に与える印象が大きく変ったのだと思った。氏より育ちって言うもんな^^。

先週の誤字訂正の答え
海底は鉱物資源の豊庫だ、(宝庫)でした

今週の誤字訂正の問題
虚疑の申告で脱税を図る

ご教訓カレンダー
「逢ったその日に結ばれた」→「逢ったその日にブスばれた」 厚化粧

美智子妃殿下とホカ弁


お盆休みも今日で終わり明日から平常の執務態勢に戻ることとなる。うちでは先週の後半3日間をお盆休みにしたが、休みの間は例年の如く何処行く予定とてなく、事務所で一人キリギリスの声など聞きながら仕事の合間に漢字の勉強をしたりネットの碁を打ってのんびりと過ごした。碁も最近は寄る年波で集中力が持続できず肝腎なところで凡ミスが多くて随分弱くなり9段を維持するのが段々難しくなってきたようだが、勝とうと意気込むと負け、後段してもええわいなと開き直ると感性の赴くままに着手が進み不思議と勝てるから囲碁は我欲を捨てて自然体で打つ方が勝ち易いことがよく分かる、少林寺拳法では「守主攻従」守りが主で攻めは従であって守って負けないことが基本だから、人生だって突き詰めれば我欲を捨てることが勝ちに繋がる囲碁や少林寺拳法と同じことが言えるのではないだろうか?

週末には不運にも金曜西脇工業の敗北と、土曜女子プロゴルフ横峯さくら選手102試合目での予選落ちが確定した(;;)。前者は、ま、一勝出来たから立派であり公立の星を満天下に示したものであり、余り勝ち続けるとバス代の支払に支障を来すから翁田投手達気を遣ったのかな?ゴルフの方はトップが憎っくきチャンコロであったため日曜朝刊の写真は日経、毎日共に最終パットを外した(入れれば予選通過)さくら選手だったのは皮肉だったな:-)。

先日さる本を読んでいて私が予て有してきた昭和天皇並びに皇太后への印象が大きく崩れ去った:-)。それは宮内省生え抜きのある女官死の直前の述懐であった、美智子妃様は実は平民出身のため多くの女官に陰湿な意地悪を繰り返されてノイローゼになられ、声が出なくなったり、奇形児をお産みになったことがあると巷で喧伝されたが実は、その元兇は女官達ではなく昭和天皇並びに皇后陛下(後の皇太后)にハブられての虐めであり、女官達の行動は此の二人に迎合してのものであったのだ:-)。此のお二人は国内国外にお出かけになるときご親族の人達が挙ってお見送りとお出迎えをする慣わしであったが、其の折二人は必ずご親族の方達に声を掛け、短い会話をされるのが常であったが、ついぞ美智子妃には只の一言もお言葉が掛からなかったそうだ。死んで行く女官は「お気の毒で目の遣り場に困りました」と述懐されたそうだが、皇太后と此の女官の会話に美智子妃の名が出れば「あの方は外から来た人だから…」の一言で片づけられたそうだ。アホな二人のどちらが首謀者なのか或いは共犯なのか分からぬが紆余曲折はあったにしろ結婚を認めた限りは、家族の一人として遇するのが常識だがそれができず自分達の品位を貶めていることに気付かない愚かさは何処が「現人神」や!今は無き皇族と謂うプライドを鼻にぶら下げて、必死で耐える嫁に対し終始ハブる舅と姑に終始した此の二人はTVドラマじゃあるまいし、真に愚かであったと思う。天皇に太平洋戦争開戦時の戦争反対ができなかったのも当然だろう。
宮中で美智子妃が鶏群の一鶴であったことは誰もが認める処だが、昭和天皇夫妻は心の狭い愚か者できっと美智子妃の才(ざえ)に嫉妬していたんだろうな、処で此の事実を暴露したのは美智子妃殿下と旧知の仲であった高峰秀子であった。そして彼女は文藝春秋主催の「20世紀の美女世界ベスト50」のトップに美智子妃を選び、参加者全員に諮った処誰にも異存はなく全員一致で美智子妃に決定したそうだ^^。
余談だが美智子妃が3人の子供達と何処かへ出かけられるとき途中突然車をお止めになってホカホカ弁当を四つお買いになり、お子様にお与えになり自らも召し上がったそうだ^^。このことはお付きの人から宮中に知れて直ちに美智子妃は侍従から厳しく譴責されたそうだが、美智子妃が「皆様がお召し上がりになって居るものを何故私達が食べてはどうしていけないのですか?」と仰られると侍従は狼狽えて何も返事ができなかったそうな:^^。美智子妃にはご自分の作られるお弁当の参考になっただろうし、子供達への社会教育でもあったに違いない。美智子妃殿下からホカ弁を買って頂いたお弁当屋さんきっと天にも昇る気持ちではなかったか^^、でも後から宮内庁の怖い役人が走って来て何故か「絶対に他言無用、話せば不敬罪で訴える」など脅されたんだろうな:-)。でなければこのお弁当屋さんTVのワイドショーなどに出演して世間の耳目を集めお店は大繁盛したに違いないもんな^^。宮内庁は営業妨害などするな!

