先週半ばから急に寒くなりましたね。此が普通の気温なのでしょうが、暑かったときの落差と巷の不景気の相乗効果で寒さが身に沁みます(;;)。今月初めからずっと風邪が治らず熱か高く今日の漢字検定は無念にも棄権しました(;;)。
来月迎える後期高齢者の仲間入り(;;)75歳の誕生日を控えて人生で最後の運転免許更新に先日行って参りました。受付で更新申請書を出してお金を払ったのですがどうもレシートを貰った記憶が無く、職務上の免許なので必要経費になることだし帰りに受付で確かめたら、“言って頂ければ要る方だけにお出しするようにして居ます”と横柄な返事でどうしても領収書を出す気がないらしく、レシートではなく手書きの“売渡証”なるものを書いて呉れました。見れば売渡人は兵庫県警察協会と謂う処で“収入証紙を売渡しました”と書かれて居ましたから、どうやら警察OBの天下り先らしく最近誰も加入しなくなった交通安全協会の親戚のようでした…:-)、お金を貰えば“受け取りました”とレシートを渡すのが社会の常識と思っていましたが天下のサッチョーでは非常識が常識のようです。果たして免許更新者の数と証紙代の入金突合を後でどのようにチェックされるのか、我々が直に証紙を貼ったわけではないので内部監査をしっかりして頂かないと困ります(;;)。これでは窓口で拳骨(ネコババ)咬まされても仕方がありませんが、申請書の交付数と交付料が例え不合でも窓口が複数では何処で間違いが起きたのか確かめようもありません、“李下に冠を正さず”と謂いますが犯罪の撲滅を目指す警察がこれでは困ったものですね(;;)又、証紙の売上代行は明らかに法人税法上の収益事業に該当すると思われますが申告などしているのかな?
盲導犬とか介助犬など最近よく聞かれる言葉ですが、先日垂水駅前広場でNPO法人兵庫介助犬協会による介助犬をPRする紹介イベントがあり、私を含めた通り掛かりの多くの方が見詰める中を介助犬がどのように身体障害者の役に立っているか実際に犬の動作を目の辺りにし、甚く感銘を受けたのでした。
会場の入口で冒頭日本中に介助犬は何頭居るかとの質問が貼ってあり、50頭、500頭、5000頭の中から私は自信を持って5000頭を選んだらナント!正解は50頭でした(;;)。県単位の協会まであり乍ら全国50頭ではまるで計算が合いませんが、或いは6大都市にしか居ないのでしょう。介助犬の仕事は飼い主である障害者が車椅子からベッドへ、或いはその逆のときに車椅子やベッドがキャッチできずに転倒(よく起こるそうです)した際に介助犬の活躍が始まるそうです。愚かな私は人の半分もない犬が如何して人を助け起こし車椅子に乗せることなどできるのか興味津々でありましたが、実際に介助犬のした作業は、飼い主からの“携帯”との呼び掛けの声を聞いて“携帯”を置いてある場所から携帯の紐を咥えて飼い主に届けることでした(^^)。そして飼い主はその携帯を使ってヘルパーさんなり近所の方に連絡することで救助を求めることができるのでありました(^^)。私が甚く感心したのは介助犬が携帯を咥えてくることではなく、我々に介助犬のことを縷々と説明して居る訓練員の目を介助犬が座った儘命令を瞬時に判断すべく片時も目を離さず終始見詰めていることだったのです。俯いていても命令は聞こえるが、目を離さないことは飼い主の不測の事故が起こらないか絶えず注意を怠らぬ訓練がされているものと見ました。何事にも注意力散漫なそこらの子供達にこの介助犬の爪の垢を呑ませてやりたい気分でしたよ:-)。
介助犬にするトレーニングには最低のマナーとしてトイレを自宅の決まった場所ですると謂う処からスタートするそうです。それにはワンちゃんがトイレへ行きたがっている気配(サインに気付くのが大切)を察知してトイレに連れて行き、済ませたらちゃんと誉めてやることを幾度も繰り返す根気が必要とか…。
うちの家の近くを散歩させられているバカ犬共はその飼い主同様モラルに欠け、玄関先のプランターをトイレと信じ込んて居る奴ばかりですが、家でウンチとオシッコをしてからでないと散歩に行かない壇ふみさんの愛犬バジルはきっと介助犬のように厳しい躾で育てられたのでしょうね。
http://www.geocities.jp/mhdgm704/
30歳までの男女単身世帯での可処分所得が逆転し女性上位となったそうです。先日総務省の発表は衝撃的なもので、09年度に単身世帯を対象に調査した処、30歳未満の女性の可処分所得が男性のそれを上回ったそうです。
可処分所得とは聞き慣れない言葉ですが分かりやすく言えば給与の手取額と謂うことであり、物やサービスに充てられるため消費者の購買力を測る指標とされます。男女に賃金格差のない公務員に占める女性の割合が近年少し宛増加していることと、医療や介護に女性の進出が目覚ましいせいかと思いますが、男性の劣勢に至った最大の原因は単身世帯の多くの男が確たる人生の目標すら抱かず、時に流されてフリーターやアルバイトで糊口を凌いでいる者が多く、収入が少ないため女性に相手にされず結婚したくてもできない男達が増加し、片や女性は定職を持ち結婚或いは職場での昇進などを目標に懸命に努力を重ねているためかと思われます。“男鰥(やもめ)にウジが湧く”と昔から謂いますが、結婚もしないのに単身世帯なのは、単身赴任は仕方がないとしても核家族化の昨今ですから両親との同居が煩わしいため孤独を選び不自由を承知で独り住まいを選択している若者が少なくないと考えますが、三世代が同居し和気藹々と暮らしていた嘗ての時代が懐かしく、時代の推移と言ってしまえばそれまでですが、何か此からの未来が暗示されているようで恐ろしいですね。10年先はどうなって居るのでしょうか?
先々週の誤字訂正の答
“浩(昂)然の気を養う”でした
今週の問題
読書の秋の題醐味を味わっている