お彼岸が終わった夜から急に秋の到来となり何ヶ月ぶりかでエアコンも扇風機も要らない夜でしたね。もうあの暑さが帰ってこないことを祈って止みません。
猛暑のお陰で今年は庭の彼岸花の開花が遅れ今朝やっと開花しました(^^)。お彼岸の夜の気温を察して急遽球根から発芽したみたいですが、慌てたせいか何時もより茎が細く花も小さいように感じられます(;;)。
“月に叢雲、花に風”と謂いますが、今日は嘗ての学友であったKさんから送られてきたお彼岸の月をご覧に入れましょう。此処数年お彼岸は常に曇りでよい写真が撮れなかったとか…(;;)猛暑のせいで芒(すすき)が咲かないそうで、芒とは違ってコスモスが代役を務めて居ますが日本画の世界から抜け出して斬新であり結構絵になっていますね(^^)。
先日厚労省は全国的に最低賃金を平均で17円引き上げました。時代錯誤も甚だしい訝しい姿勢ですが、全国的にデフレが進行し不景気が続き誰もが雇用不安に戦(おのの)く中を、厚労省は何思って経済的弱者である中小零細企業やパート学生苛めをするのでしょうか。最高が東京都の30円で兵庫県は13円上がって734円となりました(;;)。労使がお互い納得づくで労働力の対価を決めるのが自由経済社会の原則ですが、奴隷制度や女工哀史を引き摺ったかの時代錯誤な最低賃金制は即刻廃止されるべきだと思います。
最低賃金を決めるのなら最高賃金も決めたらどうですか。最低があって最高がないのは依怙贔屓ではありませんか。ハイエナの如く我が国の不動産を転売し暴利を得て本国に持ち帰る禿鷹ファンドなどで数億円も給与を食む連中がワンサといますがそんな連中を野放しにしておいて時給730円で働きたい人や雇用したい零細企業の門戸を法の下に閉ざすなど厚労省は自分達の目線でしか物を見ていないとしか思えません。
県境に住む方や企業も戸惑いますよね(;;)、兵庫県の隣に鳥取県がありますが、この県の最低賃金は何故か全国最低である642円と決められましたから、兵庫県との差は時間当たり92円もあり、何故そうなったのか全く分かりません、お役人が何も考えずに総て机上で元の数字に幾らかプラスを付けて適当な数字を入れたに違いありません。兵庫県と謂っても神戸の都心部と日本海側の美方郡(旧城崎郡)香住町辺りとではまるで経済事情が異なるのを同じ金額では後者が可哀想です。如何しても最低賃金を決めなければならないのならその辺りをもう少しきめ細かく調べて市町村単位に設定すべきだと思いますが、弱者の暮らし向きの分からぬキャリア官僚にそんなこと言っても全く通じないことでしょうね(;;)。最低賃金制など止めろ!
先日発表のあった司法試験で合格者が2000名余で合格率が25%とか…高すぎると思ったらそうではなく政府の方針は年間3000名の合格者を予定しており、実は低すぎるそうです(;;)。司法試験は我が国では公務員第一種試験や公認会計士試験を凌駕する最難関とされており以前は年に500人乃至800人程度の合格であったのが、玄関先のプランターに蹴躓いたと莫大な慰藉料を請求される諸外国に倣って小泉さんの発想で我が国でも弁護士の数を30年前の1万人から現在では新しい試験制度を創設して現在では3万人近くにまで膨らんで居りますが、何故か法務省では02年に決めた当初の方針どおり未だ未だ増産する予定だそうです(;;)。外人と違って日本人は狩猟民族ではなく農耕民族であって穏和な性格であり、訴訟は好まれる傾向にはありません。従って政府が意気込んで弁護士を量産しても、量産は弁護士の質的低下を齎すばかりであり、難しい旧司法試験をクリアした人達と膂力の差や訴訟事件の需要と供給のバランスから“イソ弁”にすらなれないのではないでしょうか。
昔は殆どの弁護士が3年乃至10年の長い“イソ弁”生活で充分な実戦経験を経て暖簾分けされた会社からの顧問料などで事務所を運営されており、試験に合格したからと弁護士事務所を開設しても依頼客が訪れる希望はさらさらなく法務省は一体から何を考えているのでしょうね。最近では弁護士も法人化が許されていますから大きな処は外人の弁護士まで入れて国際的な事件に対応し、益々大きくなって行きますが、個人での開業は親が弁護士をされた二代目でもなければ不況も相まって殆ど不可能でありましょう。今更会社勤めをして法務でも担当したくても、我が国の慣習として中会社以上の規模では採ってくれるのは原則として学卒、院卒迄であり、中途入社はヘッドハンティング位であり、これはその方の過去の職務の能力を評価されたものであって資格によるヘッドハンティングなど聞いたこともありません。そのため弁護士資格は得ても就職活動が儘ならず、資格と謂うものはときには就活のマイナス要因となりますから、学卒入社とは無縁の中小零細企業でも怖気を振るって採ってくれる道理もなく、天下の弁護士先生になり乍ら已むなく資格を隠し、コンビニでバイトでもして生計を立てねばならぬ方が多くなるのではないでしょうか(;;)。
尖閣諸島の事件で中国では温家宝首相まで登場しましたね。自らの失地回復を狙ってのジェスチャーでしょうが、日本政府も誰が指図したのか船長の釈放など卑屈な腰抜け振りはまるで負け犬であり無様でしたね(;;)。腹立たしくて身体中にジンマシンが出そうです(>_<)。誰が何をほざこうと毅然とした態度で船長を拘置し、泥棒猫のVTRを世界中に公開して争えなかったのでしょうか!又、釈放を受けて頭に乗ったチャンコロが我が国に謝罪と賠償を要求するとは盗人猛々しく、それはこっちの言うセリフではないか!“仰いで天に愧じず”とは孟子の綸言ですが、孟子も “天を仰いで唾する”(孟子曰く)温首相が金と権力の亡者の化身となった姿を泉下で慟哭して居られることでしょう(;;)。
先週の誤字訂正の解答
彼は賤(嫌)しい身分から出世した。
今週の問題
遂に堤防が決解した