経済・経営」カテゴリーアーカイブ

ヤマトも日本郵便もブラック企業か?

甲南チケット

昼下がりに神戸へ出かけようとJRの垂水駅に行ったら改札口の真ん前に「甲南チケット」があり、狭くて薄っぺらい箇所に係員が5人も常駐し、忙しくJRの切符を売っている。もちろんトイレなんてない。改札口の南側にJRの券売機があるが誰も見向きもしないし、改札には山側から来る人が圧倒的に多く海側の人は少ない。だから券売機より甲南チケットの方が距離的に近いし、何より切符が割引価額で手に入るからJRは圧倒的に分が悪い。どうしてそんな処に店が出せたのか考えたらその場所はJRに平行して走って居る山陽電車のビルで山陽垂水駅の裏に当たり山陽は駅の事務所を削ってスペースを作り平べっちゃいお店を貸しているのだった。山陽電車は運賃が高いので目的地がJRでは行けない処へ行く人しか乗らず、先ずJRに敵わないから恨みに思って嫌がらせなのかなと思ったものだ。JRの駅事務所の正面からよく見えている光景だがJRの職員は不愉快に思っているだろうな^^。本当はJRの券売機コーナーにすれば良かったのだろうが、山陽電車にもプライドがあるよね。そして甲南チケットの賑わいは日夜JR職員の不機嫌を増幅させているようだ。

9月にベストセラーとなった「仁義なき宅配、ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン」を読んだ、メチャ面白かった^^。路線免許の獲得や新しいメニューなどを申請して却下されるとヤマトは国を相手に裁判をし運輸省が認可しないと「実は運輸省の許可が得られないので○○便の発売は延期せざるを得なくなりました」と新聞に全面広告を出すので世論が怖い役人が慌てて認可すると謂う荒業を用いて読者を引き付け世論を味方にしては役人を往生させて国の認可をもぎ取った手法は鮮やかだった。
片や佐川急便は田中角栄以下の政治家に100億円もの賄賂を渡して同じ結果を得ていたから両者のやり口とても対照的だった^^。
然しヤマトも小倉昌男前社長亡き後はブラック企業と化し、冷凍品の常温管理が発覚し、さらにサービス残業の実態が明るみに出て、今では佐川や日本郵便に追い上げられているが、筆者自身がヤマトとアマゾンの配送センターに20日間、時給900円の深夜勤務に潜りこんでの取材記事には圧倒された。
ヤマトの配送センターの作業員は日本人も居るがベトナム人が多くて日本語も読めぬのにコンベアで流れてくる荷物を仕分けして大型トラックが定刻に出車できるよう100kgもの荷物を抱えてカートに積み込む荒行だそうだ。正社員達がシルバーウイークなど行楽を楽しんでいる陰には土曜も日曜も夜勤の時給で生活している人達がこんなに多いのは何故なんだろうと考え宅配の世界(他にもサービス業は殆ど)は土曜も日曜も盆も正月もなく、これは明らかに現代社会の歪だと思った。春秋の長期休暇に加えてお盆休みに正月休みと家族団欒できる人達は有名学校を出て試験を受けてちゃんとした会社に入った人に限られ、そうでない人達との格差がこんなにも大きいのはおかしく、今の日本は昔の奴隷社会のようだ、これは明らかに差別であってどこか間違っていると感じるのは筆者だけではなく私も同感だった。
日本郵便が佐川のメール便を扱うことになったとき、日本郵便の或る幹部が「どうして佐川如きの下請けなどせねばならないんだ」と怒ったら、部下の回答は「うちには佐川の集荷に対抗できる営業力が全くありません」と頭を下げることだった、なんてところは面白かったな^^。郵便局は「待ち」の商売でセールスは原則プライドが高くてできないんだ、プライドだけでは儲からないよね。
もっと面白かったのは郵便局がヤマトの営業をしてくれて居る個所だった、私にも経験があるが昔Uパックの発送で東京に居た愚息に荷物を送るとき翌日10時到着を係員に迫ると、決まって「ヤマトなら大丈夫ですよ」と腰が引けることだった。そうだったんだ、日本郵便は無意識にヤマトの営業をして居たんだ^^。
今回親会社である日本郵政と子会社の内かんぽ生命とゆうちょ銀行は上場売り出しされたが日本郵便は成績が悪くて見送られた。日本郵便は売り上げを増やしたくて佐川の下請けにまで成り下がったが、此れは企業に大切なことは売上高でなく営業利益であることを忘れて居る。うちへの郵便配達は毎日夕刊より遅くて5時以降の時が多いからサービス残業でないと赤字になると思うがどうなんだろう、日本郵便も遂にブラック企業入りなの?

日経夕刊の「明日への話題」で週一の執筆者である奈良県考古学研究所所長である菅谷先生が書かれていた。銀行の窓口で少しまとまったお金を下ろしたら窓口のテラー嬢がお金を私の目の高さにまであげて数え始め「信用しているからいい」と言っても聞き入れて貰えなかったそうだ。ダイコクドラッグでは釣り銭を目線に掲げて数えられるが、それはたかだか1万円未満の話で数十万円を48枚49枚などと数えられたら当然背後の視線を意識する。店内で突然泥棒に変身しようと考える人だって出てくるかもね(;;)、菅谷先生は100万円にしておけば帯封で頂戴できたのにと後悔されたに違いない。
何処の銀行か書いてなかったが、こんな非常識なことをして居るのは一体から何処の銀行だろう、此の記事を読んできっと思い当たる銀行幹部が居ると思うから早速会議にかけて廃止されるのではあるまいか、渡してしまえば後のことは知らぬだなんてとても非常識だと思う。
100万円の帯封だって安心できない、40年も昔お得意先のAさんが大丸東のM銀行で100万円下ろして帯封で貰い、会社に帰ってから数えたら1枚足りなかったそうだが、どんなに掛け合っても取り合って貰えなかったことがあった。日銀かM銀行かの紙幣計算機にも過ちが出ることがあるんだなと思ったものだ。何処かで誰かが1枚儲けた人が居るに違いないと思う。40年も前だし、器械も現在ほど精密ではなかったのではないか。
此れも40年も前のことだが三宮のM信託銀行で税務相談に週一で行った居るとき、行員達に夜6時から2時間所得税の仕組みについて講習をしてほしいと言われ1週間通ったが、或る日7時になるまで会議室に誰一人も現れなかった。理由を聞いたらお金が1000円足りなかったそうだ(;;)。課長がポケットマネーで…、なんてことは厳禁で必ず不明金を見つけないと誰も帰れないのが決まりだと言われ、銀行って厳しいんだなと絶句したものだ。あのときお金が余ってたらどうするのか聞きそびれた(;;)。

中台首脳会議だって?一つの中国だって?台湾の馬総統は頭がおかしくなったのではない?習近平に「台湾に向けているミサイルを撤去してね」なんて恥ずかしいことがよく言えるね、プライドってないの?かくも節操を欠いた党首では1月の総選挙で国民党は民進党に大敗するに違いないね^^。

先週の書けないけど読みたい漢字
この家は百年は堪(た)える

今週の書けないけど読みたい漢字
傷の痛みを(堪)える

旭化成建材は被害者じゃないの?

大根2

秋も少し宛深まり紅葉の季節が近付いている。もう11月なんだ。歳月の経つのは思ったよりずっと早くあとたった10日で私は80歳を迎えることになるから万感迫る思いだ。
庭の大根も順調に育って三角バッタの好餌となり、モンシロチョウがせっせと葉に卵を産んでいる、卵は軈て青虫となって大根の葉を食べるのだが青虫は葉と同じ色だから見付けるのが殆ど不可能だ、でも青虫にしても蝶々になるために必死だし捕まえて金魚の餌にするのは人間のエゴだから見逃してしてやろうと思う。なんて…悟ったようなことを書いているが、実はもう私の視力では青虫と大根の葉との見分けができない(;;)。
今年の大根はなぜか昨年と違って発芽率が100%だった、そんなに発芽すると思ってなかったのでテキトーに蒔いたのがアダとなり数回間引く羽目になって現在に至っているが、半月もしたらもう一回くらい間引く必要がありそうだ。間引き大根の根っこは辛くて食べられたものでなかったが葉はメチャ柔らかく美味しかった、栄養価も満点らしい^^沢山の方に差し上げて喜んで頂いた^^。

先日近藤康太郎著「新しい民主主義」を読んでいたら、村上春樹が捉まっていた^^。彼、村上春樹は初期に「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を書いていた辺りまでは車嫌いで、この作品の主人公が死んでゆくのも国産のしょぼくれたレンタカーでボブ・ディランを聞きながらだった。その頃の村上春樹は「正月は車が居なくなるから、自分のような散歩者には静かで空気が良い」なんて清潔なエッセイを書いていたのに流行作家になってから急に「車はオープンカーに限る」とか言ってポルシェのオープンカーだって?恥を知れ!と彼近藤康太郎に叩かれている^^。
この人ノーベル賞候補になったせいかやっかみだろうが文筆家の間では評判悪いよね、いつだったか群ようこに「村上春樹の経営する飲食店に行ったら大きなゴキブリが壁に張り付いていた」と書かれたが、目の敵にされて居るのは面白いね^^。本当に立派な作家であれば同業者からこんなバッシングを受けない筈だから何処か彼に人間的な欠陥があるのかな?
村上春樹は翻訳物が出回ったせいで外国人には好評のようだが、わたし的には彼の作品に登場する主人公の性格が分かり易そうで実はとても晦渋だからよく理解できずあまり読みたくない。

