秋も愈々深まり夜の冷え込みが日毎募って紅葉の季節が到来しましたが、あと10日で師走を迎えますから恒例の所得税年末調整を控えて私も気忙しくなって参りました。
今日は日経新聞に掲載された興味深い話題をご紹介しましょう。それは需要者の主流である20歳代30歳代女性のバッグの購入者が何故か大幅に減少し、1000億円市場の小売業界に大きな打撃を与えている記事でありました。その原因は消費の低迷で高額商品の販売に翳りが見えてきたことに加えてとんでもない新たな強敵が現れたことに拠ります。その強敵はスーパーでもコンビニでもなく、女性用雑誌のおまけである付録だそうで、アッと愕くタメゴローでありました(^^)
本屋さんを探訪すると雑誌コーナーの60%以上が30歳前後と思しき熟女を表紙にした(此も作戦か?)カラフルな女性雑誌で占められ、その多くの雑誌におまけが付いていることに気付かされます。出版業界で一早くおまけの付録を手掛けた宝島社では2009年の付録付き女性誌の発行部数が2000万部だったのが今年は10月末までに既に3000万部を売り上げてムック本(雑誌の顔をしてるが、実は本)の1500万部を加えると2年足らずで約6500万個のおまけバッグ類が出廻ったことになり愕きです。日本の総人口に占める20歳30歳代女性の数約1500万人からしてまるで計算が合いませんが、恐らく一人で幾つか手に入れられてファッション感覚で衣服にコーディネートしてポーチやトートバッグを日替わりで使い分けて居られることでしょう(^^)。付録付きの女性誌は幾らか高いようですが、全部が雑誌代と思えばおまけはタダであり、タダと思えば気軽に捨てられるし、おまけの需要が途絶えるとは思えません。カバン屋さんも大変な時代になったようですが、年間3000万個ともなれば恐らく全国のカバン屋さんが大量仕入れの女性誌出版社に仕入価格で全く太刀打ちできないことでしょうね(;;)。
昔、税務署員の知人が袋物屋は儲けがメチャ大きいと教えてくれたことを思い出しましたよ(^^)。此は偏にカバン屋さんが此まで密かに暴利を貪っていた処を出版社に狙い撃ちされたものでしょう(;;)。
それにしてもおまけ付き雑誌の購買欲に見られるように最近の女性のエネルギーは凄まじいですね。働き盛りの年齢が35歳からアラフォーだとか…(^^)、会社の幹部に登用されたり起業したり、それもちゃんと子を生んで保育所へ預けての活躍ですから魂消ますよね。亭主に甲斐性がなくて家で主夫してる男も多いそうですから時代も随分と変わりました。テレビドラマを見ても男社会が決まりの刑事ものに女性刑事が主役を張る番組が多くなり、30半ばの女性刑事が黒の上下パンツルックで闊歩し部下である軟弱な男の刑事を呼び捨てにする処など、無能な男達に虐げられてきた世の女性どもが快哉を叫ぶのも宜(むべ)なるかなでありました(^^)。
先週本年度公認会計士試験の発表があり16歳の少年が合格したとマスコミが大騒ぎしましたね。一般人は16歳の会計士が誕生したのかと錯覚させるニュースでしたが、現在の制度は昔の会計士試験と異なり、嘗て会計士補と呼ばれるための資格試験である二次試験に該当する試験が本試験となり、此まで大学の教養課程を修了している者に対して与えられていた二次試験受験資格が撤廃され、誰にでも受験機会を与えられることになっての16歳合格でありました(;;)。
然し現実にはこの少年が本物の公認会計士になれるかどうかは別の話であり、この少年を始め合格者全員は今後必ず監査法人に勤務することが条件付けられ、其処での3年間の実務補習を得て監査法人のお墨付きを取得し、更に従来の三次試験に当たる公認会計士協会の厳しい“終了考査”に合格して初めて本物の公認会計士となれます。然し現在この不況下に於いて監査法人も採用どころか会計士のリストラに追われる実情であり、現在多くの会計士の卵達が公認会計士への土俵に上がるための監査法人への就業機会を失っていますから“終了考査”に合格できなかった者を含め今後益々会計士浪人は増加して行くものと思われます。これらは全て需要供給のバランスも考えずにアホな金融庁が法務省の司法試験に真似て会計士を粗製濫造しようとしたためであり、一般教養の知識を無視し専門知識だけあれば良いとした現在の試験制度は会計士協会内部からも大きな批判が上がっています。監査の対象は海千山千の企業や公益法人であり、監査には数字の理解だけでなく己が社会生活の経験で培われ研ぎ澄まされた洞察力や判断力が要求されますが、技や匠(たくみ)の世界じゃあるまいし、学歴を問わずにテストだけで我が国の三大資格の一つである公認会計士を名乗らせるなんてチャンチャラ可笑しいですね(^^)
又、税理士試験の方が会計士試験より遙かに合格率難易度が高い処から税理士になるべく会計士試験を目指す者が少なくありませんが、その人達も監査法人への就職と三年後の“終了考査”がクリアできなければ税理士にだってなれませんから厳しいですよね。
監査法人に行けず税理士にもなれず多くの公認(実は未公認)会計士が資格を隠してコンビニでバイトして居たりして…(;;)
先週の誤字訂正の答
“遂に堤防が決解(決壊)した”でした
誤字訂正もそろそろ飽きられたので今週から“常用漢字の表外読み”を出題しましょう。
今週の問題
“(斉しく)感嘆の声をあげた。” 括弧内の常用漢字の仮名付けが問題です。
投稿者「tigerace」のアーカイブ
悪夢の4時間半
朝晩随分寒くなり野山の紅葉と共に喪中の葉書が届く時季となりました。
訃報の多くは80代半ばの方であり、70歳代以下が少なくなりましたから日本人も長命になったものです。私のような生まれ付き蒲柳の質だった男が先週恥ずかしくも後期高齢者の仲間入れできたのも一つには世界的な先進医療技術の向上に因るものだと思いますが、その背景には基礎体力の存在を忘れてはならぬと思います。この先我々戦前派の人間が絶えて、団塊の世代が後期高齢者になる頃には日本人の平均寿命も少し宛低下して行くことでしょう。どんなに医療技術が向上しても人間の基礎体力がなければ、謂わば毒である薬にも手術にも堪えられませんから、戦前派の人達が長生きできたのは、炒りじゃこを齧り、麦飯を100回噛み更に電気代が払えなくて早寝したため必然的に早起きとなって基礎体力を培った幼年時代のご褒美であったでしょうか。ハンバーグやケーキなど歯応えのないばかりを食べ夜遅くまで起きる不規則生活の中で育った団塊世代以降の人達の多くの方々が長命である道理がありません。世の中は“少子化、少子化”と喧しい時代ではありますが、此も自然の摂理によるものであり軈ては人生50年とまでは行かなくても人生60年-70年時代が到来するものと思って居ります。
先日日経新聞に掲載されて居たのを読んで愕いたのですが、財布に溢れるお金を何処に入れたものか?と羨ましい悩みを抱えるのが1991年ソビエト連邦より独立した中央アジアのウズベキスタンです。この国は1979年にソ連に侵攻されて対人地雷にずっと悩まされ、更に現在ではタリバンによる軍事攻勢から多くの難民を抱え世界中の悲劇を独り抱え込んでいるあのアフガニスタンのすぐ北側にあり、平和な国なのですが日本より少しだけ大きいのに海に面してなくて砂漠地帯が80%もあり可成り貧しい国です。何の話題だろうかと読んでみると、この国の最高額の紙幣が1000スム(日本円にして約50円)であり買い物をする市民はお金が重くて敵わないと高額紙幣の発行を待ち望んでいるとか…(;;)。如何して政府が重い腰を上げないのかその理由はウズベキスタン政府にはインフレへの警戒心が強いのと銀行預金への慫慂もあり、高額紙幣の発行に踏み切れないそうです。
クレジットカードが一般的でなくATMなど電子化されていない後進国では、金融機関への信頼が全く乏しいため、多くの市民が自宅に現金を蓄えているので火事などあればそれこそ大変ですが、それだけでなく買い物に行くときなど日本円にして1万円が紙幣200枚となる勘定であり、此を身に付けることになりますから到底ポケット如きでは間に合わず、この国では必要に迫られて特別大きいポシェットが売られているそうな…(;;)、そのため車など高額商品を求めるときは大きいポシェットも役に立たず、札束で埋まった車での買い物になるとか…(;;)、車を買うのに車が要るなんてナント!妙な話ではありませんか(^^)。