TBS日曜劇場「半沢直樹」が好調で久し振りの視聴率25%台だ^^、原作者の池井戸潤は慶応を卒業後三菱銀行に入行したバンカー上がりだから一般人の知らない銀行の恥部や暗部が良く書けている。然し彼は財務諸表関係が苦手だったようで、貸出先での「総勘定元帳を見せて下さい。計算します」とか、国税局査察部が被疑者を特定せずに銀行に押しかけ、捜査令状も持たずに権限を越えた恫喝など我々が訝しく思う個所が多いのが気になったが、ま、全体としたら良くできた部類だろう、池井戸潤はバブル崩壊後平成8年に東京銀行と合併した三菱銀行を退行して居るから合併以降のストーリーは同輩達がニュースソースを提供してくれたんだろう。旧三菱銀行と旧東京銀行の派閥争いで東京銀行側が凋落して行くのが悲しく、三井銀行と太陽神戸銀行が合併してできたさくら銀行組が住友銀行との再度の合併で受けた仕打ちも又同様だったのだろうと思ったものだ:-)。作者が東京銀行組なら先ず書けなかった本だったな。銀行員は殆ど欠かさず見ていると思うが、池井戸さんの作品は必ず最後に部下を悪役に仕立てた支店長や常務などの幹部が融資先から裏金を貰っていることが発覚するから、支店長以上の人達には不人気だろうな^^。主演の堺雅人は私の嫌いな俳優だが上戸彩のファンやから見ている(ミーハーやな)のだ。処でTVには出ないが、原作では代金取立手形の略称を三菱銀行では「代手」と呼び東京銀行では「取手」と呼んでいたが合併後は「取手」に統一されたそうだ、その理由が又おかしく、「代手」では行内で女子行員が男子行員に事務上の書類の受け渡しで「ちょっと代手頂戴」と言う言葉が部外者に「昼間から不謹慎な!」と甚く誤解を招くからだったそうだった:-)。銀行内部に居た人間しか分からぬエピソードだな^^。

先週の誤字訂正の答え
残業の日はスーパーでお惣材を買って帰る、(惣菜)でした。

今週の誤字訂正の問題
海底は鉱物資源の豊庫だ

ご教訓カレンダー
「良くできた妻」→「欲でできた妻」 1字で大違い

西脇工業の快挙

 

夏の高校野球が始まり愈々お盆が近づいて来た。この歳になってもお盆になると決まって終戦の年の玉音放送が思い出される。姫路の山奥疎開先で迎えた終戦だった。突拍子もないことを言うようだが終戦で先ず私が感じたことは蝉の羽化が見られなくなることへの寂しさだったのだ。夜中空襲警報で幾度か防空壕へ待避する途中、羽化しようとして居る蝉が米空軍B29のサーチライトに照らされて翡翠のように美しかったことが未だ忘れられぬ、立ち止まって見とれていると母に叱られて手を引っ張られたが、あんなに美しい艶やかな碧色の羽化の輝きは生まれてから今まで見たことがない。当時治安も悪く夜の外出などとんでもないことで蝉の羽化など先ず見る機会に恵まれなかったのだ:-)。終戦後に蝉の羽化を見る機会が無かった訳ではないのだが、今のように懐中電灯などの照明器具がなかったし、マッチなど貴重品だったし観察することができない儘疎開が解けて街に転居したから、今も私の心にずっと少年時代の幻想となって蟠(わだかま)っている:-)。