先週日曜日午後漢検の検定に出かける少し前に近くで事件があったから防犯カメラを見せて欲しいと警察官が来たので招じ入れたら小柄で皰(にきび)ポチポチの可愛い女性警官だった。名刺も貰ったが名刺の肩書きは「兵庫県巡査」だ。「早く警部にならんとあかんね」と言ったら「絶対ムリ」と真顔で言われた。
事件が深夜でもあり防犯カメラがはっきりしないので上司に相談しUSBメモりーが必要なら私達は三交代なので三日後に来ますからお願いしますと頭を下げて帰って行ったが水曜日には来ず昨日になって「矢張りコピーが要ります」と訪ねてきた。丁度六日後だから休み明けの勤務だろう、でもうら若い女の子が24時間勤務だなんて厳しい職場だね。女性にとって体力勝負の世界だ。お嬢さん、警察は基本男社会だけど女性も頑張ってせめて警部補になって部下の男達を扱かんとあかんよ。

先週の漢字検定は女性警官の応対などで鼻を伸ばして遅刻しそうになり日新町の駅から必死に走って漸く開始3分前に駆け込んだが、動悸が治まるのに時間を要し、息継ぎが終わったら皆問題用紙をペリペリ捲って居て慌てた。80歳にして駆け足5分の体力消耗は当然に思考に影響し、30分経過を告げられたとき未だ8問の対義語、類義語を考慮中だった。9問解答できて「帝都」の類似語には「けいし」しか残らないがそんな熟語はまるで知らん(;;)、回答欄に空欄が目立つが取り敢えず10問全問の答えを書き終わったところで時間を見たら後20分、空欄一杯、ヤバ!
曾ての不祥事以来漢検も少し宛不人気となり参加者も激減しているが、その辺を考慮してか問題も10年前と比べて結構易しくなって居るのに何故か答えが思い出せず書けない字が多くなっているのは加齢のせいだが、その牴牾(もど)かしさには身を捩(よじ)れる(;;)。
その上最近では何故か見たことがない問題が幾つか出題されて戸惑うが此れは曾てなかったことだ、きっと問題が易しくなった結果、200点獲得者には合格証に加えて満点賞が交付されるが満点賞の乱発は漢検のブランドを下げる恐れがあり出したくないからだろうと思う。今回も先ず誰にも書けないと思える問題が帝都を含め2問あった(::)。
今回明石会場での準一級受験者は欠席者1名を除いて僅か15名だった。1部屋に4級と6級の数十名を詰め込んでお釣りがあった。10年前神戸の会場は山手短大の教室だったが、100人教室の3室びっしりと犇(ひし)めいて芋の子を洗うようだったから栄枯盛衰盛者必衰はこの世の倣いだが感無量の思いだ。
(注)帝都の類義語は「京師」だった(80年生きていて初めて見た熟語だ(;;))

大分県中津市が市の処理場の工事に旭化成建材が関与していないと発表していたが先週此れを撤回した。旭化成建材が4次下請けに入っていたそうだ。普通孫請けなんて聞くことがあるが曾々(ひいひい)孫請けなんてのまであるんだ(´Д`)、下請けと孫請けに曾孫請け達は工事代金の鞘抜けをして居るんだろうが、建設業界の複雑さには唯々魂消るね。私は旭化成建材だけでなく他の同業者もきっと同じような杭打ちデータの改竄をしていると思う。旭化成建材が不運だったのは横浜のマンションの土壌が普通の土地より脆弱だったため2cm傾いたことだった。ひょっとしたら旭化成建材は被害者かも知れないと思う、施主の三井不動産が不当に安い建築金額と早い納期を契約条件に入れていたのが此の事件の発端であり結末ではなかったかと私は見た。真に責任を取るべきはマンションの購入者から多額のお金を受け取り暴利を貪った三井不動産ではないのか?曾孫請けから長さの短い杭を持ち込まれて「工期を守れや!」と言われたらああするより他なかったんだろうと思う(;;)。
横浜を契機に何処も彼処もがデータの改竄ラッシュの出来(しゅったい)だ、改竄などCADのキーボードをポンポンと叩くだけでできるから手間は要らない。「改ざん」と言う熟語が新聞にテレビに幾度も大きく出てくるが、とても読み辛い。杭打ちまで「くい打ち」だ、常用漢字でないからだが「改ざん」を「改竄」を漢字で書いてルビを振れば良いと思うのだが何故だろう、子供達が難しい漢字を覚えさせるのに良い機会だと思う。「お父さん、この字はなあに?」「あれはね、鼠が穴に入っている字で隠れている意味であり、鼠はこそこそと悪事をなす者の喩えがあるから改竄は悪い方に改めると解釈するんだな」「へえーお父さんって何でも知ってるね」と畏敬の眼差しを受けるだろう、最近とみに失墜している父親の権威を回復する絶好のチャンスをこの際生かそうね。
山本夏彦翁は小学生にして四書五経が読めるほど漢字に精通されて居たが、それは毎日ルビ付きの新聞を隅から隅まで読んでいたら自然にそうなったそうだ。因みに明治大正の時代、新聞の字には全てルビが振ってあり子供でも魑魅魍魎は疎か鑱諂面諛(ざんてんめんゆ)でも楽勝だったんだ^^。読み方が分かれば子供達は漢字に興味を抱いて読書に親しむだろう。どうして今の新聞はそうしないのかな?障害者なんて酷い字だよね、障碍者と書きルビをつけたらどうして悪いの?「書き替え字」なんて日本語への冒涜だ!

先週の書けないけど読みたい漢字
見ていないからと仕事を慢(おこた)るな

今週の書けないけど読みたい漢字
この家は百年は(堪)える

傾いたマンションと相続税

荻

秋も愈々深まってきた、酷暑で弱っていた木々の葉も今月に入って一段と緑が濃くなり生き生きと耀いている。
Eさんから送って頂いた神戸港周辺の散策時撮影の一枚だが三宮元町間の大通り大丸横に咲く薄(すすき)の群生に目を見張った。薄は河原などに咲くから街中は可成り珍しい、花が白くて密で房状になっているから丁度満開なんだろうね。

愈々日本郵政グループ三社の新規公開株発売で中国問題や石油化学の下落で低迷している株式市場に灯りが点った^^。政府はこれから三回にわたってグループ三社の株式を売り出すが、初回の売り出しが失敗すると二回目三回目の買い手を失うから第一回は売り出し価格を抑えるためまず上がるに違いなく配当利回りも定期預金金利の100倍以上で決して悪くないし10万円余りから買えるからお勧めだと思う。
先週三菱UFJモルガン・スタンレー証券ととても長い名前の証券会社を名乗って若い女性から「日本郵政の株が公開されるので申し込まれませんか」と電話があって翌日の午後彼女がうちの事務所を訪れた。セールスマンのマニュアル通り約束の5分前にピンポンだった^^。丁度日本郵政の株式上場が「エコノミスト」で特集されているのを読んで興味を抱いて居たタイミングでの電話だったのでこの女性は全く幸運だった、だから「どうぞどうぞ」と入って貰った。
電話の際、彼女が不思議にも岡本会計事務所は知っていてもうちの事務所の所在地も私のフルネームも知らないでの電話だったので訝しんで尋ねたら、あちらの業界では「E電話帳」なるものが存在し、業種毎に有料で手に入り税理士と入力すれば全ての税理士の事務所名と電話番号が画面に登場し、岡本会計事務所と電話番号だけ検索できたそうだ。おそらくNTTの電話帳を何百冊も職業別から切り取ってアイウエオ順に並べ替えたようだが、世の中いろんな処にいろんな金儲けがあるもんだと感心した、彼女は「E電話帳」(いい電話をもじったか)から税理士業を担当して神戸にある市外局番を探しランダムに掛けてきたようだった、電話を掛け捲ってやっと一人カモが引っ掛かったんだ(;;)。「住所を教えてください」には参ったな、ネットで検索して…と言ったら岡本会計事務所が沢山あるので分からないと泣き言を言われ仕方なく下の名も教えてフルネームで検索するように言ったのだが、感心にも約束の時間にちゃんとやってきたので日本郵政の公開株を買うことにして申込書にサインした。
この株屋さんは大丸の東隣の三菱東京UFJ銀行の横にあるそうだが、聞けばこの名前になるまで30社位が合併したそうだ。「モルガン・スタンレーは付いてないほうが商売し易いと思うけどな…」と言ったら彼女も同感し頷いたが日本人には外資はメチャイメージが悪いもんね、モルガン・スタンレーの名前を付けないと合併のお金が貰えなかったからだろう、流石に「東京」まで入れると長すぎるので諦めたんだろうが、東京銀行出身者はモルガン・スタンレーの出現が屈辱極まりなかったろうな、誰か一人位「モルガン・スタンレー」の名を入れるとイメージ悪くて商売し難くなりますから止めてくださいとモルガンに諫言する武士(もののふ)は居なかったのか!
身分確認だと言って免許証のコピーを渡し、銀行の口座番号を書かされたので、お返しに身分証明書を見せてもらったら、私の孫世代である昭和を知らない平成4年生まれ学卒ホヤホヤだったが生き馬の目を抜く荒波の証券業界でこのお嬢さんが果たして怒涛に呑まれずに一人前に育って行くのかと帰って行く後ろ姿を眺め乍ら案じたものだ。