我が国でも終戦後の昭和21年インフレの増殖から已むなく新円交換が行われ、俗に猪(いのしし)と呼ばれた兌換紙幣(金と交換できるお金)の10円札が、お札に描かれた表面のデザインが不愉快にも『米国(アメリカ)』とも読み取れるようになっている不換紙幣の10円札に交換発行された際、新円交換の対象とされなかった硬貨が大モテであり、商品が2割位多く買えたため、持ち切れなくて小さいバケツに硬貨を入れて買い物に行った60数年前のことをウズベキスタンの話題から想い出しましたよ(^^)。
あの当時綜麻繰(へそくり)となって忘れられ新円交換に出せなかった不幸な方が多く居られましたが、高度成長化に伴い何時とはなくコインショップにて高価で商われるようになりましたから、見付かりさえすれば計算上損はしなかったのですが、戦前の猪(いのしし)の10円は現在の10万円を超す価値がありましたから、一番賢かった人はその旧円で土地でも耐久商品でも買って居た方だったようです(^^)。
先週大阪地下鉄の終点八尾南駅で最終電車内にうっかり眠り込んでしまった二十歳代の女性が気の毒にも一人放置されて運転手も車掌もその儘ドアをロックして帰ってしまい朝の始発まで4時間半も閉じこめられていたとか…(;;)。規則では運転手が全車内を徒歩で確認することになっていたのに、車掌が隣の車輌の連結器付近から見渡したとき不幸にして女性が一番手前の座席で小さくなって寝込んでいたため死角となって発見できず運転手にOKサインを出し終業したもので、どうやら運転手の車内歩行は車掌のウオッチングに任せ常時省略されていた様子です(;;)。終電後の車内は乗客だけでなく忘れ物やジュースの空き缶ゴミや或いは爆発物が置かれているやも知れず、車内清掃を兼ねて終電後に点検するのが常識やと思われますが、大阪市の公務員だけあって杜撰なものですね:-)。タクシーの運転手でも終業後にちゃんと洗車しているではないか、大阪地下鉄の連中は高い給与を取り乍ら、することはタクシーの運ちゃん以下か!平松市長さん聞いているか!
以前何処だったか路線バスでも同じようなことがありブログに使わせて頂いたことがありましたが、深夜の地下鉄車内は野天のバスと違って月の光とてなく夜中に目覚めた彼女は己が置かれた状況をどのように認識し判断されたことでしょう、時季的にも夜半の冷え込みは半端でないし、目覚めたときの尿意をどうされたのか此の女性にとって将に悪夢の4時間半であったと思います。女性に体調不良はないと書かれていましたが、此が男なら入院騒ぎではなかったでしょうか、寝込んでしまった原因が飲酒だったかどうか分かりませんが、衆人の中を熟睡とは実(げ)に女は不貞不貞しく男は敵わないと謂うことを強く印象づけられた記事でありました。ひょっとしてこの猛女翌朝始発の乗務員に起こされるまで“夢の中”だったかも知れませんね(^^)。
尖閣諸島の衝突動画を天下に公表した海上保安官が“罪の意識は全くない”と言い切り、国民の知る権利を訴えた態度は立派でしたね。これぞ日本男児です(^^)。恐らく取り調べの警視庁係官も心情的には全く同じ思いだったでしょうから、事件が終わったら一緒に飲みに行こうなどと約束したりして通常の被疑者扱いはされなかったに違いありません(^^)。
この保安官世論の追い風を受けてよもや起訴されることはないと思いますが、保安庁は退職されることでしょう。きっと自民党やみんなの党から次の選挙に出て欲しいと引く手あまたでしょうね。この保安官神戸の人ですから出馬されるなら私も投票に行って最高点を目指しましょうか(^^)。
無法な船長を無罪放免した政府は腰抜け侍や。真に裁かれるべきは支那を恐がって動画を隠蔽した菅と仙石ではないのか!
先週の誤字訂正の答
煙蔽する、は(掩蔽)する、でした。
今週の問題
遂に堤防が決解した。
NHKの“やらせ”番組
何時の間にか随分涼しくなり夜間の冷え込みが本格的となりました。愈々紅葉の季節を迎えて庭の装いも少し宛変貌し池の魚達も来るべき冬に備え食欲が旺盛となって参りました。
何時頃からかクリニックで処方箋を貰って調剤薬局へ行くと領収書以外に保険調剤明細書なるものが貰えるようになりましたね。何時も其の儘屑籠行きだったのですが先日何気なく眺めて意外な事実を発見したのでした:-)。貰ったのは眼科の薬で毎月変わらぬ白内障と目への栄養剤の点眼薬ですが、薬局では僅か数分間で棚からあの小さい小瓶を紙の薬袋にポイと入れパソコンで明細書などを打ちだすだけで、調剤技術料92点と薬剤管理料30点計122点(1220円)も取り、然も薬代が16点(160円)でしたから、私の医療費の85%は調剤薬局の儲けだったのです。点眼薬にも薬局の利益が少なからずあるでしょうから薬9層倍とは昔の神話ではなく現代にも通用する言葉だったようです(;;)。
更に技術料の内容を具(つぶさ)に検討すると外用薬調剤料や基準調剤加算など得体の知れぬものが70点もあり、薬剤管理料の如きは薬剤服用歴管理指導料30点とか…(;;)私は薬局から未だ嘗て何の指導も受けたことがありませんが、こんな忌々しいものを見せられる位なら以前のように何も知らされずにトータルで幾らと言われていたときの方がずっと精神面で良かったと思います。以前から調剤薬局は従業員一人当たり一日8人の患者があればペイすると謂われて来ましたが成る程、宜(むべ)なるかなでありました(;;)。
30年位前までは患者への薬は医師や看護婦が各種の粉薬を分銅の付いた計量器で少量宛何回も量り、更に複数の薬を一定の割合で混ぜて四角い紙に一回分宛を入れて四折りして捻り三日分なら9個作っていましたから技術的にも手先の器用な者でないと大変であり、手間と所要時間も馬鹿にならなかったのです。その当時の苦労の名残がカプセル化した現在でも技術料と名前を変えて生き残って来たに違いありません:-)。
厚労省も医師会や薬剤師会との癒着で国保や健保の赤字をどんどん増やし国民の負担増と不足分は税金で補っていますが、昔日の調剤技術を踏襲した調剤薬局の“何とか料”をせめて半額にすれば、昨今雨後の筍(たけのこ)のように調剤薬局が駅前の一等地に乱立することもなく、国保や健保の赤字も半減することでしょう。税務署の税金なら値切りようもあるけど、医者と調剤薬局は正価(何処が正価や!)の聖域ですから如何ともし難いですね(;;)。
先月夕刊の片隅に小さくベタ記事で“不適切表現でフジ謝罪”と題して事前に見付けた取材対象者を、街頭で偶然見付けたかのように放送したとしてフジTVが謝罪したそうです。
所謂“デキレース”と謂われるものでしょうが、私はインタビューと謂うものは余程の緊急性緊迫性のある事件現場での取材でなければ殆どがこの類(たぐい)であって、事前に発言内容がチェックされ誘導されたものであると思って居ます。
民放に限らずNHKでも同様のことが行われており、阪神大震災の後でしたから10年以上前のことで今では時効ですから許されると思いますが、大晦日の夜9時からNHKのニュースを見ていると三宮生田神社の境内でごった返す年納めの参拝客の中からNHKのTVカメラはさり気なく1組の参拝客を選んでアナウンサーが歳末祈願の目的などをインタビューされたのでした。何気なく見ると写されているのはうちの顧問先である海運会社H社の今年春亡くなられましたが当時の女性社長と長男の専務そして女婿の常務の三人組ではありませんか!社長は参拝の目的を訊ねられて“神戸港の発展と復興を祈りに参りました”と硬い表情で話されましたが、幾らか作為が感じられたので正月明けにメールで常務に”大晦日の映像は偶然だったのか或いはシナリオがあったのか?“と問うと、後者であったことを聞かされました。常務はそれ以上何も言われませんでしたが、私は恐らくNHKに頼まれて生田神社が仕掛け人ではなかったかと思って居り、この地域はNHK神戸放送局の縄張りですから生田神社の登場でしたが、他の地方でも同じようなシナリオでその地方の名士を登場させていることと推察致しましたが、ぶっつけ本番で変な人に当たって変なこと言われたら番組全てがぶち壊しとなるでしょうから、これって或る意味健全な“やらせ”だと思いました。話す人と話す内容については事前のチェックは公共放送として当然だと思います。フジTVさんも何処もやっていることだと頑張り、何も謝らなくても良かったんではありませんか?