先日お得意先である芦屋のNさんから仕事上のメールを頂いた、用件の最後に含蓄ある一言が書かれて居た。ご自宅の楡(にれ)の大木からお隣(Nさん所有のマンション駐車場)に樹液が落ちて、車の屋根を汚すのでやむを得ず駐車場に屋根を着ける工事をされたそうだが、Nさんの最後の言葉が気になった。「それにしても、この炎天下アスファルトの照り返しの中、作業している方達には、仕事とはいえ頭が下がります。いつも思うのですが学歴や知識の差が小さくなった現在、ホワイトカラーの人達の給料は高すぎますね。」
私は次のように返信した。「あの人達は技術があるので一人親方で肩叩きなど心配はなく、ホワイトカラー族の方がストレスは大きいと思いますよ。多くのサラリーマンはその人から会社の肩書きを取ったら誰が頭を下げてくれるでしょうか、学歴だけで入社し月給泥棒を承知して居る多くのサラリーマンは肩叩きへのストレスで大変だと思いますが…」
私は父親から「お前がサラリーマンになったら上司と喧嘩して三日でクビになるから止めとけ」と言われ諦めた。私の仕事は力仕事ではないけど職人のようなものだから今までやって来られたんだろう、私は直情径行気が短いのでお得意先とも税務署ともよく喧嘩をした:-)。親父の洞察は正鵠だったのだ。でもこの歳まで惚けもしないで仕事ができるなんてことは誰よりも仕合わせだと思う、父親に感謝せねばなるまいな。学友の多くは定年後年金生活に入り、初めは週三回ゴルフなど行って居るらしく羨ましい存在だったが、今では朝からTVの前で動こうともしなくなったと聞くから目標のない人生は刺激がなく痴呆症を招いて社会の迷惑になるのかと思った。働かないでも食べて行ける年金なんて諸刃の剣だな:-)。
何時だったか、こんなコピーを見たことがある。
「職人は人です。会社員の「員」って何ですか?」
厳しい言葉だ、「員」は只の数だから、ウーンと言いたくなるような凄いコピーだ^^。就活、就活と学生が騒いでいるが、「寄らば大樹の陰」の大樹を求めているだけじゃないのかな?大樹が枯れても生きて行けるような人生を求めて荒野を流離おうとする勇気のある若者はもう居ないのか:-)。

駅伝で著名な西脇工業が夏の甲子園に初登場だ^^。金に飽かして各地から逸材を集めて居る私学各校をやっつけての県立高校の登場だから圧巻だ!地元の中学で育った子供達が県大会出場164チームから勝ち上がって遂に栄冠を掌中にしたんだ。県大会決勝戦の実況で解説者が「中学まで軟式だった子供達がよくも此処まで…」と、絶句されたのが印象的だった^^。選手達も凄いが監督が素晴らしい指導力の持主だったんだろうな^^。県立の代表校は最近では平成16年社高校、2年前加古川北高校に続いて3度目だが此までは何れも選抜出場であったから、夏の甲子園の県立高校は08年の加古川北高校以来となる。籤運良く相手の島根県勢が参加校僅か39校の弱小県であり8年振りの初戦突破ができてよかった^^。実の処、西脇工業は県大会優勝なんて考えても見なかったので、北播から繰り出す応援団を送り出す膨大な諸経費に充てる県民や県外のOB達からの寄附金の受け皿である銀行や郵便局の後援会口座が作ってなくて、口座開設が触れ込め詐欺などの影響で審査が難しくて遅れ、開設が早くても12日以降にずれ込む(HP上発表)ため、今日若し負けていたら多額の寄附金がされない儘になったものと思われる。不肖私めも前回の加古川北、社高校のとき同様貧者の一灯を捧げる予定だったが、負けて居たらお祝いが香典になるから明日以降に決まる振込口座への寄附金はきっとしないことになっただろうし、後援会は振り込まれぬ寄附金に神姫バスへの支払ができずに大きな借金を背負わねばならなかったろうな。勝ててホントに良かった^^。
大会二日目被災地である福島聖光学園代打の初球ホームランによる逆転劇は凄かったな、此のチームは選手が162名も居るそうな:-)。この快挙から殊勲者酒谷選手が図らずも大阪からの野球留学生であったことが発覚したが、授業料免除授業参加義務なしの条件だろうが、こんなんでええのかなあ?被災された福島県民も複雑な心境だろうな:-)。