横浜の新築マンションが傾いてきて発覚した旭化成建材の杭打ち捏造って酷いよな、マンション3000棟とは法外な数だ、元請けである三井不動産や熊谷組などゼネコン各社はオタオタするばかりだが、旭化成建材は下請けでなく孫請けに当たるから抵牾(もど)かしいね、現在この会社は担当者のヒアリングを開始しているそうだが、生ぬるいよな、そんなことして居る間があったら担当者を杭打ちデータを捏造した罪で検察庁に告発したらどうなの?会社の方にも疚しいことが一杯ある構図が丸見えだ。
捏造と謂えば、10年前耐震強度を偽装したと一級建築士の姉歯氏が逮捕された。彼は「国の耐震基準が厳しく過ぎるからで、計算上震度7や8にも耐えられます」と懸命に主張したが要れられず、裁判で彼は懲役5年を言い渡され服役となり当然に建築士免許も取り消された、マスメディアは「姉歯はカツラだ」「愛人にマンションを買い与えた」「妻は高級ブランドを買い漁りホストクラブで豪遊」など言い募った結果、可哀想に奥さんは自殺した、実は彼女は病で事件前から神経科に通って居たのだがマスメディアはあることないことを書き立て世間の関心を煽って人一人を殺し後は知らぬ顔をした。
真実だったのは「カツラ」だけで後は全てマスメディアの創作だった(;;)。然し皮肉なもので4年前のあの東日本大震災で彼の設計したビルはどれもびくともしなかった。マスメディアは直ちにそれを知ったがそのことについては誰も素知らぬ顔をして触れなかった(>_<)。
旭化成建材だって本当は予算の関係でゼネコンの下請けから頼まれてしたのかも知れない。本当に悪い奴って舞台の後ろに居て絶対にバレないのが資本主義の世の中だ、小物が罪人にされトカゲの尻尾切りで収束するだろうと私は思う。
因みに建築の構造設計基準計算は6倍の安全率が掛かって居り、動いている自動車の安全率は3倍だ。安全率のわけは、建築の構造材料・施工精度・構造計算・構造設計などでの部分的なミスの発生と地震解析を含んだ総合的判断のミスをカバーして建物の住み手の安全と財産を守るためだそうだが比較し難いが震度7の地震の際に道路を走っても自動車が壊れるとも思えないから自動車の2倍もの安全率とは少し厳しいと思う。姉歯さんが言う筈だよね。
処でこの傾いたマンションや他の3000棟の所有者に相続が発生すれば国税当局は評価額をどうするんだろう?2cm傾いたマンションは建て替えが決定したからゼロだろうが土地は欠陥地でも一人前に相続税を取られるのかな。もう住めなくなったからと本来なら受けられる筈の小規模宅地80%減額の特例も受けられなくなって本来なら払わなくてよい相続税を毟られることにでもなるのだがそんなことをしたら税務署がうらまれて火を付けられる。そこまではしないと思うがどうなんだろう。そういえば阪神淡路大震災の直後お得意先に相続が発生した。そのご自宅は一部損壊で100万円補修費が掛かったが税務署に負けてくれと掛け合ったら 建物の評価を7掛けに下げてくれたことを覚えている^^。

先週の書けないけど読みたい漢字
貴重な時間を漫(みだ)りに過ごすな

今週の書けないけど読みたい漢字
中学卒だからと(慢)るな!

60年前のいろいろ

金閣寺 天竜寺庭園

秋の夕暮れは釣瓶落としと謂うが夜が更けるのは早い、シルバーウイークなのに盛り沢山の仕事で鬱屈して居る私に秋を満喫させてくれたのが先週頂いたEさんの京都散策時の写真だった^^。金閣寺天竜寺の庭園です。日本でしか見られない風景だが、最近では諸外国の方々にも静謐でひっそりした日本の自然の佇まいが理解されて来たようだね。
「金閣寺」と言えば60年前「新潮」に連載された三島文学の代表作を思い出す、あの頃私は未だ20歳で夢多き文学青年?だった。ひよんな旅行から信州で小学校の音楽の先生をしている恋人ができてバイトでお金を貯め大きく胸を膨らませ月一煤塗れになりながらシュッポシュッポと石炭車で中央西線を上って居た。歳月は干支(えと)が一回りしてその彼女も今は亡い(;;)。それ以来遠い儚い思い出となって私の郷愁を誘って居る。
あの頃木曽路は一面桑畑に掩われてお蚕さんの匂いに満ちていた。そのうち生糸の生産が後進国に移り、40年前の中央西線はトウモロコシ畑に変貌し、今では何もなくなった(;;)。

60年前と謂えばもう没されたが作家の車谷長吉さんが面白いことを書かれて居た、昭和30年に小学校への登下校に運動靴が義務付けられ下駄が禁止されたそうだ(;;)、理由は分からないが転倒事故など防ぐための文部省の要らぬお世話だったんだろう。然し下駄を履けば絶対に巻き爪にならないし、従って瘭疽(ひょうそ)で医者に儲けさせることもなかった。歩くのに下駄はバランスが必要だから体幹の強化には大いに寄与したに違いないと思う。禁止令のお陰でそれまで細々と暮らしていた下駄屋さんが殆ど倒産するか転業を余儀なくされたのは当然だろう、私はその頃もう大学生だったから余り記憶にないが、その頃垂水小学校の西側にあった下駄屋さんがなくなったを憶えている、子沢山で良く肥えた色白の奥さんも下駄の鼻緒の担当だったし、道に面した表の作業場には何時も小さい子達がお母さんに群れて仕事の邪魔をして居たがお母さんは少しも嫌がらず何時もニコニコしていた^^。廃業は子ども達からの需要が激減したからだろうね、何処へ行かれたのか知らないが文部省も酷いことをするよな(>_<)。

私の小学校時代は戦争中だし下駄履き以外に藁草履の子どもが多く素足の子も沢山居た、当時は貧しい時代だったから運動靴の子どもの方がずっと少なかった。私は学校から帰ると門の内側に鞄と履き物をそっと差し入れて裸足で遊びに行って居たことを今もよく憶えている、遊ぶのには裸足が最高だった、川を渉って蜻蛉(銀ヤンマ)を追い掛けるのに履き物は邪魔で何より早く走れるからだ^^、でも今の子どもと違って6時にはちゃんと帰宅していた、1分でも遅れると晩ご飯が貰えなくなるからだし、夜になると人攫いが来て連れて行かれサーカスに売り飛ばされると信じ込んでいた。8時には電気代が勿体ないので家族全員が眠って居た。今は9時や10時まで塾通いだなんてどんなに賢い子ができるかと思ったら安保反対もできない軟弱な腰抜けばかりだ、世の中何処か狂ってきたね(;;)。
車谷さんは昭和20年生まれで当時10歳だから下駄履き禁止令には強烈な記憶があるに違いない、昭和30年は鍋底景気だったしズックの運動靴は高価だったから買えない家庭は少なくなかったと思うが、どうして文部省はそんな理不尽なことを言いだしたかよく分からない。製靴業界の代表が政治家にでもなったんだろうな。60年も前のことだからネットで調べてもはっきりした記載がない。
皆さんの中で下駄の歯が禿びたから下駄屋で新しい歯を入れ直して貰った人って居ないよね?靴が禿びたら放(ほか)すしかなかったが、下駄は何度でも歯を替えることができたんだ、どうしても履けなくなったら下駄は風呂焚きの燃料で役に立った、ゴム靴革靴は最後に公害を齎(もた)らすが、木は灰になって畑の肥料で命を終えたから環境に優しい省エネの昔って良かったなあ^^。

来月25日はもう本年最後の漢字検定だが80歳を目前に控えて頭が鈍くなったのと相続税など臨時事件があったりと気忙しく漢字を学ぶ時間が余りない、せいぜい土日の午前中だが仕事の残りやブログ更新など余分の仕事まであって儘ならぬ毎日だ、前回6月の検定に間に合わすべく詰め込んだ漢字の記憶はたった三月(みつき)でシャボン玉の泡の如く消え去って居るから頑張らぬと合格が難しくなる(;;)。土日の午後のネット囲碁対局を暫くお休みすることにしようかな?

小為替

先月相続の添付書類で地方の市役所に戸籍関係の書類を依頼し書類枚数が不明のため小為替千円を送金したら料金が返金された。見ると彼方此方から届いた小為替だ、どうして小為替の発行が私の送付した市と違って大津錦織と小伝馬町なのか訝しく換金時に郵便局で聞いたら、いちいち返金時に手数料の掛かる小為替を買うより他から送られてきたものを流用すれば経費節減になるからだと教えられた。させれば私の送った小為替も何処かへ送られて行くのかな?と聞いてら私の送ったのは千円だから先ず郵便局で換金されて居ますよと言われた、そうだよね、戸籍謄本は1通300円から最高750円だから1000円の小為替は釣り銭には使いようがないよね。処で小伝馬町は江戸時代牢獄のあった町だから分かるが、大津錦織って何処にあるのかな?とネットで調べたら滋賀県大津市の神宮前駅にある郵便局だそうだ。IT時代にアナログのスタンプも案外郷愁があって懐かしかった^^。

先週の書けないけど読みたい漢字
昔人足や馬は駅(うまや)に居た、
(明治時代になり線路ができても中継地点として此の字を使って「駅(えき)」と言った)

今週の書けないけど読みたい漢字
湖畔の道を(漫)ろに歩く

マイナンバーの功罪

彼岸花 彼岸花2

お彼岸が近づきうちの庭でも恒例の彼岸花が忘れないで蕾をつけた。植物は季節を絶対に忘れないから偉い、温暖化でも酷暑でも冷夏でもお彼岸を憶えているのは地中の温度ではなく体内時計のせいだろうね。毎年この時季同じ書き出しと同じ写真でゴメンm(_ _)m。お詫びにもう一つご近所の白い(クリーム色)の彼岸花もご紹介しましょう。「他所の花はキレイ…」だから、うちの花が貧弱で気が引けるけど花はさり気なく咲かすもので、「いっぱい咲かしてるう…」は私の性に合わぬとは負け惜しみだろうね。