尖閣諸島衝突事件のビデオがユーチューブへ流出したことは心ある日本人の全てが快哉を叫びました(^^)。投稿した勇気ある青年は腰抜け政府からの要請で心ならずも破落戸(ごろつき)船長を支那に帰国させられ悔し涙に眩れた海保或いは沖縄地検勤務の人物だと思います。我々日本国民は事件直後に衝突事件のビデオを見る権利があり、同時にビデオを世界中に発信して各国の判断を仰ぐべきを、画像の隠蔽は愚かな日本政府首脳が中国の報復への恐懼が生んだ結果であり、この一青年の義憤を招いたものでありましょう:-)。何れ判明することでしょうが、真実を知りたい国民の期待の応えたこの愛国青年を政府はどうか罪に問わないで下さい。わたし的には国民栄誉賞を贈呈したい気持ちです(^^)。
因みに尖閣諸島については、ご存じのように現在正式には沖縄県石垣市に属しており、魚釣島の所有者は元々順天堂大学病院の婦長さんをされていた古賀治子さんと謂う日本人であって、今は古賀さんから譲り受けられた日本人の方の所有となって居り、石原都知事の要請にも関わらずこの方政治家不信(当然か!)で売って頂けないため、現在日本政府はこの方に年間4000万円もの地代を支払って借り受けています。
ヤクザと変わらぬ支那人共よ、尖閣諸島は此の通り我が国の領土だ!何か文句あっか(>_<)
先週の誤字訂正の答
醍醐味(題醐味)でした。
今週の問題
天体を月が煙蔽する。
介助犬は全国に何頭居るか?
先週半ばから急に寒くなりましたね。此が普通の気温なのでしょうが、暑かったときの落差と巷の不景気の相乗効果で寒さが身に沁みます(;;)。今月初めからずっと風邪が治らず熱か高く今日の漢字検定は無念にも棄権しました(;;)。
来月迎える後期高齢者の仲間入り(;;)75歳の誕生日を控えて人生で最後の運転免許更新に先日行って参りました。受付で更新申請書を出してお金を払ったのですがどうもレシートを貰った記憶が無く、職務上の免許なので必要経費になることだし帰りに受付で確かめたら、“言って頂ければ要る方だけにお出しするようにして居ます”と横柄な返事でどうしても領収書を出す気がないらしく、レシートではなく手書きの“売渡証”なるものを書いて呉れました。見れば売渡人は兵庫県警察協会と謂う処で“収入証紙を売渡しました”と書かれて居ましたから、どうやら警察OBの天下り先らしく最近誰も加入しなくなった交通安全協会の親戚のようでした…:-)、お金を貰えば“受け取りました”とレシートを渡すのが社会の常識と思っていましたが天下のサッチョーでは非常識が常識のようです。果たして免許更新者の数と証紙代の入金突合を後でどのようにチェックされるのか、我々が直に証紙を貼ったわけではないので内部監査をしっかりして頂かないと困ります(;;)。これでは窓口で拳骨(ネコババ)咬まされても仕方がありませんが、申請書の交付数と交付料が例え不合でも窓口が複数では何処で間違いが起きたのか確かめようもありません、“李下に冠を正さず”と謂いますが犯罪の撲滅を目指す警察がこれでは困ったものですね(;;)又、証紙の売上代行は明らかに法人税法上の収益事業に該当すると思われますが申告などしているのかな?
盲導犬とか介助犬など最近よく聞かれる言葉ですが、先日垂水駅前広場でNPO法人兵庫介助犬協会による介助犬をPRする紹介イベントがあり、私を含めた通り掛かりの多くの方が見詰める中を介助犬がどのように身体障害者の役に立っているか実際に犬の動作を目の辺りにし、甚く感銘を受けたのでした。
会場の入口で冒頭日本中に介助犬は何頭居るかとの質問が貼ってあり、50頭、500頭、5000頭の中から私は自信を持って5000頭を選んだらナント!正解は50頭でした(;;)。県単位の協会まであり乍ら全国50頭ではまるで計算が合いませんが、或いは6大都市にしか居ないのでしょう。介助犬の仕事は飼い主である障害者が車椅子からベッドへ、或いはその逆のときに車椅子やベッドがキャッチできずに転倒(よく起こるそうです)した際に介助犬の活躍が始まるそうです。愚かな私は人の半分もない犬が如何して人を助け起こし車椅子に乗せることなどできるのか興味津々でありましたが、実際に介助犬のした作業は、飼い主からの“携帯”との呼び掛けの声を聞いて“携帯”を置いてある場所から携帯の紐を咥えて飼い主に届けることでした(^^)。そして飼い主はその携帯を使ってヘルパーさんなり近所の方に連絡することで救助を求めることができるのでありました(^^)。私が甚く感心したのは介助犬が携帯を咥えてくることではなく、我々に介助犬のことを縷々と説明して居る訓練員の目を介助犬が座った儘命令を瞬時に判断すべく片時も目を離さず終始見詰めていることだったのです。俯いていても命令は聞こえるが、目を離さないことは飼い主の不測の事故が起こらないか絶えず注意を怠らぬ訓練がされているものと見ました。何事にも注意力散漫なそこらの子供達にこの介助犬の爪の垢を呑ませてやりたい気分でしたよ:-)。
介助犬にするトレーニングには最低のマナーとしてトイレを自宅の決まった場所ですると謂う処からスタートするそうです。それにはワンちゃんがトイレへ行きたがっている気配(サインに気付くのが大切)を察知してトイレに連れて行き、済ませたらちゃんと誉めてやることを幾度も繰り返す根気が必要とか…。
うちの家の近くを散歩させられているバカ犬共はその飼い主同様モラルに欠け、玄関先のプランターをトイレと信じ込んて居る奴ばかりですが、家でウンチとオシッコをしてからでないと散歩に行かない壇ふみさんの愛犬バジルはきっと介助犬のように厳しい躾で育てられたのでしょうね。
http://www.geocities.jp/mhdgm704/
30歳までの男女単身世帯での可処分所得が逆転し女性上位となったそうです。先日総務省の発表は衝撃的なもので、09年度に単身世帯を対象に調査した処、30歳未満の女性の可処分所得が男性のそれを上回ったそうです。
可処分所得とは聞き慣れない言葉ですが分かりやすく言えば給与の手取額と謂うことであり、物やサービスに充てられるため消費者の購買力を測る指標とされます。男女に賃金格差のない公務員に占める女性の割合が近年少し宛増加していることと、医療や介護に女性の進出が目覚ましいせいかと思いますが、男性の劣勢に至った最大の原因は単身世帯の多くの男が確たる人生の目標すら抱かず、時に流されてフリーターやアルバイトで糊口を凌いでいる者が多く、収入が少ないため女性に相手にされず結婚したくてもできない男達が増加し、片や女性は定職を持ち結婚或いは職場での昇進などを目標に懸命に努力を重ねているためかと思われます。“男鰥(やもめ)にウジが湧く”と昔から謂いますが、結婚もしないのに単身世帯なのは、単身赴任は仕方がないとしても核家族化の昨今ですから両親との同居が煩わしいため孤独を選び不自由を承知で独り住まいを選択している若者が少なくないと考えますが、三世代が同居し和気藹々と暮らしていた嘗ての時代が懐かしく、時代の推移と言ってしまえばそれまでですが、何か此からの未来が暗示されているようで恐ろしいですね。10年先はどうなって居るのでしょうか?