先週の誤字訂正の答え
資源の欠亡は深刻な状態にある、(欠乏)でした。

今週の誤字訂正の問題
残業の日はスーパーでお惣材を買って帰る

ご教訓カレンダー
「一目惚れ」→「太め惚れ」 好みは様々

台湾セーフで中国アウト


暑い毎日が続くが庭のキリギリスには一向に苦にならないらしく朝に夕に蝉に負けまいと雌を求めて必死で啼いている。先日愚娘が知人から野原で採取した沢山のキリギリスを頂戴したので庭に放したら一挙に大所帯となり啼き声も一段と活気を帯びてきた^^。雌も沢山居るのだが啼き声が少しも減らない処を見ると結婚は35歳になってからだとか…人間を見倣って雌同士飲み会でも開き、雄の啼き声をシカトしているのではなかろうか^^。毎朝好物であるタマネギを庭に撒いて居るし、蛋白源になる三角バッタも沢山生まれて日に日に大きくなって居るので食糧には不自由しないだろう。此では雌が結婚を急がない理由も何となく分かるよな^^。先週夕刻撒水していたら昼寝して居たらしい奴がビックリして擬宝珠の葉っぱに飛び上ってきたのでシャッターを押した。前回の探し絵のような写真と違い全身像だ^^。

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先日仕事の合間を見て偶に耳掃除でもと駅前の耳鼻科へ行ったら耳垢が少しあると言われて取って貰ったのだがその後が物凄いハードスケジュ-ルで、鼻も喉もしっかり検査され、頼みもしないのに此方へどうぞと狭い部屋に入れられて視野検査の耳版のような聴力テストまでされた:-)。そして「補聴器を付ける程でもないが高い音が聞こえ難くなっている」と宣われた:-)。自分に言われる悪口などしっかり聞こえるから、自分では目はダメでも耳だけは達者だと思って居たので愕いた。「どん音が聞こえないんですか?」と訊ねたら、「キーンと謂う音が聞き難くなって居ますね」硝子を引っ掻くような音なら誰も聞きたくないから「そんな音は聞きたくないから良いですよ」と言ったら「ま、年相応ですかね」で一見落着となったが、窓口で点数にして1090点も請求されてビックリ、見ると聴力検査が690点も占めて居り、耳掃除はたったの25点に過ぎなかった:-)、巷で良く言う検査漬け医療の典型だ、して欲しくもない検査にまで誘導されるのはとても不愉快だったが、診察途中で聴力検査は嫌だ…なんて誰も言い難いよな(;;)、おまけに帰り受付で「次回はネット予約でお願いします」と突っ放された(;;)。誰が行くもんか!3年前天の下町のT耳鼻科で耳垢を取って貰ったことがあるがとても簡単で診療代も僅少だったが医者が変わるとこうまで変わるものか:-)、T先生が月水金診療のため何時も満員で待ち時間が長いためつい横着したのが不仕合わせ貧乏の始まりだったのだ。それにしても80歳を目前にした老人を相手に上から目線で「ネット予約して」とはないんじゃないの?今度から混んでいても遠くても絶対に天の下町のT耳鼻科に行こう^^。