カレンダーを眺めて驚いて居る。何時決まったのか今週は昨日を初日とする5連休だ(゚ロ゚)、休日の名称も種切れで国民の休日とか昔5月にあったのが今年から9月に鞍替えしたようだ(;;)、名前まで付いて居てシルバーウイークだなんて、寐たっきりや足腰弱くて外出も儘ならぬお年寄りを置き去りにして若者達が西から東に東から西にと大移動する敬老の日を小馬鹿にした名称だ!こんなに休みばかり作って政府は何が目的なんだろう、きっと国内の消費を活性化させるため観光地などに人を送り込みお金を沢山使って貰う算段だろうが、お金のない連中や遊びに行く人達の日常の生活用品を扱っている地元の商店街はどうなるのか政府は何も考えて居ない。我々貧乏人や地域に密着した小さなお店屋さんは税金を少ししか払って居ないから国民の数の内に入って居ないんだろう、お年寄りが医者に行きたくても全部休みだから緊急診療の病院名を新聞の片隅で捜すことになるし、たどり着けてもどこも超満員で余計躰の具合が悪くなりそうだ(;;)。うちのようなチッポケな事務所も就業規則には土日祝祭日は休みと書いてあるからモロにシルバーウイークの被害者となり愚息と親子二人だけで仕事を頑張ることになる。でも休みが多くなったからって今更60年前の日給月給(勤務日数×日給)にも戻れないよね。

57年も前のことになるが、加古川から通って来るMと言う女子職員が居た。彼女に1月の給料を渡したら「うち、家にお金入れなあかんし、小遣いあらへん」とぼやかれた(;;)、その頃高校卒業の女子の給与は20日〆の日額税込みの200円であり、1月は年末年始の休日があり勤務日数が20日しかなかったんだ。当時はエアコンもなかったし寒い冬も臭い石油ストーブが一つだけ、8時始まりで毎日9時10時の残業が常態だったから、お役所以外日本中の事業所がブラック企業だった。今の若い人達には考えられない就労環境だが何処もそうだったから誰も文句は言わず力を併せて懸命に働いた。だけどあの時労使が力を合わせて一所懸命頑張ったからこそその後我が国は高度成長期を迎えることができたのではないかと思う。

こうろぎ

二階の私の寝室と北側の崖との間に大根畑があり、その横に枯れ草が積み上げられている、どうやらその中で先月後半より夜な夜なエンマコオロギが良い声を聞かせてくれる。尾籠な話で恐縮だが夜小用に起きてもトイレの放水にコオロギが驚いて鳴くのを止めるので気を遣いトイレを流さないで一階からバケツに水を汲んできて音の出ないように流している(;;)。
先月のお盆頃50m位離れた近くの土手の上の叢(くさむら)でコオロギが沢山鳴いて居たのを知って居たが、近所から苦情が出て先月綺麗に草刈りが行われた。其処の残党だと思われるが遠路うちの畑の堆肥用の枯れ草を見付けて住処として夜な夜な鳴き続けているんだ。雨の中でも鳴いて居る、2週間以上棲みついているが鳴き続けているのは雌達が絶壁を下ってこの場所に辿り着くのを待って居るためだろうと思って居たら、先週ランタナの枝が延びて大根畑を浸蝕しているので少し刈り取って枯れ草の上に放ったらその音にビックリして枯れ草の下からエンマコオロギがカップルで飛び出した。夫婦が居ったんや。良かった^^、捉まえてバケツに入れスマホを取りに帰って撮影し元の枯れ草に帰してやった。それからも雄は毎日鳴き続けているが、ひょっとして相性が合わなかったか知らんと私は今日も少し不安に駆られている。

自然界では動物でも虫でも雄が雌に求愛するのが種族保存の本能だ、先日の日経夕刊「明日への話題」でホタルの求愛方法が書いてあった、雄は気に入った雌の傍に行ってピカピカと強い光を送り2分ほど繰り返すそうだ。雌はOKの場合は1回だけ光るが、気に入らない相手だと光を出さずにその儘歩いて他所へ行ってしまうとか…、飛んで行かないで歩いて行くところが面白い^^、ひょっとしたらもう一度来てくれたらピカしても良いよと焦らせて居るのかも…^^、振られたホタルの雄は仕方なく別の雌を捜すことになるようだが、雌は常に受動態であってもプロポーズの主役は間違いなく雌なんだ。

話は飛んで行くが、ホタルに限らず一度拒否するのは人間でも女性の良く取るポーズだが、最近の男達は一回断られると女が次を期待して待って居るのに気付かないで二度とノックしなくなったそうだ。女も安く見られたくないため一度位断った方が値打ちかあると思ったらそれきり男が言ってこなくなって失意し、もう一回アタックしてくれたらウンと言おうと思って居ても一回のノックで去って行くのではまるで宅配便だ。然も男は誰も歩かずに怯えたように走って逃げて行くばかりだそうだ。どうしてこんな変な世の中になったのだろう?
此まで女性がずっと主役で男が振られ続けてきた。此までは女は男が言い寄るのを待って居たのだがそのうち男が躊躇(ためら)って言わなくなったので今では仕方なく女から告白する時代になった。此は今の男が小さい時からTVゲームなど孤独と親しんだ結果人との触れ合いがなかったことが大きな原因で積極的に人に関わって来なかった結果微妙な女心が読めなくなったのだろう、♪イヤヨイヤヨは好きの内♪なんて都々逸があったが、今では野暮な草食男には微妙な女心は全く読めないんだな。少子化が進むのは人口減少ばかりかこんな処にまで原因が潜んで居たんだね(;;)。

食料品の増税を非課税にする消費税10%の導入は実務的に煩雑で経産省もそっぽを向いていたから先ず不可能だと思って居たが、政府は還付金なる奇策を持ち出して反撃に出た。実際還付を受けるには買い物時にマイナンバーカードを翳してポイントを取得し、インターネット等で税務署に申請して後日還付を受けることになるから実務的にお年寄りには可成りの難行苦行だろう。うちの近くにぼろっちい八百屋さんがあって時たま昔から知り合いのお年寄りが買い物に立ち寄っているのを見掛けるが、このお店だってカードを読み取る端末がないとお年寄りだって近づかなくなるだろうしこのお店に端末を買う余裕があるとも思えず還付金実現の前途はまだまだ厳しいと思う。
還付金と謂えば「振り込み詐欺」が連想されるから4000円返して貰おうと虎の子の年金を根刮ぎ騙し取られるお年寄りが続出するに違いないが政府は弁償しないよね(>_<)。

又、財務省の還付金には大きな策略が秘められていると謂われる。それは現在国税庁は小売店や料理店の正確な売上高が把握できずに数千億円の課税洩れが生じているため還付金を奇貨としてマイナンバーで正確な売上高を補足しようとして居るそうだ、財務省は税務署に届くのは軽減税額だけだと主張するが、端末には販売された全商品のデータが無差別に入力されるから小売店の帳簿は来客にマイナンバーを翳されることで全てが国税庁に知る処となろう。財務省って怖いよね、賢いよね、4000円の還付金を利用してもっと多額な脱税を摘発し元を取ろうとしているんだ(゚ロ゚)。

安保関連法案が無事?成立したが、この危険な法律に刃向かおうとしないこの頃の若者の不甲斐なさには心底泪が零れる。60年安保で迸った若者達のエネルギーは何処へ行ったのか?男性の草食化は女性に対してのみかと思って居たら、権力に対してもそうだった。60年安保の樺美智子さんが草場の蔭できっと啼いているぜ(>_<)。

先週の書けないけど読みたい漢字
疲れたので暫く息(やす)む

今週の書けないけど読みたい漢字
昔人足や馬は(駅)に居た

昆虫はすごい!

もう9月だと言うのにセプテンバーソングなど聞きたくない程暑い毎日だ、少しは涼しくなってきたが未だ室内は30度だからエアコンと縁が切れない。この暑さで儲けて居るのは己の不手際を棚の上げて二回も値上げした関西電力だ。セブンイレブンのように関西地方出店の電気だけ値段の廉い東京電力に変更するなんて離れ業のできぬ憐れな庶民達は原油安の中を黙って高い電気代を払うしかないのは情けないよね。関電も値上げするより一般企業に比しメチャ高い役員報酬や従業員給与の盗り過ぎを何とかしろよ(><)。
政府系金融機関の日本興業銀行が昔倒産寸前に追い込まれ一勧と富士と政府に助けて貰った原因は一に給与ベースが高すぎたことだった。何せ幹部になると他の銀行と卒業同期で年収が1000万円も違ったそうだから無茶苦茶やな(>
<)。関電さん聞いて居るか!