先々週の誤字訂正の答
“浩(昂)然の気を養う”でした
今週の問題
読書の秋の題醐味を味わっている
20歳の女子学生が警察署長!
阪神タイガースよもや甲子園でのCSでしたが、矢張り大方の予想通りダメ虎は連敗してファンの期待を大きく裏切りました。勝負処で3球もフォークを続ければ狙われるのが当たり前だと思うのですが、直球が自慢の藤川球児も公式戦終了で気が抜けたのか実に不甲斐なかったですね:-)。
メル友のK君は13日チケット発売開始10時の10分前からチケットピアのネットにアクセスし11時に漸く繋がったが、土日は売り切れで月曜日それもアルプス席しか手に入らず、悪夢のような連敗で観戦はオジャンになったそうです。巷で聞けば誰も第三戦しか買えず已むなく会社の有休まで取って待たれていたとか…(;;)、それなら一体から土日の切符はどんなルートで手に入れることができたのでしょうか?
顧客用に甲子園球場の年間指定席(2席で76万円!)を確保して居られるお得意先のS社へ先週行った際聞くと、公式戦でないCSには入場できず単に切符を手に入れる権利だけあるとか…(;;)然も料金が一人8000円とは篦棒です:-)。阪神が連敗して月曜日の券が払い戻しとなりましたが、若し1勝して居れば月曜日は4万5千人以上の観客となった筈であり一人平均4000円としても1億8千万円もの売上が予想され、TV放映料や売店売り上げに阪神電車の電車賃まで計算に入れるととんでもない数字になります。死ん子の歳を数えても詮ないことですが、球児三球目のフォークが全てでしたね(T_T)。
青春スターの草分けと謂われ“青い山脈”で知られる俳優池部良が92歳で亡くなりました。私が中学三年生の時封切られたこの映画で中学校の先生を演じ中学生だった我々に青春時代の鼓動を与えて呉れました。あの時眼鏡を掛けて三枚目の中学生を演じた若山セツ子はとても可愛かったですね、当時私のアイドルでした(^^)。
池部良はその後20年近くを経て7年間に9本作られた“日本任侠伝”で高倉健と共演し“青い山脈”から一転した役柄の鯔背(いなせ)でニヒルな博徒を演じ、命を捨てての渡世の義理人情をアピールし世間に席捲しましたからご存じの方も多いと思います。あの雪駄に着物姿で懐に匕首(あいくち)を呑んで雪の中を蛇の目傘で死地に向かう姿は見事に絵になって居ましたね。先日、日経新聞で山本富士子(元大映女優)が”喪友記”を書かれ、池部良と“暗夜行路”で共演された想い出を記されましたが、生涯二枚目役に徹し、シャイでウイットに富んで知的で素敵な方だったそうです。筆力も抜群で毎日新聞に連載されたエッセーは好評で本にまでなりました。
メキシコと謂えば犯罪と汚職の国と謂うイメージが誰しも湧きますよね。麻薬取引の抗争で年間一般人や警察官に数千人の死者が出ているそうですが、一昨日の新聞に拠ればそのメキシコで人口8500人のプラセディス市は何でも国境近くテキサス州の隣にあって麻薬取引の最も危険な地帯だそうで6月には市長が殺され先週1週間だけでも8人が死亡したとか…(;;)、余りの殺戮に恐れをなして警察官の退職者が多数相次ぎ空席の署長を公募したところ大学で“犯罪学”を専攻中の20歳の女子学生一人しか応募がなかったため已むなく彼女が警察署長に任命されたそうです(^^)。彼女が就任するまで署員は3名しか居なかったそうな…:-)、全くの無政府状態であったことがよく分かりますね。母は強しと謂いますが一児の母でもある新署長は“息子のためにも市民が懼れず外出できる以前の街の姿を取り戻したい”と抱負を明かしましたが果たして彼女に無事署長が務まるでしょうか?それにしても警察署長の公募に彼女一人しか応募しなかったなんてメキシコの警察も随分と人気がありませんね(;;)。
それもその筈、いま好評発売中の筒井康隆著“現代用語裏辞典”によれば、メキシコの定義に『警察官に助けを求めたら、金品を強奪される処』とありましたよ(^^)。
国内ゴルフツアーも愈々終盤戦となりましたが、現在の処賞金王は男子女子とも韓国勢であり、日本勢は見る影もなく不甲斐ない限りです。スポンサーである主催者の社長が優勝賞金やトロフィーを渡す顔にも笑顔が強ばっているのを見るのは辛い限りです(;;)。
女子は早くも韓国のブスでデブッチョがほぼ賞金女王を確定させて居ますが、何時もトップテンの半数は韓国であり、既に彼女達は本年度ツアーの50%を勝利し、5億円以上も稼いで居ます。何でも昨年の女子プロアメリカのツアーで余りに韓国勢が勝つので今年はスポンサーが厭気して離れたため試合が少なくなり、彼女達が大挙して日本ツアー荒らしに参戦してきた結果だとか、来年はもっと多くの韓国勢が日本ツアーに出場するそうな…(;;)。
此の儘ではスポンサーやファンのツアー離れが目に見えて居ますから、日本女子プロ協会も折角帰ってきたファンを繋ぎ止めるべく、プロテストの資格試験で合格点を得るには予選スコアだけでなく一定の在日期間や漢字検定5級程度の日本語読み書きと会話を加えるべきでしょう。優勝インタビューに朝鮮語はまるで興醒めではありませんか(;;)藍ちゃんを見ろ!
何事も日本が韓国に弱いのは、技術的な問題ではなく高度成長下に育った親の軟弱な背中しか見て居なかった日本の若者達の“ハングリー精神の欠如”この一点に尽きるのではないだろか!:-)。
と、此処まで予定原稿を書いて居たら私の“檄”が届いたのでしょうか、女子プロゴルフ橫峯さくら選手が自身初めてのホールインワン付きの10アンダーでよもやの優勝!5ケ月振り今期2勝目を挙げ連続賞金女王に微かな望みを繋ぎました(^^)。
さくら選手おめでとう!