日経夕刊に掲載されているエッセイ「プロムナード」は「明日への話題」や囲碁の棋譜欄と同じく私が愛読する一つだが、実は書き手が並みのエッセイイスト或いは小説家でなく殆どが他の分野で活躍されて居る文化人だからエッセイの内容が我々の知らない未知の世界を描かれたものである処に読み応えがある。6ケ月で全員交代されるが本年下半期の執筆者の顔ぶれを見ると、月曜から順に能楽笛方藤田六郎兵衛、作家辻村深月(昨年度直木賞)、社会学者古市憲寿、写真家小松紀晴、国文学者田中貴子、歌人小高賢と異色の書き手であって物書きの辻村さんを除けば素人向けのエッセイなど得意な分野である筈もなく、各週原稿用紙3枚も全26週よくぞ時季に併せて書けることだと感嘆頻りだ^^、然し執筆者各自得意の分野が我々日常生活とかけ離れたものであるため却って話題が斬新であり、古市さんなどノルウエーでは、選挙権が16才で与えられて政治への関心を高めようとしているとか、女性にも徴兵制度が適用されるなど我々が知らないことをさらっと書かれるのには愕いてしまう。又能楽笛方藤田六郎兵衛氏は世襲制である親の仕事を継ぐ運命(さがめ)を生まれながらにして背負わされ、5才から舞台に立たされ何も教えられずに見様見真似で父の芸を憶えなければならぬ厳しい経験談など背筋を戦慄が走る思いだ。一度も褒められたことがなく、父の没後、勤書(舞台記録)に「今日道成寺披き昭彦(氏の本名)上でき…」の一行がありこの一行を見て涙が止まらなかったそうだ。このとき舞台を終えて楽屋に戻り父に「有難う御座いました」と挨拶したら、父は「うん」と一言それ以上の言葉はなかった…、そうだ。「うん」は弟子である子に対する最大の褒め言葉だったんだろうな^^、仕事を終え師匠である父に「有難う御座いました」まで言わねばならぬとは芸の世界って厳しいものだな:-)。きっと日常生活の立ち居振る舞いだって礼儀作法だって半端ではなかったことと拝察した。でなきゃ、無形文化財になんか簡単になれる訳ないよね^^。
我々は普段経験しない世界のことは知らない儘に貧しく生涯を過ごすことになるが、知らない世界であっても書かれたものを通して少しでも知ることにより自分の視野が広まるから、各界の方々に文筆の機会を与え我々無知な山猿にも色んな知らない世界を知る機会を与えて頂きたいと願う。書き物の苦手な方なら編集者が聞き取って文章化されたら良いだろう、私がプロムナードから感銘を受けたものは文筆家の書かれたものよりも他の分野で一家を為された方のものが圧倒的に多いのは当然とは謂え皮肉だな。洋画家の野見山曉治の自伝など玄人裸足で絶品だったもんな^^。

先月大阪府警が信号無視した女性を中国人だと思って誤って台湾人女性を無免許運転で検挙したと発表した。彼女が全く日本語を話せなかったのが誤解の元であったが彼女は台湾人で台湾の免許証とその翻訳文を提示したが係員が免許証を身分証明書と誤認して無免許運転で検挙したのが原因とか…(;;)、府警交通指導部への照会で誤認逮捕が分かり此の女性は無事釈放されたそうだが、特定の国からの入国はその後1年間は有効であり台湾の免許証もそうなんだそうだ、警官の無知にも呆れたものだが、台湾の免許証ならOKで中国の免許証はアウトだなんて痛快極まるな^^。警察庁も粋なことをしてくれるね^^、李登輝全総督の存在が大きいと思うがチャンコロは中国から幾ら免許証を持ってきても日本で走れないなんて胸が透く思いだな(^0^)/。もっとやれ!

先週の誤字訂正の答え
検微鏡で細菌を観察する、(顕微鏡)でした

今週の誤字訂正の問題
資源の欠亡は深刻な状態にある

ご教訓カレンダー
「盆栽いじり」→「凡妻いじめ」 老後の楽しみ