大きな朝顔 小さい朝顔

7月に3株植えた朝顔が漸く先月末にやっと一つ咲いた、ま、小さいのが沢山咲くより大きい方がいいか。大きさとスカイブルーの色が道行く人にも評判が良いらしいのでスマホの待ち受け画面に採用した^^。対照的にもう一つ宿根草のように毎年零れ種が勝手に芽を出して咲く小さい朝顔もご紹介しよう、10年位前孫と散歩の途中五色塚で採取した種が発端だ。大きいのと小さいのは事務所の門の両サイドをしっかりとガードして呉れて居る。

先週事務所庭の水遣りをしていると中学高校以来ずっと同級生達の幹事をずっとして呉れているM君が通りかかったので友達の近況などを聞いて居ると先日傘寿会の写真と手紙を送ってくれたI君がその後急に物忘れが激しくなり、約束の時間に来なくなり、時間をメモに書いたことも忘れるそうだ。その上お金の勘定までできなくなったとか…(;;)、此って大変だ!先ずアルツハイマーか痴呆症に違いなく一度掛かると進行するしかない病だからとても怖ろしいし、死ぬより怖ろしい。明日は我が身だから他人事ではない、私は今の処仕事もどうにかできて居るし、土日の午後1局だけ知力と精力を搾ってネットで闘う囲碁も最近23勝5敗と勝ち越して居るが、齢だから何時惚けるか分からないからとても怖い。惚けるのと病いは違うと思うが、緊張感を持続した生活を続けることで少しでも発病を遅らせることができるのではないかと思う。

先日光文社出版の「昆虫はすごい」を読んで居て脳が退化しないように自身が頭を使って努力するしかないのではないかと考えるようになった。この本は丸山宗利と言う九州大学の先生の書かれたもので此の方は教授室で文献ばかりを読んでいる先生ではなく世界中を虫探しに飛び回っている変わった先生だ^^。昆虫の中でもアリが専門らしいが理学博士かと思ったら農学博士だった、昆虫の研究は地球の動物や植物が生き残れるかどうか資源の問題に究極到達するので農学部なんだ。例えばオーストラリアに家畜が持ち込まれた折、この国には羊や牛などに対するコガネムシの仲間である糞虫(ふんころがし、ダイコクコガネの類)が居なかったため糞がその儘残り数々の問題を引き起こしたが、外国から糞虫を輸入することでこの問題が解決されたそうだ。糞虫は誰もが嫌がる昆虫だが、動物の糞を食べたり幼虫を育てる過程で糞を飼料にするなど地球に欠かせないもので此奴が居なかったら森や草原は糞だらけになり動物も植物も生きて行けなくなるのだって…(゚ロ゚)、又シロアリは家を食う悪い虫として我々に認識されているが、熱帯地方のシロアリは木材を主とした植物遺骸の分解者として有益な働きを示し此奴が居ないと熱帯地方は分解されない倒木や落ち葉で森は僅かな期間で埋まってしまい多くの動植物が死滅することになるそうだからシロアリは地球の救世主なんだ^^。

我々人類は何気に昆虫と共存しているが、愕くべきことに世界には生活態度に於いてヒトより賢い昆虫がめちゃ多く、ヒトが行っている文化的な行動は大抵昆虫が先んじて実践して居るし昆虫の行動は秩序正しく、ヒトの行動が多分に食欲や性欲等本能に支配されているのと異なり生きられる量しか食べずに残ったものは仲間に与え、更には禁欲的であり、昆虫の生態を研究するにつれ、ヒトが昆虫よりも下等動物ではないかと思われる部分が多い。私は根っからの虫好きだからこの本はメチャ面白かった^^。昆虫の分類を見るとカメムシと蝉が同じカメムシ目(もく)で、ゴキブリとシロアリとカマキリが同じゴキブリ目なんて愕いてしまう^^。農業はヒト社会を支える不可欠な営みだがヒトが農業を編み出したのはたかだか1万年前なのに昆虫は8千万年も以前から農業を営んでいたそうだ(゚ロ゚)。代表的なものはキノコシロアリで朽ち木や枯木を食べその糞に菌糸を植え付け茸畑を作りその菌を食べて朽ち木では得られない蛋白質を得て居るそうだから凄いね^^。

昆虫には他の虫に寄生して生きている怠惰な奴が多いそうだが、寄生することで食べ物や外敵に気を配らなくても良いため頭を使うことがなく少し宛様々な機能が失われ軈て脳などの中枢神経が退化してしまうとか…(;;)。「ブタは家畜化された動物でイノシシを祖先とするが長く人類の家畜をして居た結果、脳の体積が極めて小さくなってしまった」と丸山先生は書かれて居る。天敵を見付ける神経も要らないし、食べ物だって捜さなくても与えられるからだ。此を知ってハッとさせられるのがヒトではないか?ヒトも乳母日傘で食べ物も捜さなくて良いのではブタと同じだ、少しは飢餓的生活を経験しないと今のままでは脳の体積が少し宛退化し、ヒトは何れ今よりもっとバカになるのではなかろうか?そして痴呆症やアルツハイマーの発症者もドンドン増えてくるのではないかと思う。ヒトも昔はボロを纏い狼など外敵に襲われないよう神経を配り、更には飢えないために食べる物を探して居た時代には毎日が極度の緊張感と使命感の持続から痴呆症やアルツハイマーなどになる余裕なんかなかったのではないかしら?考えさせられるよな。今でも貧しいアフリカの小国などでは痴呆症やアルツハイマーになる者は極く少ないのではないだろうかと思う。
その後I君のことで写真仲間である旧友のさんちゃんにメールしたらI君の症状は年相応のものであってそれ程悪くものではないとの返事を頂戴し安堵した^^。

バーガー屋

写真は先週銀行へ行った折ジャスコと三井住友銀行の角で近くにあるモスバーガーのイメキャラ「モツサン」の街頭宣伝に出会(くわ)したときのものだ。うちの孫に似た若いお姉さんに連れられた「モツサン」は幼い子を見付けたらよちよちと近づこうとする、驚いたことに「モツサン」に近づかれて子どもは喜ぶかと思ったら泣き出す子どもが多かった(;;)、触りに行く処か泣く子を見て又べそを掻き出す子も少なくない。本来子どもって好奇心の塊だから珍しいものを見掛けて目を輝かせ駆け寄って行くものだが最近の子どもって過保護になったせいか、殻に閉じこもり自分の周囲にアンテナを張る子どもが少なくなったようだ、いろんな知識を吸収する大切な時期なのに惜しいなと思う。好奇心は勉学の第一歩なのだ。それにしても「モツサン」のぬいぐるみを着たアルバイト青年が可哀想だった、時給幾ら貰って居るのか知らないが、ぬいぐるみの中は炎天下メチャ暑いと思うよ(;;)。

ジェイコム株、61万株を1円で売りと誤入力し、懸命の取消訂正が叶わなかった東証事件から10年が経過し、最高裁は東証に107億円の賠償を命じたが、この瞬間みずほ証券は300億円の損失が確定した。
然し、システムの不具合に便乗してジェイコム株を1円で買ってボロ儲けした買い主には全くお咎めがないのが何故か釈然としない。落ちていたお金をネコババしたら罪になるんじゃなかったの(>_<)。

先週の書けないけど読みたい漢字
着物の裾が解(ほつ)れる

今週の書けないけど読みたい漢字
(捩)れた紐が(解)ける

ヨーロッパ人の日本人感

精霊バッタ キリギリス (1)

暑かった8月も漸く終わりを迎えたが、暑さだけは此からまだまだ当分続きそうだ。先週事務所の庭に何処から来たのか精霊蝗虫(しょうりょうばった)が居た、水遣りの私の姿も見て愕き叢(くさむら)から飛び出し窓枠に取り付いた。この辺り数キロ周辺には草原はないしトンボと違って此奴は沢山飛べないから何処からやってきたのか不思議でならない。そっとして翌朝見たら居なかったが何処へ帰ったんだろう?
キリギリスの鳴き声もこの頃はめっきり蚊細くなった。啼いているのは3匹になり、メスも沢山生まれたから大方交配に産卵も済んだ頃と思われる、今年は庭の雑草団が群落をなし雨でも中で凌げる位繁茂し彼等が安穏に生活できる環境になったため夜の内に隣家の庭に飛んで行く不届き者も居ず、生まれた塒(ねぐら)だし、好物のオンブバッタも沢山孵化して飛び回っているから充分寛いで余生を楽しんで居るようだ^^。蜻蛉もチョウチョもよく来ているので人から見れば見苦しい庭だが昆虫の楽園かも知れないね^^。でも水遣り時のヤブ蚊の襲来には唯々閉口している(;;)。
庭の道路側の塀に取り付いている写真のキリギリスは産卵管があるからメスだ。此奴は昆虫の中でも飛び抜けて綺麗だね。捉まえようとしたらスルリと逃げてプランターの草の中に隠れた。捜したが全く見付からない、此奴はバッタと違ってバタバタせず草の中に10分くらいジッと潜んだ儘動かない習性が鳥たちから身を守っている。20分して行ってみたら出てきて居た^^、早速網で捉まえて雑草群落に放してやったが、ウジャウジャ生まれるオンブバッタと違って一番(つがい)に4-5匹しか卵が孵らないキリギリスが容易に絶滅しない唯一の処世法なんだろう。

先月末に古本市場へ行って5円のことで大損こいた話をしましたね。でも懲りずに先々週16日愚妻の教会行きドライヴのついで何気に寄ってみたら「お盆セール」とか銘打って本日まで全品20%OFFと麗々しく張り紙があり、割引券などなくても税込み100円の文庫本が2割引になっていた^^。「ラッキー」と文庫棚へ行き作家を選んでテキトーに16冊抱えてレジに行ったら1278円と消費税の端数が切り捨て計算だった^^、先月の切り上げがきっと顧客の不評を買ったに違いない。帰宅後シンナーでシールを剥がして居ると93円の値札の下にも値札があり350円なんてのもあった(;;)。ま、仕入れコストはせいぜい10円から50円だから損はしていないだろうが、愈々日本人の読書離れが進んで来て末期的症状だ、悲しいね(;;)。