今週のスポンサーであるパチンコチェーン店延田グループ会長社長共に久し振り日本人の優勝に賞金贈呈とトロフィー贈呈にしてやったり満面の笑顔かと思ったら、皮肉にも彼等は朝鮮人とか(;;)心なし笑顔に翳りがありましたよ。きっと前日1位の全美貞の優勝を期待していたものでしょう。世の中と謂うものは兎角皮肉なものですね(^^)。
今週の誤字訂正問題さくら選手の優勝で来週廻しと致します。
☆☆☆☆☆ ホテル.リッツ パリ
お彼岸から一月が経ちましたが、秋は深まる処か昼間の暑さは未だ9月の半ばを思わせエアコンを付けたり消したりの毎日です。早く本物の秋が待たれますが、こんな年に限って秋が短くて冬の到来が早いとしたものでしょうね(;;)。漢字検定も後2週間後に迫りましたが、夏の疲れやら何やらで体調が一向に恢復せず仕事をするのが精一杯の状態であり、とても最難関一級への挑戦には気力が及びません。今回は試験場での雰囲気慣れと問題用紙のテークアウトに留め、来年6月と10月の再挑戦に賭けることにしました(;;)。
今日の日曜日も昼下がりに例によって牛丼の松屋でカレーを食べていると、若い男二人と若い女が隣の席に座りました。その内の一人は肥満した若者で10月半ばなのにアンダーシャツ一枚とはその不作法と無神経さに呆れましたが、手に持つ本を見ると“マクロ経済学”とあり今時多い非常識な学生かなと思い、あとの二人は細くてネクラな男とブスの女でした。会話を聞くと此がナント中国語であり(;;)彼等が全員チャンコであることが分かって一寸愕くと同時に不作法の原因が彼等の普段の生活習慣にあることが確かめられました。三人は食券を店員に渡した後、つと女性が反対側の客席の正面にあるトイレに行き暫くして帰ってきましたが、見るとトイレの扉が開けっ放しであり、その無神経さに腹が立った私は彼女に向かって“トイレのドアを閉めんか!”と大声で一喝しましたが、彼等は誰に何を謂われたか分からぬらしく隣の席など振り向いたりしているので、どうやら日本語の本は読めても会話は不得手なのに気付き、仕方なく彼女を指差し、更にトイレを指差し同じ言葉を繰り返したら漸く分かったらしく彼女はデブッチョ男に何か言われて渋々トイレの扉を閉めに行きました。彼等の母国では生活習慣として我が国の拘置所と同じくトイレはオープンが常識なのかも知れませんが、郷に入りては郷に従えであり、日本では決まりを守って貰わないと困ります:-)。更に呆れたことには彼女は扉を閉めに行き帰ってきて着席する際も隣席の私を一顧だに呉れず知らぬ顔の半兵衛さんを決め込み、小生の低くない血圧を更に上げることに成功しました(;;)。
何も“ニーハオ”やシェーシェー“など言って欲しくありませんが、渡日して経済学の本を携えているからには幾らか教養を身に付けた連中かと思って居たのですが、日本人なら“済みません”の一言か、或いは目礼位するのが常識でも彼等チャンコは日本人の常識が全く通用しない人種のようでした(;;)。帰宅後新聞の書籍広告欄を読んでいると折しも話題の本として新構社発行“此だけ違う!日本人と驚きの中国人”と題し“中国人は自分が悪くても謝らない”とサブタイタルが付されて居ました。悪くても謝らないのは温首相と尖閣諸島事件の船長ばかりかと思ったら国民全員だったのですね。枝野民主党副幹事長ではありませんが、チャンコは将に悪しき隣人でした(;;)。
パリで一番有名なホテルと謂えば文句なしに五つ星のホテル.リッツだそうです。1898年に創業されたこのホテルはシーツを毎日取り替えるなど清潔さを売り物にしてホテル革命を実現したとか…(^^)。フランス文学者の愛知淑徳大学教授である山田登世子さんが日経新聞のコラム“プロムナード”にてこのホテルを紹介されました。彼女は訪仏時何時も20室か30室のプチホテルが好みだったそうですが、今回“シャネルの半世紀”を翻訳する際、シャネルが自宅代わりにしていたホテル.リッツについて“リッツのシーツは何時もクロロフォルムの香りがする”などと褒めちぎっているのを知り、一度泊まって確かめようと宿泊に訪れてショックを受けられたそうです。ショックの原因は部屋中がリッツグッズで埋め尽くされ、リッツのアメニティーが定価付きでずらりと並んで居るのを見て此が世界に冠する一流ホテルのすることかと唖然とされ、中でもリッツ饅頭には呆れられたそうです(-_-)。まるで有馬温泉ですね。極め付きは浴室であり、クリーンを目指したリッツが浴室に力を注いだことは知られて居たので“どれどれ”と浴室を見回して湯を入れかけたとき蜘蛛が蠢いているのに気付いて愕き、フロントに電話して直ぐ始末するよう怒った処、随分と待たせた挙げ句メイドが一人現れ、こわごわと蜘蛛を掴んで“済みません”の一言だけ、支配人がお詫びにも来なかったそうです(;;)。
彼女は腹立たしくて料金を払わずに出るのが当然だと思われたそうですが、生憎前払いであった不運からフロントとの掛け合いも煩わしくて其の儘何時もの定宿であるプチホテルに戻られたとか…、『ホテル.リッツ』と題して書かれたこのエッセイは一見(いちげん)の宿泊客の期待に全く応えなかったリッツ.ホテルに対する彼女の痛烈な復讐であり、日経は多くの財界人や知識人が購読されていますからこのエッセイの齎したマイナス効果は大きく今後パリで三つしかない五つ星の一つであるリッツ.ホテルはクチコミで多くの日本人観光客を失うことになるでしょう(^^)。“人気の上に胡座を掻く”とはこんなことを謂うのでしょうか、“泊めてやって居る”との驕りがミエミエですね(;;)。
それでは我が国の帝国ホテルやオークラはどうなんでしょうか?フランス最大の日刊紙“ウエスト、フランス”に同じような記事が出されたりして…(;;)
先週11日注目の人工知能VS将棋女流王将との対局は予想通り“あから”の快勝に終り、無念清水女流王将は日本将棋連盟の期待に応える事が出来ませんでした(;;)。敗因は人工頭脳の唯一の弱点と謂われる中盤戦の大局観の判断で女流王将が時間を使い過ぎたのが原因とか…(;;)私は持ち時間が各3時間であったことが勝負の明暗を分けたと思います。169台の大規模並列コンピュータは瞬時に指し手を決めますが、人間はそうは行かずせめて5時間あれば女流王将の右脳が“あから”を凌ぐ着手を見付け出せたかも知れませんね(;;)。
先週の誤字訂正の答
積学は碩学でした。
今週の問題
昂然の気を養う
“IFRS”はみずほ銀行を潰すか!