100年企業

来月から孫が学校からドイツへ留学することになった。そこで私は日本人に対してヨーロッパの人々がどんな感情を持って居るのかいろいろ調べてみたら概してEU諸国では日本人は好感を抱かれて居るようなのでとても安心した。全ての根源は日本が100年前の日露戦争でロシアのバルチック艦隊をやっつけたことに由来するようだ^^。東郷平八郎が人気ナンバーワンで各地に銅像まであるそうだ^^。「トーゴー」ってとっても有名人なんだ、そうだよね、ロシアはあの周辺のどの国からも蛇蝎の如く嫌われ居たんだ(今もだけど…)。そして極東のちっぽけな国がロシアに刃向かってやっつけるなんて誰も夢想だにしなかった。兵力はロシアVS日本10対1の大差の中を旅順203高地を勝ち取り更にバルチック艦隊を全滅させるなど世界の誰もが全く考えなかった。蟻が象を斃したくらい世界が驚嘆し一躍日本が一等国になったのだ^^。イギリスでは「教育勅語」こそ日本発展の原動力だと菊地大麓大博士に講演を依頼し、ドイツのヴエルヘルム2世はドイツ軍に「汝らは日本軍隊の精神に倣え」と訓話をした。そしてもう一つ日本が世界で唯一植民地にならず且つ植民地を持たない国だったことを彼等は高く評価している。朝鮮が日本の植民地だったと誤った考えを持つ手合いも偶には居るが、朝鮮は植民地ではなかった。日本は彼等に日本人と同じ教育を施したことを忘れてはならない。奴隷に利敵行為である教育を施した国が何処にあったのか、日本は朝鮮から感謝されて当然であり、彼等の現在あるは日本人のお陰なんだぞ。それが何だ!謝罪が足りぬとか年中ほざいているが根深い劣等感の裏返しだろうな。

閑話休題、ドイツはベンツやVWなど昔からの企業が存続していることで可成り有名だが現在ドイツで100年以上継続する企業は1500社あるそうだ、処が我等が日本は100年以上の会社が2万社を超えるから世界でもダントツであることも誇るべきことだ^^。上の写真のヤナセはその一社だがベンツ専門だからドイツとの因縁は深いよね。
最近ドイツを初めヨーロッパでは現在日本のアニメやコミック本が大流行だ、結構偽物も出回っているが、本物は登場人物が屋内でスリッパを履いているのに、偽物は靴の儘歩いて居るそうで容易に見分けられるらしい^^。道で犬の糞を踏んづけた儘食卓へ、或いはベッドへ、なんて綺麗好きな日本人には想像も付かないことだもんな(>_<)。

又日本のアニメは世界的に有名だ、でも文語体を失って韻を踏まず単調な言葉となってしまって気が引ける日本語だが、それでも美しいと言うヨーロッパ人が多いそうな^^。きっと口の動きが少なく外人のように唾を飛ばし大口開ける所作や両手を使って会話する習慣のない淑やかな処が外人から見て好感度の原因だろう。
世界中で大人気のアニメ「セーラームーン」の日本語に魅せられて日本語を覚えたイタリア人の少女が先日のみやざき中央新聞に紹介された^^、感情移入ができずに表情に乏しいとか言われる日本人だがちゃんと評価してくれる人だって居るんだ^^。

話変わるが彼方では面白いことにコミック本を現地語に訳すときに日本語独特のオノマトペ(擬音語、擬態語)がどうにも手に負えないらしい。キャーキャー むしゃむしゃ どきどき なんて訳しようがなくてその儘書いてあるから今では日本語のオノマトペがその儘ヨーロッパの言葉となって仕舞ったそうだ^^。だからドイツ語もフランス語もオランダ語も キャーキャー むしゃむしゃ どきどき と日本語のオノマトペなんだ^^。彼方にもオノマトペが幾らかあるようだが日本は3000位もあるからどうにもならんのだろう。最近は「ぶぁあああ」とか「ごぉおおお」とか変なオノマトペまで出現したから訳者や字幕スーパー作成者もやって居られないよな^^。

先週毎日新聞の万能川柳にて面白い句にお目に掛かった^^。
「君の子が欲しいと言うと連れてきた」
良く咀嚼して見ると、推敲に推敲を重ねてのプロポーズの言葉に対し、彼女の取ったイエス?の行動だったのだろうが、意表を突かれた彼の混乱ぶりが窺われる心(うら)悲しい句だね、果たして二人はどうなったのだろう、万能川柳ではときどきこう言う面白い句に出会(くわ)すが、川柳を詠むのと作るのが私の健康法だ^^。
「キーボード触れても患者に触れぬ医者」 最近投稿したがボツになった自作です(;;)。

先週の書けないけど読みたい漢字
坐(いなが)らにして天下の情勢を知る

今週の書けないけど読みたい漢字
着物の裾が(解)れる

ジャンケンをさせる散髪屋

コスモス

お盆も済んで雨も降って朝夕少しは灼熱の峠を越したかに思うが、それでも暑いね。
先月の颱風で被害甚大のコスモスも漸く立ち直ってもう綺麗な花を付けている、桜色のコスモスらしくない変わった色だ、中には颱風から立ち直れない儘咲いている健気なのが居る。この花壇はうちの裏の土手の上にあって水遣りが大変だ。ホースを伸ばしての水遣りとなるが夕刻の水遣りはホースの中の水が20m位直射日光に照らされてお湯状態になって居り、却って花の根に害を与えるため仕方なく早朝6時までに水遣りを変更したりと苦心惨憺だ。先週初めの雨は何日振りだったかこれぞ旱天の慈雨と言うんだろうね。庭の草花が急に生き生きと艶(つや)やかになってきたよ^^。

先週何時も行き付けである商店街の理髪店「かんさい」で散髪して居たら面白い光景にお目に掛かった。散髪の終わった客が精算時に「かんさい」に初めての客だと分かると、何故か店の人からジャンケンを挑まれていた^^。耳を澄ませて聞いていると、客がジャンケンに勝ったら料金が300円廉くなり、アイコの場合は200円引き、客が負けても100円引きになる仕組みだそうだ。トクになることだから誰もジャンケンするよね^^、
此の理容院は時間が短くて値が安いので重宝し、最近10年位月一で通っているが私はジャンケンした記憶がないからその後オーナーが考えついたものだろう、とても良いアイデアだ。何気に散髪屋に入った人もジャンケンしたことは忘れないだろうし料金の安くなったことも記憶に残り次回も行こうと思うだろうね、知人にも話すに違いないからクチコミも期待できるよね。尚希望者には次回からのスタンプカードが渡されて料金が割引される仕組みだ、その割引もひと月以内なら200円引き5回行けば500円引きとダブルにポイントが得られるし、ポイントカードが満杯(80回)になると特別ポイントの葉書が送られてくるそうだから楽しみだ^^。「かんさい」はチェーン店だから皆様の近くにもあるかも知れないね^^。

昔近鉄では見たことがあるが、今では新幹線も二階建ての列車ができて東北新幹線で用いられ居るとか、二階部分はグリーン車になって居り螺旋状の階段を上がって行くそうだ。処で此の二階にも当然にワゴンを運ぶ売り子さんが来るが、彼女達は何処からワゴンを二階に持ち上げているのだろう?螺旋階段からは先ずムリだ。実は螺旋階段の裏に乗客に内緒でエレベーターが隠されているんだって…、設計者は賢いな、よく其処まで考えるね、ワゴンは新幹線の車両の一部ではないから出来上がってから「あ、しもた!」では遅いもんな。一階の乗客達もエレベーター制作費の償却の一部をワゴン商品代に附加されて支払わされているのだ、本当は二階の乗客が割増商品代金を払うのがスジだが、それでは売り子の勘定計算が難しくなるし、一階で買って二階に持ち帰るセコイ客だって出てくるから一階二階同一料金に成らざるを得なかったのだろう^^。ワゴンはJRのサービスなのか商売なのかよく分からなかったが、エレベーターまで作られているのでは矢っ張り商売だろう^^。
でも新幹線のワゴン商品はメチャ高いし定番商品だし少しも妙趣がない。私の若かった頃は車内販売などなく窓が開閉できたので専ら窓越しに駅弁と御茶を買っていたが、何処の駅弁もその地の特産物だったから風情があり楽しみだった^^。60年も前のこと、お小遣いを貯めては月一で信州の恋人に逢いに行っていた頃、多治見の駅で稲荷寿司だけ売りに来る小父さんが居てよく買っていたことを憶えている。メチャ美味しかった、どうやら自家製だったよ。

先月末の日曜日愚妻を御ミサに車で教会まで送迎する途中にひと月振りに古本市場に行った、暑い盛りで客より店員の方が多かった。文庫本の値段は前と同じ93円だったが棚が増えていたから文庫本の大部分が93円に変えられている。物凄い冷房の中を作者を選んでテキトーに文庫本をレジに持って行ったら価格と冊数を数えてレジを打ち「12冊で1205円です」とレシートを差し出された。ウソ!一冊税込み100円やなかったん?と問うと、「前は内税でしたが今は外税になって居ます」と澄まし顔、レジをワンタッチで切り捨て計算から切り上げ計算に変えたんだ!「おかしいと思わへんか?2冊買ったら200円のものが12冊でなんで5円増えるんや、ようけ買うた方が高くなるなんて経済法則に逆ろうてるやないか、2冊ずつレジ通したら1200円やろ?」と追い込むと「そうですね」とバイトの女の子は新人らしく素直でしおらしい、早速レジをクリアして2冊分レジ打ちして「200円です」と言ったので2000円渡したら1800円お釣りを呉れた、「あんたねえ、レジだけ6回打ってお釣りは800円呉れたらええんと違う?」と言うと、彼女は素直に納得して黙々とレジを操作しあと5枚レシートを呉れて清算したが、本を袋に入れて渡しながらポツンとひと言「あのう、10冊以上買って頂いた方には来月からの割引券があるんですけど、今回は2冊なので…」それを先に言え!5円に拘って大損こいた、暑さが倍増した真夏のできごとだった(;;)。

先週の週刊文春を読んで居たら道路信号を全て青にさせて目的地へ到着した話が2件も掲載されていた。一つは安倍首相が公用での美術館からの帰り便意を催し「官邸までの全ての信号を青にするよう調整した」との記事で、もう一つはジャニーズの布川敏和の「家の履歴書」で昔歳末のレコード大賞最優秀新人賞を受賞してNHKホールの紅白歌合戦に駆けつける際ハイヤーに乗ったら警察が途中の信号を全部青になるよう配慮してくれたと書かれて居た。前者の警察もある意味職権乱用だが、後者の芸能人は何様のつもりだ!