庭では夏の名残である露草が満開です。見れば“セセリ蝶”が沢山乱舞しており、ハテ?露草には蜜がない筈だがとよく見ると、処々にカタバミの中で一番大きいオキザリス/ボウイが花を咲かせ“セセリ蝶”の目的はカタバミと知れました。カタバミはどんな悪環境でも堪え抜く強者でアスファルトの隙間などでも良く咲く不死身のような球根植物ですが、何時も早寝早起きの露草とは対照的に曇ったり雨で太陽が当たらない日は頑なに花弁を綴じて“セセリ蝶”を困らせて居ます(;;)。
秋ともなればそろそろ庭の叢を何とかせねばなりませんが、最近不定愁訴に悩まされて体の調子が悪くてその気にもなれず憂鬱を抱えて居ます(;;)。恐らく漢検の試験勉強が行きつ戻りつで全く捗らないことが原因ではないかと思い、試験を一回パスして心の重荷を取り去れば少しは体調がマシになるのではないかと考えたりして居ます(;;)。
先日民主党枝野副幹事長はさいたま市で講演し、尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁の巡視艇との衝突事件に触れ“中国との戦略的互恵関係は外交的な美辞麗句であって、中国は悪しき隣人だ、我が国と政治体制が全く違う”と中国当局の対応を強く批判し、更に“日本と米国のような同盟関係を中国との間で期待することは間違っている”と指摘しました。前者については首肯出来ますが、日米の同盟関係については?であり私は承服できません。
中国が真面目に商売をしているお店(日本)からODAや色んな嫌がらせをしてミカジメ料を取る暴力団とすれば、アメリカは世間の手前良き友人の面(つら)をしていてもその実、裏では甜言蜜語を以て諸外国を惑わし、常に我が国から家賃も払わず“思い遣り予算”などを盗って行き、我が国が円高で苦しんでいても助ける処か、蔭でドル安を慫慂するなど陰湿なところは、はっきりと敵意を表す中国より遙かに狡猾で狡いと思います。
我々は子供時代優等生振って先生の覚えが良くその実、蔭では苛めっ子の親分だった要領の良い奴を多く知って居ますが、先生も手に負えぬ暴力少年の方が例えしょっちゅう殴られて居ても、良い子振った苛めっ子の方に憎悪の念を燃やしたものですが、きっと中国は前者でアメリカは後者ですよね。
表面は良い子振って蔭で日本を虐めるそんなアメリカにおべっかを使いヘイコラする我が国政府首脳には全く愛想が尽きますが、第二次世界大戦の勃発がアメリカの究極の日本苛めが端緒であったことが想い出され情けないですね。今は只の従属国となって昔の気骨も気概もない日本をアメリカも中国も散々甚(いた)振ってそんなに面白いのか!
10数年以前からEUを中心に叫ばれていた国際財務報告基準(国際会計基準)のことを“IFRS(アイファース)”と謂うそうです。一般的は時価会計と謂われていますからお聞きになった方も少なくないと思います。バブル時の後遺症を引き摺った日本では土地や有価証券の取得価額が高くこの時価会計そのものである“IFRS”は至極都合が悪いために徹底して反対してきましたが、日本の企業も海外取引はなくても外国人の株主がどんどん増えてきたしアメリカや中国まで“IFRS”を採用する傾向から遂に多勢に無勢となり、日本は“IFRS”を11年度は任意適用、12年度から強制適用される見通しとなりました(;;)。然らばこの“IFRS”なるものは過去の会計基準とどう違うのか検証すると、此までの会計基準が損益計算書主体であり、その事業年度の利益が中心で、貸借対照表は従属的なものでありましたが“IFRS”はその年度に幾ら儲けたのかは全く問わず、決算期末の財産の時価が総てであって幾ら商売で儲けて居ても決算時の時価総額が前期より下がっていればマイナス評価となります(;;)。
此までも時価評価への移行は幾度も議論されてきたのですが、歴代大蔵省事務次官をトップに据えた銀行達が大きな含み損失の開示ができないために徹底して刃向かい、現財務省も先輩の顔を立てねばならず、種々画策した挙げ句持ち合いの株式については市場に流通させないため原価法で良いと謂う身勝手な理窟を付けて含み損を脚注表示して凌ぐと謂うハメ手を見つけ出し自己資本割合の低下を防ぎましたが、愈々12年にはその手法も通用しなくなるとなれば増資しか方法がなく、みずほ銀行を始め各メガバンクは当てのない増資への対応に追われることになりそうです(;;)。株式市場では300円以下の株は潰れかかった会社だとの認識が常識でありますが、現在みずほ銀行の株価が120円台三井住友も2400円(500円株)台とボロ会社の価格となって居り全ての原因は“IFRS”への移行にあると思われます。3年前に公的資金を完済したみずほ銀行は興銀、第一勧銀、富士の元3頭取に、三井住友銀行は西川頭取に、それぞれ凍結されていた退職金を数十億円支払いましたが、或いはその当時から含み損失を隠して見せかけの利益を装った上での退職金支給ではなかったでしょうか。此の儘ではみずほ銀行は破綻の危機に曝されますが、中身は同じなのに財務諸表の表現の仕方で会社が潰れそうになるなんて何かおかしいですね?
みずほ銀行のバランスシートを見ていると負債の部に“睡眠預金払戻引当金”“債権払戻引当金”など見掛けぬ科目が計上されて居ます。前者は恐らく10年を経て動きのなかった(通帳が無くなった?)預金残高を時効利益とした内、通帳の発見に備え数年分の金額を引き当てたものと思われますが引当金の金額がナント!150億円なのにおっ魂消げました。塵も積もれば山となると謂いますが恐らく無くした一人当たり数百円の通帳残高でも累積されるとこんなに凄い金額になるんですね。更に後者は100億円もあり、きっと昔興銀が発行していたワリコーに違いなく昔は相続税対策で債券現物を内緒で保有していた方が多く、老齢と共にへそくりが忘れられ、何も知らない遺族によって隠し場所と一緒にゴミに出されて焼却された額は過去に遡れば数兆円にも上ると思われます(;;)。興銀の此までの利益はワリコーの時効所得だったのか!
先週の誤字訂正問題の解答
“険粗”は“険阻”でした。
今週の問題
彼は古代哲学の積学と称された。
女流王将はソフトに勝てるか!
昼間は結構暑くても朝夕は何処彼処でエアコン室外機の雑音が少なくなり、その代わり虫の声が一段と喧しく漸く本物の秋が近づいてきたと実感するこの頃です(^^)。夏が極端に暑かっただけ余計夜の涼しさが身に染みて感じられますね。小生真夏の酷暑の中を頑張った反動で此処に来て疲れが出てきて体調悪く毎日しょぼくれて居ます(;;)。
歳と謂えば先日84歳でアマ本因坊戦全国4位に入賞されたとお知らせした平田博則さんが今度は世界選手権日本代表決定戦で大学を卒業したばかりの若者玉城さんを破って日本代表となり来年5月行われる世界大会に只一人出場されることになりました(^^)。十数年前に世界選手権を勝ち取られた実績の持主ではありますが、大正生まれで私より10歳も年長であり、優勝まで二日間連続して心血を注ぐトーナメント戦6局の対局は長丁場であって疲労困憊されたことと思います、私の体力では到底考えられぬことであって将に驚異的と言わねばなりませんが、これぞ右脳の働きの真髄と見ました。願わくば来年5月まで風邪など引かれて体力を消耗されぬよう呉々も健康に留意されたいと願って居ります(^^)。
囲碁と言えば将棋となりますが、先週の日経ビジネス誌で報じられましたからご存じの方も多いと思います。人間の叡智にコンピュータが何処まで迫れるのかを探るため日本情報処理学会から挑戦状を手渡された日本将棋連盟米長邦雄会長が『いい度胸をしている、その不遜な態度が気に入った』と快く受諾し、人工知脳の粋を集めた4台のスーパーコンピュータ“あから2010”を相手に連盟の清水市代プロ女流王将を立ち向かわせることになりました。愈々今月11日午後東京大学本郷キャンパス工学部2号館にて対局が行われます(^^)。
“あから”とは10の224乗と謂う途方もない数を表す仏教用語“阿伽羅”から由来したもので将棋の局面がこの数字に近い処から付けられたとか…。東京大学に設置された合計169台の大規模並列コンピュータの上で“激指”“GPS将棋”“Bonanza”“YSS”と現在世界最強の4ソフトを稼働させ乍らの合議制で4ソフトの最善手を選択して着手を決めると謂う物凄い代物で、対戦相手に選ばれた清水女流王将の戸惑いは隠せません(;;)。彼女は過去女流戦43回とダントツの優勝回数を誇っていますが現在42歳姥桜となり、本年は優勝がありませんから、過去の実力は間違いなく下降期を迎えているに違いなく、又将棋は男子との実力差の最も大きい知的ゲームであって女流棋士が男性棋士に勝つだけで話題になるほどです。
将棋ソフトとの平手での公式対局は3年前渡邉明永世竜王が“Bonanza”と対局し、冷や汗の連続で辛勝しましたが、今回はソフト側が数段に強くなり棋士側は渡辺永世竜王より格段に力の劣る女流王将ですから先ず女流王将は100%勝てないと思います。連盟の米長会長の意向は今回清水女流王将を捨て駒にして“あから2010”の力を探り、次の対戦棋士を模索する積りでしょうが、会長の思いは尽きる処何とか羽生名人まで担ぎ出さずに終熄したい処でしょう。然し時代の流れと共にソフトは此からも強くなるでしょうし、名人は先月40歳を迎え更なる進歩は期待できません。何れ将棋もチェスのように王者の座をソフトに奪われる日が近いように思われてなりませんが、囲碁の場合石を取られても将来の利益に資する形勢判断と謂う、計算では出来ない右脳の感性(大局観)が将棋の場合でも使えるのではないかと思えますから、或いはソフトが圧倒的に強い終盤に突入する少し前の広い局面の段階での形勢判断で棋士側に僅かに勝機があるのではないでしょうか。
乳酸菌飲料ヤクルト400を飲んだら癌が消えてしまったとか…(^^)先日お得意先のF社長から聞いた話です。癌が治る位なら癌になる前から飲んで居ればガンの予防になるのではと早速先週より宅配して貰って飲み始めました。何でも生きて腸内まで到達し、腸内環境を改善するため悪玉菌をやっつけ善玉菌を助ける乳酸菌シロタ株を、1本(80ml)あたり400億個(1個の大きさが知りたい)含んだ乳製品乳酸菌飲料だそうです(^^)。一回一個70円と普通のヤクルトの倍です。ヤクルトの宣伝をする訳ではありませんが皆様も一度如何ですか?
ヤクルトと謂えば先々月日経新聞“私の履歴書”は元ヤクルト監督の広岡達郎氏でありましたが、氏が監督在任中一番愕かれたことは、ヤクルトの後援会の方々から巨人に勝つな!巨人を優勝させろ!なんて檄が飛んできたことだそうです。恐らくヤクルト後援会はヤクルト販売店の店主達を集めて強制的に構成されたものだったからでしょう。関東では巨人がヤクルトに負けるとヤクルトの売上が激減したからではないかと想像しました。味方の筈の後援会が実は巨人の味方だったなんて誰が想像するでしょうか(>_<)。それではヤクルトの後援会でなくて巨人の後援会ですよね。
最近は大分状勢が変わって来ましたが、30年位前は関東での巨人の存在は選手の給与は他球団の倍以上だし世間では人気の三羽鴉に“巨人、大鵬、卵焼き”と言われた位でしたから、関西での阪神タイガースを凌駕するダントツの人気でありPLの桑田投手が早稲田への推薦入学で他球団の目を眩ましておいての巨人入りなど、又、権威を笠に着た権謀術数は、空白の一日をめぐっての江川事件などがそうでしたよね。
早稲田と謂えば秋の六大学野球で昨日ハンカチ王子こと斉藤祐樹投手が今春入学した東大の一年生鈴木翔太投手(名古屋時習館出身)に投げ負けて7回降板し、東大の35連敗がストップしました(^^)。完投した鈴木翔太投手は一躍東大の寵児となりましたね。
齊藤投手もドラフトを控えて、自身の30勝を飾る予定だったことと思いますが人生は兎角上手く行かぬもの、勉強とスポーツの両方で負けては彼も屈辱感に堪えられなかったことでしょう(;;)。
先週の誤字訂正問題の答
遂に堤防が決壊(解)した
今週の問題
登山口から険粗な山道となる
最低賃金制の矛盾
お彼岸が終わった夜から急に秋の到来となり何ヶ月ぶりかでエアコンも扇風機も要らない夜でしたね。もうあの暑さが帰ってこないことを祈って止みません。
猛暑のお陰で今年は庭の彼岸花の開花が遅れ今朝やっと開花しました(^^)。お彼岸の夜の気温を察して急遽球根から発芽したみたいですが、慌てたせいか何時もより茎が細く花も小さいように感じられます(;;)。
“月に叢雲、花に風”と謂いますが、今日は嘗ての学友であったKさんから送られてきたお彼岸の月をご覧に入れましょう。此処数年お彼岸は常に曇りでよい写真が撮れなかったとか…(;;)猛暑のせいで芒(すすき)が咲かないそうで、芒とは違ってコスモスが代役を務めて居ますが日本画の世界から抜け出して斬新であり結構絵になっていますね(^^)。
先日厚労省は全国的に最低賃金を平均で17円引き上げました。時代錯誤も甚だしい訝しい姿勢ですが、全国的にデフレが進行し不景気が続き誰もが雇用不安に戦(おのの)く中を、厚労省は何思って経済的弱者である中小零細企業やパート学生苛めをするのでしょうか。最高が東京都の30円で兵庫県は13円上がって734円となりました(;;)。労使がお互い納得づくで労働力の対価を決めるのが自由経済社会の原則ですが、奴隷制度や女工哀史を引き摺ったかの時代錯誤な最低賃金制は即刻廃止されるべきだと思います。
最低賃金を決めるのなら最高賃金も決めたらどうですか。最低があって最高がないのは依怙贔屓ではありませんか。ハイエナの如く我が国の不動産を転売し暴利を得て本国に持ち帰る禿鷹ファンドなどで数億円も給与を食む連中がワンサといますがそんな連中を野放しにしておいて時給730円で働きたい人や雇用したい零細企業の門戸を法の下に閉ざすなど厚労省は自分達の目線でしか物を見ていないとしか思えません。
県境に住む方や企業も戸惑いますよね(;;)、兵庫県の隣に鳥取県がありますが、この県の最低賃金は何故か全国最低である642円と決められましたから、兵庫県との差は時間当たり92円もあり、何故そうなったのか全く分かりません、お役人が何も考えずに総て机上で元の数字に幾らかプラスを付けて適当な数字を入れたに違いありません。兵庫県と謂っても神戸の都心部と日本海側の美方郡(旧城崎郡)香住町辺りとではまるで経済事情が異なるのを同じ金額では後者が可哀想です。如何しても最低賃金を決めなければならないのならその辺りをもう少しきめ細かく調べて市町村単位に設定すべきだと思いますが、弱者の暮らし向きの分からぬキャリア官僚にそんなこと言っても全く通じないことでしょうね(;;)。最低賃金制など止めろ!