高槻市の少女殺害事件が世間の危惧通り変質者の殺人事件に発展した、死亡を知らされた凌斗くんのお母さんの慟哭「いやや!」が我々の胸を搏(う)つ。9日を経て漸く容疑者が逮捕されたが二人の命はもう帰らない、本庁から責められていた大阪府警本部長も漸くクビが繋がった。寝屋川、高槻の警察官は朝から晩まで暑さと草熱(いき)れのなかを河川敷や雑木林の捜索で大変だったと思う。最近は小学生も中学生も然したる目的もなく塾通いが当たり前の風潮だが、夜間外出する習慣の延長がコンビニで屯(たむろ)などの弊習を育てたのかも知れない、勉強は自宅で充分だが塾通いは世間体がそうさせるのだろう、悪しき習慣だ。深夜帰宅しなくても親が心配もしないのでは外泊も日常茶飯事なんだ!我々の少年期は6時に帰宅しないとご飯を食べさせて貰ええなかったし、電気代が勿体ないので8時には就寝させられた(朝は4時起きだったけど…)。此の事件を汐に許可証のない児童の夜間外出にペナルティーを課してはどうだろうか。

年金機構のサイバー攻撃を受けて外部検証委員会は「事件は起こるべくして起こった」と厳しく批判した。厚生労働省には3万人もの役人が巣くっているが、ナント!情報セキュリティーを担当しているのは此の12月から発足するマイナンバー制度担当を兼務する情報政策担当参事官室の係長一人だけだ(゚ロ゚)。大切なことをする部署には人を欠き無駄な部署には人が溢れかえるお役所独特の構図だね。5月8日に最初の標的型メ-ルで機構のパソコンが感染した際、厚労省は機構側に全く何も伝えなかったそうだ(;;)。厚労省は機構になんか怨みがあるのか?そうだよな!国民を愚弄した杜撰窮まる社会保険庁の年金欠落事件のとき厚労省は世間から散々監督不行届を叩かれたもんな^^。総理が無能だから仕方ないか!
何故か土井晩翠作詞「星落(ほしおつ)秋風五丈原」が思い出される。「丞相(じょうしょう)病(やまい)篤かりきだ。我が国に諸葛亮孔明は居ないのか!

先週の書けないけど読みたい漢字
彼女の寝姿を見て気も坐(そぞろ)になる 

今週の書けないけど読みたい漢字
(坐)らにして天下の情勢を知る

「さおだけ屋」の復活

ホトトギス

今日までお盆休みだったが行く処とてなく何時ものように終日事務所で過ごし午前中は仕事を、午後はネット碁で涼を取ったが負けると暑さが増すので勝たなければ消夏法にならず必死だった。
秋に咲くホトトギスがお盆に咲いた^^。南天と紫陽花の木陰に鉢を置いて涼風を誘ったのが良かったんだろう、でもそのせいか花が徒長気味で見映えが良くない。
ホトトギスの語源はホトトギスの口の中が赤く、この花に似ているので付けられたそうだ。尚ホトトギスの漢字は杜鵑、子規、時鳥、不如帰など多数あるが、肺結核で赤い血を吐いて死んだ正岡子規が有名だ。「不如帰」の浪子と武雄も有名だったね、「千年も万年も生きたいわ」結核を患った浪子の悲痛な叫び声を描いた徳富蘆花の作品は満都の紅涙を誘った。パスもペニシリンもない時代、結核は死病だったから多くの名作を生んだんだね。

さおだけ屋

さおだけ屋はなぜ潰れないか」この本は10年程前ベストセラーになった公認会計士の書いた会計入門書だ、ヒットしてコミック本にまでなった。何故会計学の入門書が「さおだけ屋…」なのか?理解に苦しむが、その理由は本の冒頭に書かれて居り、ニーズもなければメリットもない移動式「さおだけ屋」の決算書を一度見てみたいと書かれただけで、要は読者の注意を惹くために需要と供給が合致しそうもないサンプル事業として「さおだけ屋」を登場させたので、「さおだけ屋」に興味を抱いて本を買った読者はバカだった。そしてこの本が世に蔓延る悪徳さおだけ屋をのさばらす一因となったのではないと私は思う(><)。
先日新聞にて写真のように移動販売さおだけ屋の悪しき所業が各地消費者センターから報告され国民生活センターは急遽移動販売のさおだけ屋からの購入に注意を呼び掛けた。
移動販売のさおだけ屋への苦情は偶然か「さおだけ屋…」がベストセラーだった頃の2007年は年500件前後あり、国民生活センターが注意喚起した結果被害は急速に減少して居たが最近になって少し宛復活し14年には465件と復興の兆しだ(>
<)。この数字は苦情があった分だけだから泣き寝入りの人も少なくないに違いなく、氷山の一角だろうね。
竿竹はホームセンターで1本千円以下で買えるが、長くて持ち運びが大変だから、そこへ移動販売が目を付けて2本1000円などとマイクで放送し、呼び止めたら1本5万円だと言われたり、更には庭に台まで設置されて90万円払わされたお年寄りまで居るから怖ろしい、お金がないと言ったら、ATM迄同道されて支払わされたケースまであったそうだ。平均購入額は1本42,000円だから凄いよね。一日一本売れれば大儲けだ。一本千円の移動式「焼き芋屋」の比ではない!
「さおだけ屋…」の著者である会計士が此等詐欺商法の実体を知らず無意識に手を貸すことになったのだろうが、あの当時新聞一面下部に「さおだけ屋…」の書籍広告が絶えなかったからお年寄りの目がついそちらに行ったことも原因かも知れないね(;;)。本って中身は扨置き題名だけで売れるなんて不思議だ。でも読者は中身が分からんから題名で購入する本を決めるんだ、売れてナンボの世界だから編集者が中身より題名に拘るのがよく分かる^^。

霞ヶ関の鬼と言われた香川俊介58歳が先週9日ガンで壮絶死した。先月財務事務次官を退官し僅か一ヶ月だった(;;)。杖を突き、車椅子での仕事の激務が命を蝕んだのだろう。木下康司、田中一穂と財務省同期入省組が3人とも次官になったのは希有なできごとだったが、背景には彼が25年6月主計局長就任の前年に食道癌を手術し、体調不良の中を消費税法10%施行に向けて文字通り死力を振り絞り、26年7月事務次官就任時には杖を突いて歩くのがやっとであり、政府が病人を次官にしたには何か理由があったに違いない、香川氏がガンであることはネット上誰も知って居たが、死亡原因について財務省からは死亡したとしか発表されず報道管制を敷かれたことは甚だ面妖だった。此では病死以外に交通事故なのか自殺なのかを疑われる発表だ。昨今ガン死は少なくなく、最早人には恥ずかしくて言えぬ病気ではないからガン患者を2年間も扱(こ)き使って殺したと国民から誹謗されるのを嫌ったものなのか?歩けぬ病人を主計局長、更には事務次官にまでせねばならぬ程我が国のお役人が人不足だったとも思えぬし、本人の意思以外に何か理由があった筈だ、国民としては是非真相が知りたいと思う。
彼が東京オリンピックへの不明資金捻出に関わっていたとも噂されるから、お盆明けの週刊誌がきっと私の疑問に答えてくれるだろう^^。

先週13日都内虎ノ門のオフイスビルで早朝、42歳の弁護士が相談相手の男から顔を殴られ意識朦朧となった間にズボンを脱がされ下腹部を20cmの枝切り鋏でちょん切られる事件が発生した。平成の阿部貞事件だ!切断されたものはトイレに流されたそうだから最早接合不能だ(;;)。容疑者(元プロボクサー24歳)の妻がこの法律事務所に勤務していることから妻の不倫が原因に違いなかろうが、口では敵わぬ相手だから手が出たにしても枝切り鋏持参とは尋常ではない。夫婦して弁護士志望だとか…、きっと不倫の発覚時に妻から「先生の方が上手よ」など言われたんだろうか。資格で差を付けられた上、夫のプライドを考えず更に言ってはならないことを口走った不倫妻が断然悪い(>_<)。
「弁護士だから人妻突ついて揉めても裁判や金でなんとかなると思ったんだろ、こういう奴に圧倒的な暴力の前には小理屈や法律など全て無意味であることを叩き込んだ容疑者の行動に感動して震えた」なんて早速2チャンネルで容疑者礼賛が流されている^^、ネットは常に弱者の味方なんだ。容疑者の方は離婚もやむを得ぬだろうが、妻子持ち(子ども4人)である被害者の方はどうなるんだろう?名前も写真もネットで暴かれているし、自宅は取材メディアクルーの雑踏で知らない者まで知らされる状況に違いないから、居たたまれない奥さんも慰謝料ふんだくって逃げるよね。
新聞が匿名にしたら、必ずネットで暴かれる怖ろしい時代だ。此の弁護士は新聞が被害者42歳弁護士と書いただけなのに法律事務所の所在地(虎ノ門のオフイスビル)から手繰られて自分のホームページまで嗅ぎつけられ辿り着かれ、世間の視線から死ぬより辛い生き地獄に突き落とされた。此からどう生きて行ったら良いのだろう?被害者のホームページへ仕事でないアクセスが殺到するなんて怖ろしい世の中になったよな(;;)。個人情報秘匿なんてネットの社会ではクソ喰らえなんだね。新聞に掲載される場合も匿名は却ってネットの好奇心を煽ってヤブヘビだ。私もホームページを開いているから今後できる限り醜聞に曝されることのないよう身を律することにしよう。

お詫び歴代3首相は村山、小泉そして安倍の三悪人だ(><)。何が「痛切な反省とお詫び」や!我々の祖先はアメリカに嗾(そそのか)されて、万止むを得ず立ち上がったのだ。謂わば苛められっ子なのにどうして「お詫び」や!後先考えずに簡単に詫びるな!苛められっ子が詫びたら又「金寄越せ」と言われるのが世間の常識なのは誰もが知って居ることだ、此まで中国や韓国などに支払った賠償金はODAを含めて67兆円を超えるそうだ(><)。それでももっと寄越せとは理不尽な!