先日発表のあった司法試験で合格者が2000名余で合格率が25%とか…高すぎると思ったらそうではなく政府の方針は年間3000名の合格者を予定しており、実は低すぎるそうです(;;)。司法試験は我が国では公務員第一種試験や公認会計士試験を凌駕する最難関とされており以前は年に500人乃至800人程度の合格であったのが、玄関先のプランターに蹴躓いたと莫大な慰藉料を請求される諸外国に倣って小泉さんの発想で我が国でも弁護士の数を30年前の1万人から現在では新しい試験制度を創設して現在では3万人近くにまで膨らんで居りますが、何故か法務省では02年に決めた当初の方針どおり未だ未だ増産する予定だそうです(;;)。外人と違って日本人は狩猟民族ではなく農耕民族であって穏和な性格であり、訴訟は好まれる傾向にはありません。従って政府が意気込んで弁護士を量産しても、量産は弁護士の質的低下を齎すばかりであり、難しい旧司法試験をクリアした人達と膂力の差や訴訟事件の需要と供給のバランスから“イソ弁”にすらなれないのではないでしょうか。
昔は殆どの弁護士が3年乃至10年の長い“イソ弁”生活で充分な実戦経験を経て暖簾分けされた会社からの顧問料などで事務所を運営されており、試験に合格したからと弁護士事務所を開設しても依頼客が訪れる希望はさらさらなく法務省は一体から何を考えているのでしょうね。最近では弁護士も法人化が許されていますから大きな処は外人の弁護士まで入れて国際的な事件に対応し、益々大きくなって行きますが、個人での開業は親が弁護士をされた二代目でもなければ不況も相まって殆ど不可能でありましょう。今更会社勤めをして法務でも担当したくても、我が国の慣習として中会社以上の規模では採ってくれるのは原則として学卒、院卒迄であり、中途入社はヘッドハンティング位であり、これはその方の過去の職務の能力を評価されたものであって資格によるヘッドハンティングなど聞いたこともありません。そのため弁護士資格は得ても就職活動が儘ならず、資格と謂うものはときには就活のマイナス要因となりますから、学卒入社とは無縁の中小零細企業でも怖気を振るって採ってくれる道理もなく、天下の弁護士先生になり乍ら已むなく資格を隠し、コンビニでバイトでもして生計を立てねばならぬ方が多くなるのではないでしょうか(;;)。
尖閣諸島の事件で中国では温家宝首相まで登場しましたね。自らの失地回復を狙ってのジェスチャーでしょうが、日本政府も誰が指図したのか船長の釈放など卑屈な腰抜け振りはまるで負け犬であり無様でしたね(;;)。腹立たしくて身体中にジンマシンが出そうです(>_<)。誰が何をほざこうと毅然とした態度で船長を拘置し、泥棒猫のVTRを世界中に公開して争えなかったのでしょうか!又、釈放を受けて頭に乗ったチャンコロが我が国に謝罪と賠償を要求するとは盗人猛々しく、それはこっちの言うセリフではないか!“仰いで天に愧じず”とは孟子の綸言ですが、孟子も “天を仰いで唾する”(孟子曰く)温首相が金と権力の亡者の化身となった姿を泉下で慟哭して居られることでしょう(;;)。
先週の誤字訂正の解答
彼は賤(嫌)しい身分から出世した。
今週の問題
遂に堤防が決解した
悲報を訃げて“御目出とう御座います”
朝夕涼しく漸く秋めいた気候が到来しましたが、日中は未だ未だ暑く毎年お彼岸には必ず咲く庭の彼岸花が今年は未だ芽を出さぬ処から今年の異常気象振りが良く分かりました。彼岸花の球根も期限は充分に来ているのに地熱が高すぎて下がらないため発芽してよいのやらどうやら悩んでいることでしょう(;;)。
庭のビオトープでは猛暑のお陰で金魚藻が覆い尽くし、メダカたちの生活環境を狭くして居ますが、藻の繁茂のお陰でメダカと川エビの赤ちゃんが沢山生まれて仰天しました。何時もは卵が孵化してもすぐに親に食べられて幾らも育たないのですが、今年の藻の蕃殖振りは水中総面積の半分位と凄まじく、孵化した赤ちゃんも何重もの藻に護られて安穏な成長を遂げて居り、藻をアクリル水槽用の小網で一掬いするとエビとメダカの赤ちゃんが30匹も入っています(^^)。先週も近くの子供達に“育てて見る?”と言ったらメダカと川エビを30匹位喜んで持ち帰りましたよ、何せ黒メダカ(緋メダカと区別して普通のメダカを最近ではこう呼びます(;;))1匹がホームセンターで50円もする時代ですから金魚より値打ちものになりました(^^)。エビや淡水魚の生存率は約2%と謂われます、100個卵を産んでも幼魚のうちに食べられて最後には両親と同数しか生き残れない訳ですから自然界の法則って上手く出来て居ますね。それに反してうちのビオトープは此からどうなるのかしら?
13日遂にペイオフ最初となる銀行の倒産を迎えました。皆様ご存じ振興銀行の破綻ですが、創設者の木村剛は竹中半蔵などと小泉ブレーンであって胡散臭い奴で、10年前は時代の寵児であったのが今や牢獄の人となりました(;;)。この銀行は普通預金がなくて貸金はオール無担保と異色な経営でしたが、木村剛は私的に巨額の不正融資を取り込んで銀行を破綻に追い込んだ酷い奴で、出来るならば“こと”を穏便に済ませたい金融庁ですら百方尽くして遂に匙を投げたほどの悪辣な遣り口であったようです。何時も菊水山早朝登山の写真を送って頂いているEさんが振興銀行の預金者で肝を冷やされたとか…預金額がペイオフ限度の1000万円でよかったですね(^^)
話はペイオフに戻りますが、預金者は1000万円とその利息が預金保険機構により保護される仕組みとか…(;;)それを超える預金は総て残余財産の範囲内に削られますから全部と迄は行かなくても相当額はカットされる運命にあります。
私が疑問に思うことは1000万円には利息を付けると謂う一点です。片や1000万円を超える預金者はその相当部分がカットされると謂うのに1000万円の預金者は利息まで貰えるのは合点が行きません。1000万円の元本だけ保証して利息相当額は支給せずに、カットされの対象となる預金の返済額に充当するのがものの道理ではありませんか。多くの方がペイオフを警戒して1000万円以内の預金に留めて居られるでしょうから、幾ら低金利時代と謂ってもその利息は少なくないと思います。どうして政府は潰れた銀行の預金に利息まで付ける法案を成立させたのか!
私は毎週一回I診療所に点滴に行き仕事に堪えられる体力保持に努めていますが、ベッドでの30分間同じ部屋にリハビリに来られるお年寄り達の会話を退屈せず聞かせて頂いて居ります(^^)。何方も私より遙かに年配の80代の方々ですから戦争前や戦時中の話題が圧倒的に多く、私自身の幼い頃の記憶と重なり合って感無量の想いを馳せることがありますが、先週行ったとき神戸への大空襲が3月17日であったとはっきり記憶されている方が居られました。終戦の日は誰でも覚えていますが、大空襲の記憶を途切れずに持って居られると謂うことは如何にあの空襲で悲惨な体験をされたのかをその惨状を垣間見た思いでありました(;;)。
続いてその隣に座ってリハビリをされて居る同年配の女性が訥々と話される言葉を聞いて思わず涙につまされたのでした(;;)。
それは戦争に駆り出されたお兄さんがたった半年で戦死され、村長さんが係りの方と二人で来宅されてお兄さんの骨壺(石塊の入った)と軍からの死亡告知書を持参され“お目出度う御座います”と言って頭を下げて帰って行かれた、と語られたのでした(>_<)。
天皇陛下のために命を捧げることを誓った軍国主義の風潮の下であり、村長さんも断腸の思いであったと思いますが、そんな言葉しか出せず、間違っても“お気の毒でした”など言えば国賊扱いされて憲兵に拉致される時代でありましたから、靖国の人となられたことを讃えて村長さんもそんな風にしか表現できなかったのでしょう(;;)。告げる村長さんの言葉に対して本来の返礼である“有難う御座います”とも言えず涙を怺え只黙(もだ)して頭を下げて居なければならぬご両親ご家族の方々の心の内は張り裂けんばかりではなかったでしょうか、カーテンの隣のベッドで聴いていて何とも切なく遣る瀬なく止めどもなく涙が頬を伝ったのでありました(;;)。
それなのにA級戦犯にこじつけて靖国神社には今年の夏も閣僚誰一人参拝しませんでしたね。中国に阿る閣僚など日本人の心情を代弁しているとは到底思えません、全員辞めてしまえ!戦争なんてもう厭だ!
先週の誤字訂正の解答
彼は一躍時代の寵(跳)児となった
今週の問題
彼は嫌しい身分から出世した