先週の書けないけど読みたい漢字
天に坐(ましま)す神よ、我を助け給え

今週の書けないけど読みたい漢字
彼女の寝姿を見て気も(坐)になる 

草場の公園の方が良い!

8月の声を聞いて戦後70年終戦記念日が近づいたことを知り感無量だ。あの頃私は姫路山奥の遠い親戚に疎開し親子4人気兼ねしつつ暮らして居たことを思い出す。村の子ども達に唯一人疎開児童の私は集団でよく虐められたが、不登校ができるような環境ではなかったからひたすら耐えた、軍国主義で先生だって苛めの加害者だったから、今より酷かったと思う、でもお陰で格差社会のことがしっかりと学べて勉強になり挫折もせず、以後社会に出てから結構打たれ強い人間になったからあのときの経験は良い試練だったと思っている。
どんな苛めより苦しかったのが空腹だったことは今の方には先ず分かるまいな。

瑞穂公園 砂場

先週砂場が草場になった公園について触れたが、今日は正反対に素敵な公園をご紹介しよう。それはバス道を挟んで徒歩5分、川の傍にある瑞穂公園だ。この公園は掃除道具や園芸用資材を収納する納屋まで常備された大きな三角公園で500坪もある。毎日早朝から近隣の方々が草引きに周囲の溝のゴミ拾いなど黙々と作業をされて居るから散策の途中目に入り何時も頭が下がるm(_ _)m。写真の如く公園は綺麗で塵一つなく犬を連れた者など入るのに気が引ける、入っても芝生には犬に掘られないよう立ち入り禁止の柵がしてあるし、砂場も犬のウンチお断りで網が被せてある、網では犬も足を取られて歩き難いから入れない、幼児が遊ぶときだけ網を外すんだろうか、公園全体が余りにも上品に仕上がり過ぎて近寄り難く気軽に入るのにも気が引けネクタイでもして行かないと…、なんて一寸大袈裟だが先週お伝えした小さな公園との段差に唯々愕く (゚ロ゚)。でもタオルを頸に引っ掛け気軽に入れない公園も何だかイヤだね、ゴミゴミした草場の公園の方が親しみ易いように思う、公園の存在は中に入ることではなく其処にあることを感じるだけで心の安らぎを憶えるのだろうか、田圃の傍を通って居て感じる長閑な思いと同じで、田圃に入ろうとは思わないよね。だから「公園をピカピカにして居るから来て、見て、見て」と言われたらつい後込みしてしまうよね。あの穢い草場の公園の方が私には身の丈が合っているように思えるのは何故だろうな?

任意提出書 所有権放棄書

先週日曜日お昼ご飯を食べ乍ら東京調布で飛行機が落ちた事件をTVで見て愚妻と「怖いね」なんて言っていると「ピンポン」が鳴って、出て行くとお巡りさんだった。なんでも近くでバイクでのひったくりがあり、この辺りに逃走してきた可能性があり、うちの防犯カメラを見せて欲しいそうだ、「良いですよ」と承諾したら暫くして戦闘帽を被った捜査員がどやどやと3人5人数回やってきた、何回か本部と連絡の上事務所のカメラの画像を解析することに決まったようで受像機器のある二階に上がって貰い、私は一階の仕事机で日曜日午後のひととき何時ものようにネットの囲碁を打っていた。彼等は声が大きいからよく聞こえる、警察無線で「マルガイは通ったがマルヒは通ってない」とか話している。TVの刑事ドラマで良く聞く言葉だ、マルガイは(被害者)でマルヒは(被害者)のことなんかな?それだと被害者ばかりだし慌ててネットで調べたらマルヒは(被疑者)つまり犯人と思われる者だったのだ。結局マルヒの逃走する姿は映ってなかったが、1時間程調べて居たらマルガイの後ろから走って居たバイクがマルヒではないかと言いだして、コピーを取らせてくれと頼まれ承知すると、暫くして又もやドヤドヤと3人やってきて二階へUSBメモリーへのコピーに上がって行った。一人だけ小柄で取り分け小さい警官が居るのでよく観察すると声が蚊細くどうやら女性らしい。TVドラマでは女性警官は一際目立つ服装が多いが此方は男子と同じ戦闘帽で服装も男子と少しも変わるところがない迷彩服だ、玄関に八の字に脱ぎ捨てられた靴を見たら格別小さいのだけちゃんと入口向きに履き揃えてあり、女性であると確信した^^。彼等が帰る際女性警官の靴の脱ぎ方を褒めたら、男性群への厭味と聞こえたらしくあとの二人から頭を掻いてメチャ恐縮された^^(何時も私が靴の脱ぎ方で愚娘から叱られて居るので実は厭味だったんだ)。後から考えるに彼等は必ず二人で行動するから女性は未だ見習いで勉強のため引率されてきたようだ^^。

そこで拙い川柳を一句 「見習いに靴の脱ぎ方見習った」

都合1時間位掛かってUSBメモリーを取り終えたが、写真の書類にサインなどを強制された、USBは彼等が持ってきたものだが、あとから「うちのやから返せ」と言われたら困るのでそのときのためらしい、お役所だね^^、嗤ってしまった。彼等が何かと五月蠅くサインや判子と言ってくるので応対していたらうっかりしてパソコン碁を時間切れで負けてしまった(;;)、折角その日まで5連勝してたのに-(>_<)。 翌日今度は「長田警察です」と私服が二人訪れた。訝しげに応対すると昨日の事件のことで防犯カメラを見たいと言う、「垂水警察が昨日コピー持って帰ったが、何でまた長田警察や?」と問うと「ひったくりの専従班が長田にあるので調べに来た」と言う、昨日のひったくり事件については神戸新聞にでも載ったのか何処かで聞きつけて来たらしい、昨日垂水警察の行った情報収集のことは何も知らなかった。警察も官僚の内だから政治の世界と一緒だね、縦割りだから情報が共有できないんだろう、彼等は垂水警察に行くと言っていたが、行っても「何も知らねーよ」なんて惚けられるんじゃないかしら?

夏の高校野球も愈々今週6日に開幕するが、今年は1915年全国中学校野球大会として発足して100周年に当たるからいろんなイベントが催されることだろう。兵庫県予選はノーシードの公立校明石商業(明石市立)がアレヨアレヨと勝ち上がったが、惜しくも決勝戦で7戦連投の吉高投手がスタミナ切れで崩壊し、社、加古川北、西脇工業に次ぐ公立代表を逸したが育英、報徳、国際大附属と並み居る強豪を連破したのは凄かったな、この投手未だ2年生だから来年が楽しみだ^^。

本州最果ての青森ではベンチ入り20名のうち関西出身者が18名と第二の大阪代表と揶揄される常勝八戸学院光星(過去甲子園で準優勝3回)が決勝戦で2-1と延長十二回二死一三塁ツーツーからワンバウンドの球をバッターが振り逃げすると謂う文字通り形振り構わぬ作戦を採られて三沢商業によもやのサヨナラ負けを喫したが、負けは負けだ。相手は監督が消防団員で、ノーシードの公立校だったのには誰もが愕いた(゚ロ゚)。何せ三沢商ピッチャーの球速が110キロ台のシンカーだったことが剛球ばかり打ち馴れている八戸学院光星のタイミングを狂わせたんだろう。明石商業敗北の分も含めて甲子園で三沢商業の健闘を祈りたいと思う。

東京調布で飛行機が落ちた事件は連日これでもかと新聞に記事が絶えない、どうやらエンジン故障の公算が大きくなったが、エンジンは燃えてしまったし証拠がない、乗客の遅刻で飛行が予定より40分遅れたそうだから暑いときでもありガソリンが気化して居た可能性が大きいと思う。此から遺族の補償はどうなるんだろうね、保険金は支払われるのかしら?この飛行場はプライベート飛行を訓練飛行だけで遊覧飛行は禁止されて居たそうだし、そうなると保険会社は約款に反すると保険金の支払を拒絶するだろうな、本人は死んでしまっているし一応会社組織だから有限責任だし保険が下りないと遺族はどうしようもないね。生き残った乗客二人も助かって良かったかどうか…、此からが地獄だろうね(;;)。

処で昔は危険な職業の人は生命保険が加入できない仕組みだったが今はどうなんだろう。亡くなった機長さんの地獄行きはそれはそれで已むを得ないとしても、残された家族達が乗客と住民達被害者から責任が押しつけられて借金地獄となりもっと大変だろう(;;)。ひょっとしたら一番悪いのはセスナの整備不良を見落としたオーナーである日本エアロティックじゃないのかな?

先週の書けないけど読みたい漢字
灰汁(あく)の強い奴だ

今週の書けないけど読みたい漢字
思わず(後)込みした
(今日の文中に出てきます。)